JP6579899B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6579899B2
JP6579899B2 JP2015201541A JP2015201541A JP6579899B2 JP 6579899 B2 JP6579899 B2 JP 6579899B2 JP 2015201541 A JP2015201541 A JP 2015201541A JP 2015201541 A JP2015201541 A JP 2015201541A JP 6579899 B2 JP6579899 B2 JP 6579899B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image
displayed
area
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015201541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017073758A (ja
JP2017073758A5 (ja
Inventor
光輝 北矢
光輝 北矢
吉尾 勝人
勝人 吉尾
武史 橘川
武史 橘川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015201541A priority Critical patent/JP6579899B2/ja
Priority to US15/288,144 priority patent/US10068152B2/en
Publication of JP2017073758A publication Critical patent/JP2017073758A/ja
Publication of JP2017073758A5 publication Critical patent/JP2017073758A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6579899B2 publication Critical patent/JP6579899B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition
    • G06F18/20Analysing
    • G06F18/22Matching criteria, e.g. proximity measures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/11Region-based segmentation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/13Edge detection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/60Analysis of geometric attributes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20112Image segmentation details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • H04N23/661Transmitting camera control signals through networks, e.g. control via the Internet

Description

本発明は,撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
従来よりカメラには光学式のファインダーが用いられていた。しかし、デジタルカメラの登場とともに、モニター表示装置に液晶モニター等の装置が搭載されるようになった。またカメラの姿勢に応じてモニターに表示する表示情報を変更するようなデジタルカメラが提案されている(特許文献1参照)。
また、撮像される画像のアスペクト比と、画像を表示する表示部のアスペクト比が異なる場合に、画像の両側に、画像が表示されない帯状領域(いわゆる、サイドブラックやレターボックス)を設けて画像を表示する方法が知られている(特許文献2参照)。また、表示の応答性が向上するのにつれて、ファインダー表示部にも光学式ファインダーに代わり電子ビューファインダーが搭載されるようになってきた。
特開2007−208854号公報 特開2012−80428号公報
撮影画像にはアイコンなどの情報表示は出来るだけ重ならないように表示したほうが、被写体の視認性がよく好適である。そこで、サイドブラックやレターボックスなどの帯状領域が表示される場合には、撮影画像に重畳することなく、帯状領域内に情報表示を行うことが考えられる。しかし、帯状領域が狭い場合にアイコン類がきれいに収まらず、はみ出した部分がライブビュー画像に重なってしまう可能性がある。そこで、帯状領域のスペースをより広く確保する為に、帯状領域を撮像画像の両側ではなく、片側に寄せて表示することも考えられる。
しかしこの場合、特許文献1のように、回転してもユーザから見て同じレイアウトにしようとすると、90度傾けた縦位置と、270度傾けた縦位置(90度縦位置に対して上下逆さま)の場合はライブビュー画像と帯状領域の描画位置を入れ替える必要がある。例えばカメラを90度回した縦に構えた場合に、ユーザから見て右側に寄せていた帯状領域を、270度回した縦に構えた場合にもユーザから見て右側に寄せようとしたとする。この場合、90度縦の場合に表示部の上部に寄せていた帯状領域を、270度になったことに応じて表示部の下側に寄せる必要がある。すると、撮影画像の描画位置は、表示部の下側に寄っていた位置から、表示部の上側に寄った位置に変更されることとなる。こうすると、ユーザが表示部に表示されたライブビュー画像で同じ被写体を見たままカメラを回転させた場合にも、途中で画像の表示位置が移動することになり、見ていた被写体の位置がずれ、連続性が損なわれる。そのため、ライブビュー画像を見ながらの構図決定作業がし難くなってしまう。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、ライブビュー画像の表示位置の連続性を保ちつつ、視認性のよい情報表示を行うことのできる撮像装置、及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、
撮像装置であって、
撮像手段と、
前記撮像装置の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
表示手段における第1の辺に沿う第1の領域と、前記第1の領域と異なる領域であって、前記表示手段における前記第1の辺と対向する第2の辺に沿った第2の領域とのうち、前記姿勢検知手段で検知した姿勢にかかわらず前記撮像手段で撮像された画像を前記第1の領域に表示し、撮影に関する情報群を、前記姿勢検知手段で検知した姿勢に応じて異なる配置で表示するように制御する表示制御手段と
