JP6596321B2 - モータの駆動回路、駆動方法、電子機器 - Google Patents

モータの駆動回路、駆動方法、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、モータ駆動技術に関する。
光ディスクやHDD(ハードディスクドライブ)のスピンドルモータ、OA機器、ファンモータなどさまざまな用途において、ブラシレスDCモータが用いられる。ブラシレスDCモータは、ブラシによる転流機構を有しておらず、したがってロータの位置に応じて、コイルに供給する電流の向きを切りかえる必要がある。かかるブラシレスDCモータの駆動方式は大きく、ホール素子やロータリエンコーダから得られるロータの位置情報(ホール信号)を利用する方式と、ホール素子を利用せずに、コイルに生ずる逆起電力(誘起電圧)のゼロクロス点にもとづいて、ロータの位置を推定するセンサレス方式と、に二分される。
ホール素子やFG着磁は、ロータの回転中のみでなくその停止状態においても位置情報を得ることができる。一方、センサレス方式では、ロータの回転に応じて生ずる逆起電力を利用するため、モータの停止状態あるいは低速回転状態においてロータ位置を正確に検出できない。かかる事情から、センサレス方式の駆動回路には、その起動開始時にロータの位置(初期位置という)を検出する機能が設けられる。
ロータの初期位置の検出方式として、インダクティブセンス方式が提案されている。三相ブラシレスモータを例に取ると、起動開始前に、三相(U,V,W)のうち2相の間に、ロータが回転しないようにステップ状の電圧を印加し、その状態でコイルに流れる電流にもとづいて、ロータの初期位置を検出する。図1は、インダクティブセンス方式のロータの初期位置検出を説明する波形図である。たとえばモータのU相端子とV相端子の間に、正のステップ電圧Vを印加する。このときに流れるコイル電流Iが、所定のしきい値電流+Iに達するまでの時間τU+を測定する。続いてモータのU相端子とV相端子の間に、負のステップ電圧Vを印加する。このときに流れるコイル電流Iが、所定の負のしきい値電流−Iに達するまでの時間τU−を測定し、τU+とτU−の差分Δτを算出する。同様の測定を、V相端子とW相端子間、W相端子とU相端子間についても行い、差分Δτ,Δτを算出する。そしてΔτ,Δτ,Δτにもとづいて、ロータの初期位置を決定する。
特開平7−177788号公報 特開平6−113585号公報 特開2007−60899号公報
本発明者らは、インダクティブセンス方式について検討した結果、以下の課題を認識するに至った。図1に示すインダクティブセンス方式を行う際には、事前に、適切なパラメータ(たとえばしきい値電流±I)を規定する必要がある。具体的には、ロータの初期位置を細かく変化させながら、初期位置ごとにパラメータを変化させ、膨大な回数の起動試験を行い、最も高い起動成功率が得られるパラメータを見いだし、駆動回路に設定する必要があった。これはモータを搭載する電子機器の設計者の負担となっていた。また出荷前に起動シーケンスで用いるパラメータを最適化したとしても、モータの経年変化により、パラメータが不適切となり、起動に失敗する可能性がある。
さらに図1において、正のステップ電圧Vを印加した後、コイル電流Iがゼロとなるまで待機した後に、負のステップ電圧Vを印加する必要がある。従来では、マージンをとってこの待機時間を十分に長くとる必要があり、起動時間が長くなっている。
本発明はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、インダクティブセンス方式における最適なパラメータを自動取得可能な駆動回路の提供にある。
本発明のある態様は、ブラシレスDCモータの駆動回路に関する。駆動回路は、各相の駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、各相の駆動信号にもとづいてブラシレスDCモータを駆動する駆動段と、ブラシレスDCモータの起動時に、インダクティブセンス方式によりロータの初期位置を検出する初期位置検出回路と、初期位置検出回路が使用するパラメータを決定するパラメータ自動生成回路と、を備える。パラメータ自動生成回路は、しきい値を変化させながら、各しきい値において第1時間および第2時間を測定する。第1時間は、駆動段がブラシレスDCモータの1組の端子間に第1極性の電圧を印加したときに、コイル電流がしきい値に達するまでの時間である。また第2時間は、駆動段が1組の端子間に第2極性の電圧を印加したときに、コイル電流がしきい値に達するまでの時間である。そしてパラメータ自動生成回路は、第1時間と第2時間の差が最大となるときのしきい値を、初期位置検出回路が使用するパラメータとして保持する。
