JP6588772B2 - 清掃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃工具に関する。
光コネクタ同士の接続は、各光コネクタの接合端面(フェルール端面)における光ファイバ端面同士を突き合わせることで実現される。光コネクタの接合端面や光ファイバ端面に汚れが付着していると、光コネクタ及び光ファイバの損傷や伝送損失の増大などの原因になる。このため、突き合わせ接続に先だって、光コネクタの接合端面を清掃する必要がある。清掃のための工具として、例えば、特許文献1には、工具本体と、清掃体を光コネクタの接合端面に押し当てるヘッド部材を有する挿入部(延出部)とを備えた清掃工具が記載されている。この清掃工具によれば、清掃体を光コネクタに押し付けた状態で工具本体を挿入部に対して移動させることによって、清掃体の供給と回収が行われるとともに、ヘッド部材が回転し、光コネクタの接合端面を清掃体で拭き取ることができる。
特開第4579330号公報
特許文献1の図3のようにガイド溝に清掃体を配置しただけでは、ヘッド部材の回転時に清掃体が脱落するおそれがある。
また、特許文献1の図33では、脱落防止のために、ヘッド部材の先端部に形成された挿通孔に清掃体が挿通されている。ただし、ヘッド部材の端面に挿通孔の開口が形成されているので、挿通孔の外周の肉厚分だけ押圧面が狭くなってしまう。押圧面が狭くなると、清掃不良の原因になるおそれがある。
本発明は、ヘッド部材の回転時における清掃体の脱落を抑制しつつ、押圧面の領域拡大を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、工具本体と、前記工具本体から突出して設けられ、前記工具本体に対して所定方向に移動可能であり、押圧面で清掃体を清掃対象に押し当てるヘッド部材を有する挿入部と、を備え、前記工具本体と前記挿入部とを相対移動させると、前記清掃体の供給と回収が行われるとともに、前記ヘッド部材が前記所定方向を軸とする回転方向に回転し、前記ヘッド部材は、前記押圧面の外側において前記押圧面よりも前記清掃対象の側に突出する突出部を有し、前記清掃体を挿通させる挿通孔の少なくとも一部が前記突出部に形成されていることを特徴とする清掃工具。である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、ヘッド部材の回転時における清掃体の脱落を抑制しつつ、押圧面の領域拡大を図ることができる。
本実施形態の清掃工具1の全体斜視図である。 清掃工具1の工具本体10の内部構成を示す図である。 清掃工具1の挿入部20の内部構成を示す図である。 図4A及び図4Bは、本実施形態のヘッド部材24の先端部27の拡大斜視図である。図4Aは清掃体が配置されていない状態を示す図であり、図4Bは清掃体が配置された状態を示す図である。 図5Aは、本実施形態の先端部27を清掃対象に突き当てた状態を示す断面図であり、図5Bは比較例の先端部127を清掃対象に突き当てた状態を示す断面図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
工具本体と、前記工具本体から突出して設けられ、前記工具本体に対して所定方向に移動可能であり、押圧面で清掃体を清掃対象に押し当てるヘッド部材を有する挿入部と、を備え、前記工具本体と前記挿入部とを相対移動させると、前記清掃体の供給と回収が行われるとともに、前記ヘッド部材が前記所定方向を軸とする回転方向に回転し、前記ヘッド部材は、前記押圧面の外側において前記押圧面よりも前記清掃対象の側に突出する突出部を有し、前記清掃体を挿通させる挿通孔の少なくとも一部が前記突出部に形成されていることを特徴とする清掃工具が明らかとなる。このような清掃工具によれば、ヘッド部材の回転時における清掃体の脱落を抑制しつつ、押圧面の領域拡大を図ることができる。
前記突出部は、前記清掃対象に接触させて前記ヘッド部材を案内することが望ましい。これにより、清掃対象に対する位置合わせをすることができ、清掃対象面と押圧面との位置ずれを抑制できる。
前記清掃対象は、テーパ面を有しており、前記突出部は、前記テーパ面に接触させて前記ヘッド部材を案内することが望ましい。これにより、位置合わせをより行いやすくすることができる。
前記突出部の前記押圧面からの突出量は、前記清掃体の径よりも大きいことが望ましい。これにより、突出部を清掃対象に接触させることができ、位置合わせが可能になる。
===実施形態===
<<清掃工具1の構成について>>
