JP6404620B2 - 電流遮断装置、蓄電装置、電流遮断装置の製造方法、および蓄電装置の製造方法 - Google Patents

電流遮断装置、蓄電装置、電流遮断装置の製造方法、および蓄電装置の製造方法 Download PDF

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Description

本明細書に開示の技術は、電流遮断装置、蓄電装置、電流遮断装置の製造方法、および蓄電装置の製造方法に関する。
蓄電装置が過充電されたり、内部で短絡が発生したりしたときに、蓄電装置に流れる電流を遮断する電流遮断装置の開発が進められている。電流遮断装置は、電極組立体と端子の間に配置される。特許文献1には電流遮断装置が開示されている。特許文献1の電流遮断装置は、変形板および通電板を備えている。変形板の中央部には、通電板が溶接されている。通電板には、溶接箇所の周囲に溝が形成されている。変形板は、外装缶内の圧力が増加すると変形する。変形板が変形すると、通電板が溝の部分で破断する。通電板が破断すると、電流が遮断される。
特開平11−260334号公報
電流遮断装置では、変形板が変形したときに通電板が確実に破断するために変形板と通電板が強固に固定されていることが求められる。そのために、変形板と通電板の溶接性の向上が求められている。そこで本明細書は、通電板と変形板を良好に溶接することができる技術を提供することを目的とする。
本明細書に開示する電流遮断装置は、ケースに収容された電極組立体とケースに固定された正極又は負極の端子とを接続する通電経路をケース内の圧力が所定値を超えたときに遮断する。電流遮断装置は、電極組立体に電気的に接続される通電板と、端子に電気的に接続される第1変形板と、を備えている。通電板の表面には、その一部が部分的に盛り上がる肉盛部が形成されている。第1変形板は、肉盛部に溶接されている。
このような構成によれば、肉盛部により通電板と第1変形板を良好に溶接することができ、両者を良好に固定することができる。また、第1変形板の板厚は一定とされるため、第1変形板の機械的特性を安定化し易く、電流遮断装置の作動圧力の精度を向上することができる。
また、上記の電流遮断装置は、通電板の裏面と対向して配置され、通電板に向けて突出する突起が設けられている第2変形板を更に備えていてもよい。通電板の裏面には、その一部が部分的に窪む肉引部が形成されている。第2変形板は、突起が肉引部と対向するように配置されていてもよい。
また、通電板の表面には溝部が形成されており、通電板を平面視すると、溝部が周方向に途切れることなく連続する環状に形成されていてもよい。また、肉盛部および肉引部は、溝部の周囲に形成されていてもよい。また、第1変形板は、通電板の溝部の内側に固定されていてもよい。
また、第1変形板の板厚は一定であってもよい。
また、本明細書に開示する蓄電装置は、上記のいずれかの電流遮断装置を備えている。
本明細書に開示する電流遮断装置の製造方法は、電極組立体に電気的に接続される通電板の表面を部分的に盛り上げることにより肉盛部を形成する肉盛部形成工程を備えている。また、この製造方法は、端子に電気的に接続される第1変形板を、肉盛部に溶接する溶接工程を備えている。
また、肉盛部形成工程は、通電板の表面に通電板を平面視すると環状となる溝部を形成する溝部形成工程を備えて、肉盛部は、溝部を形成するときに溝部の周囲の通電板の表面が盛り上がることにより形成されてもよい。また、第1変形板の板厚は一定であってもよい。
また、本明細書に開示する蓄電装置の製造方法は、上記のいずれかの製造方法により製造された電流遮断装置を備える蓄電装置を製造する。
実施形態に係る蓄電装置の断面図である。 図1の要部IIの拡大図である。 通電状態における図1の要部IIIの拡大図である。 非通電状態における図1の要部IIIの拡大図である。 図3の要部Vの拡大図である。 通電板の表面図である。 電流遮断装置および蓄電装置の製造方法を説明する図である(1)。 電流遮断装置および蓄電装置の製造方法を説明する図である(2)。 電流遮断装置および蓄電装置の製造方法を説明する図である(3)。 電流遮断装置および蓄電装置の製造方法を説明する図である(4)。 他の実施形態に係る蓄電装置の要部の拡大図である。
