JP6595390B2 - 自立型平面スピーカ - Google Patents
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Description
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る自立型平面スピーカ1は、繊維強化プラスチックにより形成される略平面状の振動板2と、振動板2に取り付けられるとともに、入力される電気信号を振動に変換して振動板2に伝える振動発生装置20とを備える。また、振動板2は、それが設置されるべき設置面50上に載置される載置部2bと、載置部2bからこれに対して所定の角度θ(例えば、約74°)を成して上方へ立ち上がる本体部2aと、本体部2aから屈曲形成されるとともに振動板2を伝搬する振動の減衰率を制御する屈曲部30とを有する。
まず、振動板2の本体部2aは、音響発生に伴うその振動時に載置部2bとの接続部である支軸(ここでは、本体部2aの下端(下面)12)を中心に載置部2bに対して弾性的に揺動できるよう形成されている。本実施形態において、本体部2aは、載置部2bの端部(端縁)から立ち上がるように延びているが、載置部2bの中央から立ち上がってもよい。要は、本体部2aは、載置部2bに対して弾性的に揺動できる状態で載置部2bによって立ち上がった状態で支持される(それ自体が自立できる)ようになっていればよい。
図8は、図1に示される中心位置Aに振動発生装置20を取り付けた場合の所定の時点での実験データの周波数特性グラフであり、横軸が周波数(単位はHz)、縦軸が音の強さ(単位はパスカル(Pa))である(横軸および縦軸については図9〜図12も同様)。また、このデータは、振動板2に対して垂直の方向で加速度計を本体部2aに直接取り付け設置した状態で、スピーカ1から出る音を加速度計により計測して得られた(図13〜図27も同様)。図示のように、左側の低音域で音が強く、右側の高音域で音が弱い振動発生装置20の周波数特性が現れている。
図13及び図14は、図1に示される中心位置Aに振動発生装置20を取り付けた場合の所定の時点での実験データの周波数特性グラフであり、ここで、図13の横軸は周波数(Hz)、縦軸は音の強さ(Pa)である。また、図14の横軸は周波数(Hz)、縦軸の単位はデシベル(dB)である。前述したように、位置B付近において繊維を高弾性にすると、発生音の高音特性が優れたものとなるが、逆に、図13(図14)に示されるように位置B付近において繊維を低弾性にすると、発生音が(図8と比べて)低音域側へシフトし、また、音の強さも図8と比べて小さくなる。
図17〜図19は、図1に示される上方位置Cに低音特性に優れる振動発生装置20を取り付けた場合の所定の時点での実験データの周波数特性グラフである。ここで、図17の横軸は周波数(Hz)、縦軸は音の強さ(Pa)であり、図18の横軸は周波数(Hz)、縦軸の単位はデシベル(dB)であり、また、図19は、音楽を再生した場合のグラフであり、横軸が周波数(Hz)、縦軸の単位がデシベル(dB)である(図20〜図25も同様)。図示のように、音域が低音側に偏るものの、音が出にくくなる。
このように、図27では、全ての音域でデシベル(dB)がほぼ一定のフラットな音響特性が得られている。
2 振動板
2a 本体部
2b 載置部
12 下面(接続部;支軸)
20 振動発生装置
30 屈曲部
Claims (9)
- 繊維強化プラスチックにより形成される略平面状の振動板と、
前記振動板に取り付けられるとともに、入力される電気信号を振動に変換して前記振動板に伝える振動発生装置と、
を備え、
前記振動板は、それが設置されるべき設置面上に載置される載置部と、前記載置部からこれに対して所定の角度を成して上方へ立ち上がる本体部と、前記本体部から屈曲形成されるとともに前記振動板を伝搬する振動の減衰率を制御する屈曲部とを有し、
前記屈曲部は、その幅が前記本体部と前記載置部との接続部から上方へ向かって次第に広がるように形成されることを特徴とする自立型平面スピーカ。 - 前記本体部は、音響発生に伴うその振動時に前記載置部との接続部である支軸を中心に前記載置部に対して弾性的に揺動できるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の自立型平面スピーカ。
- 前記振動板は、強化繊維の配向方向がそれぞれ異なる複数の繊維強化プラスチック層を積層することによって形成される積層構造を成すことを特徴とする請求項1又は2に記載の自立型平面スピーカ。
- 繊維強化プラスチック層は、強化繊維を複数方向に編成して成るプリプレグシートを含むことを特徴とする請求項3に記載の自立型平面スピーカ。
- 前記強化繊維が少なくとも4方向以上に配向されて成ることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の自立型平面スピーカ。
- 前記積層構造の外表面が織布によって覆われることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の自立型平面スピーカ。
- 前記屈曲部は、前記振動板の全体にわたって振動の振幅を平滑化することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の自立型平面スピーカ。
- 前記振動板が炭素繊維を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の自立型平面スピーカ。
- 前記本体部の上方側が発生音の低音域側に関与するとともに前記本体部の下方側が発生音の高音域側に関与する音域振り分け特性を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の自立型平面スピーカ。
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2016
- 2016-03-31 JP JP2016071133A patent/JP6595390B2/ja active Active
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