を有し、
前記表示制御手段は、
前記撮像手段で撮像された画像が第1のアスペクト比である場合には前記撮像手段で撮像された画像を前記第1の辺に隣接して表示するように制御し、
前記撮像手段で撮像された画像が第2のアスペクト比である場合には前記撮像手段で撮像された画像の中央が前記第1の領域の中央に位置するように表示し、前記第1の領域のうち表示された該画像の両側に余白領域を表示するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、ライブビュー画像の表示位置の連続性を保ちつつ、視認性のよい情報表示を行うことができる。
発明の実施形態に対応する撮像装置の一例としてのデジタルカメラの背面外観図及び機能構成の一例を示すブロック図。 発明の実施形態に対応するデジタルカメラの姿勢について説明するための図。 発明の実施形態に対応する撮像情報とライブビュービュー画像の表示例。 発明の実施形態に対応する撮影モード処理の一例を示すフローチャート。 発明の実施形態に対応する撮像情報とライブビュービュー画像の表示例。 発明の実施形態に対応する撮像情報とライブビュービュー画像の表示例。
以下、添付の図面を参照して発明の実施形態を説明する。なお、以下では、発明の実施形態を、静止画像と動画との撮影が可能なデジタルカメラとしての撮像装置に本発明の技術的思想を適用した場合を例にして説明する。
<デジタルカメラの構成>
図1(a)に発明の実施形態に対応する撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100の背面外観図を示す。表示部28は、デジタルカメラ100の外側から視認可能であり、画像や各種情報を表示する表示部である。ファインダー表示部29は、接眼部を介して視認可能な表示装置を内部に配置し、画像や各種情報を表示する接眼ファインダー(いわゆる電子ファインダー)である。センサー75は、ファインダー表示部29の接眼部への接眼を検知するための近接センサーである。本実施形態でファインダー表示部29はデジタルカメラ100が備えるものとする。ただし、デジタルカメラ100が備えていなくとも、アクセサリ装着部に着脱式の電子ファインダー装置を装着できるようにし、映像をデジタルカメラ100から着脱式の電子ファインダー装置に出力できるようにしてもよい。本実施形態では、表示部28の表示領域のアスペクト比が横3:縦2、ファインダー表示部29の表示装置の表示領域のアスペクト比が横4:縦3であるものとする。すなわち、表示部28の方がファインダー表示部29よりも表示領域が横長(ワイド)である。シャッターボタン61はユーザからの撮影指示を受け付ける操作部である。モード切替スイッチ60はユーザからの各種モードの切り替えを受け付けるための操作部である。コネクタ112は接続ケーブル111とデジタルカメラ100とのコネクタである。
操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材を含む操作部である。ホイール73は操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための押しボタンである。電子ダイヤル74は、操作感のある回転操作部材であり、割り当てられた各種の機能の設定変更が可能である。記録媒体200は例えばメモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、デジタルカメラ100に対して着脱可能に構成されている。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。蓋202は記録媒体スロット201の蓋である。
図1(b)は、発明の実施形態に対応するデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図1(b)において、撮影レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は絞り機能を備えるシャッターである。撮像部22は被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログデータをデジタルデータに変換する。バリア102は、デジタルカメラ100の、撮影レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からの出力データ、又は、メモリ制御部15からの出力データに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用画像データはD/A変換器13を介して表示部28やファインダー表示部29により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換して表示用画像データを生成し、表示部28やファインダー表示部29に逐次転送して表示することでライブビュー表示を行える。本実施形態では、当該表示用画像データを簡単のためにライブビュー画像(スルー画像)とも呼ぶ。
接眼センサー75は、物体の接近を検知する近接センサ(接眼検知センサ)である。本実施形態では、接眼センサー75は赤外線近接センサーを用いるものとする。従って投光した赤外線を反射する物体の接近であれば検知できるが、これに限らず、ファインダー表示部29へのユーザの眼の接近(接眼)を検知することができるものであれば他のセンサであってもよい。出力先切替部90は、画像の出力先の制御を行う。接眼センサー75が物体の接近(接眼)を検知した場合、接眼センサー75はシステム制御部50に対して接眼感知通知を行う。システム制御部50は接眼感知通知を受け付けると出力先切替部90を制御して、表示用画像データの出力先をファインダー表示部29に切り替える。この時、ファインダー表示部29に表示される情報は、ファインダー表示部29専用のレイアウトに従って表示される。
また、接眼センサー75が物体の接近を検知しなくなった場合、即ちファインダー表示部29からユーザの眼が離れた場合、接眼センサー75はシステム制御部50に対して非接眼感知通知を行う。システム制御部50は非接眼感知通知を受け付けると、出力先切替部90を制御して、表示用画像データの出力先を表示部28に切り替える。この時、表示部28に表示される情報は、表示部28専用のレイアウトに従って表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。当該プログラムには、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムが含まれる。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52はRAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作部である。これらは図1(a)に示した同一参照番号の構成に対応する。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード(静止画撮影モード)、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切り替えスイッチ60で、メニューボタンに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切り替えスイッチ60でメニューボタンに一旦切り換えた後に、メニューボタンに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
ホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。ホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、ホイール73が回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。なお、ホイール73は回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、ホイール73自体は回転せず、ホイール73上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい(いわゆる、タッチホイール)。電子ダイヤル74は、操作感のある回転操作部材であり、割り当てられた各種の機能の設定変更が可能である。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のオンオフを切り替えるための押しボタンである。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体インターフェース(I/F)18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースであり、スロット201に含まれる。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線の接続インターフェースを有し、外部装置との間で映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54を介してデジタルカメラ100は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(ライブビュー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を外部へ送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、デジタルカメラ100を横に構えているか、縦に構えているかを判別可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55による姿勢検知方法については図2を参照して後述する。
デジタルカメラ100が横に構えられており、かつ、出力先切替部90によりファインダー表示部29に表示用画像データが表示されている場合、システム制御部50は、ファインダー表示部29における表示情報を横表示用にする。また、デジタルカメラ100が縦に構えられており、かつ、出力先切替部90によりファインダー表示部29に表示用画像データが表示されている場合、システム制御部50は、ファインダー表示部29における表示情報を縦表示用にする。この時、デジタルカメラ100が傾けられた方向に応じて表示内容を切り替える。詳細は、図2及び図3を参照して後述する。
本実施形態に対応するデジタルカメラ100は、撮像部22で撮影された画像がデジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、または縦に構えて撮影された画像なのかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録することが可能である。
<デジタルカメラ100の姿勢>
図2を参照して、デジタルカメラ100の姿勢について説明する。図2(a)は、デジタルカメラ100の傾きを説明するための図である。図2(a)において、デジタルカメラ100の表示部28の表示面及び撮像部22の撮像面は、鉛直方向211と水平方向212で定義される平面と平行であり、デジタルカメラ100の底面が鉛直方向211と直交している。また、レンズ光軸は、鉛直方向211と水平方向212で定義される平面と直交している。その上でデジタルカメラ100の底面が地表面側に、上面が本体を挟んで地表面とは逆側に位置して保持されていると仮定する。このときのデジタルカメラ100の輪郭を図2(a)では実線で示している。この場合傾き角度θを0度とする。
ここでユーザがデジタルカメラ100の右側(ホイール73のある側)を鉛直方向211に向かって下げ、左側を鉛直方向211とは反対方向に向かって上げた場合、デジタルカメラ100は角度θで水平方向212に対して傾きを有する。姿勢検知部55は、この角度θを検知し、検知した角度をシステム制御部50に通知する。角度θは水平方向212に対するデジタルカメラ100の左右方向(撮像部22の撮像面の左右方向)の角度であるが、水平方向212は鉛直方向211(重力方向)と垂直な方向であるため、結局角度θは姿勢検知部55で検知した重力方向に基づいて決定する。なお、撮像面が地表面に対して垂直でない場合でも、この角度θに対応する傾きの角度成分を用いるものとする。
角度θは、図2(e)に示すように時計回りの方向(正方向)にデジタルカメラ100が傾く場合に正の符号を与えて傾きの変化を検知することができる。また、図2(e)で反時計回りの方向(逆方向)にデジタルカメラ100が傾く場合に負の符号を与えて傾きの変化を検知することができる。なお、傾きの変化に対する符号の割当ては逆であっても良い。ここで角度θに正の符号が与えられ、角度θが所定角度(例えば90度)となった場合、デジタルカメラ100は縦位置90度で構えられているとみなすことができる。一方、角度θに負の符号が与えられ、角度θが所定角度(例えば90度)となった場合、デジタルカメラ100は縦位置270度で構えられているとみなすことができる。図2(b)、(c)、(d)は、デジタルカメラ100の横位置、縦位置90度、縦位置270度における位置をそれぞれ示す。縦位置90度は、横位置と90度異なる姿勢であり、縦位置270度は、縦位置90度と180度異なる姿勢である。
<ファインダー表示部29の表示例>
図3は、発明の実施形態に対応する撮像情報を表示する場合の撮像情報の配置例を説明するための図である。図3(a)〜(d)はいずれも、撮影設定でアスペクト比を3:2に設定した場合の表示例である。すなわち、撮影された画像は3:2で記録され、ライブビュー画像も3:2で表示される。表示部28とライブビュー画像はアスペクト比が一致するため帯状領域が発生せずに全画面表示される。ファインダー表示部29とライブビュー画像のアスペクト比は異なるため、帯状領域を付した上で、ライブビュー画像の全体が表示される。より詳しくは、ライブビュー画像の横方向の全体がファインダー表示部29の横方向の長さと一致する倍率でライブビュー画像が表示される。
