JP6597387B2 - ブローバイガスホースの接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ブローバイガスホースの接続構造に関し、さらに詳しくは、自動車用エンジンのシリンダヘッドカバーと吸気系部材とを接続するブローバイガスホースの接続構造に関する。
従来のブローバイガスホースの接続構造として、自動車用エンジンのシリンダヘッドカバーと吸気系部材とを接続するものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。このブローバイガスホースの接続構造101としては、例えば、図11及び図12に示されるように、シリンダヘッドカバー102の上面部には、エンジン内で生じるブローバイガス中のオイルを分離する分離空間S1を形成するための膨出部107が上方に膨出して設けられているとともに、分離空間S1に連なるブローバイガス流出路S2が形成されたブローバイガス流出部108が上方に突出して設けられているものが提案されている。そして、吸気系部材103は、ブローバイガス流出部108を上方から覆うようにシリンダヘッドカバー102上に搭載されており、ブローバイガス流出部108の上端側には、吸気系部材103から延びるブローバイガスホース104の下端部が接続される接続部117が設けられており、接続部117は、膨出部107の上面よりも下方に配置されている。更に、ブローバイガスホース104の接続部117に接続された下端部の外周側には、下端部を緊締する緊締具131が備えられている。
特開2001−263036号公報 特開2005−083268号公報
しかし、上記従来のブローバイガス通路の接続構造101では、吸気系部材103がブローバイガス流出部108を上方から覆っているとともに、ブローバイガス流出部108の接続部117が膨出部107の上面よりも下方に配置されて膨出部107の奥側に隠れているので、自動車のエンジンルームにおいて、膨出部107の上方の空間S3を介してブローバイガスホース104の下端部の接続状態や緊締具131の緊締状態を確認することが困難となる。この問題を解決するために、膨出部107の高さを低く変更することも考えられるが、その場合、ブローバイガス中のオイルを分離する分離空間S1の容積も小さくなり、オイル分離性能が低下してしまう。
ここで、上記特許文献1には、自動車エンジンのPCVシステム(Positive Crankcase Ventilation System)において、シリンダヘッドカバーのガス流出部と吸気管の入口パイプとをゴムホースで接続し、そのゴムホースの接続部をクランプ金具で緊締する構造が記載されている(特許文献1の図8参照)。また、特許文献2に開示されるように、自動車のエンジンルームにおいては、個々の車両の要件によって各種エンジンの補機類の配置が決められ、シリンダヘッドカバー上にエアクリーナと一体に形成された吸気通路が配置され、シリンダヘッドカバーと吸気通路とを接続するブローバイガス通路が鉛直方向に沿って設けられる場合もある。この場合、ブローバイガス通路の接続部は、外部から見え難い構造となる。特に特許文献1に記載されたゴムホースやクランプ金具を用いて接続する場合には、ゴムホースの接続状態やクランプ金具の緊締状態を確認することが困難となる。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、ブローバイガスホースの接続状態を目視によって容易に確認できるとともに、ブローバイガスのオイル分離性能を向上させることができるブローバイガスホースの接続構造を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、自動車用エンジンのシリンダヘッドカバーと吸気系部材とを接続するブローバイガスホースの接続構造であって、前記シリンダヘッドカバーの上面部には、前記エンジン内で生じるブローバイガス中のオイルを分離する分離空間を形成するための膨出部が上方に膨出して設けられているとともに、前記分離空間に連なるブローバイガス流出路が形成されたブローバイガス流出部が上方に突出して設けられており、前記吸気系部材は、前記ブローバイガス流出部を上方から覆うように前記シリンダヘッドカバー上に搭載されており、前記ブローバイガス流出部の上端側には、前記吸気系部材から延びる前記ブローバイガスホースの下端部が接続される接続部が設けられており、前記接続