JP6590662B2 - メモリを制御する制御装置及びメモリの省電力制御方法 - Google Patents

メモリを制御する制御装置及びメモリの省電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、制御信号に従って第1の電力状態から第1の電力状態より消費電力が小さい第2の電力状態に移行可能なメモリの省電力制御方法に関するものである。
制御信号により低消費電力モードへの移行と低消費電力モードからの復帰とが可能なメモリがある(特許文献1)。このメモリは、レジュームスタンバイ信号(以下、RS信号)と呼ばれる制御信号を入力する入力ノードを有し、RS信号に従ってレジューム状態に移行したりスタンバイ状態に移行したりする。
また、特許文献1では、複数のメモリをデイジーチェーンで接続して、2つのメモリ間に設けられる遅延回路によって後段のメモリモジュールに入力される制御信号を遅延させる。これにより、複数のメモリモジュールが低消費電力モードから復帰する際に、突入電流が発生するのを緩和することができる。
特開2007−164822号公報
プリント機能やスキャン機能などの複数の機能モジュールを有するMFP(Multifunction Peripheral)などでは、使用していない機能モジュールでの消費電力を削減するために、機能モジュール毎に電力制御を行うことが好ましい。機能モジュール毎に電力制御を行うことが可能な構成とすれば、例えば、プリント機能を実行する場合には、スキャン機能を使用しないので、スキャン機能を実行する機能モジュールでの消費電力を削減することができる。
複数の機能モジュールを連携して動作させる場合には、複数の機能モジュールを共に省電力状態から復帰させる必要がある。例えば、コピー機能を実行しようとした場合、プリント機能を実行するときに使用されるプリント画像処理モジュールとスキャン機能を実行するときに使用されるスキャン画像処理モジュールとの両方を省電力状態から復帰させる必要がある。
しかしながら、複数の機能モジュールの各々が、独立してメモリに入力される制御信号を制御してしまうと、一の機能モジュールと別の機能モジュールのメモリモジュールが低消費電力モードから復帰するタイミングが重なってしまう。そうすると、複数の機能モジュールが省電力状態から復帰する際に、突入電流が発生してしまう。
そこで、本発明では、制御信号に従って第1の電力状態と第1の電力状態より省電力な第2の電力状態との間を移行可能なメモリを有する複数の機能モジュールを備える装置が省電力状態から復帰する際に、突入電流が発生するのを緩和することを目的とする。
本発明の制御装置は、制御信号を出力する制御部と、前記制御信号に従って第1の電力状態から前記第1の電力状態より省電力な第2の電力状態に移行するメモリと、を有する複数の処理部と、前記複数の処理部の各々に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する調停部と、を備え、前記調停部は、前記第2の電力状態への移行を許可したメモリを有する処理部から当該メモリの前記第2の電力状態への移行の完了が通知されたことに従って、別の処理部に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する。
本発明によれば、制御信号に従って第1の電力状態と第1の電力状態より省電力な第2の電力状態との間を移行可能なメモリを有する複数の機能モジュールを備える装置が省電力状態から復帰する際に、突入電流が発生するのを緩和する。
システム全体のブロック図である。 スキャン画像処理部のブロック図である。 モジュールAのブロック図である。 SRAMのブロック図を示す。 編集画像処理部のブロック図である。 RS調停部のブロック図である。 対象選択部がモード移行する画像処理部を決定するための真理表である。 クロック信号及び制御信号を出力するタイミングを示すタイミングチャートである。 RS調停部がレジューム状態への移行を許可するタイミングを示すタイミングチャートである。 RS調停部がスタンバイ状態への移行を許可するタイミングを示すタイミングチャートである。 第2実施形態のRS調停部のブロック図である。 第2実施形態の対象選択部がモード移行する画像処理部を決定するための真理表である。 第2実施形態のRS調停部がスタンバイ状態への移行を許可するタイミングを示すタイミングチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。以下では、スキャン、プリント、コピーなどの機能モジュールを複数備えるMFP(デジタル複合機)を例にしてメモリの省電力制御方法を説明する。
図1は、システム全体のブロック図である。MFP1は、システム部100、プリンタ部108、スキャナ部109、ブートROM110、DRAM111、及び、操作部114を有する。
システム部100は、CPU101、CGレジスタ部102、スキャン画像処理部103、プリント画像処理部104、及び、編集画像処理部105を有する。また、システム部100は、スキャナIF部106、プリンタIF部107、ネットワークIF部112、操作部IF部113、DRAMIF部115、及び、ROMIF部116を有する。
プリンタ部108は、画像出力デバイスであり、スキャナ部109は、画像入力デバイスである。システム部100とプリンタ部108とは、プリンタI/F部107を介して接続している。システム部100とスキャナ部109とは、スキャナI/F部106を介して接続している。システム部100は、プリンタ部108やスキャナ部109を制御することによって、画像データの読み取りや画像データの印刷を実現する。システム部100内の各ユニットは、BUS117を介して通信可能に接続されている。
CPU101は、システム部100内の各ユニットを制御する。CPU101は、DRAM111に展開されたOSやアプリケーションプログラムを実行する。例えば、CPU101は、スキャナ部109から入力される画像データをプリンタ部108へ出力するのを制御して、コピー機能を実現する。本実施形態では、CPU101は、CGレジスタ部102の値を設定して、スキャン画像処理部103、プリント画像処理部104、及び、編集画像処理部105で使用されるクロックの供給と停止とを制御する。
