JP6584825B2 - マルチスタティックレーダシステム、および同期監視方法 - Google Patents

マルチスタティックレーダシステム、および同期監視方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、マルチスタティックレーダシステム、および同期監視方法に関する。
従来、送信装置と受信装置とを異なる場所に設置して目標物を検出するマルチスタティックレーダシステムが知られている。マルチスタティックレーダシステムは、送信装置により送信波を送信し、目標物により反射された反射波を受信装置により受信して目標物を特定する。マルチスタティックレーダシステムにおいて、目標物を特定する処理の信頼性を高くするためには、送信装置の動作タイミングと受信装置の動作タイミングとが同期している必要がある。しかしながら、送信装置と受信装置との距離が長いほど、送信装置と受信装置とが同期していることを確認することが困難であり、信頼性が十分ではない場合があった。
特開2014−55877号公報
本発明が解決しようとする課題は、送信装置と受信装置とが同期していることの信頼性を高くすることができるマルチスタティックレーダシステム、および同期監視方法を提供することである。
実施形態のマルチスタティックレーダシステムは、第1のレーダ装置と、第2のレーダ装置と、監視部とを持つ。第1のレーダ装置は、自装置で管理される第1のトリガ時刻に基づいて送信波を送信する第1のレーダ装置である。第1のレーダ装置は、航空機により所定期間ごとに送信された前記航空機の位置情報を受信し、前記航空機の位置情報を受信した受信時刻、および自装置と前記航空機との距離と、前記第1のトリガ時刻とを監視部に出力する。第2のレーダ装置は、前記第1のレーダ装置により送信された送信波が目標物によって反射された反射波を自装置で管理される第2のトリガ時刻に基づいて受信する第2のレーダ装置である。第2のレーダ装置は、航空機により所定期間ごとに送信された前記航空機の位置情報を受信し、前記航空機の位置情報を受信した受信時刻、および自装置と前記航空機との距離と、前記第2のトリガ時刻とを前記監視部に出力する。監視部は、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置により出力された受信時刻同士の差分と、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置により出力された前記航空機との距離同士の差分と、前記第1のトリガ時刻と前記第2のトリガ時刻との差分とに基づいて、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置の同期状態を監視する。
実施形態のマルチスタティックレーダシステム1の構成を示すブロック図。 実施形態のマルチスタティックレーダシステム1における送受信用レーダ装置10の構成を示すブロック図。 実施形態のマルチスタティックレーダシステム1における受信用レーダ装置20の構成を示すブロック図。 送受信用レーダ装置10における制御部18の構成を示すブロック図。 実施形態の受信用レーダ装置20による送信波W1の送信タイミング反射波W2の受信タイミングを示す図。 実施形態のマルチスタティックレーダシステム1における飛行体Pと送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との位置関係を示す図。 実施形態のマルチスタティックレーダシステム1において送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との同期を監視する動作の流れを示すフローチャート。 実施形態のマルチスタティックレーダシステム1Aの他の構成を示すブロック図。
以下、実施形態のマルチスタティックレーダシステム、および同期監視方法を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1の構成を示すブロック図である。マルチスタティックレーダシステム1は、送受信用レーダ装置10と、受信用レーダ装置20と、同期監視装置30とを備える。マルチスタティックレーダシステム1は、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20とを異なる場所に設置したレーダシステムである。なお、実施形態のマルチスタティックレーダシステムは、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20とがそれぞれ一つの例について説明する。
送受信用レーダ装置10は、目標物Tgに対して信号(以下、送信波W1と呼ぶ。)を送信する第1のレーダ装置である。受信用レーダ装置20は、送受信用レーダ装置10Aが送信した送信波W1のうち目標物Tgにより反射された信号(以下、反射波W2と呼ぶ。)を受信する第2のレーダ装置である。また、送受信用レーダ装置10は、目標物Tgにより反射された送信波W1のうち目標物Tgで反射された反射波W2を受信する。マルチスタティックレーダシステム1は、送受信用レーダ装置10により送信波W1が送信されたタイミングから、受信用レーダ装置20により反射波W2が受信されるタイミングまでに経過した時間および反射波W2の到来方向などに基づいて目標物Tgの位置などを検出する。
