JP6600188B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

本発明は眼科装置に関する。
眼科装置は、被検眼の特性や画像等の被検眼情報を光学的に取得する。多くの眼科装置では、被検眼に対する位置合わせ(アライメント)の後に被検眼情報の取得が行われる。アライメントは、被検眼に対する光学系の相対位置を示す指標(アライメント指標)を参照して行われる。アライメント指標の例として、被検眼に投影された輝点の像や、撮影画像中の特徴部位(瞳孔中心等)がある。
アライメントには、マニュアルアライメント、オートアライメント、セミオートアライメント等の種類がある。マニュアルアライメントでは、前眼部像等とともに表示されるアライメント指標を既定範囲に誘導するように、ユーザが光学系を移動させる。オートアライメントでは、眼科装置が、既定範囲に対するアライメント指標の変位を算出し、この変位をキャンセルするように光学系を移動させる。セミオートアライメントでは、オートアライメントが可能な範囲(アライメント指標を検出可能な範囲)に光学系を導くための粗アライメントが手動で行われ、アライメント指標が検出されたことを受けてオートアライメントに自動で移行する。
特開2014−54571号公報 特開2013−248376号公報 特開2010−194345号公報
ユーザがアライメント操作を行っているときに、光学系が可動範囲の限界に達してしまうことがある。例えば、次のような場合にこの問題が発生する。被検眼の眼圧を複数回測定する場合、ユーザは光学系を被検眼に徐々に接近させるように手動でアライメントを行う。アライメント指標が検出されるとオートモードに切り替わり、眼科装置がアライメントを完了させて最初の測定を行う。測定完了後にアライメント状態が変化すると、眼科装置は、アライメント指標の位置の変化を検出し、被検眼に光学系を追従させる(トラッキング)。測定後にユーザが手動で光学系を後方に移動させると、眼科装置は、この移動量をキャンセルするように光学系を前方に移動させる。このような動作が繰り返されると、前方の可動範囲の限界に光学系が達し、トラッキング及び測定を有効に行えなくなる。その結果、ユーザに戸惑いを与える、検査時間が長くなる、といった問題が生じる。
本発明の目的は、光学系が可動範囲の限界に達した場合でも円滑に検査を進めることが可能な眼科装置を提供することにある。
実施形態に係る眼科装置は、情報取得部と、第1移動機構と、第2移動機構と、制御部とを備える。情報取得部は、被検眼に光を照射し、被検眼からの戻り光を検出する光学系を含み、光学系により得られた検出結果に基づいて被検眼情報を取得する。第1移動機構は、ユーザが光学系を手動で移動するための構成を備える。第2移動機構は、アクチュエータを含み、アクチュエータが発生する駆動力によって光学系を移動する。制御部は、第1移動機構による光学系の移動に起因するアライメントのずれをキャンセルするように第2移動機構を制御する第1制御を実行する。更に、制御部は、第2移動機構による可動範囲における一の方向の限界に光学系が到達し既定条件が満足されたときに、少なくとも一の方向の逆方向に光学系を移動するように第2移動機構を制御する第2制御を実行する。
実施形態によれば、光学系が可動範囲の限界に達した場合でも円滑に検査を進めることが可能である。
実施形態に係る眼科装置の構成例を示す概略図である。 実施形態に係る眼科装置の構成例を示す概略図である。 実施形態に係る眼科装置の構成例を示すフロー図である。 実施形態に係る眼科装置の構成例を示すフロー図である。
実施形態に係る眼科装置は、被検眼に対して光学系の位置を合わせるためのアライメント機能を備え、アライメントの後に任意の自覚検査及び/又は任意の他覚検査を実行することで被検眼情報を取得する。自覚検査の例として、遠用視力検査、近用視力検査、コントラスト検査、グレア検査などがある。他覚検査の例として、他覚屈折測定、角膜形状測定、光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:以下、OCT)、眼軸長測定、眼圧測定などがある。OCTは、光の干渉を利用して眼底や前眼部のデータを取得する検査であり、画像化や解析に応用されている。眼軸長測定は、光又は超音波を利用して角膜頂点から網膜面までの距離を測定する検査である。眼圧測定(非接触式眼圧測定)は、角膜に吹き付けられた圧縮空気の圧力と、それによる角膜の変形量(光学的に得られる)とに基づいて眼圧値を測定する検査である。
[構成]
実施形態に係る眼科装置の外観構成の例を図1に示す。眼科装置1は、ベース2と、架台3と、ヘッド部4と、顔受け部5と、ジョイスティック8と、表示画面10とを備える。架台3は、ベース2上に設けられ、ジョイスティック8に対する操作に応じてベース2に対し上下・前後・左右に移動される。ここで、ジョイスティック8をその軸周りに回転操作することにより上下への移動が行われ、ジョイスティック8を傾倒操作することにより前後・左右への移動が行われる。ユーザがジョイスティック8を操作して発生した駆動力は、後述の第1移動機構35を介して架台3に伝達される。ヘッド部4は、各種の光学系や機構を格納し、架台3上に設けられている。ヘッド部4は、後述の第2移動機構40によって架台3に対し上下・前後・左右に移動される。
