JP6591209B2 - バスバの連結構造及びコネクタ - Google Patents

バスバの連結構造及びコネクタ Download PDF

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Description

本発明は、バスバの連結構造及びその連結構造を用いたコネクタに関する。
従来、電気自動車やハイブリッドカー等に搭載された電機機器は、例えば、電機機器内の端子台等に接続された板状の金属導体(以下、バスバという。)を電機機器の筐体の側面開口から外部に突出させ、突出したバスバの先端部に外部接続用のコネクタハウジング等を取り付けてコネクタを構成することにより、他の電機機器との電気的な接続が行われている。
この種の電機機器として、特許文献1には、複数の電池を重ね合せて直列に接続された車両用のバッテリパックが開示されている。バッテリパックは、隣り合う電池間の正極と負極を電気的に接続し、一端の電池の正極と他端の電池の負極がそれぞれ総正極、総負極となっている。特許文献1では、両端の電池の側面にそれぞれ総電極と接続されたバスバが取り付けられている。バスバは、L字状に折り曲げて形成され、電池の下部側面から横方向(電池側面と略垂直)に突出する板面に外部接続用の電極が取り付けられ、その電極に外部の端子が接続されている。
特開2006−120489号公報
ところで、特許文献1のように、バッテリパックの横方向に突出するバスバに外部接続用のコネクタハウジングを取り付ける場合、バスバの先端部が差し込まれたコネクタハウジングは、バッテリパックの横方向に延在する。そのため、バッテリパックの側方には、コネクタハウジングの長さに応じたスペースが必要になることに加え、コネクタハウジングの位置や向き、すなわち、バスバの位置や向きによっては、相手側のコネクタハウジングを接続する際の作業性が悪くなるといった問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、バッテリパックのバスバに外部接続用のコネクタハウジングを取り付けるのに好適なバスバの連結構造において、バスバに取り付けられるコネクタハウジングの位置や向きを調整可能にすることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明のバスバの連結構造は、板状に形成された第1と第2のバスバと、この第1と第2のバスバの長手方向の一端部同士を連結するヒンジ部とを備え、ヒンジ部は、第1と第2のバスバの長手方向の一端部をそれぞれ円筒状に折り曲げて形成された第1と第2の筒状部と、第1と第2の筒状部にそれぞれ挿入されて前記第1と第2のバスバを回動可能に連結する導電性の柱状部材とを有し、柱状部材は、第1と第2の筒状部の内周面に対応する外周面を有する円柱状に形成され、第1の筒状部に圧入支持され、第2の筒状部の内周面に向かって突出する爪部を有してなることを特徴とする。
これによれば、第1のバスバは、第1の筒状部に柱状部材が圧入されることにより、柱状部材と導通され、かつ、柱状部材と一体的に回動可能となる。また、柱状部材は、第2の筒状部の内周面に対応する外周面にその内周面に向かって突出する爪部を有しているから、第2の筒状部に挿入された柱状部材は、爪部が第2の筒状部の内周面を押し付けることになり、第2の筒状部との導通が確保される。また、爪部が第2の筒状部の内周面を押し付けることで、柱状部材と第2の筒状部との摩擦が大きくなり、第1と第2のバスバの角度を維持することができる。
本発明によれば、例えば、電機機器の端子台等に他端部が接続された第2のバスバを電機機器の側壁開口から外部に突出させ、この第2のバスバの一端部に連結された第1のバスバをヒンジ部の回動により筐体の側壁に沿って上向きにすることができる。すなわち、第1のバスバに取り付けられたコネクタハウジングの位置や向きを調節することができるから、電機機器の側方にコネクタハウジングを設置するための広いスペースを必要とせず、また、相手側のコネクタハウジングの接続作業を容易に行うことができる。
また、柱状部材は、回転時に爪部が第2の筒状部の内周面を押し付けて回動する際、第2の筒状部の内周面の酸化被膜を削り落とすから、柱状部材と第2のバスバとの導通信頼性を高めることができる。なお、第1の筒状部には、柱状部材が圧入支持されるから、第1の筒状部の内周面と柱状部材の外周面は、良好な導通状態が保持される。