同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との同期状態を監視する監視部として機能する。同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20と別体の装置である。同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20との間で情報の授受が可能な通信機能を有する。同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20により送信された同期状態を確認するための情報を受信する。同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20のそれぞれから送信された同期状態を確認するための情報に基づいて送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との同期状態が異常であるか否かを判定する。同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との同期状態が異常である場合に、通知などの所定の処理を行う。
送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20は、GPS(Global Positioning System)衛星2が送信するGPS信号(衛星信号)を受信する。送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20は、受信したGPS信号に基づいて動作タイミングを決定する。これにより、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20は、互いに同期して動作する。
また、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20は、飛行体Pから発信される飛行体信号W10を受信する。飛行体Pは、飛行体信号W10を所定期間ごとに発信する。飛行体Pは、例えば航空機である。飛行体信号W10は、飛行体Pの緯度および経度などの位置情報を含む。飛行体信号W10は、例えばADS−B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast;放送型自動従属監視)データである。送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20は、飛行体信号W10に基づいて互いの同期状態の異常を確認させるための動作を行う。
図2は、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1における送受信用レーダ装置10の構成を示すブロック図である。送受信用レーダ装置10は、レーダ用アンテナ部12aと、送信回路12bと、送信信号処理部12cと、受信回路12dと、受信信号処理部12eとを備える。また、送受信用レーダ装置10は、GPS用アンテナ部14aと、GPS受信部14bと、GPS信号処理部14cとを備える。さらに、送受信用レーダ装置10は、飛行体用アンテナ部16aと、飛行体信号受信部16bと、飛行体信号処理部16cとを備える。さらに、送受信用レーダ装置10は、制御部18を備える。
送信信号処理部12cは、励振器などの信号生成回路を備える。送信信号処理部12cは、信号生成回路により生成された所定周波数の送信信号を出力する。送信回路12bは、送信信号処理部12cにより出力された送信信号に対して増幅処理およびフィルタ処理などの信号処理を施してレーダ用アンテナ部12aに供給する。レーダ用アンテナ部12aは、送信回路12bにより送信信号が供給されたことに応じて送信波W1を放射する。
レーダ用アンテナ部12aは、反射波W2を受信して受信信号を生成し、受信回路12dに供給する。受信回路12dは、増幅処理およびフィルタ処理などの信号処理を施して受信信号を受信信号処理部12eに供給する。受信信号処理部12eは、受信信号に対してA/D変換処理などの受信処理を行い、受信データを制御部18に供給する。
GPS用アンテナ部14aは、GPS衛星2により送信されたGPS信号を受信し、受信したGPS信号をGPS受信部14bに供給する。GPS受信部14bは、GPS用アンテナ部14aにより供給されたGPS信号を復調する。GPS信号処理部14cは、GPS受信部14bにより復調された情報に基づいて時刻情報を算出して、制御部18に供給する。
