JP6589409B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の半導体スイッチ素子をモジュール化した半導体モジュールを並列接続して構成した電力変換装置に関する。
インバータ装置や無停電電源装置のような電力変換装置においては、複数の半導体スイッチ素子をモジュール化した半導体モジュールが多く用いられている。そして、大容量化を図るため、半導体モジュールを複数並列接続することがある。
このように半導体モジュールを並列接続する場合、特許文献1の電力変換装置では、同一構成の2個の半導体モジュールを、それぞれの主回路端子が向かい合うように並置し、主回路端子相互を接続導体により並列接続し、半導体モジュールのゲートを駆動制御するための制御基板を一方の半導体モジュール上に配置し、この基板からゲート制御線を各半導体モジュールのゲート端子に配線するようにしている。
また、特許文献2の電力変換装置では、同一構成の2個の半導体モジュールを複数並列接続し、半導体モジュールのゲートを駆動するためのゲート駆動基板を、2つの並置された半導体モジュールの中心位置の上方に配置し、この基板からゲート制御線を各モジュールの外側に配置されたゲート端子に配線するようにしている。
特開2010−011605号公報 特開平07−170723号公報
前記特許文献1の従来の電力変換装置では、ゲート駆動基板を2つの半導体モジュールのうちの一方のモジュールの上に配置しているので、ゲート制御線の長さを均一にするために制御基板から遠い方の半導体モジュールのゲート端子までの距離を基準にした長さとするため全体として制御線の長さが長くなる。
また、特許文献2の従来の電力変換装置も、制御基板を2つの半導体モジュールの中心位置の上方に配置しているが、各半導体モジュールのゲート端子が背中合わせに外側に配置されているため、制御基板からゲート端子までのゲート制御線の長さが長くなる。
このため、従来の電力変換装置には、ゲート制御線から外部への信号の伝播や、外部からのノイズ誘導が起こりやすくなるため、半導体モジュールが誤動作する恐れが高くなる問題がある。
また、同一構成の2個の半導体モジュールを、ゲート端子を向い合せにして配置した場合、各半導体モジュールのゲート端子が互い違いの配置となるため、2つの半導体モジュールへのゲート制御線パターンが制御基板上で交差することにより、制御基板の設計が複雑になるとともに、ゲート制御線の長さが不均一になる。そのため、並列接続した半導体モジュール間で、制御線のインダクタンスが不均一となり、スイッチングタイミングにずれが生じ、半導体モジュール間に電流のアンバランスが発生する。
このように、制御信号の外部への伝播や、ノイズ誘導の影響による半導体モジュールの誤動作を抑制するには、ゲート制御線の長さを短くする必要がある。また、並列接続した半導体モジュール間でのスイッチングタイミングのずれを小さくするには、両半導体モジュールへのゲート制御線の長さを均一にする必要がある。
この発明の課題は、前記かんがみて、複数の半導体モジュールへのゲート制御線の長さを、短く、かつ均一にでき、制御基板の制御線の設計が容易となる半導体モジュールを並列接続して構成した電力変換装置を提供することにある。
このような課題を解決するため、請求項1の発明は、単一または複数の半導体スイッチ素子をパッケージに封入して直方体状に構成した第1および第2の半導体モジュールを備え、この第1および第2の半導体モジュールの表面の側縁部にそれぞれモジュール内の半導体スイッチ素子のスイッチングを制御する制御端子を配設し、これらの制御端子が互いに向き合うように前記第1および第2の半導体モジュールを並置し、互いの主回路端子を並列接続し、かつ、前記第1および第2の半導体モジュールの半導体スイッチ素子のスイッチングを制御する制御回路を搭載した制御基板を前記第1および第2の導体モジュールの中間に配置して前記制御端子に接続するようにした電力変換装置において、前記第1および第2の半導体モジュールの制御端子を、互いに対応する端子同志が向き合うように線対称に配置したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明における前記各半導体モジュールが、直流回路の正極端子と負極端子の間に、直列接続した第1および第2の半導体スイッチ素子を接続し、この一対の半導体スイッチ素子の接続点と前記直流回路の正極端子と負極端子との間に設けられた中性点端子との間に、第3の半導体スイッチ素子で構成された双方向スイッチ回路を接続してなる1相分の3レベルスイッチ回路を構成することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