JP4277302B2 - 天井直付け照明器具の取り付け装置 - Google Patents

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本発明は、建物天井面に設置された引掛シーリングに照明器具本体を取り付ける、天井直付け照明器具の取り付け装置に関する。
アダプタを有する天井直付け照明器具の取り付け装置では、建物天井面に設置された引掛シーリングにアダプタが電気的に接続された状態で取付けられる。アダプタには複数の係止部材が径方向に進退自在に設けられている。アダプタが照明器具本体の挿入孔に挿入された状態で前記係止部材が照明器具本体側の係止受部と係止され、照明器具本体が建物天井面に取り付けられる。アダプタの下側には前記係止部材を操作する解除操作部が設けられており、照明器具本体を取り外す場合は、解除操作部を操作して係止部材をアダプタの内部に後退させると係止部材が係止受部から離脱されて照明器具本体がアダプタから取り外される。
例えば特許文献1に記載の天井直付け照明器具の取り付け装置では、アダプタの複数の係止部材はそれぞれ独立して設けられており、各係止部材はそれぞれ独立した弾性バネでアダプタの側壁部から突出するように付勢されている。アダプタに照明器具本体を取り付ける場合は、照明器具本体の挿入孔にアダプタを挿入するように照明器具本体を押し上げる。挿入穴の端縁部が係止部材のテーパ面に当接し、係止部材がアダプタの内側に押し込まれる。アダプタの係止部材と照明器具本体の係止受部とが対向する位置まで照明器具本体が押し上げられると、係止部材はアダプタの側壁部から外側に突出して係止受部と係止される。アダプタから照明器具本体を取り外す場合には、解除操作部をアダプタの内側へ摺動させると係止部材が後退するため、一方の手で照明器具本体を支持しながら、他方の手の指を両解除操作部に掛け、両解除操作部を互いに引き寄せるように操作することで係止部材と係止受部との係止が解除される。
また、例えば特許文献2に記載の天井直付け照明器具の取り付け装置では、アダプタに照明器具本体を取り付ける場合、特許文献1に記載の発明と同様に、照明器具本体の挿入孔にアダプタを挿入するように照明器具本体を押し上げて取り付ける。アダプタから照明器具本体を取り外す場合には、解除操作部をアダプタの外側へ摺動させると係止部材が後退するため、両手で照明器具本体の中央部を支持しながら、両手の親指をそれぞれ解除操作部に掛け、両解除操作部を互いに引き離すように操作することで係止部材と係止受部との係止が解除される。
また、天井直付け照明器具の取り付け装置では、解除操作部が不用意に操作されてアダプタに取り付けた照明器具本体が外れないように、ロック機構が設けられている。例えば特許文献2に記載の天井直付け照明器具の取り付け装置では、各係止部材にそれぞれ解除操作部が設けられているため、各解除操作部に係合するロック部材を設けている。
特開平9−97514号公報 特開平11−213745号公報
上記従来の天井直付け照明器具の取り付け装置では、アダプタの各係止部材が独立しているため、いずれかの係止部材が動作不良となる畏れがあり、動作不良となっていることが作業者に分かり難い。すなわち、一方の係止部材が係止受部と係止状態になっていても、他方の係止部材が解除状態になっている場合がある。いずれかの係止部材が解除状態にある場合はアダプタに照明器具本体が完全に取り付けられた状態ではない。このような場合、照明器具本体がアダプタから不用意に外れて落下する危険がある。
また、アダプタに照明器具本体を取り付ける際に、照明器具本体が傾斜した状態で押し上げられる場合がある。この場合、係止部材が独立しているため、照明器具本体がテーパ面に当接した係止部材から片方づつ押し込まれること、及び係止部材のテーパ面に対する当たり角度が相違して係止部材が押し込まれ難くなることから、係止部材が円滑に押し込まれず、照明器具本体が係止部材に引っ掛かることとなる。このため、作業者は照明器具本体を揺すったり、より強く押し上げて係止部材との引っ掛かりを解消させる必要が生じ、円滑な取り付け作業ができないという問題がある。
また、アダプタから照明器具本体を取り外す際には、独立した係止部材を全てアダプタ内に後退させなければならない。しかし、係止部材が独立しているため、全ての係止部材を同時に後退させることは困難である。従って、係止部材が後退して、一方の係止部材が解除状態になっていても、他方の係止部材が係止受部と係止状態のままとなる。この場合、照明器具本体は斜めにずれて両方の係止部材が解除状態になるまで係止部材に引っ掛かり、取り外し難いため、アダプタから照明器具本体を取り外す作業が円滑に行なえないという問題がある。
本発明は、前記各問題点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、アダプタに照明器具本体を取り付ける場合に、係止部材と係止受部とを確実に係止させて、照明器具本体がアダプタから不用意に外れない天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することにある。
第2の目的は、アダプタに照明器具本体を取り付ける際に、照明器具本体が傾斜した状態で押し上げられても、係止部材が円滑に押し込まれ、照明器具本体が係止部材に引っ掛かることなくアダプタに取り付けられて、円滑な取り付け作業ができる天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することにある。