以下、実施形態について添付図面を参照して説明する。図1に示すように、蓄電装置1は、ケース11と、ケース11に収容された電極組立体12と、ケース11に固定された端子13(正極端子131および負極端子132)とを備えている。電極組立体12と端子13は電気的に接続されている。また、蓄電装置1は、端子13と電極組立体12の間に配置された電流遮断装置10を備えている。蓄電装置1は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される。
ケース11は、略直方体形状の箱型部材である。ケース11は、金属製であり、例えばステンレスやアルミニウムから形成されている。ケース11は、本体111と、本体111に固定された蓋体112とを備えている。本体111は、開口部を有する有底四角筒状である。蓋体112は、本体111の開口部を覆っている。以下、本体111において、蓋体112が配置されている側を「上側」、その反対側を「下側」とする。本体111の内部には、電解液が収容されている。ケース11の蓋体112には、正極用の開口部85と、負極用の開口部86が形成されている。正極用の開口部85には正極端子131が固定される。負極用の開口部86には、負極端子132が固定される。
電解液は、非水系の溶媒に支持塩(電解質)を溶解させた非水電解液であることが好ましい。非水系の溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等の鎖状エステルを含んでいる溶媒、酢酸エチル、プロピロン酸メチルなどの溶媒、又はこれらの混合液を使用することができる。また、支持塩(電解質)として、例えば、LiPF、LiBF、LiAsF等を使用することができる。電解液には、芳香族系のモノマー添加剤が含まれている。
電極組立体12はケース11の内部に配置されている。電極組立体12とケース11の間には絶縁部材71が配置されている。絶縁部材71は電極組立体12とケース11を絶縁している。電極組立体12は、電解液に浸漬している。蓄電装置1が過充電状態や過放電状態になると、電極組立体12からガスが発生してケース11内の圧力が上昇する。
電極組立体12は、正極シートと、負極シートと、正極シートと負極シートの間に配置されたセパレータとを備えている。電極組立体12は、複数の正極シート、複数の負極シート、および複数のセパレータが積層された構成である。正極シート及び負極シートは、集電体と、集電体上に形成されている活物質層とを備えている。また、電極組立体12は、正極集電タブ81および負極集電タブ82を備えている。正極集電タブ81は正極シートの上端部に形成されている。負極集電タブ82は負極シートの上端部に形成されている。正極集電タブ81および負極集電タブ82は上方に突出している。正極集電タブ81は正極リード83に固定されている。負極集電タブ82は負極リード84に固定されている。
正極リード83は正極集電タブ81と正極端子131に接続されている。正極リード83を介して正極集電タブ81と正極端子131が電気的に接続されている。正極リード83とケース11の間には絶縁部材72が配置されている。絶縁部材72は正極リード83とケース11を絶縁している。
負極リード84は負極集電タブ82と接続部材87に接続されている。接続部材87は電流遮断装置10を介して負極端子132に電気的に接続されている。よって、負極リード84、接続部材87および電流遮断装置10を介して、負極集電タブ82と負極端子132が電気的に接続されている。これにより、電極組立体12と負極端子132を接続する通電経路が形成されている。電流遮断装置10はこの通電経路を遮断可能である。電流遮断装置10の構成については後述する。負極リード84とケース11の間には絶縁部材73が配置されている。絶縁部材73は負極リード84とケース11を絶縁している。
端子13(正極端子131および負極端子132)は、ケース11の蓋体112に固定されている。正極端子131および負極端子132は、ケース11の外部に突出している。正極端子131と負極端子132は間隔をあけて配置されている。正極端子131および負極端子132は、電極組立体12に電気的に接続されている。