以下の説明では、図に示すように、各方向を定義する。すなわち、工具本体10から挿入部20が延び出る方向を「前後方向」とする。つまり、筒形状の挿入部20の軸方向が「前後方向」となる。この前後方向において工具本体10から見て挿入部20の側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、工具本体10の中にある巻取リール31(図2参照)の回転軸の軸方向を「左右方向」とし、後側から前側に向かって見たときの右側を「右」とし、逆側を「左」とする。また、前後方向及び左右方向に垂直な方向を「上下方向」とする。
図1は、本実施形態の清掃工具1の全体斜視図である。図2は、清掃工具1の工具本体10の内部構成を示す図であり、図3は、清掃工具1の挿入部20の内部構成を示す図である。
清掃工具1は、光コネクタのフェルール端面(光ファイバ端面)を清掃するための工具であり、工具本体10と、挿入部20とを備えている。工具本体10と挿入部20は、前後方向に相対的に移動可能に構成されている。
工具本体10は、作業者が清掃工具1を把持する部位であり、ケース体11と、送り機構13と、回転機構15とを備えている。
ケース体11は、略直方体の筒状部材であり、その内部に送り機構13と回転機構15が設けられている。ケース体11には、挿入凸部54と、鋸歯状のギア受け部56と、コイルスプリング34を押圧する押圧板58とが固定されている。
挿入凸部54は、ケース体11から内側(右側)に向けて突出しており、略円柱状(若しくはピン状)に形成されている。挿入凸部54の突出高さおよび外径は、後述する回転筒部522のカム溝523に嵌合可能となるように設定されている。
ギア受け部56は、ケース体11の下部に設けられている。ギア受け部56には前後方向に沿って複数の受け歯が形成されており、これらの受け歯は、ギア31aの歯車とかみ合うようになっている。そして、ギア受け部56は、工具本体10と挿入部20との前後方向の相対移動に応じて、ギア31aに回転力を与え、巻取リール31を駆動(回転)させる。
押圧板58は、ケース体11から内側に突出するように形成された板状の部材であり、コイルスプリング34の一端(後端)が配置されている。そして、押圧板58は、工具本体10と挿入部20とが相対移動した際に、コイルスプリング34を押圧する。
送り機構13は、清掃体の供給及び回収を行うためのものである。送り機構13は、供給リール30と、巻取リール31と、ギア31aと、支持部32と、保持筒部33と、コイルスプリング34とを備えている。
供給リール30は、ヘッド部材24に清掃体を供給するリールであり、清掃体を巻装している。
巻取リール31は、使用後の清掃体を巻き取って回収するリールである。
ギア31aは、円板状の基板の周囲に複数の歯が形成された歯車であり、巻取リール31に装着されている。ギア31aと巻取リール31との間には不図示の伝達機構が配置されており、ギア31aが所定方向に回転するときには巻取リール31は一緒に回転するが、ギア31aが逆方向に回転するときには巻取リール31は回転しないように構成されている。
支持部32は、供給リール30及び巻取リール31を回転可能に支持している。また、支持部32は、ケース体11に対して、前後方向(所定方向に相当)に相対移動可能に設けられている。
保持筒部33は、コイルスプリング34を装着して、当該コイルスプリング34を位置決めする部材である。保持筒部33は、支持部32の前側端部から後方に突出するように設けられている。
コイルスプリング34は、支持部32の保持筒部33と、ケース体11の押圧板58との間に設けられており、支持部32がケース体11に対して後方(図2の矢印方向)に移動した際に、ケース体11に対して支持部32を前方に付勢する。
回転機構15は、ヘッド部材24を回転させるためのものである。回転機構15は、ケース体11に対して回転可能な回転シャフト52を備えている。
回転シャフト52は、ガイド筒部521と、回転筒部522とを備えている。また、回転シャフト52内には、清掃体を挿通する挿通孔(不図示)が形成されている。挿通孔は断面略円形であり、ガイド筒部521の前端から回転筒部522の後端にわたって形成されている。
ガイド筒部521は略円筒状に形成され、前端部にはヘッド部材24の基部25が嵌合可能となっている。ガイド筒部521の前端部の内面には、肉厚に形成された回転止部(不図示)が形成されている。
回転筒部522は、ガイド筒部521の後端に設けられており、ガイド筒部521よりも太い略円筒状に形成されている。また、回転筒部522の外面には、ケース体11の挿入凸部54が挿入されるカム溝523が形成されている。