図3(a)は、図2(b)に示すようにデジタルカメラ100が横位置に構えられている場合に表示部28に表示される撮像情報の配置例を示す。この撮像情報(情報群)は、表示部28においてライブビュー画像と重ねて表示される。本実施形態の撮像情報群には、撮影モード301、ストロボモード302、NDフィルタモード303、バッテリー残量表示304、静止画の圧縮率305、静止画撮影可能枚数306、動画の画質307、動画の撮影可能時間308、シャッター速度309、絞り数値310、露出レベル311、ISO感度312等がある。これらの撮像情報は一例であって、これ以外の情報を含むことができる。図3(a)の表示例では、撮像情報301から308が画面上側に表示され、撮像情報309から312が画面下側に表示されている。
図3(b)〜図3(d)にはファインダー表示部29における撮像情報とライブビュー画像の表示例を示す。図3(b)〜(d)に、ファインダー表示部29の表示領域における左上の原点Oと、X方向(横方向)、Y方向(縦方向)を、姿勢に応じてユーザから見た位置が異なることを示すために便宜上それぞれ図示するが、これらは表示されるものではない。この撮像情報の一部は、ファインダー表示部29においてライブビュー画像と重ねて表示される。図3(b)は、図2(b)に示すようにデジタルカメラ100が横位置に構えられている場合にファインダー表示部29に表示される撮像情報の表示例を示す。図3(c)は、図2(c)に示すようにデジタルカメラ100が縦位置90度に構えられている場合にファインダー表示部29に表示される撮像情報の表示例を示す。図3(d)は、図28(d)に示すように、デジタルカメラ100が縦位置270度に構えられている場合にファインダー表示部29に表示される撮像情報の表示例を示す。
図3(b)から図3(d)では、ファインダー表示部29における画面320は、ライブビュー画像を表示するための画像表示領域321と、帯状領域322とに区分されている。画像表示領域321はデジタルカメラ100の姿勢にかかわらずファインダー表示部29における画面320の上辺(Y軸方向上側の辺)全体に沿った領域である。図3(b)〜図3(d)ではいずれも、ライブビュー画像は上辺に隣接して表示される。帯状領域322はデジタルカメラ100の姿勢にかかわらず画面320の下辺(Y軸方向下側の辺であり、上辺と対向する辺)の全体に沿った領域である。また、帯状領域322は一般に撮像情報の視認性を向上させるために提供されるもので、例えば黒色の背景を有するように表示され、撮影により得られた画像データのライブビュー画像は表示されない。図3(b)に示すように帯状領域322は、撮像情報を表示するための領域として使用される。帯状領域322に入りきらない一部の撮像情報は画像表示領域321に表示される。図3(b)では、撮像情報305及び307が画像表示領域321の左上に表示されている。また、図3(c)、図3(d)のようにデジタルカメラ100が縦位置90度または270度に位置する場合には、帯状領域322が画面の左右に位置するため、画像表示領域321の下側の領域に撮像情報の一部を表示し、残りを帯状領域322に表示している。図3(c)及び(d)の例では、撮像情報302、309、310、311、312及び306を画像表示領域321においてユーザから見た下側に示し、残りを帯状領域322に表示している。但し、図3(d)の例では、撮像情報305及び307は画像表示領域321においてユーザから見た左上に表示されている。
このように、画面に表示すべき撮像情報のうち一部の情報は、デジタルカメラ100の位置が変った場合であっても、ユーザに対して見える位置が実質的に変化しないように画面上の位置を決定することができる。具体的には、姿勢検知部55が検知した姿勢に応じて表示領域のうち地表面方向に位置する辺(重力方向側の辺)に対する相対的な位置関係を維持するように表示される。よって、図3(b)、(c)、(d)のいずれの場合においても、撮像情報305、307は画面においてユーザから見た左上に位置し、撮像情報302、309、310、311、312及び306は画面においてユーザから見た下側に位置する。このようにユーザに対して見える位置が変化しないようにする情報には、例えばシャッター速度、絞り、露出及び感度のうち少なくともいずれかに関する情報を含むことができるが、これ以外の情報を更に含めても良い。これは、ユーザがこれらの撮像情報の設定値を直ちに把握できるようにするためである。また本実施形態では、帯状領域322の画面での物理的な位置はデジタルカメラ100の向きが変った場合でも変更されないので描画位置を変更する必要がない。よって、ライブビュー画像を見ながらデジタルカメラ100の持ち方を変えて回転させている間にライブビュー画像の表示位置が変わってしまうといった、描画の連続性に関する問題は生じない。
<画面遷移制御>
次に、発明の実施形態の画面遷移制御について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4は、デジタルカメラ100における撮影モード処理(例えば静止画記録モードの処理)の一例を示すフローチャートである。この処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56等に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。デジタルカメラ100を起動して撮影モードに設定すると、図4の処理を開始する。
システム制御部50は、静止画記録モードを開始すると、まずS400にて初期表示処理を行う。初期表示処理には、例えば不揮発性メモリ56から撮影に関する各種設定値を取得してシステムメモリ52に格納したり、撮像部22からの画像データを表示するライブビュー表示(スルー表示)したりすることを含む。ライブビュー(LV)表示とは、撮像部22で撮像されている画像を記録媒体200に記録することなくほぼリアルタイムの動画像を表示部28に表示するもので、これを見て撮影者は構図・画角の確認や撮影のタイミングを計ることができる。
続くS401では、システム制御部50は、不揮発性メモリ56等に格納された出力先情報もしくは、接眼センサー75より取得した情報より、出力先を取得する。続くS402では、システム制御部50は、S401より取得した出力先情報を基に、出力先の判定を行う。出力先がファインダー表示部29側であればS403に移行する。一方出力先が表示部28側であればS412に移行する。
