JP6599158B2 - 折り畳み式の乳母車 - Google Patents

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Description

本発明は、使用状態と折り畳み状態との間で変形可能な折り畳み式の乳母車に関する。
例えば特許文献1や2に開示されているように、折り畳み可能な乳母車が広く普及している。特許文献1や2に開示された乳母車は、使用状態から折り畳み状態に変形させると、前脚フレームと後脚フレームとが接近して前後方向の寸法が小さくなるように折り畳まれる。
特開2004−58986号公報 特開2013−95237号公報
昨今では、乳母車の利便性を向上させるべく、より軽量で部品点数の少ない乳母車が求められている。しかしながら、特許文献1や2に開示された乳母車は、部品点数が多く軽量化のニーズに十分に応えられていない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、部品点数が少なく軽量な折り畳み式の乳母車を提供することを目的とする。
本発明による乳母車は、使用状態と折り畳み状態との間で変形可能とした折り畳み式の乳母車であって、前輪及び後輪を支持したフレーム本体と、前記フレーム本体に支持されたシートと、を備え、
前記フレーム本体は、前記前輪を支持した前脚フレームと、前記前脚フレームに対してスライド移動可能となるように、上スライダ及び下スライダを介して前記前脚フレームに取り付けられたハンドルフレームと、前記後輪を支持すると共に、前記下スライダに相対回動可能に接続された後脚フレームと、一側において前記上スライダに相対回動可能に接続され、他側において、前記後脚フレームのうちの前記下スライダに接続された部分よりも前記後輪寄りとなる部分に、相対回動可能に接続されたリンクブラケットと、を有する。
本発明による乳母車において、前記フレーム本体は、前記下スライダに支持されたシート支持体をさらに有し、前記シートは、前記シート支持体と前記ハンドルフレームとの間に掛け渡されていてもよい。
本発明による乳母車において、前記シート支持体は、左右の前記下スライダに支持された左右の前後フレーム要素と、前記左右の前後フレーム要素の後方部分同士を連結する後連結フレーム要素と、を含むシート支持フレームであり、前記シートは、前記左右の前後フレーム要素及び前記後連結フレーム要素の各々に掛け渡されていてもよい。
本発明による乳母車において、各前後フレーム要素の前方部分は、自由端となっており、
各前後フレーム要素は、その前方部分と後方部分との間となる中間部分にて、対応する下スライダにピンを介して支持されていてもよい。
本発明による乳母車において、前記上スライダは、前記前脚フレームに固定され、且つ、前記ハンドルフレームが遊挿されるガイド孔が設けられており、前記下スライダは、前記ハンドルフレームに固定され、且つ、前記前脚フレームが遊挿されるガイド孔が設けられていてもよい。
本発明による乳母車において、前記使用状態において前記前脚フレームを前記下スライダに対して拘束するロック手段をさらに備え、前記ロック手段は、前記前脚フレームに設けられた係合部と、前記下スライダに設けられ、前記係合部と係合する被係合部と、を有してもよい。
本発明による乳母車において、前記使用状態において前記ハンドルフレームを前記上スライダに対して拘束するロック手段をさらに備え、前記ロック手段は、前記ハンドルフレームに設けられた係合部と、前記上スライダに設けられ、前記係合部と係合する被係合部と、を有してもよい。
前記使用状態から前記折り畳み状態へ変形させると、前記ハンドルフレームが前記前脚フレームと重なる範囲が広くなるように当該前脚フレームに対してスライドするとともに、前記後脚フレームが前記後輪を前記ハンドルフレームに接近させるように前記下スライダに対して相対回動してもよい。
本発明によれば、部品点数が少なく軽量な折り畳み式の乳母車を提供することが可能となる。
一実施の形態による乳母車を使用状態にて示す斜視図。 図1に示す乳母車の側面図。 図1に示す乳母車のフレーム本体を示す斜視図。 図3に示すフレーム本体の側面図。 図4に示す線V−Vに沿ったフレーム本体の断面図。 図3に示すフレーム本体を構成するシート支持フレームを拡大して示す斜視図。 図6に示すシート支持フレームにシートを通した状態を示す斜視図。 図3に示すかごを後方から示す斜視図。 図4に示す使用状態にある乳母車のフレーム本体を、折り畳み状態へ変形させていく一過程を示す側面図。 折り畳み状態にあるフレーム本体を示す斜視図。 折り畳み状態から使用状態へ変形させる一過程における乳母車の状態を、図5に示す断面にて示す断面図。 図1に示す乳母車のシート支持体の一変形例を示す模式図。 図1に示す乳母車のシート支持体の別の変形例を示す模式図。 図1に示す乳母車のロック手段の一変形例を示す斜視図。 図14に示す線XV−XVに沿ったフレーム本体の断面図。 図14に示す乳母車において、セーフティプレートがさらに設けられた例を示す斜視図。 図16に示す乳母車において、セーフティプレートをノックピンを覆う位置まで回動させたようすを示す斜視図。 図1に示す乳母車のロック手段の別の変形例を示す斜視図。 図1に示す乳母車のロック手段のさらに別の変形例を示す斜視図。 図19に示す線XX−XXに沿ったフレーム本体の断面図。