部は、前記膨出部の上面よりも上方に配置されており、前記吸気系部材は、前記ブローバイガスホースの上端部が接続されるブローバイガス通路部と、前記ブローバイガス通路部の上部に設けられて前記ブローバイガス通路部及び前記ブローバイガス流出部を覆う扁平なレゾネータ部と、を備えることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ブローバイガス流出部は、前記膨出部の高さ以上の高さで前記シリンダヘッドカバーの上面部から立ち上がり且つその上部に前記接続部が設けられた嵩上げ部を備え、前記嵩上げ部の内部空間には、該内部空間を流れるブローバイガス中に含まれるオイルを分離するオイル分離機構が設けられていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記ブローバイガスホースの前記接続部に接続された下端部の外周側には、該下端部を緊締する緊締具が備えられていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか一項に記載の発明において、前記エンジンは、フロントエンジンであり、前記ブローバイガス流出部は、自動車の前後方向で前記膨出部の後方に配置されており、前記レゾネータ部は、前記膨出部を上方から覆っており、前記レゾネータ部と前記膨出部との間には、前記自動車のエンジンルームの前方から前記接続部に接続された前記ブローバイガスホースの下端部を目視可能な空間が形成されていることを要旨とする。
本発明のブローバイガスホースの接続構造によると、シリンダヘッドカバーの上面部には、エンジン内で生じるブローバイガス中のオイルを分離する分離空間を形成するための膨出部が上方に膨出して設けられているとともに、分離空間に連なるブローバイガス流出路が形成されたブローバイガス流出部が上方に突出して設けられている。そして、吸気系部材は、ブローバイガス流出部を上方から覆うようにシリンダヘッドカバー上に搭載されており、ブローバイガス流出部の上端側には、吸気系部材から延びるブローバイガスホースの下端部が接続される接続部が設けられており、接続部は、膨出部の上面よりも上方に配置されている。これにより、シリンダヘッドカバー上に吸気系部材が搭載されるタイプであっても、自動車のエンジンルームにおいて、膨出部の上方の空間を介してブローバイガスホースの接続状態を目視によって容易に確認できる。その結果、エンジンの組付け時やメンテナンス時の確認作業の負荷が大幅に軽減される。さらに、ブローバイガス流出部の突出高さが高くなることで、分離空間とブローバイガス流出路とを合わせた空間容積が拡大されるとともに、断面積が比較的小さなブローバイガス流出路を流れるブローバーガスの流速が高められる。その結果、ブローバイガスのオイル分離性能を向上させることができる。
また、前記吸気系部材が、ブローバイガス通路部と、扁平なレゾネータ部と、を備えるので、扁平なレゾネータ部により上方からの視認性が更に低下することとなるが、自動車のエンジンルームにおいて、膨出部の上方の空間を介してブローバイガスホースの接続状態を目視によって容易に確認できる。さらに、比較的薄く扁平なレゾネータ部でブローバイガス流出部が覆われるため、吸気系部材の主要部ひいてはエンジン全体を上下方向にコンパクト化できる。
また、前記ブローバイガス流出部が、前記膨出部の高さ以上の高さで前記シリンダヘッドカバーの上面部から立ち上がり且つその上部に前記接続部が設けられた嵩上げ部を備え、前記嵩上げ部の内部空間に、オイル分離機構が設けられている場合は、ブローバイガス流出部で効果的なオイル分離作用を発揮させることができ、ブローバイガスホースの接続状態の視認性を確保するための嵩上げ部の内部空間を更に有効に活用できる。
また、前記ブローバイガスホースの前記接続部に接続された下端部の外周側に、該下端部を緊締する緊締具が備えられている場合は、ブローバイガスホースの接続状態とともに緊締具の緊締状態を目視によって容易に確認できる。
