JP6600238B2 - 横軸回転窓 - Google Patents

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Description

本発明は、横軸回転窓に関し、特に障子が風を受けた際の風圧によって自然風による換気が行える横軸回転窓および建物に関する。
障子が風を受けて自然に開閉して換気が行われる自然換気窓が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の自然換気窓は、窓枠と、窓枠に横軸を介して回転可能に支持された障子と、窓枠に沿って上下方向に移動して障子を押圧する押圧ローラとを備えている。障子は、横軸の軸心よりも上側部分が室内側に回転可能であるとともに、横軸の軸心よりも下側部分が室外側に回転可能である。
自然換気窓は、押圧ローラを横軸の軸心よりも上方へ移動して障子を押圧することで、当該障子を閉鎖状態にする。また、押圧ローラを横軸の軸心よりも下方へ移動することで、前記押圧を解除し、障子を自然開閉可能な開放状態にする。
さらに、自然換気窓は、障子のうち横軸の軸心よりも下側部分には、押圧ローラの移動軌跡上に位置する規制片を備えている。障子の開放状態で押圧ローラがさらに下方へ移動した場合には、当該押圧ローラは規制片に当接して障子の閉鎖移動を規制した閉鎖規制状態となる。このため、障子の閉鎖を規制して火災時における排煙などを行える。
特開2015−194074号公報
ところで、特許文献1に記載の横軸回転窓において、障子に当接する押圧ローラをポリアセタール樹脂(POM)等の樹脂製材料によって樹脂製ローラとして形成した場合には、金属製ローラを形成する場合と比べて、障子の傷付きや接触音を小さくできるが、火災時に樹脂製ローラに軟化や融解が生じるおそれがある。火災時に樹脂製ローラに軟化や融解が生じると、障子の閉鎖規制状態が維持できず、障子の開放角度が小さくなり、横軸回転窓の開口面積が狭まるおそれがある。
本発明の目的は、障子の閉鎖規制状態で障子の開放角度が小さくなることを抑制できる横軸回転窓を提供することにある。
本発明の横軸回転窓は、窓枠と、障子と、前記窓枠に対して前記障子を回転可能に軸支する水平な回転軸と、前記障子に対して上下方向に移動可能に前記窓枠に取り付けられる移動体とを備え、前記移動体は、前記障子に当接する押圧ローラと、前記押圧ローラを回転可能に軸支する軸支体とを備え、前記移動体は、前記障子を開閉可能状態とする開閉位置と、前記障子の閉鎖移動を規制する閉鎖規制状態とする規制位置とに前記押圧ローラを配置可能に構成され、前記障子は、前記押圧ローラが前記規制位置に配置された状態で前記障子の閉鎖移動を規制可能に当該押圧ローラに当接する閉鎖規制部を有し、前記軸支体には、前記閉鎖規制状態における前記押圧ローラの軸心から前記閉鎖規制部の前記押圧ローラに対する当接面までの間隔寸法以下の寸法を有した規制部材が取り付けられ前記規制部材は、前記規制位置に配置された前記押圧ローラの軟化状態または焼失状態で前記閉鎖規制部が当接可能に上下方向に対向して配置されることを特徴とする。
本発明の横軸回転軸によれば、押圧ローラが開閉位置に配置される場合には障子を開閉可能状態にでき、また、押圧ローラが規制位置に配置される場合には押圧ローラと閉鎖規制部とが当接して障子を閉鎖規制状態にできる。
また、火災時に押圧ローラが軟化や焼失しても、規制部が残存するので、この規制部によって障子の閉鎖移動を規制でき、障子の開放角度が所定開放角度よりも小さくなることを抑制できる。
ここで、押圧ローラは、樹脂製、ゴム製、木製などであってもよく、規制部は、耐熱性の高いエンジニアリングプラスチックなどの樹脂、金属、セラミックス等の鉱物などによって構成されてもよい。例えば、押圧ローラが樹脂製またはゴム製である場合には、規制部を当該押圧ローラよりも融点の高い材料によって構成されていればよく、これにより、押圧ローラに軟化や融解が生じても規制部によって障子の閉鎖移動を規制できる、また例えば、押圧ローラが木製である場合には、規制部は当該押圧ローラが焼失しても残存可能な材料によって構成されていればよい。
また、ここでの規制部材は、円盤状であってもよく、また、棒状であってもよい。
本発明の横軸回転窓では、前記規制部材は、前記閉鎖規制状態で前記押圧ローラの軸心および前記閉鎖規制部間に配置される部分がある金属製の円盤プレートを有し、前記円盤プレートの径寸法は、前記押圧ローラの径寸法よりも小さくされことが好ましい。
このような構成によれば、金属製の円盤プレートの径寸法を押圧ローラの径寸法よりも小さくすることで、平常時には、火災時に作動する火災報知器に連動して移動し、または手動操作によって移動する押圧ローラが障子に当接して開放移動し、金属製の円盤プレートが障子に干渉することがなくなるので、当該円盤プレートの障子に対する当接によって、障子の傷付きを低減でき、金属部品である円盤プレートと障子との接触音の発生をなくすことができる。また、円盤プレートが軸支体に対して固定されている場合および円盤プレートが回転可能に取り付けられる場合のいずれでも、上記効果を発揮できる。
本発明の横軸回転窓では、前記移動体は、前記窓枠に沿って上下方向に移動可能に構成され、前記閉鎖規制部は、前記押圧ローラおよび前記円盤プレートの上下方向の移動軌跡上に位置するとともに、前記障子を開放移動可能に前記押圧ローラに押圧される当接面を有することが好ましい。
このような構成によれば、平常時には、押圧ローラが上下方向の移動によって障子を押圧して当該障子を開放移動するので、障子の傷付きを低減できるとともに押圧ローラと障子との接触音を抑制できる。
また、火災時に押圧ローラが軟化または焼失した場合には、残存する金属製の円盤プレートの上下方向の移動によって障子を押圧して当該障子を開放移動できる。
本発明の横軸回転窓では、前記円盤プレートと前記押圧ローラとは一体に成形されることが好ましい。
このような構成によれば、円盤プレートと押圧ローラとによって一つの部品を構成でき、横軸回転窓の構成を簡略化できる。
本発明の横軸回転窓では、窓枠と、障子と、前記窓枠に対して前記障子を回転可能に軸支する水平な回転軸と、前記障子に対して上下方向に移動可能に前記窓枠に取り付けられる移動体とを備え、前記移動体は、前記障子に当接する押圧ローラと、前記押圧ローラを回転可能に軸支する軸支体とを備え、前記移動体は、前記障子を開閉可能状態とする開閉位置と、前記障子の閉鎖移動を規制する閉鎖規制状態とする規制位置とに前記押圧ローラを配置可能に構成され、前記障子は、前記押圧ローラが前記規制位置に配置された状態で前記障子の閉鎖移動を規制可能に当該押圧ローラに当接する閉鎖規制部を有し、前記軸支体は、前記閉鎖規制状態で上下方向において前記閉鎖規制部側に突出した部分を有し、当該部分は、前記規制位置に配置された前記押圧ローラの軟化状態または焼失状態で前記閉鎖規制部が当接可能に上下方向に対向した規制部として構成されることが好ましい。
