JP6595430B2 - ハンガーフック - Google Patents

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Description

本発明は、ハンガーフックに関する。
従来、旋回可能なフックを備えたハンガーフックは、公知である。例えば、特許文献1には、ケーシング本体とカバーとを有するケーシングと、ケーシング本体に旋回可能に収容されるフックとを備えるハンガーフックが開示されている。
特開2005−245554号公報(P2005−245554)
特許文献1に開示のハンガーフックによれば、フックを旋回してケーシング本体内の収容空間から起立させることによって、衣服や携帯品等の物品を吊持させることができる。また、フックがケーシング本体へ向かって倒伏する方向へばね付勢されていることによって、物品を取り外したときに、フックを自動的に収容空間内へ移動させることができる。
しかしながら、かかるハンガーフックは埋め込み式であって、壁板の凹部にケーシング本体を埋め込んで取り付けるのみであるから、固定が不安定である。一方、壁板に安定的に取り付けるために、壁板又はブラケットにボルト等の締結具を介して固定する場合には、取り付け及び取り外し操作が手間であって、また、ケーシング本体の外面にボルトが露出していた場合には、第三者による悪戯等によってボルトが外されて締結が解除されるおそれがある。
本発明は、従来の発明の改良であって、取付及び取外の操作が簡易であって、安定的に壁板に固定することのできるハンガーフックの提供に関する。
本発明は、上下方向及び幅方向と、ケーシングと、前記ケーシングに旋回可能に収容されるフックとを有するハンガーフックに関する。
本発明に係るハンガーフックは、前記ケーシングは、ケーシング本体と、前記フックが収容される収容空間とを有し、前記ケーシング本体は、内部において前記幅方向の外側へバネ付勢されて、外端部が前記ケーシング本体の両側部から前記幅方向の外側へ突出するラッチを有し、前記収容空間の底面には操作部が位置し、前記ケーシング本体とは別体の操作具の一部を外部から前記収容空間に挿入し、前記操作具の先端部を前記操作部に嵌挿し、前記先端部を前記操作部に嵌挿させた状態で前記操作具を回転操作することによって、前記操作部が回転して前記ラッチの外端部が、ばね付勢に抗して前記ケーシング本体の内部に退出することを特徴とする。
本発明に係るハンガーフックの実施態様の一つにおいて、前記フックは、回転軸が位置する基端部と、前記基端部から延びるアーム部と、前記アーム部の先端に位置する先端部とを有し、前記操作部は、前記アーム部と対向して位置する。
本発明に係るハンガーフックの他の実施態様の一つにおいて、前記ラッチは、前記ケーシング本体の一方側部から進退出可能に配置された第1ラッチと、前記ケーシング本体の他方側部から進退出可能に配置された第2ラッチとを有し、前記第1ラッチと前記第2ラッチは前記上下方向において位置ずれして並んでおり、前記ケーシング本体は、前記操作部の位置する軸部と、前記軸部から延出して前記第1及び第2ラッチの内端部と当接する一対の羽根部分とを有する旋回板をさらに含み、前記操作具を前記操作部に嵌挿して回転操作することによって、前記羽根部分が旋回して前記第1及び第2ラッチがばね付勢に抗して前記幅方向の内側へ移動されて、前記ケーシング本体内へ退出する。
本発明に係るハンガーフックのさらに他の実施態様の一つにおいて、前記操作部は、前記操作具の前記先端部に沿う形状を有する。
本発明に係るハンガーフックによれば、ばね付勢されたラッチによってワンタッチで壁板に取り付けることができるとともに、ラッチを解除するための操作部がケーシング本体の収容空間内に位置しているので、第三者による悪戯等によってラッチによる係止が解除されるおそれはない。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明のハンガーフックの斜視図。 ハンガーフックの分解斜視図。 図1のIII−III線に沿う断面図。 後面カバーを取り除いた状態における、ハンガーフックを後面側から視た平面図。 (a)ケーシング本体を前面側から視た平面図。(b)ケーシング本体を後面側から視た平面図。 (a)係止状態におけるラッチ機構を前面側から視た参考図。(b)ラッチ機構を後面側から視た参考図。 (a)操作具によって、ラッチによる係止を解除する様子を示す図。(b)ラッチによる係止が解除された状態のラッチ機構の様子を示す、図6(a)と同様の参考図。