明における前記各半導体モジュールが、直流回路の正極端子と負極端子の間に、直列接続した第1および第2の半導体スイッチ素子を接続してなる1相分の2レベルスイッチ回路を構成することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の発明において、前記制御基板の制御出力端子をスルーホール端子とし、このスルーホール端子に、前記第1および第2の半導体モジュールの制御端子を嵌挿して前記制御基板の制御回路を前記半導体モジュールの制御端子に接続することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4の発明において、前記第1および第2の半導体スイッチ素子がIGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜4の発明において、前記第1および第2の半導体スイッチ素子がMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1、2または4の発明において、前記半導体モジュールにおける双方向スイッチ回路が、ダイオードを逆並列接続した2つのIGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)を逆直列接続した回路であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1、2または4の発明において、前記半導体モジュールにおける双方向スイッチ回路が、ダイオードを逆並列接続した2つのMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を逆直列接続した回路であることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1、2または4の発明において、前記半導体モジュールにおける双方向スイッチ回路が、逆阻止型の2つのIGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)を逆並列接続した回路であるであることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜9の発明において、前記第1および第2の半導体モジュールに搭載される半導体スイッチ素子が炭化珪素材料または窒化ガリウム材料等のワイドバンドギャップ半導体材料で構成した半導体素子で形成されることを特徴とする。
この発明によれば、第1および第2の半導体モジュールの制御端子を、互いに対応する端子同志が向き合うように線対称に配置しているので、第1および第2の半導体モジュールの中間に配置した制御基板から、各モジュールの制御端子への制御線を直線的に短く配線することができる。このため、制御信号の外部への伝播や、誘導ノイズの影響による誤動作を抑制でき、電力変換装置の信頼性を向上することができる。
また、各半導体モジュール間で、制御線の長さを均一にできるため、並列接続された半導体モジュール間のスイッチングタイミングのずれを小さくでき、特に、高速でスイッチング動作する、炭化珪素(SiC)材料や窒化ガリウム(GaN)材料等で形成されたワイドバンドギャップ半導体素子を用いた半導体モジュールに有効である。
この発明に使用する第1半導体モジュールの実施例を示す平面図。 この発明に使用する第2半導体モジュールの実施例を示す平面図。 この発明の実施例の主回路構成を示す回路図。 この発明の実施例の構成を示す平面図。 この発明の実施例の構成を示す正面図。 この発明に使用する制御基板の実施例の構成を示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)におけるb−b線断面図。 この発明に使用する双方向スイッチ回路の実施例を示す回路構成図。
本発明の実施の形態を図に示す本発明に実施例について説明する。
図1から図6は、この発明の実施例を示すものである。
図1は、内部にここには図示しない半導体スイッチ素子をパッケージに封入してモジュール化した直方体状の第1の半導体モジュール10を示すものである。この第1のモジュール10の表面の中央部に直線的に配列した主回路端子15〜18が設けられている。端子15は、直流回路の正極端子Pに接続する正極端子であり、端子16は、直流回路の正極端子Pと負極端子Nとの中間に設けられた中性点端子Mに接続する中性端子である。端子17は、直流回路の負極端子Nに接続する負極端子であり、端子18は、交流出力端子Uに接続する交流端子である。
この第1の半導体モジュール10の表面の右側辺に接近してモジュール内の半導体スイッチ素子のゲートにオン、オフ制御信号を加える制御端子11g〜14gが1列に並べて配設される。
