JP6601656B2 - 充填式スリーブ継手における鉄筋の電気的接続構造および電気的接続方法 - Google Patents

充填式スリーブ継手における鉄筋の電気的接続構造および電気的接続方法 Download PDF

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Description

本発明は、充填式スリーブ継手における鉄筋の電気的接続構造および電気的接続方法に関する。さらに詳細には、本発明は、プレキャストコンクリート部材の充填式スリーブ継手においてスリーブの内部で対向する一対の鉄筋を電気的に接続する構造および方法に関するものである。
高層の鉄筋コンクリート造建築物では、柱部材および梁部材として、プレキャストコンクリート部材を採用することが多い。この場合、上階のプレキャストコンクリート柱部材の鉄筋と、下階のプレキャストコンクリート柱部材の鉄筋との継手に、例えば充填式スリーブ継手が適用される。
充填式スリーブ継手では、上階のプレキャストコンクリート柱部材の鉄筋と、下階のプレキャストコンクリート柱部材の鉄筋との間に、現場においてスリーブの内部へ注入された充填剤(グラウト)が介在する。その結果、スリーブの内部において対向する一対の鉄筋は、互いに電気的に接続されない。
従来技術では、避雷針のような受雷部で受けた雷電流を接地極まで導くための引下げ導線を、例えば最上階のプレキャストコンクリート柱部材から最下階のプレキャストコンクリート柱部材まで柱部材の内部に敷設している。具体的には、各柱部材に上端から下端まで延びるビニール管を埋設しておき、現場において引下げ導線を各柱部材のビニール管に通す作業を行っている。
現場において引下げ導線を敷設するには、プレキャストコンクリート柱部材の建込みに際して作業員が比較的煩雑な相番作業を行う必要があり、過大な労務費が発生し易いという不都合があった。そこで、プレキャストコンクリート柱部材に埋設された鉄筋を引下げ導線として利用することが考えられるが、従来の充填式スリーブ継手では、上述したように、スリーブの内部で対向する一対の鉄筋を互いに電気的に接続することはできない。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、プレキャストコンクリート部材の充填式スリーブ継手において、スリーブの内部で対向する一対の鉄筋を互いに電気的に接続することのできる鉄筋の電気的接続構造および電気的接続方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1形態では、コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋とを電気的に接続する構造であって、
前記第2鉄筋に形成された雄ねじと係合した導電性のナット部材を備え、
前記ナット部材は、前記第1鉄筋と電気的に接続された前記スリーブの先端部に当接し
前記スリーブの周壁部に螺合して前記第1鉄筋の側面に先端が当接した導電性のボルト部材を備え、前記スリーブの内側には、前記ボルト部材の先端が当接する前記第1鉄筋の側面と対向する側面領域を支えるための裏当て部が設けられ、
前記第1鉄筋には、一対の平面状の面取り部が互いに対向するように形成され、前記ボルト部材の先端は一方の前記面取り部に当接し、他方の前記面取り部は前記裏当て部に当接していることを特徴とする鉄筋の電気的接続構造を提供する。
本発明の第2形態では、コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋とを電気的に接続する構造であって、
前記第2鉄筋に形成された雄ねじと係合した導電性のナット部材を備え、
前記ナット部材は、前記第1鉄筋と電気的に接続された前記スリーブの先端部に当接し、
前記スリーブは、スリーブ本体と、該スリーブ本体の円環状の端面に沿って取り付けられた導電性のリング部材とを有し、
前記スリーブの周壁部に螺合して前記第1鉄筋の側面に先端が当接した導電性のボルト部材を備え、前記スリーブの内側には、前記ボルト部材の先端が当接する前記第1鉄筋の側面と対向する側面領域を支えるための裏当て部が設けられ、
前記第1鉄筋には、一対の平面状の面取り部が互いに対向するように形成され、前記ボルト部材の先端は一方の前記面取り部に当接していることを特徴とする鉄筋の電気的接続構造を提供する。
