JP6588282B2 - パテ用樹脂組成物及びそれを用いたパテ - Google Patents
パテ用樹脂組成物及びそれを用いたパテ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6588282B2 JP6588282B2 JP2015175787A JP2015175787A JP6588282B2 JP 6588282 B2 JP6588282 B2 JP 6588282B2 JP 2015175787 A JP2015175787 A JP 2015175787A JP 2015175787 A JP2015175787 A JP 2015175787A JP 6588282 B2 JP6588282 B2 JP 6588282B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- putty
- meth
- acrylate
- resin composition
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
窒素ガス導入管、還流コンデンサ、攪拌機を備えた2Lのガラス製フラスコに、ジシクロペンタジエン259g及び無水マレイン酸192gを仕込み、窒素気流下で加熱を開始した。内温115〜130℃にて、水35gを滴下し、その温度で酸価が220mgKOH/gになるまで反応させ、更にエチレングリコール638g、無水マレイン酸864gを仕込み200℃まで昇温し、常法にて脱水縮合反応を行い、酸価が40mgKOH/gになったところで、180℃まで冷却し、トルハイドロキノン0.15gを加えた後、150℃まで冷却し、不飽和ポリエステル(1)を得た。
窒素ガス導入管、還流コンデンサ、攪拌機を備えた2Lのガラス製フラスコに、ジエチレングリコール509g、トリメチロールプロパンジアリルエーテル103g及びフマル酸557gを仕込み、窒素気流下で加熱を開始した。内温190℃にて、常法にて脱水縮合反応を行い、酸価が29mgKOH/gになったところで、トルハイドロキノン0.33gを加えた後、150℃まで冷却し、不飽和ポリエステル(2)を得た。
窒素ガス導入管、還流コンデンサ、攪拌機を備えた2Lのガラス製フラスコに、スチレン650gを仕込み、50℃に加熱した。攪拌しながら、重量平均分子量が約25万のポリスチレン(DIC株式会社製「ディックスチレン CR−3500」)350g及びハイドロキノン0.1gを加えて溶解させることにより、固形分35質量%の低収縮化剤溶液(1)を得た。
窒素導入管を設けた1リットルの4つ口フラスコに、スチレン300g、片末端に水酸基を2つ有する数平均分子量6,000のポリスチレン(東亞合成株式会社製「マクロモノマーHS−6」)200g及びハイドロキノン0.2gを仕込み、窒素気流下で70℃まで昇温した。次いで、ジブチル錫ラウレート0.2g及びトリレンジイソシアネート12gを加えて70℃で2時間反応した。さらに、数平均分子量2,000のポリエチレングリコール136gを加え、70℃で3時間反応させた。その後、トルハイドロキノン0.1gを加えて90℃で2時間反応させた。得られた反応物にスチレン408gを加えて冷却し、相溶化剤溶液(1)を得た。
製造例1で得られた不飽和ポリエステル(1)60質量部、スチレン30質量部及びジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー株式会社製「ダイソーダップA」)10質量部を加熱溶解させ、パテ用樹脂組成物(1)を得た。
製造例1で得られた不飽和ポリエステル(1)60質量部、スチレン20質量部、ビニルトルエン10質量部及びジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー株式会社製「ダイソーダップA」)10質量部を加熱溶解させ、パテ用樹脂組成物(2)を得た。
(実施例2)
製造例1で得られた不飽和ポリエステル(1)60質量部、スチレン25質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート5質量部及びジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー株式会社製「ダイソーダップA」)10質量部を加熱溶解させ、パテ用樹脂組成物(3)を得た。
製造例1で得られた不飽和ポリエステル(1)67質量部、スチレン33質量部を加熱溶解させ、パテ用樹脂組成物(R1)を得た。
製造例1で得られた不飽和ポリエステル(1)55質量部、スチレン22質量部、製造例3で得られた低収縮化剤(1)20質量部、製造例4で得られた相溶化剤(1)3質量部を加熱溶解させ、パテ用樹脂組成物(R2)を得た。
製造例2で得られた不飽和ポリエステル(2)60質量部、スチレン30質量部及びジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー株式会社製「ダイソーダップA」)10質量部を加熱溶解させ、パテ用樹脂組成物(R3)を得た。
パテ用樹脂組成物を25℃で24時間静置し、目視にて分離の有無を確認し、下記の評価にしたがって、樹脂組成物の安定性を評価した。
○:分離なし。
×:分離あり。
パテ樹脂組成物100質量部、コバルト系硬化促進剤(DICマテリアル株式会社製「促進剤RP−138」)3質量部、タルク(日本タルク株式会社製「タルクSW」)150質量部及び白色顔料(酸化チタン)5質量部を、高速ディゾルバーで15分間攪拌した。次いで、硬化剤(化薬アクゾ株式会社製「シクロペーストイエロー」、シクロヘキサノンパーオキサイド)1.5質量部を加えて攪拌し、評価用パテを得た。
上記で得られた評価用パテを、表面を耐水ペーパー#100で研磨したブリキ板(日本テストパネル株式会社製、サイズ70mm×150mm×0.3mm)上に、厚さ3.2mmになるように塗工した後、25℃で24時間放置して評価用パテを硬化させた。次いで、水平板上に得られたブリキ板の評価用パテの硬化塗膜を上側にして置いた後、ブリキ板の長辺側の片方を水平板に押さえ付けた際のブリキ板の反対側の水平板から浮いた高さ(反り高さ)を測定し、下記の基準にしたがって、硬化収縮性を評価した。なお、反り高さが小さいほど、耐反り性に優れているといえる。
○:反り高さが1mm未満である。
△:反り高さが1mm以上10mm未満である。
×:反り高さが10mm以上である。
上記で得られた評価用パテを、表面を耐水ペーパー#100で研磨したブリキ板(日本テストパネル株式会社製、サイズ70mm×150mm×0.3mm)上に、厚さ3.2mmになるように塗工した後、25℃で24時間放置して評価用パテを硬化させた。次いで、パテ硬化物の表面を耐水ペーパー#240で研磨し、研磨のしやすさと研磨後の耐水ペーパーの目詰まりを確認して、下記の基準にしたがって、研磨性を評価した。