第3の目的は、アダプタから照明器具本体を取り外す際に、係止部材を全て同時にアダプタ内に後退させることができ、アダプタから照明器具本体を取り外す作業が円滑に行なえる天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、建物天井面(R)に設置された引掛シーリング(S)に電気的に接続された状態で取付けられ、
照明器具本体(2)の挿入孔(21)に挿入された状態で照明器具本体(2)側の係止受部(22)と係止され、
延設部、凹欠部及び下面にテーパ面を有しアダプタ主体(3)の側壁部(32)から突出して係止受部(22)に係止される係止位置から係止受部(22)より離脱される解除位置まで進退自在に設けられる1対の係止部材(4)(5)を具備する天井直付け照明器具の取り付け装置において、
係止部材(4)(5)の後部の一側に延設部が形成されるとともに他側に退避用凹欠部が形成され、一方の係止部材の延設部と他の係止部材の退避用凹欠部とが互いに対向するように配設され、
係止部材の進退方向と交差する方向に配置される係止部材(4)(5)の延設部を連結部材(7)にて相互に連結するとともに、揺動自在に支持され、
下側に露出する解除操作部(8)の揺動操作により連結部材(7)を揺動させることにより係止部材(4)(5)を連動させて解除位置に後退させることを特徴とするものである。
従って、請求項1に記載の発明によれば、1対の係止部材が連結部材(7)によって連結されているため、解除操作部(8)が揺動操作されると両方の係止部材が連動して係止位置と解除位置との間を進退する。一方の係止部材が係止状態であって他方の係止部材が解除状態となる不完全な取り付け状態にはならない。従って、アダプタ(1)に照明器具本体(2)を取り付ける場合に、係止部材と係止受部(22)とを確実に係止させることができ、照明器具本体(2)がアダプタ(1)から不用意に外れない天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することができる。
また、1対の係止部材が連結部材(7)によって連結されているため、照明器具本体(2)がテーパ面(57)に当接すると、両方の係止部材が連動してアダプタ(1)の内部に押し込まれる。従って、アダプタ(1)に照明器具本体(2)を取り付ける際に、照明器具本体(2)が傾斜した状態で押し上げられても、両方の係止部材が円滑に内部に押し込まれ、照明器具本体(2)が係止部材に引っ掛かることなくアダプタ(1)に取り付けられて、円滑な取り付け作業ができる天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することができる。
更に、1対の係止部材が連結部材(7)によって連結されているため、アダプタ(1)から照明器具本体(2)を取り外す場合に、係止部材を全て同時にアダプタ(1)の内部に後退させることができる。従って、アダプタ(1)から照明器具本体(2)を取り外す作業が円滑に行なえる天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することができる。
本発明を具体化した実施例について図1から図16に従って説明する。本発明の実施例に係る天井直付け照明器具の取り付け装置は、照明器具本体2の挿入穴の周縁部に形成される係止受部22に係止されるアダプタ1を有している。以下の説明ではアダプタ1が建物天井面Rに設置された引掛シーリングSに取付けられた状態で建物天井面R側を上側として説明する。
まず本発明の実施例1に係る天井直付け照明器具の取り付け装置について図1から図6に従って説明する。アダプタ1は、図1に示すように、アダプタ主体3、下面部材9、係止部材としての第1係止部材4、第2係止部材5、連結部材7、及び解除操作部8から構成される。まず、前記アダプタ主体3はアダプタ1の外殻を形成する部材である。図2に示すように、アダプタ主体3は略円盤状の上面部31の周縁に側壁部32が形成され、下側が開口されており、内部は中空である。アダプタ主体3の側壁部32には1対の切り欠き部33が形成される。切り欠き部33からは係止部材が突出する。切り欠き部33はアダプタ主体3の直径方向に相互に対向して形成される。切り欠き部33の縁部から内部に向けて案内部34が形成される。案内部34は係止部材がアダプタ主体3の直径方向に進退するように案内する部分である。案内部34は係止部材の幅に対応する間隔を確保して対向しており、係止部材は案内部34に摺接して進退する。
第1係止部材4と第2係止部材5は照明器具本体2側の係止受部22と係止される部分である。第1係止部材4と第2係止部材5とは直径方向に沿って逆向きに配設され、アダプタ主体3の中心に対して点対称の形状に形成されている。第1係止部材4は第1係止連結板41と第1係止爪部42とを有し、第2係止部材5は第2係止連結板51と第2係止爪部52とを有する。
前記第1係止連結板41は第1係止部材4の後端側に設けられており、後記連結部材7と連結される部分である。第1係止連結板41の後部の一側には延設部としての第1延設部43が形成され、他側には退避用凹欠部としての第1退避用凹欠部44が形成される。第1延設部43には後記連結部材7と連結するための第1連結用孔45が穿設される。第1連結用孔45は第1係止部材4の進退方向と直交する方向に長く形成された長孔である。