本発明の第3形態では、コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋とを電気的に接続する方法であって、
導電性のナット部材を前記第2鉄筋に形成された雄ねじと係合させることと、
前記第1鉄筋と電気的に接続された前記スリーブの先端部に当接するまで前記ナット部材を締め込むことと、を含み、
導電性のボルト部材を前記スリーブの周壁部に螺合させて、前記ボルト部材の先端が前記第1鉄筋の側面に当接するまで前記ボルト部材をねじ込むことと、前記スリーブの内側に設けられた裏当て部により、前記ボルト部材の先端が当接する前記第1鉄筋の側面と対向する側面領域を支えることと、をさらに含み、
前記第1鉄筋には、一対の平面状の面取り部が互いに対向するように形成され、前記ボルト部材の先端を一方の前記面取り部に当接させ、他方の前記面取り部を前記裏当て部に当接させることを特徴とする鉄筋の電気的接続方法を提供する。
本発明の第4形態では、コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋とを電気的に接続する方法であって、
導電性のナット部材を前記第2鉄筋に形成された雄ねじと係合させることと、
前記第1鉄筋と電気的に接続された前記スリーブの先端部に当接するまで前記ナット部材を締め込むことと、を含み、
前記スリーブの本体の先端部に、その円環状の端面に沿って導電性のリング部材を取り付け、
導電性のボルト部材を前記スリーブの周壁部に螺合させて、前記ボルト部材の先端が前記第1鉄筋の側面に当接するまで前記ボルト部材をねじ込むことと、前記スリーブの内側に設けられた裏当て部により、前記ボルト部材の先端が当接する前記第1鉄筋の側面と対向する側面領域を支えることと、をさらに含み、
前記第1鉄筋には、一対の平面状の面取り部が互いに対向するように形成され、前記ボルト部材の先端を一方の前記面取り部に当接させることを特徴とする鉄筋の電気的接続方法を提供する。
本発明では、コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、スリーブの内部で対向する一対の鉄筋を互いに電気的に接続することができる。その結果、例えば高層の鉄筋コンクリート造建築物において、プレキャストコンクリート柱部材に埋設された鉄筋を引下げ導線として利用することができ、ひいては引下げ導線用のビニール管の埋設および現場で引下げ導線をビニール管に通す作業を省略することができる。
一対のプレキャストコンクリート柱部材の充填式スリーブ継手に対して本発明の実施形態にかかる鉄筋の電気的接続構造を適用した一例を概略的に示す断面図である。 鉄筋の電気的接続構造が適用されるスリーブの外観を概略的に示す斜視図である。 鉄筋の電気的接続構造が適用されるスリーブの縦断面図である。 通常の形態を有するスリーブの縦断面図である。 通常の形態を有するスリーブの箇所を示す部分断面図である。 電気的接続構造が適用されるスリーブの箇所を示す部分断面図である。 (a)は図6における線A−Aに沿った断面図であり、(b)は(a)における線B−Bに沿った断面図である。 現場においてスリーブに挿入された鉄筋とスリーブとを電気的に接続する手法を説明する図である。 スリーブへの挿入に先立ってナットおよびワッシャが鉄筋に取り付けられた様子を示す図である。 実施形態の変形例を概略的に示す断面図である。 図10の変形例においてスリーブに挿入された鉄筋とスリーブとを電気的に接続する手法を説明する図である。 図10の変形例で使用可能な馬蹄形状のワッシャを概略的に示す断面図である。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、一対のプレキャストコンクリート柱部材の充填式スリーブ継手に対して本発明の実施形態にかかる鉄筋の電気的接続構造を適用した一例を概略的に示す断面図である。図1を参照すると、上階のプレキャストコンクリート柱部材1の下端側には、導電性を有する材料、例えば鋼材により形成された複数のスリーブ2(2a,2b)が間隔を隔てて埋設されている。