カム溝523は、回転筒部522の外周面において、回転筒部522の軸方向(前後方向)に対して傾斜して螺旋状に形成されている。このため、回転シャフト52が前後方向に移動すると、回転筒部522がカム溝523に沿って移動することによって、回転シャフト52は前後方向を軸とする軸回り方向(以下、回転方向ともいう)に回転する。この回転に伴い、ヘッド部材24も同じ方向に回転する。
挿入部20は、清掃対象(光コネクタ)の挿入口に挿入する部位であり、工具本体10から前方に突出して設けられている。また、挿入部20は、工具本体10に対して前後方向(所定方向に相当)に移動可能である。本実施形態の挿入部20は、挿入筒体21と、筒部用スプリング22と、ヘッド用スプリング23と、ヘッド部材24とを備えている。
挿入筒体21は、基筒部21aと、基筒部21aの先端(前側端)から前方に延びる円筒状の先端筒部21bとを有している。基筒部21aは、支持部32に対して固定されている。先端筒部21bは、基筒部21aよりも細く形成されており、光コネクタの挿入口に挿入したときに位置決めされるように形成されている。
筒部用スプリング22は、支持部32に対して先端筒部21bを後退可能に前側に付勢するためのものであり、先端筒部21bの後端と支持部32との間に配置されている。なお、先端筒部21bは筒部用スプリング22によって前側への力を受けているが、先端筒部21bの突起部211が基筒部21aの内壁と接触することにより、先端筒部21bが基筒部21aから前側に抜け落ちないようになっている。
ヘッド用スプリング23は、ガイド筒部521に対して、ヘッド部材24を後退可能に前側に付勢するためのものであり、ガイド筒部521の前端とヘッド部材24のフランジ部26との間に設けられている。
ヘッド部材24は、後述する押圧面27aで清掃体を清掃対象面に押し当てる部位である。ヘッド部材24は、ヘッド用スプリング23によって、後退可能に前側に押圧されている。なお、ヘッド部材24は、樹脂製の部材であり、基部25と、フランジ部26と、先端部27とを有している。
基部25は、ガイド筒部521の挿通孔に挿入可能に設けられている。また、基部25は、前後方向に沿って形成された平坦部(不図示)を有しており、当該平坦部とガイド筒部521の回転止部とが対向して配置されている。これにより、基部25がガイド筒部521(回転シャフト52)に対して回転しないように規制されている。すなわち、ヘッド部材24は、回転シャフト52に対して前後方向に相対移動可能であるとともに、回転シャフト52の軸回りの回転力(回転方向の力)を受けて回転シャフト52とともに同じ方向に回転する。
フランジ部26は、基部25の前端に形成されている。そして、フランジ部26の後端とガイド筒部521の先端との間にヘッド用スプリング23が設けられている。
先端部27は、フランジ部26の前側端面から前方に突出するように形成されている。そして、先端部27の前側端面(押圧面27a)には清掃体が掛け回されている(図4B参照)。先端部27の詳細な構成については後述する。
清掃体は、供給リール30からヘッド部材24の押圧面27aに供給され、押圧面27aを経由して、巻取リール31に巻き取られるように配置される(詳細な配置については後述する)。清掃体は、特に限定されるものではなく、公知の適当な清浄布(不織布や織布)を糸状に加工したものを採用することができる。例えば、ポリエステルやナイロンなどの極細の繊維で構成されたものが例示できる。なお、清掃体として、細巾のテープ状のものを用いることもできる。
<<清掃工具1の動作について>>
挿入部20の先端筒部21bを光コネクタのコネクタ挿入口(不図示)に挿入すると、先端筒部21bの外面が光コネクタの内壁に位置決めされながら、ヘッド部材24が挿入口内に侵入し、ヘッド部材24の押圧面27a上の清掃体が清掃対象面に当接する(図5A参照)。
清掃体を、清掃対象面に当接させた状態で、工具本体10をさらに前方に押圧すると、工具本体10は、この方向(前方)に移動する。これにより、挿入部20の先端は、清掃対象に押され、工具本体10に対する挿入部20の相対位置は、後方に移動する(工具本体10と挿入部20とが相対移動する)。
このとき、挿入部20に押されて支持部32がケース体11に対して後方に移動する。これにより、送り機構13が支持部32とともにケース体11に対して移動するため、ギア受け部56によって、ギア31aに回転力が与えられる。ギア31aの回転によって、巻取リール31が回転し、清掃体が巻き取られる(回収される)。これに伴って、清掃体が供給リール30から引き出され、ヘッド部材24の押圧面27aへと供給される。このように清掃体の供給と回収が行われる。
