JP6581899B2 - ロックアップクラッチ - Google Patents
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Description
これらの文献に記載されたロックアップクラッチにおいては、エンジンにより回転されるフロントカバーと、トルクコンバータのタービンシェルとの相互間に、フロントカバーに対して接離自在なピストンを配設している。このピストンには、コイル状の複数のバネを周方向に並べ、かつ円弧状に湾曲した状態で保持させている。また、前記複数のバネには、タービンシェルに取り付けられたロックアッププレートの爪部を係合させている。複数のバネの周囲には、外周ガイド壁部が設けられており、複数のバネがロックアッププレートの爪部によって圧縮された際には、各バネがピストンの半径方向外方へ所定以上に変形または変位することが規制されるように構成されている。
このような構成によれば、ピストンをフロントカバーに接触させた際には、フロントカバーのトルクが複数のバネおよびロックアッププレートの爪部を介してタービンシェルに伝達される。したがって、既述したように、ロックアップ時のショック防止効果や、エンジン回転数の変動に起因する捩じり振動などの吸収緩和効果を得ることができる。
ここで、複数のバネのそれぞれの「側面視」とは、各バネ自体の側面視であり、ロックアップクラッチの側面視とは必ずしも一致しない。また、バネの側面視は、バネの軸長方向の断面視と同義である。
第1に、湾曲状に設定された各バネが、ロックアップ動作時に圧縮された際には、各バネのバネ定数が大きい側である内周側部分が、ピストンの中心側に復元しようとする。このため、バネ定数が小さい側である外周側部分が外側に張り出そうとする力は小さくなる。その結果、各バネが外周ガイド壁部に強く圧接することが抑制され、各バネが伸縮する際に発生するフリクション、およびヒステリシスを小さくし、バネの伸縮動作、ひいてはロックアップクラッチ全体の動作を円滑なものとすることが可能となる。
第2に、各バネは、側面視円形状ではないため、所定のバネ取付けスペースに各バネを取り付ける場合に、側面視円形状のバネでは有効に利用できないスペースにもバネの一部を配置させるような形態とし、バネの大径化(巻き径あるいは巻き幅の大型化)を図り得ることとなる。バネの大径化を図れば、バネの全長寸法が従来のバネと同一寸法であったとしても、コイル巻き数を減らすことができるため、低バネ化を図りつつ、バネの伸縮ストロークを長くする上で有利となる。
かつこのバネ列Rは、図2(a)の正面断面視において左右に分かれた計2列に設けられている。各バネ列Rの一端部Raおよび他端部Rbは、2つのストッパ片部70に当接している。
中間子8には、中心軸Cを挟んで対向する2つの爪部80が設けられている。この爪部80は、バネ6b,6c間に介装されている(図3(d)も参照)。
させた場合の構造を概略的に示している。バネ6は、側面視略三角状であるため、その一部をロックアッププレート3の傾斜面39と略平行にするなどして、側面視円形状のバネ6eでは未使用のスペースを有効に利用した配置が可能である。このようなことから、バネ6の大径化を図ることが可能である。ここで、バネ6の大径化を図ると、コイル巻き数を少なくすることができるため、低バネ化を促進しつつ、バネの伸縮ストロークを長くとる上で有利となる。
なお、エンジンの出力軸およびフロントカバー1が前記した方向Daとは反対方向に回転する際には、前記した効果は得られないが、予め前記した方向Daに沿うように爪部40,80を設定しておけば何ら問題はない。車両の急減速時には、ロックアップクラッチLCが一時的に前記した方向Daとは反対方向に若干量だけ相対回転する現象は生じるものの、このような動作を生じたとしても、既に圧縮状態になったバネ6の圧縮変形量が減少するに過ぎず、実用面において不具合はない。
同図(a)〜(c)に示すバネ6A〜6Cは、それぞれ側面視略台形状、略五角形状、および略水滴状である。これらのいずれにおいても、同図左右方向において、左側の符号62で示す領域が、右側の符号63で示す領域よりもバネ定数が大きくなっている。したがって、バネ6A〜6Cは、それらのバネ定数が大きい側の領域62を、ピストン5の中心側の内周側部分とするように設定される。
本発明で用いられるバネとしては、図4や図6に示したものとは異なった形状とすることが可能であり、直線部を有しない形態とすることもできる。要は、バネは、内周側部分が外周側部分よりもバネ定数が大きい側面視非円形状とされていればよい。基本的には、バネの側面視において、内周側部分よりも外周側部分の方が幅(図4や図6における上下方向の幅)の広い形状とすることにより、前記した要件を備えたバネとすることができる。
もちろん、本発明では、バネの具体的なサイズ、材質、バネ定数、数なども限定されない。また、複数のバネは、サイズやバネ定数が同一に揃えられていなくてもよく、サイズやバネ定数を相違させた構成とすることもできる。
外周ガイド壁部8bは、ピストン5とは別体の部材によって形成されていなくてもよく、ピストン5に形成することもできる。
A ダンパアッセンブリ
1 フロントカバー
2 トルクコンバータ
20 タービンシェル
3 ロックアッププレート
30 爪部(ロックアッププレートの)
5 ピストン
6(6a〜6c) バネ
6A〜6C バネ
62 内周側部分
63 外周側部分
8b 外周ガイド壁部
Claims (1)
- エンジンにより回転されるフロントカバーとトルクコンバータのタービンシェルとの相互間に配され、かつ前記フロントカバーに接離自在なピストンと、
このピストンの周方向に並び、かつ円弧状に湾曲した状態で前記ピストンに保持されているコイル状の複数のバネと、
前記タービンシェルに取り付けられ、かつ前記複数のバネに係合する爪部を有するロックアッププレートと、
前記ピストンまたは前記ピストンに取り付けられた別部材により形成され、かつ前記複数のバネが前記ピストンの半径方向外方へ所定以上変形または変位することを規制可能に前記複数のバネの外周に設けられている外周ガイド壁部と、
を備えている、ロックアップクラッチであって、
前記複数のバネのそれぞれは、前記ピストンの中心寄りの内周側部分が外周側部分よりもバネ定数が大きい側面視非円形状とされていることを特徴とする、ロックアップクラッチ。
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- 2015-12-28 JP JP2015256332A patent/JP6581899B2/ja active Active
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