図2に示すように、正極端子131は、ケース11の蓋体112にかしめ固定されている。正極端子131は、円柱部91、基底部92、および固定部93を備えている。円柱部91は正極用の開口部85に挿入されている。基底部92は環状に形成されている。基底部92は円柱部91の下端部に固定されている。基底部92はケース11の内部に配置されている。固定部93は環状に形成されている。固定部93は円柱部91の上端部に固定されている。固定部93はケース11の外部に配置されている。正極端子131は、固定部93と基底部92が上下に加圧されることによりケース11に固定されている。
正極端子131は、正極側外部端子301に接触している。正極側外部端子301は、外部の回路(図示省略)に接続されている。正極側外部端子301とケース11の間には絶縁部材74が配置されている。絶縁部材74は正極側外部端子301とケース11を絶縁している。また、正極端子131とケース11の間には絶縁部材75が配置されている。絶縁部材75は正極端子131とケース11を絶縁している。
図3に示すように、負極端子132は、ケース11にかしめ固定されている。負極端子132は、円筒部94、基底部95、および固定部96を備えている。円筒部94は負極用の開口部86に挿入されている。円筒部94には貫通孔97が形成されている。基底部95は環状に形成されている。基底部95は円筒部94の下端部に固定されている。基底部95はケース11の内部に配置されている。基底部95には凹部98が形成されている。凹部98は貫通孔97と連通している。固定部96は環状に形成されている。固定部96は円筒部94の上端部に固定されている。固定部96はケース11の外部に配置されている。負極端子132は、固定部96と基底部95が上下に加圧されることによりケース11に固定されている。
負極端子132は、負極側外部端子302に接触している。負極側外部端子302は、外部の回路(図示省略)に接続されている。負極側外部端子302とケース11の間には絶縁部材76が配置されている。絶縁部材76は負極側外部端子302とケース11を絶縁している。また、負極端子132とケース11の間には絶縁部材77が配置されている。絶縁部材77は負極端子132とケース11を絶縁している。
次に、電流遮断装置の構成について説明する。図3および図4に示すように、電流遮断装置10は、通電板20、第1変形板40、および第2変形板30を備えている。電流遮断装置10はケース11の内部に配置されている。電流遮断装置10は、負極端子132より下側に配置されている。図3は通電状態を示しており、図4は非通電状態を示している。
通電板20は、金属製の部材であり、導電性を有している。通電板20は、平面視において円形状に形成されている。通電板20は、第1変形板40と第2変形板30の間に配置されている。通電板20は、第1変形板40より下側に配置されており、第2変形板30より上側に配置されている。通電板20は、第1変形板40および第2変形板30に固定されている。通電板20と第2変形板30の間には、空間54が形成されている。
通電板20は、中央部22および外周部21を有している。また、図3及び図5に示すように、通電板20は、表面28および裏面29を有している。ここで、表面28とは、第1変形板40と対向している面のことである。また、裏面29とは、第2変形板30と対向している面のことである。また、通電板20には溝部23が形成されている。また、図5に示すように、通電板20には、肉盛部25および肉引部26が形成されている。
溝部23は、通電板20の表面28に形成されている。溝部23は、中央部22の周囲に形成されている。中央部22は、溝部23より内側に位置している。図6に示すように、通電板20を平面視したときに、溝部23は、周方向に途切れることなく連続する環状に形成されている。他の例では、溝部23は、周方向に断続的に形成されていてもよい。溝部23は、円環状に延びるように形成されている。通電板20の溝部23は、他の部分より強度が弱く、破断しやすい。通電板20は、溝部23を起点にして破断する。これにより、通電が遮断される。通電板20は、図3に示すように、通電状態のときには破断しておらず、図4に示すように、破断すると非通電状態になる。また、通電板20は、接続部材87に接続されている。通電板20は、接続部材87および負極リード84を介して、電極組立体12に電気的に接続されている。溝部23は、プレス加工により形成されている。溝部23の周囲に肉盛部25および肉引部26が形成されている。