下記の実施の形態は、図1〜図7に示すハンガーフック10に関し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい構成を含む。なお、説明の便宜上、図5(a),(b)においては、フック挿通孔45と窓部65とに複数のドットを付しており、図6(a),(b)及び図7(b)においては、旋回板80以外の構成要素を仮想線で示している。
図1〜図3を参照すると、ハンガーフック10は、上下方向Y、幅方向X及び前後方向Zを有し、上下方向Yにおいて対向する上下端部11,12と、前面13及びその反対側に位置する後面14と、衣服や袋物類を吊持させることが可能なフック20と、フック20が収容されるケーシング30とを含む。ケーシング30は、フック20がR1方向へ旋回可能に収容される収容空間S1を有するケーシング本体40と、ケーシング本体40の後面14側に取り付けられるパネル状の後面カバー50とを有する。ハンガーフック10は、ケーシング本体40が壁板1の取付孔2に嵌挿され、その両側部(ケーシング本体40の両側部)15,16から幅方向Xの外側へ進退出可能に突出する一対の第1及び第2ラッチ71,72とケーシング本体40のフランジ44とによって壁板1を挟持することによって壁板1に安定的に取り付けられる。
ハンガーフック10の取付操作についていえば、第1及び第2ラッチ71,72は、幅方向Xの外側へばね付勢されており、第1及び第2ラッチ71,72をばね付勢に抗して幅方向Xの内側へ移動するように押圧しながら、壁板1の前面側から取付孔2に嵌挿させた後、第1及び第2ラッチ71,72を押圧から解放することによって、第1及び第2ラッチ71,72が自動的にケーシング本体40の両側部15,16から幅方向Xの外側へ延出してフランジ44とともに壁板1を挟圧することができる。したがって、ハンガーフック10は、工具等を用いることなく、ワンタッチで比較的容易に壁板1に取り付けることができる。なお、ハンガーフック10が壁板1に安定的に取り付けられる限りにおいて、両側部15,16のうちの一方側部のみから第1及び第2ラッチ71,72が幅方向Xの外側へ突出可能にケーシング本体40内に収容されていてもよい。
フック20は、ケーシング本体40に対して起立・倒伏可能(図において、起立する方向をR1,倒伏する方向をR2として示す)に軸支されており、回転軸を有する基端部21と、基端部21から延出するアーム部22と、アーム部22の先端に位置する先端部23とを有する。先端部23の内面には、フック20がケーシング本体40内に収容された状態において、ビス75を介して内底面64に当接される当接面23aが位置する。フック20の基端部21は、後面14側へ開口した内部空間S2を有する中空状であって、幅方向Xへ対向する両側部分21aを有する。基端部21は、両側部分21aの外面から突出する一対の軸部25をさらに有し、一対の軸部25の中央には、基端部21を幅方向Xへ貫通するように延びるピン26を挿通するためのピン孔25aが形成されている。基端部21の内部空間S2内には、フック20が起立する方向R1へ旋回されたときに、ケーシング本体40へ向かう倒伏方向R2へ付勢するためのスプリング27が配置されている。フック20は、ケーシング本体40内に倒伏した状態において、その前面がケーシング本体40の前面とほぼ面一になるように位置しており、操作者が、基端部21の外面において前方へ突出する押圧面21bを押圧することによって、フック20を起立する方向R1へ旋回させることができる。
図2及び3を参照すると、スプリング27は、巻回部27aと巻回部27aから延出する一対のアーム27b,27cを有する。基端部21の内部空間S2内において、巻回部27aをピン26が貫通することによって安定的に支持されており、アーム27cが基端部21の内面に当接し、かつ、アーム27bの係止端がケーシング本体40の後面14に位置する係止溝49に係止されることによって(図4参照)、フック20は倒伏方向R2へばね付勢されている。なお、図示していないが、フック20が付勢された倒伏方向R2へ旋回するときの旋回動作を緩めるために、基端部21の内部空間S2内に回転ダンパを配置してもよい。かかる場合には、フック20の基端部21内に配置された回転ダンパのギアに噛合されるラックを後面カバー50の内面側に配置してもよい。
