JP6601165B2 - 発泡成形品及び車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、発泡成形品及び車両用シートに関し、更に詳しくは、毛羽糸を用いて形成された発泡成形品及び車両用シートに関する。
従来、袋状に縫製された外層材の内側でウレタン原料を発泡・固化して、外層材とモールドウレタンとを一体的に発泡成形して発泡成形品を得る方法が知られている。このような発泡成形方法は、車両用部品ではヘッドレストの製造に多く採用されている他、下記特許文献1には、シートパッドの製造に同様の方法が採用されることが記載されている。
また、上述の外層材内でモールドウレタンを一体的に発泡成形する方法では、縫製された外層材の内側でウレタン原料が発泡するため、外層材の内側に発泡圧力が加わり、外層材の縫い目からウレタン原料が漏出する場合があることが知られている。
これに対し、下記特許文献2及び特許文献3に開示された技術が知られている。
特開2014−189239号公報 特開平11−090940号公報 特開2009−274326号公報
上述のように、外層材内でモールドウレタンを発泡・固化すると、発泡圧力によって、外層材の縫い目からウレタン原料が漏出する場合がある。そして、この漏出に伴って、縫い目を構成する縫製糸に対して、ウレタン原料の含浸が認められることが分かった。加えて、縫製糸に対するウレタン原料の含浸は場所によって異なる場合があり、含浸が多い縫製糸はより硬くなる一方、含浸が認められない縫製糸又は含浸が少ない縫製糸は本来の形態を維持するというように、縫製糸の硬さが部位によって異なってしまうことが分かった。
特許文献2には、外層材内でウレタン原料を発泡させて外層材とモールドウレタンとを一体成形するに際して、外層材に縫目ラインを設ける技術が開示されている。そして、この特許文献1には、縫目ラインからエアや余剰の発泡ガスを抜くことができる一方、縫目ラインでは針孔に縫糸が通っているため、針孔の隙が小さくなり、空気や発泡ガスは抜けても、ウレタン原料の漏出は防止できることが記載されている(特許文献1の段落[0013]等)
しかしながら、特許文献2では、縫製糸に対するウレタン原料の含浸に関する点は、問題とされておらず、何ら検討はなされていない。また、この構成では、空気や発泡ガスが抜け出るのに伴って、ウレタン原料が縫製糸に浸透すると考えられ、その浸透量はばらついてしまうことが予想される。
一方、特許文献3には、外層材内でウレタン原料を発泡させて外層材とモールドウレタンとを一体成形すると、縫い目等からウレタン原料が漏出するため、漏れ防止材として、低通気性の軟質スラブ材を用いることが記載されている。
しかしながら、特許文献3においても、縫製糸に対するウレタン原料の含浸に関する点は、問題とされておらず、何ら検討はなされていない。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、外層材内でモールドウレタンが一体に形成された発泡成形品において、外層材を縫製している縫製糸に対するウレタン原料の含浸を抑制できる発泡成形品及びこれを備えた車両用シートを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発泡成形品は、縫製部を有する前記外層材と、前記外層材の前記縫製部を含む側において、ウレタン原料が発泡され固化されて、前記外層材と一体にされたモールドウレタン材と、を備えた発泡成形品において、
前記縫製部を構成する縫製糸が、毛羽糸を含み、
前記毛羽糸は、マルチフィラメント糸を芯糸とし、起毛繊維が前記芯糸と交絡された短繊維であり、
前記起毛繊維が、植物性繊維であることを要旨とする。
請求項に記載の発泡成形品は、請求項1に記載の発泡成形品において、前記外層材は、前記モールドウレタン材と接する裏面側に、層の表裏に通気性を有するスラブウレタン層を備えることを要旨とする。
請求項に記載の発泡成形品は、請求項に記載の発泡成形品において、前記スラブウレタン層は、2層以上からなり、
表面側に第1のスラブウレタン層を有し、前記第1のスラブウレタン層に対して裏面側に第2のスラブウレタン層を有し、
前記第2のスラブウレタン層は、前記第1のスラブウレタン層よりも通気度が低くされていることを要旨とする。
