JP6599256B2 - 電流遮断装置及びそれを備えた蓄電装置 - Google Patents

電流遮断装置及びそれを備えた蓄電装置 Download PDF

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Description

本明細書に開示する技術は、電流遮断装置及びそれを備えた蓄電装置に関する。
蓄電装置には、過充電等が発生したときに、通電を遮断する電流遮断装置が設けられることがある。この電流遮断装置は、電極組立体と端子とを接続する通電経路上に設けられている。例えば、特許文献1に開示される電流遮断装置は、端子に接続される第1通電板と、第1通電板及び電極組立体に接続される第2通電板を備えている。第2通電板は、溝を備えており、溝に囲まれた部分で第1通電板と接合している。過充電等によってケース内の圧力が設定圧力を超えると、第2通電板は、溝が設けられた部位を起点として破断する。すると、第1通電板が変形して、第1通電板と第2通電板とが離間し、電極組立体と端子との通電経路が遮断された状態が維持される。
特開2015−99766号公報
特許文献1の電流遮断装置の第2通電板には、平面視したときに円形となるように溝が設けられている。このため、第2通電板に溝を成形するとき、溝の周辺に歪みが生じ、溝に囲まれた領域の表面が平坦に保たれないことがある。第2通電板は、溝に囲まれた領域において第1通電板と接合されている。したがって、第2通電板に上記のような歪みが生じると、第1通電板と第2通電板の接合が不十分となる虞がある。本明細書は、第1通電板と第2通電板との接合性能を向上させる技術を開示する。
本明細書に開示する電流遮断装置は、ケースに設けられる端子とケースに収容される電極組立体とを接続する通電経路上に設けられ、ケース内の圧力が設定圧力を超えるときに端子と電極組立体との間を流れる電流を遮断する。電流遮断装置は、端子と電気的に接続される第1通電板と、第1通電板と対向して配置され、電極組立体と電気的に接続される第2通電板と、を備えている。第2通電板は、中央部と、中央部の外周側に設けられた外周部と、を有している。第2通電板の中央部の周縁には、その周方向の少なくとも一部に溝が設けられている。第2通電板の中央部の周縁よりも内側の領域には、貫通孔が設けられている。ケース内の圧力が設定圧力未満のときは、第1通電板は、第2通電板の中央部の周縁よりも内側で、かつ、貫通孔が設けられていない領域の少なくとも一部において、第2通電板と接合している。ケース内の圧力が設定圧力以上のときは、溝が形成された部位において第2通電板が破断して第1通電板が第2通電板から離間する。
上記の電流遮断装置は、第2通電板の中央部に貫通孔が設けられ、その貫通孔の外側に溝が設けられている。このため、第2通電板に溝を成形する時に、溝の周辺に発生する歪みを貫通孔に逃がすことができる。このため、第2通電板の溝周辺に歪みが生じることを抑制することができ、第1通電板と第2通電板をより確実に接合することができる。
実施例1に係る蓄電装置の断面図。 実施例1に係る電流遮断装置の断面図。 実施例1に係る電流遮断装置の部分拡大図。 実施例2に係る電流遮断装置の断面図。 実施例3に係る電流遮断装置の断面図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)本明細書が開示する電流遮断装置では、溝が設けられた部位の第2通電板の板厚は、溝又は貫通孔が設けられていない第2通電板の中央部の板厚の1/30以上、かつ、1/10以下であってもよい。このような構成によると、溝が形成された部位の第2通電板の破断強度を適切に低くすることができる。
(特徴2)本明細書が開示する電流遮断装置では、第2通電板を平面視すると、貫通孔の直径は、溝の半径方向の幅以上であってもよい。このような構成によると、第2通電板の溝の成形時に生じる溝周辺の歪みを好適に貫通孔へ逃がすことができる。
(特徴3)本明細書が開示する電流遮断装置では、第2通電板の第1通電板と対向する面とは反対側の面に対向して配置される変形板をさらに備えていてもよい。変形板は、第2通電板と対向する面に設けられ、第2通電板に向かって突出する突出部を備えていてもよい。ケース内の圧力が設定圧力以上となると、変形板が変形して突出部が第2通電板又は第1通電板に衝突し、溝が形成された部位において第2通電板が破断してもよい。このような構成によると、変形板が変形することにより、突出部が第2通電板又は第1通電板に衝突する。このため、より確実に第2通電板を破断することができる。