CGレジスタ部102は、スキャン画像処理部103で使用されるクロックの供給と停止とを制御するレジスタ、及び、プリント画像処理部104で使用されるクロックの供給と停止とを制御するレジスタを備える。また、CGレジスタ部102は、編集画像処理部105で使用されるクロックの供給と停止とを制御するレジスタを備える。CGレジスタ部102の各レジスタの値は、CPU101によって書き換えられる。システム部100は、図示しないPLLなどで逓倍されたクロックによって動作しており、スキャン画像処理部103、プリント画像処理部104及び編集画像処理部105も、そのクロックで動作している。
スキャン画像処理部103は、CPU101による制御に従って各種画像処理を行う。具体的には、スキャン画像処理部103は、スキャナ部109で読み込まれた画像データに対して補正、加工、白紙判定などの各種処理を実行する回路である。プリント画像処理部104は、CPU101による制御に従って各種画像処理を行う。具体的には、プリント画像処理部104は、プリント出力する画像データに対して、プリンタ部108に応じた画像処理補正、2値変換などの各種処理を実行する回路である。編集画像処理部105は、CPU101による制御に従って各種画像処理を行う。具体的には、編集画像処理部105は、画像データの回転、変倍、色処理、トリミング・マスキング、2値変換、多値変換等の各種画像処理を行う。
ROMIF部116は、ブートROM110にアクセスするためのインターフェースモジュールである。システム部100に電力が投入されたときに、CPU101は、ROMIF部116を介してブートROM110にアクセスして、ブートROM110内のブートプログラムを実行する。
DRAMIF部115は、DRAM111にアクセスするためのインターフェースモジュールである。DRAMIF部115は、DRAM111の設定や制御を行うためのレジスタを備えており、このレジスタは、CPU101からアクセス可能である。
操作部IF部113は、ユーザが操作部114で行った操作指示を受け付けたり、操作結果を操作部114に表示したりする。
ネットワークIF部112は、LANカード等であり、不図示のLAN等のネットワークに接続して外部装置との間でデバイス情報や画像データを通信する。
図2は、スキャン画像処理部103のブロック図である。
CPU101は、BUS117を介してCGレジスタ部102にアクセスする。CGレジスタ部102は、レジスタA_CG_reg201を有する。レジスタA_CG_reg201は、CPU101によって書き込まれた値に応じて、画像処理回路205に入力されるクロック信号(A_CLK)を制御するための信号(A_CG_EN)を出力する。つまり、画像処理回路205に入力されるクロック信号(A_CLK)の供給と停止とは、CPU101がレジスタA_CG_reg201に書き込む値によって制御される。
スキャン画像処理部103は、RS制御部202と、画像処理回路205とを備えている。
RS制御部202は、RS要求部203と、CLK_RS制御部204と、CG(クロックゲーティングセル)214と、を備える。RS制御部202は、画像処理回路205に設けられるSRAM(Static Random Access Memory)の動作モードを制御する。また、RS制御部202は、SRAMへのクロックの供給と停止とを制御する。本実施形態のSRAMは、スタンバイ状態と、スタンバイ状態より消費電力が小さいレジューム状態と、を有する。
RS要求部203は、Sequencer217を備える。Sequencer217は、ステートマシンであり、レジスタA_CG_reg201から出力されるA_CG_EN信号に基づいて、A_RS_REQ信号の出力を制御する。A_RS_REQ信号は、RS調停部(調停回路)118に対して出力される。また、Sequencer217は、RS調停部118から出力されるA_RS_OK信号に基づいて、A_MODE信号の出力を制御する。
CLK_RS制御部204は、Counter215と、レジスタt_reg216と、を備える。Counter215は、カウンター回路である。Counter215は、SRAMをレジューム状態にするためのA_RS_in信号の出力タイミングを調整するために設けられている。Counter215は、CLK_RS制御部204からCG_EN信号が出力された後、所定時間の経過後に、A_RS_in信号が出力されるよう調整する。
レジスタt_reg216の値は、CPU101によって書き換え可能である。レジスタt_reg216の値は、CLK_RS制御部204からCG_EN信号が出力された後、A_RS_in信号が出力されるまでの時間を示している。A_STAT信号は、スキャン画像処理部103のSRAMが、レジューム状態かスタンバイ状態かを示す信号である。
CG214は、クロックジェネレータ217から出力されたクロック信号(CLK)を、画像処理回路205の動作クロック(A_CLK)として出力する。このCG214は、CG_EN信号に従って、A_CLKの供給と停止とを制御する。クロックジェネレータ217は、スキャナ画像処理部103に供給されるクロック信号(CLK)を生成する。
画像処理回路205は、画像処理を行う回路であり、モジュールA206、モジュールB207、モジュールC208、及び、モジュールD209を有する。本実施形態では、4つのモジュールで説明するが、モジュールの数は4つより多くても4つより少なくてもよい。また、本実施形態では、画像処理回路205のみ図示して説明するが、画像処理回路205のような回路が複数あってもよい。
モジュールA、モジュールB、モジュールC、及びモジュールDのそれぞれは、SRAMブロック210、211、212及び213を有している。そして、各SRAMブロックは、複数のSRAMを有する。
プリント画像処理部104の構成は、上記しスキャナ画像処理部103の構成と同様であるので、その説明を割愛する。
