JP6593837B2 - 光コネクタ用後付タブ - Google Patents
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Description
前記ツマミ保持形状枠部は、コ字枠内面の中央面部がツマミの上下何れかの面形状に合致し、コ字枠内面の相対向する左右内側面部がツマミの左右両側面の窪み形状に合致していると共に、
前記ツマミの左右両側面の窪み形状は、当該ツマミ後方に向けて下降傾斜した傾斜面部と、前記ツマミ後端部から外方に突出した突起部とによって形成され、前記ツマミ保持形状枠部のコ字枠内面の相対向する左右内側面部は、前記ツマミの両角部に切欠された係止部に引っ掛けられて前方への移動を阻止する爪片と、前記ツマミの傾斜面部によって当接して係止される傾斜内面部と、前記ツマミの突起部によって当接して係止される突起挿入部とを有していることを特徴とする。
前記ツマミ保持形状枠部は、コ字枠内面の中央面部がツマミの上下何れかの面形状に合致し、コ字枠内面の相対向する左右内側面部がツマミの左右両側面の窪み形状に合致していると共に、
前記ツマミの左右両側面の窪み形状は、当該ツマミ後方に向けて下降傾斜した傾斜面部と、前記ツマミ後端部から外方に突出した突起部とによって形成され、前記ツマミ保持形状枠部のコ字枠内面の相対向する左右内側面部は、前記ツマミの両角部に切欠された係止部に引っ掛けられて前方への移動を阻止する爪片と、前記ツマミの傾斜面部によって当接して係止される傾斜内面部と、前記ツマミの突起部によって当接して係止される突起挿入部とを有しているので、
既に使用されているプラグに対する後付が可能で、プラグからの脱落をも未然に防止でき、更にプラグの上下どちら側からでも取付が可能となるようにした光コネクタ用後付タブを提供することができ、当該光ケーブルシステムの諸々のプラグセキュリティを構築可能にする。また、単心アダプタのみならず、縦または横に連結している2心の光コネクタ用のアダプタにも使用可能である。さらに、特別な治具を用いずに当該プラグの脱着がワンタッチで容易に且つ確実に可能となる。
この光コネクタ用後付タブ1(以下、タブ本体1と略称する)は、光ファイバーケーブルの端部に取り付けられたプラグPを光コネクタ用のアダプタQに対して着脱するのに用いられ、プラスチックにて一体に成形されてなり、既に使用されている光ファイバーケーブル用のプラグPに対する後付が可能となっている。なお、本実施形態のタブ本体1は、単心の光コネクタ用のアダプタQのみならず、縦または横に連結している2心の光コネクタ用のアダプタQにも使用可能な形状となっている。また、前記タブ本体1とプラグPは、治具不要で脱着可能に形成されており、且つ前記プラグPヘの取付方法としては、上下どちら側からでも前記タブ本体1の取付が可能となっている。
すなわち、図1、図2及び図3に示すように、本実施形態におけるタブ本体1は、ブーツB全体と光ファイバーケーブルの一部を保持もしくはカバーするよう内面中央が長手方向に沿って円弧凹状の窪み部2Aを形成してなる長手帯板状のブーツ保持形状片部2と、該ブーツ保持形状片部2の先端に延設され、前記プラグPのツマミT部分を引っ掛け保持するために、コ字枠外形をなし且つ内面が前記ツマミTの外形状と合致させるよう窪ませてなるツマミ保持形状枠部3と、前記ブーツ保持形状片部2の後端に延設され、掴む横幅方向の部分が細く且つ滑り止め用のローレット目が上部表面から左右外側面にかけて形成されるとともに、内面が後述する前記ブーツB嵌合用の円弧部13と同形の円弧部14を備えた取手部4とを備えている。
一方、前記ツマミ保持形状枠部3のコ字枠後端の円弧部13下方には、前記ブーツB嵌合後の当該ブーツBを保持する突部9が対向突設されるとともに、前記ブーツBを嵌め易くするための拡開部10が対向形成されている。
前記光ファイバーケーブル用のプラグPの具体的な構成は、上記した図4、図5、図7、図9及び図10に示すように、光ファイバ芯線が挿入固定されるとともに後端にフランジが圧入保持されるフェルールFと、フランジ後端に位置しフェルールFを前方に付勢するスプリングSPの後端を支持するストップリングSRと、これら各部材を覆うプラグフレームPFと、光ケーブル(図示せず)の抗張力線である不図示のケブラを前記ストップリングSRに固定するカシメ座KBと、光ケーブルのケブラ外側を覆う合成樹脂外皮であるシースを前記カシメ座KBに固定するカシメリングKRと、前記ストップリングSRに装着されるブーツBと、プラグフレームPFおよびストップリングSRの外側に被せられるツマミTとから概ね構成されている。このプラグフレームPFの左右側面には、前記アダプタQのレバー片Lを係架させるための係合溝Rが形成されている。
