JP6599025B2 - エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 - Google Patents

エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、エレベータの据付作業の省力化に係るエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法に関する。
一般に、カウンタウェイトを用いるエレベータにおいて、かごとカウンタウェイトとのバランスをとることは、非常に重要である。ここで、カウンタウェイトの重量は、設計時に算出可能であるが、実際には設計値通りの値でバランスがとれていることはまれであり、エレベータの据付時に、現地でカウンタウェイトの重量を調整するケースが多い。
なお、現地でカウンタウェイトの重量を調整する方法として、かご内に平衡負荷を積載した状態でかごの上昇運転および下降運転を行い、かごが一定速度で走行している場合における上昇運転時の電動機電流値と下降運転時の電動機電流値との差分に基づいて、かごとカウンタウェイトとの重量差を算出し、この重量差をなくすようにカウンタウェイトを積み増すか、または積み降ろすものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−201957号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、単にかごが一定速度で走行しているという条件のみに基づいて、上昇運転時の電動機電流値と下降運転時の電動機電流値との差分から、かごとカウンタウェイトとの重量差を算出している。
そのため、特許文献1に記載された方法では、かごとカウンタウェイトとの位置関係に応じて変化するロープの重量が、かごとカウンタウェイトとの重量差に反映されておらず、かごとカウンタウェイトとの重量差が精度の低い値になるという問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かごとカウンタウェイトとの重量差を高精度に算出することができるエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ制御装置は、電動機と、電動機に連結されたシーブと、シーブに巻き掛けられたロープにそれぞれ接続されたかごおよびカウンタウェイトとからなるエレベータに適用されるエレベータ制御装置であって、電動機の回転速度を検出し、速度信号を出力する速度検出器と、速度信号と電動機に対する速度指令とに基づいて、電動機を制御するためのトルク電流指令を算出する速度制御器と、かごとカウンタウェイトとの重量差であるカウンタアンバランス重量を算出するカウンタバランス制御部と、を備え、カウンタバランス制御部は、昇降路におけるかごの位置と昇降路の階高とに基づいて、かごが昇降路の中間位置にいることを検出し、中間位置タイミングを出力する中間位置タイミング検出器と、速度信号に基づいて、かごの上昇運転および下降運転を判別するとともに、中間位置タイミングを用いて、かご内に平衡負荷を積載した状態において、かごが中間位置にいる場合における上昇運転時のトルク電流指令および下降運転時のトルク電流指令を取得する中間位置トルク電流指令記憶器と、上昇運転時のトルク電流指令と下降運転時のトルク電流指令との和の平均値から、カウンタアンバランス電流を算出するカウンタバランス電流算出器と、カウンタアンバランス電流に基づいて、電動機のトルク特性、エレベータのローピング比およびシーブのシーブ径を用いて、カウンタアンバランス重量を算出するカウンタバランス重量算出器と、を有するものである。
また、この発明に係るエレベータ制御方法は、電動機と、電動機に連結されたシーブと、シーブに巻き掛けられたロープにそれぞれ接続されたかごおよびカウンタウェイトとからなるエレベータに適用されるエレベータ制御方法であって、電動機の回転速度を検出し、速度信号を出力するステップと、速度信号と電動機に対する速度指令とに基づいて、電動機を制御するためのトルク電流指令を算出するステップと、昇降路におけるかごの位置と昇降路の階高とに基づいて、かごが昇降路の中間位置にいることを検出し、中間位置タイミングを出力するステップと、速度信号に基づいて、かごの上昇運転および下降運転を判別するとともに、中間位置タイミングを用いて、かご内に平衡負荷を積載した状態において、かごが中間位置にいる場合における上昇運転時のトルク電流指令を取得するステップと、中間位置タイミングを用いて、かご内に平衡負荷を積載した状態において、かごが中間位置にいる場合における下降運転時のトルク電流指令を取得するステップと、上昇運転時のトルク電流指令と下降運転時のトルク電流指令との和の平均値から、カウンタアンバランス電流を算出するステップと、カウンタアンバランス電流に基づいて、電動機のトルク特性、エレベータのローピング比およびシーブのシーブ径を用いて、かごとカウンタウェイトとの重量差であるカウンタアンバランス重量を算出するステップと、を有するものである。
この発明に係るエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法によれば、電動機の速度信号に基づいて、かごの上昇運転および下降運転を判別するとともに、中間位置タイミングを用いて、かご内に平衡負荷を積載した状態において、かごが中間位置にいる場合における上昇運転時のトルク電流指令および下降運転時のトルク電流指令を取得し、上昇運転時のトルク電流指令と下降運転時のトルク電流指令との和の平均値から、カウンタアンバランス電流を算出し、カウンタアンバランス電流に基づいて、電動機のトルク特性、エレベータのローピング比およびシーブのシーブ径を用いて、かごとカウンタウェイトとの重量差であるカウンタアンバランス重量を算出する。
そのため、かごとカウンタウェイトとの重量差を高精度に算出することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置において、平衡負荷状態でかごを最下階から最上階まで往復走行させた場合における上昇運転時のトルク電流指令を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置において、平衡負荷状態でかごを最下階から最上階まで往復走行させた場合における下降運転時のトルク電流指令を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2に係るエレベータ制御装置における動作を示す説明図である。
以下、この発明に係るエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置を示すブロック構成図である。図1において、電動機1は、電力変換器2を介して、電動機1の駆動を制御する駆動制御部10と接続されている。電動機1は、電力変換器2から供給される電力により駆動する。
また、電動機1には、シーブ3が連結されている。シーブ3には、ロープ4が巻き掛けられている。ロープ4の一端にはかご5が接続され、ロープ4の他端にはカウンタウェイト6が接続されている。かご5は、最下階から昇降行程の中間位置となる中間階を経由して最上階まで、図示しない昇降路を昇降する。
また、電動機1には、電動機1の回転位置に応じたパルス信号を発生するパルス発生器7が取り付けられている。パルス発生器7で発生したパルス信号は、駆動制御部10に入力される。
また、かご5には、かご5の自重と積載している荷重とを検出して荷重信号WLを出力する秤装置8が取り付けられている。秤装置8から出力された荷重信号WLは、駆動制御部10に入力される。
駆動制御部10は、速度検出器11、エレベータ速度指令発生器12、速度制御器13、電流制御器14を有している。駆動制御部10には、パルス発生器7からのパルス信号および秤装置8からの荷重信号WLが入力される。また、駆動制御部10は、電力変換器2に対して電力指令を出力するとともに、カウンタバランス制御部20に速度信号ωrおよびトルク電流指令iτ*[A]を出力する。
速度検出器11は、パルス発生器7からのパルス信号をカウントして、電動機1の回転速度を算出し、速度信号ωrを出力する。エレベータ速度指令発生器12は、電動機1の速度指令信号ωr*を発生して出力する。
速度制御器13は、秤装置8からの荷重信号WL、速度検出器11からの速度信号ωrおよびエレベータ速度指令発生器12からの速度指令信号ωr*に基づいて、駆動系を制御するために必要なトルク電流指令iτ*を発生する。
電流制御器14は、速度制御器13からのトルク電流指令iτ*に基づいて、電力変換器2に対する電圧指令信号を発生して出力する。なお、駆動制御部10の動作は、公知であることから、詳細な説明は省略する。
ここで、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置において、平衡負荷状態でかご5を最下階から最上階まで往復走行させた場合における上昇運転時のトルク電流指令iτ*を図2に示し、平衡負荷状態でかご5を最下階から最上階まで往復走行させた場合における下降運転時のトルク電流指令iτ*を図3に示す。
カウンタバランス制御部20は、かご位置検出器21、階高記憶器22、中間位置タイミング検出器23、中間位置トルク電流指令記憶器24、カウンタバランス電流算出器25、カウンタバランス重量算出器26を有している。
かご位置検出器21は、昇降路に設けられたプレートとかご5に設けられた光電センサとの組み合わせによる情報や、ガバナエンコーダまたはモータエンコーダによる情報等により、かご5の位置をかご位置情報として出力する。階高記憶器22は、エレベータが設置された昇降路の階高を階高情報として記憶している。