このような構成によれば、軸支体の一部分を規制部とすることで、金属製の円盤プレートなどの別部材を増設する必要がなく、部品点数を削減できる。
本発明の横軸回転窓では、窓枠と、障子と、前記窓枠に対して前記障子を回転可能に軸支する水平な回転軸と、前記障子に対して上下方向に移動可能に前記窓枠に取り付けられる移動体とを備え、前記移動体は、前記障子に当接する押圧ローラと、前記押圧ローラを回転可能に軸支する軸支体とを備え、前記移動体は、前記障子を開閉可能状態とする開閉位置と、前記障子の閉鎖移動を規制する閉鎖規制状態とする規制位置とに前記押圧ローラを配置可能に構成され、前記障子は、前記押圧ローラが前記規制位置に配置された状態で前記障子の閉鎖移動を規制可能に当該押圧ローラに当接する閉鎖規制部を有し、前記閉鎖規制部は、前記閉鎖規制状態で上下方向において前記軸支体側に突出した部分を有し、当該部分は、前記規制位置に配置された前記押圧ローラの軟化状態または焼失状態で前記軸支体が当接可能に上下方向に対向した規制部として構成されることが好ましい。
このような構成によれば、閉鎖規制部の一部分を規制部とすることで、金属製の円盤プレートなどの別部材を増設する必要がなく、部品点数を削減できる。
本発明によれば、障子の閉鎖規制状態で障子の開放角度が小さくなることを抑制できる横軸回転窓を提供できる。
本発明の実施形態に係る自然換気窓を示す内観姿図。 前記実施形態の自然換気窓を室内側から見た縦断面図。 前記実施形態の自然換気窓の閉鎖状態を示す縦断面図 前記実施形態の自然換気窓の要部を拡大して示す横断面図。 前記実施形態の自然換気窓の開閉可能状態を示す縦断面図。 前記実施形態の自然換気窓の閉鎖規制状態を示す縦断面図。 前記実施形態の自然換気窓の要部を示す斜視図。 図7のVIII−VIII線に沿った要部を示す横断面図。 前記実施形態の自然換気窓の施錠用当接片を拡大して示す横断面図。 前記実施形態の自然換気窓の施錠機構の施錠動作を示す模式図。 前記実施形態の自然換気窓の施錠機構の解錠動作を示す模式図。 前記実施形態の自然換気窓の要部を示す説明図。 本発明の第1変形例に係る自然換気窓の要部を示す説明図。 本発明の第2変形例に係る自然換気窓の要部を示す説明図。 本発明の第3変形例に係る自然換気窓の要部を示す説明図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3において、第1実施形態に係る建具である横軸回転窓1は、建物の躯体に取り付けられており、横軸回転窓1A,1Bが左右に配置された二連の連窓として構成されている。本実施形態では、横軸回転窓1は、自然に開閉して換気が行われる自然換気窓として構成されている。
横軸回転窓1は、面材としての障子2(2A,2B)と、枠体としての窓枠3(3A,3B)と、窓枠3に対し障子2を開閉可能な開閉装置10とを備えている。開閉装置10は、障子2を閉鎖移動可能な閉鎖機構5と、閉鎖位置にある障子2を施錠可能な施錠機構7(7A,7B)とを備えている。本実施形態では、障子2の閉鎖位置は図3に示す全閉位置であるが、例えば、障子2が風を受けた場合に当該障子2が完全には閉まらない構成とした場合、全閉直前位置などの障子2が完全に閉まらない位置を閉鎖位置に設定してもよい。
横軸回転窓1Aは、障子2A、窓枠3A、閉鎖機構5および施錠機構7Aによって構成されている。横軸回転窓1Bは、障子2B、窓枠3B、横軸回転窓1Aと共通の閉鎖機構5および施錠機構7Bによって構成されている。
障子2Aは、上框21、下框22および左右の縦框23,24と、矩形状のガラスパネル、金属パネルなどで形成されるパネル25と、閉鎖規制部である閉鎖規制片20とを備えている。上框21、下框22および左右の縦框23,24は、アルミ製の押出形材によって形成されている。なお、上框21、下框22および左右の縦框23,24は、樹脂製であってもよい。
図4に示す縦框24は、室外側見付け片部241と、見込み片部242,243と、室内側見付け片部244とを備えている。
見込み片部242は障子2A側に位置し、見込み片部243は方立35側に位置している。見込み片部243には、図8に示すように、上下方向に延びた長孔243A,243Bが形成されている。また、見込み片部243には、方立35側に上下方向に延びた案内溝形成部243Cが設けられている。長孔243Aは長孔243Bよりも室外側に位置している。
室内側見付け片部244のうち見込み片部242,243間に位置する部分には、図8に示す長孔244Aが上下方向に延びて形成されている。
このような縦框24では、室外側見付け片部241、見込み片部242,243および室内側見付け片部244によってホロー部246(中空部)が形成されている。
閉鎖規制片20は、図3,4に示すように、障子2の縦框24に取り付けられている取付片部201と、取付片部201の上端から折曲して室内側に突出している規制片部202と、取付片部201および規制片部202に連続している縦片部203とを有している。
規制片部202は、二つの折曲部204、205を有している。折曲部205は、折曲部204よりも室内側に位置している。図3に示す障子2の閉鎖状態では、取付片部201および折曲部204間の第一部分は水平方向に沿っており、折曲部204,205間の第二部分は前記第一部分から斜め上方向に傾斜しており、折曲部205および先端間の第三部分は、折曲部205からさらに斜め上方向に傾斜している。
また、規制片部202は、図4に示すように、樹脂製の押圧ローラ515および円盤プレート517の下方に配置されている。すなわち、規制片部202は、押圧ローラ515および円盤プレート517の移動軌跡上に位置している。
この規制片部202の上面は、押圧ローラ515の外周面および円盤プレート517の外周面に当接可能な当接面206を構成している。前述した折曲部205および先端間の第三部分における当接面206の面部分は、障子2の全開状態で押圧ローラ515および円盤プレート517の移動軌跡上に位置する。
障子2Aの重心26の高さ方向の位置は、障子2Aの高さ方向の中心位置に設定されている。障子2Aの重量の大半は、パネル25の重量である。このため、パネル25の高さ方向の中心位置が、障子2Aの重心26の高さ方向の位置に一致するように設定されている。
パネル25を保持する上框21、下框22におけるパネルの見込み寸法は、通常、同じ寸法に設定されるため、パネル25の高さ方向の中心位置は、障子2Aのパネル開口における高さ方向の中心位置に一致する。障子2Aのパネル開口の高さ方向の中心位置とは、パネル25を保持する上框21の下端面から下框22の上端面までの高さ寸法の中心位置である。つまり、パネル25の見え掛かり部分の高さ寸法の中心位置である。
また、障子2Aの重心26の見込み方向の位置は、パネル25の間に設定される。
障子2Aの軸心37よりも上方部分は、室内側に開放移動可能に構成されている。この上方部分とは逆に、障子2Aの軸心37よりも下方部分は室外側に開放移動可能に構成されている。