因みに、既述した如く、ツマミTの左右側面には、後方に向けて下降傾斜した傾斜面部11と、該傾斜面部11後端から外方に向けて突出した突起部12とが形成されていることで手指で掴み易い形状となっている。
前記光コネクタ用のアダプタQの具体的な構成としては、図7乃至図10に示すように、挿入孔101a内奥にある接合端壁に円筒状のスリーブSが、光学軸上で中心軸を一致させて前記挿入孔101aの開口端に向かって突設してある。そして、前記スリーブSを囲繞するように、先端に鉤状の爪部を備えた撓曲自在なレバー片Lを対向配置させてある。このスリーブS内側には円筒状の割りスリーブS1が装着され保持されている。また、前記挿入孔101aにおける上側壁中央には、プラグP挿入時のガイドおよび安定保持のために、当該プラグPのツマミTに設けられたキー突起Kを嵌合させるよう光軸方向に沿って直線溝条となったキー溝K1が形成されている。なお、図中の102はアダプタQの左右側壁の各中間部に形成された取付フランジ、103はガタ止め用の弾性係止片である。
先ず、前記タブ本体1を前記プラグPに取付ける場合には、前記ツマミT後方に向けて下降傾斜した傾斜面部11と、前記ツマミT後端部から外方に突出した突起部12とに、前記タブ本体1の先端に設けられたコ字枠からなるツマミ保持形状枠部3内面の傾斜内面部11Aと、これに連設された突起挿入部12Aとをそれぞれ当接抱持させるようにして、前記ツマミTに前記タブ本体1先端に設けられた前記ツマミ保持形状枠部3が装着される。
Q アダプタ
B ブーツ
T ツマミ
F フェルール
SP スプリング
PF プラグフレーム
SR ストップリング
KB カシメ座
KR カシメリング
L レバー片
R 係合溝
K キー突起
K1 キー溝
S スリーブ
S1 割りスリーブ
1 光コネクタ用後付タブ(タブ本体)
2 ブーツ保持形状片部
2A 窪み部
3 ツマミ保持形状枠部
4 取手部
5 凹面部
6 孔部
7 係止部
8 爪片
9 突部
10 拡開部
11 傾斜面部
11A 傾斜内面部
12 突起部
12A 突起挿入部
13 円弧部
14 円弧部
101a、101b 挿入孔
102 取付フランジ
103 弾性係止片
Claims (4)
- 光ファイバーケーブルの端部に取り付けられたプラグをアダプタに対して着脱するのに用いられ、プラスチックにて一体に成形された長手帯板状のタブ本体によって構成された光コネクタ用後付タブであって、前記タブ本体の長手方向の一端に、前記プラグのブーツを保持するために中央が長手方向に沿って円弧凹状に窪んだブーツ保持形状片部と、前記タブ本体の長手方向の他端に、前記プラグのツマミ部分を引っ掛け保持するために、コ字枠外形をなし且つ内面が前記ツマミの外形状と合致させるよう窪ませてなるツマミ保持形状枠部と、を有して成り、
前記ツマミ保持形状枠部は、コ字枠内面の中央面部がツマミの上下何れかの面形状に合致し、コ字枠内面の相対向する左右内側面部がツマミの左右両側面の窪み形状に合致していると共に、
前記ツマミの左右両側面の窪み形状は、当該ツマミ後方に向けて下降傾斜した傾斜面部と、前記ツマミ後端部から外方に突出した突起部とによって形成され、前記ツマミ保持形状枠部のコ字枠内面の相対向する左右内側面部は、前記ツマミの両角部に切欠された係止部に引っ掛けられて前方への移動を阻止する爪片と、前記ツマミの傾斜面部によって当接して係止される傾斜内面部と、前記ツマミの突起部によって当接して係止される突起挿入部とを有していることを特徴とする光コネクタ用後付タブ。 - 前記ブーツ保持形状片部の後端部には、掴む部分を細くし且つ滑り止め用のローレット目を形成してなる取手部を有していることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ用後付タブ。
- 前記タブ本体もしくはブーツ保持形状片部の上面部にはラベル貼付用の凹面部が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ用後付タブ。
- 前記タブ本体の取手部には長手方向に沿ってベルト状のラベルを縛結固定可能な孔部が形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の光コネクタ用後付タブ。
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JP2015118908A Active JP6593837B2 (ja) | 2015-06-12 | 2015-06-12 | 光コネクタ用後付タブ |
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