前記第2係止連結板51は第2係止部材5の後端側に設けられており、後記連結部材7と連結される部分である。第2係止連結板51の後部には、前記第1延設部43に対向する位置に退避用凹欠部としての第2退避用凹欠部54が形成される。また、前記第1退避用凹欠部44に対向する位置に延設部としての第2延設部53が形成される。第2延設部53には後記連結部材7と連結するための第2連結用孔55が穿設される。第2連結用孔55は第2係止部材5の進退方向と直交する方向に長く形成された長孔である。第1連結用孔45と第2連結用孔55とはアダプタ主体3の中心に対して点対称の位置に形成される。
前記第1係止爪部42は第1係止部材4の前端側に設けられており、アダプタ主体3の側壁部32から図示左側に突出する部分である。第1係止爪部42は照明器具本体2側の係止受部22に係止される受け面56を上段と下段とに有しており、2段に形成されている。第1係止爪部42の下面にはテーパ面57が形成されている。第1係止爪部42の後部には後記弾性バネ6の一端が当接するバネ受部58が形成される(図4参照。)。
前記第2係止爪部52は第2係止部材5の前端側に設けられており、アダプタ主体3の側壁部32から図示右側に突出する部分である。第2係止爪部52は照明器具本体2側の係止受部22に係止される受け面56を上段と下段とに有しており、2段に形成されている。第2係止爪部52の下面にはテーパ面57が形成されている。第2係止爪部52の後部には後記弾性バネ6の他端が当接するバネ受部58が形成される(図4参照。)。
弾性バネ6は前記第1係止部材4と第2係止部材5とをアダプタ主体3の側壁部32から突出するように付勢する部材である。弾性バネ6の長さは、弾性バネ6の両端を第1係止部材4と第2係止部材5とに当接させ、両方の係止部材が係止位置にある状態において、やや圧縮された状態となる長さとする。
連結部材7は前記第1係止部材4と第2係止部材5とを連結する部材である。連結部材7は連結部主体71を有する。連結部主体71は円盤状の部材であり、上側に支軸72及び第1連結軸73、第2連結軸74が立設される。支軸72は後記下面部材9に連結部材7を揺動自在に支持させる部分である。支軸72は連結部主体71の中央に突設される円柱状の軸部である。支軸72の高さは後記下面部材9の厚みより僅かに高い。第1連結軸73は第1係止連結板41の第1連結用孔45に揺動自在に嵌入されて連結部材7と第1係止部材4とを連結する部分であり、第2連結軸74は第2係止連結板51の第2連結用孔55に揺動自在に嵌入されて連結部材7と第2係止部材5とを連結する部分である。第1連結軸73と第2連結軸74は連結部主体71と同心円の円周上であって、連結部主体71の中心に対して点対称の位置に立設される。
解除操作部8は作業者が把持して連結部材7を揺動操作する部分である。解除操作部8は連結部材7の下側に突設される。解除操作部8の側面には指で操作しやすいように凹部が形成されており、揺動操作させる方向も示している。
下面部材9は前記アダプタ主体3の下面の開口を閉塞させる円盤状の部材である。中央部に前記連結部材7の支軸72が嵌入される支軸用孔91が形成されている。また、前記支軸用孔91を囲むように第1揺動用孔92と第2揺動用孔93とが形成される。第1揺動用孔92は前記連結部材7の第1連結軸73が貫通する部分である。また、第2揺動用孔93は前記連結部材7の第2連結軸74が貫通する部分である。第1揺動用孔92及び第2揺動用孔93はそれぞれ第1連結軸73及び第2連結軸74の揺動領域に沿って形成された長孔である。下面部材9の周縁部には前記アダプタ側コード12が貫通するためのアダプタ側コード用孔94が形成される。
前記アダプタ主体3の上面部31には、上側に向けて1対の電極爪11が突設される(図4参照。)。電極爪11は従来公知のものであって、引掛シーリングSに電気的に接続された状態で取り付けられてアダプタ1を引掛シーリングSに取り付ける部分である。電極爪11に電気的に接続されたアダプタ側コード12はアダプタ主体3の内部と前記下面部材9を貫通してアダプタ1の下側に突出される。アダプタ側コード12の先端には照明器具本体2に電気的に接続されるアダプタ側雄コネクタ13が設けられる(図1参照。)。
前記アダプタ主体3の上面部31には、逆止爪が出没自在に形成される(図示省略。)。逆止爪も従来公知のものであって、引掛シーリングSに取り付けたアダプタ1が不用意に揺動して脱落することを防止するためのものである。アダプタ主体3の側壁部32には逆止爪を操作する逆止爪解除ボタンが設けられる(図示省略。)。逆止爪解除ボタンを押すと逆止爪が没入し、引掛シーリングSに取り付けられたアダプタ1が引掛シーリングSに対して揺動可能となって取り外すことが可能となる。
次にアダプタ1の組み立てについて説明する。まず、第1係止部材4と第2係止部材5とをそれぞれアダプタ主体3の案内部34の間に収容させる。図2に示すように、第1係止爪部42と第2係止爪部52とをそれぞれアダプタ主体3の外側に向け、テーパ面57が下側となるように収容させる。このとき第1係止部材4と第2係止部材5のバネ受け部の間に弾性バネ6を介在させる(図4参照。)。弾性バネ6は第1係止部材4と第2係止部材5が係止位置にある場合においてやや圧縮状態とされ、第1係止部材4と第2係止部材5とをアダプタ主体3の側壁部32から突出するように付勢している。第1係止部材4と第2係止部材5とはアダプタ主体3の直径方向に沿って互いに反対向きに配置されており、第1延設部43と第2退避用凹欠部54とが対向し、第1退避用凹欠部44と第2延設部53とが対向している。また、第1連結用孔45と第2連結用孔55は係止部材が進退する方向に対して交差する方向に並んでいる(図3参照。)。