顔受け部5は、被検者の顔を固定するための顎受け6及び額当て7を備える。ジョイスティック8は、架台3上に設けられている。表示画面10は、ヘッド部4の背面(被検眼が配置される正面側に対向する側)に設けられ、タッチパネルを備える。このタッチパネルには、各種グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)が表示される。
眼科装置1には外部装置11が接続されている。外部装置11は、任意の装置であってよく、また、眼科装置1と外部装置11との間の接続態様(通信形態等)も任意であってよい。外部装置11の例として、レンズの光学特性を測定するためのレンズメータ、記録媒体のリーダ・ライタ、病院情報システム(HIS)サーバ、DICOMサーバ、医師端末、モバイル端末、眼科装置1のメーカ側のサーバや端末、クラウドサーバなどがある。
眼科装置1の内部構成の例を図2に示す。眼科装置1は、光学ユニット20と、Zアライメント系30と、第2移動機構40と、データプロセッサ50と、ユーザインターフェイス60と、制御プロセッサ70とを備える。
(光学ユニット20)
光学ユニット20は、被検眼Eの特性の測定を行うための各種の光学素子と、被検眼Eの撮影を行うための各種の光学素子と、いくつかの光学素子を移動させるための機構とを含む。光学ユニット20は、ヘッド部4に格納されている。光学ユニット20には、検査光学系21と、観察光学系22と、XYアライメント系23とが含まれている。XYアライメント系23は、ハーフミラー等のビームスプリッタ24によって観察光学系22の光路から分岐された光路に設けられている。検査光学系21の光路と観察光学系22の光路とは、ハーフミラー又はダイクロイックミラー等のビームスプリッタ25によって合成され、この合成光路OPが対物レンズ26を介して被検眼Eに導かれている。
(検査光学系21)
検査光学系21は、被検眼Eの情報を取得するための光学系である。検査光学系21により取得される情報には、任意の眼科測定手法により取得される測定データ、及び/又は、任意の眼科撮影手法(眼科モダリティ)により取得される撮影データ(画像データ、画像データを形成するために収集されたデータなど)が含まれる。検査光学系21は、実施可能な測定及び/又は撮影の種別に応じた光学系を含む。検査光学系21により実施可能な測定及び/又は撮影の種別は1つには限定されず、2以上であってもよい。検査光学系21は、任意の眼科測定及び/又は任意の眼科撮影を実施可能に構成されていてよい。
例えば、眼科装置1は、OCT装置、眼底カメラ、スリットランプ、SLO、レフラクトメータ、ケラトメータ、眼圧計、視野計などのうちの1つ以上の装置として機能する。一例として、眼科装置1がOCT装置としての機能を備える場合、検査光学系21は、一般的なOCT装置と同様に、次の構成要素を含む:光源(低コヒーレンス光源、波長掃引光源など);光源から出力された光を測定光と参照光とに分割し、かつ、被検眼Eからの測定光の戻り光と参照光とを干渉させる干渉光学系;干渉光学系により生成された干渉光を検出する検出部(分光器、バランスドフォトディテクタなど)。更に、データプロセッサ50は、検出部による干渉光の検出結果に基づいて被検眼E(眼底Ef、前眼部など)の断面像や3次元画像を形成するプロセッサを備える。
また、眼科装置1が眼圧計としての機能を備える場合、圧縮空気を生成する機構や、生成された圧縮空気を角膜Ecに向けて吹き付けるためのノズルがヘッド部4に設けられる。加えて、検査光学系21は、角膜に光を照射し、その戻り光を検出する光学系を含む。更に、データプロセッサ50は、この光学系からの出力に基づく角膜の変形量と圧縮空気の圧力とに基づいて眼圧値を算出するプロセッサを備える。
ここで、プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路を意味する。プロセッサは、例えば、記憶回路や記憶装置に格納されているプログラムを読み出し実行することで、実施形態に係る機能を実現する。
検査光学系21は、検査に付随する機能を提供するための構成を備えていてよい。例えば、被検眼Eを固視させるための視標(固視標)を眼底Efに投影するための固視光学系が設けられていてよい。
(観察光学系22)
観察光学系22は、被検眼Eを動画撮影(及び静止画撮影)する。観察光学系22は、各種のレンズ(結像レンズ、フォーカシングレンズ、リレーレンズなど)と、レンズ以外の光学素子(絞り、撮像素子(CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなど)とを含む。また、観察光学系22は、光源を含んでいてよい。この光源は、例えば、赤外光(近赤外光)及び/又は可視光を発する。本実施形態では、赤外光を用いて前眼部を動画撮影する。
