JP6590718B2 - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、制御信号に従って第1の電力状態から第1の電力状態よりも消費電力が小さい第2の電力状態に移行可能なメモリの省電力制御技術に関するものである。
制御信号により低消費電力モードの設定と低消費電力モードからの復帰が可能なメモリモジュールがある(特許文献1)。このメモリモジュールは、レジュームスタンバイ信号(以下、RS信号)と呼ばれる制御信号を入力する入力ノードを有し、RS信号に従ってレジューム状態(低消費電力状態)に移行したり、スタンバイ状態に移行したりする。
また、特許文献1では、複数のメモリモジュールをデイジーチェーンで接続して、2つのメモリモジュール間に設けられる遅延回路によって後段のメモリモジュールに入力される制御信号を遅延させる。これにより、複数のメモリモジュールが低消費電力モードから復帰する際に、突入電流が発生することを緩和している。
特開2007−164822号公報
特許文献1のように複数のメモリモジュールをデイジーチェーンで接続すると、複数のメモリモジュールの全てが、低消費電力モードに移行する、又は、低消費電力モードから復帰することになる。しかしながら、メモリを有する機能モジュールを複数備える装置において、その機能モジュールの全てを使用しない場合がある。例えば、MFP(Multifunction Peripheral)を想定した場合、カラースキャンする場合と、モノクロスキャンする場合とでは、使用される画像処理モジュールが異なる場合がある。例えば、カラースキャンする場合に特定の機能モジュールは使用するが、モノクロスキャンする場合に特定の機能モジュールを使用しない場合がある。動作モードによって使われないと判定できる機能モジュールのメモリには、当然ながらアクセスが発生しない。より省電力に画像処理を実行する為には、アクセスが発生しない機能モジュールのメモリを低消費電力モードの状態を維持させておくことが望ましい。
特許文献1の技術では、全てのメモリモジュールの電力状態が一意に決まってしまう。その為、ジョブを実行する際にアクセスが発生しない画像処理モジュールのメモリであっても、通常モードに復帰してしまう。従って、処理に用いないモジュールのメモリを低消費電力モードに維持することが出来ない。
本発明に係る情報処理装置は、メモリアレイと前記メモリアレイへの書き込み読み出しを制御するドライバ部とを有し、前記ドライバ部に電力が供給されている第1の電力状態と、前記ドライバ部に電力が供給されていない第2の電力状態で動作するデバイスと、入力されたデータを処理するデータ処理手段と、前記デバイスの電力状態を制御する電力制御手段と、前記データ処理手段が入力されたデータを処理するか否かを示す情報を記憶するレジスタと、を有し、前記電力制御手段は、前記デバイスを前記第1の電力状態に移行させる指示の受信に応じて、前記前記レジスタに記憶された情報に基づき、前記デバイスを前記第1の電力状態に移行させることを特徴とする。
本発明によれば、処理に用いないモジュールのメモリを低消費電力モードの状態に維持させておくことができるので、より低消費電力で処理を行う事が可能となる。
実施形態におけるMFP全体のブロック図である。 第1実施形態を説明する画像処理部のブロック図である。 第1実施形態を説明する画像処理部におけるRS信号のタイミングチャートである。 第1実施形態を説明する画像処理の内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態を説明するSRAMのRSモードの制御を示すタイミングチャートである。 第2実施形態を説明する画像処理部のブロック図である。 第2実施形態を説明する画像処理部におけるRS信号のタイミングチャートである。 第2実施形態を説明する画像処理の内部構成を示すブロック図である。 第2実施形態を説明するSRAMのRSモードの制御を示すタイミングチャートである。 第3実施形態を説明する画像処理部のブロック図である。 第3実施形態を説明する画像処理部におけるRS信号のタイミングチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。以下では、スキャン、プリント、コピーなどの複数の機能を有するMFP(デジタル複合機)を例にしてメモリの省電力制御を説明する。また、以下では、省電力制御されるメモリとしてSRAMを例に挙げて説明する。また、メモリの電力状態を表す際に、第1の電力状態のことを通常モードと呼び、第1の電力状態よりも省電力な第2の電力状態のことを低電力モードと呼ぶ。また、低電力モードのことをRSモード(レジュームスタンバイモード)とも呼ぶ。RSモードは、メモリモジュールにおけるメモリセルアレイを除く周辺回路への電力を遮断することで省電力を実現するモードである。これらの詳細については後述する。
図1は、本実施形態を説明するためのMFP1のブロック図を示す。MFP1は、コントローラ100、プリンタ部107、スキャナ部108、ブートROM109、DRAM110、操作部113を有する。コントローラ100は、CPU101、画像処理部102、ROM IF部103、DRAM IF部104、スキャナIF部105、プリンタIF部106、ネットワークIF部111、操作部IF部112を有する。
画像入力デバイスであるスキャナ部108と画像出力デバイスであるプリンタ部107とは、スキャナIF部105とプリンタIF部106とを介してそれぞれコントローラ100に接続されている。これらデバイスを制御することで、画像データの読み取りやプリント出力を実現する。コントローラ100内では、BUS114によって各構成要素が接続されている。
CPU101は、画像処理部102の設定や、スキャナ部108から入力される画像データ及びプリンタ部107へ出力する画像データの制御などを行う。CPU101は、DRAM110に展開されたOSやアプリケーションプログラムを実行する。
画像処理部102は、各種画像処理を行う回路であり、CPU101によって設定、制御され各種画像処理を行う。また、画像処理部102は複数の画像処理モジュールを有する構成である。構成の詳細は後述する。画像処理の例としては、画像データの回転や、変倍、色処理、トリミング・マスキング、2値変換、多値変換、白紙判定等の各種画像処理を行う。また、プリント画像処理としては、プリント出力する画像データに対して、プリンタ部107に応じた画像処理補正等を行う。スキャン画像処理としては、スキャナ部108で読み込まれた画像データに対して、補正、加工、編集等の各種処理を行う。
ROM IF部103は、ブートROM109にアクセスするためのI/Fモジュールである。コントローラ100の電源が投入された時に、CPU101がROM IF部103を介してブートROM109にアクセスし、CPU101がブートする。
DRAM IF部104は、DRAM110にアクセスするためのI/Fモジュールである。DRAM IF部104は、DRAM110の設定や制御を行うためのレジスタを備えており、このレジスタは、CPU101からアクセス可能である。
操作部IF部112は、ユーザが操作部113を操作した操作指示の受付及び操作結果の表示の制御を行う。ネットワークIF部111は、例えばLANカード等で実現され、図示していないがLAN等のネットワークに接続して外部装置との間でデバイス情報や画像データの入出力を行う。