飛行体用アンテナ部16aは、飛行体Pにより送信された飛行体信号W10を受信し、受信した飛行体信号を飛行体信号受信部16bに供給する。飛行体信号受信部16bは、GPS用アンテナ部14aにより供給された飛行体信号を復調する。飛行体信号処理部16cは、飛行体信号受信部16bにより復調された情報に基づいて飛行体Pの位置情報などを含む飛行体情報を取得して、制御部18に供給する。
制御部18は、レーダ用アンテナ部12aから送信波W1を送信させると共に、受信信号に基づいて目標物Tgの位置などを特定する。制御部18は、目標物Tgの位置などを目標物Tgの検出結果として出力する。このとき、制御部18は、GPS信号処理部14cにより算出された時刻情報に基づいて、送信波W1の送信タイミングおよび受信信号の検出期間を制御する。また、制御部18は、飛行体信号処理部16cにより供給された飛行体情報に基づく検出結果を同期監視装置30に出力する。
なお、GPS信号と飛行体信号W10とは、マイクロ波の周波数帯域のうち1GHz帯(0.5〜1.5GHz)のLバンドの周波数が使用される。したがって、送受信用レーダ装置10は、GPS信号を受信するGPS受信部14bおよびGPS信号処理部14cと飛行体信号を受信する飛行体信号受信部16bおよび飛行体信号処理部16cとを共通した構成にしてもよい。これにより、送受信用レーダ装置10は、GPS信号および飛行体信号W10に対する損失を抑制することができる。
図3は、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1における受信用レーダ装置20の構成を示すブロック図である。受信用レーダ装置20は、レーダ用アンテナ部22aと、受信回路22bと、受信信号処理部22cとを備える。さらに、受信用レーダ装置20は、GPS用アンテナ部24aと、GPS受信部24bと、GPS信号処理部24cとを備える。さらに、受信用レーダ装置20は、飛行体用アンテナ部26aと、飛行体信号受信部26bと、飛行体信号処理部26cとを備える。さらに、受信用レーダ装置20は、制御部28を備える。
レーダ用アンテナ部22aは、反射波W2を受信して受信信号を生成し、受信回路22bに供給する。受信回路22bは、増幅処理およびフィルタ処理などの信号処理を施して受信信号を受信信号処理部22cに供給する。受信信号処理部22cは、受信信号に対してA/D変換処理などの受信処理を行い、受信データを制御部28に供給する。
GPS用アンテナ部24aは、GPS衛星2により送信されたGPS信号を受信し、受信したGPS信号をGPS受信部24bに供給する。GPS受信部24bは、GPS用アンテナ部24aにより供給されたGPS信号を復調する。GPS信号処理部24cは、GPS受信部24bにより復調されたGPS信号に基づいて時刻に同期した信号を生成して、制御部28に供給する。
飛行体用アンテナ部26aは、飛行体Pにより送信された飛行体信号W10を受信し、受信した飛行体信号を飛行体信号受信部26bに供給する。飛行体信号受信部26bは、GPS用アンテナ部24aにより供給された飛行体信号を復調する。飛行体信号処理部26cは、GPS受信部24bにより復調された情報に基づいて飛行体Pの位置情報などを含む飛行体情報を取得して、制御部28に供給する。
制御部28は、受信信号に基づいて目標物Tgの位置などを特定する。制御部28は、目標物Tgの位置などを目標物Tgの検出結果として出力する。このとき、制御部28は、GPS信号処理部24cにより生成された時刻に同期した信号に基づいて、受信信号の検出期間を制御する。また、制御部28は、飛行体信号処理部26cにより供給された飛行体情報に基づく検出結果を同期監視装置30に出力する。
図4は、送受信用レーダ装置10における制御部18の構成を示すブロック図である。なお、送受信用レーダ装置10における制御部18を説明することにより、受信用レーダ装置20の制御部28の説明を省略する。制御部18は、クロック生成部180と、タイムスタンプ生成部182と、レーダ処理部184と、飛行体情報出力部186と、飛行体情報蓄積部188とを備える。
クロック生成部180は、発振器(不図示)が発振したクロック信号に基づいてシステムクロックCKを生成する。クロック生成部180は、システムクロックCKを送信信号処理部12c、受信信号処理部12e、GPS信号処理部14c、飛行体信号処理部16c、およびタイムスタンプ生成部182に出力する。これにより、クロック生成部180は、送信信号処理部12c、受信信号処理部12e、GPS信号処理部14c、および飛行体信号処理部16cをシステムクロックCKに同期して動作させる。
GPS信号処理部14cは、GPS信号に基づく信号として1PPS(1パルス/秒)信号を出力する。タイムスタンプ生成部182は、1PPS信号及びシステムクロックCKに基づいてタイムスタンプTSを生成する。タイムスタンプ生成部182は、生成したタイムスタンプTSをレーダ処理部184および飛行体情報出力部186に出力する。クロック生成部180は、例えば、周波数が10〜数100MHzのシステムクロックを生成する。クロック生成部180は、例えばシステムクロックCKが500MHzの場合、GPS信号処理部14cにおいて生成した1PPSの信号に基づいて、2nsec単位のタイムスタンプTSを発生させる。