観察光学系22は、2以上のカメラを含んだ構成であってもよい。例えば、光学ユニット20の前面(被検者に対向する面)の異なる位置に2つのカメラを設ける。そして、2つのカメラを用いて異なる方向から前眼部を撮影する。すなわち、2つのカメラは、前眼部のステレオ撮影を行う。眼科装置1は、2つのカメラにより実質的に同時に取得された2つの画像に基づいて、前眼部の位置情報を求めることが可能である。
(XYアライメント系23)
XYアライメント系23は、検査光学系21及び観察光学系22の合成光路OPの光軸に直交する方向(左右方向(X方向)、上下方向(Y方向))のアライメントを行うための光(赤外光)を被検眼Eに照射する。XYアライメント系23は、ビームスプリッタ24により観察光学系22から分岐された光路に設けられた光源(赤外光源)を含む。この光源から出力された光は、ビームスプリッタ24及び25により反射され、対物レンズ26を通過して被検眼Eに照射される。その角膜Ecによる反射光は、対物レンズ26を通過し、ビームスプリッタ25により反射され、ビームスプリッタ24を透過し、観察光学系22の撮像素子により検出される。
このように検出された反射光の像(輝点像)は、観察光学系22により得られる前眼部像に含まれる。制御プロセッサ70は、輝点像を含む前眼部像を表示部61(表示画面10等)に表示させることができる。このとき、制御プロセッサ70は、アライメントのずれの許容範囲を示す画像(アライメントマーク)などを前眼部像に重ねて表示させることができる。手動でXYアライメントを行う場合、ユーザは、アライメントマーク内に輝点像を誘導するように測定ヘッド4の移動操作を行う。オートアライメントの場合、データプロセッサ50は、アライメントマークに対する輝点像の変位を算出することができ、制御プロセッサ70は、算出された変位がキャンセルされるようにXY方向におけるヘッド部4の移動制御を実行することができる。
(Zアライメント系30)
Zアライメント系30は、光学ユニット20の合成光路OPの光軸方向(前後方向、Z方向)におけるアライメントを行うための光を被検眼Eに照射し、その戻り光を検出する。Zアライメント光源(赤外光源)31から出力された光は、角膜Ecに照射され、角膜Ecにより反射され、結像レンズ32によりラインセンサ33に結像される。角膜頂点の位置が前後方向に変化すると、ラインセンサ33に対する光の投影位置が変化する。データプロセッサ50は、ラインセンサ33に対する光の投影位置に基づいて被検眼Eの角膜頂点のZ方向における変位を求めることができる。更に、制御プロセッサ70は、算出された変位がキャンセルされるようにZ方向におけるヘッド部4の移動制御を実行することができる。
(第1移動機構35)
第1移動機構35は、光学ユニット20(測定ヘッド40)を手動で移動するための機構である。第1移動機構35は、光学ユニット20が載置された架台3をベース2に対して移動する。手動での移動にはジョイスティック8が用いられる。第1移動機構35は、ジョイスティック8を直立状態に保持する作用と、ユーザによるジョイスティック8の傾倒操作(傾倒方向及び傾倒量)を架台3のXZ方向の移動動作(移動方向及び移動量)に変換する作用と、ジョイスティック8の軸周り回転操作(回転方向及び回転量)を架台3のY方向の移動動作(移動方向及び移動量)に変換する作用とを奏する。このような第1移動機構35の構成は、従来の眼科装置に設けられた機構と同様であってよい。
(第2移動機構40)
第2移動機構40は、光学ユニット20(測定ヘッド4)を電動で移動するための機構である。第2移動機構40は、光学ユニット20を3次元的に移動可能である。
第2移動機構40にはアクチュエータ41が設けられている。アクチュエータ41は、例えば、X方向の移動を担うパルスモータと、Y方向の移動を担うパルスモータと、Z方向の移動を担うパルスモータとを含む。アクチュエータ41は、制御プロセッサ70による制御を受けてX方向、Y方向及びZ方向のそれぞれの駆動力を発生する。第2移動機構40は、アクチュエータ41により発生された駆動力(駆動方向及び駆動量)を光学ユニット20の移動動作(移動方向及び移動量)に変換する機構(変換機構)を含む。このような第2移動機構40の構成は、従来の眼科装置に設けられた機構と同様であってよい。
なお、第1移動機構35の一部と第2移動機構40の一部とが共通であってよい。例えば、ジョイスティック8の軸周り回転操作に応じてY方向のパルスモータを制御するように構成することが可能である。
制御プロセッサ70は、既定のコンピュータプログラムにしたがってアクチュエータ41を制御することができる。また、制御プロセッサ70は、ユーザインターフェイス60の操作部62からの操作信号に基づいてアクチュエータ41を制御することができる。