次に、下面部材9に連結部材7を装着する。図2に示すように、下面部材9の支軸用孔91には下側から連結部材7の支軸72を嵌入させるとともに、下面部材9の第1揺動用孔92には連結部材7の第1連結軸73を嵌入させ、第2揺動用孔93には第2連結軸74を嵌入させる。下面部材9の上側から支軸72の上部に挟持板78を装着して、支軸用孔91から支軸72が抜脱することを防止する。連結部材7は下面部材9に対して揺動させることができ、揺動領域は各連結軸が揺動用孔の一端に当接する位置から他端に当接する位置までの領域である。
連結部材7を装着した下面部材9をアダプタ主体3に装着する。連結部材7の第1連結軸73は第1係止部材4の第1連結用孔45に嵌入し、連結部材7の第2連結軸74は第2係止部材5の第2連結用孔55に嵌入する(図3参照。)。下面部材9でアダプタ主体3の開口を閉塞させ、ネジで取り付ける。
図3に示すように、第1係止部材4と連結部材7とは第1連結用孔45の位置を連結位置として連結され、第2係止部材5と連結部材7とは第2連結用孔55の位置を連結位置として連結される。これらの連結位置は係止部材の進退方向と交差する位置に並んでいる。また、連結部材7はアダプタ1の中央、すなわち、前記各連結位置の間を支持位置として揺動自在に支持されている。これらの位置関係により、解除操作部8を操作して連結部材7を揺動させることで、第1係止部材4と第2係止部材5とを互いに逆方向に動かすことができる。従って、この1つの解除操作部8の揺動操作によって、第1係止部材4と第2係止部材5とを進退させることができる。
次に本発明の実施例1に係る天井直付け照明器具の取り付け装置の使用について説明する。まずアダプタ1は建物天井面Rに設置された引掛シーリングSに電気的に接続された状態で取り付けられる。一方、照明器具本体2の天板にはアダプタ1を挿入しうる挿入孔21が形成される。係止受部22としての挿入孔21の周縁部は平坦に形成されており、係止部材の受け面56に当接する形状とされる。
照明器具本体2の挿入孔21にアダプタ1が挿入されるように照明器具本体2を持ち上げ、挿入孔21の端縁部を係止部材のテーパ面57に接触させると、第1係止部材4と第2係止部材5とは連結部材7で連結されているため、両方の係止部材が弾性バネ6の付勢力に抗してアダプタ1内部に同時に押し込まれる(図5、図6参照)。照明器具本体2が傾斜した状態で押し上げられた場合であっても、一方の係止部材が押し込まれると連結部材7で連結された他方の係止部材が連動するため、両方の係止部材が同時にアダプタ1内部に押し込まれる。アダプタ1の係止部材と照明器具本体2の係止受部22とが対向する位置まで照明器具本体2が押し上げられると、両方の係止部材は連動してアダプタ1の側壁部32から外側に突出して係止受部22と係止され、照明器具本体2が建物天井面Rに取り付けられる(図3、図4参照)。
次に、照明器具本体2をアダプタ1から取り外す場合について説明する。照明器具本体2を取り外す場合、一方の手で照明器具本体2を支持しながら、他方の手で解除操作部8の揺動操作を行なう。図3において解除操作部8を図示右回転方向に揺動させると、第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7で連結されていることにより、図5に示すように、連動してアダプタ1の内部に後退する。図5、図6に示すように、解除操作部8を右方向に限度まで揺動させた状態では、第1係止部材4、第2係止部材5ともにアダプタ主体3の内部に収容される。第1係止部材4及び第2係止部材5が係止受部22に対して解除位置まで移動すると、アダプタ1と照明器具本体2との係止が解除されて照明器具本体2を取り外すことができる。
実施例1では以下の効果を有する。
(イ)第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7によって連結されているため、解除操作部8が揺動操作されると両方の係止部材が連動して係止位置と解除位置との間を進退する。一方の係止部材が係止状態であって他方の係止部材が解除状態となる不完全な取り付け状態にはならない。従って、アダプタ1に照明器具本体2を取り付ける場合に、第1係止部材4及び第2係止部材5と係止受部22とを確実に係止させることができる。
(ロ)第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7によって連結されているため、照明器具本体2がテーパ面57に当接すると、両方の係止部材が連動してアダプタ1内部に押し込まれる。従って、アダプタ1に照明器具本体2を取り付ける際に、照明器具本体2が傾斜した状態で押し上げられても、両方の係止部材が円滑に押し込まれ、照明器具本体2が係止部材に引っ掛かることなくアダプタ1に取り付けることができる。
(ハ)第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7によって連結されており、解除操作部8を揺動操作することで両方の係止部材を係止位置と解除位置との間で進退させることができる。アダプタ1に照明器具本体2を取り付ける場合に、係止部材が係止位置に戻らない状態になっても、解除操作部8を揺動操作すれば係止部材を容易に係止位置に戻すことができる。