以下、図面を参照して実施例1に係る蓄電装置100について説明する。図1に示すように、蓄電装置100は、ケース1と、ケース1に収容された電極組立体3と、ケース1に固定された電極端子としての接続端子5,7とを備えている。電極組立体3と接続端子5,7とは電気的に接続されている。また、蓄電装置100は、電極組立体3と接続端子7との間に配置された電流遮断装置10を備えている。ケース1の内部は、電解液が注入されており、電極組立体3は、電解液に浸漬している。
ケース1は、金属製であり、略直方体形状の箱型部材である。ケース1は、本体111と、本体111に固定された蓋部112とを備えている。蓋部112は、本体111の上部を覆っている。蓋部112には、取付孔81、82が形成されている。接続端子5は、取付孔81を介してケース1の内外に通じており、接続端子7は、取付孔82を介してケース1の内外に通じている。
電極組立体3は、正極電極と、負極電極と、正極電極と負極電極との間に配置されたセパレータとを備えている。電極組立体3は、正極電極、負極電極及びセパレータからなる積層体が複数積層されて構成されている。複数の正極電極のそれぞれ及び複数の負極電極のそれぞれは、集電部材と、集電部材上に形成されている活物質層とを備えている。集電部材としては、正極電極に用いられるものは、例えばアルミ箔であり、負極電極に用いられるものは、例えば銅箔である。また、電極組立体3は、正極電極毎に設けられた正極集電タブ51と、負極電極毎に設けられた負極集電タブ52を備えている。正極集電タブ51は、正極電極の上端部に形成されている。負極集電タブ52は、負極電極の上端部に形成されている。正極集電タブ51及び負極集電タブ52は、電極組立体3の上方に突出している。複数の正極集電タブ51は、1つに纏められて正極リード53に固定されている。複数の負極集電タブ52は、1つに纏められて負極リード54に固定されている。
正極リード53は、正極集電タブ51と接続端子5とに接続されている。正極リード53を介して、正極集電タブ51と接続端子5とが電気的に接続されている。正極リード53とケース1との間には、絶縁部材70が配置されている。絶縁部材70は、正極リード53とケース1の蓋部112とを絶縁している。
負極リード54は、負極集電タブ52と接続端子56とに接続されている。接続端子56は、電流遮断装置10を介して接続端子7に電気的に接続されている。よって、負極リード54、接続端子56及び電流遮断装置10を介して、負極集電タブ52と接続端子7とが電気的に接続されている。これにより、電極組立体3と接続端子7とを接続する通電経路が形成されている。電流遮断装置10は、この通電経路を遮断可能である。電流遮断装置10の構成については後述する。負極リード54とケース1との間には、絶縁部材71が配置されている。絶縁部材71は、負極リード54とケース1とを絶縁している。なお、電流遮断装置10は、正極電極と接続端子5の通電経路上に配置してもよいし、負極電極と接続端子7の通電経路上及び正極電極と接続端子5の通電経路上の双方に配置してもよい。
蓋部112の上面には、樹脂製のガスケット62、63が配置されている。ガスケット62は、接続端子5に固定されている。また、正極外部端子(金属プレート)60が、ガスケット62の上面に配置されている。正極外部端子60には、貫通孔60aが形成されている。貫通孔60aは、上面側に比べ、下面側のサイズが大きくなっている。ガスケット62は、蓋部112と正極外部端子60を絶縁している。ボルト64が、貫通孔60aを通過している。具体的には、ボルト64の頭部が、貫通孔60a内に収容されている。また、ボルト64の軸部が、貫通孔60aを通って正極外部端子60の上方に突出している。接続端子5、正極外部端子60及びボルト64は、電気的に接続されており、正極端子を構成している。ガスケット63は、接続端子7に固定されている。負極外部端子61が、ガスケット63の上面に配置されている。負極外部端子61には、正極外部端子60の貫通孔60aと同様の貫通孔61aが形成されている。貫通孔61a内にボルト65の頭部が収容され、ボルト65の軸部が貫通孔61aを通って、負極外部端子61の上方に突出している。ガスケット63、負極外部端子61及びボルト65の構成は、上述したガスケット62、正極外部端子60及びボルト64の構成と同様である。接続端子7、負極外部端子61及びボルト65は、互いに電気的に接続されており、負極端子を構成している。