S403では、システム制御部50は、ファインダー表示部29に表示する画像データのライブビュー画像を表示する。この時、ライブビュー画像は図3(b)に示したようにファインダー表示部29に対して片方(Y軸方向上側)に寄せた画像表示領域321に表示をし、もう片方(Y軸方向下側)に帯状領域322を残した表現とする。本実施形態ではライブビュー画像を表示する画像表示領域321と帯状領域322の位置関係は姿勢によらず一定とする。このようにすることで、前述のように、ライブビュー画像の表示位置の連続性を保つことができる。また、ファインダー表示部29の上側に被写体像(ライブビュー画像)を配置し、下側に帯状領域322を配置することで、一般的な一眼レフカメラの光学ファインダー内と同じような位置関係とすることができる。このような配置とすることで、光学ファインダーに慣れ親しんだユーザであっても、電子ファインダーであるファインダー表示部29を違和感なく視認して使用することができる。なお、ライブビュー画像は、ユーザから見た被写体像の向きが正しく視認できるように、姿勢によらず回転せずに表示する。ライブビュー画像を表示した後S404に移行する。
S404では、システム制御部50は、姿勢検知部55より姿勢情報を取得する。続くS405においてシステム制御部50は、姿勢検知部55より取得した姿勢情報に基づいてデジタルカメラ100が90度基準の姿勢(90度回転した縦姿勢)か否かを判断する。もし90度基準であると判断した場合(S405で「YES」)、S408へ移行する。90度基準では無いと判断した場合(S405で「NO」)、S406へ移行する。この時の90度基準とは、デジタルカメラ100の傾きが90度と検出された場合に相当する。また、正確に+90度でなくても、90度を含む一定範囲の角度であってもよい。例えば、図2(e)に示したように、傾きθが+90度に対し±α度の角度については90度基準と判定することができる。αの大きさは任意に設定することができる。
次にS406では、システム制御部50は、姿勢検知部55より取得した姿勢情報を基に、デジタルカメラ100が270度基準の姿勢(270度回転した縦姿勢)か否かを判定する。もし、270度基準であると判断した場合(S406で「YES」)、S409へ移行する。270度基準では無いと判断した場合(S406で「NO」)、S410へ移行する。この時の270度基準とは、デジタルカメラ100の傾きが−90度と検出された場合に相当する。正確に−90度でなくても、−90度を含む一定範囲の角度であってもよい。例えば、図2(e)に示したように、傾きθが−90度に対し±α度の角度については270度基準と判定することができる。ここでもαの大きさは任意に設定することができる。
S410では、システム制御部50は不揮発性メモリ56等に格納された水平位置対応の撮像情報を取得する。表示情報はファインダー表示部29に表示されたライブビュー画像に重ねて表示するために用いられる。このときデジタルカメラ100の姿勢が水平であるため、図3(b)に示すようにライブビュー画像はユーザから見た上側の画像表示領域321に表示され、帯状領域322がユーザから見た下側の表示になっている。データ取得後S411へ処理が進む。
S408では、システム制御部50は不揮発性メモリ56等に格納された90度位置対応の撮像情報を取得する。この表示情報はファインダー表示部29に表示されたライブビュー画像に重ねて表示するために用いられる。このときデジタルカメラ100の姿勢が90度であるため、図3(c)に示すようにライブビュー画像はユーザから見た右側の画像表示領域321に表示され、帯状領域322がユーザから見た左側の表示になる。また、デジタルカメラ100は縦方向に位置しているが、撮像情報が横にならないように、アイコン類なども縦方向へ回転させている。また、各アイコンを同じ位置で回転させるのではなく、表示位置を変更して、できるだけ横表示の時と同じような表示内容になるように移動して配置している。但し、ファインダー表示部29の縦横比が異なるために横表示の配置のままでは入りきらないアイコンが出てくる。これらのアイコンは帯状領域322に配置することで、ライブビュー画像に極力被らない表示データとなっている。データ取得後、S411へ処理が進む。
S409では、システム制御部50は不揮発性メモリ56等に格納された270度位置対応の撮像情報を取得する。この撮像情報はファインダー表示部29に表示されたライブビュー画像に重ねて表示するために用いられる。このときデジタルカメラ100の姿勢が270度であるため、図3(d)に示すようにライブビュー画像が左側の画像表示領域321に表示され、帯状領域322がユーザから見た右側の表示になる。また、デジタルカメラ100は縦方向に位置しているが、撮像情報が横にならないように、アイコン類なども縦方向へ回転させている。また、各アイコンを同じ位置で回転させるのではなく、表示位置を変更して、できるだけ横表示の時と同じような表示内容になるように移動して配置している。但し、ファインダー表示部29の縦横比が異なるために横表示の配置のままでは入りきらないアイコンが出てくる。これらのアイコンは帯状領域322に配置することで、ライブビュー画像に極力被らない表示データとなっている。よって、90度基準の時とは異なった配置となっている。データ取得後、S411へ処理が進む。
S412ではシステム制御部50は、ライブビュー画像を表示部28に表示する。ライブビュー画像を表示した後、S413においてシステム制御部50は不揮発性メモリ56等に格納された表示部28対応の撮像情報を取得する。この撮像情報は表示部28に表示されたライブビュー画像に重ねて表示される。このときの表示例は図3(a)に示すとおりである(撮影設定のアスペクト比が3:2の場合)。データ取得後、S411へ処理が進む。
S411では、S408、S409、S410またはS413で取得した撮像情報を表示先に合わせてファインダー表示部29または表示部28においてライブビュー画像と重ねて表示し、S414へ処理が進む。S414では、デジタルカメラ100の姿勢が変化したかの検出を行い、変化があった場合(S414で「YES」)、S407へ移行する。一方、姿勢に変化が無い場合(S414で「NO」)、S415へ処理が進む。
S407では、システム制御部50はファインダー表示部29によるファインダー表示中か否かを判定する。ファインダー表示中であれば(S407で「YES」)、S404に戻り姿勢情報を取得する。一方、ファインダー表示中でなければ(S407で「NO」)S415に移行する。S415では、システム制御部50は出力先の更新があったかを判断し、切替があった場合(S415で「YES」)、S401に戻って処理を繰り返す。一方、出力先の更新が無かった場合(S415で「NO」)、S416へ移行する。S416では、撮影指示が行われたかを判断し、撮影指示が行われた場合(S416で「YES」)、S417で撮影処理を行う。撮影処理では、撮影用の各種パラメータが撮影シーンに適したパラメータに設定され撮影動作が行われる。一方、撮影指示が行われなかった場合(S416で「NO」)、S418へ処理が進む。
S418では、その他の操作があったか否かを判定する。その他の操作とは、例えば、操作部70の操作部に対する操作や、タッチパネルへのボタンアイコン以外に対する操作(例えば他のボタンアイコンに対する操作等)等を含む。その他の操作では、例えば記録する画像のアスペクト比を切り替えることができる。記録する画像のアスペクト比が切り替えられると、設定されたアスペクト比に合わせてライブビュー画像の帯状領域の表示も変更される。記録する画像のアスペクト比として設定可能なアスペクト比には、例えば1:1、4:3、3:2、16:9があるものとするが、これに限るものではない。その他の操作があったと判定されると(S418で「YES」)、S419に進んでその他の操作に応じた処理を実行し、S420に進む。その他の操作が無かったと判定されると(S418で「NO」)S420へ進む。S420では、モードの変更操作があったか否かを判定する。モードの変更操作には、例えば動画記録モードへの切替や再生モードへの遷移などを含む。モード変更操作がなかったと判断されると(S420で「NO」)S414へ戻って処理を繰り返す。一方、モード変更操作があった場合(S420で「YES」)、本静止画撮影モードの処理を終了する。
上述の例では、記録される画像のアスペクト比の設定が3:2の場合を説明したが、16:9に設定された場合には、より横長(ワイド)な画像となる。この場合の表示例はそれぞれ次のような表示となる。
・出力先が表示部28(S413経由の表示):図5(a)
・出力先がファインダー表示部29で、横位置(S406No)の場合:図5(b)
・出力先がファインダー表示部29で、90度縦位置(S405Yes)の場合:図5(c)
・出力先がファインダー表示部29で、270度縦位置(S406Yes)の場合:図5(d)
図5(b)〜図5(d)に示す通り、アスペクト比が16:9の場合でも、画像表示領域321は、ファインダー表示部29の表示装置の表示領域の片方(Y軸方向上側)に寄せ、もう片方(Y軸方向下側)に帯状領域322を残した表現とする。アスペクト比が16:9であるため、3:2の場合よりも帯状領域322の幅が広くなる。一方、表示部28のアスペクト比3:2と、記録する画像のアスペクト比16:9とが異なるため、表示先が表示部28である場合にも、帯状領域を表示する必要がある。表示部28では、ファインダー表示部29とは異なり、帯状領域(余白領域)はライブビュー画像の両側(Y軸方向上下)に均等幅で表示する(図5(a))。すなわち、16:9のライブビュー画像の中心を表示部28の中心に合わせて表示し、余白の領域を黒塗り表示する。
なお、記録される画像の設定が3:2では無い場合、例えば16:9の場合のファインダー表示部29での表示を、図5(b)〜(d)の様な表示形態ではなく、図6(b)〜(d)のような表示形態としても良い。この場合の表示例はそれぞれ次のような表示となる。
・出力先が表示部28(S413経由の表示):図6(a)(図5(a)と同一)
・出力先がファインダー表示部29で、横位置(S406No)の場合:図6(b)
・出力先がファインダー表示部29で、90度縦位置(S405Yes)の場合:図6(c)
・出力先がファインダー表示部29で、270度縦位置(S406Yes)の場合:図6(d)
図6(b)〜図6(d)に示す通り、アスペクト比が16:9の場合、ファインダー表示部29の表示装置の表示領域の片方、Y軸方向下辺に沿って所定幅の帯状領域322を表示する。これは、図3(b)〜(d)で説明した例と同じであり、帯状領域322の幅も図3(b)〜(d)と同じである。そして、帯状領域322以外の領域の中央に画像表示領域321を設け、残った余白領域601a、601b(画像表示領域321のY軸方向上下両側に設けられる)を黒塗り表示する。図6(b)〜図6(d)の例では、帯状領域322と余白領域601a、601bの区別をするために別の色で示しているが、帯状領域322と余白領域601a、601bとをいずれも黒塗りで表示する等、ユーザから見て区別がつかないようにしても良い。このようにすると、姿勢にかかわらずファインダー表示部29の表示装置の表示領域のY軸方向下辺に沿った帯状領域322に撮像情報表示を視認性良く表示することができる。また、図5(b)〜(d)のアスペクト比16:9の表示例では、図3(b)〜(d)のアスペクト比3:2の表示例とはライブビュー画像の表示領域322の中心が異なっている。従って、アスペクト比の設定を変えるとライブビュー画像の描画位置が変わってしまいユーザに違和感を感じさせる可能性がある。これに対し、図6(b)〜(d)のように表示すれば、図3(b)〜(d)のアスペクト比3:2の表示例とはライブビュー画像の表示領域322の中心が同じである。従って、アスペクト比の設定切替えに伴うライブビュー画像の表示位置のズレをユーザに感じさせることはない。
以上のように、本実施形態に対応する撮像装置であるデジタルカメラ100では、装置の姿勢に応じてファインダー表示部29における表示を制御することができる。具体的に、ファインダー表示部29における画像表示領域321の位置を、画面内で固定的に決定することができる。これにより、デジタルカメラ100の姿勢が変っても画像表示領域321のファインダー表示部29における位置は変化せず、ライブビュー画像の描画位置を姿勢に応じて変更する必要はない。
その一方で、ファインダー表示部29においてユーザに提供される撮像情報の表示位置はデジタルカメラ100の姿勢に応じて画面内での位置を変化させることができる。その際、画面内での撮像情報の位置は、ユーザからの視点との関係で、特定の撮像情報が見える位置が実質的に変化しないように決定される。当該特定の撮像情報には、例えばシャッター速度、絞り、露出及び感度のうち少なくともいずれかに関する情報を含むことができる。また、当該特定の撮像情報以外の情報は、帯状領域322を利用して表示することができる。これにより、撮像装置においてライブビュー画像を表示するための広い領域を確保すると同時に、撮像情報の視認性の高い撮影が可能となる。
以上で説明したシステム制御部50の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ100に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、表示部を有し姿勢検知可能な撮像装置であれば適用可能である。すなわち、本発明はカメラ付きのパーソナルコンピュータやPDA、カメラ付きの携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、カメラ付きのゲーム機、カメラ付きの電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (12)

  1. 撮像装置であって、
    撮像手段と、
    前記撮像装置の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    接眼ファインダーの接眼部を介して視認可能な表示手段における第1の辺に沿う第1の領域と、前記第1の領域と異なる領域であって、前記表示手段における前記第1の辺と対向する第2の辺に沿った第2の領域とのうち、前記姿勢検知手段で検知した姿勢にかかわらず前記撮像手段で撮像された画像を前記第1の領域に表示し、撮影に関する情報群を、前記姿勢検知手段で検知した姿勢に応じて異なる配置で前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は、