第2移動機構40には動作監視部42が更に設けられている。動作監視部42は、第2移動機構40による光学ユニット20の移動状態を監視する。動作監視部42は、少なくとも、第2移動機構40による可動範囲の限界(可動限界)に光学ユニット20が位置していることを検知することができる。換言すると、動作監視部42は、少なくとも、現時点の直前までの移動方向への更なる移動が不可能であることを検知することができる。典型的には、動作監視部42は、可動範囲における前方(被検眼E側)の限界に光学ユニット20が位置していることを検知することができる。更に、動作監視部42は、可動範囲における左方の限界又は右方の限界に光学ユニット20が位置していることを検知することができる。可動範囲は、例えば、アクチュエータ(パルスモータ等)の可動範囲、及び、変換機構の可動範囲の少なくとも一方によって規定される。動作監視部42は、エンコーダ、マイクロスイッチ等を含んで構成される。
動作監視部42から出力された信号はデータプロセッサ50に送られる。この信号は、例えば、可動限界に光学ユニット20が位置していること(光学ユニット20が可動限界に到達したこと、可動限界から離脱したこと等)を示す情報と、光学ユニット20が位置している可動限界の方向(前方、左方、右方等)を示す情報とを含む。この信号は、例えば、X方向、Y方向及びZ方向に対応する3つのパルスモータのうちのいずれが可動限界に達しているかを示す。また、3つのパルスモータのうちのいずれか(例えばZ方向のパルスモータ)が可動限界に達した場合にのみ信号を出力するように動作監視部42を構成することができる。
本実施形態では、光学ユニット20が可動限界に位置することを第2移動機構40内の手段により検知しているが、これに限定されるものではない。例えば、可動限界に移動された光学ユニット20に接触するマイクロスイッチを適用することができる。或いは、制御プロセッサ70からアクチュエータ41への信号(パルス信号等)の送信履歴を記録する記憶回路と、これに基づき光学ユニット20の位置を認識するプロセッサとを、制御プロセッサ70又はデータプロセッサ50に設けることが可能である。
(データプロセッサ50)
データプロセッサ50は、検査光学系21により取得されたデータの処理や、観察光学系22により取得された画像の処理を含む、各種のデータ処理を実行可能なプロセッサである。
データプロセッサ50は、オートアライメント又はセミオートアライメントのための処理を実行する。XY方向のアライメントのために、データプロセッサ50は、アライメントマークに対する輝点像の変位を算出する。Z方向のアライメントのために、データプロセッサ50は、ラインセンサ33に対する光の投影位置に基づいて角膜頂点のZ方向における変位を算出する。
更に、データプロセッサ50は、第2移動機構40による可動限界に光学ユニット20が到達した後、既定条件が満足されたか判定する。そのために、データプロセッサ50は、時間計測部51と条件判定部52とを含む。
(時間計測部51)
時間計測部51は、動作監視部42から出力された信号に基づいて、光学ユニット20が可動限界に位置している時間を計測する。時間計測部51は、例えば、光学ユニット20が可動限界に到達したことを示す信号の入力に対応して計時を開始し、可動限界から離脱したことを示す信号の入力に対応して計時を停止するタイマを含む。時間計測部51による計時の態様は任意である。以下、計時態様の2つの例を説明する。
計時態様の第1の例として、時間計測部51は、光学ユニット20が可動限界に到達したことを示す信号の入力に対応して計時を開始し、可動限界から離脱したことを示す信号の入力に対応して計時をリセットする(つまり、タイマの値をゼロに戻す)。本例によれば、光学ユニット20が可動限界に到達してから離脱するまでの時間が計測される。
計時態様の第2の例として、時間計測部51は、光学ユニット20が可動限界に到達したことを示す信号の入力に対応して計時を開始し、可動限界から離脱したことを示す信号の入力に対応して計時を停止し、更に、可動限界に到達したことを示す信号の再度の入力に対応して計時を再開する。本例によれば、光学ユニット20が可動限界に位置している累積時間が計測される。
第2の例において、時間計測部51は、計時がゼロから開始されてから所定時間が経過したときに計時をリセットすることができる。それにより、所定時間内における上記累積時間が計測される。なお、所定時間が経過したときに計時が進んでいる場合、この計時が停止された後に計時をリセットするようにしてよい。
時間計測部51による計時結果は、条件判定部52にリアルタイムで送信される。
(条件判定部52)
条件判定部52は、光学ユニット20の移動状態が既定条件を満足するか否か判定する。本実施形態では、条件判定部52は、時間計測部51による計時結果に基づき判定を行う。
光学ユニット20が可動限界に到達してから離脱するまでの時間を時間計測部51が計測する場合(上記第1の例の場合)、条件判定部52は、計測された時間と既定値とを比較する。計測された時間が既定値以上である場合、条件判定部52は既定条件が満足されたと判定する。
光学ユニット20が可動限界に位置している累積時間を時間計測部51が計測する場合(上記第2の例の場合)、条件判定部52は、計測された累積時間と既定値とを比較する。計測された時間が既定値以上である場合、条件判定部52は既定条件が満足されたと判定する。