図2を参照して接続端子7について説明する。図2に示すように、接続端子7は、蓋部112にかしめ固定されている。接続端子7は、円筒部94、基底部95及び固定部96を備えている。円筒部94は取付孔82に挿入されている。円筒部94にはケース1の内外を貫通する貫通孔97が形成されている。基底部95は環状に形成されている。基底部95は円筒部94の下端部に固定されている。基底部95の端部には下方(電極組立体3側)に突出する突出部99が設けられている。基底部95はケース1の内部に配置されている。基底部95には、凹部98が形成されている。凹部98は貫通孔97と連通しており、凹部98内の空間12は大気圧に保たれる。固定部96は環状に形成されており、円筒部94の上端部に固定されている。固定部96はケース1の外部に配置されている。接続端子7は、固定部96によりケース1の蓋部112に固定されている。
電流遮断装置10は、接続端子7の下端に組付けられている。電流遮断装置10は、第1通電板20及び第2通電板30を備えている。第1通電板20は、平面視すると円形となる導電性のダイアフラムである。第1通電板20は、接続端子7の下方に配置されている。第1通電板20は、中央部21及び外周部22を有している。第1通電板20の中央部21は、下方に凸となっており、第2通電板30と接続されている。第1通電板20の外周部22は、接続端子7の基底部95に溶接されている。接続端子7の凹部98は、第1通電板20により覆われている。凹部98内の空間は接続端子7の貫通孔97を介してケース外の空間に連通するため、第1通電板20の上面には大気圧が作用する。一方、第1通電板20の下面には、後述するようにケース1内の圧力が作用する。なお、本実施例では、第1通電板20は、第2通電板30の中央部31のみに接合しているが、このような構成に限定されない。例えば、第1通電板20は、第2通電板30の中央部31だけでなく、第2通電板30の外周部32の一部に接合していてもよい。また、第1通電板20は、溝部33が形成される部位の上面にも接合していてもよい。
第2通電板30は、金属製の部材であり、導電性を有している。第2通電板30は、平面視において円形状に形成されており、第1通電板20の下方に配置されている。第2通電板30は、中央部31及び外周部32を有している。第2通電板30の中央部31には、貫通孔34が設けられている。第2通電板30の中央部31は、第1通電板20の中央部21と接合している。すなわち、第2通電板30は、中央部31の貫通孔34が設けられていない領域において、第1通電板20と接合している。貫通孔34の上端は、第1通電板20によって塞がれている。このため、第2通電板30に貫通孔34が形成されていても、凹部98内の空間12とケース1内の空間とが隔離されている。外周部32には、接続端子56が接続されている。すなわち、第2通電板30は、接続端子56を介して負極電極と接続されている。なお、外周部32にも、図2に図示されない位置で貫通孔が形成されている。このため、ケース1内の空間と空間14(第1通電板20と第2通電板30との間の空間)とが連通している。したがって、ケース1内の圧力が上昇すると、それに応じて空間14の圧力も上昇し、第1通電板20の下面に作用する圧力も上昇する。
第2通電板30の裏面には、溝部33が設けられている。溝部33は、中央部31と外周部32の間に設けられている。溝部33が形成された部位における第2通電板30の機械的強度は、中央部31の機械的強度より低く、かつ、外周部32の機械的強度よりも低い。このため、後述するように、ケース1内の圧力が設定圧力を超えたとき、第2通電板30は溝部33が形成された部位で破断する。ここで、図3に示すように、溝部33が形成された部位の第2通電板30の板厚をT1とし、中央部31の板厚(貫通孔34が設けられていない部位)をT2とすると、例えば、T1は、T2の1/30以上であり、かつ、T2の1/10以下とすることが好ましい。T1がこの範囲となるように溝部33が形成されると、溝部33が形成された部位の第2通電板30の破断強度を適切に低くすることができる。すなわち、第2通電板30の受圧面の面積を適切な大きさとしながら、ケース1内の圧力が設定圧力以上となったときに、第2通電板30を溝部33で破断することができる。なお、T1,T2及び第2通電板30の受圧面の面積は、ケース1内の圧力が設定圧力を超えたとき破断するのであれば、上記の範囲に特に限定されるものではない。また、溝部33は、中央部31の周縁において周方向に全周に亘って設けられていてもよいし、中央部31の周縁のうち周方向の一部に設けられていてもよい。