本発明の別の態様もまた、ブラシレスDCモータの駆動回路に関する。駆動回路は、各相の駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、各相の駆動信号にもとづいてブラシレスDCモータを駆動する駆動段と、ブラシレスDCモータの起動時に、インダクティブセンス方式によりロータの初期位置を検出する初期位置検出回路と、初期位置検出回路が使用するパラメータを決定するパラメータ自動生成回路と、を備える。パラメータ自動生成回路は、しきい値を変化させながら、各しきい値において第1時間および第2時間を測定する。第1時間は、駆動段がブラシレスDCモータの1組の端子間に第1極性の電圧を印加したときに、コイル電流がしきい値に達するまでの時間である。また第2時間は、駆動段が1組の端子間に第2極性の電圧を印加したときに、コイル電流がしきい値に達するまでの時間である。そしてパラメータ自動生成回路は、第1時間と第2時間の差が所定値を超えたときのしきい値を、初期位置検出回路が使用するパラメータとして保持する。
これらの態様によると、インダクティブセンス方式による初期位置検出に使用されるパラメータを短時間で取得できる。また実使用と同じ環境において、パラメータを決定できるため、精度を高めることができる。
ある態様においてパラメータ自動生成回路は、しきい値を所定の最小値から最大値に向けて変化させてもよい。この場合、最終的なしきい値をなるべく小さな値にできるため、起動時の消費電流を低減できる。
パラメータ自動生成回路は、初期位置検出回路がロータの初期位置を検出する際に、第1極性の電圧を発生してから第2極性の電圧を発生するまでの待機時間を、パラメータとして保持したしきい値に応じて決定し、初期位置検出回路が使用するパラメータとして保持してもよい。
パラメータ自動生成回路は、ブラシレスDCモータの1組の端子を、少なくとも2回、切りかえてもよい。ブラシレスDCモータは三相であり、パラメータ自動生成回路は、1組の端子を、U−V端子、V−W端子、W−U端子の3通りで切りかえてもよい。これにより、初期位置検出の精度を高めることができる。
ある態様の駆動回路はひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
本発明の別の態様は電子機器に関する。電子機器は、ブラシレスDCモータと、ブラシレスDCモータを駆動する駆動回路と、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、インダクティブセンス方式における最適なパラメータを自動取得できる。
インダクティブセンス方式のロータの初期位置検出を説明する波形図である。 実施の形態に係る駆動回路の回路図である。 パラメータ自動生成回路の構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係るキャリブレーションシーケンスのフローチャートである。 キャリブレーションシーケンスにおける電流波形図である。 変形例に係るキャリブレーションシーケンスのフローチャートである。 図7(a)、(b)は、電子機器の例を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係る駆動回路100の回路図である。駆動回路100は、ブラシレスDCモータ(以下、単にモータという)2をセンサレス駆動する。本実施の形態では、モータ2は三相モータであり、U相、V相、W相を有する。モータ2は、インナーロータ型であってもよいし、アウターロータ型であってもよい。またモータ2のコイルは、スター結線されてもよいし、デルタ結線されてもよい。駆動回路100は、駆動信号生成回路102、駆動段104、初期位置検出回路106、パラメータ自動生成回路110を備え、ひとつの半導体基板に集積化された機能IC(Integrated Circuit)である。駆動回路100は、U相〜W相の出力端子OUTU〜OUTWと、中点電圧VCOMを受けるCOM端子を有する。