図5に示すように、肉盛部25は、通電板20の表面28の一部が部分的に盛り上がることにより形成されている。より詳細には、肉盛部25は、通電板20の表面28に溝部23を形成するときに、溝部23の周囲の表面28が盛り上がることにより形成されている。肉盛部25は、溝部23に隣接して、溝部23の両側に形成されている。肉盛部25は、通電板20の中央部22に形成されている。
肉引部26は、通電板20の裏面29の一部が部分的に窪むことにより形成されている。より詳細には、肉引部26は、通電板20の表面28に溝部23を形成するときに、溝部23の周囲の裏面29が窪むことにより形成されている。肉引部26は、溝部23に隣接して、溝部23の両側に形成されている。肉引部26は、通電板20の中央部22に形成されている。肉引部26は、肉盛部25と対向する位置に形成されている。
また、図3、図4および図7に示すように、通電板20には貫通孔50が形成されている。貫通孔50は、通電板20を貫通している。貫通孔50は、空間54に通じている。貫通孔50は、通電板20の溶接部分と溝部23の間に形成されている。貫通孔50は、溝部23より外側に形成されている。溝部23は、貫通孔50より内側に形成されている。
第1変形板40は、金属製のダイアフラムである。第1変形板40は、導電性を有しており、平面視において円形状に形成されている。第1変形板40は、通電板20より上側に配置されている。第1変形板40は、中央部42および外周部41を有している。第1変形板40の板厚は一定である。第1変形板40の中央部42の板厚と外周部41の板厚は一定であり、同じ板厚である。第1変形板40は、図3に示すように、通電状態のときには下方に凸の状態であり、図4に示すように、非通電状態のときには上方に凸の状態になる。通電状態のときは、第1変形板40の中央部42が下方に突出している。
第1変形板40の中央部42は、通電板20の中央部22に固定されている。第1変形板40は、通電板20の溝部23の内側に固定されている。第1変形板40の中央部42と通電板20の中央部22は、溶接により固定されている。第1変形板40は、通電板20の表面28に固定されている。第1変形板40の外周部41と通電板20の外周部21の間には絶縁部材78が配置されている。絶縁部材78は、第1変形板40と通電板20を絶縁している。第1変形板40は、溶接により肉盛部25に固定されている。
第1変形板40は、負極端子132より下側に配置されている。第1変形板40の外周部41は、負極端子132の基底部95に固定されている。第1変形板40の外周部41と負極端子132の基底部95は、溶接により固定されている。第1変形板40の上面が負極端子132の下面に固定されている。第1変形板40は、負極端子132に電気的に接続されている。
第2変形板30は、金属製のダイアフラムである。第2変形板30は、導電性を有しており、平面視において円形状に形成されている。第2変形板30は、通電板20より下側に配置されている。第2変形板30は、中央部32および外周部31を有している。第2変形板30は、図3に示すように、通電状態のときには下方に凸の状態であり、図4に示すように、非通電状態のときには上方に凸の状態になる。通電状態のときは、第2変形板30の中央部32が下方に突出している。第2変形板30は、ケース11内の圧力が所定値を超えたときに、下方に凸の状態から上方に凸の状態に変形する。すなわち、第2変形板30は、下方に凸の状態から上向きに反転する。非通電状態のときでは、第2変形板30の中央部32が上方に突出している。
第2変形板30には、突起35が設けられている。突起35は、第2変形板30の中央部32に設けられている。突起35は、第2変形板30の上面に固定されている。突起35は、上方に突出している。突起35は、通電板20の中央部22の下方に配置されている。突起35は、通電板20の中央部22に向けて突出している。突起35は、第2変形板30が上に凸の状態に変形すると、通電板20の中央部22に衝突する。突起35は、通電板20の裏面29と対向するように配置されている。突起35は、肉引部26と対向するように配置されている。突起35は、絶縁体により形成されている。他の例では、突起35と通電板20の間に絶縁部材が配置されていてもよい。