レーダ処理部184は、受信信号処理部12eにより供給された受信データに基づいて目標物Tgの位置などを検出する。レーダ処理部184は、目標物Tgの位置などの検出データにタイムスタンプTSに基づく検出時刻を付加した目標物Tgの検出結果を出力する。レーダ処理部184は、目標物Tgの検出結果を同期監視装置30に出力する。
図5は、実施形態の受信用レーダ装置20による送信波W1の送信タイミングおよび反射波W2の受信タイミングを示す図である。レーダ処理部184は、システムクロックCKに従ってPRI(Pulse Repetition Interval)の到来を判定する。レーダ処理部184は、図5の上図に示す時刻t0において、トリガ時刻が到来する度に送信波W1を送信する。トリガ時刻は、PRIの開始タイミングである。レーダ処理部184は、送信波W1のトリガ時刻に基づいて、反射波W2を受信することが予測される期間を受信信号の検出期間として設定する。反射波W2が送受信用レーダ装置10に到来する場合、レーダ処理部184には、図5の下図に示すように、時刻t0後の時刻t1において、反射波W2に基づく受信信号が供給される。送信波W1の到来時刻(例えばt0)と反射波W2の到来時刻(例えばt1)との時間差は、送受信用レーダ装置10から目標物Tgまでの距離を反映した値となる。なお、受信用レーダ装置20の制御部28も同様に送信波W1のトリガ時刻(PRI)に従って受信信号の検出期間を設定する。
飛行体情報出力部186には、飛行体信号処理部16cにより飛行体情報が供給される。飛行体情報出力部186は、タイムスタンプ生成部182により供給されたタイムスタンプTSに基づいて飛行体信号W10の受信時刻を認識する。また、飛行体情報出力部186は、飛行体情報から飛行体Pの位置情報を抽出する。さらに、飛行体情報出力部186は、飛行体情報から飛行体Pの識別情報を抽出する。飛行体Pの識別情報は、飛行体Pの位置情報に付加された情報であって、飛行体Pを他の飛行体Pと区別する情報である。飛行体Pの識別情報は、例えばADS−Bデータに格納されるモードSアドレスである。
飛行体情報出力部186は、飛行体情報から抽出された飛行体Pの位置情報と既知の送受信用レーダ装置10の位置とに基づいて、送受信用レーダ装置10と飛行体Pとの距離(スラントレンジ)を算出する。飛行体情報出力部186は、飛行体Pの識別情報、飛行体情報の受信時刻、および飛行体Pとの距離を、飛行体Pの検出結果として同期監視装置30に出力する。これにより、送受信用レーダ装置10は、送受信用レーダ装置10内部のトリガ時刻および飛行体Pの検出結果を同期監視装置30に出力する。
飛行体情報出力部186における送受信用レーダ装置10内部のトリガ時刻および飛行体Pの検出結果の出力タイミングおよび出力方式は、任意である。飛行体情報出力部186は、例えば、1日1回などの所定時間ごとに飛行体Pの検出結果を送信してもよい。また、飛行体データ出力部186は、インターネット等の通信回線などにより飛行体Pの検出結果を出力してもよく、メールなどの形式により飛行体Pの検出結果を出力してもよい。さらに、飛行体データ出力部186は、同期監視装置30の要求に応じて飛行体Pの検出結果を送信してもよい。
飛行体情報出力部186は、所定期間ごとに送信された飛行体Pの検出結果をリスト化して飛行体情報蓄積部188に蓄積してもよい。飛行体情報蓄積部188は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの情報記憶媒体である。飛行体情報出力部186は、飛行体Pの検出結果ごとに、飛行体Pの識別情報に対応づけて、飛行体Pの位置情報、飛行体信号W10の受信時刻、および飛行体Pとの距離を飛行体情報蓄積部188に蓄積させる。飛行体情報出力部186は、飛行体Pの検出結果の出力タイミングが到来したことに応じて未送信の飛行体Pの検出結果を飛行体情報蓄積部188から抽出して同期監視装置30に出力する。
図6は、飛行体Pと送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との位置関係を示す図である。飛行体情報に含まれる飛行体Pの位置情報が(Xp,Yp)であるとすると、同期監視装置30には、送受信用レーダ装置10の位置(Xa,Ya)および飛行体Pの位置(Xp,Yp)に基づく飛行体Pとの距離La[メートル]が出力される。同期監視装置30は、距離La、電磁波の伝搬速度(3×10[メートル/秒])、および飛行体信号W10の遅延時間に基づいて、下記の式1aにより飛行体信号W10の発信時刻を算出することができる。飛行体信号W10の遅延時間は、飛行体信号W10の発信時刻と飛行体信号W10の受信時刻taとの差分であり、
飛行体信号W10の発信時刻−飛行体信号W10の受信時刻ta=La/3×10