駆動信号生成回路102は、各相U,V,Wの駆動信号S1〜S1を生成する。駆動信号生成回路102は、公知技術を用いて構成することができる。たとえば駆動信号生成回路102は、モータの回転状態においてロータの位置を検出する逆起電力検出用のコンパレータ、モータ2の目標トルク(目標回転数)に応じたデューティ比を有するパルス信号を生成するパルス変調器、逆起電力検出用のコンパレータの出力にもとづいてロータの位置を推定し、ロータ位置に応じて駆動対象の相を切りかえる(転流制御する)ロジック回路、などを含みうる。駆動方式は特に限定されず、180°通電方式や120°通電方式を採用しうる。駆動段104は、三相インバータであり、各相の駆動信号S1〜S1にもとづいてモータ2を駆動する。なお図2において、駆動段104は、ハイサイドトランジスタがPチャンネルMOSFET、ローサイドトランジスタがNチャンネルMOSFETであるが、本発明はそれに限定されず、ハイサイドトランジスタとしてNチャンネルMOSFETを用いてもよい。あるいはMOSFETに代えて、バイポーラトランジスタやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、その他のスイッチを用いてもよい。
初期位置検出回路106は、モータ2の起動時に、図1を参照して説明したインダクティブセンス方式によりロータの初期位置を推定する。具体的には初期位置検出回路106は、U−V相端子間に第1極性のステップ電圧Vが印加されるように、駆動信号生成回路102に制御信号S2を供給する。第1極性のステップ電圧Vは、U相のハイサイドスイッチおよびV相のローサイドスイッチをオン、残りのスイッチをオフすることで、U−V端子間に印加される。この状態で初期位置検出回路106は、U相のコイル電流Iを監視し、しきい値Iに達するまでの第1時間τU+を測定する。
続いて初期位置検出回路106は、コイル電流Iがゼロになるまで待機する。そしてU−V相端子間に第1極性と逆極性の第2極性のステップ電圧Vが印加されるように、駆動信号生成回路102に制御信号S2を供給する。第2極性のステップ電圧Vは、U相のローサイドスイッチおよびV相のハイサイドスイッチをオン、残りのスイッチをオフすることで、U−V端子間に印加される。この状態で初期位置検出回路106は、U相のコイル電流Iを監視し、しきい値−Iに達するまでの第2時間τU−を測定する。
初期位置検出回路106は、V−W相端子間、W−U相端子間についても同様の測定を行う。その結果、
τU+,τU−
τV+,τV−
τW+,τW−
が得られる。初期位置検出回路106は、これらの測定値にもとづいて、演算により、あるいはテーブル参照により、モータ2のロータの初期位置を推定する。初期位置の推定は、図1や特許文献1〜3あるいはその他の文献に記載される方法を利用することができ、本発明において特に限定されない。
なお、初期位置検出回路106および以下で説明するパラメータ自動生成回路110における電流検出の方法は特に限定されず、公知技術を用いればよい。たとえば各相のインバータとOUT端子の間に、電流検出用の抵抗を挿入し、抵抗の電圧降下にもとづいてコイル電流を検出してもよい。あるいは駆動段104の3つのローサイドスイッチの低電位側の共通接続端子と接地の間に、電流検出用の抵抗を挿入してもよい。
初期位置検出回路106が初期位置を推定する際には、少なくともひとつのパラメータS4が参照される。たとえば図1を参照して説明した初期位置推定法は、しきい値±Iがパラメータである。パラメータ自動生成回路110は、駆動対象のモータ2が接続された状態で、以下で説明するキャリブレーションシーケンスを実行し、初期位置検出回路106が使用するパラメータを自動生成(最適化)する。
キャリブレーションシーケンスを説明する。このキャリブレーションシーケンスは、モータ2が停止した状態で行われるが、任意のロータの位置で行うことができる。パラメータ自動生成回路110は、しきい値IをIP1,IP2,IP3,…IPiと順に変化させながら、各しきい値IPi(i=1,2,…)おいて、第1時間τ、第2時間τを測定する。(i)第1時間τは、駆動段104がモータ2の1組の端子間に第1極性(正)の電圧Vを印加したときに、コイル電流の振幅がしきい値IPiに達するまでの時間である。また(ii)第2時間τは、駆動段104がモータ2の1組の端子間に第2極性(負)の電圧Vを印加したときに、コイル電流の振幅がしきい値IPiに達するまでの時間である。そして各しきい値IPiに関して、第1時間τと第2時間τの差Δτを計算する。この時間差Δτを最大とするしきい値IPiを、初期位置検出回路106が使用するパラメータとして保持する。