なお、障子2Bは、左右方向において障子2Aに並設されているとともに、障子2Aと同様に構成されている。従って、障子2Bについては、図に障子2Aの各構成と同符号を適宜付す。
窓枠3は、上枠31、下枠32および左右の縦枠33,34と、縦枠33,34間に配置された枠部材としての方立35(縦枠)とを備えている。上枠31、下枠32および左右の縦枠33,34は、アルミ製の押出形材によって形成されている。方立35は、横軸回転窓1の左右方向の中間位置で上枠31および下枠32間に配置されている。このため、方立35は、左右方向において互いに隣り合う障子2A,2B間に位置している。なお、上枠31、下枠32および左右の縦枠33,34は、樹脂製であってもよい。
縦枠33,34には、図5に実線で示す開放位置(全開位置)にある障子2A,2Bが当接する戸当たり部材36が取り付けられている。このため、障子2A,2Bは、開放方向に回転した場合、戸当たり部材36に当接する位置までしか回転しない。なお、後述する押圧ローラ515が下降して閉鎖規制片20に当接することで、障子2A,2Bは閉鎖規制状態とされる。
窓枠3Aは、室内側から見て右側の縦枠33と、上枠31および下枠32と、方立35とによって構成されている。窓枠3Aを構成する縦枠33および方立35は、図示しない横軸を中心として障子2Aの縦框23,24を回転可能に支持している。
図3に示すように、横軸の軸心37は、障子2Aの重心26の位置と同じ高さ位置であり、かつ、重心26に対する見込み方向の位置を室外側にずらした位置に設定されている。
また、室内側から見て左側の縦枠34と、上枠31および下枠32と、方立35とによって、左側の窓枠3Bが構成されている。窓枠3Bを構成する縦枠34および方立35は、図示しない横軸を中心として障子2Bの縦框23,24を回転可能に支持している。
横軸の軸心37は、障子2Bの重心26の位置と同じ高さ位置であり、かつ、重心26に対する見込み方向の位置を室外側にずらした位置に設定されている。
なお、前述した横軸は室内外側へ調整可能に窓枠3に支持されているとよい。
横軸の軸心37に対して重心26が室内側に位置することで、障子2には、上端側が室内側に移動する方向の回転モーメントNが発生する。そして、軸心37および重心26間の距離が大きくなるほど、前記回転モーメントも大きくなる。そこで、本実施形態では、以下の条件を満足する位置に軸心37を設定している。つまり、軸心37および重心26間の所定距離は、以下の条件に基づいて設定している。
[障子の回転軸心の位置の条件]
(1)無風時に全開状態となること
無風時で横軸回転窓1の障子2に風圧が加わっていない場合は、横軸の軸心37に対して重心26が室内側に偏心していることによって、障子2には回転モーメントNが生じ、上端側が室内側に移動する。この回転モーメントNによって、障子2が、少なくとも、戸当たり部材36に当接する位置まで回転するように、重心26と軸心37との位置関係(所定距離)が設定されている。本実施形態では、障子2は閉鎖位置から戸当たり部材36に当接する位置まで45度回転するように設定されている。
従って、横軸回転窓1の障子2は、無風時には図4に示す全開位置に自動的に回転し、横軸回転窓1を開放する。このため、横軸回転窓1を自然換気状態にできる。
なお、障子2が閉鎖位置から戸当たり部材36に当接する位置までの回転角度を45度として説明したが、この回転角度は任意に設定可能であり、例えば、46度や30度、60度などにも設定可能である。
(2)風速が閾値未満では全開状態を維持すること
微風〜弱風の風が吹いた場合、すなわち、障子2に加わる風圧が設定された閾値未満の場合に、障子2を閉じる方向に回転する力が加わる。この場合に、風圧によって障子2を閉じる方向に回転する回転モーメントよりも、障子2の重心26に対する横軸の軸心37の室外側への偏心によって障子2を開放方向に回転する回転モーメントNが大きくなるように、軸心37および重心26の間隔が所定距離に設定されている。
(3)風速が閾値以上では障子を閉じる方向に回転すること
中風〜強風の風が吹いて、障子2に加わる風圧が設定された閾値以上となった場合に、その風圧によって障子2を閉じる方向に回転する回転モーメントが障子2の重心26に対する横軸の軸心37の室外側への偏心によって障子2を開放方向に回転する回転モーメントNよりも大きくなるように、軸心37および重心26の間隔が所定距離に設定されている。
(3−1)正圧の場合
建物において横軸回転窓1(連窓)が取り付けられた壁面に向かって室外側から室内側に向かって風が吹いた場合、風上側に位置する障子2の横軸の軸心37よりも下側の部分に、室外側から室内側に向かう正圧が加わる。このため、障子2は下半分が室内側に向かって押され、閉じる方向に回転する。この障子2に加わる正圧は、風圧が高くなるほど大きくなるため、風速が高くなると、障子2の開放角度は小さくなる。そして、前記閾値よりも大きな所定の第2閾値以上の風が吹くと、障子2は、図3に示すように閉じる。なお、図3に示す後述する押圧ローラ515は横軸の軸心37に対し上方位置に図示しているが、自然換気状態では横軸の軸心37よりも下方に位置する。
(3−2)負圧の場合
同様に、建物において横軸回転窓1(連窓)が取り付けられた壁面が風下側になる場合、横軸回転窓1には室内側から室外側に向かう風が吹き、負圧が加わる。この場合、風上側に位置する障子2の横軸の軸心37よりも上半分に室内側から室外側に向かう負圧が加わる。このため、障子2は上半分が室外側に向かって押され、閉じる方向に回転する。この障子2に加わる負圧も、風速が高くなるほど大きくなるため、風速が高くなると、障子2の開放角度は小さくなる。そして、前記閾値よりも大きな所定の第2閾値以上の風が吹くと、障子2は、図3に示すように閉じる。
[閉鎖機構]
閉鎖機構5は、横軸回転窓1A,1Bに共用されている。閉鎖機構5は、図1に示すように、方立35に沿って往復動可能な移動体51と、移動体51を往復駆動させる駆動装置52と、移動体51を上下方向に案内する一対のガイドレール53とを備えている。ガイドレール53は、方立35の室内側見付け片部に設けられている。
移動体51は、図7に示すように、方立35に沿って往復動可能なスライダ511と、スライダ511に取り付けられた一対の当接部材512(512A,512B)とを備えている。
スライダ511は、ガイドレール53に上下方向に往復動可能に係合している。
当接部材512Aは、取付枠513および軸部材514によって構成される軸支体516と、押圧ローラ515とを備えている。
さらに、軸部材514には、金属製の円盤プレート517が取り付けられている。
このような移動体51は、第一位置から第二位置を経由して第三位置まで往動可能であり、かつ、前記第三位置から第二位置を経由して第一位置まで復動可能に構成されている。さらに、移動体51は、第一位置よりも下方の第四位置まで復動可能に構成されている。