(ニ)第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7によって連結されているため、アダプタ1から照明器具本体2を取り外す場合に、第1係止部材4と第2係止部材5とを同時にアダプタ1内に後退させることができる。従って、アダプタ1から照明器具本体2を取り外す作業を円滑に行なうことができる。
(ホ)アダプタ1から照明器具本体2を外す場合、作業者は一方の手で照明器具本体2を支持しながら、他方の手で解除操作部8の揺動操作を行なえばよい。指先だけでなく手全体を用いて解除操作部8を揺動操作することができるため、軽い操作力で作業を行なうことができる。作業者は多少無理な姿勢であっても作業を行ないやすく、作業性が高い。
(ヘ)アダプタ1から照明器具本体2を外す場合、一方の手で照明器具本体2をしっかり支持しながら、他方の手で解除操作部8を軽い力で操作してアダプタ1から照明器具本体2を取り外すことができるため、照明器具本体2のバランスを崩さずにアダプタ1から照明器具本体2を取り外すことができ、安全に作業を行なうことができる。
(ト)第1係止部材4と第2係止部材5とが連動しており、連結部材7と連結されているため、両方の係止部材が係止位置にあるか解除位置にあるかを連結部材7または解除操作部8の位置で確認することができ、不完全な取り付けを防止することができる。
(チ)1本の弾性バネ6で第1係止部材4と第2係止部材5とを付勢させる構成としたことにより、部品点数の削減及び、組み立ての手数を削減することができ、天井直付け照明器具の取り付け装置を安価に提供することができる。
(リ)第1係止部材4と第2係止部材5は、第1延設部43に対向する位置に第2退避用凹欠部54が形成され、第1退避用凹欠部44に対向する位置に第2延設部53が形成される。このため、第1係止部材4と第2係止部材5とがアダプタ1の内部に後退し、第1係止部材4の後端と第1係止部材4の後端とが接近しても第1延設部43と第2延設部53が接触しない。従って、アダプタ1を小型化することができる。
(ヌ)第1延設部43と第2延設部53を形成したことにより、第1係止部材4と連結部材7との連結位置と、第2係止部材5と連結部材7との連結位置とは、係止部材の進退方向と交差する方向に並び、かつアダプタ1の中心から離れた位置となる。このため、第1係止部材4と第2係止部材5を進退させる際に必要な解除操作部8の揺動操作量を少なくすることができるとともに、操作力を軽くすることができる。
(ル)解除操作部8を操作して連結部材7を揺動させることで、係止部材を係止位置から解除位置まで後退させ、弾性バネ6を圧縮させる。このため、係止部材に直接解除操作部8が取り付けられた場合に比べて軽い操作力で係止部材を操作することができる。
(ヲ)連結部材7に突設した解除操作部8は揺動操作を連想させるため、特に操作方法を明示しなくても作業方法が分かりやすく、照明器具本体2の取り付け及び取り外し作業のミスを防止することができる。
次に本発明の実施例2に係る天井直付け照明器具の取り付け装置について図7に従って説明する。実施例2では、連結部材7がアダプタ1内部にある点が前記実施例1とは異なっている。
図7に示すように、アダプタ1の連結部材7は、円盤状の形状であり、下面部材9の上側に揺動自在に支持されている。連結部材7には直径方向に沿って解除操作部8が形成されている。下面部材9には前記解除操作部8の揺動領域に対応する形状の解除操作部用孔95が形成されており、解除操作部8はこの孔から露出している。係止部材の揺動操作は、解除操作部8の何れか一方又は双方を揺動操作することによって行なう。
実施例2によれば、実施例1の(イ)から(ヲ)の効果を有する他、以下の効果を有する。すなわち、解除操作部8は2ヶ所に露出しているが、いずれも1つの連結部材7に形成されたものであり、2つの解除操作部8を同時に把持して揺動操作しても、一方の解除操作部8を把持して揺動操作しても、いずれにしても第1係止部材4及び第2係止部材5を同時に後退させることができる。
また、連結部材7をアダプタ1内部に配設したことにより、アダプタ1の下面部分に連結部材7が露出せず、アダプタ1を小型にすることができる。
次に本発明の実施例3に係る天井直付け照明器具の取り付け装置について図8から図10に従って説明する。実施例2では、ロック機構Lを設けた点が前記の実施例とは異なっている。
本実施例におけるロック機構Lは、ロック基部1Lとロック部材2Lとを有する。ロック機構Lは下面部材9に固定される。下面部材9に固定されたロック機構Lのロック部材2Lが解除操作部8に係合することにより、下面部材9に対する連結部材7の揺動を阻止し、係止部材が係止受部22から不用意に離脱されることを防止する。ロック機構Lは合成樹脂素材を用いて一体成型されている。
下面部材9にはロック基部1Lを係合させるためのロック機構用切り欠き96が形成されている。ロック機構用切り欠き96は、係止位置にある解除操作部8の延長線上に形成される。
前記ロック基部1Lはロック機構Lを下面部材9に係合させる部材である。ロック基部1Lの側面には、前記ロック機構用切り欠き96の端部を挟持してロック機構Lを固定するための溝部11Lが形成される。