図2は、内部の構成は、第1の半導体モジュールと同じに構成された第2の半導体モジュール20を示すものである。この第2のモジュール20にも中央部に直線的に配列された主回路端子25〜28が設けられる。端子25は、直流回路の正極端子Pに接続する正極端子であり、端子26は、直流回路の正極端子Pと負極端子Nとの中間に設けられた中性点端子Mに接続する中性端子である。端子27は、直流回路の負極端子Nに接続する負極端子であり、端子28は、交流出力端子Uに接続する交流端子である。
この第2の半導体モジュール20には、その表面の左側辺に接近してモジュール内の半導体スイッチ素子のゲートにオン、オフ制御信号を加える制御端子21g〜24gが1列に並べて配設される。
第1、第2の半導体モジュールの内部には、それぞれ、図3に示すような3レベル電力変換装置の1相分のスイッチ回路を構成する半導体スイッチ素子が封入されている。
第1の半導体モジュール10は、第1および第2のスイッチ素子11、12を直列接続して、直流回路の正極端子Pに接続する正極端子15と負極端子Nに接続する負極端子17との間にする。スイッチ素子11,12は、それぞれ、半導体スイッチ素子として絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ(IGBT)(11T、12T)を用い、これらのトランジスタにそれぞれフリーホイル用のダイオード(11D、12D)を逆並列に接続して構成される。そして、スイッチ素子11、12の接続点を交流端子18に接続し、中性点端子Mに接続される中性端子16と交流端子18との間に、2つの逆阻止型IGBT13a、13bを逆並列接続して構成した双方向スイッチ回路14を接続して3レベルスイッチ回路を構成する。この半導体モジュール10は、いわゆる4in1モジュールと称される。
第2の半導体モジュール20も、半導体モジュール10と同様にそれぞれIGBT21T、22Tとフリーホイル用ダイオード21D、22Dとを逆並列接続して構成した第1および第2のスイッチ素子21,22を直列に接続して直流回路の正極端子Pに接続される正極端子25と負極端子Nに接続される負極端子27との間に接続する。そして、スイッチ素子21、22の接続点を交流端子28に接続し、中性点端子Mに接続される中性端子26と交流端子28との間に、2つの逆阻止型IGBT23a、23bを逆並列接続して構成した双方向スイッチ回路24を接続して、3レベルスイッチ回路を構成する。この半導体モジュールは20も、いわゆる4in1モジュールと称される。
2つの半導体モジュール10と20は、正極端子15,25を直流回路の正極端子Pに、負極端子17,27を直流回路の負極端子Nに、そして、交流端子18、28を交流出力端子Uに共通に接続することにより、互い並列に接続され、容量の増大された電力変換装置の1相分のスイッチ回路となる。
そして、第1の半導体モジュール10から各スイッチ素子のオン、オフ制御するための制御端子対11gと11s、12gと12s、13gと13s、14gと14sがそれぞれ引き出され、モジュールの表面に配設される。ゲート端子14gと対となるスイッチ素子コレクタ側端子14sはスイッチ素子11から引き出された端子11sと兼用される。同様に第2の半導体モジュール20からも各スイッチ素子の制御端子対21gと21s、22gと22s、23gと23s、24gと124sがそれぞれ引き出され、モジュールの表面に配設される。ゲート端子24gと対となるスイッチ素子コレクタ側端子24sはスイッチ素子21から引き出された端子21sと兼用される。
半導体モジュール10と20は、並置するときは、図4に示すように制御端子の設けられた側辺が対向するように配置されるが、各モジュールの制御端子の配列は、対応する制御端子同志が互いに向かい合うように線対称配列となるようにする。すなわち、例えば、モジュール10のスイッチ素子11とモジュール20のスイッチ素子21とが対応するのでスイッチ素子11の制御端子対11g、11sと、スイッチ素子21の制御端子対21gと21sがそれぞれ図1および図2示すようにモジュール10とモジュール20の最上段の位置に配設される。次のスイッチ素子12と、22の制御端子対12g、12sと22g、22sが次の段に配設され、両方向スイッチ回路14と24の制御端子13ag、13as、13bgと23ag、23as、23bgがその下段に配設される。
このように構成された2つの半導体モジュール10と20を並列接続して電力変換装置を構成する場合、図4および図5に示すように、モジュールの制御端子の設けられた側辺を向い合せにして2つのモジュールを対向配置する。これにより、モジュール10と20の制御端子が接近して配置されることになる。そして、このように配置した2つのモジュール10と20との間に跨って、各モジュールのスイッチ素子のオン、オフを制御する制御回路30を搭載した制御基板40を配置する。