ここで、第一位置(開閉位置)とは、横軸の軸心37よりも下方であって障子2を開閉可能状態とする位置であって全開位置まで開放移動可能とする押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置(図5に示す押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置)である。
第三位置とは、横軸の軸心37よりも上方であって施錠機構7による施錠が完了する押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置(図3に示す押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置)である。
第二位置とは、横軸の軸心37よりも上方であって障子2を閉鎖位置に強制的に移動可能な押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置(本実施形態では図11に実線で示す押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置)であり、第一位置および第三位置間に位置している。
第四位置(規制位置)は、第一位置よりも下方であって押圧ローラ515が閉鎖規制片20に当接する押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置(図6に示す押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置)である。
なお、本実施形態では、第四位置は復動端位置でもあり、第三位置は往動端位置でもある。
取付枠513は、図4,7に示すように、左右方向に延びて形成された板状片部513Aと、板状片部513Aの上縁からスライダ511側(室外側)に向かって折り返された上片部513Bと、板状片部513Aの下縁からスライダ511側に向かって折り返された下片部513Cと、スライダ511から離れた板状片部513Aの先端縁から障子2A側(室外側)に向かって折り返された軸支持片部513Dとを備えている。
板状片部513Aは、スライダ511の室内側面にビス止めされており、上片部513Bは、スライダ511の上面にビス止めされており、下片部513Cは、スライダ511の下面にビス止めされている。軸支持片部513Dには、軸部材514が左右方向に延びた状態で支持している。
このように取付枠513は、スライダ511に取り付けられ、軸部材514を軸支している。
押圧ローラ515は、横方向において軸支持片部513Dよりもスライダ511側に配置されており、軸部材514に回転自在に支持されている。押圧ローラ515の接触面(外周面)は、閉鎖位置にある障子2Aの縦框24の室内側見付け片部244に接触する。押圧ローラ515が横軸の軸心37よりも下方に位置する場合には、障子2Aは開放移動によって押圧ローラ515から離れる。
また、押圧ローラ515は、上方移動により、開放位置にある障子2Aの縦框24の室内側見付け片部244に接触し、当該室内側見付け片部244を押圧可能に配置される。
円盤プレート517は、横方向において押圧ローラ515と軸支持片部513Dを間にして配置されており、軸部材514に取り付けられている。円盤プレート517は、軸部材514に対して回転可能に取り付けられていてもよいが、固着されていてもよい。
円盤プレート517の径寸法は、押圧ローラ515の径寸法以下であり、本実施形態では押圧ローラ515の径寸法よりも小さく設定されている。
円盤プレート517は、押圧ローラ515の外周面が閉鎖規制片20の当接面206に当接した閉鎖規制状態における当該押圧ローラ515の軸心515Aから閉鎖規制片20の当接面206までの径方向における間隔寸法L1以下の寸法、本実施形態では間隔寸法L1よりも小さい寸法L2を有している(図12参照)。本実施形態では、寸法L1,L2の差分は0.5〜1mmであるため、押圧ローラ515の外周面から円盤プレート517の外周面までの径方向における間隔寸法は0.5〜1mmとなる。
閉鎖規制状態で押圧ローラ515の軸心515Aおよび閉鎖規制片20間に配置される円盤プレート517の部分によって規制部8が構成されている。
ここで、本実施形態では、押圧ローラ515が第四位置にある場合であって、障子2が閉鎖位置から戸当たり部材36に当接する全開位置までの回転角度(開放角度)以下の所定開放角度となる場合に、規制部8は閉鎖規制片20の当接面206に当接する構成とされている。ここで、前述した所定開放角度は、火災時における排煙等のために規制部8と閉鎖規制片20とが当接した状態における障子2の開放角度を設定した角度である。この角度に対応して、押圧ローラ515の径寸法に対する円盤プレート517の径寸法が設定される。本実施形態では、前述した所定開放角度は、障子2の全開位置までの回転角度よりも1〜2度小さくなる角度であるが、これに限定されない。
当接部材512Bは、左右方向において当接部材512Aに方立35を介して並設されている。このため、押圧ローラ515は、障子2A,2Bの並設方向両側に一対設けられることとなる。
当接部材512Aの押圧ローラ515は、障子2Bに隣り合う障子2Aを、押圧により閉鎖移動案内可能に配置されている。当接部材512Bの押圧ローラ515は、障子2Bを押圧により閉鎖移動案内可能に配置されている。
なお、当接部材512Bは、当接部材512Aと同様に構成されている。従って、当接部材512Bについては、図に当接部材512Aの各構成と同符号を適宜付して、その詳細な説明を省略する。
駆動装置52は、図1に示すように、一つの駆動源54と、伝達機構55とを備えている。駆動源54は、電動モータによって構成されている。
伝達機構55は、図5,8に示すように、下枠32に沿って左右方向に延びて配置された回転軸体552と、方立35に沿って上下方向に延びて配置された回転軸体553と、回転軸体552の回転を回転軸体553に伝達するウォームギヤ機構554(動力伝達機構)と、回転軸体553の上端に連結されたボールネジ軸555とを備えている。
ボールネジ軸555は、上下方向に延びて配置されており、方立35の室内側見付け片部に回転可能に取り付けられている。このボールネジ軸555には、スライダ511が螺合している。
なお、ウォームギヤ機構554に代えて、ネジ歯車機構や傘歯車機構などを採用してもよい。また、ボールネジ軸555に代えて、台形ネジなどを採用してもよい。
このように構成された閉鎖機構5では、回転軸体552,553、ウォームギヤ機構554およびボールネジ軸555によって、駆動源54から移動体51への駆動力の伝達経路が構成されている。
[施錠機構]
施錠機構7は、図2に示すように、横軸回転窓1Aに設けられている施錠機構7Aと、横軸回転窓1Bに設けられている施錠機構7Bとによって構成されている。
施錠機構7Aは、図7〜11に示すように、当接部材512に当接するリンケージ部材71と、リンケージ部材71の移動に連動可能な施錠部72とを備えるグレモン式の施錠機構として構成されている。
