JP6589207B2 - ジグソーパズルおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ジグソーパズルおよびその製造方法に関し、詳細には、分離された状態のパズルピースを簡単に嵌め合わせることのできるジグソーパズルおよびその製造方法に関する。
ジグソーパズルは、少なくとも一面に絵柄を付した台紙を縦横に凹凸を設けて切断して複数個のパズルピースを形成し、ばらばらに分離した個々のパズルピースをその各辺の凹凸を合わせながら嵌め込んで台紙絵柄を完成させるものである。そして、このジグソーパズルには、その台紙の絵柄を完成させるためのパズルである遊戯具としての機能と、完成させた絵柄を額縁やパネル等のホルダに保持して室内を装飾する室内装飾品としての機能を有している。
ジグソーパズルのモチーフとしては、独自のモチーフでジグソーパズルゲームを楽しむため、例えば、特許文献1には、無地の平板をジグソーパズル状に切り抜き、これらの切り抜かれた多数のパズルピースを元の形が復元するように組み合せた状態で所望のモチーフを自由に形成してオリジナルジグソーパズルを作成することが開示されている。
登録実用新案第3007219号公報
しかし、オリジナルジグソーパズルの絵柄作成作業において、ジグソーパズルを持ち運ぶ時、小さい衝撃でも簡単に各パズルピースが載置したプレート(底板)から飛び散り、再度嵌め合わせる際には多大な時間と労力を要していた。また、オリジナルジグソーパズルは、嵌め合わせ時の作業を考慮せずに独自モチーフの画像が用いられることが多い。このため、少ない色で表現される空などのパズルピースが多いと、嵌め合わせる際の情報としてはパズルピースの形状しか利用できず、嵌め合わせ作業が非常に困難であった。特に、数百ピース以上のジグソーパズルでは、各パズルピースを一度ばらばらに分離させた場合には、組み立てることができずに放置されたり捨てられるおそれがあった。
本発明は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、分離された状態のパズルピースを簡単に嵌め合わせることのできるジグソーパズルおよびその製造方法を提供することを、その目的とする。さらに、製造方法にあっては、ジグソーパズルのカット溝凹部にまで絵柄が良好に転写され、かつ、分離作業を必要としないジグソーパズルの製造方法を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、各辺に所要形状の凹凸を有する複数のパズルピースの前記凹凸を嵌め合わせて平面上にしたパズルピースの表面に、所要の絵柄画像が形成されたジグソーパズルであって、各前記パズルピースの表面に、前記所要の絵柄画像とともに、各前記パズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像が形成されており、前記ジグソーパズルは、複数の前記パズルピースを内側に位置決めする枠部を有し、該枠部の表面に、前記パズルピースの位置情報に対応する座標情報を示す紫外線可視化画像が形成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、各辺に所要形状の凹凸を有する複数のパズルピースの前記凹凸を嵌め合わせて平面上にしたパズルピースの表面に、所要の絵柄画像とともに各前記パズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像が形成され、さらに前記画像の上に透明なリタックシートが貼り付けられたジグソーパズルであって、前記リタックシートを剥した際に、前記パズルピースの前記凹凸を嵌め合わせて形成されたカット溝部分の前記絵柄画像が、前記リタックシート側に保持されることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記紫外線可視化画像は、前記絵柄画像の表面側に形成されていることを特徴とするものである。