上階のプレキャストコンクリート柱部材1には、その長手方向に沿って延びるようにスリーブ2と同数の鉄筋3(3a,3b)が埋設されている。さらに詳細には、各鉄筋3は、上階のプレキャストコンクリート柱部材1の上端面から上方へ突出しており、且つ対応するスリーブ2の内部へ所定距離だけ突出している。
下階のプレキャストコンクリート柱部材4も、上階のプレキャストコンクリート柱部材1と同様に構成されている。すなわち、下階のプレキャストコンクリート柱部材4の下端側には、複数のスリーブ(不図示)が間隔を隔てて埋設されている。そして、下階のプレキャストコンクリート柱部材4に埋設された各鉄筋5(5a,5b)は、柱部材4の上端面から上方へ突出しており、且つ対応するスリーブ2の内部へ所定距離だけ挿入されている。
図1では、下階のプレキャストコンクリート柱部材4の上端面から上方へ突出した鉄筋5が、プレキャストコンクリート梁部材6を貫通し、上階のプレキャストコンクリート柱部材1の下端側に埋設された対応するスリーブ2の内部へ挿入された建込み状態を示している。ただし、図1では、鉄筋の電気的接続構造が適用されるスリーブ2a、および通常の形態を有する1つのスリーブ2bだけを示し、その他のスリーブおよび対応する鉄筋の図示を省略している。なお、図示を省略したその他のスリーブは、スリーブ2bと同様に通常の形態を有する。
図1では、説明の理解を容易にするために、上階のプレキャストコンクリート柱部材1からスリーブ2aの内部へ突出した鉄筋を3aと表記し、スリーブ2bの内部へ突出した鉄筋を3bと表記している。同様に、下階のプレキャストコンクリート柱部材4からスリーブ2aの内部へ挿入された鉄筋を5aと表記し、スリーブ2bの内部へ挿入された鉄筋を5bと表記している。本実施形態では、後述するように、鉄筋3,5として、ねじ節鉄筋を用いている。
図2は、鉄筋の電気的接続構造が適用されるスリーブ2aの外観を概略的に示す斜視図である。図3は、鉄筋の電気的接続構造が適用されるスリーブ2aの縦断面図である。図2および図3を参照すると、鉄筋の電気的接続構造が適用されるスリーブ2aは、全体的に円筒状の形態を有し、一端(図2および図3では上端)には径の比較的小さい狭口側の鉄筋挿入口21aが形成され、他端(図2および図3では下端)には径の比較的大きい広口側の鉄筋挿入口22aが形成されている。
狭口側の鉄筋挿入口21aは、上階のプレキャストコンクリート柱部材1に埋設されてスリーブ2aの内部へ突出する鉄筋3aのための開口部である。一方、広口側の鉄筋挿入口22aは、下階のプレキャストコンクリート柱部材4から突出してスリーブ2aの内部へ挿入される鉄筋5aのための開口部である。スリーブ2aの周壁部には、例えば一対の円形状の開口部23aおよび24aがスリーブ2aの長手方向に間隔を隔てて形成されている。
また、スリーブ2aの周壁部には、図3中上側の開口部23aの周囲から外側に向かって突出する筒状、例えば円筒状の突出部25a、および図3中下側の開口部24aの周囲から外側に向かって突出する筒状、例えば円筒状の突出部26aが設けられている。下側の開口部24aは、スリーブ2aの内部へ充填剤(グラウト)を注入するための注入孔として機能する。
上側の開口部23aは、スリーブ2aの内部へのグラウトの充填を確認するための充填確認孔(または排出孔)として機能する。スリーブ2aの周壁部には、例えば上側の開口部23aから下方へ間隔を隔てた位置に、円形状のねじ孔部27が形成されている。スリーブ2aの内側には、ねじ孔部27とほぼ同じ高さ位置に裏当て部28が設けられている。ねじ孔部27は、例えば六角ボルトのようなボルト部材29が螺合するように形成されている。ボルト部材29は、導電性を有する材料、例えば鋼材により形成されている。ボルト部材29は六角ボルトに限定されることなく、その具体的な形態については様々な変形例が可能である。
図4は、通常の形態を有するスリーブ2bの縦断面図である。通常の形態を有するスリーブ2bは、鉄筋の電気的接続構造が適用されるスリーブ2aと類似の構成を有するが、円形状のねじ孔部27および裏当て部28が形成されていない点だけがスリーブ2aと相違している。したがって、図2において括弧内に示す符号および図4を参照して、通常の形態を有するスリーブ2bの構成を説明する。