貫通孔34は、溝部33に囲まれた領域(すなわち、中央部31)の中心に設けられている。第2通電板30に貫通孔34が設けられていない場合、第2通電板30の成形時に、第2通電板30の溝部33周辺に歪みが生じることがある。すなわち、本実施例では、第2通電板30を金属製の板材からプレス加工によって成形する際に、溝部33が同時に成形される。このため、プレス加工前の板材に貫通孔(成形後に貫通孔34となる貫通孔)が形成されていない場合、板材に溝部33を成形すると、溝部33分の金属材料が周辺に移動することとなる。その結果、溝部33の周辺に歪みが生じ、第2通電板30の中央部31の上面が平坦に成形されない場合がある。中央部31の上面の平坦度が低下すると、中央部31の上面に接合される第1通電板20との接合が不十分となる虞がある。そこで、本実施例では、第2通電板30の中央部31に貫通孔34を設けることにより、第2通電板30の成形時に生じる歪みを貫通孔34へ逃がすようにしている。これによって、第2通電板30の中央部31に歪みが生じることが抑制され、第2通電板の中央部31と第1通電板20との接合性能の向上が図られている。なお、貫通孔34を設けることによる第2通電板30の歪みの抑制は、第2通電板30と第1通電板20との接合性能が向上されるものであればよい。これは、貫通孔34を設けた結果、第2通電板30の歪みが完全に抑制され、第2通電板30の中央部31が完全に平坦になることを意味するものではない。第2通電板30に貫通孔34を設けることにより、貫通孔34を設けない場合と比較して、第2通電板30の中央部31の上面がより平坦に近い形状となればよい。中央部31がより平坦に近い形状となると、第2通電板30と第1通電板20との間の接合性能は向上する。例えば、貫通孔34は、平面視したとき、その直径(図3に示すD1)が溝部33の半径方向の幅(図3に示すD2)以上とすることができる。この条件で貫通孔34を設けると、第2通電板30の成形時に生じる歪みを、貫通孔34に好適に逃がすことができる。このため、第2通電板30の中央部31の上面を適切に平坦化することができ、第2通電板30と第1通電板20との間の接合性能を向上させることができる。また、本実施例では、第2通電板30の中央部31に1つの貫通孔34のみを設けたが、第2通電板30の中央部31に複数の貫通孔が形成されていてもよい。このような構成としても、各貫通孔の上端を第1通電板によって閉じることで、ケース1内の空間と空間12とを隔離しながら、第1通電板と第2通電板との接合性能を向上することができる。
ホルダ80は、上端部79、中央部78及び突出部76を有している。上端部79は、ケース1の蓋部112に沿って広がる平面を有している。上端部79の中央に貫通孔79aが形成されている。接続端子7の円筒部94は、貫通孔79a内に設けられている。上端部79は、ケース1の蓋部112と、接続端子7の基底部95の間に配置されている。ホルダ80は、接続端子7と共に、ケース1に固定されている。ホルダ80は、絶縁性を有する材料で形成されており、ケース1と接続端子7を絶縁している。
ホルダ80の中央部78は、上端部79の外周縁から下方に伸びている。接続端子7の基底部95は、中央部78の内側に配置されている。中央部78の下方端に、突出部76が設けられている。第2通電板30は、突出部76に固定されている。突出部76の内面に、窪み77が形成されている。窪み77と、基底部95の突出部99の外面と、第2通電板30の表面の間に、Оリング75が配置されている。Оリング75は、ホルダ80と第2通電板30の間をシールしている。