また、上記問題を解決するために、請求項に記載の車両用シートは、請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の発泡成形品を備えることを要旨とする。
請求項に記載の車両用シートは、請求項に記載の車両用シートにおいて、内部にエアバックモジュールが埋設されるとともに、着座者側へ突出するように形成されたサイドサポート部を有する車両用シートであって、
前記サイドサポート部に前記発泡成形品が用いられていることを要旨とする。
本発明の発泡成形品によると、外層材は毛羽糸を縫製糸として縫製されている。そして、このように縫製された外層材の裏面側で、ウレタン原料が発泡され固化されてモールドウレタン材となっている。このように、毛羽糸を用いて縫製された外層材では、縫製時に形成される糸孔が嵩高い毛羽糸によって閉塞されるため、外層材の縫い目からウレタン原料が漏出することを防止できる。即ち、表面が平滑である縫製糸に比べて、嵩高く形成された毛羽糸は、より確実に糸孔を閉塞できるため、ウレタン原料の漏出を防止でき、これに伴って外層材の外側に露出された縫製糸へのウレタン原料の浸透を防止できる。更に、表面が平滑である縫製糸に比べて、起毛によって嵩高く形成された毛羽糸は、接触面積が増えることに起因し、液状のウレタン材料はより浸透し難くなり、縫製糸へのウレタン原料の浸透を軽減できる。そのため、意図せずウレタン原料が浸透して固化することによって縫製糸が硬くなることを防止し、縫製糸の硬さをより均一に制御することができる。
また、毛羽糸がマルチフィラメント糸を芯糸とし、その芯糸に起毛繊維が交絡された糸である場合には、紡績糸等のように短繊維を紡いだ毛羽糸を用いた場合に比べて、より安定した糸強度を得ることができる。即ち、切れ目のないマルチフィラメント糸を芯糸として採用できるため、安定した糸強度が得られる。
更に、外層材が、裏面側にスラブウレタン層を備える場合には、縫製時に形成される糸孔が毛羽糸によって閉塞されることに加えて、ウレタン原料がスラブウレタン層に吸収されることによって、糸孔に対して直接的に発泡圧力が負荷されることを防止する。そのため、スラブウレタン層よりも表面側に位置される縫製糸に対して、より効果的にウレタン原料の浸透を防止できる。
また、スラブウレタン層が2層以上からなり、表面側に第1のスラブウレタン層を有し、第1のスラブウレタン層に対して裏面側に第2のスラブウレタン層を有して、第2のスラブウレタン層が第1のスラブウレタン層よりも通気度が低い場合には、第1のスラブウレタン層へのウレタン原料の浸透を第2のスラブウレタン層が抑制することによって、第2のスラブウレタン層を備えない場合に比べて、糸孔に対して、直接的に発泡圧力が負荷されることを防止できる。そのため、第1のスラブウレタン層よりも外層材側に位置される縫製糸に対して、更に効果的にウレタン原料の浸透を防止できる。
本発明の車両用シートによると、この車両用シートを構成する発泡成形品は、その外装材の縫製糸へのウレタン原料の含浸が抑制されている。そのため、縫製部位による糸の硬さのばらつきが小さく、安定した縫製強度を有する車両用シートとすることができる。
また、内部にエアバックモジュールが埋設されるとともに、着座者側へ突出するように形成されたサイドサポート部を有する車両用シートであって、サイドサポート部に発泡成形品が用いられている場合には、エアバックモジュールを配置した周囲に発泡成形品を用いたとしても、エアバックの展開時の圧力によって必要な個所の縫製糸が的確に破断されるように正確に設計を行うことができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
本発明の発泡成形品の一例(実施例1)を説明する模式図である。 本発明の発泡成形品の他例(実施例2)を説明する模式図である。 本発明の発泡成形品における作用を説明する模式図である。 本発明の発泡成形品に係る縫製部の他例を説明する模式図である。 本発明の発泡成形品に係る縫製部の他例を説明する模式図である。 本発明の発泡成形品の更に他の例を説明する模式図である。 本発明の車両用シートの一例(実施例3)を説明する模式図である。
以下、本発明を、図を参照しながら説明する。ここで示す事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要で、ある程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
