JP6594971B2 - 部品実装ラインの生産管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数台の部品実装機を含む少なくとも1本の部品実装ラインの生産を管理する部品実装ラインの生産管理システムに関する発明である。
一般に、回路基板に部品を実装する部品実装ラインは、複数台の部品実装機と、半田印刷機、検査機、リフロー装置等の各工程の装置を回路基板の搬送経路に沿って配列して構成されている。生産中は、部品実装ラインを管理する作業者が当該部品実装ライン周辺の作業エリアに待機して、当該部品実装ラインのいずれかの装置に何らかのトラブルや部材補給要求等が発生したときに、作業者が当該装置へ直行してトラブル対応や部材補給等の作業を行うようにしている。
また、特許文献1(特開2008−98355号公報)に記載されているように、部品実装ラインの各部品実装機は、部品吸着ミス(部品吸着の失敗)が発生すると、当該部品吸着が成功するまでリトライ動作(再度の部品吸着動作)を予め設定されたリトライ回数設定値の範囲内で繰り返すようにしている。また、吸着ノズルに吸着した部品の吸着姿勢が異常(例えば立ち吸着、斜め吸着等)である場合は、当該部品を所定の廃棄場所に廃棄してリトライ動作を予め設定されたリトライ回数設定値の範囲内で繰り返したり、当該部品が高価な部品である場合は、リトライ動作時に当該部品を再使用するために回収コンベアに載せて回収するようにしている。尚、リトライ動作は、リカバリ動作とも呼ばれている。
特開2008−98355号公報
生産中に部品実装機以外の装置(例えば半田印刷機、検査機等)に何らかのトラブルや部材補給要求等が発生すると、作業者が当該装置へ直行してトラブル対応や部材補給等の作業を行うことになるが、この作業中に、いずれかの部品実装機に部品吸着エラー(部品吸着ミスや部品吸着姿勢の異常等)が発生すると、当該部品実装機がリトライ動作を繰り返すことになる。これにより、リトライ回数が予め設定されたリトライ回数設定値に達すると、当該部品実装機の稼働が停止して生産が停止してしまう。一般に、部品実装ラインの生産管理を担当する作業者は、1本の部品実装ラインについて、1人又はそれ以下であるため、作業者が部品実装機以外の装置へ直行して作業を行っている最中に、いずれかの部品実装機のリトライ回数が予め設定されたリトライ回数設定値に達して当該部品実装機の稼働が停止しても、作業者は当該部品実装機に直行して作業を行うことはできない。このような状況になると、生産停止時間が長くなり、部品実装ラインの稼働率が低下する。
この対策として、予めリトライ回数設定値を増やしておくことが考えられるが、リトライ回数が増えると、部品吸着姿勢の異常が原因でリトライ動作を繰り返す場合は、予め設定されたリトライ回数分の部品が廃棄されることになり、無駄になる部品が増えるため、予めリトライ回数設定値を増やしておくことは得策ではない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、部品実装ラインのいずれかの部品実装機のリトライ回数がリトライ回数設定値に達して当該部品実装機の稼働が停止する頻度を低下させて、部品実装ラインの稼働率を向上できると共に、通常の生産時のリトライ動作による部品廃棄数(回収数)を少なくすることができる部品実装ラインの生産管理システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、複数台の部品実装機を含む少なくとも1本の部品実装ラインの生産を管理する部品実装ラインの生産管理システムにおいて、前記部品実装ラインの各部品実装機は、それぞれ部品吸着のエラー発生時に当該部品吸着が成功するまで再度の部品吸着動作であるリトライ動作をリトライ回数設定値の範囲内で繰り返す機能を搭載し、少なくとも1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対して生産中に生産を停止することなく前記リトライ回数設定値を一括して変更するリトライ回数変更手段を備えていることを共通の技術的特徴とし、更に、後述する技術的特徴を備えている。
この構成では、作業者が担当する少なくとも1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対して生産中に生産を停止することなくリトライ回数設定値を一括して変更することができるため、生産中に簡単な操作又は操作無しで、リトライ回数設定値を一時的に通常よりも増加させて、部品実装ラインのいずれかの部品実装機のリトライ回数がリトライ回数設定値に達して当該部品実装機の稼働が停止する頻度を低下させることが可能となり、部品実装ラインの稼働率を向上させることができる。しかも、生産中に、一時的に増加させたリトライ回数設定値を、簡単な操作又は操作無しで、通常のリトライ回数設定値に戻すことができるため、通常の生産時のリトライ動作による部品廃棄数を少なくすることができる。
この場合、リトライ回数変更手段は、部品実装ラインの各部品実装機に作業者がリトライ回数設定値を変更操作できるように設けるようにしても良い。例えば、部品実装ラインの各部品実装機に、リトライ回数設定値の変更操作用の操作部をリトライ回数変更手段として設けるようにしても良い。