と表される。
上記式を変形し、同期監視装置30は、
飛行体信号W10の発信時刻=(La/3×10)+ta (式1a)
という演算により、飛行体信号W10の発信時刻を算出する。
同様に、同期監視装置30は、受信用レーダ装置20の位置(Xb,Yb)および飛行体Pの位置(Xp,Yp)に基づく飛行体Pとの距離Lb、および飛行体信号W10の受信時刻tbに基づいて、下記の式1bにより飛行体信号W10の発信時刻を算出する。
飛行体信号W10の発信時刻=(Lb/3×10)+tb (式1b)
同期監視装置30は、Laおよびtaに基づく飛行体信号W10の発信時刻と、Lbおよびtbに基づく飛行体信号W10の発信時刻との差と第1の所定値とを比較する。第1の所定値は、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20における飛行体信号W10の発信時刻の誤差程度に設定される。同期監視装置30は、Laおよびtaに基づく飛行体信号W10の発信時刻と、Lbおよびtbに基づく飛行体信号W10の発信時刻との差が第1の所定値よりも小さい場合には、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態が異常ではないと判定する。一方、同期監視装置30は、Laおよびtaに基づく飛行体信号W10の発信時刻と、Lbおよびtbに基づく飛行体信号W10の発信時刻との差が第1の所定値以上である場合には、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態が異常であると判定する。
また、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1は、同期監視装置30により飛行体信号W10の発信時刻同士を比較するのではなく、下記の式2に従って演算を行って、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態を確認してもよい。式2は、上述した式1aおよび式1bを組み合わせて変形したものである。
|La−Lb|/(3×10)−|ta−tb| (式2)
同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10から飛行体信号W10の受信時刻taおよび飛行体Pとの距離Laが出力される。また、同期監視装置30は、受信用レーダ装置20からび飛行体信号W10の受信時刻tbおよび飛行体Pとの距離Lbが出力される。同期監視装置30は、距離LaおよびLbと飛行体信号W10の受信時刻taおよびtbに基づいて式2の演算を行い、演算結果を得る。同期監視装置30は、演算結果と第1の所定値とを比較する。同期監視装置30は、演算結果が第1の所定値未満である場合には同期状態が異常ではないと判定し、演算結果が第1の所定値以上である場合には同期状態が異常であると判定する。
図7は、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1において送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との同期を監視する動作の流れを示すフローチャートである。
送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20は、飛行体Pにより送信された飛行体信号W10を受信する度に飛行体情報出力部186により飛行体Pの検出結果を生成する。これにより、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20は、飛行体Pの検出結果のリストをそれぞれ作成する(ステップS100およびS102)。送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20により作成された飛行体Pの検出結果のリストは、同期監視装置30にそれぞれ出力される(ステップS104)。これにより、同期監視装置30には、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20によりそれぞれ出力されたトリガ時刻および飛行体Pの検出結果が蓄積される。
同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との同期状態を確認するタイミングが到来したか否かを判定する(ステップS106)。同期状態を確認するタイミングは、同期監視装置30に設定された任意のタイミングである。同期状態を確認するタイミングは、例えば1日に1回に設定される。同期監視装置30は、予め設定された同期状態を確認するタイミングが到来していない場合にはステップS104に処理を戻す。