[1]発泡成形品
本発明の発泡成形品1は、縫製部11を有する外層材10と、外層材10の縫製部11を含む側(裏面10bの側)において、ウレタン原料が発泡され固化されて、外層材10と一体にされたモールドウレタン材20と、を備える。そして、縫製部11を構成する縫製糸30が、毛羽糸を含むことを特徴とする。
上記「外層材(10)」は、発泡成形品1の外表面を構成する部材である。即ち、表皮材である。外層材10は、表面10a及び裏面10bを有する。
このうち、表面10aは意匠面をなし、裏面10bはモールドウレタン材20と対向される側の面であり、通常、内面である。この外層材10は、1層のみから構成されてもよく、2層以上から構成されてもよい。
外層材10の最外層(表面10aの側の層)としては、例えば、意匠布(ファブリック)、樹脂層(PVC、PP等)、合成皮革、天然皮革等が挙げられる。この最外層に対して内側の層(内面10bの側の層)としては、スラブウレタン層13が挙げられる。その他、不織布層、接着剤層、フィルム層等が挙げられる。これらの層は、1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。
スラブウレタン層13は、スラブ成形されたウレタンフォームを所望の厚さに切り出したウレタンシートである。また、モールドウレタン材20の形成前においては、気泡同士が連続したネットワークを形成して、層の表裏に通気性を有する。この通気性は、モールドウレタン材20の形成後においても維持されていてもよい。
また、スラブウレタン層13は、1層のみからなってもよく2層以上からなってもよい。通常、1層以上5層以下であり、1層又は2層が好ましい。
スラブウレタン層13は、通常、モールドウレタン材20よりも低密度である。具体的には、モールドウレタン材20の密度が45kg/mを超えることが好ましいのに対し、スラブウレタン層13の密度は60kg/m以下であることが好ましい。このスラブウレタン層13の密度は、20kg/m以上60kg/m以下がより好ましく、30kg/m以上40kg/m以下が特に好ましい。これに対して、モールドウレタン材20の密度は、45kg/m以上80kg/m以下がより好ましく、45kg/m以上70kg/m以下が特に好ましい。尚、スラブウレタン層13が複数層から構成される場合には、各々の層の密度が個別に上記範囲であることが好ましい。
更に、スラブウレタン層13は、モールドウレタン材20に比べて柔らかいことが好ましい。具体的には、スラブウレタン層13の40%圧縮時の硬さ等級(JIS K6401)は600以下であることが好ましい。この等級は、210以上600以下がより好ましく、210以上400以下が特に好ましい。これに対して、モールドウレタン材20の40%圧縮時の硬さは、上記のスラブウレタン層13よりも硬い値であればよいが、例えば、モールドウレタン材20の40%圧縮時の硬さ等級は210以上であることが好ましい。
また、スラブウレタン層13が、2層以上からなる場合、外層材10の表面10aの側に第1のスラブウレタン層131(以下、単に「第1ウレタン層131」ともいう)を有し、この第1のスラブウレタン層131(以下、単に「第2ウレタン層132」ともいう)に対して、外層材10の内面10bの側に第2ウレタン層132を有し、このうち、第2ウレタン層132は、第1ウレタン層131よりも低密度であることが好ましい。即ち、スラブウレタン層13は、少なくとも2層のスラブウレタン層を有して、これらのスラブウレタン層は密度が異なり、より密度が低いスラブウレタン層が外層材10の内面10bの側に配置されている構造が好ましい。
具体的には、第1ウレタン層131の密度が20kg/mを超えることが好ましいのに対し、第2ウレタン層132の密度は35kg/m以下であることが好ましい。この第2ウレタン層132の密度は、20kg/m以上60kg/m以下がより好ましく、20kg/m以上35kg/m以下が特に好ましい。これに対して、第1ウレタン層131の密度は、20kg/m以上60kg/m以下がより好ましく、30kg/m以上40kg/m以下が特に好ましい。