また、柱状部材は、第1の筒状部の折り曲げ方向の先端面とその先端面と対向する板面との間に圧入される突起部を有してなることが好ましい。これによれば、第1の筒状部の先端面と板面との間に突起部が係止されるから、第1のバスバの回転力を柱状部材に確実に伝えることができる。
また、突起部は、先端面に向かって突設する凸部を有してなることが好ましい。これによれば、突起部を第1の筒状部の先端面と板面との間に圧入する際、凸部の表面の酸化被膜が削られるから、凸部を介して柱状部材と第1のバスバとの導通信頼性をより高めることができる。
また、上記課題を解決するため、本発明のコネクタは、コネクタハウジングと、長手方向の一端部がコネクタハウジングに収容された板状の第1のバスバと、第1のバスバの他端部とヒンジ部を介して長手方向の一端部が連結された板状の第2のバスバとを備え、ヒンジ部は、第1のバスバの他端部と第2のバスバの一端部とをそれぞれ円筒状に折り曲げて形成された第1と第2の筒状部と、この第1と第2の筒状部にそれぞれ挿入されて第1と第2のバスバを回動可能に連結する導電性の柱状部材とを有し、柱状部材は、第1と第2の筒状部の内周面に対応する外周面を有する円柱状に形成され、第1の筒状部に圧入支持され、第2の筒状部の内周面に向かって突出する爪部を有してなることを特徴とする。
本発明によれば、バスバに取り付けられるコネクタハウジングの位置や向きを調整可能にすることができる。
本発明が適用されるコネクタの一実施形態の外観斜視図である。 コネクタハウジングの断面斜視図である。 第1と第2のバスバ同士が連結されるヒンジ部の拡大図である。 ヒンジ部を構成する第1の筒状部の外観斜視図である。 ヒンジ部を構成する第2の筒状部の外観斜視図である。 ヒンジ部を構成する柱状部材の外観斜視図である。 ヒンジ部の断面図である。 第1のバスバを回動させた状態のヒンジ部の拡大図である。 コネクタの組立方法を説明する図である。 図9の次工程のコネクタの組立方法を説明する図である。 図10の工程において、コネクタハウジングが上向きに回動した状態を示す図である。 図10の次工程のコネクタの組立方法を説明する図である。 図12の工程において、筐体にカバー部材が取り付けられた状態を示す図である。
以下、本発明にかかるコネクタ及びそのコネクタを構成するバスバの連結構造の一実施形態について図1ないし図13を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるコネクタ11は、電機機器に接続して使用され、この電機機器を他の電機機器と接続するためのものである。なお、本実施形態では、電機機器として電気自動車やハイブリッドカー等に搭載されるバッテリパック(電池集合体)を用いる例を説明するが、電機機器にはモータやインバータといった種々の電機機器が適用される。
コネクタ11は、図1に示すように、筐体13内に収容された図示されていないバッテリパックに接続される。バッテリパックは、複数の電池を厚み方向に配列して隣り合う電池を直列接続して構成され、一端の電池の正極と他端の電池の負極がそれぞれ総電極(総正極、総負極)となっている。図1では、一方の総電極に接続されるコネクタ11のみを表している。
本実施形態のコネクタ11は、図1に示すように、外部接続用のコネクタハウジング15と、板状の金属導体である第1と第2のバスバ17,19と、これらのバスバ17,19を回動可能に連結するヒンジ部21とを有して構成される。第2のバスバ19は、その長手方向の一端部が、第1のバスバ17と連結され、他端部が筐体13の側壁の開口23を介して筐体13内のバッテリパックの総電極に接続される。以下では、矢印Xを軸方向又は前後方向、矢印Yを幅方向、矢印Zを高さ方向として説明する。
コネクタハウジング15は、合成樹脂製であり、全体が角筒状に形成される。コネクタハウジング15は、軸方向の前端部に矩形の前方開口部25が形成され、軸方向の後端部にスリット状の後方開口部27(図2)が形成される。
前方開口部25には、図示しない相手側の端子が挿入され、後方開口部27には、第1のバスバ17の一端部が挿入される。後方開口部27に挿入された第1のバスバ17は、コネクタハウジング15内の図示しない係止部に係止されてコネクタハウジング15内に保持される。コネクタハウジング15は、軸方向の中央部に段部29を有しており、内部の軸方向と直交する断面積が後方から前方に向かって段付状に大きくなるように形成される。