好ましくはパラメータ自動生成回路110は、電圧を印加すべきモータ2の1組の端子を、少なくとも2回、切りかえる。三相モータでは、組み合わせとしては、U−V端子間、V−W端子間、W−U端子間の3つが存在し、これらの中から2つ以上の組について、しきい値IPiを変化させながら第1時間τ、第2時間τを測定し、それらの差分Δτを計算することが好ましい。以下では、U−V端子間、V−W端子間、W−U端子間のすべてについて測定を行うものとする。
上述のキャリブレーションシーケンスにおいて、モータ2の適切な端子間に電圧V,Vを印加するために、パラメータ自動生成回路110は、駆動信号生成回路102に対して制御信号S3を供給する。
図3は、パラメータ自動生成回路110の構成例を示すブロック図である。パラメータ自動生成回路110は、可変電圧源120、コンパレータ122、タイマー124、ロジック回路126を含む。可変電圧源120は、しきい値IPiに対応するしきい値電圧VTHiを生成する。VTHiは、VTH1〜VTHNのN段階で可変である。
コンパレータ122は、監視対象の相のコイル電流の検出値を示す電流検出信号VISをしきい値電圧VTHiと比較し、それらが一致すると、言い換えればコイル電流がしきい値IPiに到達すると、その出力S5をアサート(たとえばハイレベル)する。タイマー124は、コイルに第1極性の電圧V(あるいは第2極性の電圧V)を印加してから、コンパレータ122の出力S5がアサートされるまでの第1時間τ(あるいは第2時間τ)を測定する。ロジック回路126は、しきい値電圧VTHiを切りかえながら、各しきい値電圧VTHiごとに第1時間τおよび第2時間τを取得する。
なお、パラメータ自動生成回路110と初期位置検出回路106の機能の大部分は共通しているため、それらは、一部あるいは全部のハードウェアを共有してもよい。この場合、回路面積を削減できる。
以上が駆動回路100の構成である。続いてその動作を説明する。図4は、実施の形態に係るキャリブレーションシーケンスのフローチャートである。ループS100は、変数iを1からNまで変化させながら実行される。Nは定数である。はじめにしきい値IPiがセットされる(S102)。そして変数jを1からMまで変化させながらループS104が実行される。変数jは相を表しており、j=1はU相、j=2はV相、j=3はW相に相当する。ここではM=3の場合を説明するが、U相とV相のみについて測定する場合、M=2であってもよい。また五相モータではMは最大5となる。
ループS104において、はじめに第1電圧Vが、隣接するj相とj+1相の端子間に印加される(S106)。便宜的にj=3のときの(j+1)=4相は、U相を表す。そしてそのときにj相のコイルに流れる電流が監視され、しきい値IPiに達するまでの第1時間τが測定される(S108)。電流がしきい値IPiに達すると、第1電圧Vが除かれ、j相とj+1相の端子間にゼロ電圧が印加される。そしてコイル電流がゼロになるまで待機する(S110)。
続いて第2電圧Vが、j相とj+1相の端子間に印加される(S112)。そしてそのときにj相のコイルに流れる電流が監視され、しきい値−IPiに達するまでの第2時間τが測定される(S114)。電流がしきい値−IPiに達すると、第2電圧Vが除かれ、j相とj+1相の端子間にゼロ電圧が印加される。そして第1時間τと第2時間τの差分Δτij(=|τ−τ|)が計算される。そしてループS104に関して、変数jがインクリメントされる。変数jがM=3になり、U相、V相、W相すべての差分Δτi1,Δτi2,Δτi3(すなわちΔτiU,ΔτiV,ΔτiW)が得られると、ループS104が終了する。
そして変数iに対応する差分Δτとして、Δτi1,Δτi2,Δτi3の最大値が保持される。MAX[]は最大値をとる関数を表す(S118)。そしてループS100に関して、変数iがインクリメントされる。変数iがNになり、すべてのしきい値Iの候補についてΔτ,Δτ,…Δτが得られると、ループS100が終了する。そしてΔτ,Δτ,…Δτのうちk番目(1≦k≦N)のΔτが最大であるとき、それに対応するしきい値IPkが、パラメータとして保持される(S120)。
図5は、キャリブレーションシーケンスにおける電流波形図である。しきい値Iを変化させると、それに応じて第1時間τ、第2時間τが変化する。図4のフローチャートでは、第1時間τと第2時間τの差分Δτが最大となるしきい値Iを判定し、それを初期位置検出回路106のパラメータとして保持する。
以上が駆動回路100の動作である。この駆動回路100によれば、インダクティブセンス方式による初期位置検出に使用されるパラメータIを、実機において短時間で取得できる。つまり、製品出荷段階において、膨大な回数の起動試験を行う必要がなくなるため、電子機器の設計者の負担を大幅に軽減できる。
