JP6578936B2 - ミストセパレータの制御装置 - Google Patents

ミストセパレータの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6578936B2
JP6578936B2 JP2015251452A JP2015251452A JP6578936B2 JP 6578936 B2 JP6578936 B2 JP 6578936B2 JP 2015251452 A JP2015251452 A JP 2015251452A JP 2015251452 A JP2015251452 A JP 2015251452A JP 6578936 B2 JP6578936 B2 JP 6578936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
electrodes
degree
clogging
mist separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015251452A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017115674A (ja
Inventor
洋志 堀内
洋志 堀内
斎庸 宮永
斎庸 宮永
昌弘 糟谷
昌弘 糟谷
尭史 辻村
尭史 辻村
勇太 市古
勇太 市古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2015251452A priority Critical patent/JP6578936B2/ja
Publication of JP2017115674A publication Critical patent/JP2017115674A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6578936B2 publication Critical patent/JP6578936B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Description

本発明は、ミストセパレータの制御装置に関する。
内燃機関には、クランク室内のブローバイガスを吸気通路に還流する還流通路が設けられている。こうした還流通路の途中には、ブローバイガスに含まれるオイルミストを分離するオイルミストセパレータが設けられている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のオイルセパレータのケース内には、不織布により形成されたフィルタがブローバイガスの流路断面全体を遮るように設けられている。ブローバイガスがフィルタを通過する際に、ブローバイガスに含まれるオイルミストがフィルタの繊維により捕捉されて分離される。そして、フィルタに捕捉されたオイルは自重により落下し、ケースの底壁に形成されたオイル排出口を通じて外部に排出される。
特開2011−47306号公報
ところで、こうしたオイルミストセパレータでは、ブローバイガスのオイルミストがフィルタに捕捉されることとなるが、捕捉されたオイルの一部がフィルタに固着してフィルタを目詰まりさせるおそれがある。そのため、フィルタの目詰まりを把握するための装置が求められる。
なお、こうした問題は、上述した内燃機関のブローバイガスに含まれるオイルミストを分離するオイルミストセパレータに限られるものではなく、ガスに含まれるミストを分離するミストセパレータにおいても概ね共通して生じるものである。
本発明の目的は、フィルタの目詰まりを把握することのできるミストセパレータの制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するためのミストセパレータの制御装置は、複数の電極と、電気絶縁材料により形成され、複数の前記電極の間に配置されたフィルタとを有し、複数の前記電極の間に電位差が付与されている状態において前記フィルタにガスを通過させることにより、ガスに含まれるミストを静電吸着力により分離するミストセパレータに適用される制御装置であって、複数の前記電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて前記フィルタの目詰まり度合が所定の度合以上であるか否かを判定する判定部を備える。
フィルタは電気絶縁材料により形成されているため、新品のフィルタ、すなわちミスト成分の固着による目詰まりが生じていないフィルタでは、複数の電極の間に電位差を付与しても、これら電極の間における電気抵抗が大きく、これら電極の間を流れる電流は極めて小さい。
一方、ミスト成分はフィルタよりも電気抵抗値が小さいため、ミスト成分の固着によるフィルタの目詰まり度合が大きくなるほど、複数の電極の間における電気抵抗が小さくなる。
上記構成によれば、判定部により、複数の電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいてフィルタの目詰まり度合が所定の度合以上であるか否かが判定される。
また、上記目的を達成するためのミストセパレータの制御装置は、複数の電極と、電気絶縁材料により形成され、複数の前記電極の間に配置されたフィルタとを有し、複数の前記電極の間に電位差が付与されている状態において前記フィルタにガスを通過させることにより、ガスに含まれるミストを静電吸着力により分離するミストセパレータに適用される制御装置であって、複数の前記電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて前記フィルタの目詰まり度合を推定する推定部を備える。
上記構成によれば、推定部により、複数の電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいてフィルタの目詰まり度合が推定される。
本発明によれば、フィルタの目詰まりを把握することができる。
ミストセパレータの制御装置の第1実施形態について、車載内燃機関のオイルミストセパレータの斜視図。 オイルミストセパレータの電極板と電圧発生装置との接続態様を示す模式図。 電圧発生装置を中心とした電気的構成を示す回路図。 オイルミストセパレータの作用を説明する模式図。 内燃機関の総運転時間と、フィルタの圧力損失及び電気抵抗値との関係を示すグラフ。 第2実施形態における電圧発生装置を中心とした電気的構成を示す回路図。 第3実施形態における電子制御装置を中心とした電気的構成を示す略図。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を参照して、第1実施形態について説明する。