制御基板40は、詳細を図6に示すように構成されている。すなわち、制御基板40には、制御回路30が搭載される。この制御回路30と、制御基板上にプリントパターン導体で形成された制御信号出力端子31g1〜33bg1および31g2〜33bg2とは、それぞれ同様にプリントパターン導体によって形成された制御線391および392によって接続される。制御信号出力端子31g1〜33bg1および31g2〜33bg2には、それぞれモジュール10および20に突出形成された板状またはピン状に形成された制御端子11g〜13agおよび21g〜23agが嵌挿可能に形成されたスルーホールh1およびh2が設けられている(図6(b)参照)。各制御信号出力端子31g1〜33bg1および31g2〜33bg2は、モジュール10および20に設けられた制御端子11g〜13agおよび21g〜23agと同じ間隔で配列される。
このように構成された制御基板40を、図5に示すように、2つのモジュール10と20の中間に両者に跨って配置したとき、モジュール10および20の制御端子11g〜13agおよび21g〜23agの先端が、それぞれ、制御基板40の制御信号出力端子31g1〜33bg1および31g2〜33bg2のスルーホールh1およびh2に嵌挿可能となるように、予め制御基板40の制御信号出力端子31g1〜33bg1および31g2〜33bg2の配置が決定されている。そして、制御信号出力端子31g1〜33bg1および31g2〜33bg2のスルーホールに嵌挿されたモジュール10、20の制御端子は、半田等により制御基板40の制御信号出力端子に電気、機械的に結合される。これにより、制御基板40に搭載された制御回路30とモジュール10および20のスイッチ素子の制御端子が接続され、制御回路30からモジュールのスイッチ素子にオン、オフ制御信号を伝達し、スイッチ素子をオン、オフ制御することができる。
制御基板40に搭載された制御回路30から各モジュール10、20の制御端子への制御線391、392は、制御端子と制御回路が接近することにより長さの短い直線配線とすることができるので、制御線を互いに交差する必要がなくなり、配線の設計が容易となる。また、制御基板の制御信号出力端子とモジュールの制御端子間の距離が等しくなるので、半導体モジュール間での制御線のインダクタンスが均一化され、並列配置された半導体モジュール間でのスイッチングタイミングのずれが小さくなる。さらに制御線が短くなることにより、制御線から外部への信号伝播および外部から制御線へのノイズ誘導を低減することができる。この結果、電力変換装置の誤動作の発生を低減することができるので、電力変換装置の信頼性を高めることができる。
図3には、半導体モジュールの半導体スイッチ素子としてIGBTを用いた例を示したが、その他に、MOFET((Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor))を半導体スイッチ素子として用いることもできる。
また、半導体スイッチ素子としては、珪素(Si)で構成した半導体スイッチ素子だけでなく、炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)で構成した、いわゆるワイドバンドギャップ半導体スイッチ素子を用いることができる。
MOSFETを用いる場合は、MOSFETは、一般に寄生ダイオードにより、逆導通特性を有しているので、IGBTのように別途フリーホイルダイオードを設けないで済む利点がある。また、SiCで構成したMOSFET(SiC−MOSFET)が実用化されており、このSiC−MOSFETも同様に寄生ダイオードを備える。しかし、この場合は、珪素(Si)で構成したMOSFETに比べて順電圧降下が大きいので、並列にSiまたはSiCで構成したダイオードを逆並列接続することでフリーホイルダイオードの順電圧降下を下げて、損失を低減することができる。
さらに、前記のこの発明の実施例においては、双方向スイッチ回路14を逆阻止型IGBTにより構成した例を示したが、この発明における双方向スイッチ回路は、逆阻止機能のないIGBTまたは、MOSFETによっても構成することができる。
図7の(a)は、逆阻止機能のないIGBTで構成した双方向スイッチ回路50の例を示す。この双方向スイッチ回路50は、2つの逆阻止機能のない通常のIGBT51Tおよび52Tにそれぞれダイオード51Dおよび52Dを逆並列接続し、これらを逆直列接続して構成したものである。