以下、図1乃至図20を参照して本発明の一実施の形態及びその変形例について説明する。図1及び図2は、それぞれ、一実施の形態における乳母車1を示す斜視図及び側面図である。乳母車1は、折り畳み式の乳母車であり、折り畳まれた状態の乳母車1は、上下方向d2にコンパクトな大きさとなる。さらに、乳母車1では、前輪5及び後輪6を支持したフレーム本体2に、シート(シートユニット)3が装着されている。
なお、本明細書中において、乳母車1及びフレーム本体2に対する「前」、「後」、「上」および「下」の用語は、特に指示がない場合、使用状態C1にある乳母車1に乗車する乳幼児を基準とした「前」、「後」、「上」および「下」を意味する。したがって、「前後方向d1」とは、図1における紙面の左下と右上とを結ぶ方向に相当する。そして、特に指示がない限り、「前」とは、乗車した乳幼児が向く側であり、図1における紙面の左下側が「前側」となる。一方、「上下方向d2」とは前後方向d1に直交するとともに乳母車1の接地面に直交する方向である。したがって、乳母車1の接地面が水平面である場合、「上下方向d2」とは垂直方向をさす。また、「幅方向(横方向)d3」とは、「前後方向d1」および「上下方向d2」のいずれにも直交する方向である。さらに、「右」および「左」についても、それぞれ、乳母車1に乗車する乳幼児を基準とした幅方向d3における「右」および「左」のことを意味する。
図3及び図4は、それぞれ、図1に示す乳母車1をシート3を取り外した状態で示す斜視図及び側面図である。図3及び図4に示すように、フレーム本体2を構成する要素として、前輪5を支持した左右の前脚フレーム10及び後輪6を支持した左右の後脚フレーム20が設けられている。各前脚フレーム10は、キャスター7aを介して前輪5を回転可能且つ旋回可能に支持している。一方、各後脚フレーム20は、車輪保持体7bを介して後輪6を回転可能に支持し、旋回可能には支持していない。
各前脚フレーム10に、上スライダ30及び下スライダ40を介してハンドルフレーム50がスライド移動可能に取り付けられている。すなわち、ハンドルフレーム50は、左右の前脚フレーム10との間隔を保ちつつ当該左右の前脚フレーム10に沿って相対移動可能になっている。
ハンドルフレーム50を構成する要素として、左右に配置された一対のリード部51が設けられ、一対のリード部51の上端同士を操作部52が連結している。操作部52は、図1乃至図4に示す使用状態C1にある乳母車1を走行させるべく、使用者が手で操作する部分である。図示する例では、直線状の左右のリード部51の上端間に、湾曲した操作部52が掛け渡され、ハンドルフレーム50は、概ねU字状に成形されている。
左右のリード部51は、それぞれ、対応する側に位置する上スライダ30及び下スライダ40に挿入されている。上スライダ30及び下スライダ40は、ハンドルフレーム50と前脚フレーム10とがスライド移動可能となるようにこれらを連結する部品である。図3及び図4に示すように、上スライダ30は、下スライダ40よりも上方側すなわち操作部52に近接した位置に配置されている。
上スライダ30は、前脚フレーム10の上端に固定されている。したがって、上スライダ30は、前脚フレーム10に連動して移動可能である。その一方で、上スライダ30には、図4に示す側面視において前脚フレーム10の上端が固定された箇所よりも前方となる位置に、ガイド孔31が設けられている。ガイド孔31には、ハンドルフレーム50のリード部51が遊挿されている。ガイド孔31にリード部51を遊挿することで、ハンドルフレーム50が前脚フレーム10に沿ってスムーズにスライド移動可能となる。
一方、下スライダ40は、ハンドルフレーム50のリード部51の下端に固定されている。したがって、下スライダ40は、ハンドルフレーム50に連動して移動可能である。その一方で、下スライダ40には、図4に示す側面視においてリード部51の下端が固定された箇所よりも後方となる位置に、ガイド孔41が設けられている。ガイド孔41には、前脚フレーム10が遊挿されている。ガイド孔41に前脚フレーム10を遊挿することで、ハンドルフレーム50が前脚フレーム10に沿ってスムーズにスライド移動可能となる。
また、下スライダ40には、図4に示す側面視においてガイド孔41よりも後方となる位置で、後脚フレーム20の上端が枢着されている。この場合、後脚フレーム20の上端は、下スライダ40の前脚フレーム10に対する相対位置に連動して回動する。
上スライダ30と後脚フレーム20にリンクブラケット60が掛け渡されている。左右のリンクブラケット60は、対応する側の上スライダ30と後脚フレーム20との間を延び、且つ、上スライダ30と後脚フレーム20とのそれぞれに対して相対回動可能となっている。