スリーブ2bは、全体的に円筒状の形態を有し、一端(図2および図4では上端)には径の比較的小さい狭口側の鉄筋挿入口21bが形成され、他端(図2および図4では下端)には径の比較的大きい広口側の鉄筋挿入口22bが形成されている。狭口側の鉄筋挿入口21bは、上階のプレキャストコンクリート柱部材1に埋設されてスリーブ2bの内部へ突出する鉄筋3bのための開口部である。広口側の鉄筋挿入口22bは、下階のプレキャストコンクリート柱部材4から突出してスリーブ2bの内部へ挿入される鉄筋5bのための開口部である。
スリーブ2bの周壁部には、例えば一対の円形状の開口部23bおよび24bがスリーブ2bの長手方向に間隔を隔てて形成されている。また、スリーブ2bの周壁部には、図4中上側の開口部23bの周囲から外側に向かって突出する筒状、例えば円筒状の突出部25b、および図4中下側の開口部24bの周囲から外側に向かって突出する筒状、例えば円筒状の突出部26bが設けられている。下側の開口部24bは注入孔として機能し、上側の開口部23bは充填確認孔として機能する。
図5は、図1の部分断面図であって、通常の形態を有するスリーブ2bの箇所を示す部分断面図である。図5を参照すると、上階のプレキャストコンクリート柱部材1の下端部には、外側からほぼ水平方向に延びて上側の開口部23bに連通した横孔11b、および外側からほぼ水平方向に延びて下側の開口部24bに連通した横孔12bが形成されている。
なお、図示を省略したが、その他のスリーブ2bの箇所においても、スリーブ2bの内部へのグラウトの充填を確認するために外側からほぼ水平方向に延びて上側の開口部23bに連通した横孔11b、およびスリーブ2bの内部へのグラウトの注入を行うために外側からほぼ水平方向に延びて下側の開口部24bに連通した横孔12bが形成されている。
図6は、図1の部分断面図であって、電気的接続構造が適用されるスリーブ2aの箇所を示す部分断面図である。図6を参照すると、上階のプレキャストコンクリート柱部材1の下端部には、スリーブ2aの内部へのグラウトの充填を確認するために外側からほぼ水平方向に延びて上側の開口部23aに連通した横孔11a、およびスリーブ2aの内部へのグラウトの注入を行うために開口部24aに連通した横孔12aが形成されている。また、スリーブ2aのねじ孔部27にボルト部材29が螺合し、その先端がスリーブ2aの内部へ突出する鉄筋3aの側面に当接している。
図7(a)は図6における線A−Aに沿った断面図であり、図7(b)は図7(a)における線B−Bに沿った断面図である。図7(b)に示すように、ねじ節鉄筋を用いているので、鉄筋3aには一対の平面状の面取り部3aa,3abが互いに対向するように形成され、且つ鉄筋3aの側面には雄ねじ部3acが形成されている。上階のプレキャストコンクリート柱部材1の製造工場において、ボルト部材29は、スリーブ2aのねじ孔部27に螺合され、その先端29a(図7(b)を参照)がスリーブ2aの内部へ突出した鉄筋3aの側面、例えば一方の面取り部3aaに当接するまでねじ込まれる。
このとき、ボルト部材29の過度なねじ込みにより鉄筋3aを横方向に大きく位置ずれさせることがないように、スリーブ2aの内側に設けられた裏当て部28が他方の面取り部3abを支えている。こうして、裏当て部28により支えられた鉄筋3aに向かってボルト部材29をしっかりとねじ込むことにより、ボルト部材29の先端29aを鉄筋3aの面取り部3aaに確実に当接させることができる。なお、裏当て部28にはボルト部材29の先端が当接する鉄筋3aの側面と対向する側面領域を支える機能が求められるが、その形状、個数、当接領域などについては様々な変形例が可能である。
スリーブ2aの周壁部に螺合したボルト部材29の先端29aが鉄筋3aの側面に当接していることは、スリーブ2aまたはボルト部材29と鉄筋3aとの間の電気抵抗値を計測することにより、上階のプレキャストコンクリート柱部材1の現場への出荷に先だって確認することができる。こうして、プレキャストコンクリート柱部材1の製造に際して、鉄筋3aとスリーブ2aとがボルト部材29を介して電気的に接続される。
図8は、現場においてスリーブ2aに挿入された鉄筋5aとスリーブ2aとを電気的に接続する手法を説明する図である。図8を参照すると、スリーブ2aの先端部には、その円環状の端面に沿って導電性のリング部材31が取り付けられている。これは、プレキャストコンクリート柱部材1の製造に際して、スリーブ2aの内部へのコンクリートの侵入を防ぐためのシーリング部材を用いるため、スリーブ2aの先端部がプレキャストコンクリート柱部材1の端面よりも内側に後退する場合があるからである。