請求項の発明は、吸水性の支持体に形成した水溶層の表面に、所要の絵柄の非反転画像とパズルピースに分割された際の位置情報を示す紫外線可視化画像からなる画像を形成する画像形成工程と、前記画像の上にリタックシートを貼り付けるリタックシート貼り付け工程と、前記支持体に水を含ませることにより前記水溶層を水で溶かして前記支持体を剥離し、前記画像を前記リタックシートに転移させる支持体剥離工程と、前記画像の面に残置する水分や水溶性物質を除去し乾燥させるクリーニング工程と、各辺に所要形状の凹凸を有する複数のパズルピースが嵌め合わされて平面上に形成したパズルピースの表面に、前記画像を転移させた前記リタックシートを重ね合わせ、該リタックシートを前記パズルピースの表面に対して加熱押圧する転写工程と、を順に備えることを特徴とするジグソーパズルの製造方法である。
請求項の発明は、請求項5の発明において、前記画像は、レーザプリンタあるいは複写機によって形成されたトナー画像であることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項またはの発明において、前記リタックシートは、ポリ塩化ビニルシートに再剥離型粘着剤を設けたものであることを特徴とするものである。
本発明によれば、パズルピースがばらばらに分離された状態となっても、紫外光をパズルピースに照射することによって、パズルピース表面に形成した紫外線可視化画像による位置情報を参考にしてパズルピースを簡単に嵌め合せることができる。
本発明のジグソーパズルの製造方法に用いる絵柄形成紙の一例の断面図である。 図1の絵柄形成紙に絵柄の非反転画像が形成された状態を示す断面図である。 図2の絵柄形成紙にリタックシートを貼り付けた状態を示す断面図である。 図3の絵柄形成紙に形成した非反転画像をリタックシートに転移させた状態を示す図である。 ジグソーパズル素材をカットして複数個のパズルピースを作製する様子を示す図である。 本発明で用いる無地のジグソーパズルの一例を示す図である。 転写工程で、ジグソーパズルとリタックシートとを重ね合わせた際のパズルピースのカット溝凹部とリタックシートとの関係を示す断面図である。 転写工程においてリタックシートをパズルピースの表面に対して加熱押圧する様子を示す図である。 定着工程においてリタックシートをパズルピースの表面に対して加熱押圧した際のパズルピースのカット溝凹部とリタックシートとの関係を示す断面図である。 定着工程終了後のジグソーパズルの状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態のジグソーパズルからリタックシートを剥す際の状態を示す図である。 本発明の一実施形態のパズルピースからリタックシートを剥した際の状態を示す断面図である。 本発明のジグソーパズルに紫外光を照射した際の図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のジグソーパズルおよびその製造方法に係る好適な実施形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態のジグソーパズルの製造方法に用いる絵柄形成紙の一例の断面図である。絵柄形成紙1は、支持体2の表面に水溶層3を設けたものである。支持体2は、吸水性のよい材質、例えば、紙、合成紙、ポリビニルアルコール等の水溶性フィルムなどから作製し、水溶層3は、水分を加えることによって溶ける材質、例えば、ポリビニルアルコール、澱粉、デキストリン等の水溶性物質から作製することができる。
次に、絵柄形成紙1に画像を形成し、それを貼着対象物である無地のジグソーパズルの台紙表面に貼着する方法について説明する。本実施形態では、絵柄形成紙1に形成した画像をリタックシートに転移し、さらにジグソーパズルの台紙上に転写している。
まず、画像形成工程として、図2で示すように、例えば、図示しないパーソナルコンピュータによって作成された画像データを、レーザプリンタやMFPを用いて絵柄形成紙1上にトナー画像4を形成する。この場合、絵柄形成紙1に形成する絵柄は反転させる必要はなく、正像である非反転画像を形成する。
ここで、本実施形態では、トナー画像4として形成される画像に特徴を有している。トナー画像4は、所要の絵柄画像とパズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像とを重畳した画像となっている。紫外線可視化画像は、紫外線や近紫外線を照射すると弱い蛍光によって発光するため見ることができるが、通常の太陽光や電灯の下では見えず、紫外光やブラックライトなどを照射した際に発光して像が現れ視認することができるものである。