また、挿入部20の移動によって、回転シャフト52はケース体11に対し後方に移動する。これにより、回転筒部522がカム溝523に沿って移動し、回転シャフト52は前後方向を軸とする軸回り(回転方向)に回転する。この回転シャフト52の回転によって、ヘッド部材24も回転するため、清掃体は清掃対象面に当接した状態のまま回転方向に回転する。
このように工具本体10と挿入部20とを相対移動させると、清掃体の供給と回収が行われるとともに、ヘッド部材24が前後方向を軸とする軸回り(回転方向)に回転する。これにより、ヘッド部材24の押圧面27aに掛け回された清掃体で、清掃対象面に付着しているゴミや埃、油分などの汚れを拭き取ることができる。
清掃が終了した後、挿入部20を光コネクタから引き抜く際には、工具本体10を後方に移動させればよい。このとき、コイルスプリング34の弾性力によって、支持部32とケース体11との位置関係が元に戻る。これにより、回転シャフト52(ヘッド部材24)は押し付けた時と逆方向に回転する。ただし、引き抜く場合には、不図示の伝達機構によってギア31aの回転が巻取リール31に伝達されないため、巻取リール31は回転せずにギア31aだけが空回りする。
<<ヘッド部材24の先端部27の構成について>>
図4A及び図4Bは、本実施形態のヘッド部材24の先端部27の拡大斜視図である。図4Aは清掃体が配置されていない状態を示す図であり、図4Bは清掃体が配置された状態を示す図である。また、図5Aは、本実施形態の先端部27を清掃対象に突き当てた状態を示す断面図であり、図5Bは比較例の先端部127を清掃対象に突き当てた状態を示す断面図である。なお、図5A及び図5Bでは、清掃対象の一例として、光ファイバ110の端部を保持するフェルール100が示されている。フェルール100の端部のフェルール端面100aは、相手側の光コネクタのフェルールとの接続端面である。フェルール端面100aは略円形であり、その外側にはテーパ面100bが形成されている。また、フェルール100には、光ファイバ110を位置決めする光ファイバ穴100cが前後方向に沿って形成されており、この光ファイバ穴100cに光ファイバ110が挿入されている。そして、フェルール端面100aには光ファイバ110の端面が配置されている。
<比較例>
本実施形態について説明する前に、まず、比較例について説明する。
図5Bに示す先端部127には、フェルール端面100aに清掃体を押し当てるための押圧面127aに、供給側挿通孔127c及び回収側挿通孔127dが形成されている。そして、清掃体は、先端部127の供給側ガイド溝127e、供給側挿通孔127cを通って押圧面127aに至り、回収側挿通孔127d、回収側ガイド溝127fを経て回収される。このように比較例では、先端部127の押圧面127aに形成された供給側挿通孔127c及び回収側挿通孔127dに清掃体が挿通されており、これにより清掃体の脱落を防止している。また、供給側及び回収側において、清掃体の移動経路(通路)を内側(軸中心側)よりにすることで、清掃体がガイド溝から外側に出にくくなるようにしている。
しかし、この比較例の場合、押圧面127aに供給側挿通孔127c及び回収側挿通孔127dの開口がそれぞれ形成されているため、これらの各挿通孔の外周(図5Bの符号127gの部位)の肉厚分だけ押圧面127aの清掃体を配置する領域が狭くなる。つまり、押圧面127aに掛け回される清掃体の長さが短くなり、清掃範囲が狭くなる。また、先端部127をフェルール100に押し当てる際に、押圧面127aがフェルール端面100aに対して、位置ずれするおそれがあり、このため清掃不良の原因になるおそれがある。
<本実施形態>
図4A、図4B、及び、図5Aに示すように、本実施形態のヘッド部材24の先端部27は、押圧面27a、突出部27b、供給側挿通孔27c、回収側挿通孔27d、供給側ガイド溝27e、回収側ガイド溝27fを有している。そして、清掃体は、供給リール30から、回転シャフト52内の挿通孔を通ってヘッド部材24の先端部27の供給側ガイド溝27e、供給側挿通孔27c、押圧面27a、回収側挿通孔27d、回収側ガイド溝27fを経由し、巻取リール31に巻き取られるように配置される。このようにして、清掃体が押圧面26aに掛け回されている。
