JP6598891B2 - エレベータ - Google Patents
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Description
位置決め部材が前記梁の前記下面に移動不能に固定されている。前記位置決め部材は、前記非常止め装置を前記規制部材に突き当てた時に、前記非常止め装置との間で前記規制部材を挟み込む。
以下、第1の実施形態について、図1ないし図11を参照して説明する。
中継レバー38dは、下梁14の他端部の外側でピボット軸39bに連結されているとともに、当該ピボット軸39bを介して第2の回動レバー38bと一緒に回動するようになっている。中継レバー38dの先端は、ガバナロープ35の中間部に連結されている。(図1参照)
これにより、乗りかご4の動きがセフティリンク機構38を介してガバナロープ35に伝わり、当該ガバナロープ35が乗りかご4が昇降動する方向に乗りかご4と同じ速度で走行するようになっている。
本実施形態によると、前記下部案内装置22a,22bは、第1の非常止め装置30aおよび第2の非常止め装置30bの装置本体45の下面に固定されている。このため、例えば地震により建屋2が揺れた場合、第1のガイドレール6の動きが下部案内装置22a,22bから第1の非常止め装置30aおよび第2の非常止め装置30bを介して下梁14に伝わるようになっている。
調整部材69は、第2の非常止め装置30bのX方向およびY方向の位置が適正に調整された状態において、下梁14の長手方向に沿う他端の側から第2のガイド部材68の押圧面75と他方の梁要素16bのフランジ部19の側縁との間の隙間に取り外し可能に嵌合されている。この嵌合により、第2の当接面76が他方の梁要素16bのフランジ部19の側縁に対し隙間なく突き当たっている。
このねじ込みにより、第1のガイド部材67の第1の当接面74および調整部材69の第2の当接面76が、夫々梁要素16a,16bのフランジ部19の側縁に隙間なく突き当たり、第2の非常止め装置30aのY方向の位置が固定的に定められている。
加えて、本実施形態では、ボルト63のねじ部とガイド孔21の長手方向に沿う側縁との間に隙間が確保されている。そのため、第2の非常止め装置30bを下梁14の長手方向に移動させる際に、ボルト63のねじ部とガイド孔21の側縁との間に大きな摺動抵抗が生じるのを回避できる。よって、第2の非常止め装置30bを下梁14の長手方向に移動させる作業を少ない力で容易に行うことができる。
引き続いて、第2のガイド部材68の押圧面75と他方の梁要素16bのフランジ部19の側縁との間の隙間に調整部材69を嵌め込み、当該調整部材69を締結ボルト77で第2の非常止め装置30bの上部端板49に固定する。
規制部材65および調整部材69の固定が完了した後、先に緩めたボルト63を上部端板49のねじ孔49bにねじ込み、第2の非常止め装置30bを下梁14に対し動かないようにしっかりと固定する。
これにより、第2の非常止め装置30bは、下梁14の長手方向に沿うX方向および下梁14の長手方向と直交するY方向に沿う位置が予め工場で調整された位置に戻り、楔48a,48bと第1のガイドレール6の刃部9との相対的な位置関係が適正に保たれる。
[第2の実施形態]
図12および図13は、第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、第2の非常止め装置30bのY方向の位置を規定するための構成が第1の実施形態と相違しており、それ以外の構成は第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部分については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
ジャッキボルト82のねじ部83の先端は、第2の非常止め装置30bのX方向およびY方向の位置が調整された状態において、楔48a,48bの並び方向に沿う他方の側から梁要素16bのフランジ部19の側縁に隙間なく突き当たっている。
この結果、梁要素16aのフランジ部19の側縁が第1のガイド部材67の第1の当接面74に押し付けられ、第2の非常止め装置30aのY方向の位置が固定的に定められている。
第2の実施形態によると、第1の非常止め装置30aおよび第2の非常止め装置30bが固定された下梁14を第1のガイドレール6の間に設置するに当たっては、第1の実施形態と同様に規制部材65を下梁14から取り外すとともに、ジャッキボルト82を緩める。これにより、ジャッキボルト82のねじ部83の先端が梁要素16bのフランジ部19の側縁から離脱し、ねじ部83の先端とフランジ部19の側縁との間にY方向に沿う隙間が生じる。
この状態でボルト63を緩めれば、図13に示すように第2の非常止め装置30bの上部端板49が位置決め部材66に突き当たるまで、第2の非常止め装置30bを下梁14の長手方向に沿う中央部に向けて移動させることができる。
引き続いて、先に緩めたジャッキボルト82を締め付けることで、ねじ部83の先端を他方の梁要素16bのフランジ部19の側縁に突き当てる。これにより、下梁14が第1のガイド部材67に向けて押し出され、一方の梁要素16aのフランジ部19の側縁が第1のガイド部材67の第1の当接面74に突き合わされる。