更に、スラブウレタン層13が、2層以上からなる場合には、外層材10の表面10aの側に第1のスラブウレタン層131を有し、この第1のスラブウレタン層131に対して、外層材10の内面10bの側に第2のスラブウレタン層132を有し、このうち、第2のスラブウレタン層132は、第1のスラブウレタン層131よりも通気度が低いことが好ましい。即ち、スラブウレタン層13は、少なくとも2層のスラブウレタン層を有して、これらのスラブウレタン層は通気度が異なり、より通気度が高いスラブウレタン層が外層材10の内面10bの側に配置されている構造が好ましい。
具体的には、第1ウレタン層131の通気度が0.1cc/cm/secを超えることが好ましいのに対し、第2ウレタン層132の通気度は400cc/cm/sec以下であることが好ましい。この第2ウレタン層132の通気度は、10cc/cm/sec以上200cc/cm/sec以下がより好ましく、60cc/cm/sec以上200cc/cm/sec以下が特に好ましい。これに対して、第1ウレタン層131の通気度は、0.1cc/cm/sec以上5cc/cm/sec以下がより好ましく、0.5cc/cm/sec以上1.5cc/cm/sec以下が特に好ましい。
この外層材10は、縫製部11を有するように縫製されている。この縫製部11は、外層材10を構成する第1の個片101(以下、単に「第1個片」)と、外層材10を構成する第2の個片102(以下、単に「第1個片」)とが一体の外層材10となるように、縫い合わせた部位をいう。この縫製部11は、具体的には、どのような形態であってもよい。即ち、例えば、
(1)外層材10を構成する第1の個片101(以下、単に「第1個片」)と、外層材10を構成する第2の個片102(以下、単に「第1個片」)とが、互いの表面101aと表面102aとが接するように突き合せた状態で、第1個片101の裏面101bから第2個片102の裏面102bまでを貫通するように縫製された形態(図1−図3参照)、
(2)第1個片101と第2個片102とが、互いの表面101aと表面102aとが接するように突き合せた状態で折り込まれ、第1個片101の裏面101bから第2個片102の表面102aまでを貫通するように縫製された形態(図4参照)、
(3)第1個片101と第2個片102とが上下に重ねて縫製された形態(第1個片101の裏面101bと第2個片102の表面102aとが接する。図5参照)、
(4)第1個片101と第2個片102とが、互いの裏面101bと裏面102bとが接するように突き合せた状態で、第1個片101の表面101aから第2個片102の表面102aまでを貫通するように縫製された形態などが挙げられる。
これらは1種のみを用いても2種以上を併用してもよい。
上述のように様々な縫製形態によって縫製された外層材10は、具体的にどのような形状を呈してもよい。例えば、図1−図2に例示されるように、外層材10は袋状に縫製した形態にできる。袋状に縫製した外層材10は、その内側にウレタン原料を充填し、袋状の外層材10の内部で発泡・固化することによって、外層材10の内側に内包するようにモールドウレタン材20を備えることができる。
また、例えば、図6に例示されるように、外層材10は平板状に縫製した形態にできる。平板状に縫製した外層材10は、外層材10と仕切り材25との間にウレタン原料を充填し、外層材10と仕切り材25との層間でウレタン原料を発泡・固化することによって、外層材10の裏面側にモールドウレタン材20を備えるようにすることができる。
上記「縫製糸(30)」は、外層材10を縫製している糸である。この縫製糸30は、その少なくとも一部に毛羽糸を含む糸である。毛羽糸を縫製糸30のうちの一部として利用する場合は、外層材10のうちの、ウレタン原料の注入時の注入圧力が周囲よりも多く掛かる個所、ウレタン原料の発泡時の発泡圧力が周囲よりも多く掛かる個所等の縫製に毛羽糸が用いられることが好ましい。
縫製糸30は、その一部のみに毛羽糸が利用されてもよいが、縫製糸30の全部が毛羽糸であることが好ましい。
上記「毛羽糸」は、起毛を有する糸である。起毛は、通常、短繊維である起毛繊維によって形成される。毛羽糸としては、スパンヤーンを用いることもできるが、フィラメントヤーンの構造を備えた毛羽糸を用いることが好ましい。スパンヤーンが短繊維を撚り合わせた構造の糸であるのに対して、フィラメントヤーンは長繊維構造(連続した長繊維である)を有するため、より高い糸強度が得られるとともに、糸強度のばらつきを防止できる。