図4によく示されているように、各リンクブラケット60が後脚フレーム20に接続された位置は、後脚フレーム20のうちの、下スライダ40に接続された部分と後輪6を支持する部分との間となる中間部分である。この場合、使用状態にある乳母車1の側面視において、リンクブラケット60と後脚フレーム20との相対回動中心RC2は、後脚フレーム20と下スライダ40との相対回動中心RC1よりも後方且つ下方に位置し、また、リンクブラケット60と上スライダ30との相対回動中心RC3よりも後方且つ下方に位置している。
一例として、これらリンクブラケット60は、例えばアルミニウム合金等の金属製プレートから構成され、前脚フレーム10、後脚フレーム20及びハンドルフレーム50は、一例として、アルミニウム合金等の金属製パイプから構成され得る。また、上スライダ30及び下スライダ40は、樹脂製の成形部品から構成され得る。
さて、図4に戻って、下スライダ40には、前脚フレーム10に沿って上方に突出した延出片42が設けられている。そして、この延出片42に、前脚フレーム10から延び出したロックピン13が挿入されている。図5に、延出片42にロックピン13が挿入されたようすを断面図として示す。
図5に示すように、延出片42は、薄板状に形成され、ある程度変形可能な程度の可撓性をもつ。延出片42は、上方に向かうほど幅方向d3において前脚フレーム10から離間していく。換言すれば、延出片42は、上方に向かうにつれて幅方向d3における外側に拡がっていく。
延出片42の中間部分には、挿入孔43が設けられていて、この挿入孔43にロックピン13が挿入されている。ロックピン13を構成する要素として、前脚フレーム10から幅方向d3に沿って外側に軸部13aが延び出し、軸部13aの先端に頭部13bが設けられている。頭部13bの外径は、軸部13aの外径よりも大きく、延出片42の挿入孔43の外径よりも小さい。
次に、シート3を支持するシート支持体70について、図6を参照して説明する。図6は、シート支持体70を拡大して示す斜視図である。図6に示すように、シート支持体70が、下スライダ40に取り付けられている。シート支持体70とハンドルフレーム50とに、シート3が掛け渡されることで、シート3が張った状態でフレーム本体2に支持されるようになっている。とりわけ、図5に示すシート支持体70は、フレーム状に成形されたシート支持フレームとして構成されており、シート3の下方から当該シート3を支える。
シート支持フレーム70を構成する要素として、左右の下スライダ40にそれぞれ支持された左右の前後フレーム要素71が設けられ、左右の前後フレーム要素71の後方部分71c同士を後連結フレーム要素72が連結している。左右の前後フレーム要素71の後方部分71c同士を後連結フレーム要素72が連結することで、シート支持フレーム70を軽量に構成しながらシート支持フレーム70の剛性を高めることに寄与する。
左右の前後フレーム要素71は、幅方向d3に対向し、前後方向d1に沿っている。一方、後連結フレーム要素72は、両端付近が湾曲する一方で中間部分が幅方向d3に沿っている。図示する例では、直線状の左右の前後フレーム要素71の後端間に、湾曲した後連結フレーム要素72が掛け渡され、シート支持フレーム70は、概ねU字状に成形されている。なお、図示する例では、左右の前後フレーム要素71と後連結フレーム要素72とは、一体として構成されているが、別個の部品として構成されこれらが互いに連結されていてもよい。
各前後フレーム要素71の前方部分71aは、自由端となっている。すなわち、各前後フレーム要素71の前方部分71aは、他のフレーム本体2を構成する部品に拘束されていない。また、各前後フレーム要素71は、その前方部分71aと後方部分71cとの間となる中間部分71bにて、下スライダ40にピン73を介して支持されている。すなわち、シート支持フレーム70は、左右の下スライダ40にそれぞれ1つずつのピン73を介して連結されているだけであり、幾分姿勢(向き)を変化させることが可能である。
続いて、シート支持フレーム70とハンドルフレーム50の操作部52に掛け渡されたシート3について説明する。図1に示すように、シート3を構成する要素として、座部3aが設けられ、座部3aから背当部3bが立ち上がっている。座部3aは、乳母車1に乗車する乳幼児の臀部を主として支持するようになる。一方、背当部3bは、乳幼児の背中に対面する位置に配置され、乳幼児の両側方まで周り込んで囲んでいる。
シート3の座部3aは、シート支持フレーム70に取り付けられ、シート3の背当部3bが、ハンドルフレーム50の操作部52に取り付けられている。このように大きく離れたフレーム本体2の2つの領域にシート3を掛け渡すことにより、シート3を張った状態で保持することに寄与する。