上記2つの既定値は等しくてもよいし、異なってもよい。既定値は任意に設定される。例えば、上記第1の例の場合における既定値は5秒に設定され、第2の例の場合における既定値は10秒に設定される。
条件判定部52による判定結果は、制御プロセッサ70にリアルタイムで送信される。例えば、条件判定部52は、既定条件が満足されたと判定されたときに制御プロセッサ70に信号を送信する。
(ユーザインターフェイス60)
ユーザインターフェイス60は、表示部61と操作部62とを含む。表示部61は、少なくとも表示画面10を含み、制御プロセッサ70による制御を受けて動作する。操作部62は、眼科装置1の操作や情報の入力に使用される。表示部61と操作部62は、それぞれ個別のデバイスとして構成される必要はなく、例えばタッチパネルのように表示機能と操作機能とが一体化されたデバイスを用いることも可能である。
(制御プロセッサ70)
制御プロセッサ70は、プロセッサ、記憶装置、通信インターフェイス等を含んで構成される。制御プロセッサ70は眼科装置1における各種制御を行う。例えば、制御プロセッサ70は、検査光学系21、観察光学系22、XYアライメント系23、Zアライメント系30、アクチュエータ41、動作監視部42、データプロセッサ50、表示部61をそれぞれ制御する。
本実施形態では、制御プロセッサ70は、条件判定部52により既定条件が満足されたと判定されたときに、光学ユニット20の移動が限界に到達している方向の逆方向に光学ユニット20を移動するように第2移動機構40を制御する。つまり、制御プロセッサ70は、既定条件が満足されたときに、光学ユニット20を可動限界位置から離脱させる。
[動作]
眼科装置1の動作について説明する。以下、被検眼Eの特性(眼圧等)を複数回測定する場合における典型的な動作例を説明する。
(第1の動作例)
眼科装置1の第1の動作例を図3に示す。本例は、光学ユニット20が可動限界に到達してから離脱するまでの時間(連続滞留時間)が考慮される場合に相当する。
(S1:前眼部撮影を開始する)
まず、被検者の顔が顔受け部5に固定される。ユーザは、顎受け6を上下方向に移動させることにより被検眼Eの高さ位置を概略的に合わせる。このとき、額当て7の側面に設けられたマークが参照される。次に、制御プロセッサ70は、観察光学系22を制御して前眼部撮影を開始させる。観察光学系22から逐次に出力されるフレームは、制御プロセッサ70を介してデータプロセッサ50に送られる。これと並行し、制御プロセッサ70は、前眼部像を表示部61に動画表示させることができる。
(S2:アライメント光の投影を開始する)
続いて、制御プロセッサ70は、XYアライメント系23及びZアライメント系30を制御し、XYアライメント用の光とZアライメント用の光を被検眼Eに投影させる。XYアライメント系23から出力された光は、角膜Ecにて反射され、既定の時間間隔(撮影レート)で得られるフレームに輝点像(アライメント指標)として描出される。Zアライメント光源31から出力された光は、角膜Ecにて反射され、結像レンズ32によりラインセンサ33に投影される。ラインセンサ33は、既定の時間間隔(検出レート)で検出信号を制御プロセッサ70に入力する。制御プロセッサ70は、この検出信号をデータプロセッサ50に逐次に転送する。また、制御プロセッサ70は、この検出信号に基づき、Zアライメントの状態(変位等)を示す情報(アライメント指標)を表示部61に表示させる。なお、次のステップS3により光学ユニット20の概略的な位置調整がなされるまで、アライメント指標の検出や表示は行われない。
(S3:ユーザがアライメント操作を開始する)
ユーザは、表示部61に表示されているアライメント指標を参照しつつジョイスティック8を操作することによりアライメントを行う。このアライメント操作は、セミオートアライメントにおける粗アライメント(オートモードへ移行するための追い込み操作)である。
(S4:オートモードに切り替える)
ステップS3で開始されたマニュアルモードによってアライメント指標の検出が可能になると、セミオートアライメントの段階が、ステップS3で開始されたマニュアルモードからオートモードに切り替わる。オートモードにおいて、制御プロセッサ70及びデータプロセッサ50は、アライメントマーク内にアライメント指標を導くように、アライメント指標が描出されたフレーム(前眼部像)の解析と、第2移動機構40(アクチュエータ41)の制御とを連動的に実行する。
(S5:トラッキングを開始する)
ステップS4で開始されたオートモードによるアライメントが完了すると、制御プロセッサ70及びデータプロセッサ50はトラッキングを開始する。このトラッキングでは、ユーザによる光学ユニット20の移動や被検眼Eの動きに起因するアライメントのずれをキャンセルするように第2移動機構40の制御が行われる。具体的には、制御プロセッサ70及びデータプロセッサ50は、例えば、アライメントマークに対するアライメント指標の相対位置の時系列変化をキャンセルするように第2移動機構40(アクチュエータ41)を逐次に制御する。
(S6:検査終了?)