また実使用と同じ環境において、パラメータIを決定できるため、初期位置検出回路106は、モータ2のばらつきなどの影響を受けずに、モータ2のロータ位置を検出できる。これにより従来に比べてモータ2の起動時間を短縮することができる。
パラメータ自動生成回路110は、任意のタイミングで動作させることができる。これにより、モータ2の経年変化により特性が変化した場合であっても、最適なパラメータを取得できる。たとえばパラメータ自動生成回路110は、駆動回路100の電源投入毎に、キャリブレーションシーケンスを実行してもよい。
あるいは上位のプロセッサ(マイコン)から指示を受けるごとに、キャリブレーションシーケンスを実行してもよい。この場合、パラメータS4をプロセッサに送信し、プロセッサ側で管理、保存するようにすればよい。あるいは駆動回路100は、温度を監視し、温度が所定の条件を満たすごとにキャリブレーションシーケンスを実行してもよい。
図5に示すように、しきい値Iが定まると、それに応じてコイル電流がゼロに戻るまでの時間が予測可能となる。図1に示したように、初期位置検出回路106により初期位置検出を行う際には、正のステップ電圧Vを印加した後、コイル電流Iがゼロとなるまで待機した後に、負のステップ電圧Vを印加する必要がある。従来では、マージンをとってこの待機時間を十分に長くとる必要があり、起動時間が長くなっていた。これに対して、本実施の形態では、保持したしきい値IPkに応じた待機時間を、パラメータとして初期位置検出回路106に与えることができる。これにより、従来のマージンが不要となり、初期位置検出回路106による初期位置検出の時間を短縮できる。
なお、図4のフローチャートにおいて、各処理の順序は適宜入れ換え、あるいは修正することができる。
第2時間τを測定した後に、第1時間τを測定してもよい。
第1時間τと第2時間τの差分を演算する処理は、すべてのi、jに対する測定が終了した後に、まとめて行ってもよい。
ステップS118を省略し、代わりにステップS120において、Δτ11,Δτ12,Δτ13,Δτ21,Δτ22,Δτ23,…ΔτN1,ΔτN2,ΔτN3のうち、最大値をとるΔτkjを判定し、しきい値IPkを保持してもよい。
また変数iのループS100と、変数jのループS104は入れ換えてもよい。すなわち、U相についてしきい値を変化させるループを実行し、V相についてしきい値を変化させるループを実行し、W相についてしきい値を変化させるループを実行してもよい。
また、図4では、しきい値Iを最小値IP1から最大値IPNに向かって変化させたが、反対に最大値IPNから最小値IP1に向かって変化させてもよい。この場合、ループS100の変数iの初期値をNとし、ループ毎に変数iをデクリメント(i−−)させればよい。
あるいは、フローチャートは以下のように修正してもよい。図6は、変形例に係るキャリブレーションシーケンスのフローチャートである。はじめに変数iが1に初期化される。ステップS102〜S118については図4と同様である。ステップS118において差分Δτが取得されると、その値が所定のしきい値時間τTHと比較される(S202)。そしてΔτ>τTHとなると(S202のY)、そのときのしきい値IPiをパラメータとして保持する(S204)。Δτ<τTHであるとき(S202のN)、変数iがインクリメントされ(S206)、ステップS102に戻る。
図6のフローチャートでは、差分Δτの最大値を見つけるためにループS100を繰り返す代わりに、ある程度大きなしきい値時間τTHを定めておき、それを超える差分Δτが得られた時点でループを終了し、そのときのしきい値IPiをパラメータとする。これにより、パラメータの自動生成に要する時間をさらに短縮できる。
また、図6のフローチャートにおいてパラメータとして保持されるしきい値IPiは、可能な限り小さくなるため、図4のフローチャートで得られるしきい値IPkより小さくなりうる。この場合には、初期位置検出回路106による初期位置検出においてモータ2に流す電流を低減でき、消費電力を低減できる。これは駆動回路100およびモータ2が、バッテリ駆動の電子機器に搭載される場合に、非常に有利な特徴となる。