さらに、前記エンジンが、フロントエンジンであり、前記ブローバイガス流出部が、自動車の前後方向で前記膨出部の後方に配置されており、前記吸気系部材が、前記膨出部を上方から覆っており、前記吸気系部材と前記膨出部との間に、前記自動車のエンジンルームの前方から前記ブローバイガスホースの下端部を目視可能な空間が形成されている場合は、自動車のエンジンルームの前方からブローバイガスホースの接続状態を目視によって容易に確認できる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るブローバイガスホースの接続構造を備えるシリンダヘッドカバー組付体の斜視図である。 上記シリンダヘッドカバー組付体の平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3の要部拡大図である。 実施例に係るシリンダヘッドカバーの上面から見た斜視図である。 実施例に係る吸気系部材の下面から見た斜視図である。 上記シリンダヘッドカバー(バッフルプレートを取り外した状態)の下面から見た要部平面図である。 実施例に係るブローバイガスホース及び緊締具の斜視図である。 変形例1に係るブローバイガスホースの接続構造を説明するための説明図であり、(a)は要部縦断面図を示し、(b)は(a)のb−b線断面図を示す。 変形例2に係るブローバイガスホースの接続構造を説明するための説明図であり、(a)は要部縦断面図を示し、(b)は(a)のb−b線断面図を示す。 従来のブローバイガスホースの接続構造を備えるシリンダヘッドカバー組付体の斜視図である。 図11のXII−XII線断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<ブローバイガスホースの接続構造>
本実施形態に係るブローバイガスホースの接続構造は、自動車用エンジンのシリンダヘッドカバー(2)と吸気系部材(3)とを接続するブローバイガスホースの接続構造(1)であって、シリンダヘッドカバーの上面部には、エンジン内で生じるブローバイガス中のオイルを分離する分離空間(S1)を形成するための膨出部(7)が上方に膨出して設けられているとともに、分離空間に連なるブローバイガス流出路(S2)が形成されたブローバイガス流出部(8)が上方に突出して設けられている(例えば、図1〜図3等参照)。そして、吸気系部材(3)は、ブローバイガス流出部(8)を上方から覆うようにシリンダヘッドカバー(2)上に搭載されており、ブローバイガス流出部(8)の上端側には、吸気系部材(3)から延びるブローバイガスホース(4)の下端部が接続される接続部(17)が設けられており、接続部(17)は、膨出部(7)の上面よりも上方に配置されている(例えば、図4等参照)。
なお、上記膨出部(7)の上方には、通常、ブローバイガスホース(4)の下端部を目視可能な空間(S3)が形成されている(例えば、図3等参照)。この空間(S3)を利用して、例えば、接続部(17)に対してブローバイガスホース(4)を着脱したり、ブローバイガスホース(4)に対して緊締具(31)を着脱したりできる。
本実施形態に係るブローバイガスホースの接続構造としては、例えば、上記吸気系部材(3)は、ブローバイガスホース(4)の上端部が接続されるブローバイガス通路部(25)と、ブローバイガス通路部の上部に設けられてブローバイガス通路部を覆う扁平なレゾネータ部(26)と、を備える形態(例えば、図1〜図3等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記シリンダヘッドカバー(2)には、自動車の車両幅方向(Q)の一端側に上方を開口したケース部(33)が設けられており、吸気系部材(3)には、ケース部の開口を閉塞する蓋部(37)が設けられており、蓋部で閉鎖されたケース部内には、レゾネータ部(26)に連なるエアクリーナ室(34)が形成されていることができる(例えば、図5及び図6等参照)。これにより、吸気系部材の主要部ひいてはエンジン全体を上下方向に更にコンパクト化できる。
本実施形態に係るブローバイガスホースの接続構造としては、例えば、上記ブローバイガス流出部(8)は、膨出部(7)の高さ以上の高さでシリンダヘッドカバー(2)の上面部から立ち上がり且つその上部に接続部(17)が設けられた嵩上げ部(18)を備え、嵩上げ部の内部空間には、内部空間を流れるブローバイガス中に含まれるオイルを分離するオイル分離機構(20、20A、20B)が設けられている形態(例えば、図4、図9及び図10等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記嵩上げ部(18)は、筒状の外周壁(18a)と、外周壁の上端から内側に延びるフランジ(18b)と、を備え、オイル分離機構(20、20A、20B)は、フランジの内周端から下方に延びる筒状リブ(21、21A、21B)を備えることができる(例えば、図4、図9及び図10等参照)。