図2は、画像処理部102の詳細ブロック図を示す図である。図2を用いて第1実施形態におけるSRAMの低電力モード(RSモード)への移行や通常モードへの復帰制御を行う構成について説明する。なお本実施形態では特に断りが無い限りこれ以降、SRAMの低電力モードと通常モードをまとめて「SRAMの状態モード」と呼ぶことにする。つまり、SRAMの状態モードとしては、低電力モードと通常モードとがあり、本実施形態では、SRAMはこれらのいずれかのモードの状態で動作する。つまり、低電力モードと通常モードとの間を移行可能である。
画像処理部102は、画像処理パイプラインを構成する画像処理モジュールA201、画像処理モジュールB202、画像処理モジュールC203とを有する。また画像処理部102は、DRAM IF部104を介してDRAM110に保持される画像の読み込みを行うReadDMAC221を有する。また、画像処理部102で処理した結果をDRAM IF部104を介してDRAM110へ書き出すWriteDMAC222を有する。また、各画像処理モジュールが備えるSRAMの電力状態を制御するRS制御部207を有する。なお、本実施形態では、画像処理部は3つの画像処理モジュールを有する構成を例に挙げて説明しているが、この例に限られるものではなく、これより少なくても、多くてもよい。
図2に示す画像処理モジュールA201は、その内部に画像処理に用いられる画像処理係数のテーブルを保持したり、一時画像バッファとして用いたりするSRAM204と、画像処理の動作モードや各種設定値を保持するREG208とを有する。また、画像処理モジュールB202も同様に、SRAM205およびREG209を有し、画像処理モジュールC203もSRAM206およびREG210を有する構成を示している。図2に示す例では、画像処理部102を構成する全ての画像処理モジュールがSRAMを保有しているが、1つ以上の画像処理モジュールがSRAMを保持していれば本実施形態は実施できることは言うまでも無い。また、画像処理モジュールが1つのSRAMを保持している構成を示しているが、1つの画像処理モジュールに含まれるSRAMの数は1つである必要はなく、複数のSRAMが含まれる構成であってもよい。
RS制御部207は、P_RS_in信号を制御し、P_RS_in信号が出力されるSRAM204の電力状態を制御する。また、SRAM204は,P_RS_in信号として入力された信号を、ある遅延量を持って、RS_A信号として出力し、SRAM205への入力RS信号とする。SRAM205もSRAM204と同様に、RS_A信号として入力された信号を、ある遅延量を持って、RS_B信号として出力し、SRAM206への入力RS信号とする。SRAM206もSRAM204、SRAM205と同様に、RS_B信号として入力された信号を、ある遅延量を持って、P_RS_outとして出力し、RS制御部207へ入力する。
このようにRS制御部と各SRAMは1つのRS信号をリング状に接続することで、SRAM間で遅延を作り出し、複数SRAMが同時に立ち上がることによるラッシュカレントのピークを押さえる構成となっている。すなわち、デイジーチェーンを形成して、突入電流が発生することを緩和する構成となっている。
次に、図2におけるRS信号の制御方法を図3に示すタイミングチャートを用いて説明する。図3は、CPU101の操作によって、あらかじめ低電力モード(RSモード)に設定された、画像処理部102に備えられる各画像処理モジュールのSRAMの状態モードの移行を示すタイミングチャートである。具体的には、RSモードの状態のSRAMを、RSモードから通常モードへ復帰させ、その後、再びCPU101の操作によってRSモードへと設定するタイミングチャートである。
なお、本実施形態ではRS信号がHIGHである期間をRSモードとしており、RS信号がLOWである期間を通常モードとして説明する。しかし、RS信号がLOWである期間がRSモードで、RS信号がHIGHである期間が通常モードであるSRAMでも成り立つ事は言うまでも無い。
まず最初に、RSモードの状態のSRAMを通常モードへ復帰させるシーケンスを説明する。CPU101はタイミングチャート上に示すCPUアクセスA301のタイミングでBUS114を介してRS制御部207にアクセスする。そして、CPU101は、RS制御部207に含まれる不図示のRSモード設定レジスタであるRS_mode_RegにRSモードDISABLE(通常モード)を設定する。すると、RS制御部207は、P_RS_in信号を、通常モード示すLOWにして出力する。CPUアクセスA301が発生するタイミングは、ソフトウェアがジョブを受け付け、ジョブの内容に基づき、当該画像処理部102を使用するとCPUが判定したタイミングである。
RS制御部207から出力されたP_RS_in信号は、SRAM204に入力された後、ある遅延量303を持ってRS_A信号として出力され、SRAM205へ入力される。遅延量が必要である理由は、既に述べた通り、同時に通常モードへ遷移するSRAMのサイズをなるべく小さなブロック単位に分割してラッシュカレントのピーク電流を小さくする為である。各SRAMのサイズに応じて、通常モードへの遷移に要する時間が変化する為、各SRAMの状態遷移にかかる所要時間に応じて、遅延量を設計する。遅延量はユーザが任意に設定出来るようにしても良いし、SRAMのサイズから設計時に適切な遅延量となるようなハード構成にしても良い。
SRAM205へ入力されたRS_A信号は、ある遅延量を持ってRS_B信号として出力され、SRAM206に入力される。SRAM206に入力されるRS_B信号は、ある遅延量を持ってP_RS_outとして出力され、RS制御部207へ入力される。RS信号が入力された際の各SRAMの状態遷移については、個々の画像処理モジュールに設定される動作モードによって変化する。これについては後ほど詳しく説明する。
なお、図3の一番下の行に示すモードは、SRAM全体の状態モードを示している。図3においてはRSモードから通常モードへ復帰する際に、P_RS_out信号としてRS信号が出力されてからも一定期間は遷移中の状態であり、一定期間経過後に通常モードに遷移する例を示している。これは、クロック信号がメモリモジュール内部の電源電圧に与える影響を軽減するためにメモリ内部のクロック信号の発振を調整する期間を設けているからである。また、P_RS_inがHIGHになるよりも一定期間前に、通常モードから遷移中の状態に遷移している。これも同様の理由であり、クロック信号がメモリモジュール内部の電源電圧に与える影響を軽減するためにメモリ内部のクロック信号の発振を調整する期間を示しているからである。
続いて、通常モードであったSRAMをRSモードへと遷移させるシーケンスを説明する。CPU101はタイミングチャート上に示すCPUアクセスB302のタイミングでBUS114を介してRS制御部207にアクセスし、図示しないRSモード設定レジスタであるRS_mode_RegにRSモードENABLE(RSモード)を設定する。CPU101がRS_mode_RegにRSモードENABLEを設定するタイミングは、ソフトウェアがジョブ終了を検知し、ソフトウェアが当該ブロックの使用が終了したと判定した時である。なお、CPUアクセスB302のタイミングでは、前述のメモリ内部のクロック信号の停止を行なう処理が既に行なわれている状態である。