検査を終了するための指示が入力されるまで、以下のステップS7〜S10が繰り返し実行される(S6:NO)。検査終了の指示は、例えば、ユーザインターフェイス60を用いて入力される。或いは、ステップS7の測定が所定回数行われたときに検査を終了するようにしてもよい。
(S7:測定を行う)
制御プロセッサ70は、検査光学系21を制御することにより被検眼Eの特性(眼圧等)の測定を実行させる。最初の測定は、例えば、ステップS4で開始されたオートモードによるアライメントの完了に対応して実行される。2回目以降の測定は、例えば、ジョイスティック8の頂部のボタンの押下に対応して実行される。或いは、トラッキングによってアライメント状態が適正であるときに測定が行われる。
(S8:アクチュエータが可動限界に到達したか?)
トラッキングによってアクチュエータ41(パルスモータのいずれか)が可動限界に到達した場合(S8:YES)、処理はステップS9に移行する。一方、アクチュエータ41が可動限界に到達しない場合(S8:NO)、処理はステップS6に移行する。
アクチュエータ41が可動限界に到達したとき(S8:YES)、制御プロセッサ70は、その旨を報知する処理を実行することができる。この報知処理において、制御プロセッサ70は、例えば、アクチュエータ41が可動限界に達した旨を示すメッセージや、光学ユニット20を手動で前方に移動する操作を促す旨のメッセージを表示部61に表示させる。
(S9:連続滞留時間が既定値以上か?)
ステップS8においてアクチュエータ41が可動限界に到達した場合(S8:YES)、時間計測部51が計時を開始する。条件判定部52は、計測された時間(連続滞留時間)が既定値に達したか判定する。連続滞留時間が既定値に達した場合(S9:YES)、処理はステップS10に移行する。一方、連続滞留時間が既定値に達しない場合(S9:NO)、時間計測部51はタイマをリセットし、処理はステップS6に移行する。
連続滞留時間が既定値に達したとき(S9:YES)、制御プロセッサ70は、その旨を報知する処理を実行することができる。この報知処理において、制御プロセッサ70は、例えば、連続滞留時間が既定値に達した旨を示すメッセージや、光学ユニット20を手動で前方に移動する操作を促す旨のメッセージを表示部61に表示させる。
(S10:光学ユニットを逆方向に移動する)
ステップS9において連続滞留時間が既定値に達した場合(S9:YES)、制御プロセッサ70は、光学ユニット20の移動が限界に到達している方向の逆方向に光学ユニット20を移動するように第2移動機構40の制御を行う。その後、処理はステップS6に移行する。
ステップS6において検査終了の指示が入力されると、検査は終了となる。
(第2の動作例)
眼科装置1の第2の動作例を図4に示す。本例は、光学ユニット20が可動限界に位置している時間の累積値(累積滞留時間)が考慮される場合に相当する。
(S11〜S17)
ステップS11〜S17は、それぞれ図3のステップS1〜S7と同様に実行される。
(S18:アクチュエータが可動限界に到達したか?)
トラッキングによってアクチュエータ41(パルスモータのいずれか)が可動限界に到達した場合(S18:YES)、処理はステップS19に移行する。一方、アクチュエータ41が可動限界に到達しない場合(S18:NO)、処理はステップS16に移行する。
(S19:累積滞留時間が既定値以上か?)