これにより、外周壁とフランジと筒状リブとで囲まれた比較的狭い空間でオイルを捕捉でき、ブローバイガスのオイル分離性能が更に高められる。オイル分離性能の更なる向上といった観点から、上記筒状リブ(21A)の軸方向の長さ(L)が嵩上げ部(18)の高さ(H)の30〜70%(好ましくは40〜60%)の値とされていることが好ましい(例えば、図9等参照)。さらに、上記オイル分離機構(20B)は、外周壁(18a)の内周面とフランジ(18b)の下面と筒状リブ(21B)の外周面とに連なる板状リブ(22B)を備え、板状リブは、筒状リブの円周方向に沿って複数設けられていることが好ましい(例えば、図10等参照)。
本実施形態に係るブローバイガスホースの接続構造としては、例えば、上記ブローバイガスホース(4)の接続部(17)に接続された下端部の外周側には、下端部を緊締する緊締具(31)が備えられている形態(例えば、図4及び図8等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るブローバイガスホースの接続構造としては、例えば、上記エンジンは、フロントエンジンであり、ブローバイガス流出部(8)は、自動車の前後方向(P)で膨出部(7)の後方に配置されており、吸気系部材(3)は、膨出部(7)を上方から覆っており、吸気系部材(3)と膨出部(7)との間には、自動車のエンジンルームの前方からブローバイガスホース(4)の下端部を目視可能な空間(S3)が形成されている形態(例えば、図1〜図3等参照)を挙げることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、自動車用エンジンとして、車両幅方向に沿う横置き型のフロントエンジンを例示する。また、図中の符号P、Q、Rは、エンジンをエンジンルームに搭載した状態での車両前後方向P、車両幅方向Q及び車両上下方向Rをそれぞれ示す。
(1)ブローバイガスホースの接続構造の構成
本実施例に係るブローバイガスホースの接続構造1は、図1〜図3に示すように、自動車用エンジンを構成するシリンダヘッドカバー2と吸気系部材3とを接続するためのブローバイガスホース4を備えている。この吸気系部材3がシリンダヘッドカバー2上に搭載されることでシリンダヘッドカバー組付体5が構成されている。
上記シリンダヘッドカバー2は、図3に示すように、車両幅方向Qに沿って延びており、下方を開放した箱状に形成されている。このシリンダヘッドカバー2の上面部には、エンジン内で生じるブローバイガス中のオイルを分離する分離空間S1を形成するための膨出部7が上方に膨出して設けられているとともに、分離空間S1に連なるブローバイガス流出路S2が形成されたブローバイガス流出部8が上方に突出して設けられている(図5参照)。
上記膨出部7は、車両幅方向Qに沿って延びており、下方に開口した箱状に形成されている。また、ブローバイガス流出部8は、車両上下方向Rに延びており、上下方向Rに開口したパイプ状に形成されている。このブローバイガス流出部8は、車両前後方向Pで膨出部7の後方に隣接して配置されている。また、シリンダヘッドカバー2の裏面側には、膨出部7及びブローバイガス流出部8の下方開口を覆うようにバッフルプレート9が設けられている。このバッフルプレート9とシリンダヘッドカバー2との間に分離空間S1が形成されている。また、バッフルプレート9には、分離空間S1内で分離されたオイルをエンジン側に戻すオイル戻し孔10が形成されている。
上記分離空間S1は、図7に示すように、シリンダヘッドカバー2の裏面から下方に突設されたリブ12及びバッフルプレート9の上面から上方に突設されたリブ13により平面略U字状に形成されている。この分離空間S1は、その一端側がシリンダヘッドカバー2の外周側に形成された連絡孔14に連絡されているとともに、その他端側がブローバイガス流出部8に連絡されている。この連絡孔14は、エンジンのクランクケース内に連なるブローバイガス流路(図示省略)に連絡されている。