リンケージ部材71は、上下方向に延びて形成されたリンケージバー711と、リンケージバー711に固定された施錠用当接片712と、リンケージバー711および縦框24に軸ピン713,714を介して連結された解錠用当接片715とを備えている。施錠用当接片712と解錠用当接片715とは、施錠動作において回転する解錠用当接片715が軸部材514に当接して当該施錠動作を阻害しない程度に、図11に示すように上下方向の所定間隔を隔てて配置されている。施錠用当接片712は、解錠用当接片715に対して上方に位置している。
リンケージバー711は、縦框24の案内溝形成部243Cに上下方向に移動可能に係合しており、当該案内溝形成部243Cによって形成される案内溝に配置されている。
施錠用当接片712は、図9〜11に示すように、リンケージバー711にビス止めされた取付け部712Aと、取付け部712Aから室内側に向かって延出した当接部712Bとを備えている。
取付け部712Aは、リンケージバー711から長孔243Bを通ってホロー部246まで突出している。当接部712Bは、ホロー部246から長孔244Aを通って室内側に延出している。当接部712Bの室内側に露呈した部分は、軸部材514の上下方向への移動軌跡上に配置されている。
軸ピン713は、取付け部材716によって見込み片部243に室外側の部分に取り付けられており、長孔243Aを通ってホロー部246まで突出している。
軸ピン714は、リンケージバー711に取り付けられており、長孔243Bを通ってホロー部246まで突出している。
解錠用当接片715は、室外側端部715Aから室内側に向かって延びて形成されており、解錠用当接片715の室内側端部715Bは、長孔244Aを通って室内側に延出している。室外側端部715Aと室内側端部715Bとの間に位置する中間部には、長孔715Cが当該解錠用当接片715の長手方向に延びて形成されている。
室外側端部715Aは、軸ピン713に回転可能に取り付けられている。このため、解錠用当接片715は、軸ピン713の回転軸心を中心として回転可能に縦框24に支持されている。
長孔715Cには、軸ピン714が回転可能に配置されている。このため、解錠用当接片715は、軸ピン713の回転軸心を中心とする回転が許容され、当該回転を上下方向の移動として伝達可能にリンケージバー711に連結される。リンケージバー711に対して軸ピン713の回転軸心を中心とする径方向に沿って移動可能であるとともに、当該軸ピン713の回転軸心を中心として回転可能に、リンケージバー711に連結されている。
解錠用当接片715の室内側に露呈した部分のうちの施錠用当接片712側に位置する縁部は、図10,11に示すように、湾曲形成されている。
図10に示す施錠状態では、解錠用当接片715の水平面に対する傾斜角が小さく設定されている。従って、解錠用当接片715の室内側に露呈した部分は、軸部材514の移動軌跡上に配置されている。
また、図11に示す解錠状態では、解錠用当接片715の水平面に対する傾斜角が大きく設定されている。従って、解錠用当接片715の室内側に露呈した部分は、当該軸部材514の移動軌跡上から室外側に外れて配置されている。
施錠部72は、図2に示すように、下側施錠部73と、上側施錠部74とを有している。
下側施錠部73は、下框22に設けられたロック部材731と、下枠32に設けられた二つのロック受け部材732とを備えている。
ロック部材731は、下框22に対し左右方向に可動に取り付けられている可動部材731Aと、可動部材731Aから下方に突出形成された二つの軸ピンとを備えて構成されている。軸ピンの配置は、障子2の左右方向の幅寸法に対応して適宜設定される。
可動部材731Aは、下框22に沿って延びて形成されており、方立35側の端部にコーナードライブ733を介してリンケージバー711の下端部に連結されている。
二つのロック受け部材732は、障子2Aが全閉位置にあるときに、二つの軸ピンの位置よりも室外側となる位置に配置されている。一方のロック受け部材732は縦枠33側に位置しており、他方のロック受け部材732は方立35側に位置している。
上側施錠部74は、上框21に設けられたロック部材741と、上枠31に設けられた二つのロック受け部材742とを備えている。
ロック部材741は、上框21に対し左右方向に可動に取り付けられている可動部材741Aと、可動部材741Aから下方に突出形成された二つの軸ピンとを備えて構成されている。一方の軸ピンは縦框23側に位置しており、他方の軸ピンは縦框24に位置している。
可動部材741Aは、上框21に沿って延びて形成されており、方立35側の端部にコーナードライブ743を介してリンケージバー711の上端部に連結されている。
二つのロック受け部材742は、障子2Aが全閉位置にあるときに、二つの軸ピンの位置よりも室内側となる位置に配置されている。一方のロック受け部材742は縦枠33側に位置しており、他方のロック受け部材732は方立35側に位置している。
このような施錠部72は、リンケージ部材71の上方への移動(施錠方向への移動)に基づき、ロック部材731,741を機械的に同期して左右方向に移動可能であり、この移動によって各軸ピンをロック受け部材732,742に係合可能に構成されている。
また、施錠部72は、リンケージ部材71の下方への移動(解錠方向への移動)に基づき、ロック部材731,741を機械的に同期して前述した方向とは逆方向に移動可能であり、この移動によって各軸ピンとロック受け部材732,742との係合を解除可能に構成されている。
なお、施錠機構7Bは、施錠機構7Aと左右方向において向かい合って配置されており、当該施錠機構7Aと概略同様に構成されている。従って、施錠機構7Bの各構成については、図に施錠機構7Aの各構成と同符号を適宜付して、その詳細な説明を省略する。
[本実施形態の動作]
以下、本実施形態に係る横軸回転窓1の動作について説明する。なお、横軸回転窓1A,1Bは、互いに同様に動作するため、これらを総括して説明する。
本実施形態に係る横軸回転窓1では、駆動装置52により移動体51が下方に移動し、図5に示すように、押圧ローラ515が横軸の軸心37よりも下方に位置した場合には、閉鎖機構5による強制閉鎖は解除状態となり、障子2A,2Bのそれぞれの自由な開閉移動を許容する。このため、横軸回転窓1は自然換気状態とされる。そして、当接部材512は、横軸の軸心37よりも下方であって障子2が全開位置に移動可能な第一位置(図5に示す押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置)に位置する。
この横軸回転窓1が自然換気状態とされた場合、施錠機構7は図11に示す解錠状態とされ、軸部材514は解錠用当接片715よりも下方であって当該解錠用当接片715よりも施錠用当接片712から離間して位置し、解錠用当接片715は軸部材514の移動軌跡から外れて位置する。
[閉鎖および施錠動作]