ステップS18においてアクチュエータ41が可動限界に到達した場合(S18:YES)、時間計測部51が計時を開始する。本例において、時間計測部51は、光学ユニット20が可動限界に到達したことを示す信号が入力される度に計時を開始し、可動限界から離脱したことを示す信号が入力される度に計時を停止する。更に、時間計測部51は、計時がゼロから開始されてから所定時間が経過したときに計時の値をゼロにリセットすることができる。
条件判定部52は、時間計測部51により累積的に計測された時間(累積滞留時間)が既定値に達したか判定する。累積滞留時間が既定値に達した場合(S19:YES)、処理はステップS20に移行する。一方、累積滞留時間が既定値に達しない場合(S19:NO)、時間計測部51はタイマをリセットし、処理はステップS16に移行する。
(S20:光学ユニットを逆方向に移動する)
ステップS19において累積滞留時間が既定値に達した場合(S19:YES)、制御プロセッサ70は、光学ユニット20の移動が限界に到達している方向の逆方向に光学ユニット20を移動するように第2移動機構40の制御を行う。
ステップS16において検査終了の指示が入力されると、検査は終了となる。
[作用・効果]
実施形態に係る眼科装置の作用及び効果について説明する。
実施形態に係る眼科装置は、情報取得部と、第1移動機構と、第2移動機構と、制御部とを備える。
情報取得部は、被検眼に光を照射し、被検眼からの戻り光を検出する光学系を含み、この光学系により得られた検出結果に基づいて被検眼情報を取得する。上記の典型的な実施形態においては、少なくとも検査光学系21がこれに含まれる。例えば眼圧計やOCT装置のように、検査光学系21により取得されたデータを処理して被検眼情報を生成する場合、当該処理を実行するデータプロセッサ50の一部が情報取得部に含まれる。
第1移動機構は、光学系を手動で移動するための構成を備える。上記の典型的な実施形態においては、第1移動機構35がこれに含まれ、ユーザがジョイスティック8を利用して光学系の移動操作を行う。
第2移動機構は、アクチュエータを含み、このアクチュエータが発生する駆動力によって光学系を移動する。上記の典型的な実施形態においては、アクチュエータ41を含む第2移動機構40がこれに含まれる。
制御部は、第1移動機構による光学系の移動に連動して第2移動機構の制御を行う(第1制御)。この第1制御の例としてセミオートアライメントがある。セミオートアライメントでは、例えば図3のステップS5の説明にあるように、ユーザによる光学系の移動操作に応じたトラッキングが実行される。更に、制御部は、第2移動機構による可動範囲における一の方向の限界に光学系が到達し既定条件が満足されたときに、少なくとも一の方向の逆方向に光学系を移動するように第2移動機構の制御を行う(第2制御)。上記の典型的な実施形態においては、制御プロセッサ70及びデータプロセッサ50が制御部に含まれる。
実施形態に係る眼科装置によれば、アライメント操作により光学系が可動限界に到達し既定条件が満足されたときに、光学系を可動限界位置から自動で離脱させることができる。したがって、従来の眼科装置のように、ユーザに戸惑いを与えたり、検査を遅延させたりするおそれが抑制される。また、従来よりもオートアライメントへの移行を円滑に行える。このように、光学系が可動範囲の限界に達した場合でも円滑に検査を進めることが可能となる。
実施形態において、制御部は、光学系が可動限界に位置している時間を計測する計測部を含んでいてよい。上記の典型的な実施形態においては、動作監視部42及び時間計測部51が計測部に含まれる。制御部は、計測部による計測結果が既定条件を満足したときに第2制御を実行するよう構成されてよい。この構成によれば、光学系が可動限界位置に滞留している時間に基づいて、光学系を可動限界位置から離脱させるための制御を行うことができる。
実施形態において、制御部は、計測部により連続的に計測された時間(連続滞留時間)が既定値に達したときに第2制御を実行するよう構成されてよい。この構成によれば、光学系が可動限界から離脱できない状態になっている場合に、光学系を可動限界位置から離脱させるための制御を行うことができる。
実施形態において、制御部は、計測部により計測された時間の累積値(累積滞留時間)が既定値に達したときに第2制御を実行するよう構成されてよい。更に、制御部は、所定時間内における累積値が既定値に達したときに第2制御を実行するよう構成されてよい。このような構成によれば、光学系が可動限界から離脱できない状態になっている場合や、光学系が何度も可動限界に導かれてしまう場合に、光学系を可動限界位置から離脱させるための制御を行うことができる。
実施形態において、制御部は、第2移動機構による可動範囲における被検眼側(前方)の限界に光学系が到達し既定条件が満足されたときに、光学系を被検眼から遠離させるように(つまり、後方に移動させるように)第2制御を実行することができる。本例において、前方の限界が上記「一の方向の限界」に相当し、後方が「一の方向の逆方向」に相当する。本例においては、「一の方向の逆方向」に光学系を移動させているが、「一の方向の逆方向」を一成分とする斜め方向に光学系を移動させることができる。