図7に、シート支持フレーム70にシート3の座部3aを通した状態を示す。図7に示すように、シート3の座部3aは、左右の側縁部分の2箇所でシート支持フレーム70に取り付けられている。本実施の形態では、シート3の座部3aに、左右の前後フレーム要素71の前方部分71aをそれぞれ収容する2つの筒状部分3cが設けられている。各筒状部分3cは、座部3aをなす布材の折り返した縁部に縫い目を設けることにより形成され、前後方向d1における後方に開口している。
図1に戻って、シート3の背当部3bには、その上端近傍に取付具3dが設けられている。シート3の背当部3bの上端近傍を取付具3dを用いてハンドルフレーム50の操作部52に巻き付けることにより、シート3の背当部3bをハンドルフレーム50に取り付けることができる。
また、シート3の背当部3bの前方の縁部に沿って、前縁補強ベルト3eが取り付けられている。前縁補強ベルト3eは、背当部3bの前方の縁部を補強する。図1に示す前縁補強ベルト3eは、座部3aの近傍からリード部51の上端近傍まで延び、リード部51の上端付近にホック(不図示)を介して引っ掛けられる。
その上、背当部3bには、上下方向d2に沿って延びる背面補強ベルト3fが取り付けられている。背面補強ベルト3fは、乳幼児が後方に寄り掛かる際にシート3が当該乳幼児を支えることを補助する。図1に示す背面補強ベルト3fは、シート支持フレーム70の後連結フレーム要素72と、ハンドルフレーム50の操作部52とに、それぞれバックル3gを介して掛け渡されている。なお、背面補強ベルト3fが後連結フレーム要素72に取り付けられた状態が、図8に示されている。
上述のように、シート支持フレーム70は、左右の下スライダ40にそれぞれ1つずつのピン73を介して連結されているだけであり、シート3を取り付けない状態では姿勢が安定しない。しかしながら、本実施の形態によれば、シート3がシート支持フレーム70とハンドルフレーム50とに張設されるため、シート支持フレーム70がシート3の座部3aに拘束されて、シート支持フレーム70の姿勢が安定するようになる。すなわち、シート3によってシート支持フレーム70を拘束することができるため、シート支持フレーム70を下スライダ40に拘束するための専用の部品を省くことができる。これにより、乳母車1を構成する部品点数を減少させて乳母車1の構成の簡略化および軽量化に貢献することが可能となる。
図8は、かご4を後方から示す斜視図である。図8に示すように、シート3の座部3aにかご4が取り付けられている。かご4は、荷物を収容して乳母車1の利便性を向上させるものである。加えて本実施の形態では、かご4は、シート3の形状を保持することにも寄与する。図8に示すかご4は、シート3の座部3aの前方部分に取り付けられ、シート支持フレーム70の下方に配置されている。
かご4の後方部分が、シート支持フレーム70に掛け渡された一対の支持ベルト8によって支持されている。とりわけ、図8に示す例では、幅方向d3に離間して配置された一対の支持ベルト8が、各々の一端で、シート支持フレーム70の後連結フレーム要素72にバッフル8aを介して取り付けられている。各支持ベルト8の他端は、かご4の後方部分に縫い付けられている。このようにして、かご4は、幅方向d3に離間した2つの支持ベルト8を介して、シート支持フレーム70の後連結フレーム要素72に支持されている。
その上、図8に示す例では、シート3の座部3aの裏側に一対の帯状片3hがそれぞれ2箇所で縫い付けられていて、シート3の座部3aと各帯状片3hとの間に挿入空間3iが形成されている。そして、左右の支持ベルト8は、各々に対応する挿入空間3iをも通って後連結フレーム要素72に取り付けられている。左右の支持ベルト8が各々に対応するシート3の挿入空間3iを通って後連結フレーム要素72に取り付けられることにより、シート3の座部3aを後連結フレーム要素72に引き寄せて保持することが可能となる。
一例として、シート支持フレーム70は、軽量及び強度の観点から、アルミニウム合金等の金属製パイプから構成され、シート3の座部3a、背当部3b及びかご4は、乳幼児に快適な肌触りと快適な乗り心地を提供するために、布状の材料から構成され得る。また、シート3の前縁補強ベルト3e、背面補強ベルト3f及び支持ベルト8は、軽量及び強度の観点から、一例として織布から構成され得る。
次に、以上のような構成からなる乳母車1を折り畳む操作について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、図3に示す使用状態C1にあるフレーム本体2を、折り畳み状態へ変形させていく一過程を示す側面図であり、図10は、折り畳み状態C2にあるフレーム本体2を示す斜視図である。