所要の絵柄画像と紫外線可視化画像を重畳した画像を形成するためには、例えば、カラートナー像に対応して、透明トナー像をカラートナー像上に重ね合せる透明トナー像形成手段を有する画像形成装置(例えば、特開2002−82508号公報参照。)を用い、透明トナーとして、可視光では見えないが紫外光を当てると発光するUVトナーを用いることによって作製することができる。UVトナーは紫外光に反応し、不可視トナーとも呼ばれ、通常の太陽光下では見えない。そして、UVトナーによって形成する画像は、後述するように、パズルピースの位置情報を示す画像であって、予め使用するジグソーパズルの各パズルピースの配置データに基づいて各パズルピースに付与した位置情報データを作成しておき、これを情報処理装置(パソコン)に取り込み、絵柄画像のデータとともに印刷すればよい。
次に、図3で示すように、リタックシート貼り付け工程として、絵柄形成紙1に形成したトナー画像4の上にリタックシート7を重ね空気を抜きながら、ヘラによる圧着またはラミネータ等の熱ローラによって加熱圧着して貼り付ける。リタックシート7としては、透明な樹脂フィルム5の表面に再剥離型粘着剤6を設けたものを用いることができるが、後述するように.樹脂フィルム5としては熱可塑性に富んだポリ塩化ビニル(PVC)を用いたものが好適である。
そして、図3で示す状態で、支持体剥離工程として、絵柄形成紙1の支持体2にスプレーなどを用いて水を含ませる。これにより、吸水性の支持体2の表面に塗布された水は、支持体2に浸透して水溶層3に達する一方、支持体2の表面から絵柄形成紙1の側面を伝わって水溶層3に側面側からも浸透する。
水溶層3は、水分を加えることによって溶ける材質の物質から構成されているため、浸透した水によって溶解する。このため、支持体2がリタックシート7から剥離し、その際、水溶層3上に形成されていたトナー画像4は、リタックシート7の再剥離型粘着剤6に転移する。
図4は、図3の絵柄形成紙に形成した非反転画像をリタックシートに転移させた状態を示す図であり、図4(A)はその断面図を、また、図4(B)は図4(A)をリタックシート側から見た平面図を示す。支持体剥離工程によって、リタックシート7上にトナー画像4が転移した絵柄転写シートとしてのリタックシート10を得ることができる。支持体剥離工程の後は、必要に応じて、リタックシート10に残置している水分や水溶性物質を除去し乾燥させる。
次に、リタックシート10のトナー画像4の貼着対象物であるジグソーパズルの台紙を準備する。ジグソーパズルの台紙としては、無地の台紙を型抜きすることにより、各辺に所要形状の凹凸を有するパズルピースを複数個分離形成し、各パズルピースの凹凸を嵌め合わせて平面状にしたジグソーパズルが用いられる。
このジグソーパズルの製造方法としては、まず、図5に断面を示すように、片面に白紙21を貼着したダンボール紙22を2枚、枠部26となる周囲部分のみにホットメルト型接着剤23を設けて、白紙21側が外側になるように貼りあわせたジグソーパズル素材24を作製する。ここで、上側の白紙21を貼着したダンボール紙22が本実施形態の無地の台紙に相当する。そして、台紙としては、ダンボール紙22にかかわらず、他の紙類のほか、コルク材,木板を用いてもよく、白紙21を設けることも必須ではない。なお、本発明で無地とは、表面に絵柄のない状態のものを意味するものであり、和紙やコルクなどの地模様があるものも無地に含まれる。
その後、図5に示すように、このジグソーパズル素材24をカット台31の上面に所定位置を合わせた状態で載置し、カット台31を、上部のパズルピースをカット処理するための刃物台32に向けて、矢印33の方向に上下移動することで、上側の白紙21とダンボール紙22のみを所定形状に型抜きして、パズルピース25と枠部26とに分割する。
図6は、このようにして作製された無地のジグソーパズルを示す図であり、図6(A)に平面図を、図6(B)に一部断面図を示す。