図2,図3及び図5(a)を参照すると、ケーシング本体40は、前面13側から視ると、開口40aと、後面41と、後面41から起立する外周壁部42とを有する挿入部分43と、挿入部分43の前面側から外方へ延出するフランジ44とを含む。また、ケーシング本体40は、外周壁部42に囲まれた収容空間S1の底面を形成する内底面64を有する。内底面64は、その厚さ寸法(前後方向Zの寸法)が下端部12側において肉薄となるように段差部位62が形成されている。また、内底面64には、フック20の先端部23が当接される円形の窪み部分63aと、窪み部分63aの下方において、後記の旋回板80の軸部81が露出する円形の窓部65とが位置している。
また、ケーシング本体40の下端側には、フック挿通孔45が位置している。図2を参照すると、フック挿通孔45を形成する外周壁部42の一部には、後面から前方へ向かって凹となるガイド切欠(ノッチ)46が形成されている。さらに、外周壁部42のうちのガイド切欠46よりも前方に位置する部分の内面には、外周壁部42の厚さ寸法が肉薄にされた、フック20の軸部25が係合される軸受け凹部47が位置している。フック20をケーシング本体40に取り付けるときには、まず、フック20をケーシング本体40の下端部に対して斜めになるように位置させて、その後面側からフック挿通孔45にフック20の先端部23を挿し入れて、そのままケーシング本体40を貫通するようにフック20を前方へ移動させる。フック20の基端部21の軸部25は、外周壁部42のガイド切欠46によってガイドされて軸受け凹部47に進入して係合される。かかる状態において、スプリング27のアーム27bをケーシング本体40の後面に位置する係止溝49に係止させることによって、フック20は起立方向R1へ旋回可能に軸支され、かつ、旋回された状態から自動的にケーシング本体40の収容空間S1へ移動するように、倒伏方向R2へばね付勢される。
後面カバー50は、ケーシング本体40の後面に当接される当接面51と、当接面51の下端部12側から前方へ突出する一対の突出部52とを有する。後面カバー50は、一対の突出部52が外周壁部42のガイド切欠46に挿入されるとともに、当接面51に位置するビス孔51aをケーシング本体40の後面に位置するビス孔70と連通させ、それらにビス75を貫通させて締結することによって、ケーシング本体40に安定的に固定される。なお、図示していないが、ケーシング本体40の開口40aと連通する中央開口を有した、フレーム状の前面カバーをフランジ44に前面13側から被着させてもよい。かかる場合には、フック20を旋回操作するために、その先端部23を前面カバーの上端から上方へ突出させることが好ましい。
図5(b)を参照すると、ケーシング本体40は、後面14側から視ると、内底面64の窓部65を囲むように立設された、外周壁部42の一部からなる後方周壁部分66(ケーシング本体40の両側部15,16の一部)を有する。後方周壁部分66は、上下方向Yにおいて位置ずれする切欠67A,67Bを有し、切欠67A,67Bのそれぞれと幅方向Xにおいて対向する後方周壁部分66の内面には、圧縮コイルばね93,94の端部が当接される凹部68が形成されている。ケーシング本体40は、切欠67Aと後方周壁部分66との間のスぺ―スに画成された第1ラッチ収容部91と、切欠67Bと後方周壁部分66との間のスペースに画成された第2ラッチ収容部92とを有する。
<ラッチ機構>
図2,図3,図4を参照すると、第1及び第2ラッチ収容部91,92には、同形同大の第1及び第2ラッチ71,72がそれぞれ配置されるとともに、第1及び第2ラッチ収容部91,92を縦断するように、第1及び第2ラッチ71,72と内底面64との間には、旋回板80が旋回可能に配置される。第1及び第2ラッチ71,72は、切欠67A,67Bに係合される外端部71A,72Aと、後方周壁部分66と対向する内端部(ばね受け部)71B,72Bと、内外端部間71A,71B,72A,72Bに位置する凹溝部(羽根受け部)71C,72Cとを有する。第1及び第2ラッチ71,72の内端部71B,72Bと後方周壁部分66の凹部68との間には、圧縮コイルばね93,94が弾装されており、第1及び第2ラッチ71,72は、ケーシング本体40の両側部15,16から幅方向Xの外側へ進退可能に付勢されている。