中間位置タイミング検出器23は、かご位置検出器21からのかご位置情報および階高記憶器22からの階高情報に基づいて、かご5が中間位置にいることを検出し、中間位置タイミングを出力する。なお、中間位置タイミングは、図2のTBUMまたは図3のTBDMの位置である。
中間位置トルク電流指令記憶器24は、速度検出器11からの速度信号ωr、速度制御器13からのトルク電流指令iτ*および中間位置タイミング検出器23からの中間位置タイミングに基づいて、かご5が中間位置にいる場合における上昇運転時および下降運転時のトルク電流指令を記憶する。
具体的には、中間位置トルク電流指令記憶器24は、速度信号ωrに基づいて、かご5の上昇運転および下降運転を判別するとともに、かご5内に平衡負荷を積載した状態において、かご5が中間位置にいる場合における上昇運転時のトルク電流指令iτup*[A]を取得して記憶する。上昇運転時のトルク電流指令iτup*は、図2に示したTBUMにおけるトルク電流指令である。
また、中間位置トルク電流指令記憶器24は、速度信号ωrに基づいて、かご5の上昇運転および下降運転を判別するとともに、かご5内に平衡負荷を積載した状態において、かご5が中間位置にいる場合における下降運転時のトルク電流指令iτdn*[A]を取得して記憶する。下降運転時のトルク電流指令iτdn*は、図3に示したTBDMにおけるトルク電流指令である。
カウンタバランス電流算出器25は、中間位置トルク電流指令記憶器24で記憶した上昇運転時のトルク電流指令iτup*および下降運転時のトルク電流指令iτdn*に基づいて、次式(1)からカウンタアンバランス電流iub[A]を算出する。
iub=(iτup*+iτdn*)/2 ・・・(1)
また、カウンタバランス電流算出器25は、中間位置トルク電流指令記憶器24で記憶した上昇運転時のトルク電流指令iτup*および下降運転時のトルク電流指令iτdn*に基づいて、次式(2)からロストルク電流iloss[A]を算出する。
iloss=(iτup*−iτdn*)/2 ・・・(2)
ここで、かご5内に平衡負荷を積載した状態で、かご5とカウンタウェイト6との重量差がない場合、すなわちカウンタアンバランスが生じていない場合であれば、カウンタアンバランス電流iub=0となる。
なお、カウンタアンバランスが生じている場合であって、カウンタアンバランス電流iub<0であるときには、カウンタウェイト6側が重いので、カウンタウェイト6を積み降ろす必要がある。
また、カウンタアンバランスが生じている場合であって、カウンタアンバランス電流iub>0であるときには、カウンタウェイト6側が軽いので、カウンタウェイト6を積み増す必要がある。
カウンタバランス重量算出器26は、カウンタバランス電流算出器25で算出したカウンタアンバランス電流iubに基づいて、次式(3)からカウンタアンバランストルクτub[Nm]を算出する。
τub=K×iub ・・・(3)
式(3)において、K[Nm/A]は電動機1の特性で決まるトルク定数であって、カウンタバランス重量算出器26にあらかじめ記憶されている。
また、カウンタバランス重量算出器26は、式(3)で算出されたカウンタアンバランストルクτubに基づいて、次式(4)からカウンタアンバランス重量Lub[kg]を算出する。
Lub=τub×L/g/(D/2) ・・・(4)
式(4)において、Lはローピング比を示し、g[m/s2]は重力加速度を示し、D[m]はシーブ径を示している。
ここで、カウンタアンバランス重量Lubは、かご5とカウンタウェイト6との重量差を示している。また、かご5が中間位置にいる場合における上昇運転時のトルク電流指令iτup*および下降運転時のトルク電流指令iτdn*を用いていることから、カウンタアンバランス重量Lubには、ロープ4の重量が反映されている。
また、カウンタバランス重量算出器26は、算出したカウンタアンバランス重量Lubを表示器30に出力する。表示器30は、カウンタバランス重量算出器26からのカウンタアンバランス重量Lubを表示画面に表示する。
これにより、現地でカウンタウェイト6の重量を調整する作業者が、表示されたカウンタアンバランス重量Lubを視認することができ、カウンタウェイト6の積み増しまたは積み降ろしを効率的に行うことができる。
すなわち、カウンタアンバランス重量Lubを表示器30に表示させることにより、作業者に対する視認性を向上させ、据付作業の省力化を実現することができ、作業効率を向上させることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、電動機の速度信号に基づいて、かごの上昇運転および下降運転を判別するとともに、中間位置タイミングを用いて、かご内に平衡負荷を積載した状態において、かごが中間位置にいる場合における上昇運転時のトルク電流指令および下降運転時のトルク電流指令を取得し、上昇運転時のトルク電流指令と下降運転時のトルク電流指令との和の平均値から、カウンタアンバランス電流を算出し、カウンタアンバランス電流に基づいて、電動機のトルク特性、エレベータのローピング比およびシーブのシーブ径を用いて、かごとカウンタウェイトとの重量差であるカウンタアンバランス重量を算出する。