ジグソーパズル20は、無地の台紙が型抜きされて複数のパズルピース25に分割されている。個々のパズルピース25は各辺に所要形状の凹凸を有し、パズルピース25はバラバラに分離した後でもこれらの凹凸を嵌め合わせることによって平面状にすることができる。また、周辺部は下側のダンボール紙22と接着されて枠部26を形成することになる。下側のダンボール紙22は底板28として、枠部26とともに、分離されたパズルピースを組み合わせる際の作業プレートあるいはホルダとして機能する。また、個々のパズルピース25の相互間およびパズルピース25と枠部26との間には、型抜きによって生じたカット溝凹部27が形成されている。
次に、リタックシートに転移した画像をジグソーパズルの台紙上に転写する転写工程について説明する。まず、ジグソーパズル20のパズルピース25の表面側にリタックシート10のトナー画像4側が来るように、ジグソーパズル20上にリタックシート10を位置合わせしながら重ね合わせる。図7は、ジグソーパズル20とリタックシート10とを重ね合わせた状態を示す図であり、この状態では、リタックシート10は平面上であり、トナー画像4はリタックシート10側に保持されたままである。
この状態で、リタックシート10をパズルピース25の表面に対して加熱押圧する。加熱押圧の方法としては、例えば、図8に示すように、濡らした布41をリタックシート10の上に当てて、その上から、アイロン40を用いてリタックシート10に熱と圧力を加える方法を用いることができる。なお、濡らした布41に代えて、軟性シリコンゴム発泡体シートなどを用いてもよい。
図9は、定着工程においてリタックシート10をパズルピース25の表面に対して加熱押圧した際の、パズルピース25のカット溝凹部27とリタックシート10との関係を示す断面図である。リタックシート10に熱と圧力を加えることにより、熱可塑性に富んだリタックシート10が熱膨張し、熱膨張の応力によってリタックシート10がパズルピース25のカット溝凹部27の奥部まで入り込もうとして、カット溝凹部27のパターンに沿って皺寄せ状態になる。
一方、リタックシート10に保持されているトナー画像4は加熱されてパズルピース25に押圧されるため、トナー画像4はパズルピース25の表面に再融着(再定着)され、リタックシート10からジグソーパズル20へのトナー画像4の融着力の差で転写が行われる。その際、リタックシート10は、パズルピース25のカット溝凹部27の奥部まで入り込もうとするため、リタックシート10に保持されたカット溝凹部27部分のトナー画像4もパズルピース25のカット溝凹部27の入り口部分、すなわちパズルピース25の外周辺のコーナ部分にまで良好に再定着される。
このように、熱可塑性に富んだリタックシート10の樹脂フィルム5は熱によって膨張する材料するとともに、トナー画像4の再定着温度によっては溶融しない材質のものを用いることによって、カット溝凹部27までトナー画像を転写することができる。このような材料としては、例えばポリ塩化ビニルが好適である。なお、図9に示す状態において、リタックシート10のトナー画像4のうち、カット溝凹部27部分でパズルピース25に接触していない部分のトナー画像4は、パズルピース25へは転写されずリタックシート10側に残ることになる。
上記実施形態では、リタックシートを加熱押圧するために、アイロン40を用いて加熱押圧したが、アイロン40に限らず、例えば、リタックシート10を重ね合わせたジグソーパズル20を一対の挟持体で挟み、一定の圧力を加えて加熱押圧するようにしてもよい。この挟持体としては、軟性シリコンゴム発泡体で構成し、少なくとも一方の挟持体に発熱体を設けておくとよい。また、挟持体として一対のローラを用いてもよい。
図10は、定着工程終了後のジグソーパズルの状態を示す平面図であり、正像の絵柄を形成したジグソーパズル20の表面に、透明なリタックシート10を貼り付けた状態のジグソーパズル20を得ることができる。以上のようにして得られたジグソーパズル20は、部屋のインテリヤ装飾用品として利用することができ、複数のパズルピース25と枠部26の表面にはリタックシート10が貼り付けられているため、各パズルピース25がバラバラになって飛び散ることがない。また、以上のようにして得られたジグソーパズル20をゲーム用パズルとして用いる場合は、リタックシート10を剥すことによって、各パズルピース25をバラバラに分離することができる。