第2変形板30の外周部31は、通電板20の外周部21に固定されている。第2変形板30の外周部31と通電板20の外周部21は、溶接により固定されている。第2変形板30の上面が通電板20の下面に固定されている。第2変形板30の外周部31と通電板20の外周部21は、絶縁された状態で固定されていてもよい。
通電板20、第1変形板40、および第2変形板30は、固定部材70により固定されている。固定部材70は、通電板20、第1変形板40、および第2変形板30をかしめ固定している。固定部材70は、通電板20、第1変形板40、および第2変形板30を、負極端子132の基底部95に対して固定している。固定部材70の内側には絶縁部材79が配置されている。絶縁部材79は、通電板20、第1変形板40、第2変形板30、および負極端子132を、固定部材70から絶縁している。
次に、電流遮断装置および蓄電装置の製造方法について説明する。電流遮断装置および蓄電装置の製造方法は、通電板20に肉盛部25を形成する肉盛部形成工程と、第1変形板40を肉盛部25に溶接する溶接工程とを備えている。また、電流遮断装置および蓄電装置の製造方法は、各構成を組み立てる組立工程を備えている。これについて、以下に詳細に説明する。
肉盛部形成工程では、図7に示すように、通電板20の表面28(第1変形板40と対向するように配置される側の面)を金型200により押圧する。金型200は、本体部201と、本体部201から突出する突起部202とを備えている。突起部202が通電板20の表面28を押圧する。通電板20の表面28が突起部202によって押圧されることにより、図8に示すように、通電板20の表面28に溝部23が形成される。通電板20を平面視すると、溝部23は、周方向に途切れることなく連続する環状に形成される(図6参照)。
また、溝部23を形成するときに、突起部202が通電板20の表面28を押圧することにより、突起部202の周囲における通電板20の表面28が盛り上がる。すなわち、溝部23の周囲における通電板20の表面28が部分的に盛り上がる。これにより、溝部23の周囲の通電板20の表面28に肉盛部25が形成される。また、溝部23を形成するときに、突起部202の周囲における通電板20の裏面29が部分的に窪む。これにより、溝部23の周囲の通電板20の裏面29に肉引部26が形成される。したがって、肉盛部形成工程は、通電板20の表面28に溝部23を形成する溝部形成工程を含んでいる。また、肉盛部形成工程は、通電板20の裏面29に肉引部26を形成する肉引部形成工程を含んでいる。このようにして、肉盛部25、肉引部26、および溝部23を備える通電板20が形成される。
次に、溶接工程では、図9に示すように、通電板20の中央部22と、第1変形板40の中央部42とを溶接する。板厚一定の第1変形板40は、通電板20の中央部22の肉盛部25に溶接される。溶接方法は特に限定されるものではないが、例えばレーザー溶接やアーク溶接を用いることができる。これにより、第1変形板40が通電板20に固定される。通電板20の外周部21と第1変形板40の外周部41との間には、絶縁部材78が配置される。なお、通電板20および第1変形板40等の構成については、上記で説明したので詳細な説明を省略する。
続いて、組立工程では、各構成を組み立てる。例えば、図10に示すように、通電板20、第1変形板40、および第2変形板30を、固定部材70により負極端子132の基底部95に固定する。このようにして、電流遮断装置10が製造される。
また、上記の方法により製造された電流遮断装置10を電極組立体12と負極端子132の間に配置する。これにより、電極組立体12と負極端子132を接続する通電経路を形成することができる。具体的には、負極端子132をケース11の蓋体112に固定する。また、電流遮断装置10の通電板20に接続部材87を接続する。また、電流遮断装置10をケース11の本体111に収容し、本体111に蓋体112を固定する。このようにして、図1に示すように、蓄電装置1が製造される。
上記のような構成を備える電流遮断装置10および蓄電装置1では、通電板20の表面28が盛り上がることにより肉盛部25が形成されており、第1変形板40と通電板20との隙間が小さくなっている。第1変形板40が肉盛部25に溶接されることにより通電板20の表面28に固定されている。これにより、通電板20と第1変形板40を良好に溶接することができ、両者を良好に固定することができる。また、肉盛部25に溶接するので、第1変形板40の板厚が一定であっても良好に固定することができる。また、第1変形板40の板厚が一定であるので、第1変形板40の剛性の制御が容易となり、電流遮断装置10が良好に作動する。