そのため、かごとカウンタウェイトとの重量差を高精度に算出することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、電動機1の特性で決まるトルク定数K[Nm/A]が、カウンタバランス重量算出器26にあらかじめ記憶され、このトルク定数Kを用いてカウンタアンバランストルクτubを算出すると説明した。
しかしながら、トルク定数Kは、電動機1の設置環境等によって必ずしもあらかじめ記憶された値通りとはならず、このトルク定数Kを用いて算出したカウンタアンバランストルクτubが精度の低い値になる恐れがある。
そこで、この発明の実施の形態2では、図4を参照しながら、カウンタバランス制御部20が、上記実施の形態1に示した動作を2回繰り返すことにより、かご5とカウンタウェイト6との重量差をより高精度に算出する方法について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係るエレベータ制御装置における動作を示す説明図である。図4では、x軸がカウンタウェイト6の重量を調整する前の状態からのカウンタウェイト積み増し量[kg]を示し、y軸がカウンタアンバランス重量Lub[kg]を示している。なお、x軸について、負側は、カウンタウェイト6の積み降ろし量となる。
図4において、まず、カウンタウェイト6の積み増し0回目、すなわち初期状態で、上記実施の形態1に示した動作により、カウンタアンバランス重量Lub0を算出する。このとき、このカウンタアンバランス重量Lub0は、図4に示した座標系の(0,Lub0)にプロットされる。
次に、カウンタウェイト6の積み増し1回目、すなわちかご内にX[kg]のカウンタウェイト6を積みました後、上記実施の形態1に示した動作により、カウンタアンバランス重量Lub1を算出する。このとき、このカウンタアンバランス重量Lub1は、図4に示した座標系の(X,Lub1)にプロットされる。
このとき、この2回の動作により、(0,Lub0)、(X,Lub1)を通る直線が、次式(5)として得られる。
y=(Lub1−Lub0)/X×x+Lub0 ・・・(5)
また、式(5)において、y=0とすることにより、このときのxの値を次式(6)として得ることができる。
x=X×−Lub0/(Lub1−Lub0) ・・・(6)
ここで、式(6)で得られたxは、カウンタウェイト6の重量を調整する前の状態、すなわち初期状態からのカウンタウェイト積み増し量、すなわちカウンタアンバランス重量を示している。
これにより、上記実施の形態1に示した動作を2回繰り返すことで、電動機1の特性で決まるトルク定数Kを用いることなく、かご5とカウンタウェイト6との重量差をより高精度に算出することができる。
また、式(6)で得られたカウンタウェイト積み増し量xを表示器30に表示させることにより、作業者に対する視認性を向上させ、据付作業の省力化を実現することができ、作業効率を向上させることができる。
このとき、上記2点の関係から、あらかじめ記憶されたトルク定数K[Nm/A]ではない、当該電動機1に適応したトルク定数K1[Nm/A]を算出することができる。具体的には、次式(7)に示すように、トルク定数K1が算出される。
K1=(X−0)/(Lub1−Lub0)×g×(D/2)/L ・・・(7)
また、このトルク定数K1を用いて、上記式(2)で算出したロストルク電流iloss[A]を、トルク換算することができる。具体的には、次式(8)に示すように、ロストルク成分τloss[Nm]が算出される。
τloss=K1×iloss ・・・(8)
ここで、式(8)で得られたロストルク成分τlossは、トルク定数K1を用いて、高精度に算出された値であり、当該号機の機械的パラメータとして有用な情報となる。また、式(6)で得られたカウンタウェイト積み増し量xも有用な情報となる。
そのため、これらの情報をデータベース化することで、当該号機の経時変化の推移や、他物件との比較等の各種の活用が可能となる。そこで、カウンタバランス制御部20は、図示しない通信手段を用いて、遠隔のデータベースへこれらの情報を伝達し、物件毎情報として記憶させる。
また、このデータベースに記憶された情報を、各監視センターや、保守員等の作業者等が所持する携帯端末機器等でも確認できるようにすることにより、必要な際にこられの情報を容易に確認することができる。

Claims (8)

