JP6592812B2 - 高さ可変型堤防装置 - Google Patents
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Description
そうしたことから平常時の景観を損なわないようにした堤防として特許文献1に開示の可動堤防の技術が提供された。
しかし、この可動堤防によれば、平常時は胸壁を上方に高く待機させて景観を損なわないかのようであるが、胸壁が上方に高く待機していては上方を通じての通覧が阻害されて景観上好ましくないものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高さ可変型堤防装置において、起倒部材の左右に隣り合う側端部には、起倒部材が回転する方向に対向する関係となるような側突辺部が設けられている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の高さ可変型堤防装置において、起倒部材の左右に隣り合う側端部に設けた側突辺部間に、起立状態の起倒部材の隣り合う間を遮蔽するシール手段が設けられている。
図1において1は河川(低水路)で、Xはその流れ方向であり、2は右岸堤防、3は左岸堤防を示している。左岸堤防3側には高水敷4から表のり面5を超えたところに歩道6が設けられ、その近くには車道7が通されているとともに車道7の脇には観光地によくみられる土産物屋とか旅館などの諸建物8…が設けられている。9は河川1上を渡す橋である。左岸堤防3の図示範囲の最も上流側部分3aは図3の歩道5の面よりもやや高くなっており、その上流側部分3aから下流側に緩やかに低くなった歩道上に本発明であるベンチ式堤防装置Bを設置するものとする。
本体部分27aは、図3のように相対向する上下の矩形板と前後端および左右端に設けた細長い各板とで扁平矩形枠状フレームとされ、側突辺部27bは、図4に示すように本体部分27aの流れ方向Xの上流側に対応するものが起立時に前側にまた下流側に対応するものが起立時に後側にくるように突設されている。
起倒部材27とベンチ基台12間を通じて浸水が発生しないようになっている。
尚、前記実施形態では、開閉支点シール30と起立時基部シール33が併設されてシール性能が高められているが、それらシール30,33の一方を省略することもある。
37は閉止ボルト、38はロック錠で、前記閉止受金具22と組み合わさって図3のように起倒部材27を水平にロックしたり図6のように起立を許したりするために使われる。
図9ないし図12は洪水対応時の装置Bの状態を示し、これらにおいてXは洪水時の流れ方向を示す。3は左岸堤防で、高水敷から表のり面5を超えたところに歩道6が設けられ、その近くには車道が通されているとともに車道の脇には観光地によくみられる土産物屋とか旅館などの諸建物が設けられている。
本体部分52aは、相対向する前後の矩形板と上下端および左右端に設けた細長い各板などで扁平矩形枠状フレームとされ、側突辺部52bは、図10に示すように本体部分52aの流れ方向Xの上流側に対応するものが起立時に前側にまた下流側に対応するものが起立時に後側にくるように突設されている。
エアーシリンダ58に代えて油圧あるいは水圧シリンダ(起立保持手段を兼ねる)でもよいし、例えば、油圧方式である場合には、豪雨浸水による停電で使用不可になるおそれのある商用電源は使わず手動レバー式油圧ジャッキにみられるような回路構成のものにすることができる。一方、前記エアーシリンダ58である場合には、充電バッテリ駆動方式の手持型小型コンプレッサを使用するタイプにしてもよい。これらの流体駆動方式は、図1ないし図8にみられるベンチ式堤防装置Bにも適用することができる。一方、図9ないし図12のベンチ式堤防装置Bは、エアーシリンダ方式でなくエアーダンパー方式あるいは起倒部材に付属のカウンタウエイト方式によることができる。
即ち、ベンチ基台74と起倒部材75との組み合わせでなる1.5m長さのものを6個など複数並べて配置したベンチ式堤防装置B…を一定の間隔をおいて配置し、その間隔位置を河川側へ繋がる階段(あるいはスロープ)76に位置対応させて降りる用のないときはゲート受部77、77間に角落とし式で上下複数段に挿し入れられた遮水ゲート78…によって通過できないようにしかも洪水対策用とし、降りる用が出たときは遮水ゲート78…を抜き去って通過できるように開閉式遮水ゲート装置Gを構成したものである。遮水ゲート78…の上下間およびゲート受部77,77との間など遮水ゲート装置Gは図示しないシール手段で水密構造になっている。また、遮水ゲート78…は、取り外し時起倒部材75上あるいはベンチ基台74内に置いておくことができる。