図2は、コネクタハウジング15の後方開口部27を軸方向に切断した縦断面図である。コネクタハウジング15には、一対の板状の端子31a,31bが上下に離間して配置される。端子31a,31bは、後方開口部27の位置に対応させて配置され、後方開口部27の高さ方向の寸法よりも小さい間隔で略平行に配置される。これにより、後方開口部27に挿入された第1のバスバ17は、一対の端子31a,31b間に挿入されて各端子31a,31bと電気的に接続される。
端子31a,31bは、図示していないが、それぞれコネクタハウジング15の段部29に対応させて、互いの間隔が後方から前方に向かって段付状に大きくなるように折り曲げられ形成される。すなわち、前方の端子31a,31b間の間隔は、相手側の端子の厚みに対応させて設定される。これにより、前方開口部25から挿入された相手側の端子が、端子31a,31b間に挿入されて、各端子31a,31と電気的に接続される。
第1と第2のバスバ17,19は、いずれも矩形状に形成された金属板材であり、幅寸法が略同一に設定されているが、長手方向(前後方向)の長さは、適宜設定することができる。第1のバスバ17の長手方向の他端部と第2のバスバ19の長手方向の一端部は、ヒンジ部21を介して互いに回動可能に連結される。
ヒンジ部21は、図3に示すように、第1のバスバ17の他端部を円筒状に折り曲げて形成された第1の筒状部33と、第2のバスバ19の一端部を円筒状に折り曲げて形成された第2の筒状部35a,35bと、第1と第2の筒状部33,35a,35bにそれぞれ収容(挿入)されて第1と第2のバスバ17,19を回動可能に支持する導電性の柱状部材37とを有して構成される。
第1の筒状部33は、図4に示すように、第1のバスバ17の端面39の幅方向の略中央部から長手方向に張り出した第1の突片41を厚み方向の一方に折り曲げて円筒状に形成される。第1の突片41の幅方向の長さは、第1のバスバ17の全幅の略3分の1に設定される。第1の筒状部33の折り曲げ方向の端面43は、その端面43と対向する第1の筒状部33の板面45と離れて配置される。
第2の筒状部35a,35bは、図5に示すように、互いに同一寸法及び同一形状に形成され、それぞれ、第2のバスバ19の端面47の幅方向の両端部から長手方向に張り出した第2の突片49a,49bを、厚み方向の一方に円弧状に膨らませるとともに、厚み方向の他方に円筒状に折り返して形成される。第2の突片49a,49bの幅方向の長さは、それぞれ第2のバスバ19の全幅の略3分の1に設定される。第2の筒状部35a,35bの折り曲げ方向の端面51は、その端面51と対向する第2の筒状部35a,35bの板面53と離れて配置される。
柱状部材37は、金属製の導体であり、図6に示すように、円柱状に形成された軸部55と、軸部55から突出する爪部57と、爪部57と周方向の位置をずらして軸部55の外周面から突出する突起部59とを有して形成される。
軸部55は、第1の筒状部33と第2の筒状部35a,35bとの内周面にそれぞれ対応する外周面(外径寸法)を有して断面円型に形成される。軸部55は、図7に示すように、柱状部材37が第1の筒状部33に挿入されるとき、第1の筒状部33に圧入支持されるようになっている。
爪部57は、軸方向の断面が円弧状に形成された第1側面61と、平面状に形成された第2側面63とを有して断面半月状に形成される。爪部57は、図3に示すように、柱状部材37が第2の筒状部35a,35bに挿入されたとき、第2の筒状部35a,35bの内周面に対応する位置、つまり、軸部55の軸方向の両端部にそれぞれ突設され、第1側面61が、各筒状部35a,35bの内周面を押圧するようになっている。第1側面61は、第2側面63に対して図3の時計方向に形成される。
突起部59は、軸部55の軸方向の略中央部に設けられ、軸方向からみると、軸部55の接線方向に延びる第3側面65と、軸部55の外周面から第3側面65に向かって傾斜する第4側面67とを有して断面台形状に形成される。第4側面67には、断面半円状の凸部69が突設されている。突起部59は、図7に示すように、第1の筒状部33の端面43と板面45との隙間に対応して形成され、柱状部材37が第1の筒状部33に挿入されたとき、第1の筒状部33の端面43と板面45との間に圧入支持、すなわち、係止され、凸部69が端面43に圧接されるようになっている。