本実施形態では、上階のプレキャストコンクリート柱部材1の現場への出荷に先だって、あるいは現場における施工に先立って、導電性のリング部材31をスリーブ2aの先端部に取り付ける。一例として、リング部材31の内側に設けられた複数の爪部材(不図示)の作用により、リング部材31をスリーブ2aの先端部に安定的に嵌合させることができる。なお、スリーブ2aの先端部がプレキャストコンクリート柱部材1の端面から外側に突出するようにプレキャストコンクリート柱部材1を製造することは可能である。この場合、リング部材31の取り付けを省略することができる。
また、スリーブ2aへの鉄筋5aの挿入に先立って、図9に明瞭に示すように、導電性のナット32および導電性のワッシャ33を鉄筋5aに取り付ける。すなわち、ナット32を鉄筋5aに形成された雄ねじ部5acと係合させた後に、例えば円環状のワッシャ33をナット32の上に落とし込む。
こうして、ナット32およびワッシャ33が取り付けられた鉄筋5aが対応するスリーブ2aの内部に挿入されるように、ひいてはプレキャストコンクリート梁部材6を貫通したすべての鉄筋5a,5bが対応するスリーブ2a,2bの内部に挿入されるように、水平方向に位置決めされた上階のプレキャストコンクリート柱部材1を鉛直方向に下降させ、プレキャストコンクリート柱部材1の下端面とプレキャストコンクリート梁部材6の上端面との間に所定の隙間を確保した高さ位置に、プレキャストコンクリート柱部材1を設置する。
次いで、鉄筋3aと電気的に接続されているスリーブ2aの先端部にワッシャ33が当接するまで、厳密にはスリーブ2aの先端部に取り付けたリング部材31にワッシャ33が当接するまで、例えばスパナ(レンチ)のような所要の工具を用いてナット32を締め込む。こうして、鉄筋3aと電気的に接続されているスリーブ2aと、その内部に挿入された鉄筋5aとが、施工現場において電気的に接続される。
なお、プレキャストコンクリート柱部材1の下端面とプレキャストコンクリート梁部材6の上端面との隙間が比較的小さい場合には、図8に示すように、ナット32の一部を収容するための凹部34をプレキャストコンクリート梁部材6の上端面に形成しても良い。
上述の鉄筋の電気的接続構造は、各階における一対のプレキャストコンクリート柱部材の充填式スリーブ継手に対して繰り返し適用される。その結果、避雷針のような受雷部と接地極とが、各階のプレキャストコンクリート柱部材に埋設された鉄筋を介して電気的に接続される。すなわち、プレキャストコンクリート柱部材に埋設された鉄筋を、受雷部で受けた雷電流を接地極まで導くための引下げ導線として利用することができる。
上述したように、プレキャストコンクリート柱部材1の製造に際して、スリーブ2aの周壁部に螺合してその先端29aが鉄筋3aの側面に当接したボルト部材29の作用により、鉄筋3aとスリーブ2aとが電気的に接続される。また、施工現場において、鉄筋5aに形成された雄ねじ部5acと係合してスリーブ2aの先端部に当接したナット部材(32,33)の作用により、鉄筋3aと電気的に接続されているスリーブ2aと、その内部に挿入された鉄筋5aとが電気的に接続される。その結果、上階のプレキャストコンクリート柱部材1に埋設されてスリーブ2aの内部へ突出した鉄筋3aと、下階のプレキャストコンクリート柱部材4に埋設されてスリーブ2aの内部へ挿入された鉄筋5aとが電気的に接続される。
以上のように、本実施形態では、コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、スリーブの内部で対向する一対の鉄筋を互いに電気的に接続することができる。その結果、例えば高層の鉄筋コンクリート造建築物において、プレキャストコンクリート柱部材に埋設された鉄筋を引下げ導線として利用することができ、ひいては引下げ導線用のビニール管の埋設および現場で引下げ導線をビニール管に通す作業を省略することができる。また、外部雷保護システムおよび内部雷保護システムの構築が容易になる。