或は、リトライ回数変更手段は、部品実装ラインの各部品実装機のモニタ装置に作業者がリトライ回数設定値を変更操作する画面を表示させるように構成しても良い。このようにすれば、各部品実装機にリトライ回数設定値の変更操作用の操作部を新たに設ける必要がなく、その分、コストを削減できると共に、作業者がいずれかの部品実装機のモニタ装置を操作することで、その作業者が担当する少なくとも1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対してリトライ回数設定値を一括して変更することができる。
或は、リトライ回数変更手段は、部品実装ラインの生産を管理する生産管理コンピュータに作業者が前記リトライ回数設定値を変更操作する機能を搭載して構成しても良い。このようにすれば、作業者が生産管理コンピュータを操作することで、少なくとも1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対してリトライ回数設定値を一括して変更することができる。
或は、リトライ回数変更手段は、部品実装ラインのネットワークに無線LAN又は有線LANで接続される情報機器に作業者が前記リトライ回数設定値を変更操作する機能を搭載して構成しても良い。ここで、情報機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン等の携帯端末のいずれであっても良い。
また、各部品実装機の吸着ノズルに吸着した部品が実装不可(部品吸着エラー)と判定された場合に当該部品が所定の回収部品であるか否かで当該部品を回収して再使用するか廃棄するかを選別するように構成された部品実装ラインに本発明を適用する場合は、リトライ回数変更手段は、実装不可と判定された部品が所定の回収部品であるか否かで前記リトライ回数設定値を自動的に変更するようにしても良い。一般に、回収して再使用する部品は、高価な部品であるため、コストアップを抑える観点からリトライ回数を少なくした方が良く、一方、回収せずに廃棄する部品は、比較的安価な部品であるため、リトライ回数を増やしても、コストアップをほとんど無視でき、リトライ回数を増やして部品実装機の稼働が停止する頻度を低下させた方が生産コストを低減できる。従って、実装不可と判定された部品が所定の回収部品である場合には、リトライ回数設定値を少ない方の設定値(通常の設定値)に設定して部品実装機の稼働が停止するまでのリトライ回数を少なくすれば良く、一方、実装不可と判定された部品が所定の回収部品ではなく、廃棄する部品である場合には、リトライ回数設定値を多い方の設定値に変更して部品実装機の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やすようにすれば良い。
また、本発明は、部品実装ラインの周辺の作業エリアに居る作業者の有無を検出する作業者検出手段として人感センサ又はカメラを備え、リトライ回数変更手段は、前記作業者検出手段で検出した作業者の有無に応じてリトライ回数設定値を自動的に変更するようにしても良い。例えば、部品実装ラインの周辺の作業エリアから作業者が離れたことを検出した場合に、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に変更して、部品実装機の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やすようにすれば、生産中に部品実装機の稼働が停止する頻度を低下させて部品実装ラインの稼働率を向上させることができる。また、部品実装ラインの周辺の作業エリア内に作業者が戻ってきたことを検出した場合に、リトライ回数設定値を通常の低い方の設定値に戻すようにすれば、リトライ回数設定値の戻し忘れを防止することができる。
また、本発明は、部品実装ラインの各装置の稼働状況を検出する稼働状況検出手段を備え、リトライ回数変更手段は、前記稼働状況検出手段で検出した前記部品実装ラインの各装置の稼働状況に応じてリトライ回数設定値を自動的に変更するようにしても良い。例えば、部品実装機以外の装置に何らかのエラーが発生している場合や、カバーが開いている等の理由により作業者が当該装置に対して何らかの作業を行っていると判断できる場合には、いずれかの部品実装機に何らかのトラブルが発生しても、作業者が直ぐには当該部品実装機に駆け付けて作業することが困難な状況になっているため、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に変更して、部品実装機の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やすようにすれば、生産中に部品実装機の稼働が停止する頻度を低下させて部品実装ラインの稼働率を向上させることができる。
また、本発明は、作業者に作業を指示する作業指示手段を備え、リトライ回数変更手段は、前記作業指示手段で指示する作業内容に応じてリトライ回数設定値を自動的に変更するようにしても良い。例えば、部品実装機以外の装置に対する作業が指示された場合に、作業者が指示された作業を行っている間は、部品実装機に対する作業を行うことができないため、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に変更して、部品実装機の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やすようにすれば、生産中に部品実装機の稼働が停止する頻度を低下させて部品実装ラインの稼働率を向上させることができる。