上記ブローバイガス流出部8の上端側には、図4に示すように、吸気系部材3から延びるブローバイガスホース4の下端部が接続されるパイプ状の接続部17が設けられている。この接続部17は、膨出部7の上面よりも上方に配置されている。また、ブローバイガス流出部8は、膨出部7の高さHと略同じ高さでシリンダヘッドカバー2の上面部から立ち上がり且つその上部に接続部17が設けられた嵩上げ部18を備えている。この嵩上げ部18は、円筒状の外周壁18aと、外周壁18aの上端から内側に延びるフランジ18bと、を備えている。このフランジ18b上に接続部17が立ち上げられている。また、嵩上げ部18の内部空間(即ち、ブローバイガス流出路S2)には、内部空間を流れるブローバイガス中に含まれるオイルを分離するオイル分離機構20が設けられている。このオイル分離機構20は、嵩上げ部18のフランジ18bの内周端から下方に延びる筒状リブ21を備えている。この筒状リブ21の軸方向の長さLは、嵩上げ部18の高さHの約30%の値とされている。
上記吸気系部材3は、図3に示すように、ブローバイガスホース4の上端部が接続されるブローバイガス通路部25と、ブローバイガス通路部25の上部に一体に設けられてブローバイガス通路部25を覆う扁平なレゾネータ部26と、を備えている(図6参照)。このブローバイガス通路部25は、レゾネータ部26の平面方向に沿って延びている。また、ブローバイガス通路部25の一端側は、略L字状に形成され、ブローバイガスホース4の上端部が接続される接続部25aとされている。また、ブローバイガス通路部25の他端側には、吸気通路(図示省略)に接続される連絡管27の一端側が接続されている。また、レゾネータ部26は、膨出部7及びブローバイガス流出部8を上方から覆うような扁平な袋状に形成されている。そして、膨出部7とレゾネータ部26との間には、自動車のエンジンルームの前方からブローバイガスホース4の上端部及び下端部を目視可能な空間S3が形成されている。なお、上記レゾネータ部26は、吸気通路を流れる空気の吸気音を低減させる等の機能を発揮する。
上記ブローバイガスホース4は、図4に示すように、その上端部がブローバイガス通路部25の接続部25aに接続されており、その下端部がブローバイガス流出部8の接続部17に接続されている。具体的に、ブローバイガスホース4は、ゴム等の弾性材からなされており、その上端部が接続部25aの外周側に圧入されており、その下端部が接続部17の外周側に圧入されている。そして、ブローバイガスホース4の上端部及び下端部の外周側には、各端部を緊締する緊締具31がそれぞれ備えられている。これら各緊締具31は、拡径可能なコイル状の線状体31aと、線状体31aの両端部に設けられて線状体31aを拡径させる操作部31bと、を備えている(図8参照)。そして、各緊締具31の操作部31bは、上述の空間S3に望むように膨出部7の上方に配置されている。
ここで、上記シリンダヘッドカバー2には、図5に示すように、車両幅方向Qの一端側に上方を開口したケース部33が設けられている。このケース部33の開口を吸気系部材3の後述する蓋部37で閉塞することでケース部33内にエアクリーナ室34が形成される(図2参照)。このエアクリーナ室34は、吸気系部材3のレゾネータ部26の内部空間に連なっている。また、エアクリーナ室34内には、フィルタエレメント(図示省略)が収容されている。また、ケース部33の側面には、エアクリーナ室34内に空気を流入する流入口35が形成されている。この流入口35には、車両幅方向Qに延びる吸気管36の一端側が接続されている(図2参照)。さらに、図6に示すように、吸気系部材3のレゾネータ部26に隣接する位置には、ケース部33を閉塞する蓋部37が設けられている。この蓋部37は、下方を開口した箱状に形成されている。この蓋部37の側面には、エアクリーナ室34内から空気を流出する管状の流出口38が形成されている。
なお、上記ケース部33の外周側には、蓋部37に係合可能なクランプ具41が設けられている(図5参照)。さらに、蓋部37の外周側には、ケース部33に係合可能なクランプ具42が設けられている(図6参照)。これらクランプ具41、42の係合によりケース部33に対して蓋部37が取り付けられることで、シリンダヘッドカバー2上に吸気系部材3が搭載される。
(2)ブローバイガスホースの接続構造の作用
次に、上記構成のブローバイガスホースの接続構造1の作用について説明する。エンジンの組付け時やメンテナンス時には、図3に示すように、膨出部7とレゾネータ部26との間に形成される空間S3を介して、自動車のエンジンルームの前方からブローバイガスホース4の接続状態や各緊締具31の緊締状態が目視により確認される。この緊締具31の確認内容としては、例えば、ブローバイガスホース4の軸方向の緊締具31の高さ位置やブローバイガスホース4の軸回りの緊締具31の操作部31bの角度位置等が挙げられる。