図3は、モジュールAのブロック図である。モジュールB、C及びDのそれぞれは、モジュールAと同様の構成であるので、その説明を割愛する。
モジュールAは、SRAM1 301、SRAM2 302、SRAM3 303、及び、SRAM4 304を有するSRAMブロック210と、画像処理回路であるCORE305と、を備える。SRAM1〜4は、CORE305と接続される。
図3の破線が示すモジュールAへの入力信号であるA_RS_in信号は、SRAM1〜4の各々に入力される。A_RS_in信号がHighのときに、SRAM1〜4は、レジューム状態に移行する。SRAM1〜4は、A_RS_in信号に従ってスタンバイ状態とレジューム状態との間を移行可能である。SRAM1〜4は、レジューム状態に移行することで省電力状態になる。モジュールAへの入力信号であるAM_CLK信号は、クロック信号であり、SRAM1〜4及びCORE305に入力される。
モジュールAからの出力信号であるRS1信号は、SRAM1に入力されるA_RS_in信号をバッファセル306〜308で遅延させた信号である。RS1信号は、SRAMブロックの中で最も記憶容量が大きいSRAMから生成される。本実施形態では、SRAM1がSRAM2〜4より記憶容量が大きいので、RAM1からRS1信号が出力される。
SRAMの記憶容量の大きさと、レジューム状態への移行やレジューム状態からの復帰にかかる時間とには相関関係があり、記憶容量が大きければ大きいほどRS信号が出力されるまでの時間が長くなるようにバッファセルなどを用いて遅延時間を作り出す。これは、SRAMの記憶容量が大きければSRAMを構成するメモリアレイ部や周辺回路の規模も大きくなるので、それらが動作可能な状態まで内部の電源ノードや信号ノードが安定化するまでに多くの時間を必要とするからである。このように、モジュールAに入力されたA_RS_in信号は、電源などが安定化するのを待って、RS1信号として出力される。
図4は、SRAMのブロック図を示す。図4では、SRAM1を例にSRAMの構成を説明する。SRAM2〜3の構成は、SRAM1の構成と同様であるので、その説明を割愛する。入力信号は、CS、WE、addr、data_in、AM_CLK及びA_RS_inであり、出力信号はdata_out及びRS1である。
制御部401は、CS信号やWE信号からメモリ動作のタイミング信号を生成するタイミング制御回路を備える。また、制御部401は、ワードドライバ部402とカラム部403の電源をA_RS_in信号に従って制御し、A_RS_in信号がHighのときに、ワードドライバ部402とカラム部403との電力を遮断する回路を備える。さらに、制御部401のA_RS_in信号を制御しない部分についてもA_RS_in信号がHighのときに電源を遮断することが可能である。先述したように、A_RS_in信号は、制御部401やバッファセル306〜308で遅延させてRS1信号として出力される。
ワードドライバ部402は、addr信号をデコードして、メモリアレイ部404の中で活性化させる列(ロウ)を決定するブロックである。ワードドライブ402は、レジューム状態のときに電力が遮断される。
カラム部403は、addr信号をデコードして、メモリアレイ部404のなかで活性化させる行(カラム)を決定するブロックである。カラム部403は、レジューム状態のときに電力が遮断される。
本実施形態では、レジューム状態に移行するときにワードドライバ402やカラム部403の電力遮断とクロック信号の発振とが重ならないようにすることで、メモリアレイ部404での電圧揺れを抑えることができる。
メモリアレイ部404は、スタティック型のメモリセルがマトリクス状に配置され、ワードドライバ部402とカラム部403とで決定されるメモリセルにデータを保持する。メモリアレイ部404は、レジューム状態ときにも通電されたままであり、これにより、レジューム状態でもデータを保持することができる。
図2において、モジュールAから出力されたRS1信号は、モジュールBに入力され、SRAMブロック211で最も記憶容量が大きいSRAMからRS2信号として出力される。そのRS2信号は、モジュールCに入力される。同様に、モジュールCからRS3信号が出力されてモジュールDに入力される。モジュールDに最後に入力されたRS3信号は、A_RS_out信号として出力されて、CLK_RS制御部202に入力される。このように、モジュールA〜Dがデイジーチェーンで接続されることによって、RS信号が、モジュールA〜Dに順番に入力される。
図5は、編集画像処理部105のブロック図である。
CPU101は、BUS117を介してCGレジスタ部102にアクセスする。CGレジスタ部102は、レジスタC_CG_reg519を有する。レジスタC_CG_reg519は、CPU101によって書き込まれた値に応じて、画像処理回路503に入力されるクロック信号(C_CLK)を制御するための信号(C_CG_SW_EN)を出力する。つまり、画像処理回路503に入力されるクロック信号(C_CLK)の供給と停止とは、CPU101がレジスタC_CG_reg519に書き込む値によって制御される。
編集画像処理部105は、CLK供給検出部501と、RS制御部502と、画像処理回路503と、を備えている。
CLK供給検出部501は、動作状態監視部504を備えている。動作状態監視部504は、画像処理回路503の動作状態を監視し、図示しない動作開始の信号(例えば、イネーブル信号など)と動作完了の信号(例えば、ステータス信号)に基づいて、画像処理回路503が動作中かどうかを判定する。動作中となる場合には、C_CG_HW_EN信号をLowにして、スタンバイ状態への移行制御を行い、動作が終了した場合には、C_CG_HW_EN信号をHighにして、レジューム状態への移行制御を行う。
RS制御部502には、スキャン画像処理部103のRS制御部202と異なり、レジューム状態への移行のトリガとなる2つの信号(C_CG_SW_EN信号、C_CG_HW_EN信号)が入力される。