CPU101がRS_mode_RegにRSモードENABLEを設定すると、RS制御部207は、RSモードを示すP_RS_in信号を出力する。RS制御部207から出力されたP_RS_in信号は、SRAM204に入力された後、ある遅延量を持ってRS_A信号として出力され、SRAM205へ入力される。SRAM205へ入力されたRS_A信号は、ある遅延量を持ってRS_Bとして出力され、SRAM206に入力される。SRAM206に入力されるRS_B信号は、ある遅延量を持ってP_RS_out信号として出力され、RS制御部207へ入力される。この場合でも、個々の画像処理に設定される動作モードによって各画像処理のSRAMの動作モードの状態遷移が発生する。個々の画像処理の内部動作については、後に図5を用いて詳しく説明する。
次に、画像処理部102を構成する画像処理モジュールA201を例にとり、画像処理モジュールの内部ブロック図の詳細を図4を用いて説明する。画像処理モジュールA201は、画像処理コア401と、SRAM204と、REG208とを有する構成である。SRAM204とREG208は既に説明したとおりである。
画像処理コア401は、入力される画像データに対してある画像処理を実行し、画像処理が行なわれた画像データを出力するモジュールである。画像処理コア401は、REG208が有する動作モードREG402に設定される画像処理の動作モード設定に基づいて、画像処理を行わずに入力画像をそのまま出力画像として出力する動作モードを選択することが可能である。本実施形態では、入力画像をそのまま出力画像として出力するモードのことを「スルーモード」と呼ぶ事にする。動作モードREG402に設定された設定値は、動作モード信号によって、画像処理コア401や、SRAM204に伝達される。つまり、動作モード信号は、スルーモードであることを示すか否かの信号ということもできる。
SRAM204は、SRAM_RS制御部404と、SRAMコア408と、CG(クロックゲーティング)部410とを有する。
SRAM_RS制御部404は、SRAMコア408の動作モードを制御するRS信号であるRS_SRAM信号を制御する。SRAM_RS制御部404は、図2で説明したRS制御部207が制御するRSモードへの移行や通常モードへの復帰を制御するRS信号であるP_RS_in信号の入力を受ける。また、SRAM_RS制御部404は、動作モード信号の入力を受ける。つまり、SRAM_RS制御部404は、P_RS_in信号と動作モード信号とを入力する入力部として機能する。SRAM_RS制御部404は、入力を受けたP_RS_in信号と動作モード信号とに基づいて、SRAMコア408へのクロック信号の制御、SRAMコア408へ供給するRS信号であるRS_SRAM信号の制御、そしてRS_A信号の出力制御を行う。すなわち、SRAM_RS制御部404は、これらの信号の出力を制御する出力部として機能する。SRAM_RS制御部404は、カウンタ405と状態モード判定部406とを備える。
カウンタ405はカウンタ回路であり、入力されるP_RS_in信号と動作モード信号とを受けて、SRAMのRSモードを制御する場合に、クロック信号の発振・停止を制御するCLK_EN信号の出力タイミングを内部カウンタ回路で計時して制御する。また、カウンタ405は、SRAM_RS制御部404で受けたP_RS_in信号を、後段のモジュールに対して出力するRS_A信号を出力するタイミングをカウンタ回路で計時して制御する。また、カウンタ405は、ここでは図示しないカウント設定レジスタを備え、入力されるP_RS_in信号と動作モード信号とを受けて、CLK_EN信号が出力されるまでのタイミングを可変調整できるようにしても良い。また、カウンタ405は、P_RS_in信号が入力されてから、RS_A信号を出力するまでのタイミングを可変調整出来るようにしても良い。
状態モード判定部406は、SRAM_RS制御部404に入力されるP_RS_in信号と動作モード信号とを受けて、SRAMの状態モードを変更するか否かを判定する。状態モード判定部406は、既に説明した図3におけるP_RS_in信号がHIGHからLOWに変化するタイミング、すなわち、SRAMがRSモードから通常モードに遷移する場面で動作モード信号に応じて判定を切り替える。具体的には、SRAMがRSモードから通常モードに遷移する場面で動作モード信号がスルーモードを示す場合にSRAMコア408をRSモードから通常モードに復帰させないと判定する。スルーモードの場合、入力画像データはそのまま出力画像データとなるので、SRAMコア408へのアクセスが発生しない。そのため、画像処理部102が通常モードに移行する場合であってもSRAMコア408の動作モードをRSモードにしておいても何ら動作に問題は無く、通常モードに移行する場合よりも少ない消費電力とすることが出来る。なお、ここではスルーモードであるか否かを判定の基準としているが、SRAMアクセスが発生しない動作モードを示す設定であれば、スルーモードに限らず本実施形態は適用可能である。
SRAMコア408は、ここに図示しない、以下のブロックから構成される。すなわち、データを保持するメモリセルアレイや、入力されるメモリ制御信号を受けてメモリの動作タイミング信号を制御するタイミング制御回路を備える。また、入力されるアドレスから実際にデータを格納するメモリセルを指定するワードドライバ部とカラムドライバ部を備える。また、SRAMコア408は、図示しない電力制御部を備え、RS信号を受けてRSモードに移行する場合に、SRAMコア408が保持するメモリセルアレイを除く周辺回路への電力を遮断する電源制御回路を備えている。本実施形態では、RS信号がHIGHとして入力された場合に電源制御回路がSRAMコア408内部の周辺回路への電力を遮断する。これにより、SRAMを、低電力状態であるRS状態(レジュームスタンバイ状態)に遷移させる。また、RS信号がLOWとして入力された場合に、電源制御回路がSRAMコア408の周辺回路への電力を供給する。
CG部410は、CLK_EN信号に基づき、入力されるCLK_IN信号をCLK_SRAM信号に載せてSRAMコア408に供給するか否かを制御する。CLK_EN信号がDISABLEを示す信号であれば、CG部410は入力されるCLK_IN信号をCLK_SRAM信号に載せないことで、SRAMコア408へのCLK信号を止める制御を行う。一方、CLK_EN信号がENABLEを示す信号であれば、CG部410は入力されるCLK_IN信号をCLK_SRAM信号に載せ、SRAMコア408へのCLK信号を供給する制御を行う。
次に、動作モードREG402の設定値に基づき、SRAM_RS制御部404がRS_SRAM信号を制御し、P_RS_in信号の入力に応じてSRAMコア408の状態モードを変更するか否かの制御を図5のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