また、エンジンの稼働時には、図2中に破線矢印で示すように、吸気管36を通ってエアクリーナ室34でろ過された空気は、図示しないスロットルバルブ及びインテークマニホールを介してエンジンの吸気側に供給される。また、エンジンの高負荷時には、クランクケース内で生じるブローバイガスは、図7中に破線矢印で示すように、連絡孔14を介して分離空間S1内に導入され、各壁面に衝突等することでオイルが分離され、ブローバイガス流出部8のブローバイガス流出路S2内に導入される。
そして、ブローバイガス流出路S2内に導入されたブローバイガスは、図4中に破線矢印で示すように、嵩上げ部18内において外周壁18aとフランジ18bと筒状リブ21とで囲まれた空間に流れて各壁面に衝突等することでオイルが分離される。そのオイルが分離されたブローバイガスは、ブローバイガスホース4及びブローバイガス通路部25を順に流れて吸気通路に供給される。なお、エンジンの低負荷時には、吸気通路を流れる空気が、ブローバイガス通路部25、ブローバイガスホース4、ブローバイガス流出部8及び分離空間S1を順に流れることで、クランクケース内の空気浄化性が高められる。
(3)実施例の効果
本実施例のブローバイガスホースの接続構造1によると、シリンダヘッドカバー2の上面部には、エンジン内で生じるブローバイガス中のオイルを分離する分離空間S1を形成するための膨出部7が上方に膨出して設けられているとともに、分離空間S1に連なるブローバイガス流出路S2が形成されたブローバイガス流出部8が上方に突出して設けられている。そして、吸気系部材3は、ブローバイガス流出部8を上方から覆うようにシリンダヘッドカバー2上に搭載されており、ブローバイガス流出部8の上端側には、吸気系部材3から延びるブローバイガスホース4の下端部が接続される接続部17が設けられており、接続部17は、膨出部7の上面よりも上方に配置されている。これにより、シリンダヘッドカバー2上に吸気系部材3が搭載されるタイプであっても、自動車のエンジンルームにおいて、膨出部7の上方の空間S3を介してブローバイガスホース4の接続状態を目視によって容易に確認できる。その結果、エンジンの組付け時やメンテナンス時の確認作業の負荷が大幅に軽減される。さらに、ブローバイガス流出部8の突出高さが高くなることで、分離空間S1とブローバイガス流出路S2とを合わせた空間容積が拡大されるとともに、断面積が比較的小さなブローバイガス流出路S2を流れるブローバーガスの流速が高められる。その結果、ブローバイガスのオイル分離性能を向上させることができる。さらに、エンジンの組付け時やメンテナンス時において、ブローバイガス流出部8の接続部17に対してブローバイガスホース4を容易に着脱できるとともに、ブローバイガスホース4に対して緊締具31を容易に着脱できる。
また、本実施例では、吸気系部材3は、ブローバイガス通路部25と、扁平なレゾネータ部26と、を備える。これにより、扁平なレゾネータ部26により上方からの視認性が更に低下することとなるが、自動車のエンジンルームにおいて、膨出部7の上方の空間S3を介してブローバイガスホース4の接続状態を目視によって容易に確認できる。さらに、比較的薄く扁平なレゾネータ部26でブローバイガス流出部8が覆われるため、吸気系部材3の主要部ひいてはエンジン全体を上下方向にコンパクト化できる。これに対して、従来のブローバイガスホースの接続構造101では、図12に示されるように、比較的厚い吸気ダクト103aでブローバイガス流出部108が覆われるため、吸気系部材103の主要部ひいてはエンジン全体が上下方向に高くなる。なお、図11中の符号126がレゾネータ部を示す。
また、本実施例では、シリンダヘッドカバー2には、自動車の車両幅方向Qの一端側に上方を開口したケース部33が設けられており、吸気系部材3には、ケース部33を閉塞する蓋部37が設けられており、蓋部37で閉鎖されたケース部33内には、レゾネータ部26に連なるエアクリーナ室34が形成されている。これにより、吸気系部材3の主要部ひいてはエンジン全体を上下方向に更にコンパクト化できる。
また、本実施例では、ブローバイガス流出部8は、膨出部7の高さ以上の高さでシリンダヘッドカバー2の上面部から立ち上がり且つその上部に接続部17が設けられた嵩上げ部18を備え、嵩上げ部18の内部空間には、オイル分離機構20が設けられている。これにより、ブローバイガス流出部8で効果的なオイル分離作用を発揮させることができ、ブローバイガスホース4の接続状態の視認性を確保するための嵩上げ部18の内部空間を更に有効に活用できる。