RS制御部502は、RS要求部505と、CLK_RS制御部507と、CG(クロックゲーティングセル)510と、を備える。ここでは、上記したRS制御部202と違う箇所について説明する。
RS要求部505のSequencer506は、C_CG_SW_EN信号又はC_CG_HW_EN信号に基づいて、C_RS_REQ信号の出力を制御する。また、Sequencer506がRS調停部118に出力するC_CAUSE信号は、C_RS_REQ信号をHighにするときに出力される信号である。C_CAUSE信号は、レジューム状態への移行のトリガとなる信号がC_CG_SW_EN信号であるのかC_CG_HW_EN信号であるのかを示す信号である。本実施形態では、レジューム状態への移行のトリガが、C_CG_HW_EN信号である場合に、C_CAUSE信号がHighになり、C_CG_SW_EN信号である場合に、C_CAUSE信号がLowになる。なお、スキャン画像処理部103のように、CPU101によるレジスタの設定に基づくトリガ(A_CG_EN信号)のみであれば、A_CAUSE信号は常にLowとなる。
図6は、RS調停部118の詳細ブロック図を示す。
RS調停部118は、各画像処理部に備えられるRS要求部(203や505)からRS_REQを受信し、RS_OKを返す。RS_OKは、複数の画像処理部のいずれか1つのRS要求部に対して返される。つまり、RS調停部118の制御により、同時刻において、RS制御部によるレジューム状態への移行は、複数の画像処理部のいずれか1つで実行される。
RS調停部118は、対象選択部601と応答部602と対象接続部603とを備えている。
対象選択部601は、各RS要求部からRS_REQ(A_RS_REQやC_RS_REQ)とCAUSE(A_CAUSEやC_CAUSE)を受信し、レジューム状態への移行を実行するRS要求部を決定する。決定されたRS要求部は、SELで示される。また、対象選択部601は、各RS要求部からのRS_REQの論理和を取り、いずれかのRS_REQがHighとなっていることを示すREQを生成する。
応答部602は、入力されるREQを、フリップフロップを介してOKを返す。これによりOKを生成する。
対象接続部603は、OKをSELに基づいて決定されるRS_OKに接続する。例えば、SELがAを示すときには、OKはA_RS_OKに接続される。接続されていないB_RS_OK及びC_RS_OKは、Lowとなる。
図7に対象選択部601の真理値表を示す。
真理値表において、各RS_REQ、及び各CAUSEは、対象選択部601の入力信号である。SELは、入力信号に基づいて決定される対象選択部601の出力信号である。上位に記載される条件ほど、優先順位が高い条件である。図7においては、A_RS_REQがHigh且つA_CAUSEがHighであると、SELはAを示す。以下同様に、SELの値が決定される。なお、真理値表における、「−」は、Don’t Careを表す。したがって、CAUSEがHighとなっているRS_REQを優先的に対象として選択されることになる。なお、いずれのRS_REQもHighでない場合にはSELはNONEを示す。
図8は、クロック信号及び制御信号を出力するタイミングを示すタイミングチャートである。
スキャン画像処理部103の動作クロックであるCLKは、クロックジェネレータ217から出力されるものであり、システム部100の電源が投入されると常に発振されている。
まずは、SRAMブロック210〜213のレジューム状態への移行シーケンスについて説明する。
時間t0において、RS要求部203は、A_MODE信号をレジューム状態への移行を示すHighにする。RS要求部203がA_MODE信号をHighにするタイミングは、RS調停部118からレジューム状態への移行の許可(A_RS_OK:High)を得たときである。
時間t1において、CLK_RS制御部204は、A_MODE信号がHighになったことに従って、CG_EN信号をHighにする。CG_EN信号がHighになると、CG214は、A_CLKを停止する(クロック停止状態)。これにより、画像処理回路203のAM_CLK、BM_CLK,CM_CLK,DM_CLKが停止し、画像処理回路203内のSRAMへのクロック供給が停止される。
時間t1でCG_EN信号がHighとなりA_CLKが停止されてからt_in時間経過後の時間t2において、CLK_RS制御部204は、A_RS_in信号をHighにする。これにより、SRAMをレジューム状態に移行する際に、SRAMに入力されるクロックが停止されているので、クロックのトグルによって電源電圧が揺れるのを防止することができる。
適切なt_in時間は、SRAMの記憶保持容量によって変わり、容量が大きいほど時間が長くなる。そこで、t_reg216によってt_in時間を調整し、SRAMの容量に適した時間を設定することができる。
時間t2において、A_RS_in信号がHighとなると、セル・配線遅延によって時間t3でRS1信号がHighとなる。同様に、RS1信号がHighとなってからセル・配線遅延の後にRS2信号がHighとなる。RS2信号がHighとなってからセル・配線遅延の後にRS3信号がHighとなる。そして、RS3信号がHighとなってからセル・配線遅延の後に、時間t4でA_RS_out信号がHighとなり、画像処理回路205の全てのSRAMがレジューム状態となる。
次に、SRAMのレジューム状態からの復帰シーケンスを説明する。
時間t5よりも前で、RS要求部203は、A_MODE信号がスタンバイ状態を示すLowにする。A_MODE信号をLowにするタイミングは、後述するRS要求部203の制御により、RS調停部118からスタンバイ状態への移行の許可を得たときである。
A_MODE信号がLowになったことに従って、時間t6において、CLK_RS制御部204は、A_RS_in信号をLowにする。すると、レジューム状態への移行と同様に、RS1信号、RS2信号、RS3信号、A_RS_out信号が順次Lowになる。時間t8でP_RS_out信号がLowとなったときからt_out時間経過後の時間t9に、CLK_RS制御部204は、CG_EN信号をLowにする。