最後に駆動回路100の用途を説明する。駆動回路100は、モータ2とともにさまざまな電子機器500に搭載することができる。図7(a)、(b)は、電子機器500の例を示す図である。図7(a)の電子機器500は、光ディスクやHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置500aである。記憶装置500aは、光ディスクや磁気ディスクなどの記憶媒体502、記憶媒体502を回転させるスピンドルモータ504、スピンドルモータ504を駆動する駆動回路100を備える。そのほか記憶装置500aは、ピックアップやレンズ、ピックアップやレンズなどを駆動するアクチュエータなどを含みうる。
図7(b)の電子機器500は、コンピュータなどの電子計算機500bである。電子計算機500bは、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサ510と、プロセッサ510に取り付けられたヒートシンク512、ヒートシンク512と対向して設けられたファンモータ514と、ファンモータ514を駆動する駆動回路100を備える。
そのほか、駆動回路100は、永久磁石付きのブラシレスDCモータを搭載するさまざまな電子機器、たとえばOA機器や産業機器にも用いることができる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1の変形例)
実施の形態では主として三相モータを説明したが、本発明において相数は特に限定されない。
(第2の変形例)
駆動回路100は、生成したパラメータS4を不揮発的に保持する不揮発性メモリを含んでもよい。
(第3の変形例)
図3のパラメータ自動生成回路110において、電流検出信号VISをデジタル値に変換するA/Dコンバータを設け、デジタル信号処理によって、図3のパラメータ自動生成回路110と等価的な処理を行ってもよい。
(第4の変形例)
実施の形態では、U,V,W相で共通のパラメータ(しきい値I)を用いる場合を説明したが、U,V,W相ごとに異なるしきい値IPU,IPV,IPWを決定してもよい。すなわちU−V端子間、V−W端子間、W−U端子間それぞれについて、差分時間Δτ(=τ−τ)を最大とするしきい値IP,IPV,IPWを検出してもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…駆動回路、102…駆動信号生成回路、104…駆動段、106…初期位置検出回路、110…パラメータ自動生成回路、2…モータ、500…電子機器、500a…記憶装置、502…記憶媒体、504…スピンドルモータ、500b…電子計算機、510…プロセッサ、512…ヒートシンク、514…ファンモータ。

Claims (13)

  1. ブラシレスDCモータの駆動回路であって、
    各相の駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、
    各相の前記駆動信号にもとづいて前記ブラシレスDCモータを駆動する駆動段と、
    前記ブラシレスDCモータの起動時に、インダクティブセンス方式によりロータの初期位置を検出する初期位置検出回路と、
    前記初期位置検出回路が使用するパラメータを決定するパラメータ自動生成回路と、
    を備え、
    前記パラメータ自動生成回路は、
    しきい値を変化させながら、各しきい値において、(i)前記駆動段が前記ブラシレスDCモータの1組の端子間に第1極性の電圧を印加したときに、コイル電流が前記しきい値に達するまでの第1時間と、(ii)前記駆動段が前記1組の端子間に第2極性の電圧を印加したときに、前記コイル電流が前記しきい値に達するまでの第2時間を測定し、
    前記第1時間と前記第2時間の差が最大となるときの前記しきい値を、前記初期位置検出回路が使用する前記パラメータとして保持することを特徴とする駆動回路。
  2. ブラシレスDCモータの駆動回路であって、
    各相の駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、
    各相の前記駆動信号にもとづいて前記ブラシレスDCモータを駆動する駆動段と、
    前記ブラシレスDCモータの起動時に、インダクティブセンス方式によりロータの初期位置を検出する初期位置検出回路と、
    前記初期位置検出回路が使用するパラメータを決定するパラメータ自動生成回路と、
    を備え、
    前記パラメータ自動生成回路は、
    しきい値を変化させながら、各しきい値において、(i)前記駆動段が前記ブラシレスDCモータの1組の端子間に第1極性の電圧を印加したときに、コイル電流が前記しきい値に達するまでの第1時間と、(ii)前記駆動段が前記1組の端子間に第2極性の電圧を印加したときに、前記コイル電流が前記しきい値に達するまでの第2時間を測定し、