蓄電装置100は、ケース1内の圧力が所定値以下のときは、接続端子7と負極集電タブ52が電流遮断装置10を介して電気的に接続している。すなわち、接続端子7と負極電極の間が導通している。ケース1内の圧力が所定値を超えると、電流遮断装置10が、接続端子7と負極集電タブ52の導通を遮断し、蓄電装置100に電流が流れることを防止する。具体的には、ケース1内の圧力が上昇すると、第1通電板20の下面に作用する圧力が上昇する。一方、第1通電板20の上面には大気圧が作用する。第1通電板20は、第2通電板30に接合しているため、ケース1の内圧が上昇して所定値に達すると、第2通電板30の機械的強度の低い溝部33を起点に第2通電板30が破断する。すると、第1通電板20が反転して、上方に凸の状態に変化する。これによって、第2通電板30と第1通電板20を接続する通電回路が遮断され、電極組立体3(負極電極)と接続端子7とが非通電状態となる。電流遮断装置10は、第2通電板30に貫通孔34を設けることにより、第1通電板20と第2通電板30との間の接合性能が向上している。この構成により、ケース1内の圧力が設定値を超えたときに、電流を遮断することができる。
実施例2の蓄電装置100は、変形板40を有する電流遮断装置10aを備えている。なお、電流遮断装置10aは、第2通電板の下方に変形板40をさらに備える点で相違し、その他の構成については略同一となっている。このため、電流遮断装置10と同一の構成については、その説明を省略する。図4に示すように、変形板40は、第2通電板30の下方に配置されている。変形板40は、金属製の部材である。変形板40は、中央部41と外周部42を有しており、中央部41が下方に凸となっている。変形板40の外周部42は、第2通電板30の下面に溶接で固定されている。変形板40の下面には、ケース1内の圧力が作用する。一方、変形板40の上面には、ケース1内の空間から隔離された空間16内の圧力が作用する。中央部41の上面には、突出部43が設けられている。突出部43は、円柱状に形成されている。変形板40及び第2通電板30を平面視したとき、突出部43の中心と貫通孔34の中心とが略一致し、突出部43は第2通電板30の貫通孔34の外側にまで配置されている。すなわち、平面視すると突出部43が貫通孔34よりも大きく、突出部43の内側に貫通孔34が位置している。このため、突出部43の上方には、貫通孔34だけでなく、第2通電板30の中央部31が位置している。
本実施例の蓄電装置100は、ケース1内の圧力が所定値以下のときは、接続端子7と負極集電タブ52が電流遮断装置10を介して電気的に接続している。すなわち、接続端子7と負極電極の間が導通している。ケース1内の圧力が所定値を超えると、電流遮断装置10aが、接続端子7と負極集電タブ52の導通を遮断し、蓄電装置100に電流が流れることを防止する。具体的には、ケース1内の圧力が上昇すると、変形板40の下面に作用する圧力が上昇する。一方、変形板40の上面に作用する圧力は変化しない。このため、ケース1の内圧が上昇して所定値に達すると、変形板40が反転して、変形板40の上面に設けられた突出部43が第2通電板30の中央部31に衝突する。すると、第2通電板30の機械的強度の低い溝部33を起点に第2通電板30が破断する。すると、第1通電板20が反転して、上方に凸の状態に変化する。これによって、第2通電板30と第1通電板20を接続する通電回路が遮断され、電極組立体3(負極電極)と接続端子7とが非通電状態となる。本実施例においても、第2通電板30に貫通孔34を設けることにより、電流遮断装置10aは、第1通電板20と第2通電板30との間の接合性能が向上している。したがって、このような構成においても、ケース1内の圧力が設定値を超えたとき、電流を遮断することができる。
なお、実施例2の電流遮断装置10aは、第2通電板30及び変形板40を平面視したとき、突出部43の外周部が第2通電板30の貫通孔34の外側に位置していたが、本明細書に開示の技術は、このような形態に限定されない。図5に示すように、第2通電板30及び変形板40を平面視したとき、突出部143の外周部が第2通電板130の貫通孔134内に位置していてもよい。図5に示す電流遮断装置10bは、電流遮断装置10aの変形例であり、電流遮断装置10aと同一の構成については、その説明を省略する。
電流遮断装置10bは、電流遮断装置10aと同様に、第1通電板20、第2通電板130及び変形板40を備えている。第2通電板130は、中央部131及び外周部132を有している。また、第2通電板130には、溝部133及び貫通孔134が設けられている。変形板40の上面には、突出部143が設けられている。貫通孔134は、第2通電板130及び変形板40を平面視したとき、突出部143の外形より大きくされている。すなわち、平面視すると突出部143が貫通孔134よりも小さく、貫通孔134内に突出部143が位置している。貫通孔134は第1通電板20で閉じられているため、突出部143の上方には、第1通電板20が位置している。