また、本発明は、部品実装ラインを管理する作業者が部品実装機以外の装置に対して行う作業があるか否かを判定する作業状況判定手段を備え、リトライ回数変更手段は、前記作業状況判定手段で判定した部品実装機以外の装置に対して行う作業の有無に応じて前記リトライ回数設定値を自動的に変更するようにしても良い。例えば、作業者が部品実装機以外の装置に対する作業を行っている間は、部品実装機に対する作業を行うことができないため、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に変更して、部品実装機の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やすようにすれば、生産中に部品実装機の稼働が停止する頻度を低下させて部品実装ラインの稼働率を向上させることができる。
また、本発明は、リトライ回数変更手段がリトライ回数設定値を増加させたときにその状態の継続時間を計測する計時手段を備え、リトライ回数変更手段は、前記計時手段で計測した時間が所定時間を越えた時点でリトライ回数設定値を自動的に減少させるようにしても良い。このようにすれば、リトライ回数設定値を増加させたときに、所定時間経過後にリトライ回数設定値を自動的に少ない方の設定値に戻すことができて、リトライ回数設定値の戻し忘れを防止することができる。
また、本発明は、部品実装ラインの生産を実行する生産プログラムには、当該生産がリトライ回数変更手段によるリトライ回数設定値の変更の対象になっている生産であるか否かを判定する処理が含まれ、前記リトライ回数変更手段によるリトライ回数設定値の変更の対象になっていない生産である場合に、前記リトライ回数変更手段によるリトライ回数設定値の変更を禁止する変更禁止手段を備えた構成としても良い。このようにすれば、リトライ回数設定値の変更の対象になっていない生産である場合に、誤ってリトライ回数設定値が変更されることを未然に防止できる。
図1は本発明の一実施例における部品実装ラインの主要部の斜視図である。 図2は部品実装ライン全体の構成を概略的に示すブロック図である。 図3は部品実装機のモニタ装置のリトライ回数変更画面の一例を示す図である。 図4はリトライ回数設定値変更プログラムの処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 図5はリトライ回数設定値変更プログラムの処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1及び図2に基づいて部品実装ラインの構成を説明する。
部品実装基板を生産する工場内には、少なくとも1本の部品実装ライン10が設置されている。部品実装ライン10のベース台11上に、回路基板22の搬送方向(X方向)に隣接して複数台の部品実装機12が取り替え可能に整列配置されている。各部品実装機12は、本体ベッド13上に、部品を供給するテープフィーダ等のフィーダ14、回路基板22を搬送するコンベア15、吸着ノズル(図示せず)に吸着した部品を撮像する部品撮像用のカメラ16、1本又は複数本の吸着ノズルを保持する実装ヘッド17、回路基板22の基準マークを撮像するマーク撮像用のカメラ(図示せず)等を搭載して構成されている。実装ヘッド17は、XY移動機構(図示せず)によってXY方向に移動され、部品吸着動作と部品実装動作を行うようになっている。
各部品実装機12の上部フレーム18の前面部には、液晶ディスプレイ、CRT等のモニタ装置19と、操作キー、タッチパネル等の操作部20が設けられている。操作部20をタッチパネルで構成する場合は、モニタ装置19の画面に操作部20を表示するようにしても良い。
その他、図2に示すように、部品実装ライン10には、複数台の部品実装機12の他に、半田印刷機23、検査装置24、リフロー装置25等の各工程の装置が回路基板22の搬送経路26に沿って配列されている。
更に、各部品実装機12の上部フレーム18の前面部には、部品実装ライン10の周辺の作業エリアに居る作業者の有無を検出する作業者検出手段として人感センサ27が設けられている。同様に、半田印刷機23、検査装置24、リフロー装置25等の各工程の装置の前面側にも、その周辺の作業エリアに居る作業者の有無を検出する作業者検出手段として人感センサ27が設けられている。尚、人感センサ27の検出エリアが広い場合は、部品実装ライン10の全ての装置12,23〜25に人感センサ27を1個ずつ設ける必要がなく、要は、部品実装ライン10の周辺の作業エリアに居る作業者の有無を検出できるように人感センサ27を配置すれば良い。
各部品実装機12の動作を制御する制御装置31は、コンピュータを主体として構成され、上流側の部品実装機12から搬送されてくる回路基板22をコンベア15によって所定位置まで搬送してクランプ機構(図示せず)で該回路基板22をクランプして位置決めすると共に、フィーダ14によって供給される部品を実装ヘッド17の吸着ノズルに吸着して、該実装ヘッド17を撮像位置へ移動させて、該実装ヘッド17の吸着ノズルに吸着した部品を部品撮像用のカメラ16で撮像して画像処理し、該部品の有無(部品吸着ミスの有無)、部品吸着位置ずれ、部品吸着姿勢等を認識してからコンベア15上の回路基板22に実装する。