図5(a)は、画像処理モジュールの動作モードがSRAMアクセスを含む処理を行う動作モードに設定されていた場合におけるタイミングチャートである。図5(a)では、入力されるRS信号によってSRAMの状態モードが通常モードに遷移し、その後RS信号によって再びRSモードに遷移する事を示すタイミングチャートである。各信号の詳細については、図2と図4で既に説明している為、説明を省略する。
まずは、SRAMのRSモード移行シーケンスについて説明する。時間t0においては、図3におけるCPUアクセスA301で説明した操作が行われる。すなわち、CPU101はBUS114を介してRS制御部207のRS_mode_RegをDISABLEに設定する。これにより、RS制御部207は、RSモード終了を示す信号をP_RS_in信号としてに出力する。なお、ここではRSモードでない場合のRS信号をLOW(0)とし、RSモードである場合のRS信号をHIGH(1)としているが、これに限らずとも本実施形態は実施可能であることは言うまでも無い。
時間t0において状態モード判定部406は、P_RS_in信号が入力されると、同時刻に入力されている動作モード信号の値を参照し、SRAMコア408をRSモードから復帰させるか否かを判定する。図5(a)では、画像処理モジュールAの動作モードREG402には、画像処理モジュールAはSRAMアクセスを含む動作モードで動作する事が設定されている。従って、動作モード信号として、SRAMアクセスを含む動作モードであることを示すLOW信号が出力されている。状態モード判定部406は、動作モード信号としてLOW信号が入力されているので、SRAMコア408をRSモードから通常モードへ遷移させる事を決定する。すなわち、RS_SRAM信号として、入力されたP_RS_in信号(ここではLOWを示す)を出力し、SRAMコア408をRSモードから通常モードへの遷移状態とする。また、図5(A)の下部に示しているSRAMの状態が遷移中状態への移行している。
時間t1において、SRAM_RS制御部404は、時間t0で入力されたP_RS_in信号を、RS_A信号として出力する。時間t0から時間t1までの遅延は設計時に予め定めても良いし、カウンタ405で計数しても良い。時間t0から時間t1までの遅延が存在する理由は、前述のようにラッシュカレントによるピーク電流削減の為、次段に接続されるSRAMへのRS信号の到達を必要な時間遅らせる必要があるためである。
時間t2において、SRAM_RS制御部404は、HIGHを示すCLK_EN信号を出力し、CG部410で実施していたクロックゲートをDISABLEとする。すなわち、クロックゲートを解除し、入力されるCLK_IN信号(クロック信号)のSRAMコア408への供給を開始する。時間t0から時間t2までの遅延時間が必要な理由は、RS信号を操作し、SRAMへの電源供給を再開してから電源が十分に安定するのを待って制御回路の動作を開始する必要があるためである。時間t0から時間t2までの遅延時間は、ハードウェアとしてカウンタ405を用いて制御しても良いし、予め定めた固定タイミングでも良いし、ソフトウェアにより、上記制約を満たした上で任意のタイミングにより出力するよう制御しても良い。クロックの供給が再開されると、SRAMは通常モードで動作する。
時間t3において、SRAM_RS制御部404は、LOWを示すCLK_EN信号を出力し、CG部410にクロックゲートをENABLEとして、SRAMコア408へ供給していた、入力されるCLK_IN(クロック信号)の供給を止める制御を行う。時間t3におけるCLK_EN信号をLOWに変更するタイミングの制御は、ジョブ実行に必要な時間t2から時間t3までの時間をハードウェアにより割り出して制御しても良いし、ソフトウェアにより制御しても良い。クロックの供給が停止すると、SRAMは再び遷移中状態へと移行する。
時間t3からtin時間を空けた時間t4において、SRAM_RS制御部404は、P_RS_in信号として入力されるRS信号が、RSモード開始を示すHIGH信号であることに応じて、RS_SRAM信号としてHIGHを出力する。このRS_SRAM信号により、SRAMコア408をRSモードへと遷移させる。これにより、RSモードに投入する際に、SRAMに入力されるクロックが停止されているので、RSモード投入時の電源揺れを抑えることによってデータ保持を担保することが可能となる。ここで、tin時間は、SRAMの記憶保持容量によって変わり、容量が大きいほど時間が長くなる。また、図5には示していないが、図3で説明したように、時間t4においては、P_RS_in信号を制御するために、CPU101がBUS114を介してRS制御部207のRS_mode_RegをRSモードENABLEに設定している。
時間t5では、RAM_RS制御部404は、時間t4で入力されたP_RS_in信号を、RS_A信号として出力する。時間t5から時間t4までの遅延は設計時に予め定めても良いし、カウンタ405で計数しても良い。
以上説明した操作を行う事で、画像処理モジュールの動作モードがSRAMアクセスを含む処理を行う動作モードに設定されていた場合に、入力されるRS信号によってSRAMの状態モードが通常モードに遷移する。そして、その後RS信号によって再びRSモードに設定することが可能となる。
続いて、画像処理モジュールの動作モードがSRAMアクセスを行わない動作モードに設定されていた場合に、入力されるRS信号によらずSRAMの動作モードがRSモードを保つ場合について、図5(b)に示すタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
図5(b)では、図5(a)で説明した時間t0から時間t5のタイミングは図5(a)と同じである。図5(a)および図5(b)では、SRAMがRSモードから通常モードへ復帰する場合と、復帰せずRSモードを保つ動作の違いがわかるように構成している。
時間t0では、図3におけるCPUアクセスA301で説明した操作が行われる。すなわち、CPU101はBUS114を介してRS制御部207のRS_mode_RegをDISABLEに設定する。これにより、RS制御部207は、P_RS_in信号としてRSモード終了を示す信号を出力する。
時間t0において状態モード判定部406は、P_RS_in信号が入力されると、同時刻に入力されている動作モード信号の値を参照し、SRAMコア408をRSモードから復帰させるか否かを判定する。図5(b)では、画像処理モジュールAの動作モードREG402においては、画像処理モジュールAはSRAMアクセスを含まない動作モードで動作する事が設定されており、動作モード信号には、そのことを示すHIGH信号が出力されている。状態モード判定部406は、動作モード信号としてHIGH信号が入力されているので、SRAMコア408をRSモードから通常モードへ遷移させない事を決定する。すなわち、RS_SRAM信号として出力しているLOW信号を変化させずに保つ。そのため、図5(b)の下部に示しているSRAMの状態はRSモードから変化していない。
時間t1において、SRAM_RS制御部404は、時間t0で入力されたP_RS_in信号を、RS_A信号として出力する。このように、RSモードから通常モードへ遷移させない場合であっても、入力されたP_RS_in信号を、RS_A信号として出力することで、後段のSRAMでは、必要に応じて適切に通常モードへ復帰する制御が行なわれることになる。