以下、前述した自然換気状態にある横軸回転窓1の開閉装置10による閉鎖および施錠動作について説明する。
先ず、閉鎖機構5により、移動体51を、復動端である第一位置から第二位置に向かって上方移動(往動)する。
具体的には、駆動源54からの駆動力により、回転軸体552を回転し、この回転を、ウォームギヤ機構554を介して回転軸体553に伝達することで、回転軸体553に連結されたボールネジ軸555を回転する。
ボールネジ軸555の回転により、スライダ511はガイドレール53に案内されながら方立35に沿って上方に移動する。
このスライダ511の上方移動により、押圧ローラ515は方立35に沿って上方に移動し、押圧ローラ515の周方向の接触面は、開かれた縦框24の室内側見付け片部244の見付け面に接触する。押圧ローラ515と縦框24との接触後、当該押圧ローラ515の更なる上方移動により、当該押圧ローラ515によって横軸の軸心37よりも上方に位置する縦框24の部分を室外側に向かって押圧し、障子2を閉鎖方向に強制的に移動する。
なお、一対の押圧ローラ515は互いに同期して移動する。このため、この一対の押圧ローラ515の上方移動によって、障子2A,2Bは同時に強制閉鎖移動する。
押圧ローラ515の上方移動においては、軸部材514は、当該軸部材514の移動軌跡から外れて位置する解錠用当接片715と接触することなく、当該解錠用当接片715の室内側を通過する(図11に実線で示す軸部材514参照)。
このように上方移動される当接部材512が第二位置(図11に実線で示す押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置)に達すると、障子2は完全閉鎖状態となる。第二位置に達した当接部材512が更に上方移動すると、軸部材514は、図11に二点鎖線で示す施錠開始位置に達し、施錠用当接片712の当接部712Bに当接する。そして、移動体51の更なる上方移動により、軸部材514によって施錠用当接片712を押し上げ、リンケージバー711を上方に移動して、下側施錠部73のロック部材731を左右方向に移動し、ロック受け部材732に係合する。
他方、上側施錠部74においても、前述した移動体51の更なる上方移動により、下側施錠部73と同様に動作し、ロック部材741をとロック受け部材742に係合する。当該係合の際、軸部材514は、第二位置を越えて上方に位置する図10に示す往動端である第三位置(図3に示す押圧ローラ515の軸心515Aの高さ位置。施錠完了位置)に位置する。このようにして施錠機構7による施錠を行う。
なお、解錠用当接片715は、リンケージバー711の上方移動により軸ピン714に上方に引き上げられながら回転し、この回転により、室内側端部715Bが室内側に向かってさらに延出した状態となり、軸部材514の移動軌跡上に位置する。
このようにして、横軸回転窓1の閉鎖および施錠を行う。
[解錠および開放動作]
次に、前述した施錠および全閉状態にある横軸回転窓1の開閉装置10による解錠および開放動作について説明する。
先ず、閉鎖機構5により移動体51を第三位置から下方移動(復動)する。
具体的には、駆動源54からの駆動力を、伝達機構55を介して移動体51に伝達することで、移動体51を方立35に沿って下方に移動する。この下方移動により、スライダ511を下方移動(復動)し、軸部材514を第三位置から第二位置に向かって下方移動する。
この下方移動において、軸部材514は、解錠用当接片715に当接する。そして、移動体51の更なる下方移動により、軸部材514によって解錠用当接片715を押し下げ、解錠用当接片715を下方に回転させ、連動してリンケージバー711を下方移動する。リンケージバー711の下方移動により、ロック部材731,741を左右方向に移動し、これらの軸ピンをロック受け部材732,742から離間する。これにより、ロック部材731,741とロック受け部材732,742との係合を解除する。このようにして施錠機構7による解錠を行う。当該係合を解除すると、軸部材514は、解錠用当接片715を通過可能な図11に実線で示す解錠完了位置に位置する。
つづいて、移動体51の下方移動により、押圧ローラ515を横軸の軸心37よりも下方に位置し、障子2の開放移動を許容する。そして、障子2はその自重に基づき開放移動し、全開位置に位置して自然換気状態となる。この移動体51の下方移動により、当接部材512が第一位置に達すると、障子2は、前述した通りに全開位置に移動可能となる。
このようにして、横軸回転窓1の解錠および開放を行う。
[閉鎖規制動作]
以下、前述した自然換気状態にある横軸回転窓1の強制開放および閉鎖規制について説明する。
移動体51が第一位置に配置された状態では、障子2は無風時に全開位置で静止し、室外側から室内側に向かう風や室内側から室外側に向かう風が吹いた場合に閉鎖移動する。ここで、閉鎖規制片20は、障子2が閉鎖移動しても、第一位置にある移動体51の押圧ローラ515には当接しない。なお、移動体51を第一位置から第四位置の間で停止しておけば、障子2が全開位置から閉鎖方向に移動した際に閉鎖規制片20が押圧ローラ515に当接するため、全閉状態とならず、障子2の全開位置からの閉鎖移動を調整できる。
また、障子2が風を受けて全開位置よりも閉鎖位置側にある場合(全開位置にない場合)でも、移動体51を第四位置に向かって移動することで、押圧ローラ515を閉鎖規制片20に当接し押圧して、障子2を強制的に開放移動可能である。また、障子2が風を受けて閉鎖位置にある場合でも同様に、移動体51を第四位置に向かって移動して閉鎖規制片20に当接し押圧することで障子2を強制的に開放移動可能である。
障子2が全開位置にある状態で、移動体51が第四位置に配置された場合には、図12(A)に示すように、閉鎖規制片20の当接面206に押圧ローラ515の外周面が当接した状態となる。これにより、障子2の閉鎖移動は規制され、障子2が全開位置にある状態が強制的に維持された閉鎖規制状態となって、排気を行える。この排気は、例えば火災時における排煙などに利用される。
[火災時の閉鎖規制]
前述した障子2の閉鎖規制状態で、第四位置にある移動体51の押圧ローラ515が火災時に温度上昇して軟化、融解した場合には、閉鎖規制片20への当接部分がなくなり、障子2の開放角度が予め設定した所定開放角度である状態で、円盤プレート517の一部分によって構成される規制部8が閉鎖規制片20の当接面206に当接し、図12(B)に示すように、規制部8と閉鎖規制片20とによる閉鎖規制状態となる。そして、押圧ローラ515が軟化後に融解し消失しても、規制部8は残存するので、閉鎖規制状態を維持できる。これにより、障子2の開放角度が小さくなることを抑制する。なお、図12(B)には、説明の便宜上、軟化前の押圧ローラ515を二点鎖線で示している。
なお、押圧ローラ515が第四位置よりも第三位置側にある場合には、火災時に作動する火災検知器に連動することによって、また、手動操作することによって押圧ローラ515が下方へ移動して障子2を強制的に開放移動し、当該押圧ローラ515を第四位置に配置して閉鎖規制状態とする。