ロック部材2Lは解除操作部8に係合して連結部材7の揺動を阻止する部材である。ロック部材2Lとロック基部1Lとは、前述のように一体成型手段で形成されており、ロック部材2Lの基端部は前記ロック基部1Lの下端部において起倒自在に繋がっている。また、ロック部材2Lの中央部とロック基部1Lの上端部とは、起倒部材21Lによっても連結されている。起倒部材21Lはロック基部1Lに対してロック部材2Lを横倒させた状態又は起立させた状態のいずれかとなるように付勢する部分である。起倒部材21Lは、「くの字」形に屈曲した状態に形成されており、ロック部材2Lが横倒または起立状態のいずれでもない状態では「くの字」が伸ばされた状態となり、復元力により横倒又は起立状態になるように付勢する。ロック部材2Lの前端部には、間隙22Lが形成される。間隙22Lの幅は解除操作部8の幅に対応している。
ロック機構Lの取り付けは、図8に示すように、ロック機構Lのロック基部1Lを下面部材9に差し込むことにより取り付ける。アダプタ主体3に下面部材9を装着する前において、下面部材9に形成したロック機構用切り欠き96がロック基部1Lの溝部11Lに嵌まるように差し込む。この状態で下面部材9をアダプタ主体3に装着して取り付けを完了する。
次にロック機構Lの操作について説明する。図9に示す状態では、ロック機構Lは解除状態である。アダプタ1の係止部材は係止位置にあり、解除操作部8も係止位置にある。図9の状態では、ロック部材2Lは起立状態である。起倒部材21Lによりロック部材2Lは起立状態を保持するように付勢されている。この状態においては、照明器具本体2をアダプタ1に取り付け、または取り外すことができる。
図10に示す状態では、ロック機構Lはロック状態である。アダプタ1の係止部材は係止位置にあり、解除操作部8も係止位置にある。図10の状態では、ロック部材2Lは横倒状態である。ロック部材2Lの間隙22Lに解除操作部8が挟持されており、解除操作部8を揺動操作することができない状態である。起倒部材21Lによりロック部材2Lは横倒状態を保持するように付勢されている。
実施例3によれば、実施例1の(イ)から(ヲ)の効果を有する他、以下の効果を有する。すなわち、第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7によって連結されているため、解除操作部8に1のロック部材2Lを係合すると各係止部材の進退を阻止させることができる。各係止部材毎にロック部材2Lを係合させる必要がない。従って、ロック部材2Lを小さく簡単な構造として、ロック機構Lを設けるためのスペースを小さくした天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することができる。
また、ロック機構Lのロック基部1L及びロック部材2Lは合成樹脂素材を用いて一体成型されているため、部品点数を削減することができるとともに、組み立ての手数を削減することができ、天井直付け照明器具の取り付け装置を安価に提供することができる。
次に本発明の実施例4に係る天井直付け照明器具の取り付け装置について図11と図12に従って説明する。実施例4では、ロック機構Lの構成が前記実施例とは異なっている。
本実施例におけるロック機構Lはロック部材2Lを有している。ロック部材2Lは連結部材7に係脱自在であって、連結部材7に係合して連結部材7の揺動を阻止する部材である。
ロック部材2Lは下面部材9の径方向にスライド自在に装着される。下面部材9には径方向に長い透孔(図示せず。)が穿設されており、ロック部材2Lの上側には前記透孔を貫通する脚部(図示せず。)が形成され、脚部の先端にロック部材2Lが抜脱することを防止する膨出部(図示せず。)が形成されている。ロック部材2Lは下面部材9の径方向にスライドして連結部材7の揺動領域内と揺動領域外との範囲を進退自在となるように装着される。
連結部材7には前記ロック部材2Lを係合させるためのロック用切り欠き75が形成されている。ロック用切り欠き75は、ロック部材2Lが嵌入しうる形状に形成される。ロック用切り欠き75は、連結部材7が係止位置にある場合にロック部材2Lと対向する位置に形成される。
次にロック機構Lの操作について説明する。図11に示す状態では、ロック機構Lは解除状態である。アダプタ1の係止部材は係止位置にあり、解除操作部8も係止位置にある。図11の状態では、ロック部材2Lを外側方向にスライドさせてロック用切り欠き75から離脱した状態である。この状態においては、照明器具本体2をアダプタ1に取り付け、または取り外すことができる。
図12に示す状態では、ロック機構Lはロック状態である。アダプタ1の係止部材は係止位置にあり、解除操作部8も係止位置にある。図12の状態では、ロック部材2Lを内側方向スライドさせてロック用切り欠き75に係合した状態であり、連結部材7を揺動させることができない状態である。
実施例4によれば、実施例1の(イ)から(ヲ)の効果を有する他、第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7によって連結されているため、連結部材7に1のロック部材2Lを係合すると各係止部材の進退を阻止させることができる。各係止部材毎にロック部材2Lを係合させる必要がない。従って、ロック部材2Lを小さく簡単な構造として、ロック機構Lを設けるためのスペースを小さくした天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することができる。
次に本発明の実施例5に係る天井直付け照明器具の取り付け装置について図13と図14に従って説明する。実施例5では、ロック機構Lの構成が前記実施例とは異なっている。