時間t2において、SRAM_RS制御部404は、時間t0で状態モード判定部406により、SRAMコア408を通常モードへ遷移させない事を決定したので、CLK_EN409にLOW信号を引き続き出力する。これにより、CG部410で実施していたクロックゲートを継続する。すなわち、入力されるCLK_IN信号(クロック信号)のSRAMコア408への供給を開始しない。当然、図5(b)の下部に示しているSRAMの状態はRSモードから変化していない。
時間t3において、SRAM_RS制御部404はCLK_EN信号としてLOW信号を引き続き出力し、CG部410で実施していたクロックゲートを継続する。当然、図5(b)の下部に示しているSRAMの状態はRSモードから変化していない。
時間t4において、SRAM_RS制御部404は、P_RS_in信号としてRSモード開始を示すHIGH信号を受ける。SRAMコア408は既にRSモードになっている為、RS_SRAM信号はHIGHのまま変化しない。時間t4におけるP_RS_in信号の遷移は、CPU101がBUS114を介してRS制御部207のRS_mode_RegをRSモードENABLEに設定することで行われている。
時間t5では、RAM_RS制御部404は、時間t4で入力されたP_RS_in信号を、RS_A信号として出力する。時間t5から時間t4までの遅延は設計時に予め定めても良いし、カウンタ405で計数しても良い。
以上説明した操作を行う事で、画像処理モジュールの動作モードがSRAMアクセスを含まない動作モードに設定されていた場合に、入力されるRS信号に関わらずSRAMの動作モードをRSモードに保つことが可能となる。従って、不要な動作電力を削減する事が可能となる。一方で、入力されるRS信号は、RSモードを維持する場合でも、通常モードに復帰する場合でも、後段のSRAMに送られるので、通常モードに復帰する必要のないSRAMだけをRSモードに保つことが可能となる。
以上説明した通り、SRAM_RS制御部404を備えることにより、画像処理の動作モードに応じて、SRAMのRSモードへの遷移を操作する事が可能となる。そのため、SRAMアクセスを伴わない場合において、SRAMをRSモードに保つ事が可能となり、不要な電力を使わずに処理を実行する事が可能となる。
<実施形態2>
実施形態1は、画像処理モジュールの内部に備えられるSRAM_RS制御部404を用いてRS信号の遅延制御を行う形態を示した。実施形態2では、RS信号の遅延を画像処理モジュールの内部に備えられるSRAM_RS制御部404以外で行う場合について説明する。
図6は、本実施形態における画像処理部102の詳細ブロック図を示した図である。図6を用いて第2実施形態でのSRAMの低電力モード(RSモード)への移行や通常モードへの復帰制御を行う構成について説明する。
図6では、RS制御部207から出力されるRS信号の伝達経路が図2と異なっている。図6では、RS制御部207からRS信号が出力されることに従って、各画像処理モジュールにRS信号を伝達する事は図2と同様である。ただし、本実施形態では、RS制御部207からはRS信号がP_RS_ring_in信号として出力される。そして、信号の遅延をP_RS_ring_in信号の伝達経路上に設置された遅延生成用のbuffer605、buffer606、buffer607によって実現している。画像処理モジュールA201には、P_RS_ring_in信号を分配したRS_Ain信号が入力される。画像処理モジュールB202には、buffer605によってP_RS_ring_in信号がある量遅延させられたRS_Bin信号が入力される。画像処理モジュールC203には、buffer606によってP_RS_ring_in信号がさらにある量遅延させられたRS_Cin信号が入力される。そして、buffer607によってP_RS_ring_in信号がさらにある量遅延させられたP_RS_ring_out信号がRS制御部207に入力される事になる。その他は図2で説明した構成と同等の為、説明は省略する。
図7は、図6の構成において、図3と同様のタイミングの動作の例を示すタイミングチャートを示した図である。すなわち、画像処理部102に備えられる各画像処理モジュールのSRAMがあらかじめRSモードに設定されている。そして、CPU101の操作によって、SRAMをRSモードから通常モードへ復帰させ、その後、再びCPU101の操作によってRSモードへと設定するタイミングチャートである。
まず最初に、RSモードの状態のSRAMを通常モードへ復帰させるシーケンスを説明する。CPU101はタイミングチャート上に示すCPUアクセスA301のタイミングでBUS114を介してRS制御部207にアクセスし、不図示のRSモード設定レジスタであるRS_mode_RegをRSモードDISABLE(通常モード)に設定する。すると、RS制御部207は、P_RS_ring_in信号として、通常モード示すLOW信号を出力する。CPUアクセスA301が発生するタイミングは、ソフトウェアがジョブを受け付け、ジョブの内容に基づき、当該部位を使用すると判断したタイミングである。
RS制御部207から出力されたP_RS_ring_in信号は、まず、RS_Ain信号として、画像処理モジュールA201に入力される。また、RS制御部207から出力されたP_RS_ring_in信号は、buffer605により作り出された遅延量701分遅れてRS_Bin信号として画像処理モジュールB202へ入力される。
RS制御部207から出力されたP_RS_ring_in信号は、buffer606により作り出された遅延量分さらに遅れてRS_Cin信号として画像処理モジュールC203へ入力される。
RS制御部207から出力されたP_RS_ring_in信号は、buffer607により作り出された遅延量分さらに遅れてP_RS_ring_out信号として出力され、RS制御部207へ入力される。RS信号が入力された際の各SRAMの状態遷移については、個々の画像処理に設定される動作モードによって変化する。これについては後ほど詳しく説明する。
続いて、通常モードであったSRAMをRSモードへと遷移させるシーケンスを説明する。CPU101はタイミングチャート上に示すCPUアクセスB302のタイミングでBUS114を介してRS制御部207にアクセスし、RS_mode_RegをRSモードENABLE(RSモード)に設定する。CPU101がRS_mode_RegにRSモードENABLEを設定するタイミングは、ソフトウェアがジョブ終了を検知し、ソフトウェアが当該ブロックの使用が終了したと判定した時である。CPU101がRS_mode_RegにRSモードENABLEを設定すると、RS制御部207は、P_RS_in信号としてRSモードを示す信号を出力する。
RS制御部207から出力されたP_RS_in信号は、RS_Ain信号として画像処理モジュールA201に入力される。RS制御部207から出力されたP_RS_ring_in信号は、buffer605により作り出された遅延量分遅れてRS_Bin信号として画像処理モジュールB202へ入力される。RS制御部207から出力されたP_RS_ring_in信号は、buffer606により作り出された遅延量分さらに遅れてRS_Cin信号として画像処理モジュールC203へ入力される。RS制御部207から出力されたP_RS_ring_in信号は、buffer607により作り出された遅延量分さらに遅れてP_RS_ring_out信号として出力され、RS制御部207へ入力される。RS信号が入力された際の各SRAMの状態遷移については、個々の画像処理に設定される動作モードによって変化する。これについては後ほど詳しく説明する。