その際、各部品実装機12の制御装置31は、部品撮像時に部品撮像用のカメラ16の撮像画像の処理結果に基づいて部品吸着ミス(部品吸着の失敗)や部品吸着姿勢の異常(例えば立ち吸着、斜め吸着等)であるか否かを判定し、部品吸着ミスと判定した場合は、当該部品吸着が成功するまでリトライ動作(再度の部品吸着動作)を後述するリトライ回数設定値の範囲内で繰り返す。また、吸着ノズルに吸着した部品の吸着姿勢が異常と判定した場合は、当該部品を所定の廃棄場所に廃棄してリトライ動作を後述するリトライ回数設定値の範囲内で繰り返し、また、当該部品が高価な部品である場合は、リトライ動作時に当該部品を再使用するために回収コンベア(図示せず)に載せて回収する。以下の説明では、リトライ動作を行う条件となる部品吸着ミスや部品吸着姿勢の異常等を「部品吸着エラー」と総称する。
以上説明した部品実装ライン10の生産は、生産管理コンピュータ32によって管理される。生産管理コンピュータ32には、キーボード、タッチパネル等の入力装置33と、生産管理情報等を表示するモニタ装置34等が接続されている。
一般に、部品実装ライン10の生産管理を担当する作業者は、1本の部品実装ライン10について、1人又はそれ以下であり、1人の作業者が複数本の部品実装ライン10の生産管理を担当する場合もある。そこで、本実施例では、作業者が担当する少なくとも1本の部品実装ライン10の全ての部品実装機12に対して生産中に生産を停止することなくリトライ回数設定値を一括して変更するリトライ回数変更手段を備えた構成としている。
以下、本実施例の様々なリトライ回数変更手段について説明する。
[リトライ回数変更手段(その1)]
リトライ回数変更手段(その1)は、部品実装ライン10の各部品実装機12に作業者が全ての部品実装機12に対してリトライ回数設定値を一括して変更操作できるように設けられている。例えば、部品実装ライン10の各部品実装機12に、リトライ回数設定値の変更操作用の操作部をリトライ回数変更手段として設けるようにしても良い。
或は、図3に示すように、部品実装ライン10の各部品実装機12のモニタ装置19に作業者がリトライ回数設定値を変更操作する画面を表示させるように構成しても良い。図3の例では、モニタ装置19の画面をリトライ回数変更画面に切り換えると、その画面にリトライ回数設定ボタン35が表示される。作業者は、リトライ回数設定ボタン35を操作することでリトライ回数設定値を変更する。リトライ回数設定値は、2段階又は3段階以上に段階的に変更するようにしても良いし、任意の回数に変更できるようにしても良い。変更したリトライ回数設定値の情報は、部品実装ライン10のネットワークを使用して各部品実装機12の制御装置31へ送信され、各部品実装機12で使用するリトライ回数設定値が一括して変更される。
各部品実装機12のモニタ装置19に作業者がリトライ回数設定値を変更操作する画面を表示させるようにすれば、各部品実装機12にリトライ回数設定値の変更操作用の操作部を新たに設ける必要がなく、その分、コストを削減できると共に、作業者がいずれかの部品実装機12のモニタ装置19を操作することで、その作業者が担当する少なくとも1本の部品実装ライン10の全ての部品実装機12に対してリトライ回数設定値を一括して変更することができる。
[リトライ回数変更手段(その2)]
リトライ回数変更手段(その2)は、部品実装ライン10の生産を管理する生産管理コンピュータ32に作業者がリトライ回数設定値を変更操作する機能を搭載して構成されている。リトライ回数設定値は、2段階又は3段階以上に段階的に変更するようにしても良いし、任意の回数に変更できるようにしても良い。生産管理コンピュータ32を操作して変更したリトライ回数設定値の情報は、部品実装ライン10のネットワークを使用して部品実装ライン10の全ての部品実装機12の制御装置31へ送信され、各部品実装機12で使用するリトライ回数設定値が一括して変更される。
この場合、作業者が生産管理コンピュータ32の入力装置33を操作することで、その作業者が担当する少なくとも1本の部品実装ライン10の全ての部品実装機12に対してリトライ回数設定値を一括して変更することができる。
[リトライ回数変更手段(その3)]
リトライ回数変更手段(その3)は、部品実装ライン10のネットワークに無線LAN又は有線LANで接続される情報機器(図示せず)に作業者がリトライ回数設定値を変更操作する機能を搭載して構成されている。ここで、情報機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン等の携帯端末のいずれであっても良い。リトライ回数設定値は、2段階又は3段階以上に段階的に変更するようにしても良いし、任意の回数に変更できるようにしても良い。情報機器を操作して変更したリトライ回数設定値の情報は、部品実装ライン10のネットワークを使用して部品実装ライン10の全ての部品実装機12の制御装置31へ送信され、各部品実装機12で使用するリトライ回数設定値が一括して変更される。
この場合、作業者が情報機器を操作することで、その作業者が担当する少なくとも1本の部品実装ライン10の全ての部品実装機12に対してリトライ回数設定値を一括して変更することができる。
[リトライ回数変更手段(その4)]
リトライ回数変更手段(その4)は、各部品実装機12の制御装置31に搭載され、部品撮像工程で部品撮像用のカメラ16の撮像画像の処理結果に基づいて部品吸着エラー(実装不可)と判定された部品が所定の回収部品であるか否かでリトライ回数設定値を自動的に変更するようにしている。変更したリトライ回数設定値の情報は、部品実装ライン10のネットワークを使用して各部品実装機12の制御装置31へ送信され、各部品実装機12で使用するリトライ回数設定値が一括して変更される。