毛羽糸は、上述のフィラメントヤーンのなかでも、マルチフィラメント糸を芯糸とし、芯糸に毛羽をなす起毛繊維が交絡された糸であることが好ましい。即ち、芯糸に拘束された起毛繊維を有する糸であることが好ましい。このうちマルチフィラメント糸は、長繊維が引き揃えて加撚された糸であることが好ましい。また、マルチフィラメントは、1種の構成糸のみから形成されてもよいが、複数種の構成糸から形成されていてもよい。
このような毛羽糸としては、例えば、(1)複数本の構成糸(単繊維)を撚り合わせて得られたマルチフィラメント(芯糸)のうち一部の構成糸を部分的に切断して得られる毛羽糸、即ち、起毛繊維は芯糸を構成する一部の構成糸が短繊維化されてなり、この起毛繊維の一端が撚りによって芯糸に拘束されており、起毛によって糸表面から突出された毛羽糸、(2)複数本の構成糸を撚り合わせる際に、構成糸の糸間に短繊維である起毛繊維を絡めることによって得られる毛羽糸、などが挙げられる。
毛羽糸を構成する構成糸の材質は、特に限定されない。例えば、芯糸及び起毛繊維は、各々独立に、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等)、ポリアミド系樹脂(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、アラミド等)、ポリエーテルケトン系樹脂(ポリエーテルエーテルケトン等)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、熱可塑性樹脂フッ素樹脂(ポリフッ化ビニリデン等)、植物性繊維(綿、ケナフ、リネン等)、動物性繊維(絹、獣毛等)などから構成できる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。
これらのなかでは、芯糸はポリエステル系樹脂及び/又はナイロン系樹脂による構成糸であることが好ましく、ポリエステル系樹脂であることがより好ましい。また、起毛繊維は、ポリエステル系樹脂、ナイロン系樹脂及び/又は植物性繊維による構成糸であることが好ましく、植物性繊維であることがより好ましく、特に綿であることが好ましい。
上記「モールドウレタン材(20)」は、外層材10の内側でウレタン原料が発泡され固化されたウレタン材である。このモールドウレタン材20は、その表面の一部又は全部が、外層材10の内面に浸透して固化されて、外層材10と一体的に形成されている。
モールドウレタン材20は、通常、スラブウレタン層13よりも高密度である。具体的な密度については前述の通りである。
更に、モールドウレタン材20は、スラブウレタン層13に比べて硬いことが好ましい。具体的には、モールドウレタン材20の40%圧縮時の硬さ等級(JIS K6401)は210以上であることが好ましい。この等級は、210以上600以下がより好ましく、270以上600以下が特に好ましい。
また、モールドウレタン材20の通気性の有無及びその程度については特に限定されない。更に、モールドウレタン材20に関するクラッシングの有無も特に限定されない。
本発明の発泡成形品1は、後述する様に、車両用シート50において好適に利用できる。即ち、ヘッドレスト、シートパッド等として好適に利用できる。更に、車両用シート50以外においても、例えば、ドアトリム、アームレスト、コンソールリッド等として好適に利用できる。
[2]車両用シート
本発明の車両用シート50は、前述の本発明の発泡成形品1を備えることを特徴とする。具体的には、発泡成形品1は、ヘッドレスト及び/又はシートパッドとして備えることができる。
より具体的には、前述の発泡成形品1は、車両用シート50のなかでも、特に内部にエアバッグモジュール55が埋設されるとともに、着座者Aの側へ突出するように形成されたサイドサポート部512を有する車両用シート50において、サイドサポート部512として備えられていることが好ましい。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)実施例1