同期監視装置30は、同期状態を確認するタイミングが到来したと判定した場合には、送受信用レーダ装置10により作成された飛行体Pの検出結果のリストを、飛行体Pの識別情報によりソートする(ステップS108)。同様に、同期監視装置30は、受信用レーダ装置20により作成された飛行体Pの検出結果のリストを、飛行体Pの識別情報によりソートする(ステップS108)。同期監視装置30は、ソートされたそれぞれの飛行体Pの検出結果のリストから、同一の飛行体Pの識別情報に対応づけられた飛行体信号W10の受信時刻および飛行体Pとの距離をそれぞれ抽出する。これにより、同期監視装置30は、飛行体Pの識別情報を利用して同一の飛行体信号W10を抽出することができる。
同期監視装置30は、抽出された飛行体信号W10の受信時刻および飛行体Pとの距離に基づいて、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態を演算する(ステップS110)。同期監視装置30は、同期状態の演算結果に基づいて、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との同期状態が異常であるか否かを判定する(ステップS112)。同期監視装置30は、同期状態が異常ではない場合には処理を終了する。一方、同期監視装置30は、同期状態の異常であると判定したことに応じて、通知処理を行う(ステップS114)。同期監視装置30は、例えば、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の管理者のメールアドレス宛に同期状態の異常を通知するメールデータを送信する。
なお、同期監視装置30は、ステップS112において、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20により送信されたトリガ時刻(PRIの開始時刻)に基づいて送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20のそれぞれが同期して動作しているか否かを判定してもよい。同期監視装置30は、送受信用レーダ装置10から送信された第1のトリガ時刻と受信用レーダ装置20から送信された第2のトリガ時刻を比較する。同期監視装置30は、トリガ時刻の差が第2の所定値未満であるか否かを判定する。この第2の所定値は、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20に要求される同期の精度に基づいて設定される。同期監視装置30は、トリガ時刻の差が第2の所定値未満である場合には、同期状態が異常ではないと判定する。同期監視装置30は、トリガ時刻の差が第2の所定値以上である場合には、同期状態の異常であると判定して、通知処理を行う。
上述した実施形態では、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20が、飛行体Pの識別情報、飛行体信号W10の受信時刻、および飛行体Pとの距離を飛行体Pの検出結果として同期監視装置30に送信するものとした。しかし、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20は、少なくとも飛行体Pの位置情報および飛行体信号W10の受信時刻を飛行体Pの検出結果として同期監視装置30に出力すればよい。同期監視装置30は、既知の送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の位置および飛行体Pの位置情報に基づいて距離LaおよびLbを演算し、距離LaおよびLbと飛行体信号W10の受信時刻taおよびtbとに基づいて式2の演算結果を得る。
なお、同期監視装置30は、式1aおよび式1bにより演算した飛行体信号W10の発信時刻の差の平均値を算出し、算出した平均値と第1の所定値とを比較して、同期状態の異常を判定してもよい。また、同期監視装置30は、式2により演算した値の平均値を算出し、算出した平均値と第1の所定値とを比較して、同期状態の異常を判定してもよい。さらに、同期監視装置30は、平均値のみならず、式1aおよび式1bにより演算した複数の値、または式2により演算した複数の値を用いて他の統計値を演算して、同期状態の異常を判定してもよい。これにより、同期監視装置30は、同期状態の異常を判定する精度を高くすることができる。
以上説明した実施形態のマルチスタティックレーダシステム1によれば、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20により出力された飛行体信号W10の受信時刻同士の差分と、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20により出力された飛行体Pとの距離同士の差分とに基づいて、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態を監視する。