先ず、図5に示す状態において、延出片42を変形させて、延出片42の挿入孔43からロックピン13を抜き出す。これにより、前脚フレーム10の下スライダ40に対するロックが解除される。続いて、図9に示すように、ハンドルフレーム50を前脚フレーム10に対してスライドさせ下方に押し下げていく。ハンドルフレーム50のスライドに伴い、ハンドルフレーム50に固定された下スライダ40及び下スライダ40に取り付けられたシート支持フレーム70も、下方に下がっていく。また、シート支持フレーム70とハンドルフレーム50とに掛け渡されたシート3も、ハンドルフレーム50に連動してスライドしていく。
一方、上スライダ30が前脚フレーム10に固定されているため、ハンドルフレーム50のスライドに伴い、上スライダ30と下スライダ40との間の間隔が大きくなっていく。2つのスライダ30、40の間隔の増大に伴い、上スライダ30と後脚フレーム20の中間部分とに掛け渡されたリンクブラケット60がリンクとして機能し、後脚フレーム20を下スライダ40に対して回動させる。この回動動作によって、後脚フレーム20が後輪6をハンドルフレーム50に接近させていく。図9に示す例では、後脚フレーム20が後輪6を反時計回りに旋回させ、後脚フレーム20と下スライダ40との相対回動中心RC1を基準として後輪6を前輪5の反対側に位置させるように動かす。
図10に示すように、折り畳み状態C2まで到達すると、ハンドルフレーム50が前脚フレーム10と広範な範囲で重なり、上下方向d2における寸法が小さくなる。また、後脚フレーム20が前脚フレーム10と平行になると共に、後脚フレーム20に支持された後輪6が前記相対回動中心RC1を基準として前輪5の反対側となる位置まで移動し、前後方向d1における寸法が小さくなる。
なお、フレーム本体2を折り畳み状態C2から使用状態C1へ展開するには、上述した折り畳み操作と逆の手順を踏めばよい。すなわち、先ず、ハンドルフレーム50を前脚フレーム10に対してスライドさせ上方に引き上げていく。ハンドルフレーム50の引き上げに伴い、上スライダ30と後脚フレーム20の中間部分とに掛け渡されたリンクブラケット60が、後脚フレーム20を下スライダ40に対して回動させ、後輪6がハンドルフレーム50から離間していく。
ハンドルフレーム50をさらに引き上げていくと、下スライダ40の延出片42が前脚フレーム10に固定されたロックピン13に当接する。図11に、下スライダ40の延出片42がロックピン13に当接したようすを示す。図11に示すように、延出片42は、上方に向かうにつれて幅方向d3における外側に拡がっていくため、その上端がロックピン13に当接すると、延出片42が変形して幅方向d3における外側にさらに押し出される。その後、ハンドルフレーム50をさらに引き上げると、延出片42の挿入孔43にロックピン13の頭部13bが入り込んで、図5に示す状態となる。図5に示す状態において、ロックピン13に延出片42が係止され、前脚フレーム10が下スライダ40に対して拘束される。
以上のように、本実施の形態によれば、使用状態C1と折り畳み状態C2との間で変形可能とした折り畳み式の乳母車1であって、前輪5及び後輪6を支持したフレーム本体2と、フレーム本体2に支持されたシート3と、を備え、フレーム本体2は、前輪5を支持した前脚フレーム10と、前脚フレーム10に対してスライド移動可能となるように、上スライダ30及び下スライダ40を介して前脚フレーム10に取り付けられたハンドルフレーム50と、後輪6を支持すると共に、下スライダ40に相対回動可能に接続された後脚フレーム20と、一側において上スライダ30に相対回動可能に接続され、他側において、後脚フレーム20のうちの下スライダ40に接続された部分よりも後輪6寄りとなる部分に、相対回動可能に接続されたリンクブラケット60と、を有する。このような形態によれば、折り畳み式の乳母車1を構成する部品点数を減少させて乳母車1の構成を簡略化および軽量化することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、フレーム本体2は、下スライダ40に支持されたシート支持フレーム70をさらに有し、シート3は、シート支持フレーム70とハンドルフレーム50との間に掛け渡されている。この場合、下スライダ40をハンドルフレーム50に固定することにより、ハンドルフレーム50を前脚フレーム10に対してスライドさせると、シート支持フレーム70がハンドルフレーム50に連動して動く。結果として、シート3を過度に折ることなく乳母車1を折り畳むことができるため、シート3を傷付けない点で有利である。
さらに、本実施の形態によれば、シート支持フレーム70は、左右の下スライダ40に支持された左右の前後フレーム要素71と、左右の前後フレーム要素71の後方部分71c同士を連結する後連結フレーム要素72と、を含み、シート3は、左右の前後フレーム要素71及び後連結フレーム要素72の各々に掛け渡されている。左右の前後フレーム要素71の後方部分71c同士を後連結フレーム要素72が連結することで、シート支持フレーム70を軽量に構成しながらシート支持フレーム70の剛性を高めることに寄与する。