このように構成されるヒンジ部21の組立方法としては、まず、第2のバスバ19の第2の筒状部35a,35bの間に第1のバスバ17の第1の筒状部33を位置させて各筒状部33,35を同軸上に配置し、第2の筒状部35a,35bの一方から柱状部材37を挿入する。挿入時には、第2の筒状部35a,35bの端面51と板面53の間に、柱状部材37の爪部57を位置させることで挿入負荷を軽減できる。そして、図3及び図7に示すように、柱状部材37の爪部57を第2の筒状部35a,35bの内側に位置させるとともに、突起部59を第1の筒状部33の端面43と板面45との間に位置させることで、第1と第2のバスバ17,19が柱状部材37を介して連結される。
柱状部材37は、図7に示すように、軸部55が第1の筒状部33に圧入支持されることに加え、突起部59が、第1の筒状部33の端面43と板面45との間に係止されるため、第1の筒状部33の回転トルクが、その回転方向によらず、突起部59を介して柱状部材37に伝達される。そのため、第1のバスバ17が第2のバスバ19に対して回動するときは、柱状部材37が第1のバスバ17と一体的に回動する。
また、柱状部材37は、第1の筒状部33に圧入支持されるとともに、突起部59の凸部69が端面43に押接されることにより、第1の筒状部33と導通される。特に、突起部59は、端面43と板面45との間に圧入される際、凸部69が第1の筒状部33の端面43を擦りながら移動する。そのため、凸部69と端面43の酸化被膜が除去される。これにより、第1の筒状部33と凸部69との間の電気的な抵抗の増加が抑制されるから、第1のバスバ17と柱状部材37との電気的な接続信頼性を高めることができる。
一方、柱状部材37の組付直後は、図3に示すように、爪部57が第2の筒状部35a,35bの端面51と板面53との間に位置しているが(このとき、本実施形態では、爪部57が端面51と接触しているものとする)、第1のバスバ17を第2のバスバ19に対して図3の時計方向に回動させると、柱状部材37の爪部57の第1側面61が第2の筒状部35a,35bの内周面に乗り上げる。さらに第1のバスバ17を回動させると、図8に示すように、爪部57は、第1側面部61が第2の筒状部35a,35bの内周面を押し付けて擦りながら移動する。
このように、第1のバスバ17は、第1のバスバ17と一体的に回動する柱状部材37の爪部57が、第2の筒状部35a,35bの内周面を押し付けることにより、柱状部材37と第2の筒状部35a,35bとの摩擦が大きくなるため、第2のバスバ19に対して所定の角度に傾けた状態を維持することができる。なお、爪部57は、第1のバスバ17を半時計方向に回動させると、第2側面63が、第2の筒状部35a,35bの板面53に当接することで、回動を規制することができる。
また、第2の筒状部35a,35bは、柱状部材37の爪部57が内周面を押し付けることで、柱状部材37と導通される。特に、爪部57は、第2の筒状部35a,35bの内周面を擦りながら移動する際、その内周面と爪部57の酸化被膜が除去されるから、内周面と爪部57との間の電気的な抵抗の増加が抑制され、第2のバスバ19と柱状部材37との電気的な接続信頼性を高めることができる。
したがって、本実施形態では、第1と第2のバスバ17,19を所望の角度に調整しても、第1と第2のバスバ17,19は、柱状部材37を介して導通された状態を維持することができる。また、第1のバスバ17と第2のバスバ19は、互いの角度を調整後、当該角度を維持することができる。
次に、本実施形態のコネクタの組立方法と使用形態の一例について説明する。
図9に示すように、筐体13内のバッテリパック(図示せず)の総電極には、第2のバスバ19の他端部が接続されている。筐体13の開口23から横方向に突出した第2のバスバ19の一端部には、ヒンジ部21を介して第1のバスバ17が水平方向に延びて連結されている。
続いて、図9に示すように、第1のバスバ17の一端部にコネクタハウジング15を矢印の方向より取り付ける。第1のバスバ17は、その一端部をコネクタハウジング15に挿入することで、一端部の凹部71がコネクタハウジング15内の図示しない係止突起に係止され、コネクタハウジング15の抜け止めがなされる。
続いて、図10に示すように、第1のバスバ17に取り付けられたコネクタハウジング15を矢印の方向(時計方向)に回動させる。これにより、コネクタハウジング15は、図11に示すように、筐体13の側壁に沿って上下方向に延在して配置される。