適切なt_out時間は、SRAMの記憶保持容量によって変わり、容量が大きいほど時間が長くなる。そこで、t_reg216によってt_out時間を調整し、SRAMの容量に適した時間を設定することができる。
CG_EN信号がLowになったことに従って、CG214は、A_CLKを発振させて、画像処理回路203内のSRAMがレジューム状態からスタンバイ状態に移行する。
次に、図9を用いて、RS調停部118が各画像処理部のレジューム状態への移行を調整する方法について説明する。
時刻t0より前に、CPU101は、BUS117を介してCGレジスタ部102のレジスタA_CG_reg201にアクセスして、A_CG_EN信号を、クロック停止を示すHighにする。CPU101がレジスタA_CG_reg201にアクセスするタイミングは、画像処理回路203が未使用状態であるとソフトウエアが判断したときである。
時刻t10において、RS要求部203は、A_CG_EN信号のHighを検知し(Sequencer217はrs_reqステートへ移行)、A_RS_REQをHighにして、RS調停部118にレジューム状態への移行の要求を出す。A_RS_REQがHighになると、RS調停部118のREQがHighとなる。
時刻t1において、対象選択部601は、REQのHighを検知して、図7に示した真理値表に基づいて、SELを決定する。A_RS_REQのみHighであるため、SELはAを示す。また、応答部602は、REQのHighにより、OKをHighにする。また、SELとOKの値により、対象接続部603はA_RS_OKをHighにする。
時刻t12において、RS要求部203は、A_RS_OKのHighを検知して(Sequencer217はrs_doステートへ移行)、A_MODEをHighにする。これにより、スキャン画像処理部103において、図8で説明したように、レジューム状態への移行が開始する。
時刻t13において、RS要求部505は、C_CG_HW_ENのHighを検知し(Sequencer506はrs_reqステートへ移行)、C_RS_REQをHighにして、RS調停部118にレジューム状態への移行の要求を出す。C_CG_HW_ENがHighとなるのは、動作状態監視部504で画像処理回路503の動作完了を検知したためである。また、レジューム状態への移行要因がC_CG_HW_ENであるため、RS要求部505は、C_CAUSEをHighにする。
しかし、スキャン画像処理部103において、レジューム状態への移行中であるから、対象接続部603は、C_RS_OKをHighにしない。
時刻t14において、RS要求部203は、A_STAT信号のHighを検知し(Sequencer217はrs_modeへ移行)、A_RS_REQをLowにし、RS調停部118にレジューム状態への移行の完了を通知する。
時刻t15において、対象選択部601は、SELで決定されたA_RS_REQがLowとなることを検知し、再度、図7に示した真理値表に基づいて、SELを決定する。C_RS_REQのみHighであるため、SELはCを示す。また、SELとOKの値により、対象接続部603はA_RS_OKをLowにし、C_RS_OKをHighにする。
時刻t16において、RS要求部505は、C_RS_OKのHighを検知して(Sequencer506はrs_doステートへ移行)、C_MODEをHighにする。これにより、編集画像処理部105において、レジューム状態への移行が開始する。
時刻t17において、RS要求部505は、C_STAT信号のHighを検知して(Sequencer506はrs_modeへ移行)、C_RS_REQをLowにし、RS調停部118にレジューム状態への移行の完了を通知する。
時刻t18において、対象選択部601は、SELで決定されたC_RS_REQがLowとなることを検知し、再度、SELを決定し、NONEとなる。応答部602は、REQがLowとなったので、OKをLowにする。
次に、図10を用いて、RS調停部118が各RS要求部のスタンバイ状態への移行を調整する方法について説明する。
時刻t20より前に、CPU101は、BUS117を介してCGレジスタ部102のレジスタA_CG_reg201にアクセスして、A_CG_EN信号を、クロック供給を示すLowにする。CPU101がレジスタA_CG_reg201にアクセスするタイミングは、画像処理回路203を使用すると判断したときである。また、同時に、動作状態監視504は、画像処理回路503の動作開始を検知して、C_CG_HW_ENをLowにしたとする。
時刻t20において、RS要求部203は、A_CG_ENのLowを検知し(Sequencer217はnormal_reqステートへ移行)、A_RS_REQをHighにする。また、RS要求部505は、C_CG_HW_ENのLowを検知し(Sequencer506はnormal_reqステートへ移行)、C_RS_REQをHighにする。また、レジューム状態への移行要因がC_CG_HW_ENであるため、C_CAUSEをHighにする。A_RS_REQとC_RS_REQとがHighになることによって、REQがHighとなる。
時刻t21において、対象選択部601は、REQのHighを検知して、図7に示した真理値表に基づいて、SELを決定する。図10の例では、A_RS_REQとC_RS_REQの2つが同時にHighとなっているが、C_CAUSEがHighであるため、SELはCとなる。また、応答部602は、REQのHighにより、OKをHighにする。また、SELとOKの値により、対象接続部603はC_RS_OKをHighにする。したがって、RS要求部203は、RS要求部505のスタンバイ状態への移行が完了するまで待つことになる。
時刻t22において、RS要求部505は、C_RS_OKのHighを検知して(Sequencer506はnormal_doステートへ移行)、C_MODEをLowにする。これにより、編集画像処理部105において、スタンバイ状態への移行が開始する。