さらに、本実施の形態によれば、各前後フレーム要素71の前方部分71aは、自由端となっており、各前後フレーム要素71は、その前方部分71aと後方部分71cとの間となる中間部分71bにて下スライダ40にピン73を介して支持されている。シート支持フレーム70が左右の下スライダ40にピン73を介して連結される場合、シート3を取り付けない状態では姿勢が安定しない。しかしながら、本実施の形態によれば、シート3がシート支持フレーム70とハンドルフレーム50とに張設されているため、シート支持フレーム70がシート3に拘束されて、シート支持フレーム70の姿勢が安定するようになる。すなわち、シート3によってシート支持フレーム70を拘束することができるため、シート支持フレーム70を下スライダ40に拘束するための専用の部品を省くことができる。これにより、乳母車1を構成する部品点数を減少させて乳母車1の構成の簡略化および軽量化に貢献することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、上スライダ30が前脚フレーム10に固定され、下スライダ40がハンドルフレーム50に固定されている。この場合、上スライダ30を前脚フレーム10と一体に動かすことができ、下スライダ40をハンドルフレーム50と一体と動かすことができる。さらに、上スライダ30には、ハンドルフレーム50が遊挿されるガイド孔31が設けられている。上スライダ30のガイド孔31にハンドルフレーム50を遊挿することで、ハンドルフレーム50が前脚フレーム10に沿ってスムーズにスライド移動することが可能となる。さらに、下スライダ40にも、前脚フレーム10が遊挿されるガイド孔41が設けられている。下スライダ40のガイド孔41に前脚フレーム10を遊挿することで、ハンドルフレーム50が前脚フレーム10に沿ってスムーズにスライド移動することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、使用状態C1から折り畳み状態C2へ変形させると、ハンドルフレーム50が前脚フレーム10と重なる範囲が広くなるように当該前脚フレーム10に対してスライドするとともに、前脚フレーム10が後輪6をハンドルフレーム50に接近させるように下スライダ40に対して相対回動する。このような形態によれば、折り畳み状態C2において、乳母車1を前後方向d1及び上下方向d2の両方に小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、ロックピン13が、前脚フレーム10に設けられた係合部として機能し、延出片42が、下スライダ40に設けられ、係合部13と係合する被係合部として機能し、ロックピンからなる係合部13と、延出片からなる被係合部42と、によって、使用状態C1において前脚フレーム10を下スライダ40に対して拘束するロック手段9が規定されている。このような形態によれば、使用状態C1において前脚フレーム10が下スライダ40に対してスライド移動することを妨げ、使用状態C1を安定して維持することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、支持ベルト8が、シート3の座部3aとシート支持フレーム70の後連結フレーム要素72とに掛け渡されていて、座部3aを後連結フレーム要素72に引き寄せている。シート3の座部3aを後連結フレーム要素72に引き寄せることで、シート3の座部3aを座り心地のよい適切な角度で支持することに寄与する。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
上述した実施の形態では、図6に示すように、シート支持体70が下スライダ40にピン73を介して取り付けられたシート支持フレームからなる例を示したが、シート支持体70の形態はこのような例に限定されない。図11及び図12に、シート支持体70の他の形態を示す。
このうち、図12に示す例では、シート支持体70は、ハンドルフレーム50と一体に構成されている。具体的には、ハンドルフレーム50の各リード部51が、対応する下スライダ40に固定された箇所から前方に延び出しており、この延び出した部分がシート支持体70をそれぞれ構成する。このシート支持体70に、シート3の座部3aが取り付けられる。
図13に示す例では、シート支持体70は、下スライダ40と一体に構成されている。具体的には、各下スライダ40が、対応するハンドルフレーム50に固定された箇所からさらに前方に延び出しており、この延び出した部分がシート支持体70を構成する。このシート支持体70に、シート3の座部3aが取り付けられる。
また、上述した実施の形態では、図5に示すように、ロック手段9が、前脚フレーム10に固定されたロックピン13と、ロックピン13が挿入される延出片42と、からなる例を示したが、このような例に限定されない。図14乃至図20を参照して、ロック手段9の他の構成例を順に説明する。