一般に、回収して再使用する部品は、高価な部品であるため、コストアップを抑える観点からリトライ回数を少なくした方が良く、一方、回収せずに廃棄する部品は、比較的安価な部品であるため、リトライ回数を増やしても、コストアップをほとんど無視でき、リトライ回数を増やして部品実装機12の稼働が停止する頻度を低下させた方が生産コストを低減できる。従って、各部品実装機12の制御装置31は、部品吸着エラー(実装不可)と判定した部品が所定の回収部品である場合には、リトライ回数設定値を少ない方の設定値(通常の設定値)に設定して部品実装機12の稼働が停止するまでのリトライ回数を少なくし、一方、部品吸着エラー(実装不可)と判定した部品が所定の回収部品ではなく、廃棄する部品である場合には、リトライ回数設定値を多い方の設定値に変更して部品実装機12の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やすようにしている。
[リトライ回数変更手段(その5)]
部品実装ライン10の周辺の作業エリアに居る作業者の有無を検出する作業者検出手段として人感センサ27を部品実装ライン10の各部品実装機12や他の装置23〜25にそれぞれ設け、リトライ回数変更手段(その5)は、部品実装ライン10の各部品実装機12の制御装置31と他の装置23〜25の制御装置(図示せず)、又は生産管理コンピュータ32に搭載され、人感センサ27で検出した作業者の有無に応じて部品実装ライン10の全ての部品実装機12のリトライ回数設定値を自動的に一括変更するようにしている。ここで、作業者検出手段は、人感センサ27の他に、例えば、カメラ、GPS等を用いて構成しても良い。例えば、部品実装ライン10の周辺の作業エリアから作業者が離れたことを検出した場合に、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に変更して、部品実装機の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やすように設定すれば良く、これにより、生産中に部品実装機12の稼働が停止する頻度を低下させて稼働率を向上させることができる。また、部品実装ライン10の周辺の作業エリア内に作業者が戻ってきたことを検出した場合に、リトライ回数設定値を通常の低い方の設定値に戻すようにすれば良く、これにより、リトライ回数設定値の戻し忘れを防止することができる。
この場合、作業者検出手段は、人感センサ27、カメラ、GPS等に限定されず、作業者の操作や作業による外部入力に基づいて作業者の有無を検出するようにしても良い。ここで、作業者の操作や作業による外部入力とは、例えば、モニタ装置19の画面操作やキー操作、フィーダの着脱、バーコードの読み取り等であり、これらの外部入力があったときには、部品実装ライン10の周辺の作業エリア内で作業者が操作や作業を行っていることを意味するため、外部入力に基づいて作業者の有無を検出することができる。
[リトライ回数変更手段(その6)]
生産管理コンピュータ32又は部品実装ライン10の各部品実装機12の制御装置31や他の装置23〜25の制御装置(図示せず)は、部品実装ライン10の各装置12,23〜25の稼働状況を検出する稼働状況検出手段として機能すると共に、リトライ回数変更手段(その6)としても機能し、前記稼働状況検出手段で検出した部品実装ライン10の各装置12,23〜25の稼働状況に応じて部品実装ライン10の全ての部品実装機12のリトライ回数設定値を自動的に一括変更するようにしている。例えば、部品実装機12以外の装置23〜25に何らかのエラーが発生している場合や、カバーが開いている等の理由により作業者が当該装置に対して何らかの作業を行っていると判断できる場合には、いずれかの部品実装機12に何らかのトラブルが発生しても、作業者が直ぐには当該部品実装機12に駆け付けて作業することが困難な状況になっているため、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に変更して、部品実装機の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やす。これにより、生産中に部品実装機12の稼働が停止する頻度を低下させて部品実装ライン10の稼働率を向上させることができる。
[リトライ回数変更手段(その7)]
生産管理コンピュータ32又は部品実装ライン10の各部品実装機12の制御装置31や他の装置23〜25の制御装置は、作業者に作業を指示する作業指示手段として機能すると共に、リトライ回数変更手段(その7)としても機能し、前記作業指示手段で指示する作業内容に応じて部品実装ライン10の全ての部品実装機12のリトライ回数設定値を自動的に一括変更するようにしている。例えば、部品実装機12以外の装置23〜25に対する作業が指示された場合に、作業者が指示された作業を行っている間は、部品実装機12に対する作業を行うことができないため、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に変更して、部品実装機12の稼働が停止するまでのリトライ回数を増やすようにする。これにより、生産中に部品実装機12の稼働が停止する頻度を低下させて部品実装ライン10の稼働率を向上させることができる。
[リトライ回数変更手段(その8)]