続いて、第2実施形態における画像処理部102を構成する画像処理モジュールA201を例にとり、その内部ブロック図の詳細を図8を用いて説明する。図8では、SRAM_RS制御部404へ、RS_Ain信号が入力されている。さらに、図4と異なりSRAM_RS制御部404からRS_A信号が出力されない。これは、本実施形態では、RS信号の遅延量は、既に説明したP_RS_ring_in信号の伝達経路上に配置されるbuffer605、buffer606、buffer607により生成される為である。その他の構成は、図4と同様の為、説明は省略する。
次に、図9を用いて第2実施形態におけるタイミングチャートを説明する。すなわち、動作モードREG402の設定値に基づき、SRAM_RS制御部404がRS_SRAM信号を制御し、RS_Ain信号の入力に応じてSRAMコア408の状態モードを変更するか否かの制御を説明する。
図9に示すタイミングチャートは、第1実施形態における図5で示したタイミングチャートよりも、より簡易となる為、差分のみ述べる。まず図9(a)と図5(a)との差分を述べる。これら2つのタイミングチャートの差分は、RS_A信号の有無である。第2実施形態では、RS信号の遅延は、既に説明したP_RS_ring_in信号の伝達経路上に配置されるbuffer605、buffer606、buffer607により実現される。その為、画像処理モジュールA201が備えるSRAMコア408の次のタイミングで復帰するSRAMに必要なRS信号の到達時間の遅延量を、画像処理モジュールA201の内部で意識しなくて良いからである。なお図5(a)のP_RS_in信号と図9(b)のPS_Ain信号は基本的に同じ信号である。
次に図9(b)と図5(b)との差分を述べる。これら2つのタイミングチャートの差分もRS_A209の有無である。なお図5(a)のP_RS_in信号と図9(b)のPS_Ain信号は基本的に同じ信号である。その他の部分は、図5と比べて同じタイミングとなっている。つまり、RS信号の遅延量がP_RS_ring_in601信号の伝達経路上に配置されるbuffer605、buffer606、buffer607により実現される。このような場合でも、画像処理モジュールの動作モードがSRAMアクセスを含まない動作モードに設定されていた場合には、入力されるRS信号によらずSRAMの動作モードをRSモードに保つことが可能となる。従って、不要な動作電力を削減する事が可能となる。
<第3実施形態>
これまでの実施形態では、各画像処理モジュールに各々備えられたSRAM_RS制御部404が、画像処理モジュールに設定される動作モードに応じて、SRAMコアをRSモードから通常モードへ遷移させるか否かを決定した。そして、SRAM_RS制御部404が、SRAMコアへのRS信号の供給とクロックの供給タイミングとを制御できることを説明した。本実施形態では、複数の画像処理パイプラインが画像処理部102に存在し、動作モードによりそれらを選択して使い分ける構成を説明する。例えば、カラー画像処理と、モノクロ画像処理とで、それぞれ用いる画像処理モジュール群が分岐するような構成において、ラッシュカレントを緩和するためにデイジーチェーンでRS信号を伝達するような構成を説明する。本実施形態では、画像処理部102内に、動作パス判定部1013を備えることにより、各画像処理モジュールが状態モード判定部406を備えていない場合であっても、前述の実施形態と同様の効果が得られる例を説明する。
図10は、本実施形態における画像処理部102の内部ブロック図である。なお、第1実施形態で説明した図2、第2実施形態で説明した図6と共通の部分の説明は省略する。本実施形態における画像処理部102は、画像処理モジュールA1001の後段に備えられている画像処理モジュールB以降の画像処理モジュールが、画像処理モジュールB−a1002と画像処理モジュールB−b1003といった具合に並列に分岐している。なお、以降、画像処理モジュールB−a1002、画像処理モジュールC−a1004へと進むパスを画像パスaと呼ぶ。一方、画像処理モジュールB−b1003、画像処理モジュールC−b1005へと進むパスを画像パスbと呼ぶ。本実施形態では、画像処理部102が備えるREG1011の動作モードREG1012に設定される、画像処理部の動作モードにより、画像パスa、画像パスbのいずれか一方が選択される例を説明する。REG1012に設定される動作モードは、例えばカラー画像処理とモノクロ画像処理の違いによって選択される。
画像処理部102に含まれる画像処理モジュールA1001、画像処理モジュールB−a1002,画像処理モジュールC−a1004、画像処理モジュールB−b1003,画像処理モジュールC−b1005は、各々内部にSRAMを保持している。そして、RS制御部207から入力されてくるP_RS_in信号に従って、SRAMの動作モードを遷移させる構成となっている。
次いで、動作パス判定部1013を説明する。動作パス判定部1013は、動作モードREG1012に設定された画像処理部102の動作モードにより、使用される画像パスに含まれるSRAMに対してRS信号を供給するように制御を行う。つまり、動作モードREG1012に画像パスaと設定された場合、動作モード信号を通じて画像パスaを示す設定値が動作パス判定部1013に入力される。動作パス判定部1013は動作モード信号を元に、入力されたP_RS_in信号をRS1_A信号として画像パスaのSRAMの系に供給する。そして、画像パスbのSRAMの系においてはRS信号が遷移しないようRS1_B信号の制御を行う。一方、動作モードREG1012に画像パスbが設定された場合、動作パス判定部1013は、入力されたP_RS_in信号をRS1_B信号として画像パスbのSRAMの系に供給する。そして、画像パスaのSRAMの系においてはRS信号が遷移しないようにRS1_A信号の制御を行う。ここで、本実施形態におけるSRAMは、実施形態1や実施形態2で説明してきた、状態モード判定部406を保持していないことが好ましいが、保持していても実施に際してなんら問題はない。また、状態モード判定部406を保持する画像処理と保持しない画像処理が混在していても問題は無い。
RS1_A信号及びRS1_B信号としては、既に説明した動作パス判定部1013の判定に基づいて、入力されるP_RS_in信号か、または、動作パス判定部が動作しないと判定したパスに対するRSモードを保持させる信号か、が出力される。本実施形形態では2つのパスにRS信号を供給するように構成されているが、2つに限らずとも、パスの分だけRS信号を供給するパスを増やしても何ら問題は無い。また、本実施形態では、説明の簡単化の為それぞれのパスは排他に動作させるように示してあるが、同時に複数のパスが動作するような構成でもよい。その場合、RS信号の接続方法を予め想定して構成する必要がある。また、実施形態1や実施形態2で説明した各SRAM内の状態モード判定部406による制御を併せて行なってもよい。