押圧面27aは、先端部27の前側端面であり、清掃対象面(フェルール端面100a)に清掃体を押し当てるための面である。本実施形態の押圧面27aは、フェルール端面100aに対応した略円形である。
突出部27bは、押圧面27aの外側において押圧面27aよりも前側(すなわち、フェルール100の側)に突出している。図4A、図4Bに示すように、突出部27bは、押圧面27aの周りを囲む円環状に設けられている。また、図5Aに示すように、突出部27bの内側は、フェルール100のテーパ面100bの傾斜に対応したテーパ形状となっている。突出部27bの押圧面27aからの突出量は、清掃体の径(直径)よりも大きくなるように設定されている。このため、先端部27をフェルール100に押し当てたとき、突出部27bはフェルール100のテーパ面100bに接触してヘッド部材24を案内する。これにより、フェルール100に対する位置合わせが行われ、フェルール端面100aと押圧面27aとの位置ずれを抑制することができる。
なお、本実施形態のフェルール100にはテーパ面100bが形成されているが、テーパ面100bが形成されていなくてもよい。あるいは、突出部27bが、フェルール100のテーパ面100bに対応した形状(テーパ形状)になっていなくてもよい。これらの場合においても、フェルール100の円筒部の外周面(図5Aの符号100dで示す部位)に嵌合するように突出部27bを形成すれば、先端部27をフェルール100に押し当てたとき、突出部27bがフェルール100の円筒部の外周面に接触してヘッド部材24を案内することができる。これにより、フェルール100に対する位置合わせを行うことができる。但し、突出部27bが、フェルール100のテーパ面100bに適合した形状であれば、フェルール100の円筒部の外周面に嵌合する形状の場合と比べて、先端部27の外径を細くできるという利点がある。
供給側ガイド溝27eは、清掃体の押圧面27aへの供給時の送り移動をガイドするための溝であり、先端部27の側部(図5Aでは上側の側部)において前後方向に沿って形成されている。回収側ガイド溝27fは、清掃体の押圧面27aからの回収時の送り移動をガイドするための溝であり、先端部27の供給側ガイド溝27eとは反対側の側部(図5Aでは下側の側部)において前後方向に沿って形成されている。また、図5Aに示すように、本実施形態の供給側ガイド溝27e及び回収側ガイド溝27fは、押圧面27aに近づくにつれて溝の深さが浅くなっている。すなわち、供給側ガイド溝27e及び回収側ガイド溝27fは、前後方向に対して傾斜したテーパ形状に形成されている。これにより、前側では挿通孔(供給側挿通孔27c、及び、回収側挿通孔27d)の位置を押圧面27aの中心から離れた位置(本実施形態では突出部27b)に形成することができ、押圧面27aに掛け回す清掃体の長さを大きくできる。つまり、押圧面27aの領域拡大を図ることができる。また、後側では各ガイド溝の深さが大きいので、清掃体が外側に出にくい。
供給側挿通孔27cは、清掃体を供給側ガイド溝27eから押圧面27aに挿通させるための孔である。また、回収側挿通孔27dは、清掃体を押圧面27aから回収側ガイド溝27fに挿通させるための孔である。本実施形態の供給側挿通孔27c及び回収側挿通孔27dは、突出部27bに設けられている。より具体的には、供給側挿通孔27c及び回収側挿通孔27dは、円環状の突出部27bにおいて、押圧面27aを挟んで対向する位置に設けられている。これにより、本実施形態では、押圧面27aに掛け回される清掃体の長さを比較例の場合よりも長くでき、押圧面の拡大(清掃範囲の拡大)を図ることができる(図5A、図5B参照)。また、本実施形態では供給側挿通孔27c及び回収側挿通孔27dが突出部27bに形成されているので、清掃体の外側は突出部27bに囲まれることになる。よって、清掃体の脱落を防止することができる。なお、挿通孔の外周(図4Aの符号27gで示す部位)の肉厚は、突出部27に位置しているため、押圧面27aの領域を確保しながら清掃体の脱落を防止できる。
以上説明したように、本実施形態では、ヘッド部材24は先端部27の押圧面27aの外側において押圧面27aよりもフェルール100の側に突出する突出部27bを有している。そして、清掃体を挿通させる挿通孔(供給側挿通孔27c及び回収側挿通孔27d)が突出部27bに形成されている。これにより、ヘッド部材24の回転時における清掃体の脱落を抑制でき、また、比較例よりも押圧面の領域拡大を図ることができる。
また、本実施形態では、突出部27bは、フェルール100に接触させてヘッド部材24を案内している。これにより、フェルール100に対する位置合わせをすることができ、フェルール端面100aと押圧面27aとの位置ずれを抑制できる。