なお、上述の実施形態では、鉄筋3(3a,3b),5(5a,5b)として、ねじ節鉄筋を用いる例を示している。しかしながら、これに限定されることなく、ねじ節鉄筋以外の鉄筋に形成された雄ねじと係合した導電性のナット部材を用い、このナット部材を対応するスリーブの先端部に当接させても良い。
また、上述の実施形態では、スリーブ2aの先端部に当接すべきナット部材として、鉄筋5aに形成された雄ねじ部5acと係合した導電性のナット32と、ナット32とスリーブ2aの先端部との間に介在する導電性のワッシャ33とを用いている。しかしながら、これに限定されることなく、例えばナット32とワッシャ33とを一体化した形態を有するナット部材を用いたり、外径の十分に大きいナットの形態を有するナット部材を用いたりすることもできる。
また、上述の実施形態では、下端側にスリーブ2a,2bが埋設され且つその上端面から鉄筋3a,3b;5a,5bが上方へ突出した形態のプレキャストコンクリート柱部材1,4の充填式スリーブ継手に対して、本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、例えば図10に示すように、上端側にスリーブ102a,102bが埋設され且つその下端面から鉄筋103a,103b;105a,105bが下方へ突出した形態のプレキャストコンクリート柱部材101,104の充填式スリーブ継手に対しても同様に、本発明を適用することができる。
図10を参照すると、下階のプレキャストコンクリート柱部材104の上端側に、導電性の複数のスリーブ102(102a,102b)が間隔を隔てて埋設されている。プレキャストコンクリート柱部材104には、その長手方向に沿って延びるようにスリーブ102と同数の鉄筋105(105a,105b)が埋設されている。各鉄筋105は、プレキャストコンクリート柱部材104の下端面から下方へ突出しており、且つ対応するスリーブ102の内部へ突出している。
上階のプレキャストコンクリート柱部材101の上端側にも、複数のスリーブ(不図示)が間隔を隔てて埋設されている。そして、プレキャストコンクリート柱部材101に埋設された各鉄筋103(103a,103b)は、柱部材101の下端面から下方へ突出しており、且つ対応するスリーブ102の内部へ挿入されている。
図10では、上階のプレキャストコンクリート柱部材101の下端面から下方へ突出した鉄筋103が、プレキャストコンクリート梁部材106を貫通し、下階のプレキャストコンクリート柱部材104の上端側に埋設された対応するスリーブ102の内部へ挿入された建込み状態を示している。ただし、図10では、電気的接続構造が適用されるスリーブ102a、および通常の形態を有する1つのスリーブ102bだけを示し、その他の通常の形態を有するスリーブ102bおよび対応する鉄筋の図示を省略している。
図10では、説明の理解を容易にするために、下階のプレキャストコンクリート柱部材104からスリーブ102aの内部へ突出した鉄筋を105aと表記し、スリーブ102bの内部へ突出した鉄筋を105bと表記している。同様に、上階のプレキャストコンクリート柱部材101からスリーブ102aの内部へ挿入された鉄筋を103aと表記し、スリーブ102bの内部へ挿入された鉄筋を103bと表記している。
図10の変形例において、スリーブ102aはスリーブ2aと基本的に同じ構成を有し、スリーブ102bはスリーブ2bと基本的に同じ構成を有する。ただし、スリーブ102aは図3に示すスリーブ2aを上下逆にした姿勢で用いられ、スリーブ102bは図4に示すスリーブ2bを上下逆にした姿勢で用いられる。そして、通常の形態を有するスリーブ102bでは、図10において上側に位置する開口部24bが充填確認孔として機能し、図10において下側に位置する開口部23bが注入孔として機能する。
電気的接続構造が適用されるスリーブ102aにおいても、図10において上側に位置する開口部24aが充填確認孔として機能し、図10において下側に位置する開口部23aが注入孔として機能する。本変形例では、下階のプレキャストコンクリート柱部材104の製造工場において、ボルト部材29の先端29aがスリーブ102aの内部へ突出した鉄筋105aの側面に当接するまで、スリーブ102aのねじ孔部27に螺合したボルト部材29をねじ込む。