また、本実施例では、嵩上げ部18は、筒状の外周壁18aと、外周壁18aの上端から内側に延びるフランジ18bと、を備え、オイル分離機構20は、フランジ18bの内周端から下方に延びる筒状リブ21を備える。これにより、外周壁18aとフランジ18bと筒状リブ21とで囲まれた比較的狭い空間でオイルを捕捉でき、ブローバイガスのオイル分離性能が更に高められる。
また、本実施例では、ブローバイガスホース4の接続部17に接続された下端部の外周側には、下端部を緊締する緊締具31が備えられている。これにより、ブローバイガスホース4の接続状態とともに緊締具31の緊締状態を目視によって容易に確認できる。
さらに、本実施例では、エンジンは、フロントエンジンであり、ブローバイガス流出部8は、自動車の前後方向Pで膨出部7の後方に配置されており、吸気系部材3は、膨出部7を上方から覆っており、吸気系部材3と膨出部7との間には、自動車のエンジンルームの前方からブローバイガスホース4の下端部を目視可能な空間S3が形成されている。これにより、自動車のエンジンルームの前方からブローバイガスホース4の接続状態を目視によって容易に確認できる。
<変形例1>
次に、上記実施例の変形例1に係るブローバイガスホースの接続構造について説明するが、上記実施例に係るブローバイガスホースの接続構造1と略同じ構成部位には同じ符号を付けて詳説を省略し、両者の相違点であるオイル分離機構について詳説する。
本変形例1のブローバイガスホースの接続構造1Aでは、図9(a)(b)に示すように、嵩上げ部18の内部空間には、内部空間を流れるブローバイガス中に含まれるオイルを分離するオイル分離機構20Aが設けられている。このオイル分離機構20Aは、嵩上げ部18のフランジ18bの内周端から下方に延びる筒状リブ21Aを備えている。この筒状リブ21Aの軸方向の長さLは、嵩上げ部18の高さHの約50%の値とされている。
本変形例1のブローバイガスホースの接続構造1Aによると、上記実施例のブローバイガスホースの接続構造1と略同じ作用及び効果を奏することに加えて、オイル分離機構20Aは、嵩上げ部18のフランジ18bの内周端から下方に延びる筒状リブ21Aを備え、筒状リブ21Aの軸方向の長さLが嵩上げ部18の高さHの約50%の値とされているので、筒状リブ21Aの軸方向の長さが長くなり、ブローバイガスが衝突する壁面の面積が大きくなる。よって、ブローバイガスのオイル分離性能が更に高められる。
<変形例2>
次に、上記実施例の変形例2に係るブローバイガスホースの接続構造について説明するが、上記実施例に係るブローバイガスホースの接続構造1と略同じ構成部位には同じ符号を付けて詳説を省略し、両者の相違点であるオイル分離機構について詳説する。
本変形例2のブローバイガスホースの接続構造1Bでは、図10(a)(b)に示すように、嵩上げ部18の内部空間には、内部空間を流れるブローバイガス中に含まれるオイルを分離するオイル分離機構20Bが設けられている。このオイル分離機構20Bは、嵩上げ部18のフランジ18bの内周端から下方に延びる筒状リブ21Bと、外周壁18aの内周面とフランジ18bの下面と筒状リブ21Bの外周面とに連なる板状リブ22Bと、を備えている。この板状リブ22Bは、筒状リブ21Bの円周方向に沿って複数(図中6つ)設けられている。
本変形例2のブローバイガスホースの接続構造1Bによると、上記実施例のブローバイガスホースの接続構造1と略同じ作用及び効果を奏することに加えて、オイル分離機構20Bは、嵩上げ部18のフランジ18bの内周端から下方に延びる筒状リブ21Bと、外周壁18aの内周面とフランジ18bの下面と筒状リブ21Bの外周面とに連なる板状リブ22Bと、を備え、板状リブ22Bは、筒状リブ21Bの円周方向に沿って複数設けられているので、板状リブ22Bにより外周壁18aとフランジ18bと筒状リブ21Bとで囲まれた空間が複数の空間に仕切られる。よって、ブローバイガスが衝突する壁面の面積が大きくなるため、ブローバイガスのオイル分離性能が更に高められる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、ブローバイガス流出部8とともに膨出部7を覆う吸気系部材3を例示したが、これに限定されず、例えば、ブローバイガス流出部8のみを覆い且つ膨出部7を覆わない吸気系部材としてもよい。