また、図7の(b)は、MOSFETで構成した双方向スイッチ回路60の例を示す。この双方向スイッチ回路60は、2つのMOSFET61Tおよび62Tにそれぞれダイオード61Dおよび62Dを逆並列に接続し、これらを逆直列接続して構成したものである。
この発明においては、この図7に示す双方向スイッチ回路50および60を、図3の双方向スイッチ回路14および24として使用することができる。
10、20:半導体モジュール
11、12,21,22:半導体スイッチ素子
14,24:双方向スイッチ回路
11g〜13bg、21g〜23bg:制御端子
15、16,17、18,25,26,27,28:主回路端子
30:制御回路
31g1〜33bg1、31g2〜33bg2:制御信号出力端子
391、392:制御線
40:制御基板
h1、h2:スルーホール

Claims (10)

  1. 直流回路の正極端子と負極端子の間に直列接続した第1および第2の半導体スイッチ素子をパッケージに封入して直方体状に構成した第1および第2の半導体モジュールを備え、この第1および第2の半導体モジュールの表面の側縁部にそれぞれモジュール内の半導体スイッチ素子のスイッチングを制御する制御端子を配設し、これらの制御端子が互いに向き合うように前記第1および第2の半導体モジュールを並置し、互いの主回路端子を並列接続し、かつ、前記第1および第2の半導体モジュールの半導体スイッチ素子のスイッチングを制御する制御回路を搭載した制御基板を前記第1および第2の導体モジュールの中間に配置して前記制御端子に接続するようにした電力変換装置において、前記第1および第2の半導体モジュールの制御端子を、互いに対応する端子同志が向き合うように線対称に配置したことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記各半導体モジュールが、前記第1および第2の半導体スイッチ素子の接続点と前記直流回路の正極端子と負極端子との間に設けられた中性点端子との間に、第3の半導体スイッチ素子で構成された双方向スイッチ回路を接続してなる1相分の3レベルスイッチ回路を構成することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記各半導体モジュールが、1相分の2レベルスイッチ回路を構成することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御基板の制御出力端子をスルーホール端子とし、このスルーホール端子に、前記第1および第2の半導体モジュールの制御端子を嵌挿して前記制御基板の制御回路を前記半導体モジュールの制御端子に接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1および第2の半導体スイッチ素子がIGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1および第2の半導体スイッチ素子がMOSFET(Metal-Oxide-SemiconductorField-Effect Transistor)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記各半導体モジュールにおける双方向スイッチ回路が、ダイオードを逆並列接続した2つのIGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)を逆直列接続した回路であることを特徴とする請求項1、2または、請求項1または2を引用する請求項4に記載の電力変換装置。
  8. 前記各半導体モジュールにおける双方向スイッチ回路が、ダイオードを逆並列接続した2つのMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を逆直列接続した回路であることを特徴とする請求項1、2または、請求項1または2を引用する請求項4に記載の電力変換装置。
  9. 前記各半導体モジュールにおける双方向スイッチ回路が、逆阻止型の2つのIGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)を逆並列接続した回路あることを特徴とする請求項1、2または、請求項1または2を引用する請求項4に記載の電力変換装置。
  10. 前記第1および第2の半導体モジュールに搭載される半導体スイッチ素子ワイドバンドギャップ半導体材料で構成した半導体素子で形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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