時刻t23において、RS要求部505は、C_STAT信号のLowを検知し(Sequencer506はnormal_modeステートへ移行)、C_RS_REQをLowにする。
時刻t24において、対象選択部601は、SELで決定されたC_RS_REQがLowとなることを検知し、再度、SELを決定する。A_RS_REQのみHighであるため、SELはAを示す。また、SELとOKの値により、対象接続部603はC_RS_OKをLowにし、A_RS_OKをHighにする。
時刻t25において、RS要求部203は、A_RS_OKのHighを検知して(Sequencer217はnormal_doステートへ移行)、A_MODEをLowにする。これにより、スキャン画像処理部103において、スタンバイ状態への移行が開始する。
時刻t26において、RS要求部203は、A_STAT信号のLowを検知して(Sequencer217はnormal_modeへ移行)、A_RS_REQをLowにする。
時刻t27において、対象選択部601は、SELで決定されたA_RS_REQがLowとなることを検知し、再度、SELを決定し、NONEとなる。応答部602は、REQがLowとなったので、OKをLowにする。
以上説明したように、各画像処理部に備えられるRS制御部は、RS調停部に対してレジューム状態への移行の要求を出し、RS調停部から許可を得たことに基づいて、レジューム状態への移行を制御するようにした。これにより、複数の機能モジュール(複数の画像処理部)が同時にレジューム状態へ移行するのを防止することができる。また、RS調停部は、レジューム状態への移行の要求を出す際に、レジューム状態への移行の要因(CPUによるレジスタの設定によるか、HWによる動作監視部の指示によるか)を同時に出すようにした。これにより、RS調停部は、要求の要因に応じて、優先的に許可を出す相手を制御することが可能である。これにより、レジューム状態からスタンバイ状態への復帰の順番を、復帰要因に基づいて決定することができる。なお、本実施形態では、2つのレジューム状態への移行の要求を調整する例と、2つのスタンバイ状態への移行の要求を調整する例とについて説明したが、これに限るものではない。例えば、スタンバイ状態への移行の要求とレジューム状態への移行の要求とを調整するものであっても良い。この場合、RS調停部に対して出力する信号(移行先情報)を、スタンバイ状態への移行の要求とレジューム状態への移行の要求とを区別し、RS調停部は、どちらの移行の要求を優先するかを予め設定しておけばよい。
<第2実施形態>
第1実施形態では、複数のモジュール間でスタンバイ状態への移行を調停する方法を説明した。
MFPには、スキャンやプリントといったリアルタイム性が高いエンジン系画像処理や、HDDスプール後に行われる編集系画像処理といった、大きく2つの画像処理を実行する。エンジン系画像処理の開始の遅れは、スキャンやプリントの開始時間の遅れにつながり、ユーザの待ち時間に直接的に影響するものである。編集系画像処理の開始の遅れは、エンジン系画像処理の開始の遅れほど、ユーザの待ち時間に直接的に影響しない。第2実施形態では、エンジン系画像処理のスタンバイ状態への移行を優先するケースについて説明する。
図11に第2実施形態のRS調停部118の詳細ブロック図を示す。
第2実施形態のRS調停部118は、第1実施形態と異なり、PRI_REG1101を更に備える。PRI_REG1101以外の構成は、第1実施形態と同じであるので、その説明を割愛する。
PRI_REG1101は、CPU101からアクセス可能で、優先する画像処理部を示す情報を保持するレジスタである。PRI_REG1101は、A_PRI、B_PRI、C_PRIを保持する。本実施形態では、A_PRIはスキャン画像処理部103の優先度を示し、B_PRIはプリント画像処理部104の優先度を示し、C_PRIは編集画像処理部105の優先度を示す。第2実施形態では、リアルタイム性が要求されるスキャン画像処理部103のA_PRIと、プリント画像処理部104のB_PRIとが、優先度が高いことを示すHighに設定されている。一方で、編集画像処理部105のC_PRIは、優先度が低いことを示すLowに設定されている。
対象選択部1102は、各RS要求部からRS_REQ(A_RS_REQやC_RS_REQ)とCAUSE(A_CAUSEやC_CAUSE)とを受信する。そして、本実施形態では、対象選択部1102は、さらに、PRI(A_PRIやB_PRI、C_PRI)を受信する。対象選択部1102は、RS_REQ、CAUSE、及びPRIに基づいて、スタンバイ状態への移行を許可するRS要求部を選択する。応答部1103及び対象接続部1104は、第1実施形態と同様であるので、その説明を割愛する。
図12に対象選択部1102の真理値表を示す。
真理値表の構成については、第1実施形態と同様である。図12の真理表には、図7の真理表に、A_PRI、B_PRI及びC_PRIがさらに追加されている。図12では、各PRIがHighを最優先となり、次に各CAUSEがHighのものを優先する制御が実現できる。本実施形態では、A_PRIとB_PRIがHighであるとしたので、スキャン画像処理部103とプリント画像処理部104のスタンバイ状態への移行の要求を優先して応答することが実現される。
次に、図13を用いて、第2実施形態のRS調停部118が各RS要求部のスタンバイ状態への移行を調整する方法について説明する。
時刻t30より前に、CPU101は、BUS117を介してRS調停部118のPRI_REG1101にアクセスして、A_PRIとB_PRIをHighに、C_PRIをLowに設定する。そして、CPU101は、BUS117を介してCGレジスタ部102のレジスタA_CG_reg201にアクセスして、A_CG_EN信号を、クロック供給を示すLowにする。また、同時に、動作状態監視504は、画像処理回路503の動作開始を検知して、C_CG_HW_ENをLowにする。