本実施例におけるロック機構Lはロック部材2L、第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97を有する。第1ロック用孔76は透孔であって連結部材7に形成されている。第2ロック用孔97は第1ロック用孔76と同径の透孔であって、下面部材9に形成されている。第1ロック用孔76と第2ロック用孔97とは、連結部材7が係止位置にある状態において、重なる位置に形成されている。
ロック部材2Lは前記第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97とに係合する部材である。ロック部材2Lは連結部材7が係止位置にある状態において、第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97に貫通して係合し、連結部材7の揺動を阻止する。ロック部材2Lはロック軸部23Lとロック主体24Lとを有する。ロック軸部23Lは第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97に貫通しうる径を有し、連結部材7と下面部材9とを貫通する長さを有する。ロック軸部23Lの先端にはロック部材2Lが不用意に抜けることを防止する膨出部25Lが形成されており、第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97の径より太いが、弾性変形によって縮径するため、抜き差しすることができる。ロック主体24Lはロック部材2Lを抜き差し操作する際に把持する部分であって、第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97の径より太く形成されている。また、ロック部材2Lは紐体26Lによってアダプタ主体3と接続されており、ロック部材2Lを抜いた際に脱落しないようにしている。
次にロック機構Lの操作について説明する。図13に示す状態では、ロック機構Lは解除状態である。アダプタ1の係止部材は係止位置にあり、解除操作部8も係止位置にあって、第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97は重なっている。図13の状態では、ロック部材2Lを第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97から抜脱した状態である。この状態においては、照明器具本体2をアダプタ1に取り付け、または取り外すことができる。
図14に示す状態では、ロック機構Lはロック状態である。アダプタ1の係止部材は係止位置にあり、解除操作部8も係止位置にあって、第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97は重なっている。図14の状態では、ロック部材2Lが第1ロック用孔76及び第2ロック用孔97を貫通しており、連結部材7と下面部材9とが係合された状態である。
実施例5によれば、実施例1の(イ)から(ヲ)の効果を有する他、第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7によって連結されているため、連結部材7と下面部材9に1のロック部材2Lを係合すると各係止部材の進退を阻止させることができる。各係止部材毎にロック部材2Lを係合させる必要がない。従って、ロック部材2Lを小さく簡単な構造として、ロック機構Lを設けるためのスペースを小さくした天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することができる。
次に本発明の実施例6に係る天井直付け照明器具の取り付け装置について図15と図16に従って説明する。実施例6におけるロック機構Lは、電源供給用の照明器具側雄コネクタ23が照明器具本体2に取り付けられ、アダプタ1に設けられたアダプタ側雌コネクタ14に差し込んで電源を供給する照明器具の場合に採用される。
本実施例のロック機構Lは、照明器具本体2に取り付けられた照明器具側雄コネクタ23、アダプタ1に取り付けられたアダプタ側雌コネクタ14、及びコネクタ貫通用孔77から構成される。アダプタ側雌コネクタ14は連結部材7の揺動領域内に設けられ、下面部材9の下側に露出している。コネクタ貫通用孔77は照明器具側雄コネクタ23が貫通しうる透孔であって連結部材7に形成されている。コネクタ貫通用孔77は、連結部材7が係止位置にある状態において、前記アダプタ側雌コネクタ14に重なる位置に形成されている。
次にロック機構Lの操作について説明する。図15に示す状態では、ロック機構Lは解除状態である。アダプタ1の係止部材は係止位置にあり、解除操作部8も係止位置にあって、アダプタ側雌コネクタ14及びコネクタ貫通用孔77は重なっている。図15の状態では、照明器具側雄コネクタ23をアダプタ側雌コネクタ14から抜脱した状態である。この状態においては、照明器具本体2をアダプタ1に取り付け、または取り外すことができる。
図16に示す状態では、ロック機構Lはロック状態である。アダプタ1の係止部材は係止位置にあり、解除操作部8も係止位置にあって、アダプタ側雌コネクタ14及びコネクタ貫通用孔77は重なっている。図16の状態では、照明器具側雄コネクタ23がコネクタ貫通用孔77を貫通し、アダプタ側雌コネクタ14に差し込まれており、連結部材7と下面部材9とが係合された状態にある。