このうち、図14及び図15に示す例では、前脚フレーム10にノックピンユニット14が取り付けられ、ノックピンユニット14が下スライダ40に設けられた挿入孔44に挿入されるようになっている。ノックピンユニット14を構成する要素として、一端において互いに連結された一対の揺動プレート14aが前脚フレーム10内に配置され、この一対の揺動プレート14aの連結箇所は、前脚フレーム10に固定されている。各揺動プレート14aの他端からノックピン14bが突出しており、前脚フレーム10に設けられた露出孔15から出し入れ可能になっている。
しかして、乳母車1を使用状態C1から折り畳み状態C2に変形させるためには、ノックピン14bを前脚フレーム10内に押し込んだ後に、ハンドルフレーム50及び下スライダ40を前脚フレーム10に対して押し下げていけばよい。一方、逆に、乳母車1を折り畳み状態C2から使用状態C1に変形させるためには、ハンドルフレーム50及び下スライダ40を前脚フレーム10に対して引き上げれば、ノックピン14bが下スライダ40に当接すると当該下スライダ40に押されて前脚フレーム10内に押し込まれる。その後、ハンドルフレーム50をさらに引き上げると、ノックピン14bと下スライダ40の挿入孔44とが対面し、ノックピン14bが下スライダ40の挿入孔44内に収容される。これにより、前脚フレーム10が下スライダ40に対してロックされる。
次に、図16及び図17に示す例では、ノックピン14bを押し込むセーフティプレート91が設けられている。図16及び図17に示すセーフティプレート91は、下スライダ40の幅方向d3における外側を向く面に沿った板状片である。セーフティプレート91は、ハンドルフレーム50に枢着されていて、図17に示すガード位置と、図16に示す解除位置と、の間で回動可能になっている。
とりわけ、セーフティプレート91には、ロック状態におけるノックピン14bを露出させるための露出孔91aが設けられている。しかして、図17に示すように、セーフティプレート91がガード位置にある場合、セーフティプレート91がノックピン14b及び下スライダ40の挿入孔44を覆い、こられを露出させない。このため、図17に示す状態では、ノックピン14bを操作することができず、前脚フレーム10と下スライダ40とのロック状態を確実に維持することができる。
一方、図16に示すように、セーフティプレート91が解除位置にある場合、セーフティプレート91の露出孔91aとノックピン14b及び下スライダ40の挿入孔44が対面し、ノックピン14bを露出させる。このため、図16に示す状態では、ノックピン14bを操作することができ、前脚フレーム10と下スライダ40とのロックを解除することが可能となる。
次に、図18に示す例では、ロック手段9を構成する要素として、前脚フレーム10にロックピン16が固定され、このロックピン16に掛け留められるフック部品46が下スライダ40に回動可能に取り付けられている。フック部品46をロックピン16に掛け留めることで、前脚フレーム10を下スライダ40に対してロックすることができる。
次に、図19及び図20に示す例では、ロック手段9を構成する要素として、下スライダ40にノックピンユニット47が取り付けられ、前脚フレーム10にノックピンユニット47を受け入れる挿入孔17が設けられている。図20に示すように、ノックピンユニット47を構成する要素として、挿入孔17に受け入れられるノックピン47aが設けられ、このノックピン47aは下スライダ40に収容されている。下スライダ40には、ノックピン47aと対面する位置に孔48が設けられていて、この孔48からノックピン47aに取り付けられたハンドル47bが露出している。さらに、下スライダ40内にバネ47cが収容されていて、このバネ47cはノックピン47aの周りを取り囲み当該ノックピン47aを挿入孔17内に向けて付勢している。
しかして、乳母車1を使用状態C1から折り畳み状態C2に変形させるためには、取手47bを引いてノックピン47aを前脚フレーム10の挿入孔17から抜き出した後に、ハンドルフレーム50及び下スライダ40を前脚フレーム10に対して押し下げていけばよい。一方、逆に、乳母車1を折り畳み状態C2から使用状態C1に変形させるためには、ハンドルフレーム50及び下スライダ40を前脚フレーム10に対して引き上げれば、ノックピン47aが前脚フレーム10に当接すると当該前脚フレーム10に押されて下スライダ40内に押し込まれる。その後、ハンドルフレーム50をさらに引き上げると、ノックピン47aと前脚フレーム10の挿入孔17とが対面し、ノックピン47aがバネ47cの作用によって前脚フレーム10の挿入孔17内に押し出される。これにより、前脚フレーム10が下スライダ40に対してロックされる。