時刻t30において、RS要求部203は、A_CG_ENのLowを検知し(Sequencer217はnormal_reqステートへ移行)、A_RS_REQをHighにする。また、RS要求部505は、C_CG_HW_ENのLowを検知し(Sequencer506はnormal_reqステートへ移行)、C_RS_REQをHighにする。また、スタンバイ状態への移行要因がC_CG_HW_ENであるため、C_CAUSEをHighにする。A_RS_REQとC_RS_REQのHighにより、REQがHighとなる。
時刻t31において、対象選択部1102は、REQのHighを検知して、図12に示した真理値表に基づいて、SELを決定する。この時、A_RS_REQとC_RS_REQの2つが同時にHighとなっている。第1実施形態では、C_CAUSEがHighとなっていたので、SELはCとした。本実施形態では、A_PRIがHighに設定されているため、Aを優先すべきと判断し、SELはAとなる。また、応答部1103は、REQのHighにより、OKをHighにする。また、SELとOKの値により、対象接続部1104は、A_RS_OKをHighにする。したがって、RS要求部505は、RS要求部203のスタンバイ状態への移行が完了するまで待つことになる。
時刻t32において、RS要求部203は、A_RS_OKのHighを検知して(Sequencer217はnormal_doステートへ移行)、A_MODEをLowにする。これにより、スキャン画像処理部103において、スタンバイ状態への移行が開始する。
時刻t33において、RS要求部203は、A_STAT信号のLowを検知し(Sequencer217はnormal_modeステートへ移行)、A_RS_REQをLowにする。
時刻t34において、対象選択部1102は、SELで決定されたA_RS_REQがLowとなることを検知し、再度、SELを決定する。C_RS_REQのみHighであるため、SELはCを示す。また、SELとOKの値により、対象接続部1104はA_RS_OKをLowにし、C_RS_OKをHighにする。
時刻t35において、RS要求部505は、C_RS_OKのHighを検知して(Sequencer506はnormal_doステートへ移行)、C_MODEをLowにする。これにより、編集画像処理部105において、スタンバイ状態への移行が開始する。
時刻t36において、RS要求部505は、C_STAT信号のLowを検知して(Sequencer506はnormal_modeへ移行)、C_RS_REQをLowにする。
時刻t37において、対象選択部1102は、SELで決定されたC_RS_REQがLowとなることを検知し、再度、SELを決定し、NONEとなる。応答部1103は、REQがLowとなったので、OKをLowにする。
以上説明したように、第2実施形態では、優先してスタンバイ状態に移行させる画像処理部を示すレジスタ(PRI_REG1101)をRS調停部118に設けた。この構成によれば、画像処理部の特徴に応じて、スタンバイ状態への移行の優先度を設定することができる。その結果、エンジン系画像処理を実行するスキャナ画像処理部及びプリント画像処理部を優先的にスタンバイ状態へ移行をさせることが可能となり、ユーザの待ち時間の増加を抑制することができる。なお、本実施形態では、CPU101がレジスタ(PRI_REG1101)を設定する例について説明したが、レジスタ(PRI_REG1101)の値は予め設定されてあっても良い。
(他の実施形態)
上記した実施形態では、本発明の情報処理装置としてMFPについて説明したが、パーソナルコンピュータやサーバなどの情報処理装置であっても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給するよう構成することによっても達成される。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することにより、上記機能が実現されることとなる。なお、この場合、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合に限られない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。つまり、プログラムコードがメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって実現される場合も含まれる。

Claims (14)

  1. 制御信号を出力する制御部と、前記制御信号に従って第1の電力状態から前記第1の電力状態より省電力な第2の電力状態に移行するメモリと、を有する複数の処理部と、前記複数の処理部の各々に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する調停部と、を備え、
    前記調停部は、前記第2の電力状態への移行を許可したメモリを有する処理部から当該メモリの前記第2の電力状態への移行の完了が通知されたことに従って、別の処理部に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する、ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記調停部は、前記第2の電力状態への移行を要求した順番に、前記処理部に前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記調停部は、前記第2の電力状態への移行を許可した前記処理部から前記第2の電力状態への移行の完了が通知される前に、別の処理部に前記第2の電力状態の移行を許可しない、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 優先して前記第2の電力状態へ移行するべき処理部を示す情報を保持する保持手段をさらに備え、
    前記調停部は、前記複数の処理部から受信した前記第2の電力状態への移行の要求と前記保持手段に保持された情報とに基づいて、前記複数の処理部の何れか1つに前記第2の電力状態への移行を許可する、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の制御装置。