また、通電板20の裏面29が窪むことにより肉引部26が形成されており、第2変形板30に設けられた突起35が肉引部26と対向するように配置されている。これにより、通電板20と突起35の間の隙間を拡げることができ、第2変形板30が変形する前に突起35が通電板20に衝突することを抑制できる。また、通電板20に溝部23を形成するときに肉盛部25および肉引部26が形成される。これにより、破断部分となる溝部23を形成する工程を利用して肉盛部25および肉引部26を形成できる。また、溝部23が周方向に途切れることなく連続する環状に形成される。これにより、溝部23を形成するときに肉盛部25および肉引部26を効率的に形成できる。
以上、一実施形態について説明したが、具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1変形板40を肉盛部25に溶接する溶接工程を行う順序は特に限定されるものではない。他の実施形態では、負極端子132をケース11の蓋体112に固定した後に溶接工程を行ってもよい。具体的には、負極端子132を蓋体112に固定した後に、負極端子132の貫通孔97を通じて第1変形板40にレーザーを照射する。このようにして、第1変形板40を肉盛部25に溶接してもよい。
また、上記実施形態では、第2変形板30を備える構成であったが、この構成に限定されるものではなく、図11に示すように、第2変形板30を備えない構成であってもよい。なお、図11において、図3における構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
また、上記実施形態では、電流遮断装置10が電極組立体12と負極端子132の間に配置されていたが、この構成に限定されるものではない。他の実施形態では、電流遮断装置10が電極組立体12と正極端子131の間に配置されていてもよい。この場合、電流遮断装置10は、電極組立体12と正極端子131を接続する通電経路を遮断する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1;蓄電装置
10;電流遮断装置
11;ケース
12;電極組立体
13;端子
20;通電板
21;外周部
22;中央部
23;溝部
25;肉盛部
26;肉引部
28;表面
29;裏面
30;第2変形板
31;外周部
32;中央部
35;突起
40;第1変形板
41;外周部
42;中央部
50;貫通孔
54;空間
70;固定部材
71;絶縁部材
72;絶縁部材
73;絶縁部材
74;絶縁部材
75;絶縁部材
76;絶縁部材
77;絶縁部材
78;絶縁部材
79;絶縁部材
81;正極集電タブ
82;負極集電タブ
83;正極リード
84;負極リード
85;(正極用の)開口部
86;(負極用の)開口部
87;接続部材
91;円柱部
92;基底部
93;固定部
94;円筒部
95;基底部
96;固定部
97;貫通孔
98;凹部
111;本体
112;蓋体
131;正極端子
132;負極端子
200;金型
201;本体部
202;突起部
301;正極側外部端子
302;負極側外部端子

Claims (8)

  1. ケースに収容された電極組立体と前記ケースに固定された正極又は負極の端子とを接続する通電経路を前記ケース内の圧力が所定値を超えたときに遮断する電流遮断装置であって、
    前記電極組立体に電気的に接続される通電板と、
    前記端子に電気的に接続される第1変形板と、
    前記通電板の裏面と対向して配置され、前記通電板に向けて突出する突起が設けられている第2変形板と、を備え、
    前記通電板の表面には、その一部が部分的に盛り上がる肉盛部が形成されており、
    前記第1変形板は、前記肉盛部に溶接されている、電流遮断装置であって、
    前記通電板の表面には溝部が形成されており、
    前記通電板を平面視すると、前記溝部は周方向に途切れることなく連続する環状に形成されており、
    前記肉盛部は、前記溝部の周囲に形成されており、