図1に示すように、合成皮革の裏面(非意匠面側)に1層のスラブウレタン層13がラミネートされた表皮材を、縫製によって繋ぎ合わせて袋状に形成された外層材10とした。この外層材10は、第1個片101と第2個片102とを繋ぎ合わせたものである。そして、第1個片101と第2個片102とを、互いの表面101aと表面102aとが接するように突き合せた状態で、第1個片101の裏面101bから第2個片102の裏面102bまでを貫通するように、毛羽糸である縫製糸30によって縫製した外層材10であり、縫製部11を有する。
また、上記の縫製に際しては、全ての縫製糸30として毛羽糸を用いた。この毛羽糸は、ポリエステルマルチフィラメントを芯糸とし、この芯糸に綿からなる短繊維(長さ5cm以下)が交絡された毛羽糸である。
更に、合成皮革の厚さは、0.5mm以上2mm以下である一方、スラブウレタン層13の厚さは、1mm以上10mm以下である。また、スラブウレタン層13の密度は20kg/m以上60kg/m以下であり、通気度は0.5cc/cm/sec以上400cc/cm/sec以下である。
このように袋状に形成された外層材10の内部に、液状のウレタン原料を充填し、発泡させ、固化させてモールドウレタン材20を形成し、発泡成形品1を得た。
この発泡成形品1では、モールドウレタン材20が、ウレタン原料の充填及び発泡の際に、スラブウレタン層13に一部が浸透して、固化されており、外層材10と一体化されている。そして、この発泡成形品1では、繋ぎ目19を押し広げて見ても、ウレタンの漏れ出しは認められなかった。また、縫製糸30へのウレタンの浸透は、一部で認められたものの、全縫製長に対して1%以下に抑えられた。
上記の発泡成形品1の製造に際しては、図3に示すように、ウレタン原料の充填及び発泡の際に、外層材10の内側から外側へ向かって圧力が掛かるものと考えられる。その結果、外層材10は、繋ぎ目19を境にして、第1個片101は矢印D1の方向へ引っ張られ、第2個片102は矢印D2の方向へ引っ張られることとなる。
その結果、点線で囲んだ拡大図(矢印Xの方向から繋ぎ目19を見た状態を拡大して示した図)に例示するように、縫製時に縫製糸30が挿通された、各々の個片の貫通孔101x及び102xは、図に示すように、引き伸ばされた形態となり、ウレタン原料が漏れ出し易い状態となる。
しかしながら、本実施例1では、縫製糸30として毛羽糸を用いているため、貫通孔101x及び102xが、毛羽糸の嵩高さによって封止された状態となり、ウレタン原料の漏れ出しは認められなかったと考えられる。更に、縫製糸30へのウレタンの含浸も非常に少なく抑えられた。
(2)実施例2
図2に示すように、合成皮革の裏面(非意匠面側)にスラブウレタン層13がラミネートされた表皮材を、縫製によって繋ぎ合わせて袋状に形成された外層材10とした。このスラブウレタン層13は、2層のスラブウレタン層から構成されている。即ち、外側に配置された第1スラブウレタン層131と、内側に配置された第2スラブウレタン層132と、を備える。
また、外層材10は、第1個片101と第2個片102とを繋ぎ合わせたものである。そして、第1個片101と第2個片102とを、互いの表面101aと表面102aとが接するように突き合せた状態で、第1個片101の裏面101bから第2個片102の裏面102bまでを貫通するように、毛羽糸である縫製糸30によって縫製した外層材10であり、縫製部11を有する。
上記の縫製に際しては、全ての縫製糸30として毛羽糸を用いた。この毛羽糸は、ポリエステルマルチフィラメントを芯糸とし、この芯糸に綿からなる短繊維(長さ5cm以下)が交絡された毛羽糸である。
更に、合成皮革の厚さは、0.5mm以上2mm以下である。
また、第1スラブウレタン層131の厚さは、1mm以上10mm以下である。また、第1スラブウレタン層131の密度は20kg/m以上60kg/m以下であり、通気度は60cc/cm/sec以上200cc/cm/sec以下である。
一方、第2スラブウレタン層132の厚さは、1mm以上5mm以下である。また、第2スラブウレタン層132の密度は20kg/m以上60kg/m以下であり、通気度は0.5cc/cm/sec以上1.5cc/cm/sec以下である。
このように袋状に形成された外層材10の内部に、液状のウレタン原料を充填し、発泡させ、固化させてモールドウレタン材20を形成し、発泡成形品1を得た。