また、図11に示すように、鉄筋105aと電気的に接続されているスリーブ102aの先端部にワッシャ33aが当接するまで、厳密にはスリーブ102aの先端部に取り付けたリング部材31にワッシャ33aが当接するまで、ナット32を締め込む。ナット32は、スリーブ102aへの鉄筋103aの挿入に先立って、鉄筋103aに取り付けられる。一方、ワッシャ33aは、鉄筋103aをスリーブ102aへ挿入した後にリング部材31とナット32との間に介在させるのが便利である。
そこで、例えば図12に示すような馬蹄形状のワッシャ33aを用いることにより、鉄筋103aをスリーブ102aへ挿入した後に、リング部材31とナット32との間にワッシャ33aを介在させても良い。もちろん、馬蹄形状のワッシャ33aを用いることなく、通常の円環状のワッシャ33をナット32に固着させた状態で、スリーブ102aへの鉄筋103aの挿入に先立ってワッシャ33が固着されたナット32を鉄筋103aに取り付けても良い。
また、プレキャストコンクリート梁部材106の下端面とプレキャストコンクリート柱部材104の上端面との隙間が比較的小さい場合には、図11に示すように、ナット32の一部を収容するための凹部34をプレキャストコンクリート梁部材6の下端面に形成しても良い。図10の変形例では、プレキャストコンクリート柱部材101,104の上端面から鉄筋が上方へ突出していないので、プレキャストコンクリート柱部材101,104およびプレキャストコンクリート梁部材106の建込み作業が、上述の実施形態よりも容易である。
また、上述の実施形態および変形例では、プレキャストコンクリート梁部材を介して互いに接合される一対のプレキャストコンクリート柱部材の充填式スリーブ継手に対して本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋との電気的な接続に対して本発明を適用することができる。
ここで、第1プレキャストコンクリート部材は、柱部材であっても、梁部材であっても良い。また、第2コンクリート部材は、プレキャストコンクリート柱部材であっても、プレキャストコンクリート梁部材であっても、現場打ちのコンクリート柱部材であっても、現場打ちのコンクリート梁部材であっても良い。
1 上階のプレキャストコンクリート柱部材
2a,2b スリーブ
3,5 鉄筋
4 下階のプレキャストコンクリート柱部材
6 プレキャストコンクリート梁部材
27 ねじ孔部
28 裏当て部
29 ボルト部材
31 リング部材
32 ナット
33 ワッシャ

Claims (14)

  1. コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋とを電気的に接続する構造であって、
    前記第2鉄筋に形成された雄ねじと係合した導電性のナット部材を備え、
    前記ナット部材は、前記第1鉄筋と電気的に接続された前記スリーブの先端部に当接し
    前記スリーブの周壁部に螺合して前記第1鉄筋の側面に先端が当接した導電性のボルト部材を備え、前記スリーブの内側には、前記ボルト部材の先端が当接する前記第1鉄筋の側面と対向する側面領域を支えるための裏当て部が設けられ、
    前記第1鉄筋には、一対の平面状の面取り部が互いに対向するように形成され、前記ボルト部材の先端は一方の前記面取り部に当接し、他方の前記面取り部は前記裏当て部に当接していることを特徴とする鉄筋の電気的接続構造。
  2. 前記ナット部材は、前記雄ねじと係合した導電性のナットと、該ナットと前記スリーブの先端部との間に介在する導電性のワッシャとを有することを特徴とする請求項1に記載の電気的接続構造。
  3. 前記ワッシャは、馬蹄形状の形態を有することを特徴とする請求項2に記載の電気的接続構造。
  4. 前記スリーブは、スリーブ本体と、該スリーブ本体の円環状の端面に沿って取り付けられた導電性のリング部材とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気的接続構造。
  5. コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋とを電気的に接続する構造であって、
    前記第2鉄筋に形成された雄ねじと係合した導電性のナット部材を備え、
    前記ナット部材は、前記第1鉄筋と電気的に接続された前記スリーブの先端部に当接し、