なお、上述した説明では、ロック手段9が操作者によって直接操作されることによってロックを解除される例を示したが、このような例に限定されない。例えば、ロック手段9がハンドルフレーム50の操作部52に設けられた遠隔操作手段に連結され、この遠隔操作手段を操作することによってロック手段9のロックを解除することができるようになっていてもよい。このような形態によれば、操作者がハンドルフレーム50の操作部52を把持した状態であっても、遠隔操作手段を操作することでロック手段9のロックを解除することができるため、乳母車1の操作性が向上する。遠隔操作手段の一例としては、ロック手段9にワイヤーやロッドや針金等を介して連結されたレバーやボタンスイッチが挙げられる。また、遠隔操作手段は、片手で操作可能なタイプのものであってもよいし、両手で操作可能なタイプのものであってもよい。
なお、上述したロック手段9は、図5及び図14乃至図20に示すように、ロック手段9が、使用状態C1において前脚フレーム10を下スライダ40に対して拘束する例を示したが、このような例に限定されない。ロック手段9は、使用状態C1においてハンドルフレーム50を上スライダ30に対して拘束してもよい。
1 乳母車
2 フレーム本体
3 シート
3a 座部
3b 背部
3c 筒状部分
5 前輪
6 後輪
9 ロック手段
10 前脚フレーム
13、14、16、17 係合部
20 後脚フレーム
30 上スライダ
31 ガイド孔
40 下スライダ
41 ガイド孔
43、44、46、47 被係合部
50 ハンドルフレーム
51 リード部
52 操作部
60 リンクブラケット
70 シート支持体(シート支持フレーム)
71 前後フレーム要素
71a 前方部分
71c 後方部分
71b 中間部分
72 後連結フレーム要素
73 ピン

Claims (7)

  1. 使用状態と折り畳み状態との間で変形可能とした折り畳み式の乳母車であって、
    前輪及び後輪を支持したフレーム本体と、
    前記フレーム本体に支持されたシートと、
    を備え、
    前記フレーム本体は、
    前記前輪を支持した前脚フレームと、
    前記前脚フレームに対してスライド移動可能となるように、上スライダ及び下スライダを介して前記前脚フレームに取り付けられたハンドルフレームと、
    前記後輪を支持すると共に、前記下スライダに相対回動可能に接続された後脚フレームと、
    一側において前記上スライダに相対回動可能に接続され、他側において、前記後脚フレームのうちの前記下スライダに接続された部分よりも前記後輪寄りとなる部分に、相対回動可能に接続されたリンクブラケットと、
    前記下スライダにそれぞれ支持されたシート支持体と、を有し、
    前記シートは、前記シート支持体と前記ハンドルフレームとの間に掛け渡され、
    前記シート支持体は、左右の前記下スライダに支持された左右の前後フレーム要素と、前記左右の前後フレーム要素の後方部分同士を連結する後連結フレーム要素と、を含むシート支持フレームであり、
    ハンドルフレームは、左右に配置された一対のリード部と、前記一対のリード部の上端同士を連結する操作部と、を有し、
    前記シートは、前記左右の前後フレーム要素に取り付けられた座部と、前記座部に接続し前記ハンドルフレームに取り付けられた背当部と、前記背当部に取り付けられた背面補強ベルトと、を有し、
    前記背面補強ベルトは、前記シート支持体の前記後連結フレーム要素と、前記ハンドルフレームの前記操作部と、に掛け渡されている、乳母車。
  2. 前記シート支持フレームは、向きが変化可能となるように前記下スライダに支持されている、請求項1に記載の乳母車。
  3. 前記シートは、前記左右の前後フレーム要素及び前記後連結フレーム要素の各々に掛け渡されている、請求項2に記載の乳母車。
  4. 各前後フレーム要素の前方部分は、自由端となっており、
    各前後フレーム要素は、その前方部分と後方部分との間となる中間部分にて、対応する下スライダにピンを介して支持されている、請求項3に記載の乳母車。
  5. 前記上スライダは、前記前脚フレームに固定され、且つ、前記ハンドルフレームが遊挿されるガイド孔が設けられており、
    前記下スライダは、前記ハンドルフレームに固定され、且つ、前記前脚フレームが遊挿されるガイド孔が設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乳母車。
  6. 前記使用状態において前記前脚フレームを前記下スライダに対して拘束するロック手段をさらに備え、
    前記ロック手段は、前記前脚フレームに設けられた係合部と、前記下スライダに設けられ、前記係合部と係合する被係合部と、を有する、請求項5に記載の乳母車。
  7. 前記使用状態から前記折り畳み状態へ変形させると、前記ハンドルフレームが前記前脚フレームと重なる範囲が広くなるように当該前脚フレームに対してスライドするとともに、前記後脚フレームが前記後輪を前記ハンドルフレームに接近させるように前記下スライダに対して相対回動する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乳母車。
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