生産管理コンピュータ32又は部品実装ライン10の各部品実装機12の制御装置31や他の装置23〜25の制御装置は、リトライ回数変更手段(その1〜7)がリトライ回数設定値を増加させたときにその状態の継続時間を計測する計時手段(タイマ)として機能すると共に、リトライ回数変更手段(その8)としても機能し、前記計時手段で計測した時間が所定時間を越えた時点で、部品実装ライン10の全ての部品実装機12のリトライ回数設定値を自動的に減少させる。このようにすれば、リトライ回数設定値を増加させたときに、所定時間経過後にリトライ回数設定値を自動的に少ない方の設定値に戻すことができて、リトライ回数設定値の戻し忘れを防止することができる。
この場合、計時手段で計測する「所定時間」(リトライ回数設定値を少ない方の設定値に戻すまでの経過時間)は、予め設定された固定値であっても良いし、作業者が任意に設定できるようにしても良い。また、モニタ装置19,34等の画面に計時手段の計測時間をカウントアップ又はカウントダウンの方式で表示するようにしても良い。また、計時手段の計測動作の途中で作業者が計測動作を中止してリトライ回数設定値を少ない方の設定値(通常の設定値)に戻すことができるようにしても良い。また、計時手段の計測動作中(つまりリトライ回数設定値を増加させている期間)は、モニタ装置19,34の画面にリトライ回数設定値が増加していることが分かりやすいように表示しても良い。
[リトライ回数変更手段(その9)]
部品実装ライン10の生産を実行する生産プログラムには、当該生産がリトライ回数変更手段(その1〜8)によるリトライ回数設定値の変更の対象になっている生産であるか否かを判定する処理が含まれ、生産管理コンピュータ32又は部品実装ライン10の各部品実装機12の制御装置31や他の装置23〜25の制御装置は、前記リトライ回数変更手段(その1〜8)によるリトライ回数設定値の変更の対象になっていない生産である場合に、前記リトライ回数変更手段(その1〜8)によるリトライ回数設定値の変更を禁止する変更禁止手段として機能する。このようにすれば、リトライ回数設定値の変更の対象になっていない生産である場合に、誤ってリトライ回数設定値が変更されることを未然に防止できる。
以上説明した9例のリトライ回数変更手段(その1〜9)の中から、作業者が使用するリトライ回数変更手段を選択する機能を追加しても良く、また、リトライ回数変更手段(その1〜9)の幾つかは省略した構成としても良い。
以下、図4及び図5のリトライ回数設定値変更プログラムを用いてリトライ回数設定値変更手順の一例を説明する。本プログラムでは、リトライ回数設定値を2段階に変更するようにしている。通常は、リトライ回数設定値を少ない方の設定値(通常の設定値)に設定する。
図4及び図5のリトライ回数設定値変更プログラムは、生産管理コンピュータ32又は部品実装ライン10の各部品実装機12の制御装置31や他の装置23〜25の制御装置によって生産中に所定周期で繰り返し実行される。本プログラムが起動されると、まずステップ101で、作業者が前記リトライ回数変更手段(その1〜3のいずれか)を使用してリトライ回数設定値の変更操作を行ったか否かを判定する。その結果、作業者が変更操作を行ったと判定されれば、ステップ102に進み、リトライ回数設定値を増やす方向への変更か否かを判定し、増やす方向への変更と判定されれば、ステップ103に進み、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に設定して本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ102で、リトライ回数設定値を増やす方向への変更ではないと判定されれば、ステップ104に進み、リトライ回数設定値を少ない方の設定値(通常の設定値)に設定して本プログラムを終了する。
また、上記ステップ101で、リトライ回数設定値の変更操作が行われていないと判定されれば、ステップ105に進み、前記リトライ回数変更手段(その4)を使用して、いずれかの部品実装機12で部品吸着エラー(部品吸着ミスや部品吸着姿勢の異常等)が発生したか否かを判定する。部品吸着エラーが発生した部品実装機12では、リトライ動作が行われるため、上記ステップ105で、部品吸着エラーが発生したと判定されれば、ステップ106に進み、当該部品吸着エラーの原因となった部品が回収して再使用する部品であるか否かを判定する。その結果、回収して再使用する部品であると判定されれば、ステップ107に進み、リトライ回数設定値を少ない方の設定値(通常の設定値)に設定して本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ106で、回収して再使用する部品ではないと判定されれば、ステップ108に進み、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に設定して本プログラムを終了する。
また、上記ステップ105で、部品吸着エラーが発生していないと判定されれば、図5のステップ109に進み、前記リトライ回数変更手段(その6)を使用して、部品実装ライン10の各装置12,23〜25の稼働状況から判断して、部品実装機12以外の装置23〜25に対して作業者が作業していると判断できるか否かを判定する。その結果、部品実装機12以外の装置23〜25に対して作業者が作業していると判断できる場合は、ステップ110に進み、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に設定して本プログラムを終了する。