そのあと取り出されたゲート受部96がU字溝95に差し込まれて起立保持され、それらの対向間には同じく取り出された遮水ゲート98…が落とし込み式にセットされる。これにより、起倒部材・ゲート間シール100が起倒部材91との間の水密化をして洪水対策をする。102は杭である。
110は河岸上の歩道で、ベンチ式堤防装置Bは、コンクリート製で内部に凹所111をもつ上面開放型の角形立体のベンチ基台112と、そのベンチ基台112を固定するための杭113と、起倒部材114を備える。
ベンチ基台112の後端上面2個所には、軸受116と回転軸117が設けられて回転連結具を構成し、起倒部材114の対応する2個所に形成された凹欠部が軸受116に嵌り合うようにされるとともに回転軸117が凹欠部に挿通されることで起倒部材114が起倒自在に連結支持されている。
尚、図25の右欄のように、起倒部材114を上下2段にして連結しておけば高くなるとともに遮水ゲート123…も高く得られる。前記起倒部材114はエアーダンパーにより軽快に起倒するようにしたり、エアーあるいはオイルシリンダ駆動にしてもよい。起倒部材114の基端面部にはシールを施すが、それとは別に例えば、ウエイト121を起倒部材114と同様の幅広型にしその裏面にシール材を設けてベンチ基台112の背面に弾性当接するようにしたものを組み合わせればよりシール性が高まる。このことは以下の実施形態でも適用できる。
この実施形態は、ベンチ式堤防装置Bと遮水ゲート装置Gを交互に配置したものにおいて、特にシール手段を簡易化したものに関する。
128は河岸上の歩道で、ベンチ式堤防装置Bは、コンクリート製で内部に凹所129をもつ上面開放型の角形立体のベンチ基台130と、そのベンチ基台130を固定するための杭131と、起倒部材132を備える。
ベンチ基台130の後端上面2個所には、軸受133と回転軸134が設けられて回転連結具を構成し、起倒部材132の対応する2個所に形成された凹欠部が軸受133に嵌り合うようにされるとともに回転軸134が凹欠部に挿通されることで起倒部材132が起倒自在に連結支持されている。
尚、遮水ゲート140は、1枚板ものになっているが、例えば、縦線を折畳線として図26のように歩道側にヒンジを有する折畳式のものにしてもよい。折畳線は横向きであってもよい。図28の右欄に示すように、ベンチ式堤防装置Bは起倒部材132が反河川側に起立するような位置関係になるような構成にしてもよい。このことは他の実施形態でも適用できる。
ベンチ基台147の後端上面2個所には、軸受151と回転軸152が設けられて回転連結具を構成し、起倒部材150の対応する2個所に形成された凹欠部が軸受151に嵌り合うようにされるとともに回転軸152が凹欠部に挿通されることで起倒部材150が起倒自在に連結支持されている。
160は河岸上の歩道で、ベンチ式堤防装置Bは、コンクリート製で内部に凹所161をもつ上面開放型の角形立体のベンチ基台162と、そのベンチ基台162を固定するための杭と、起倒部材164を備える。
Claims (3)
- 河川岸、海岸、湖沼水畔などを設置対象にして複数連設式に配設されるベンチ式堤防装置である高さ可変型堤防装置であって、下側堤防部材になるベンチ基台と、このベンチ基台の河川等の増水側である背側に設けられる回転連結具と、ベンチ基台に対して回転連結具を介して起倒自在に装備され伏倒時にはベンチ座板ともなり起立時には上側堤防部材となる起倒部材とを備えるとともに、起倒部材を起立状態に保持する起立保持手段と、少なくとも、ベンチ基台の隣り合う間と起立状態の起倒部材の隣り合う間並びに起立状態の起倒部材とベンチ基台との間に設けられて増水側からの水を遮蔽するシール手段とを備えていることを特徴とする高さ可変型堤防装置。
- 請求項1に記載の高さ可変型堤防装置において、起倒部材の左右に隣り合う側端部には、起倒部材が回転する方向に対向する関係となるような側突辺部が設けられている高さ可変型堤防装置。
- 請求項2に記載の高さ可変型堤防装置において、起倒部材の左右に隣り合う側端部に設けた側突辺部間に、起立状態の起倒部材の隣り合う間を遮蔽するシール手段が設けられている高さ可変型堤防装置。
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CN117328490A (zh) * | 2023-09-28 | 2024-01-02 | 江苏傲皇建设有限公司 | 一种消能型景观护岸桩及景观护岸 |
CN117328490B (zh) * | 2023-09-28 | 2024-04-26 | 江苏傲皇建设有限公司 | 一种消能型景观护岸桩及景观护岸 |
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