実施例6によれば、実施例1の(イ)から(ヲ)の効果を有する他、第1係止部材4と第2係止部材5とが連結部材7によって連結されているため、連結部材7と下面部材9に照明器具本体2の照明器具側雄コネクタ23を係合すると各係止部材の進退を阻止させることができる。各係止部材毎にロック部材2Lを係合させる必要がない。従って、ロック部材2Lを小さく簡単な構造として、ロック機構Lを設けるためのスペースを小さくした天井直付け照明器具の取り付け装置を提供することができる。
また、ロック部材2Lの代わりに照明器具本体2に取り付けられた照明器具側雄コネクタ23を利用しているため、部品点数の削減及び、組み立ての手数を削減することができ、天井直付け照明器具の取り付け装置を安価に提供することができる。
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように変更してもよい。
照明器具本体2の係止受部22は、アダプタ1が挿入される挿入穴の周縁部を平坦に形成するほか、挿入穴の周縁部にアダプタ1の係止部材が係止される溝を形成するようにしてもよい。
連結部材7の形状は円盤状に限定されず、板状体のほか、係止部材を連結できる形状であればよい。
また、前記各実施例から把握できる記載以外の発明について、以下にその効果とともに記載する。
本願発明において、圧縮状態の弾性バネ6が係止部材の進退方向に沿って配設され、弾性バネ6の一端が第1係止部材4に当接され、弾性体の他端が第2係止部材5に当接される。この場合、1本の弾性バネ6で第1係止部材4と第2係止部材5とを付勢させる構成としたことにより、部品点数の削減及び、組み立ての手数を削減することができ、天井直付け照明器具の取り付け装置を安価に提供することができる。
実施例1に係る天井直付け照明器具の取り付け装置のアダプタ1を下側から見た斜視図である。 アダプタ1の斜視分解図である。 アダプタ1の係止部材が係止位置にある場合における下面図である。 図3のA―A線における断面図である。 アダプタ1の係止部材が解除位置にある場合における下面図である。 図5のB―B線における断面図である。 実施例2に係る天井直付け照明器具の取り付け装置のアダプタ1を下側から見た斜視図である。 実施例3に係る天井直付け照明器具の取り付け装置において、アダプタ1のロック機構Lを取り付ける場合の斜視分解図である。 ロック機構Lが解除状態にある場合における斜視図である。 ロック機構Lがロック状態にある場合における斜視図である。 実施例4に係る天井直付け照明器具の取り付け装置において、アダプタ1のロック機構Lが解除状態にある場合における斜視図である。 ロック機構Lがロック状態にある場合における斜視図である。 実施例5に係る天井直付け照明器具の取り付け装置において、アダプタ1のロック機構Lが解除状態にある場合における斜視図である。 ロック機構Lがロック状態にある場合における斜視図である。 実施例6に係る天井直付け照明器具の取り付け装置において、アダプタ1のロック機構Lが解除状態にある場合における斜視図である。 ロック機構Lがロック状態にある場合における斜視図である。
符号の説明
R 建物天井面
S 引掛シーリング
1 アダプタ
11 電極爪
12 アダプタ側コード
13 アダプタ側雄コネクタ
14 アダプタ側雌コネクタ
2 照明器具本体
21 挿入孔
22 係止受部
23 照明器具側雄コネクタ
3 アダプタ主体
31 上面部
32 側壁部
33 切り欠き部
34 案内部
4 第1係止部材
41 第1係止連結板
42 第1係止爪部
43 第1延設部
44 第1退避用凹欠部
45 第1連結用孔
5 第2係止部材
51 第2係止連結板
52 第2係止爪部
53 第2延設部
54 第2退避用凹欠部
55 第2連結用孔
56 受け面
57 テーパ面
58 バネ受部
6 弾性バネ
7 連結部材
71 連結部主体
72 支軸
73 第1連結軸
74 第2連結軸
75 ロック用切り欠き
76 第1ロック用孔
77 コネクタ貫通用孔
78 挟持板
8 解除操作部
9 下面部材
91 支軸用孔
92 第1揺動用孔
93 第2揺動用孔
94 アダプタ側コード用孔
95 解除操作部用孔
96 ロック機構用切り欠き
97 第2ロック用孔
L ロック機構
1L ロック基部
11L 溝部
2L ロック部材
21L 起倒部材
22L 間隙
23L ロック軸部
24L ロック主体
25L 膨出部
26L 紐体

Claims (1)

  1. 建物天井面(R)に設置された引掛シーリング(S)に電気的に接続された状態で取付けられ、
    照明器具本体(2)の挿入孔(21)に挿入された状態で照明器具本体(2)側の係止受部(22)と係止され、
    延設部、凹欠部及び下面にテーパ面を有しアダプタ主体(3)の側壁部(32)から突出して係止受部(22)に係止される係止位置から係止受部(22)より離脱される解除位置まで進退自在に設けられる1対の係止部材(4)(5)を具備する天井直付け照明器具の取り付け装置において、
    係止部材(4)(5)の後部の一側に延設部が形成されるとともに他側に退避用凹欠部が形成され、一方の係止部材の延設部と他の係止部材の退避用凹欠部とが互いに対向するように配設され、
    係止部材の進退方向と交差する方向に配置される係止部材(4)(5)の延設部を連結部材(7)にて相互に連結するとともに、揺動自在に支持され、
    下側に露出する解除操作部(8)の揺動操作により連結部材(7)を揺動させることにより係止部材(4)(5)を連動させて解除位置に後退させることを特徴とする天井直付け照明器具の取り付け装置。
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