RS_MUX1021は、動作パス判定部1013と連携し、動作モードREG1012に設定された画像パスを経由するRS信号を、P_RS_out信号として出力する。つまり、画像パスaが選択された場合、SRAM1007、SRAM1008を経由しRS_A_out信号として出力されたRS信号をP_RS_out信号として出力する。一方、画像パスbが選択された場合、SRAM1009、SRAM1010を経由しRS_B_out信号として出力されたRS信号をP_RS_out信号として出力する。
Img_MUX1022は、動作モードREG1012に設定された画像パスから出力された画像データを最終出力画像としてWrite DMACに出力するブロックである。
このような構成を取ることにより、実施形態1および2で説明したような、画像処理モジュールが保持する個々のSRAM内部に状態モード判定部を備えなくとも、利用する画像パスのSRAMのみに対してRSモードを変更する事が可能となる。
図11は、本実施形態におけるタイミングチャートとなっている。図11では、動作モードREG1012に画像パスaが利用されることが設定されている事を前提に説明する。まず、RSモードから通常モードに復帰するシーケンスについて説明する。
時間t0では、CPUアクセスA1101が発生する。すなわち、CPU101が、CPUアクセスA1101のタイミングでRS制御部207にアクセスし、不図示のRSモード設定レジスタであるRS_mode_RegをRSモードDISABLE(通常モード)に設定する。すると、RS制御部207は、P_RS_in信号を、通常モードを示すLOWにして出力する。CPUアクセスA301が発生するタイミングは、ソフトウェアがジョブを受け付け、ジョブの内容に基づき、当該部位を使用すると判定したタイミングである。
時間t1では、RS制御部207から出力された信号は、SRAM1006に入力された後、ある遅延量を持って動作パス判定部1013へと出力される。
入力されたSRAM1006からのRS信号は、動作パス判定部1013が、動作モード信号をモニタすることにより、画像パスaが利用されると判定することになる。従って、動作パス判定部1013は、入力されたSRAM1006からのRS信号をRS1_A信号として出力する。一方、動作パス判定部1013は、画像パスbに含まれるSRAMがRSモードから通常モードに遷移しないように、RS1_B信号としてRSモードを示すHIGH信号をアサートしている。
画像パスaに出力されたRS信号は、時間t1でSRAM1007に入力された後、ある遅延量を持って時間t2でRS2_A信号として出力されてSRAM1008に入力され、ある遅延量を持って時間t3でRS_A_outとして出力される。
一方、画像パスbに出力されたRS信号は、時間t1でSRAM1009に入力された後、ある遅延量を持って時間t2でRS2_B信号として出力されてSRAM1010に入力され、ある遅延量を持って時間t3でRS_B_out信号として出力される。ここでは、画像パスbはRSモードから遷移しないため、RS1_B信号、RS2_B信号、RS_B_out信号は全てHIGHのまま変化していない。
時間t3でRS_MUX1021は、動作モードREG1012に画像パスaが設定されていることに応じて、入力されるRS_A_out信号と、RS_B_out信号とのうちの、RS_A_out信号をP_RS_out信号として出力している。
続いて、通常モードであったSRAMをRSモードへと遷移させるシーケンスを説明する。時間t4では、CPU101はタイミングチャート上に示すCPUアクセスB1102のタイミングでBUS114を介してRS制御部207にアクセスし、RS_mode_RegにRSモードENABLE(RSモード)を設定する。CPU101がRS_mode_RegにRSモードENABLEを設定するタイミングは、ソフトウェアがジョブ終了を検知し、ソフトウェアが当該ブロックの使用が終了したと判定した時である。CPU101がRS_mode_RegをRSモードENABLEに設定すると、RS制御部207は、P_RS_in信号としてRSモードを示す信号を出力する。
時間t5では、RS制御部207から出力された信号が、SRAM1006に入力された後、ある遅延量を持って動作パス判定部1013へと出力される。
入力されたSRAM1006からのRS信号は、動作パス判定部1013が、動作モード信号をモニタすることにより、画像パスaが利用されていると判定することになる。従って動作パス判定部1013は、入力されたSRAM1006からのRS信号をRS1_A信号として出力する。一方、動作パス判定部1013は、画像パスbに含まれるSRAMがRSモードから通常モードに遷移しないように、RS1_B信号としてRSモードを示すHIGH信号をアサートしている。
画像パスaに出力されたRS信号は、時間t5でSRAM1007に入力された後、ある遅延量を持って時間t6でRS2_A信号として出力されてSRAM1008に入力され、ある遅延量を持って時間t7でRS_A_out信号として出力される。
画像パスbに出力されたRS信号は、時間t5でSRAM1009に入力された後、ある遅延量を持って時間t6でRS2_B信号として出力されてSRAM1010に入力され、ある遅延量を持って時間t7でRS_B_out信号として出力される。ここでは、画像パスbはRSモードから遷移しないため、RS1_B信号、RS2_B信号、RS_B_out信号は全てHIGHのまま変化していない。
時間t7でRS_MUX1021は、動作モードREG1012に画像パスaが設定されていることに応じて、入力されるRS_A_out信号と、RS_B_out信号とのうちの、RS_A_out信号をP_RS_out信号として出力している。
ここで、個々の画像処理の内部動作については、これまでの実施形態1の図4、実施形態2の図8のブロック図を用いて説明した状態モード判定部406を除く構成と同様である。すなわち状態モード判定部406の判定を行なうことなく、SRAM_RS制御部404に入力されるRS信号をRS_SRAM信号としてSRAMコアに入力する差分であるので、本実施形態での説明は省略する。
また、本実施形態は遅延を各画像処理が各々保持するSRAMが制御するように説明したが、実施形態2で説明したような、遅延用bufferによって遅延量を制御して、各画像処理モジュールが各々保持するSRAMへ入力するように構成しても良い。
また、本実施形態は動作モードREG1012に画像パスaと設定された場合について、説明したが、画像パスbと設定されてももちろん実施可能である。この時は、動作パス判定部がSRAM1006から出力されたRS信号を、RS_B信号としてに出力し、一方、RS_A信号としてはRSモードを保つようにHIGH信号を出力するように制御すれば良い。また、RS_MUX1021において、RS_B_out信号をP_RS_out信号として出力するように制御すれば良い。
このように、本実施形態では、複数の画像処理パイプラインが画像処理部102に存在し、動作モードによりそれらを選択して使い分ける構成において、動作パス判定部1013を備える。これにより、実施形態1や2で説明したように、各画像処理モジュールが状態モード判定部406を保持していなくても、実施形態1や2で説明した場合と同等の効果が得られる。