    前記第1時間と前記第2時間の差が所定値を超えたときの前記しきい値を、前記初期位置検出回路が使用する前記パラメータとして保持することを特徴とする駆動回路。
  3. 前記パラメータ自動生成回路は、前記しきい値を所定の最小値から最大値に向けて変化させることを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記パラメータ自動生成回路は、
    前記パラメータとして保持した前記しきい値に応じて、前記初期位置検出回路がロータの初期位置を検出する際に、前記第1極性の電圧を発生してから、前記第2極性の電圧を発生するまでの待機時間を決定し、前記初期位置検出回路が使用する前記パラメータとして保持することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の駆動回路。
  5. 前記パラメータ自動生成回路は、前記ブラシレスDCモータの1組の端子を、少なくとも2回、切りかえることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の駆動回路。
  6. 前記ブラシレスDCモータは三相であり、前記パラメータ自動生成回路は、1組の端子を、U−V端子、V−W端子、W−U端子の3通りで切りかえることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の駆動回路。
  7. ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の駆動回路。
  8. ブラシレスDCモータと、
    前記ブラシレスDCモータを駆動する請求項1から7のいずれかに記載の駆動回路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  9. ブラシレスDCモータのロータの初期位置をインダクティブセンス方式により検出する際に使用するパラメータの生成方法であって、
    しきい値を変化させながら、各しきい値において第1時間および第2時間を測定するステップであって、(i)前記第1時間は、前記ブラシレスDCモータの1組の端子間に第1極性の電圧が印加されたときのコイル電流が前記しきい値に達するまでの時間であり、(ii)前記第2時間は、前記1組の端子間に第2極性の電圧が印加されたときのコイル電流が前記しきい値に達するまでの時間である、ステップと、
    前記第1時間と前記第2時間の差が最大となるときの前記しきい値を、前記パラメータとして保持するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  10. ブラシレスDCモータのロータの初期位置をインダクティブセンス方式により検出する際に使用するパラメータの生成方法であって、
    しきい値を変化させながら、各しきい値において第1時間および第2時間を測定するステップであって、(i)前記第1時間は、前記ブラシレスDCモータの1組の端子間に第1極性の電圧が印加されたときのコイル電流が前記しきい値に達するまでの時間であり、(ii)前記第2時間は、前記1組の端子間に第2極性の電圧が印加されたときのコイル電流が前記しきい値に達するまでの時間である、ステップと、
    前記第1時間と前記第2時間の差が所定値に達したときの前記しきい値を、前記パラメータとして保持するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  11. 前記しきい値を、所定の最小値から最大値に向けて変化させることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記パラメータとして保持した前記しきい値に応じて、前記ロータの初期位置を検出する際に、前記第1極性の電圧を発生してから、前記第2極性の電圧を発生するまでの待機時間を決定し、前記パラメータとして保持することを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記第1時間および前記第2時間を測定するステップにおいて、前記ブラシレスDCモータの前記1組の端子を、少なくとも2回、切りかえられることを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の方法。
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