図2及び図6(a),(b)を参照すると、旋回板80は、前面13に操作具(六角レンチ)5の端部の形状に沿う六角面状の操作部81aを有する軸部81と、軸部81の後面14に位置する基端部分82と基端部分82から軸ずれして上下方向Yへ延出する一対の羽根部分83,84とを有する旋回部とを有する。ケーシング本体40内において、旋回板80の軸部81は、六角形状の窪みを有する操作部81aが収容空間S1内に露出するように、内底面64の窓部65に嵌合されており、旋回板80の羽根部分83,84がそれぞれ第1及び第2ラッチ71,72の凹溝部71C,72C内に位置している。
ハンガーフック10の取付状態において、第1及び第2ラッチ71,72が圧縮コイルばね93,94によって幅方向Xの外側へ付勢されていることによって、外端部71A,72Aが後方周壁部分66から幅方向Xの外側へ突出して、その前面が壁板1の背面に当接されている。かかる状態において、旋回板80の羽根部分83,84は、それぞれ、第1及び第2ラッチ71,72の凹溝部71C,72Cの内端部71B,72B側の面に当接されている。また、羽根部分83,84のうちの第1及び第2ラッチ71,72の内端部71B,72Bに当接される側面83a,84aは、旋回板80の幅方向Xの仮想中心線P上に位置する。圧縮コイルばね93,94は、幅方向Xにおいて互いに反対方向へ羽根部分83,84を付勢して相互作用するので、互いに協働して第1及び第2ラッチ71,72の外端部71A,72Aを外方へ突出させることができる。
また、再び、図2を参照すると、ケーシング本体40の内底面64の窪み部分63aには、フック20の先端部23が当接するときの衝撃による衝撃音(金属音)の発生を抑制するために、ゴムやウレタンフォーム等の柔軟性材料から形成された緩衝材77が取り付けられている。緩衝材77が配置されていることによって、フック20が倒伏する方向R2へ旋回して当接面23aが窪み部分63aに当っても、その衝撃を吸収して衝撃音(金属音)が生じるのを抑制することができる。また、窓部65から露出する操作部81aには、オプションとして、それを被覆するためのシール76が貼付されている。
図7(a)及び(b)を参照すると、ハンガーフック10を壁板1から取り外す場合には、まず、フック20を起立方向R1へ旋回し、六角レンチ等の操作具5を収容空間S1内に挿し入れて、第2内底面64の窓部65において露出された旋回板80の軸部81の操作部81aに操作具5の先端を嵌挿する。かかる状態のまま操作具5を第1及び第2ラッチ71,72による係止を解除する方向R5へ旋回することによって、図6(a)に示すとおり、旋回板80の羽根部分83,84がR3,R4方向へ旋回して第1及び第2ラッチ71,72をばね付勢に抗して幅方向Xの内方へ移動させる。第1及び第2ラッチ71,72が幅方向Xの内方へ移動することによって、第1及び第2ラッチ71,72とフランジ44とによる壁板1の挟持が解除されるとともに、外端部71A,72Aが後方周壁部分66の切欠67A,67Bに係合されることによってその移動が停止される。
かかる第1及び第2ラッチ71,72の解除操作において、羽根部分83,84の側面83a,84a全体が内端部71B,72Bに当接されるので、旋回板80を旋回しようとする力を圧縮コイルばね93,94を圧縮する力へ効率良く変換することができる。一方、旋回板80が操作具5による旋回力から解放されたときには、図7(b)に示すとおり、圧縮コイルばね93,94の弾性によって羽根部分83,84が矢印R6,R7へ旋回するが、かかる場合において、一方の圧縮コイルばね93,94の弾性力が他方の圧縮コイルばね93,94を圧縮から解放する方向へ相互作用し合うことができる。また、このように、第1及び第2ラッチ71,72が、両側部15,16のそれぞれにおいて、上下方向Yにおいて位置ずれするように配置することによって、それらが横並びする場合に比べて、上下方向Yにおけるガタつきを効果的に抑制することができる。
図示していないが、ケーシング本体40の窓部65の内周面と軸部81の外周面との摺接による摩擦を抑制するために、シリコンオイルやグリース等の潤滑剤を窓部65の内周面又は軸部81に外周面に塗布することが好ましい。なお、第1及び第2ラッチ71,72の厚さ寸法(前後方向Zにおける寸法)を適宜変更することによって、様々な大きさの板厚を有する壁板1に対しても、ハンガーフック10を安定的に取り付けることができる。