したがって、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1によれば、飛行体Pとの距離に基づいて送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の飛行体信号W10の受信時刻に差が生ずることを利用して、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の受信時刻に基づく演算結果を比較して、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態を監視することができる。この結果、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1によれば、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20とが同期していることの信頼性を高くすることができる。また、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1によれば、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20との同期状態が異常であることを判定したことに応じて送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態を修正させることができるので、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20を安定して動作させることができる。
図8は、実施形態のマルチスタティックレーダシステム1Aの他の構成を示すブロック図である。マルチスタティックレーダシステム1Aは、上述した実施形態のマルチスタティックレーダシステム1に対し、同期監視装置30を備えていない点で異なる。図8の例では、送受信用レーダ装置10Aが同期監視部10aを備えるものとしたが、受信用レーダ装置20Aが同期監視部20aを備えてもよい。同期監視部10aおよび20aは、上述した同期監視装置30と同様に、送受信用レーダ装置10Aおよび受信用レーダ装置20Aの同期状態を監視する。
マルチスタティックレーダシステム1Aにおいて、送受信用レーダ装置10Aおよび受信用レーダ装置20Aは、飛行体Pの検出結果を通信する。送受信用レーダ装置10Aは、内部において飛行体Pの検出結果を生成すると共に、同期監視部10aにより受信用レーダ装置20Aにより生成された飛行体Pの検出結果を取得する。そして、同期監視部10aは、上述した式1または式2に基づく同期状態の演算結果に基づいて、同期状態の異常を判定する。このような実施形態のマルチスタティックレーダシステム1Aは、上述したマルチスタティックレーダシステム1と同様の効果を奏することができる。なお、マルチスタティックレーダシステム1Aにおいて、送受信用レーダ装置10Aおよび受信用レーダ装置20Aの少なくとも一方が、同期監視部を内蔵すればよい。マルチスタティックレーダシステム1Aは、送受信用レーダ装置10Aおよび受信用レーダ装置20Aの双方に同期監視部10aおよび20aを備える場合、何れかの同期監視部により同期状態の異常を判定したことに応じて他方の同期監視部に通知する。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20により出力された受信時刻同士の差分と、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20により出力された飛行体Pとの距離同士の差分とに基づいて、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態を監視する監視部(30、10aまたは20a)を持つことにより、送受信用レーダ装置10および受信用レーダ装置20の同期状態を監視することができ、この結果、送受信用レーダ装置10と受信用レーダ装置20とが同期していることの信頼性を高くすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均などの範囲に含まれるものである。
1、1A…マルチスタティックレーダシステム、2…GPS衛星、10、10A…送受信用レーダ装置、10a、20a…同期監視部、12a…レーダ用アンテナ部、12b…送信回路、12c…送信信号処理部、12d…受信回路、12e…受信信号処理部、14a…GPS用アンテナ部、14b…GPS受信部、14c…GPS信号処理部、16a…飛行体用アンテナ部、16b…飛行体信号受信部、16c…飛行体信号処理部、18…制御部、20、20A…受信用レーダ装置、22a…レーダ用アンテナ部、22b…受信回路、22c…受信信号処理部、24a…GPS用アンテナ部、24b…GPS受信部、24c…GPS信号処理部、26a…飛行体用アンテナ部、26b…飛行体信号受信部、26c…飛行体信号処理部、28…制御部、30…同期監視装置、180…クロック生成部、182…タイムスタンプ生成部、184…レーダ処理部、186…飛行体情報出力部、188…飛行体情報蓄積部

Claims (7)