また、本例の制御とは逆に、可動範囲における後方の限界に光学系が到達し、既定条件が満足されたとしても、光学系を被検眼に近接させるように(つまり、前方又は斜め前方に移動させるように)制御を行う必要はない。これは、被検眼に光学系が衝突することを防止するためである。また、左方や右方の限界については、第2制御の実行の有無は任意である。このように、光学系が滞留している限界位置に応じて第2制御の実行の有無を事前に設定することが可能である。
実施形態において、眼科装置は、被検眼に対する光学系の相対位置を示す指標(アライメント指標)を生成する指標生成部を備えていてよい。加えて、制御部は、アライメント指標を表示手段に表示させる表示制御を実行し、且つ、第1制御において、第1移動機構による光学系の移動に起因するアライメント指標の位置の変化に基づき第2移動機構を制御するよう構成されてよい。
この表示制御は、例えば、セミオートアライメントにおけるマニュアルモードの段階において、アライメント状態をユーザにリアルタイムで提示するために行われる。なお、表示手段は、眼科装置に含まれてもよいし(例えば表示部61)、眼科装置に接続された外部ディスプレイでもよい。
また、第1制御において任意的に実行される上記処理は、例えば、ユーザによる光学系の移動に起因するアライメント指標の位置の変化に応じたトラッキングに相当する。
上記の典型的な実施形態において、XYアライメント系23とZアライメント系30とが指標生成部に含まれる。また、XYアライメント用の指標を輝点像として画像化するための観察光学系22も指標生成部に含まれる。
他の実施形態において、指標生成部は、異なる方向から前眼部を撮影する2つのカメラと、これらカメラにより実質的に同時に取得された2つの画像を解析して被検眼の特徴部位(瞳孔中心等)を特定するプロセッサとを含んでよい。この実施形態では、プロセッサにより特定された特徴部位がアライメント指標として利用される。
以上に示された実施形態は、本発明を実施するための一例に過ぎない。本発明を実施しようとする者は、本発明の要旨の範囲内において任意の変形、省略、追加等を施すことが可能である。
例えば、実施形態に係る機能、つまり光学系を可動限界位置から自動で離脱させる機能のオン/オフを切り替えられるように構成することが可能である。そのために、実施形態に係る眼科装置は操作部を更に備える。上記の典型的な実施形態においては、操作部62がこれに含まれる。制御部は、操作部を介した操作に応じて当該機能(第2制御)の実行と不実行とを切り替えるよう構成される。この構成によれば、ユーザの好みに応じて当該機能のオン/オフを切り替えることが可能である。
1 眼科装置
20 光学ユニット
35 第1移動機構
40 第2移動機構
50 データプロセッサ
70 制御プロセッサ

Claims (6)

  1. 被検眼に光を照射し、前記被検眼からの戻り光を検出する光学系を含み、前記光学系により得られた検出結果に基づいて被検眼情報を取得する情報取得部と、
    ユーザが前記光学系を手動で移動するための第1移動機構と、
    アクチュエータを含み、前記アクチュエータが発生する駆動力によって前記光学系を移動する第2移動機構と、
    前記第1移動機構による前記光学系の移動に起因するアライメントのずれをキャンセルするように前記第2移動機構を制御する第1制御と、前記第2移動機構による可動範囲における一の方向の限界に前記光学系が到達し既定条件が満足されたときに、少なくとも前記一の方向の逆方向に前記光学系を移動するように前記第2移動機構を制御する第2制御とを実行する制御部と
    を備える眼科装置。
  2. 前記制御部は、前記第1制御において、前記第2移動機構の制御を逐次に行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記被検眼に対する前記光学系の相対位置を示す指標を生成する指標生成部を備え、
    前記制御部は、前記第1制御において、アライメントのずれの所定の許容範囲に対する前記指標の相対位置の変化をキャンセルするように前記第2移動機構の制御を逐次に行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
  4. 前記制御部は、前記光学系が前記限界に位置している時間を計測する計測部を含み、前記計測部による計測結果が前記既定条件を満足したときに前記第2制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科装置。
  5. 前記制御部は、前記可動範囲における前記被検眼側の限界に前記光学系が到達し前記既定条件が満足されたときに前記第2制御を実行することにより前記光学系を前記被検眼から遠離させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の眼科装置。
  6. 操作部を備え、
    前記制御部は、前記操作部を介した操作に応じて前記第2制御の実行と不実行とを切り替える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の眼科装置。
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