    前記スリーブは、スリーブ本体と、該スリーブ本体の円環状の端面に沿って取り付けられた導電性のリング部材とを有し、
    前記スリーブの周壁部に螺合して前記第1鉄筋の側面に先端が当接した導電性のボルト部材を備え、前記スリーブの内側には、前記ボルト部材の先端が当接する前記第1鉄筋の側面と対向する側面領域を支えるための裏当て部が設けられ、
    前記第1鉄筋には、一対の平面状の面取り部が互いに対向するように形成され、前記ボルト部材の先端は一方の前記面取り部に当接していることを特徴とする鉄筋の電気的接続構造。
  6. 前記ナット部材は、前記雄ねじと係合した導電性のナットと、該ナットと前記スリーブの先端部との間に介在する導電性のワッシャとを有することを特徴とする請求項5に記載の電気的接続構造。
  7. 前記ワッシャは、円環状または馬蹄形状の形態を有することを特徴とする請求項6に記載の電気的接続構造。
  8. 前記第2鉄筋は、ねじ節鉄筋であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気的接続構造
  9. コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋とを電気的に接続する方法であって、
    導電性のナット部材を前記第2鉄筋に形成された雄ねじと係合させることと、
    前記第1鉄筋と電気的に接続された前記スリーブの先端部に当接するまで前記ナット部材を締め込むことと、を含み、
    導電性のボルト部材を前記スリーブの周壁部に螺合させて、前記ボルト部材の先端が前記第1鉄筋の側面に当接するまで前記ボルト部材をねじ込むことと、前記スリーブの内側に設けられた裏当て部により、前記ボルト部材の先端が当接する前記第1鉄筋の側面と対向する側面領域を支えることと、をさらに含み、
    前記第1鉄筋には、一対の平面状の面取り部が互いに対向するように形成され、前記ボルト部材の先端を一方の前記面取り部に当接させ、他方の前記面取り部を前記裏当て部に当接させることを特徴とする鉄筋の電気的接続方法。
  10. 前記ナット部材として、前記雄ねじと係合する導電性のナットと、該ナットと前記スリーブの先端部との間に介在する導電性のワッシャとを用いることを特徴とする請求項9に記載の電気的接続方法。
  11. 前記スリーブの本体の先端部に、その円環状の端面に沿って導電性のリング部材を取り付けることを特徴とする請求項9または10に記載の電気的接続方法。
  12. コンクリート部材の充填式スリーブ継手において、第1プレキャストコンクリート部材に埋設された導電性のスリーブの内部へ前記第1プレキャストコンクリート部材から突出した第1鉄筋と、第2コンクリート部材に埋設されて前記スリーブの内部へ挿入された第2鉄筋とを電気的に接続する方法であって、
    導電性のナット部材を前記第2鉄筋に形成された雄ねじと係合させることと、
    前記第1鉄筋と電気的に接続された前記スリーブの先端部に当接するまで前記ナット部材を締め込むことと、を含み、
    前記スリーブの本体の先端部に、その円環状の端面に沿って導電性のリング部材を取り付け、
    導電性のボルト部材を前記スリーブの周壁部に螺合させて、前記ボルト部材の先端が前記第1鉄筋の側面に当接するまで前記ボルト部材をねじ込むことと、前記スリーブの内側に設けられた裏当て部により、前記ボルト部材の先端が当接する前記第1鉄筋の側面と対向する側面領域を支えることと、をさらに含み、
    前記第1鉄筋には、一対の平面状の面取り部が互いに対向するように形成され、前記ボルト部材の先端を一方の前記面取り部に当接させることを特徴とする鉄筋の電気的接続方法。
  13. 前記ナット部材として、前記雄ねじと係合する導電性のナットと、該ナットと前記スリーブの先端部との間に介在する導電性のワッシャとを用いることを特徴とする請求項12に記載の電気的接続方法。
  14. 前記第2鉄筋として、ねじ節鉄筋を用いることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の電気的接続方法
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