  1. 自装置で管理される第1のトリガ時刻に基づいて送信波を送信する第1のレーダ装置であって、航空機により所定期間ごとに送信された前記航空機の位置情報を受信し、前記航空機の位置情報を受信した受信時刻、および自装置と前記航空機との距離と、前記第1のトリガ時刻とを監視部に出力する第1のレーダ装置と、
    前記第1のレーダ装置により送信された送信波が目標物によって反射された反射波を自装置で管理される第2のトリガ時刻に基づいて受信する第2のレーダ装置であって、航空機により所定期間ごとに送信された前記航空機の位置情報を受信し、前記航空機の位置情報を受信した受信時刻、および自装置と前記航空機との距離と、前記第2のトリガ時刻とを前記監視部に出力する第2のレーダ装置と、
    前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置により出力された受信時刻同士の差分と、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置により出力された前記航空機との距離同士の差分と、前記第1のトリガ時刻と前記第2のトリガ時刻との差分とに基づいて、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置の同期状態を監視する前記監視部と、
    を備えるマルチスタティックレーダシステム。
  2. 前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置は、前記航空機の位置情報と予め設定された自装置の位置情報とに基づいて、自装置と前記航空機との距離を算出する、
    請求項1に記載のマルチスタティックレーダシステム。
  3. 前記監視部は、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置により出力された受信時刻同士の差分と前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置により出力された前記航空機との距離同士の差分とに基づく演算結果が所定値未満である場合に、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置の同期状態が異常ではないと判定し、前記演算結果が所定値以上である場合に、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置の同期状態が異常であると判定する、
    請求項1または2に記載のマルチスタティックレーダシステム。
  4. 前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置は、前記航空機の位置情報を受信した受信時刻と自装置の前記航空機との距離に対応づけて前記航空機により送信された位置情報に付加された前記航空機の識別情報を前記監視部に出力し、
    前記監視部は、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置により出力された前記航空機の位置情報を受信した受信時刻と自装置の前記航空機との距離のうち、同一の識別情報に対応づけられた前記航空機の位置情報を受信した受信時刻と自装置の前記航空機との距離を抽出する、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載のマルチスタティックレーダシステム。
  5. 前記監視部は、前記第1のレーダ装置および前記第2のレーダ装置とは別体の装置である、
    請求項1からのうちいずれか1項に記載のマルチスタティックレーダシステム。
  6. 前記監視部は、前記第1のレーダ装置と前記第2のレーダ装置とのうちいずれかに内蔵される、
    請求項1からのうちいずれか1項に記載のマルチスタティックレーダシステム。
  7. 自装置で管理される第1のトリガ時刻に基づいて送信波を送信する第1のレーダ装置と、前記第1のレーダ装置により送信された送信波が目標物によって反射された反射波を自装置で管理される第2のトリガ時刻に基づいて受信する第2のレーダ装置との同期状態を監視する同期監視方法であって、
    前記第1のレーダ装置が、航空機により所定期間ごとに送信された前記航空機の位置情報を受信するステップと、
    前記第2のレーダ装置が、航空機により所定期間ごとに送信された前記航空機の位置情報を受信するステップと、
    前記第1のレーダ装置が位置情報を受信した受信時刻と前記第2のレーダ装置が位置情報を受信した受信時刻との差分と、前記第1のレーダ装置と前記航空機との距離と前記第2のレーダ装置と前記航空機との距離との差分と、前記第1のトリガ時刻と前記第2のトリガ時刻との差分とに基づいて、前記第1のレーダ装置と前記第2のレーダ装置との同期状態を監視するステップと、
    を有する同期監視方法。
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