この発泡成形品1では、モールドウレタン材20が、ウレタン原料の充填及び発泡の際に、第2スラブウレタン層132の裏面側に僅かに浸透して、固化されており、外層材10と一体化されている。そして、この発泡成形品1では、繋ぎ目19を押し広げて見ても、ウレタンの漏れ出しは認められず、縫製糸30へのウレタンの浸透や、縫製糸30の硬化が認められなかった。
上記の発泡成形品1の製造に際しては、図3を用いて、実施例1で説明したのと同様の作用によって、繋ぎ目19におけるウレタン原料の漏れ出しや、縫製糸30へのウレタンの含浸が認められなかったものと考えられる。
加えて、本実施例2では、スラブウレタン層13として、通気度が低い第2スラブウレタン層132を備える。そのため、より確実に縫製糸30へのウレタン原料の含浸が防止されて、縫製糸30へのウレタンの含浸が全く認められず、縫製糸30が硬化された個所は認められなかった。
従って、本実施例の発泡成形品1では、縫製糸30のウレタン含浸による硬さの差異が生じず、縫製の自由度が維持されて、繋ぎ目19の柔軟性が確保された。
(3)実施例3
車両用シート50は、図7に示すように、着座者Aの背もたれとなるシートバック51を備えている。更に、車両用シート50は、このシートバック51と接続されて、着座部となるシートクッション(図示せず)を備えている。
シートバック51は、中央サポート部511及びサイドサポート部512を備えている。サイドサポート部512は、着座者Aの側へ突出するように形成され、中央サポート部511の左右に一対として設けられて、着座者Aを左右から包み込むようにされている。更に、サイドサポート部512のうち、左側のサイドサポート部512内には、エアバッグモジュール55が埋設され、必要な際には、エアバッグモジュール55内の袋体が膨出する構造となっている。
また、中央サポート部511及びサイドサポート部512は、各々その表面を覆う外層材10と、その内部に配置されたモールドウレタン材20と、を備えた発泡成形品1である。
外層材10は、その表面を構成する合成皮革層と、その内側にラミネートされたスラブウレタン層13とを備える。スラブウレタン層13は、外側に配置された第1スラブウレタン層と内側に配置された第2スラブウレタン層との2層から構成されている。これら第1スラブウレタン層及び第2スラブウレタン層は、実施例2と同様の特性を有している(図2参照)。
更に、外層材10は、複数に分割された個片を縫い合わせて一枚にされている。この際の縫製は毛羽糸のみを用いてなされており、複数の縫製部11a、11b及び11cを備えている。各縫製部11a−11cを構成する縫製糸30には、いずれも毛羽糸が用いられている。
このうち、縫製部11bを構成する縫製糸30は、エアバッグモジュール55内から袋体が膨出して飛び出す際に破断されるように設計されている。即ち、縫製糸30によって連続された縫製ラインはバーストラインとして機能されるようになっており、エアバッグモジュール55内から袋体が膨出する際は、バーストラインが破断され、袋体は、ピラー62及びドア61に沿って矢印Yの方向へ展開しながら飛び出すように構成されている。そして、図7の拡大図に示すように、モールドウレタン材20の裏面側には、裏面材57が設けているが、袋体の膨出方向には裏面材57が途切れており、袋体の膨出方向が規制されている。
このような構成の左側のサイドサポート部512は、その他の部分と共に発泡成形品1として形成されている。即ち、縫製部11a−11cが形成されて袋状にされた外層材10を、発泡型にセットし、その外層材10の内側に、ウレタン原料を充填した後、型締めする。その後、加熱により発泡及び固化を行い、外層材10と、これに一体化されたモールドウレタン材20を得る。
この製造方法を行った際には、前述のように、外層材10の内部への充填圧及び発泡の際の発泡圧によって、外層材10の各縫製部11a−11cの繋ぎ目が開く方向へ引っ張られたとしても、縫製糸30として毛羽糸を用いるとともに、2層化されたスラブウレタン層13を用いており、更には、このスラブウレタン層13のうちの内側の第2スラブウレタン層は、外側の第1スラブウレタン層よりも、通気度が低くされているために、縫製糸30へのウレタン原料の浸透が防止されている。従って、各縫製部11a−11cを構成する縫製糸30は、ウレタンの浸透による硬化が認められず、柔軟な状態が維持されている。特に、バーストラインを構成する縫製糸30においても同様であり、設計通りの破断を行わせることができる。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。例えば、上記実施例では、車両のフロントシートを例示しているが、これに限定されず、例えば、車両の2列目以降のリアシートとしてもよい。