また、上記実施例では、ブローバイガス流出部8を覆うレゾネータ部26を備える吸気系部材3を例示した。参考例として、例えば、ブローバイガス流出部8を覆う吸気ダクト103a(図12参照)を備える吸気系部材が挙げられる。この場合、例えば、ブローバイガスホース4の上端部が吸気ダクト103aに接続される。
また、上記実施例では、吸気系部材3において接続部17の直上の部分(具体的に、ブローバイガス通路部25の接続部25a)にブローバイガスホース4の上端部を接続するようにしたが、これに限定されず、例えば、吸気系部材3において接続部17の直上以外の部分にブローバイガスホース4の上端部を接続するようにしてもよい。この場合、ブローバイガスホース4は、例えば、屈曲又は湾曲して上下方向に延びる。
さらに、上記実施例では、筒状リブ21を備えるオイル分離機構20を例示したが、これに限定されず、例えば、ブローバイガスを蛇行状に流通させる邪魔壁を備えるオイル分離機構としたり、ブローバイガスを渦巻状に流通させる遠心分離室を備えるオイル分離機構としたりしてもよい。
さらに、上記実施例では、自動車用エンジンとしてフロントエンジンを例示したが、これに限定されず、例えば、リアエンジンやミッドシップエンジンとしてもよい。さらに、車両前後方向Pに沿う縦置き型のエンジンであってもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本発明は、自動車用エンジン内で生じるブローバイガスをシリンダヘッドカバーを介して吸気系部材に供給する技術として広く利用される。
1,1A,1B;ブローバイガスホースの接続構造、2;シリンダヘッドカバー、3;吸気系部材、4;ブローバイガスホース、7;膨出部、8;ブローバイガス流出部;17;接続部、18;嵩上げ部、20,20A,20B;オイル分離機構、25;ブローバイガス通路部、26;レゾネータ部、31;緊締具、S1;分離空間、S2;ブローバイガス流出路、S3;空間。

Claims (4)

  1. 自動車用エンジンのシリンダヘッドカバーと吸気系部材とを接続するブローバイガスホースの接続構造であって、
    前記シリンダヘッドカバーの上面部には、前記エンジン内で生じるブローバイガス中のオイルを分離する分離空間を形成するための膨出部が上方に膨出して設けられているとともに、前記分離空間に連なるブローバイガス流出路が形成されたブローバイガス流出部が上方に突出して設けられており、
    前記吸気系部材は、前記ブローバイガス流出部を上方から覆うように前記シリンダヘッドカバー上に搭載されており、
    前記ブローバイガス流出部の上端側には、前記吸気系部材から延びる前記ブローバイガスホースの下端部が接続される接続部が設けられており、
    前記接続部は、前記膨出部の上面よりも上方に配置されており、
    前記吸気系部材は、前記ブローバイガスホースの上端部が接続されるブローバイガス通路部と、前記ブローバイガス通路部の上部に設けられて前記ブローバイガス通路部及び前記ブローバイガス流出部を覆う扁平なレゾネータ部と、を備えることを特徴とするブローバイガスホースの接続構造。
  2. 前記ブローバイガス流出部は、前記膨出部の高さ以上の高さで前記シリンダヘッドカバーの上面部から立ち上がり且つその上部に前記接続部が設けられた嵩上げ部を備え、
    前記嵩上げ部の内部空間には、該内部空間を流れるブローバイガス中に含まれるオイルを分離するオイル分離機構が設けられている請求項1に記載のブローバイガスホースの接続構造。
  3. 前記ブローバイガスホースの前記接続部に接続された下端部の外周側には、該下端部を緊締する緊締具が備えられている請求項1又は2に記載のブローバイガスホースの接続構造。
  4. 前記エンジンは、フロントエンジンであり、
    前記ブローバイガス流出部は、自動車の前後方向で前記膨出部の後方に配置されており、
    前記レゾネータ部は、前記膨出部を上方から覆っており、
    前記レゾネータ部と前記膨出部との間には、前記自動車のエンジンルームの前方から前記接続部に接続された前記ブローバイガスホースの下端部を目視可能な空間が形成されている請求項1乃至のいずれか一項に記載のブローバイガスホースの接続構造。
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