次に、図12に示すように、コネクタハウジング15を包囲するカバー部材73を筐体13の側壁に取り付ける。カバー部材73は、絶縁材料で形成され、幅方向の両側にそれぞれロック孔75を有している。カバー部材73は、図13に示すように、ロック孔75を筐体13の側壁に突設する係止部77に係合させることで、筐体13に取り付けられる。このようにカバー部材73を取り付けることにより、コネクタ11の活電部の露出を防ぐことができる。カバー部材73が取り付けられた筐体13は、例えば、車内の所定位置に取り付けられる。
本実施形態のコネクタ11は、ヒンジ部21を回動させて、第1のバスバ17の向きを変えることにより、第2のバスバ19の突出位置にかかわらず、コネクタハウジング15の位置や向きを調整することができる。そのため、図13のように、コネクタハウジング15を筐体13の側面に沿って立ち上げることにより、筐体13の周囲のスペースが狭くても、コネクタ11を設けることが可能となり、筐体13の設置の自由度を高めることができる。また、コネクタ11は、前方開口部25を筐体13の上方に位置させることができるから、筐体13の側面に沿って手を挿入する必要がなく、作業スペースが狭くても、相手側のコネクタの接続を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述したが、本実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、本実施形態では、柱状部材37は、軸部55を第1の筒状部33に圧入し、突起部59を第1の筒状部33の端面43と板面45との間に係止する例を説明したが、第1の筒状部33と柱状部材37を一体的に回転させることが可能であれば、軸部55と突起部59のいずれか一方を第1の筒状部33に圧入支持する構成としてもよく、また、突起部59を省略することもできる。
また、本実施形態では、コネクタハウジング15に、メスメス端子として一対の端子31a,31bを収容する例を説明したが、コネクタハウジング15に収容される端子は、この例に限られるものではなく、例えば、相手側のメス端子と接続されるオスメス端子をすることもできる。さらに、コネクタハウジング15に収容された第1のバスバ17をオス端子として、相手側のメス端子と接続可能に形成することもできる。
11 コネクタ
13 筐体
15 コネクタハウジング
17 第1のバスバ
19 第2のバスバ
21 ヒンジ部
33 第1の筒状部
35a,35b 第2の筒状部
37 柱状部材
43 端面
45 板面
57 爪部
59 突起部
69 凸部

Claims (4)

  1. 板状に形成された第1と第2のバスバと、前記第1と第2のバスバの長手方向の一端部同士を連結するヒンジ部とを備え、
    前記ヒンジ部は、前記第1と第2のバスバの一端部の短手方向に沿ってそれぞれ円筒状に折り曲げて形成された第1と第2の筒状部と、前記第1と第2の筒状部にそれぞれ挿入されて前記第1と第2のバスバを回動可能に連結する導電性の柱状部材とを有し、
    前記柱状部材は、前記第1と第2の筒状部の内周面に対応する外周面を有する円柱状に形成された軸部と、前記軸部の外周面から前記第1の筒状部に向けて突出して設けられ前記第1の筒状部に圧入支持された圧入部と、前記軸部の外周面から前記第2の筒状部の内周面に向かって突出する爪部を有してなるバスバの連結構造。
  2. 前記圧入部は、前記第1の筒状部の折り曲げ方向の先端面と該先端面と対向する板面との間に形成される隙間に圧入される突起部である請求項1に記載のバスバの連結構造。
  3. 前記突起部は、前記先端面に向かって突設する凸部を有してなる請求項2に記載のバスバの連結構造。
  4. コネクタハウジングと、長手方向の一端部が前記コネクタハウジングに収容された板状の第1のバスバと、該第1のバスバの他端部とヒンジ部を介して長手方向の一端部が連結された板状の第2のバスバとを備え、
    前記ヒンジ部は、前記第1のバスバの他端部と前記第2のバスバの一端部の短手方向に沿ってそれぞれ円筒状に折り曲げて形成された第1と第2の筒状部と、該第1と第2の筒状部にそれぞれ挿入されて前記第1と第2のバスバを回動可能に連結する導電性の柱状部材とを有し、
    前記柱状部材は、前記第1と第2の筒状部の内周面に対応する外周面を有する円柱状に形成された軸部と、前記軸部の外周面から前記第1の筒状部に向けて突出して設けられ前記第1の筒状部に圧入支持された圧入部と、前記軸部の外周面から前記第2の筒状部の内周面に向かって突出された爪部を有してなるコネクタ。
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