また、本明細書には下記[1]〜[6]に関する説明が含まれる。
[1]に記載の発泡成形品は、縫製部を有する前記外層材と、前記外層材の前記縫製部を含む側において、ウレタン原料が発泡され固化されて、前記外層材と一体にされたモールドウレタン材と、を備えた発泡成形品において、
前記縫製部を構成する縫製糸が、毛羽糸を含むことを要旨とする。
[2]に記載の発泡成形品は、[1]に記載の発泡成形品において、前記毛羽糸は、マルチフィラメント糸を芯糸とし、起毛繊維が前記芯糸と交絡された糸であることを要旨とする。
[3]に記載の発泡成形品は、[1]又は[2]に記載の発泡成形品において、前記外層材は、前記モールドウレタン材と接する裏面側に、スラブウレタン層を備えることを要旨とする。
[4]に記載の発泡成形品は、[3]に記載の発泡成形品において、前記スラブウレタン層は、2層以上からなり、
表面側に第1のスラブウレタン層を有し、前記第1のスラブウレタン層に対して裏面側に第2のスラブウレタン層を有し、
前記第2のスラブウレタン層は、前記第1のスラブウレタン層よりも通気度が低くされていることを要旨とする。
[5]に記載の車両用シートは、前記発泡成形品を備えることを要旨とする。
[6]に記載の車両用シートは、[1]に記載の車両用シートにおいて、内部にエアバックモジュールが埋設されるとともに、着座者側へ突出するように形成されたサイドサポート部を有する車両用シートであって、
前記サイドサポート部に前記発泡成形品が用いられていることを要旨とする。
本発明は、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機などの乗物用空調シートに関する技術として好適に利用される。
1;発泡成形品、
10;外層材、10a;表面、10b;裏面、
101;第1個片、101a;第1個片の表面、101b;第1個片の裏面、
102;第2個片、102a;第2個片の表面、102b;第2個片の裏面、
11、11a、11b、11c;縫製部、
13;スラブウレタン層、131;第1スラブウレタン層、132;第2スラブウレタン層、
19;繋ぎ目、
20;モールドウレタン材、
25;仕切り材、
30;縫製糸、
50;車両用シート、51;シートバック、511;中央サポート部、512;サイドサポート部、55;エアバッグモジュール、57;裏面材、
61;ドア、62;ピラー、
A;着座者。

Claims (5)

  1. 縫製部を有する外層材と、前記外層材の前記縫製部を含む側において、ウレタン原料が発泡され固化されて、前記外層材と一体にされたモールドウレタン材と、を備えた発泡成形品において、
    前記縫製部を構成する縫製糸が、毛羽糸を含み、
    前記毛羽糸は、マルチフィラメント糸を芯糸とし、起毛繊維が前記芯糸と交絡された短繊維であり、
    前記起毛繊維が、植物性繊維であることを特徴とする発泡成形品。
  2. 前記外層材は、前記モールドウレタン材と接する裏面側に、層の表裏に通気性を有するスラブウレタン層を備える請求項1に記載の発泡成形品。
  3. 前記スラブウレタン層は、2層以上からなり、
    表面側に第1のスラブウレタン層を有し、前記第1のスラブウレタン層に対して裏面側に第2のスラブウレタン層を有し、
    前記第2のスラブウレタン層は、前記第1のスラブウレタン層よりも通気度が低くされている請求項に記載の発泡成形品。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の発泡成形品を備えることを特徴とする車両用シート。
  5. 内部にエアバックモジュールが埋設されるとともに、着座者側へ突出するように形成されたサイドサポート部を有する車両用シートであって、
    前記サイドサポート部に前記発泡成形品が用いられている請求項に記載の車両用シート。
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