(その他の実施形態)
上記した実施形態では、本発明の情報処理装置としてMFPについて説明したが、パーソナルコンピュータやサーバなどの情報処理装置であっても良い。また、上記した実施形態では、機能モジュールとして画像処理モジュールを用いる場合の例を挙げて説明したが、これに限られるものではない。所定の機能モジュール内にメモリが含まれているような構成であれば、いずれの形態においても適用することができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給するよう構成することによっても達成される。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することにより、上記機能が実現されることとなる。なお、この場合、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合に限られない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。つまり、プログラムコードがメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって実現される場合も含まれる。

Claims (16)

  1. メモリアレイと前記メモリアレイへの書き込み読み出しを制御するドライバ部とを有し、前記ドライバ部に電力が供給されている第1の電力状態と、前記ドライバ部に電力が供給されていない第2の電力状態で動作するデバイスと、
    入力されたデータを処理するデータ処理手段と、
    前記デバイスの電力状態を制御する電力制御手段と、
    前記データ処理手段が入力されたデータを処理するか否かを示す情報を記憶するレジスタと、を有し、
    前記電力制御手段は、前記デバイスを前記第1の電力状態に移行させる指示の受信に応じて、前記前記レジスタに記憶された情報に基づき、前記デバイスを前記第1の電力状態に移行させることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記電力制御手段は、前記レジスタに記憶された前記データ処理手段が入力されたデータを処理することを示す情報に基づき、前記デバイスを前記第1の電力状態に移行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記電力制御手段は、前記レジスタに記憶された前記データ処理手段が入力されたデータを処理しないことを示す情報に基づき、前記デバイスを前記第1の電力状態に移行させないことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記データ処理手段と異なる処理を実行する他のデータ処理手段をさらに有し、
    前記データ処理手段は、前記レジスタに記憶された前記データ処理手段が入力されたデータを処理しないことを示す情報に基づき、前記デバイスにアクセスすることなく、入力されたデータをそのまま前記他のデータ処理手段に対して出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記他のデータ処理手段によりアクセスされ、前記第1の電力状態および前記第2の電力状態で動作することのできる他のデバイスと、
    前記他のデバイスの電力状態を制御する他の電力制御手段と、をさらに有し、
    前記電力制御手段は、受信した前記第1の電力状態への移行指示に基づいて、前記他の電力制御手段に前記第1の電力状態への移行指示を出力することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記電力制御手段は、前記第1の電力状態への移行指示を受信してから所定の時間が経過した後に、前記他の電力制御手段に対して前記第1の電力状態への移行指示を出力することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記デバイスのメモリアレイに記憶されるデータは、前記データ処理手段の実行する処理のパラメータであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記デバイスのメモリアレイに記憶されるデータは、入力されたデータであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記データ処理手段は、前記レジスタに記憶された前記データ処理手段が入力されたデータを処理することを示す情報に基づき、前記デバイスにアクセスして前記データに対する処理を実行する手段であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置は複数種類のジョブを実行することができ、
    前記レジスタは、前記情報処理装置の実行するジョブの種類に基づく情報が記憶されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記複数種類のジョブは、コピージョブとスキャンジョブを含むことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1の電力状態は前記メモリアレイに電力が供給されている状態であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記第2の電力状態は前記メモリアレイに電力が供給されている状態であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記デバイスは、揮発性メモリであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  15. 前記電力制御手段は、前記第2の電力状態への移行指示を受信し、前記第2の電力状態への移行指示に基づき、前記デバイスを前記第2の電力状態に移行させることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  16. メモリアレイと前記メモリアレイへの書き込み読み出しを制御するドライバ部とを有し、前記ドライバ部に電力が供給されている第1の電力状態と、前記ドライバ部に電力が供給されていない第2の電力状態で動作するデバイスと、
    入力されたデータを処理するデータ処理手段と、
    前記デバイスの電力状態を制御する電力制御手段と、
    前記データ処理手段が入力されたデータを処理するか否かを示す情報を記憶するレジスタと、を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1の電力状態への移行指示を受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信された前記移行指示に応じて、前記レジスタに記憶された情報に基づき、前記デバイスの前記第1の電力状態への移行を制御する制御工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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