これに対し、上記ステップ109で、部品実装機12以外の装置23〜25に対して作業者が作業しているとは判断できない場合は、ステップ111に進み、前記リトライ回数変更手段(その7)を使用して、部品実装機12以外の装置23〜25に対する作業が指示されたか否かを判定する。その結果、部品実装機12以外の装置23〜25に対する作業が指示されたと判定されれば、ステップ112に進み、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に設定して本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ111で、部品実装機12以外の装置23〜25に対する作業が指示されていないと判定されれば、ステップ113に進み、前記リトライ回数変更手段(その5)を使用して、部品実装ライン10の周辺の作業エリアに作業者が居るか否かを判定する。その結果、部品実装ライン10の周辺の作業エリアに作業者が居ると判定されれば、ステップ114に進み、リトライ回数設定値を少ない方の設定値(通常の設定値)に設定して本プログラムを終了する。
これに対し、上記ステップ113で、部品実装ライン10の周辺の作業エリアに作業者が居ないと判定されれば、ステップ115に進み、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に設定して本プログラムを終了する。
尚、上述したステップ103、108、110、112、115で、リトライ回数設定値を通常よりも多い方の設定値に設定した場合は、前記リトライ回数変更手段(その8)を使用して、リトライ回数設定値を増加させたときに、その状態の継続時間の計測を開始し、計測した時間が所定時間を越えた時点でリトライ回数設定値を自動的に少ない方の設定値に戻すようにしても良い。
また、本プログラムの実行条件として、前記リトライ回数変更手段(その9)を用いて、現在の生産がリトライ回数設定値の変更の対象になっている生産であるか否かを判定して、リトライ回数設定値の変更の対象になっていない生産である場合に、リトライ回数設定値の変更を禁止(本プログラムの実行を禁止)するようにしても良い。
以上説明した本実施例によれば、作業者が担当する少なくとも1本の部品実装ライン10の全ての部品実装機12に対して生産中に生産を停止することなくリトライ回数設定値を一括して変更することができるため、生産中に簡単な操作又は操作無しで、リトライ回数設定値を一時的に通常よりも増加させて、部品実装ライン10のいずれかの部品実装機12のリトライ回数がリトライ回数設定値に達して当該部品実装機12の稼働が停止する頻度を低下させることが可能となり、部品実装ライン10の稼働率を向上させることができる。しかも、生産中に、一時的に増加させたリトライ回数設定値を、簡単な操作又は操作無しで、通常のリトライ回数設定値に戻すことができるため、通常の生産時のリトライ動作による部品廃棄数(回収数)を少なくすることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されず、例えば、部品実装ライン10の構成を変更したり、図4及び図5のリトライ回数設定値変更プログラムの各ステップの処理手順を変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
10…部品実装ライン、12…部品実装機、14…フィーダ、16…部品撮像用のカメラ、17…実装ヘッド、19…モニタ装置、20…操作部、22…回路基板、23…半田印刷機、24…検査装置、25…リフロー装置、27…人感センサ(作業者検出手段)、31…制御装置、32…生産管理コンピュータ、33…モニタ装置、35…リトライ回数設定ボタン

Claims (11)

  1. 複数台の部品実装機を含む少なくとも1本の部品実装ラインの生産を管理する部品実装ラインの生産管理システムにおいて、
    前記部品実装ラインの各部品実装機は、それぞれ部品吸着のエラー発生時に当該部品吸着が成功するまで再度の部品吸着動作であるリトライ動作をリトライ回数設定値の範囲内で繰り返す機能を搭載し、
    少なくとも1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対して生産中に生産を停止することなく前記リトライ回数設定値を一括して変更するリトライ回数変更手段を備えた部品実装ラインの生産管理システムであって、
    前記部品実装ラインの各部品実装機の吸着ノズルに吸着した部品が実装不可と判定された場合に当該部品が所定の回収部品であるか否かで当該部品を回収して再使用するか廃棄するかを選別するように構成され、
    前記リトライ回数変更手段は、実装不可と判定された部品が所定の回収部品であるか否かで前記リトライ回数設定値を自動的に変更することを特徴とする部品実装ラインの生産管理システム。
  2. 複数台の部品実装機を含む少なくとも1本の部品実装ラインの生産を管理する部品実装ラインの生産管理システムにおいて、
    前記部品実装ラインの各部品実装機は、それぞれ部品吸着のエラー発生時に当該部品吸着が成功するまで再度の部品吸着動作であるリトライ動作をリトライ回数設定値の範囲内で繰り返す機能を搭載し、