○:軽く研磨しても、パテ硬化物の表面が効率よく削れ、耐水ペーパーの目詰まりがない。
×:耐水ペーパーの目詰まりがある。
硬化後の収縮が大きく、比較例2は硬化後の収縮は小さいが、研磨性に劣ることが確認できた。
Claims (4)
- 脂環式構造を持つ空乾性付与型不飽和ポリエステル(A)、スチレンを含むエチレン性不飽和単量体(B)及びジアリルフタレートプレポリマー(C)を含有するパテ用樹脂組成物であり、前記ジアリルフタレートプレポリマー(C)が、重量平均分子量が5,000〜100,000の範囲であるジアリルオルソフタレートプレポリマーであることを特徴とするパテ用樹脂組成物。
- 前記不飽和ポリエステル(A)100質量部に対して、前記単量体(B)10〜100質量部、前記ジアリルフタレートプレポリマー(C)3〜60質量部を含有する請求項1記載のパテ用樹脂組成物。
- 前記不飽和ポリエステル(A)が、ジシクロペンタジエンを原料に用いたものである請求項1又は2記載のパテ用樹脂組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載のパテ用樹脂組成物を含有することを特徴とするパテ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015175787A JP6588282B2 (ja) | 2015-09-07 | 2015-09-07 | パテ用樹脂組成物及びそれを用いたパテ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015175787A JP6588282B2 (ja) | 2015-09-07 | 2015-09-07 | パテ用樹脂組成物及びそれを用いたパテ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017052828A JP2017052828A (ja) | 2017-03-16 |
JP6588282B2 true JP6588282B2 (ja) | 2019-10-09 |
Family
ID=58317063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015175787A Active JP6588282B2 (ja) | 2015-09-07 | 2015-09-07 | パテ用樹脂組成物及びそれを用いたパテ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6588282B2 (ja) |
-
2015
- 2015-09-07 JP JP2015175787A patent/JP6588282B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017052828A (ja) | 2017-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4657073B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP4359575B2 (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物及びこれを用いた塗装方法 | |
JP5962291B2 (ja) | パテ用樹脂組成物 | |
JP2011231231A (ja) | ラジカル硬化性不飽和樹脂組成物及び被覆材 | |
JP6588281B2 (ja) | パテ用樹脂組成物及びそれを用いたパテ | |
JP4623242B1 (ja) | ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂組成物、塗布構造体及びその施工方法 | |
JPWO2010146912A1 (ja) | 空気乾燥性ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂組成物、構造体及びその施工方法 | |
KR100539062B1 (ko) | 경화성 불포화 수지 조성물 | |
JP4151310B2 (ja) | 硬化性不飽和樹脂組成物 | |
JP6588282B2 (ja) | パテ用樹脂組成物及びそれを用いたパテ | |
JP7050882B1 (ja) | パテ塗料組成物 | |
JP4441868B2 (ja) | 土木建築材用硬化性樹脂組成物、塗布用土木建築材および土木建築物 | |
JP4096219B2 (ja) | 相溶化剤、ラジカル共重合性樹脂組成物、成形材料及び成形品 | |
JP3244077B2 (ja) | ビニルエステル樹脂組成物 | |
JP4172145B2 (ja) | 相溶化剤、ラジカル共重合性不飽和樹脂組成物、成形材料及び成形品 | |
JP2007112985A (ja) | ラジカル硬化性樹脂組成物 | |
JP4470723B2 (ja) | ラジカル硬化性樹脂組成物 | |
JP2002322423A (ja) | パテ用樹脂組成物及びパテ | |
JP4272500B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP4911485B2 (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 | |
JPH04202410A (ja) | ビニルエステル樹脂組成物 | |
WO2020129373A1 (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物、及び該組成物の硬化物 | |
JP2002332316A (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物、被覆材及び成形物 | |
JP5288180B2 (ja) | ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂組成物、塗布構造体及びその施工方法 | |
JP2022108455A (ja) | 塗料組成物、部材、及び鉄道車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20180301 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180806 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190912 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6588282 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |