JP6581888B2 - 断熱構造体及び冷蔵庫 - Google Patents
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Description
本実施形態では、本発明の断熱構造体の一例として、冷蔵庫に備えられた断熱箱体を例に挙げて説明する。但し、本発明は、これに限定はされない。
まず、本実施の形態にかかる冷蔵庫1の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる冷蔵庫1の全体構成を示す側面断面図である。
続いて、断熱箱体50のより具体的な構成について、図1及び図2(a)を参照しながら説明する。図2(a)は、断熱箱体50の横断面の構成を示す。図2(a)に示すように、断熱箱体50は、主として、外箱51と、内箱52と、断熱層53とを備えている。
本発明においては、断熱構造体の断熱効率をより高めるために、硬質発泡ウレタン断熱材に用いる発泡剤として、気体熱伝導率が低いビニレン基(−CH=CH−)、ビニル基(H2C=CH−)、及びビニリデン基(H2C=CH<)の何れかを基本構造とするハロゲン化炭化水素を主成分として含む発泡剤を使用している。水素と置換されるハロゲンは、例えば、フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)などである。この中でも、ビニレン基を基本構造とするハロゲン化炭化水素を主成分として含む発泡剤を使用することが好ましい。また、置換されるハロゲンは、フッ素(F)又は塩素(Cl)であることが好ましい。また、ハロゲンを含むハロゲン化合物が水素と置換されて得られるハロゲン化炭化水素も本発明の範疇に含まれる。
そこで、本発明においては、ハーネス20を構成する被覆材22中に含まれるポリ塩化ビニル及び可塑剤の含有量を所定の範囲に制限している。以下では、断熱層53内に埋め込まれているハーネス20の構成について説明する。
以上のように、本実施形態に係る冷蔵庫1は、断熱箱体50を構成している断熱層53の発泡剤として、ビニレン基(−CH=CH−)、ビニル基(H2C=CH−)、及びビニリデン基(H2C=CH<)の何れかを基本構造とするハロゲン化炭化水素を主成分として含む発泡剤を使用している。このような発泡剤を用いることで、従来のシクロペンタンなどを主成分とする発泡剤を用いた場合と比較して、発泡断熱材中の熱伝導率を低く抑えることができる。したがって、断熱効率のより高い断熱構造体を得ることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。
本実施例では、以下の表1に示す組成を有する被覆材を調製し、銅線で形成された芯材に被覆して、ハーネスを作製した。また、比較例として、以下の表1に示す組成を有する被覆材を調製し、実施例と同じ銅線で形成された芯材に被覆して、ハーネスを作製した。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態では、制御ユニット41が機械室30内に配置されている構成について説明した。しかし、本発明の冷蔵庫の構成は、これに限定はされない。そこで、第2の実施形態では、制御ユニットが断熱層内に配置されている構成例について説明する。
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態では、本発明に係る断熱構造体の一例として、冷蔵庫の断熱箱体を例に挙げて説明した。しかし、本発明の断熱構造体は、これに限定はされない。そこで、第3の実施形態では、本発明の断熱構造体を保温器の筐体として使用する例について説明する。
20 :ハーネス(配線)
21 :芯材
22 :被覆材
50 :断熱箱体(断熱構造体)
51 :外箱
52 :内箱
53 :断熱層(断熱材)
100 :冷蔵庫
200 :保温器の筐体(断熱構造体)
Claims (5)
- 断熱材と、当該断熱材の内部に埋め込まれた配線とを備えている断熱構造体であって、
前記断熱材は、ビニレン基、ビニル基、及びビニリデン基からなる群から選択される何れか一つの炭化水素基を有するハロゲン化炭化水素を主成分として含む発泡剤を含有し、
前記配線は、導電性を有する芯材と、該芯材を被覆する絶縁性の被覆材とを含み、
前記被覆材は、ポリ塩化ビニル及び可塑剤を、該被覆材の全重量に対して55重量%以上75重量%以下の割合で含んでいる
断熱構造体。 - 前記被覆材は、前記断熱材内に埋め込まれる前の引張強度に対して、60%以上の伸び残率を有している、請求項1に記載の断熱構造体。
- 前記断熱材は、硬質発泡ウレタン断熱材である、請求項1または2に記載の断熱構造体。
- 前記ハロゲン化炭化水素は、
CHR1=CHCR2またはCR1CH=CHCR2
(前記R1及びR2はそれぞれ独立して、ハロゲンまたはハロゲン化合物からなる)
である、請求項1から3の何れか1項に記載の断熱構造体。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の断熱構造体を備えている冷蔵庫。
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