    前記溝部の内側における前記肉盛部は、前記溝部の外側における前記通電板の表面よりも前記第1変形板側に盛り上がっており、
    前記第1変形板は、前記溝部の内側における前記肉盛部に固定されており、
    前記通電板の裏面には、その一部が部分的に窪んでいる肉引部が形成されており、
    前記第2変形板は、前記突起が前記肉引部と対向するように配置されている、電流遮断装置。
  2. 前記第1変形板の板厚が一定である請求項に記載の電流遮断装置。
  3. 請求項1または2に記載の電流遮断装置を備える蓄電装置。
  4. ケースに収容された電極組立体と前記ケースに固定された正極又は負極の端子とを接続する通電経路を前記ケース内の圧力が所定値を超えたときに遮断する電流遮断装置の製造方法であって、
    前記電極組立体に電気的に接続される通電板の表面を部分的に盛り上げることにより肉盛部を形成する肉盛部形成工程と、
    前記端子に電気的に接続される第1変形板を、前記肉盛部に溶接にする溶接工程と、
    前記通電板に向けて突出する突起が設けられている第2変形板を、前記通電板の裏面と対向して配置する配置工程と、を備え、
    前記肉盛部形成工程は、前記通電板の表面に前記通電板を平面視すると環状となる溝部を形成する溝部形成工程を備え、
    前記肉盛部は、前記溝部を形成するときに前記溝部の周囲の前記通電板の表面が盛り上がることにより形成され
    前記肉盛部形成工程では、前記通電板の裏面に、その一部が部分的に窪んでいる肉引部が形成され、
    前記配置工程では、前記第2変形板に設けられている前記突起が前記通電板の裏面に形成されている前記肉引部と対向するように前記第2変形板を配置する、電流遮断装置の製造方法。
  5. 前記第1変形板の板厚が一定である請求項に記載の電流遮断装置の製造方法。
  6. 請求項またはに記載の製造方法により製造された電流遮断装置を備える蓄電装置を製造する蓄電装置の製造方法。
  7. ケースに収容された電極組立体と前記ケースに固定された正極又は負極の端子とを接続する通電経路を前記ケース内の圧力が所定値を超えたときに遮断する電流遮断装置であって、
    前記電極組立体に電気的に接続される通電板と、
    前記端子に電気的に接続される第1変形板と、を備え、
    前記通電板の表面には、その一部が部分的に盛り上がる肉盛部が形成されており、
    前記第1変形板は、前記肉盛部に溶接されている、電流遮断装置であって、
    前記端子は、前記ケースの内外を貫通する貫通孔を備えており、
    前記通電板の表面には溝部が形成されており、
    前記通電板を平面視すると、前記溝部は周方向に途切れることなく連続する環状に形成されており、
    前記肉盛部は、前記溝部の周囲に形成されており、
    前記溝部の内側における前記肉盛部は、前記溝部の外側における前記通電板の表面よりも前記第1変形板側に盛り上がっており、
    前記第1変形板は、前記貫通孔を通じて前記第1変形板に照射されるレーザーにより前記溝部の内側における前記肉盛部にレーザー溶接されており、
    前記第1変形板における前記通電板側とは反対側の表面にレーザー溶接痕が形成されている、電流遮断装置。
  8. ケースに収容された電極組立体と前記ケースに固定された正極又は負極の端子とを接続する通電経路を前記ケース内の圧力が所定値を超えたときに遮断する電流遮断装置の製造方法であって、
    前記端子は、前記ケースの内外を貫通する貫通孔を備えており、
    前記電極組立体に電気的に接続される通電板の表面を部分的に盛り上げることにより肉盛部を形成する肉盛部形成工程と、
    前記端子に電気的に接続される第1変形板を、前記通電板側とは反対側から前記貫通孔を通じて前記第1変形板に照射されるレーザーにより前記肉盛部にレーザー溶接る溶接工程と、を備え、
    前記肉盛部形成工程は、前記通電板の表面に前記通電板を平面視すると環状となる溝部を形成する溝部形成工程を備え、
    前記肉盛部は、前記溝部を形成するときに前記溝部の周囲の前記通電板の表面が盛り上がることにより形成される、電流遮断装置の製造方法。
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