    少なくとも1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対して生産中に生産を停止することなく前記リトライ回数設定値を一括して変更するリトライ回数変更手段を備えた部品実装ラインの生産管理システムであって、
    前記部品実装ラインの周辺の作業エリアに居る作業者の有無を検出する作業者検出手段として人感センサ又はカメラを備え、
    前記リトライ回数変更手段は、前記作業者検出手段で検出した作業者の有無に応じて前記リトライ回数設定値を自動的に変更することを特徴とする部品実装ラインの生産管理システム。
  3. 複数台の部品実装機を含む少なくとも1本の部品実装ラインの生産を管理する部品実装ラインの生産管理システムにおいて、
    前記部品実装ラインの各部品実装機は、それぞれ部品吸着のエラー発生時に当該部品吸着が成功するまで再度の部品吸着動作であるリトライ動作をリトライ回数設定値の範囲内で繰り返す機能を搭載し、
    少なくとも1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対して生産中に生産を停止することなく前記リトライ回数設定値を一括して変更するリトライ回数変更手段を備えた部品実装ラインの生産管理システムであって、
    前記部品実装ラインの各装置の稼働状況を検出する稼働状況検出手段を備え、
    前記リトライ回数変更手段は、前記稼働状況検出手段で検出した前記部品実装ラインの各装置の稼働状況に応じて前記リトライ回数設定値を自動的に変更することを特徴とする部品実装ラインの生産管理システム。
  4. 複数台の部品実装機を含む少なくとも1本の部品実装ラインの生産を管理する部品実装ラインの生産管理システムにおいて、
    前記部品実装ラインの各部品実装機は、それぞれ部品吸着のエラー発生時に当該部品吸着が成功するまで再度の部品吸着動作であるリトライ動作をリトライ回数設定値の範囲内で繰り返す機能を搭載し、
    少なくとも1本の部品実装ラインの全ての部品実装機に対して生産中に生産を停止することなく前記リトライ回数設定値を一括して変更するリトライ回数変更手段を備えた部品実装ラインの生産管理システムであって、
    前記部品実装ラインの生産を実行する生産プログラムには、当該生産が前記リトライ回数変更手段による前記リトライ回数設定値の変更の対象になっている生産であるか否かを判定する処理が含まれ、前記リトライ回数変更手段による前記リトライ回数設定値の変更の対象になっていない生産である場合に、前記リトライ回数変更手段による前記リトライ回数設定値の変更を禁止する変更禁止手段を備えていることを特徴とする部品実装ラインの生産管理システム。
  5. 前記リトライ回数変更手段は、前記部品実装ラインの各部品実装機に作業者が前記リトライ回数設定値を変更操作できるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の部品実装ラインの生産管理システム。
  6. 前記リトライ回数変更手段は、前記部品実装ラインの各部品実装機のモニタ装置に作業者が前記リトライ回数設定値を変更操作する画面を表示させるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の部品実装ラインの生産管理システム。
  7. 前記リトライ回数変更手段は、前記部品実装ラインの生産を管理する生産管理コンピュータに作業者が前記リトライ回数設定値を変更操作する機能を搭載して構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の部品実装ラインの生産管理システム。
  8. 前記リトライ回数変更手段は、前記部品実装ラインのネットワークに無線LAN又は有線LANで接続される情報機器に作業者が前記リトライ回数設定値を変更操作する機能を搭載して構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の部品実装ラインの生産管理システム。
  9. 作業者に作業を指示する作業指示手段を備え、
    前記リトライ回数変更手段は、前記作業指示手段で指示する作業内容に応じて前記リトライ回数設定値を自動的に変更することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の部品実装ラインの生産管理システム。
  10. 前記部品実装ラインを管理する作業者が部品実装機以外の装置に対して行う作業があるか否かを判定する作業状況判定手段を備え、
    前記リトライ回数変更手段は、前記作業状況判定手段で判定した部品実装機以外の装置に対して行う作業の有無に応じて前記リトライ回数設定値を自動的に変更することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の部品実装ラインの生産管理システム。
  11. 前記リトライ回数変更手段が前記リトライ回数設定値を増加させたときにその状態の継続時間を計測する計時手段を備え、
    前記リトライ回数変更手段は、前記計時手段で計測した時間が所定時間を越えた時点で前記リトライ回数設定値を自動的に減少させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の部品実装ラインの生産管理システム。
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