このように、本発明に係るハンガーフック10のラッチ機構によれば、操作具5を使用することによって容易に第1及び第2ラッチ71,72の解除操作を行うことができるので、比較的に容易な取り付け及び取り外し操作によって、壁板1に安定的に固定することができる。旋回板80の軸部81が収容空間S1内に位置するので、フック20がケーシング本体40に収容された状態においては軸部81が外部に露出されておらず、第三者による悪戯等によって第1及び第2ラッチ71,72の解除操作が行われるおそれはない。また、比較的に暗い場所にハンガーフック10を設置した場合等において、操作具5によるラッチの解除操作がし難いおそれがあるが、ケーシング本体40の開口40aの縁部をガイドとして操作具5を収容空間S1へ導いて、操作部81aにその先端を嵌挿させることができる。かかる場合であって、内底面64にオプションとしてのシール76が配置されていないときには、収容空間S1の内底面64が凹凸状に起伏した形状を有するので、操作具5の先端を内底面64に当てながら(その形状をなぞるように)上下に移動させることによって、操作部81aの位置を感覚的に把握することができる。さらに、軸部81が外部に露出してないことによって、外観上すっきりとした印象を与えて、意匠性に優れる。なお、第三者による悪戯をさらに防止するために、操作部81aの窪みの形状として、例えば、窪み内にピンが立っているもの、複数のホールから形成されたもの、スクリュー状のもの等を採用することによって、その特殊な形状に合う先端形状を有した専用の操作具5によってのみ第1及び第2ラッチ71,72の解除操作を可能としてもよい。
本実施形態に係るハンガーフック10を構成する各構成材料には、特に記述がなされている場合を除き、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。例えば、ケーシング本体40は硬質合成樹脂製又は金属製であってもよく、また、スプリング以外の公知の付勢手段によって第1及び第2ラッチ71,72を付勢してもよい。
5 操作具
10 ハンガーフック
15 ケーシング本体の一方側部
16 ケーシング本体の他方側部
20 フック
21 基端部
22 アーム部
23 先端部
30 ケーシング
40 ケーシング本体
64 底面(内底面)
71 ラッチ(第1ラッチ)
71A ラッチの外端部
72 ラッチ(第2ラッチ)
72A ラッチの外端部
80 旋回板
81 軸部
81a 操作部
83,84 羽根部分
S1 収容空間
X 幅方向
Y 上下方向

Claims (4)

  1. 上下方向及び幅方向と、ケーシングと、前記ケーシングに旋回可能に収容されるフックとを有するハンガーフックにおいて、
    前記ケーシングは、ケーシング本体と、前記フックが収容される収容空間とを有し、
    前記ケーシング本体は、内部において前記幅方向の外側へバネ付勢されて、外端部が前記ケーシング本体の両側部から前記幅方向の外側へ突出するラッチを有し、
    前記収容空間の底面には操作部が位置し、
    前記ケーシング本体とは別体の操作具の一部を外部から前記収容空間に挿入し、前記操作具の先端部を前記操作部に嵌挿し、前記先端部を前記操作部に嵌挿させた状態で前記操作具を回転操作することによって、前記操作部が回転して前記ラッチの外端部が、ばね付勢に抗して前記ケーシング本体の内部に退出することを特徴とするハンガーフック。
  2. 前記フックは、回転軸が位置する基端部と、前記基端部から延びるアーム部と、前記アーム部の先端に位置する先端部とを有し、前記操作部は、前記アーム部と対向して位置する請求項1に記載のハンガーフック。
  3. 前記ラッチは、前記ケーシング本体の一方側部から進退出可能に配置された第1ラッチと、前記ケーシング本体の他方側部から進退出可能に配置された第2ラッチとを有し、
    前記第1ラッチと前記第2ラッチは前記上下方向において位置ずれして並んでおり、
    前記ケーシング本体は、前記操作部の位置する軸部と、前記軸部から延出して前記第1及び第2ラッチの内端部と当接する一対の羽根部分とを有する旋回板をさらに含み、
    前記操作具を前記操作部に嵌挿して回転操作することによって、前記羽根部分が旋回して前記第1及び第2ラッチがばね付勢に抗して前記幅方向の内側へ移動されて、前記ケーシング本体内へ退出する請求項1又は2に記載のハンガーフック。
  4. 前記操作部は、前記操作具の前記先端部に沿う形状を有する請求項1〜3のいずれかに記載のハンガーフック。
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