図11は、本実施形態のジグソーパズルからリタックシートを剥す際の状態を示す図であり、図12は、本実施形態のパズルピースからリタックシートを剥した際の状態を示す断面図である。ジグソーパズル20のパズルピース25の表面には、転写され再定着したトナー画像4が形成されており、各パズルピース25はカット溝によってバラバラに分離可能な状態になっている。一方、リタックシート10側には、転写工程でパズルピース25の表面に転写されなかったトナー画像4の一部のトナー画像4’が残存している。この残存しているトナー画像4’は、ジグソーパズル20の各パズルピース25の分カット溝部分、すなわち、各パズルピースの凹凸を嵌め合わせて形成されたカット溝部部分に沿った模様となる。
このように、ジグソーパズル20からリタックシート10を剥した際に、トナー画像4の一部はリタックシート10側に奪われることになるが、奪われるトナー画像4’はカット溝部分に沿ったトナー画像4であることからその影響は小さい。そして、各パズルピース25の表面の外周辺のコーナ部分にまで良好にトナー画像4が再定着されているため、再度パズルピース25の凹凸を嵌め合わせて絵柄を再現した際も、良好な絵柄を再現することが可能となる。
そして、トナー画像4は、先述したように、所要の絵柄画像とパズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像を重畳した画像となっている。このため、可視光の下では、紫外線可視化画像は肉眼視することはできないが、ジグソーパズル20に紫外光を照射した際に、紫外線可視化画像として形成したパズルピース25の位置情報を見ることができる。
図13は、本発明のジグソーパズルに紫外光を照射した際の図である。紫外光の照射範囲はスポットSとしている。そして、紫外光を照射されたパズルピース25には、各パズルピース25の位置情報53が可視化されて現れるため見ることができる。各パズルピース25の位置情報53としては種々のものを用いることができるが、本実施形態では、ジグソーパズル20の枠部26にA、B、C、D・・・の行情報51と01、02、03、04・・・の列情報52を紫外線可視化画像として形成し、これらの行情報と列情報の組み合わせであるA01、A02、A03、A04・・・を各パズルピース25の位置情報53として用いている。
したがって、ジグソーパズル20からリタックシート10を剥し、各パズルピース25がばらばらに分離された状態となっても、紫外光をパズルピース25に照射することによって、パズルピース表面に形成した紫外線可視化画像による位置情報を参考にしてパズルピース25を簡単に嵌め合せることができる。
なお、パズルピースに形成する位置情報を示す紫外線可視化画像は、紫外光を照射した際に見やすくするために、絵柄画像よりも上面に形成されるのが望ましい。このため、レーザプリンタやMFPを用いてトナー画像を形成する場合は、絵柄形成紙1の表面でUVトナーによる位置情報を示す画像が絵柄画像よりも上面になるように、カラートナーとUVトナーとが絵柄形成紙に転写される順序を考慮して、各トナーの転写ベルトに対する配置関係を定めておくのが望ましい。なお、場合によっては、画像形成処理を2回行うことになるが、絵柄画像を絵柄形成紙1の上面に形成し、さらにUVトナーのみによる位置情報を示す画像をその上に形成するようにしてもよい。
また、先述した実施形態では、トナー画像4として、所要の絵柄画像とパズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像とを重畳した画像として形成したが、図6に示す無地のジグソーパズル(白パズル)の表面に、各パズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像を形成しておき、その上に、絵柄画像のみからなるトナー画像を設けるようにしてもよい。この場合、無地のジグソーパズルの段階で各パズルピースがバラバラになったとしても、紫外光をパズルピース25に照射することによって、位置情報を参考にしてパズルピース25を簡単に嵌め合せることができる。また、絵柄画像形成後であっても、紫外光をパズルピース25に照射することによって、視認性に劣るものの位置情報を見ることができるため、バラバラになったとしても、従来のジグソーパズルよりもはるかに簡単に嵌め合わすことが可能になる。