また、押圧ローラ515が火災時に軟化や融解していても、円盤プレート517を、火災に作動する火災検知器に連動することによって、また、手動操作することによって円盤プレート517を下方へ移動して障子2を強制的に開放移動し、当該円盤プレート517を第四位置に配置して閉鎖規制状態とする。
[本実施形態の効果]
(1)本実施形態では、横軸回転窓1は、窓枠3と、障子2と、窓枠3に対して障子2を回転可能に軸支する水平な回転軸である横軸と、障子2に対して移動可能に窓枠3に取り付けられる移動体51とを備え、移動体51は、障子2に当接する押圧ローラ515と、押圧ローラ515を回転可能に軸支する軸支体516とを備え、移動体51は、障子2を開閉可能状態とする第一位置(開閉位置)と、障子2の閉鎖移動を規制する閉鎖規制状態とする第四位置(規制位置)とに押圧ローラ515を配置可能に構成され、障子2は、押圧ローラ515が第四位置に配置された状態で障子2の閉鎖移動を規制可能に当該押圧ローラ515に当接する閉鎖規制片20を有し、閉鎖規制状態における押圧ローラ515の軸心515Aから閉鎖規制片20の押圧ローラ515に対する当接面206までの間隔寸法L1以下の寸法L2を有し、押圧ローラ515の軟化状態で障子2の所定開放角度で障子2の閉鎖移動を規制する規制部8を有することを特徴とする。
上記構成を有するため、押圧ローラ515が第一位置に配置される場合には障子2を開閉可能状態にでき、また、押圧ローラ515が第四位置に配置される場合には押圧ローラ515と閉鎖規制片20とが当接して障子2を閉鎖規制状態にできる。
また、火災時に樹脂製の押圧ローラ515が軟化しても、金属製の円盤プレート517が残存するので、円盤プレート517の規制部8によって障子2の閉鎖移動を規制でき、障子2の開放角度が所定開放角度よりも小さくなることを抑制できる。
さらに、本実施形態では、以下の各効果を発揮できる。
(2)規制部8が、軸支体516に取り付けられる規制部材である円盤プレート517によって構成される。
このため、押圧ローラ515の軟化、融解しても、円盤プレート517と閉鎖規制片20とが当接することで、障子2の閉鎖移動を規制できる。
(3)金属製の円盤プレート517の径寸法は、押圧ローラ515の径寸法よりも小さくされ、円盤プレート517のうち閉鎖規制状態で押圧ローラ515の軸心515Aおよび閉鎖規制片20間に配置される部分によって規制部8が構成される。
このため、金属製の円盤プレート517の径寸法を押圧ローラ515の径寸法よりも小さくすることで、平常時には、障子2に対して押圧ローラ515が当接し、金属製の円盤プレート517が干渉することがなくなるので、当該円盤プレート517の障子2に対する当接によって、障子2の傷付きを低減でき、金属部品である円盤プレート517と障子2との接触音の発生をなくすことができる。
(4)移動体51は、窓枠3に沿って上下方向に移動可能に構成され、閉鎖規制片20は、押圧ローラ515および円盤プレート517の上下方向の移動軌跡上に位置するとともに、障子2を開放移動可能に押圧ローラ515に押圧される当接面206を有する。
このため、平常時には、押圧ローラ515が上下方向の移動によって障子2を押圧して当該障子2を開放移動するので、障子2の傷付きを低減できるとともに押圧ローラ515と障子2との接触音を抑制できる。
また、火災時に押圧ローラ515が軟化、融解した場合には、残存する金属製の円盤プレート517の上下方向の移動によって障子2を押圧して当該障子2を開放移動できる。
[変形例]
なお、本発明は以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、横軸回転窓1は、横軸回転窓1A,1Bを備える二連の連窓として構成されているが、これに限定されず、横軸回転窓1A,1Bのうちのいずれかを備える単窓として構成されていてもよく、また、図示しない追加の横軸回転窓を備える三連以上の連窓(例えば六連の連窓など)として構成されていてもよい。さらに、上下方向に二段以上とされた段窓として構成されていてもよく、また、左右方向に二連以上の窓を備え、かつ上下方向にも二段以上の連段窓を備えて構成されていてもよい。
前記実施形態では、軸部材514に取り付けた金属製の円盤プレート517によって規制部材が構成されているが、これに限定されず、軸部材514または取付枠513に取り付けられる半円形プレートや棒状部材によって規制部材が構成されてもよい。
また、例えば、図13に示す第1変形例のように、取付枠513の軸支持片部513Dから下方(閉鎖規制片20A側)に突出した部分を形成し、この部分によって規制部8Aを構成してもよい。この規制部8Aを有するため、金属製の円盤プレート517などの別部材を増設する必要がなく、部品点数を削減できる。
この場合、規制部8Aの下端は、図13(A)に示すように、押圧ローラ515の外周面下部と同じ高さ位置にあってもよく、押圧ローラ515の外周面下部よりも上方の高さ位置にあってもよい。
さらに、障子2は、閉鎖規制片20に代えて、規制片部202のうち取付片部201側から折曲部205よりも先端側部分までの領域における横幅寸法を小さくし、前記先端側部分だけが規制部8Aに当接する構成とされた閉鎖規制片20Aを備えていてもよい。この場合には、規制部8Aの下端は、押圧ローラ515の外周面下部よりも下方に突出していてもよい。
加えて前記実施形態において、閉鎖規制片20だけを前述した閉鎖規制片20Aと代えてもよい。この場合、円盤プレート517の径寸法を押圧ローラ515の径寸法よりも大きく設定してもよく、このように設定しても、移動体51の押圧ローラ515が第四位置に配置されない限り、円盤プレート517は閉鎖規制片20に干渉しない。
また、例えば図14に示す第2変形例のように、閉鎖規制片20に上方(軸支体516の軸部材514側)に突出した部分である立上げ片部を形成し、この立上げ片部によって軸部材514に当接可能な規制部8Bを構成してもよい。この規制部8Bを有するため、金属製の円盤プレート517などの別部材を増設する必要がなく、部品点数を削減できる。
前記実施形態では、押圧ローラ515と円盤プレート517とは、軸支持片部513Dを間にして間隔を隔てて配置されているが、これに限定されず、例えば図15に示す第3変形例のように、押圧ローラ515と円盤プレート517とが一体に形成されていてもよい。図15(A)では、インサート成形によって一対の押圧ローラ515間に円盤プレート517が隣接配置されて一つの部品を構成している。また、図15(B)では、インサート成形によって一対の円盤プレート517間に押圧ローラ515が隣接配置されて一つの部品を構成している。このように、押圧ローラ515と円盤プレート517とが一体に形成されることによって、横軸回転窓1の構成を簡略化できる。
なお、第1〜第3変形例のいずれの場合でも、平常時には、障子2に対して押圧ローラ515が当接し、金属部分は閉鎖規制片20,20Aに干渉しない。