また、本実施形態では、フェルール100はテーパ面100bを有しており、突出部27bは、テーパ面100bに接触させてヘッド部材24を案内している。これにより、位置合わせをより行いやすくすることができる。
また、本実施形態では突出部27bの押圧面27aからの突出量は、清掃体の径よりも大きく設定されている。これにより、突出部27bをフェルール100に接触させることができ、位置合わせが可能になる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
前述の実施形態では、突出部27bは押圧面27aの周囲を囲むように円環状に設けられていたがこれには限らない。例えば、押圧面27aの周囲の数か所(少なくとも、供給側挿通孔27c及び回収側挿通孔27dの形成部位を含む2箇所以上)で部分的に突出していてもよい。
また、前述の実施形態では、2つの挿通孔(供給側挿通孔27c及び回収側挿通孔27d)がそれぞれ突出部27bのみに形成されていたが、挿通孔の少なくとも一部が突出部27bに形成されていればよい。例えば、挿通孔が突出部27bと押圧面27aを跨ぐ範囲に形成されていてもよい。この場合においても、挿通孔の外周の肉厚は、突出部27に位置しているため、押圧面27aの領域を確保しながら清掃体の脱落を防止できる。よって、比較例よりも押圧面の領域拡大を図ることができる。
また、前述の実施形態では、供給側ガイド溝27e及び回収側ガイド溝27fが前後方向に対して傾斜したテーパ形状に形成されていたが、これには限らない。例えば、前後方向に平行(溝の深さが一定)であってもよい。あるいは、階段状に溝の深さが変わるようにしてもよい。なお、前側では溝を浅くすることによって、2つの挿通孔(供給側挿通孔27c及び回収側挿通孔27d)の形成位置を離すことができる。つまり、押圧面の領域拡大を図ることができる。また、後側では溝を深くすることによって、清掃体が外側に出にくくすることができる。
1 清掃工具、10 工具本体、
11 ケース体、13 送り機構、15 回転機構、
20 挿入部、21 挿入筒体、21a 基筒部、21b 先端筒部、
22 筒部用スプリング、23 ヘッド用スプリング、
24 ヘッド部材、25 基部、26 フランジ部、27 先端部、
27a 押圧面、27b 突出部、
27c 供給側挿通孔、27d 回収側挿通孔、
27e 供給側ガイド溝、27f 回収側ガイド溝、
30 供給リール、31 巻取リール、31a ギア、
32 支持部、33 保持筒部、34 コイルスプリング、
52 回転シャフト、54 挿入凸部、
56 ギア受け部、58 押圧板、
100 フェルール、100a フェルール端面、
100b テーパ面、110 光ファイバ、
127 先端部(比較例)、127a 押圧面、
127c 供給側挿通孔、127d 回収側挿通孔、
127e 供給側ガイド溝、127f 回収側ガイド溝、
521 ガイド筒部、522 回転筒部、523 カム溝

Claims (4)

  1. 工具本体と、
    前記工具本体から突出して設けられ、前記工具本体に対して所定方向に移動可能であり、押圧面で清掃体を清掃対象に押し当てるヘッド部材を有する挿入部と、
    を備え、
    前記工具本体と前記挿入部とを相対移動させると、前記清掃体の供給と回収が行われるとともに、前記ヘッド部材が前記所定方向を軸とする回転方向に回転し、
    前記ヘッド部材は、前記押圧面の外側において前記押圧面よりも前記清掃対象の側に突出する突出部を有し、
    前記清掃体を挿通させる挿通孔の少なくとも一部が前記突出部に形成されている
    ことを特徴とする清掃工具。
  2. 請求項1に記載の清掃工具であって、
    前記突出部は、前記清掃対象に接触させて前記ヘッド部材を案内する
    ことを特徴とする清掃工具。
  3. 請求子2に記載の清掃工具であって、
    前記清掃対象は、テーパ面を有しており、
    前記突出部は、前記テーパ面に接触させて前記ヘッド部材を案内する
    ことを特徴とする清掃工具。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の清掃工具であって、
    前記突出部の前記押圧面からの突出量は、前記清掃体の径よりも大きい
    ことを特徴とする清掃工具。
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