なお、上記実施形態では、絵柄形成紙1上に非反転画像としてトナー画像4を形成したが、熱によって再転写可能なインキによる画像であってもよい。さらに、一般に市販されているジグソーパズルの印刷画像であってもよい。これらの場合、パズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像もUVインクを用いて絵柄画像の上に形成することができる。また、絵柄画像としてカラー画像を前提に説明したが、絵柄画像は、モノクロ画像、2値画像、エッジ画像などでの任意の画像であってよい。
1…絵柄形成紙、2…支持体、3…水溶層、4、4'…トナー画像、5…樹脂フィルム、6…再剥離型粘着剤、7、10…リタックシート、20…ジグソーパズル、21…白紙、22…ダンボール紙、23…ホットメルト型接着剤、24…ジグソーパズル素材、25…パズルピース、26…枠部、27…カット溝凹部、28…底板、31…カット台、32…刃物台、33…矢印、40…アイロン、41…布、51…行情報、52…列情報、53…位置情報。

Claims (6)

  1. 各辺に所要形状の凹凸を有する複数のパズルピースの前記凹凸を嵌め合わせて平面上にしたパズルピースの表面に、所要の絵柄画像が形成されたジグソーパズルであって、各前記パズルピースの表面に、前記所要の絵柄画像とともに、各前記パズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像が形成されており、
    前記ジグソーパズルは、複数の前記パズルピースを内側に位置決めする枠部を有し、該枠部の表面に、前記パズルピースの位置情報に対応する座標情報を示す紫外線可視化画像が形成されていることを特徴とするジグソーパズル。
  2. 各辺に所要形状の凹凸を有する複数のパズルピースの前記凹凸を嵌め合わせて平面上にしたパズルピースの表面に、所要の絵柄画像とともに各前記パズルピースの位置情報を示す紫外線可視化画像がトナー画像として形成され、さらに前記トナー画像の上に透明なリタックシートが貼り付けられたジグソーパズルであって、前記リタックシートを剥した際に、前記パズルピースの前記凹凸を嵌め合わせて形成されたカット溝部分の前記絵柄画像が、前記リタックシート側に保持されることを特徴とするジグソーパズル。
  3. 前記紫外線可視化画像は、前記絵柄画像の表面側に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のジグソーパズル。
  4. 吸水性の支持体に形成した水溶層の表面に、所要の絵柄の非反転画像とパズルピースに分割された際の位置情報を示す紫外線可視化画像からなる画像を形成する画像形成工程と、
    前記画像の上にリタックシートを貼り付けるリタックシート貼り付け工程と、
    前記支持体に水を含ませることにより前記水溶層を水で溶かして前記支持体を剥離し、前記画像を前記リタックシートに転移させる支持体剥離工程と、
    前記画像の面に残置する水分や水溶性物質を除去し乾燥させるクリーニング工程と、
    各辺に所要形状の凹凸を有する複数のパズルピースが嵌め合わされて平面上に形成したパズルピースの表面に、前記画像を転移させた前記リタックシートを重ね合わせ、該リタックシートを前記パズルピースの表面に対して加熱押圧する転写工程と、
    を備えることを特徴とするジグソーパズルの製造方法。
  5. 前記画像は、レーザプリンタあるいは複写機によって形成されたトナー画像であることを特徴とする請求項に記載のジグソーパズルの製造方法。
  6. 前記リタックシートは、ポリ塩化ビニルシートに再剥離型粘着剤を設けたものであることを特徴とする請求項またはに記載のジグソーパズルの製造方法。
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