最後にボルト63を第2の非常止め装置30bの上部端板49にねじ込み、第2の非常止め装置30bを下梁14に対し動かないようにしっかりと固定する。この結果、第2の非常止め装置30bは、下梁14の長手方向に沿うX方向および下梁14の長手方向と直交するY方向に沿う位置が予め工場で調整された位置に戻り、楔48a,48bと第1のガイドレール6との相対的な位置関係が適正に保たれる。
第2の実施形態によれば、下梁14の中央部の方向に移動させた第2の非常止め装置30bを工場で調整された位置に戻すに際して、従来のような面倒で手間のかかる細かな位置合わせ作業が不要となる。そのため、前記第1の実施形態と同様に、第1の非常止め装置30aおよび第2の非常止め装置30bが取り付けられた下梁14を第1のガイドレール6の間に設置する際の作業性が向上する。
上記実施形態では、第1の非常止め装置30aを下梁14に移動不能に固定したが、当該第1の非常止め装置30aを第2の非常止め装置30bと同様に下梁14の長手方向に移動可能としてもよい。
さらに、第1および第2の非常止め装置30a,30bは、下梁14の下面に固定することに限らず、上梁15の下面あるいは下梁14および上梁15の双方の下面に固定するようにしてもよい。
Claims (8)
- 互いに間隔を存して平行に配置された一対のガイドレールを有する昇降路と、
前記昇降路に設けられ、前記ガイドレールに沿って昇降動されるとともに、前記ガイドレールの間に跨る横置きの梁を有する昇降体と、
前記梁の長手方向に沿う両端部の下面に設けられ、前記ガイドレールに対応する一対の非常止め装置と、を具備し、
前記非常止め装置は、前記ガイドレールを間に挟んで向かい合うとともに前記昇降体の下降速度が定格速度を超過した時に前記ガイドレールに向けて進出する一対の楔を含み、
少なくともいずれか一方の前記非常止め装置が前記梁の長手方向に沿って移動可能に前記梁の前記下面に支持されたエレベータであって、
前記梁の前記下面に取り外し可能に支持され、前記楔と前記ガイドレールとの間の相対的な位置関係が適切に調整された前記非常止め装置に対し、当該非常止め装置が対応する前記ガイドレールの反対側から突き当たる規制部材と、
前記梁の前記下面に移動不能に固定され、前記非常止め装置を前記規制部材に突き当てた時に、前記非常止め装置との間で前記規制部材を挟み込む位置決め部材と、
を具備したエレベータ。 - 前記規制部材を前記梁から取り外した状態では、前記非常止め装置が対応する前記ガイドレールから遠ざかるように前記梁の長手方向に沿う中央部に向けて移動可能な状態に保たれる請求項1に記載のエレベータ。
- 前記ガイドレールに接することで前記昇降体を昇降動可能に案内する案内装置をさらに備え、
前記案内装置は、前記非常止め装置に支持されているとともに、地震発生時に前記ガイドレールから前記案内装置を経て前記梁と前記非常止め装置との連結部に加わる荷重の一部を前記位置決め部材が荷担する請求項1に記載のエレベータ。 - 少なくともいずれか一方の前記非常止め装置は、前記楔の並び方向に移動可能に前記梁の前記下面に支持され、
前記非常止め装置の上面に、前記梁を間に挟んで向かい合う第1のガイド部材および第2のガイド部材が移動不能に固定され、前記非常止め装置の前記楔と前記ガイドレールとの間の隙間が適正に調整された状態において、前記第1のガイド部材が前記楔の並び方向に沿う一方の側から前記梁に突き当たるとともに、前記第2のガイド部材が前記楔の並び方向に沿う他方の側から前記梁と間隔を存して向かい合い、
前記第2のガイド部材と前記梁との間で挟み込まれる調整部材が前記非常止め装置の前記上面に取り外し可能に支持された請求項1に記載のエレベータ。 - 前記規制部材を前記梁から取り外した状態では、前記非常止め装置が対応する前記ガイドレールから遠ざかるように前記梁の長手方向に沿う中央部に向けて移動可能な状態に保たれ、
前記調整部材を前記非常止め装置の前記上面から取り外した状態では、前記非常止め装置が前記梁に対し前記楔の並び方向に移動可能な状態に保たれる請求項4に記載のエレベータ。 - 前記第2のガイド部材は、前記調整部材が接する押圧面を有し、当該押圧面は、前記梁の長手方向に延びているとともに、前記梁の端から前記梁の中央部の方向に進むに従い前記梁に近づくように傾斜され、
前記調整部材は、傾斜された前記押圧面と前記梁との間の隙間に嵌りこむ楔形に形成された請求項4に記載のエレベータ。 - 少なくともいずれか一方の前記非常止め装置は、前記楔の並び方向に移動可能に前記梁の前記下面に支持され、
前記非常止め装置の上面に、前記梁を間に挟んで向かい合う第1のガイド部材および第2のガイド部材が移動不能に固定され、前記非常止め装置の前記楔と前記ガイドレールとの間の隙間が適正に調整された状態において、前記第1のガイド部材が前記楔の並び方向に沿う一方の側から前記梁に突き当たるとともに、前記第2のガイド部材が前記楔の並び方向に沿う他方の側から前記梁と間隔を存して向かい合い、
前記第2のガイド部材に前記梁に突き当たる複数のねじ部材がねじ込まれた請求項1に記載のエレベータ。 - 前記規制部材を前記梁から取り外した状態では、前記非常止め装置が対応する前記ガイドレールから遠ざかるように前記梁の長手方向に沿う中央部に向けて移動可能な状態に保たれ、
前記ねじ部材が前記梁から離れる方向に前記ねじ部材を緩めた状態では、前記非常止め装置が前記梁に対し前記楔の並び方向に移動可能な状態に保たれる請求項7に記載のエレベータ。
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