  5. 前記複数の処理部の少なくとも1つは、前記調停部に対して電力状態の移行の要因を示す情報を出力し、
    前記調停部は、前記複数の処理部から受信した電力状態の移行の要求と前記電力状態の移行の要因を示す情報とに基づいて、前記複数の処理部の何れか1つに対して前記第2の電力状態への移行を許可する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の制御装置。
  6. 前記複数の処理部の少なくとも1つは、前記調停部に対して、前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に移行するのか前記第2の電力状態から前記第1の電力状態に移行するのかを示す移行先情報を出力し、
    前記調停部は、前記複数の処理部から受信した電力状態の移行の要求と前記移行先情報とに基づいて、前記複数の処理部の何れか1つに対して電力状態の移行を許可する、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の制御装置。
  7. 制御信号を出力する制御部と、前記制御信号に従って第1の電力状態から前記第1の電力状態より省電力な第2の電力状態に移行するメモリと、を有する複数の処理部と、前記複数の処理部の各々に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する調停部と、を備え、
    前記調停部は、前記第2の電力状態への移行を許可した前記処理部から前記第2の電力状態への移行の完了が通知される前には、別の処理部に対して前記メモリの前記第2の電力状態の移行を許可しない、ことを特徴とする制御装置。
  8. 前記調停部は、前記第2の電力状態への移行を要求した順番に、前記処理部に前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する、ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記調停部は、前記第2の電力状態への移行を許可したメモリを有する処理部から、当該メモリの前記第2の電力状態への移行の完了が通知されたことに従って、別の処理部のメモリの前記第2の電力状態への移行を許可する、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御装置。
  10. 優先して前記第2の電力状態へ移行するべき処理部を示す情報を保持する保持手段をさらに備え、
    前記調停部は、前記複数の処理部から受信した前記第2の電力状態への移行の要求と前記保持手段に保持された情報とに基づいて、前記複数の処理部の何れか1つに前記第2の電力状態への移行を許可する、ことを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の制御装置。
  11. 前記複数の処理部の少なくとも1つは、前記調停部に対して電力状態の移行の要因を示す情報を出力し、
    前記調停部は、前記複数の処理部から受信した電力状態の移行の要求と前記電力状態の移行の要因を示す情報とに基づいて、前記複数の処理部の何れか1つに対して前記第2の電力状態への移行を許可する、ことを特徴とする請求項7乃至10の何れか1項に記載の制御装置。
  12. 前記複数の処理部の少なくとも1つは、前記調停部に対して、前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に移行するのか前記第2の電力状態から前記第1の電力状態に移行するのかを示す移行先情報を出力し、
    前記調停部は、前記複数の処理部から受信した電力状態の移行の要求と前記移行先情報とに基づいて、前記複数の処理部の何れか1つに対して電力状態の移行を許可する、ことを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載の制御装置。
  13. 制御信号を出力する制御部と、前記制御信号に従って第1の電力状態から前記第1の電力状態より省電力な第2の電力状態に移行するメモリと、を有する複数の処理部と、前記複数の処理部の各々に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する調停部と、を備える装置の省電力制御方法であって、
    前記複数の処理部の各々が、前記調停部に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を要求するステップと、
    前記調停部が、前記要求に対して、前記複数の処理部の1つに前記第2の電力状態への移行を許可するステップと、
    前記調停部が、前記第2の電力状態への移行を許可したメモリを有する処理部から、当該メモリの前記第2の電力状態への移行の完了が通知されたことに従って、別の処理部に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可するステップと、を有することを特徴とする省電力制御方法。
  14. 制御信号を出力する制御部と、前記制御信号に従って第1の電力状態から前記第1の電力状態より省電力な第2の電力状態に移行するメモリと、を有する複数の処理部と、前記複数の処理部の各々に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可する調停部と、を備える装置の省電力制御方法であって、
    前記複数の処理部の各々が、前記調停部に対して、前記メモリの前記第2の電力状態への移行を要求するステップと、
    前記調停部が、前記要求に対して、前記複数の処理部の1つに前記第2の電力状態への移行を許可するステップと、を有し、
    前記調停部が、前記第2の電力状態への移行を許可したメモリを有する処理部から当該メモリの前記第2の電力状態への移行の完了が通知される前には、別の処理部に対して前記メモリの前記第2の電力状態への移行を許可しない、ことを特徴とする省電力制御方法。
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