前記実施形態では、障子2がその自重に基づき、上框21が室内側に移動するとともに下框22が室外側に移動することによって開放移動可能に構成され、施錠用当接片712を上方に配置し、解錠用当接片715を下方に配置し、移動体51の往動を上方移動とし、移動体51の復動を下方移動としている。
このような構成とは逆に、障子2がその自重に基づき、上框21が室外側に移動するとともに下框22が室内側に移動することによって開放移動可能に構成してもよい。そして、施錠用当接片712を下方に配置し、解錠用当接片715を上方に配置し、移動体51の往動を下方移動とし、移動体51の復動を上方移動としてもよい。
この場合、障子2は移動体51の下方移動によって強制的に閉鎖移動され、施錠機構7はリンケージ部材71の下方移動によって施錠動作を行う。また、障子2は移動体51の上方移動によって解錠され、更なる下方移動によって強制閉鎖状態が解除される。
前記第1実施形態では、横軸回転窓1A,1Bを備える横軸回転窓1を建具として説明したが、これに限定されず、例えば、風等によって自然開閉可能に構成されず、手動開閉可能に構成される横軸回転窓によって構成されていてもよい。横軸回転窓1は、二連以上の連窓や段窓として構成されていてもよい。
1,1A,1B…横軸回転窓、10…開閉装置、2,2A,2B…障子、21…上框、22…下框、23,24…縦框、241…室外側見付け片部、242,243…見込み片部、20,20A…閉鎖規制片、201…取付片部、202…規制片部、203…縦片部、204…折曲部、205…折曲部、206…当接面、243A,243B,244A,715C…長孔、243C…案内溝形成部、244…室内側見付け片部、246…ホロー部、25…パネル、26…重心、3,3A,3B…窓枠、31…上枠、32…下枠、33,34…縦枠、35…方立、36…戸当たり部材、37,515A…軸心、5…閉鎖機構、51…移動体、511…スライダ、512,512A,512B…当接部材、513…取付枠、513A…板状片部、513B…上片部、513C…下片部、513D…軸支持片部、514…軸部材、515…押圧ローラ、516…軸支体、517…円盤プレート(規制部材)、52…駆動装置、53…ガイドレール、54…駆動源、55…伝達機構、552,553…回転軸体、554…ウォームギヤ機構、555…ボールネジ軸、7,7A,7B…施錠機構、71…リンケージ部材、711…リンケージバー、712…施錠用当接片、712A…取付け部、712B…当接部、713,714…軸ピン、715…解錠用当接片、715A…室外側端部、715B…室内側端部、716…取付け部材、72…施錠部、73…下側施錠部、731,741…ロック部材、731A,741A…可動部材、732,742…ロック受け部材、733,743…コーナードライブ、74…上側施錠部、8,8A,8B…金属製規制部、L1…間隔寸法、L2…寸法、N…回転モーメント。

Claims (6)

  1. 窓枠と、障子と、前記窓枠に対して前記障子を回転可能に軸支する水平な回転軸と、前記障子に対して上下方向に移動可能に前記窓枠に取り付けられる移動体とを備え、
    前記移動体は、前記障子に当接する押圧ローラと、前記押圧ローラを回転可能に軸支する軸支体とを備え、
    前記移動体は、前記障子を開閉可能状態とする開閉位置と、前記障子の閉鎖移動を規制する閉鎖規制状態とする規制位置とに前記押圧ローラを配置可能に構成され、
    前記障子は、前記押圧ローラが前記規制位置に配置された状態で前記障子の閉鎖移動を規制可能に当該押圧ローラに当接する閉鎖規制部を有し、
    前記軸支体には、前記閉鎖規制状態における前記押圧ローラの軸心から前記閉鎖規制部の前記押圧ローラに対する当接面までの間隔寸法以下の寸法を有した規制部材が取り付けられ
    前記規制部材は、前記規制位置に配置された前記押圧ローラの軟化状態または焼失状態で前記閉鎖規制部が当接可能に上下方向に対向して配置される
    ことを特徴とする横軸回転窓。
  2. 請求項に記載の横軸回転窓において、
    前記規制部材は、前記閉鎖規制状態で前記押圧ローラの軸心および前記閉鎖規制部間に配置される部分がある金属製の円盤プレートを有し、
    前記円盤プレートの径寸法は、前記押圧ローラの径寸法よりも小さくされ
    ことを特徴とする横軸回転窓。
  3. 請求項に記載の横軸回転窓において、
    前記移動体は、前記窓枠に沿って上下方向に移動可能に構成され、
    前記閉鎖規制部は、前記押圧ローラおよび前記円盤プレートの上下方向の移動軌跡上に位置するとともに、前記障子を開放移動可能に前記押圧ローラに押圧される当接面を有する
    ことを特徴とする横軸回転窓。
  4. 請求項または請求項に記載の横軸回転窓において、
    前記円盤プレートと前記押圧ローラとは一体に成形される
    ことを特徴とする横軸回転窓。
  5. 窓枠と、障子と、前記窓枠に対して前記障子を回転可能に軸支する水平な回転軸と、前記障子に対して上下方向に移動可能に前記窓枠に取り付けられる移動体とを備え、
    前記移動体は、前記障子に当接する押圧ローラと、前記押圧ローラを回転可能に軸支する軸支体とを備え、
    前記移動体は、前記障子を開閉可能状態とする開閉位置と、前記障子の閉鎖移動を規制する閉鎖規制状態とする規制位置とに前記押圧ローラを配置可能に構成され、
    前記障子は、前記押圧ローラが前記規制位置に配置された状態で前記障子の閉鎖移動を規制可能に当該押圧ローラに当接する閉鎖規制部を有し、
    前記軸支体は、前記閉鎖規制状態で上下方向において前記閉鎖規制部側に突出した部分を有し、当該部分は、前記規制位置に配置された前記押圧ローラの軟化状態または焼失状態で前記閉鎖規制部が当接可能に上下方向に対向した規制部として構成される
    ことを特徴とする横軸回転窓。
  6. 窓枠と、障子と、前記窓枠に対して前記障子を回転可能に軸支する水平な回転軸と、前記障子に対して上下方向に移動可能に前記窓枠に取り付けられる移動体とを備え、
    前記移動体は、前記障子に当接する押圧ローラと、前記押圧ローラを回転可能に軸支する軸支体とを備え、
    前記移動体は、前記障子を開閉可能状態とする開閉位置と、前記障子の閉鎖移動を規制する閉鎖規制状態とする規制位置とに前記押圧ローラを配置可能に構成され、
    前記障子は、前記押圧ローラが前記規制位置に配置された状態で前記障子の閉鎖移動を規制可能に当該押圧ローラに当接する閉鎖規制部を有し、
    前記閉鎖規制部は、前記閉鎖規制状態で上下方向において前記軸支体側に突出した部分を有し、当該部分は、前記規制位置に配置された前記押圧ローラの軟化状態または焼失状態で前記軸支体が当接可能に上下方向に対向した規制部として構成される
    ことを特徴とする横軸回転窓。
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