  1. 電動機と、前記電動機に連結されたシーブと、前記シーブに巻き掛けられたロープにそれぞれ接続されたかごおよびカウンタウェイトとからなるエレベータに適用されるエレベータ制御装置であって、
    前記電動機の回転速度を検出し、速度信号を出力する速度検出器と、
    前記速度信号と前記電動機に対する速度指令とに基づいて、前記電動機を制御するためのトルク電流指令を算出する速度制御器と、
    前記かごと前記カウンタウェイトとの重量差であるカウンタアンバランス重量を算出するカウンタバランス制御部と、を備え、
    前記カウンタバランス制御部は、
    昇降路における前記かごの位置と前記昇降路の階高とに基づいて、前記かごが前記昇降路の中間位置にいることを検出し、中間位置タイミングを出力する中間位置タイミング検出器と、
    前記速度信号に基づいて、前記かごの上昇運転および下降運転を判別するとともに、前記中間位置タイミングを用いて、前記かご内に平衡負荷を積載した状態において、前記かごが前記中間位置にいる場合における上昇運転時のトルク電流指令および下降運転時のトルク電流指令を取得する中間位置トルク電流指令記憶器と、
    前記上昇運転時のトルク電流指令と前記下降運転時のトルク電流指令との和の平均値から、カウンタアンバランス電流を算出するカウンタバランス電流算出器と、
    前記カウンタアンバランス電流に基づいて、前記電動機のトルク特性、前記エレベータのローピング比および前記シーブのシーブ径を用いて、前記カウンタアンバランス重量を算出するカウンタバランス重量算出器と、を有する
    エレベータ制御装置。
  2. 前記カウンタバランス制御部は、前記カウンタアンバランス重量を算出する動作を2回繰り返して、前記カウンタウェイトの重量と前記カウンタアンバランス重量との関係を2点取得し、この2点を結ぶ直線を用いて、初期状態からの前記カウンタアンバランス重量を算出する
    請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記カウンタアンバランス重量を表示する表示器をさらに備えた
    請求項1または請求項2に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記カウンタバランス制御部は、前記上昇運転時のトルク電流指令と前記下降運転時のトルク電流指令との差の平均値から、ロストルク電流を算出するとともに、前記ロストルク電流に前記電動機のトルク定数を乗算して、ロストルク成分を算出する
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記カウンタバランス制御部は、前記カウンタアンバランス重量を、遠隔のデータベースに伝達する
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  6. 前記カウンタバランス制御部は、前記ロストルク成分を、遠隔のデータベースに伝達する
    請求項4に記載のエレベータ制御装置。
  7. 前記データベースに伝達された情報は、監視センターや前記エレベータの作業者が所持する携帯端末で確認可能である
    請求項5または請求項6に記載のエレベータ制御装置。
  8. 電動機と、前記電動機に連結されたシーブと、前記シーブに巻き掛けられたロープにそれぞれ接続されたかごおよびカウンタウェイトとからなるエレベータに適用されるエレベータ制御方法であって、
    前記電動機の回転速度を検出し、速度信号を出力するステップと、
    前記速度信号と前記電動機に対する速度指令とに基づいて、前記電動機を制御するためのトルク電流指令を算出するステップと、
    昇降路における前記かごの位置と前記昇降路の階高とに基づいて、前記かごが前記昇降路の中間位置にいることを検出し、中間位置タイミングを出力するステップと、
    前記速度信号に基づいて、前記かごの上昇運転および下降運転を判別するとともに、
    前記中間位置タイミングを用いて、前記かご内に平衡負荷を積載した状態において、前記かごが前記中間位置にいる場合における上昇運転時のトルク電流指令を取得するステップと、
    前記中間位置タイミングを用いて、前記かご内に平衡負荷を積載した状態において、前記かごが前記中間位置にいる場合における下降運転時のトルク電流指令を取得するステップと、
    前記上昇運転時のトルク電流指令と前記下降運転時のトルク電流指令との和の平均値から、カウンタアンバランス電流を算出するステップと、
    前記カウンタアンバランス電流に基づいて、前記電動機のトルク特性、前記エレベータのローピング比および前記シーブのシーブ径を用いて、前記かごと前記カウンタウェイトとの重量差であるカウンタアンバランス重量を算出するステップと、
    を有するエレベータ制御方法。
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