ケース1内の圧力が設定値を超えると、変形板40が変形する。このとき、突出部143は、第2通電板130の貫通孔134を貫通し、第1通電板20に衝突する。第1通電板20は、第2通電板130に接合している。このため、突出部143が第1通電板20に衝突すると、第2通電板130の溝部133を起点に第2通電板130が破断する。したがって、このような構成においても、ケース1内の圧力が設定値を超えたとき、電流を遮断することができる。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
1 ケース
3 電極組立体
5,7 接続端子
10,10a,10b 電流遮断装置
20 第1通電板
30 第2通電板
33 溝部
34 貫通孔
40 変形板
43 突出部
100 蓄電装置
130 第2通電板
133 溝部
134 貫通孔
143 突出部

Claims (5)

  1. ケースに設けられる端子と前記ケースに収容される電極組立体とを接続する通電経路上に設けられ、前記ケース内の圧力が設定圧力を超えるときに前記端子と前記電極組立体との間を流れる電流を遮断する電流遮断装置であって、
    前記端子と電気的に接続される第1通電板と、
    前記第1通電板と対向して配置され、前記電極組立体と電気的に接続される第2通電板と、を備えており、
    前記第2通電板は、中央部と、前記中央部の外周側に設けられた外周部と、を有しており、
    前記第2通電板の前記中央部の周縁には、その周方向の少なくとも一部に溝が設けられており、
    前記第2通電板の前記中央部の周縁よりも内側の領域には、貫通孔が設けられており、
    前記ケース内の圧力が前記設定圧力未満のときは、前記第1通電板は、前記第2通電板の前記中央部の周縁よりも内側で、かつ、前記貫通孔が設けられていない領域の少なくとも一部において、前記第2通電板と接合しており、
    前記ケース内の圧力が前記設定圧力以上のときは、前記溝が形成された部位において前記第2通電板が破断して前記第1通電板が前記第2通電板から離間する、電流遮断装置の製造方法であって、
    金属製の板材から前記第2通電板を形成する形成工程を備えており、
    前記形成工程は、
    前記板材に前記貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
    前記貫通孔形成工程の後、前記貫通孔が形成された板材をプレス加工することによって前記溝を形成する溝形成工程と、を備えており、
    前記形成工程によって形成された前記第2通電板の前記中央部と、前記第1通電板とを接合する接合工程をさらに備えている、電流遮断装置の製造方法
  2. 前記溝が設けられた部位の前記第2通電板の板厚は、前記溝又は前記貫通孔が設けられていない前記第2通電板の中央部の板厚の1/30以上、かつ、1/10以下である、請求項1に記載の電流遮断装置の製造方法
  3. 前記第2通電板を平面視すると、前記貫通孔の直径は、前記溝の半径方向の幅以上である、請求項1又は2に記載の電流遮断装置の製造方法
  4. 前記電流遮断装置は、前記第2通電板の前記第1通電板と対向する面とは反対側の面に対向して配置される変形板をさらに備えており、
    前記変形板は、前記第2通電板と対向する面に設けられ、前記第2通電板に向かって突出する突出部を備えており、
    前記ケース内の圧力が前記設定圧力以上となると、前記変形板が変形して前記突出部が前記第2通電板又は前記第1通電板に衝突し、前記溝が形成された部位において前記第2通電板が破断する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電流遮断装置の製造方法
  5. 電流遮断装置を備える蓄電装置の製造方法であって、
    前記電流遮断装置は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法で製造される、蓄電装置の製造方法
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