    前記撮像手段で撮像された画像が第1のアスペクト比である場合には前記撮像手段で撮像された画像を前記第1の辺に隣接して表示するように制御し、
    前記撮像手段で撮像された画像が第2のアスペクト比である場合には前記撮像手段で撮像された画像の中央が前記第1の領域の中央に位置するように表示し、前記第1の領域のうち表示された該画像の両側に余白領域を表示するように制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の辺は上辺であり、前記第2の辺は下辺であること特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記接眼ファインダーとは異なる外部から視認可能な第2の表示部を有し、前記第2の表示部においては、前記撮像手段で撮像された画像の中央が前記第2の表示部の中央に位置するように表示し、表示された該画像の両側に均等幅の余白領域を表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記接眼ファインダーに対する接眼を検知する接眼検知手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記画像と前記情報とを前記接眼検知手段で接眼を検知した場合に前記接眼ファインダーの内部の前記表示手段に表示し、前記接眼検知手段で接眼を検知されない場合に前記画像と前記情報群とを前記第2の表示部に表示するように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 第1の姿勢と、前記第1の姿勢と90度異なる第2の姿勢と、前記第2の姿勢と180度異なる第3の姿勢のうち、第1の姿勢である場合に、前記表示制御手段は、前記第2の領域に前記情報群の少なくとも一部を、前記第1の領域に重なることなく表示するように制御する請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記姿勢検知手段で検知した姿勢に基づいて、前記情報群のうち少なくとも一部の情報群を、前記表示手段のうち重力方向側の辺に対する相対的な位置関係を維持するように表示することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の領域は、前記第1の辺の全体に沿う領域であり、前記第2の領域は、前記第2の辺の全体に沿う領域であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記情報群には、シャッター速度、絞り、露出、感度のうち少なくとも1つの情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記画像はライブビュー画像であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の姿勢を検知する姿勢検知ステップと、
    接眼ファインダーの接眼部を介して視認可能な表示手段における第1の辺に沿う第1の領域と、前記第1の領域と異なる領域であって、前記表示手段における前記第1の辺と対向する第2の辺に沿った第2の領域とのうち、前記姿勢検知ステップで検知した姿勢にかかわらず前記撮像手段で撮像された画像を前記第1の領域に表示し、撮影に関する情報群を、前記姿勢検知ステップで検知した姿勢に応じて異なる配置で前記表示手段に表示するように制御する表示制御ステップと
    を有し、
    前記表示制御ステップでは、
    前記撮像手段で撮像された画像が第1のアスペクト比である場合には前記撮像手段で撮像された画像を前記第1の辺に隣接して表示するように制御し、
    前記撮像手段で撮像された画像が第2のアスペクト比である場合には前記撮像手段で撮像された画像の中央が前記第1の領域の中央に位置するように表示し、前記第1の領域のうち表示された該画像の両側に余白領域を表示するように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載された撮像装置の表示制御手段として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載された撮像装置の表示制御手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2015201541A 2015-10-09 2015-10-09 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体 Active JP6579899B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201541A JP6579899B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
US15/288,144 US10068152B2 (en) 2015-10-09 2016-10-07 Image capture apparatus, method of controlling image capture apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201541A JP6579899B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017073758A JP2017073758A (ja) 2017-04-13
JP2017073758A5 JP2017073758A5 (ja) 2018-11-22
JP6579899B2 true JP6579899B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=58500256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015201541A Active JP6579899B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10068152B2 (ja)
JP (1) JP6579899B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9886775B2 (en) * 2014-04-28 2018-02-06 Institute Of Automation Chinese Academy Of Sciences Method for detecting horizontal and gravity directions of an image
JP6762723B2 (ja) * 2016-01-18 2020-09-30 キヤノン株式会社 記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム
GB2570972B (en) 2018-02-13 2020-07-01 Hizero Tech Co Ltd A ground cleaning device
JP7450395B2 (ja) * 2020-02-03 2024-03-15 キヤノン株式会社 表示制御装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1217255C (zh) * 1999-12-28 2005-08-31 索尼株式会社 带显示功能的电子设备
JP2006229585A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nikon Corp 電子カメラ
JP2007180931A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Samsung Techwin Co Ltd 画像表示装置及び撮像装置
JP5074694B2 (ja) 2006-02-03 2012-11-14 キヤノン株式会社 撮像装置及び表示制御方法
US8223241B2 (en) * 2008-12-15 2012-07-17 Robbyn Gayer Self shot camera
KR101674011B1 (ko) * 2010-06-07 2016-11-08 삼성전자주식회사 휴대용 단말기에서 카메라 기능 운용 방법 및 장치
JP5677008B2 (ja) 2010-10-05 2015-02-25 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体
KR101752698B1 (ko) * 2011-01-06 2017-07-04 삼성전자주식회사 촬영 장치 및 그 촬영 방법
JP6032901B2 (ja) * 2012-02-07 2016-11-30 オリンパス株式会社 撮像装置及び撮像方法
JP2014123896A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Olympus Imaging Corp 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
JP6447505B2 (ja) * 2013-10-07 2019-01-09 ソニー株式会社 情報処理装置、撮像装置、撮像システム、情報処理装置の制御方法、撮像装置の制御方法およびプログラム
KR101588136B1 (ko) * 2014-10-10 2016-02-15 한국과학기술원 모바일 문서 캡쳐를 위한 카메라 탑다운 앵글 보정 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017073758A (ja) 2017-04-13
US10068152B2 (en) 2018-09-04
US20170104900A1 (en) 2017-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6748582B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記録媒体
JP5820181B2 (ja) 撮影システム及びその制御方法ならびに表示制御装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6833506B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6833746B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体
JP6808529B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
CN110035224B (zh) 电子装置及其控制方法和存储介质
JP5988860B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP6579899B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2018107709A (ja) 撮像制御装置及びその制御方法
JP6701145B2 (ja) 電子機器及びその制御方法
JP2012060567A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6833801B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体
JP6808480B2 (ja) 撮像制御装置及びその制御方法
JP6918605B2 (ja) 撮像制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2021005053A (ja) 表示制御装置及びその制御方法、撮像装置、プログラム、記憶媒体
CN110022436B (zh) 电子装置及其控制方法和计算机可读介质
JP6461284B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP7389662B2 (ja) 撮像装置、制御方法、プログラムならびに記憶媒体
US20230281768A1 (en) Electronic apparatus, control method of electronic apparatus, and non-transitory computer readable medium
JP2018113538A (ja) 撮像装置およびその制御方法
US11115589B2 (en) Imaging control apparatus and method for controlling imaging control apparatus
JP6242446B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP2018010133A (ja) 表示制御装置、その制御方法、およびプログラム、並びに記憶媒体
JP2021125735A (ja) 撮像制御装置、撮像制御装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP6711599B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181002

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190827

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6579899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151