<オイルミストセパレータ10>
図1に示すように、オイルミストセパレータ10は、車載内燃機関のクランク室内のブローバイガスを吸気通路に還流する還流通路に設けられるものであり、例えばナイロン66などの電気絶縁性の硬質樹脂材料によって形成されたケース11を有している。
ケース11は、上部開口を有するケース本体20と、ケース本体20の上部開口を閉塞するリッド30とを有している。ケース本体20は、平面視長方形状の底壁22と、同底壁22の四辺から上方に向けて延びる側壁21とを有している。なお、以降において、底壁22の長手方向をそれぞれ単に長手方向として説明する。
長手方向における一端側の側壁21には、ケース11の内外を連通する円筒状のガス流入口23が外側に向けて突設されている。また、長手方向における他端側の側壁21には、ケース11の内外を連通する円筒状のガス流出口24が外側に向けて突設されている。底壁22における前記ガス流出口24に近接した位置には、ケース11の内外を連通するオイル排出口25が下側に向けて突設されている。
ケース本体20の内部には、ステンレス鋼によって形成された4枚の電極板40が互いに間隔をおいて対向して配置されている。また、各電極板40は、ガス流入口23及びガス流出口24が形成された側壁21と間隔をおいて配置されている。なお、電極板40は2枚以上であればよく、電極板40の枚数を任意に変更することができる。
各電極板40の間には、電気絶縁材料であるポリエステルの繊維51(図4参照)によって形成されたフィルタ50が介設されている。フィルタ50は、同フィルタ50を挟む一対の電極板40にそれぞれ当接している。なお、ポリエステルなどの電気絶縁材料は誘電分極が生じる誘電材料でもある。
<電圧発生装置60及び電子制御装置80>
図2に示すように、各電極板40には、導線を介して電圧発生装置60が電気的に接続されている。同図の左から奇数番目の電極板40には、電圧発生装置60の陽極(+)が接続されている。また、同図の左から偶数番目の電極板40には、電圧発生装置60の陰極(−)が接続されている。電圧発生装置60により、互いに隣り合う電極板40の間に所定の電位差を付与することが可能とされている。
図3に示すように、車載の直流電源(以下、電源61)には、昇圧用のトランス62の一次コイル63、スイッチング素子としてこの例では電界効果トランジスタ(以下、FET64)、及び過電流検出用の検出抵抗66が直列にて順に接続されている。FET64のゲート端子には、FET64をスイッチング駆動する駆動回路65が接続されている。
トランス62の二次コイル68には、ダイオード69及びオイルミストセパレータ10の電極板40が順に直列にて接続されている。また、二次コイル68には、平滑用のコンデンサ70が接続されている。
駆動回路65は、検出抵抗66の電圧Vと制限値Vmaxとを比較する比較回路を有しており、検出抵抗66の電圧Vが制限値Vmax以上となった場合に、検出抵抗66に短絡に起因した過電流が流れたとしてFET64をオフにするように構成されている。これにより、電極板40の間に電位差が付与されることが停止される。
本実施形態では、FET64と検出抵抗66との間に検知回路67が接続されている。検知回路67には、内燃機関の電子制御装置80が接続されている。検知回路67は、検出抵抗66の電圧Vと、上記制限値Vmaxよりも小さい所定の閾値Vthとを比較するとともに、検出抵抗66の電圧Vが所定の閾値Vth以上となった場合に、電子制御装置80に対して信号を出力する。
電子制御装置80は、中央処理制御装置(CPU)、各種プログラムやマップなどを予め記憶した読出専用メモリ(ROM)、CPUの演算結果などを一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)、タイマカウンタ、入力インターフェース、出力インターフェースなどを備えて構成されている。
電子制御装置80は、検出抵抗66の電圧Vが所定の閾値Vth以上となって検知回路67から信号が入力されると、フィルタ50の目詰まり度合が所定の度合以上である旨判定する判定部81を備えている。この所定の閾値Vthについては後述する。
また、電子制御装置80は、判定部81によりフィルタ50の目詰まり度合が所定の度合以上である旨判定された場合に、その旨を運転手に対して報知すべく、車室内のインストルメントパネルに設けられた報知ランプ90に対して駆動信号を出力する報知ランプ制御部82を備えている。
次に、オイルミストセパレータ10の作用について説明する。
図1に示すように、ガス流入口23を通じてケース11内に導入されたブローバイガスはガス流出口24に向けて移動する。
電圧発生装置60により各電極板40の間に所定の電位差が付与されることにより、図4に示すように、各電極板40の間には静電界が生じるとともに、フィルタ50の繊維51の表面には誘電分極により正(+)または負(−)の電荷が生じる。このため、ブローバイガスに含まれるオイルミストMのうち帯電しているものは、各電極板40の間を通過する際に静電気力によって移動方向が曲げられることとなり、フィルタ50に捕捉されやすくなる。
また、ブローバイガスに含まれるオイルミストMのうち帯電していないものは、各電極板40の間に介設されたフィルタ50の繊維51同士の間の間隙を通過する際に誘電分極によりオイルミストMの表面に正(+)または負(−)の電荷が生じる。このため、静電気力によってオイルミストMがフィルタ50の繊維51の表面の負(−)または正(+)の電荷に引き寄せられることとなり、フィルタ50に捕捉されやすくなる。
これらのことから、目の粗いフィルタ50であってもオイルミストMを効果的に捕捉することができ、フィルタ50による通気抵抗の増大を抑制することができる。
なお、オイルが分離されたブローバイガスは、ガス流出口24を通じて還流通路に流出する。一方、底壁22上に溜まったオイルなどは同底壁22を伝って移動し、オイル排出口25を通じてケース11外に排出される。
次に、フィルタ50の目詰まり判定処理について説明する。
前述したように、フィルタ50は電気絶縁材料により形成されているため、新品のフィルタ50、すなわちオイルの固着による目詰まりが生じていないフィルタ50では、複数の電極板40の間に電位差を付与しても、これら電極板40の間における電気抵抗が大きく、これら電極板40の間を流れる電流は極めて小さい。
一方、オイルはフィルタ50よりも電気抵抗値が小さいため、オイルの固着によるフィルタ50の目詰まり度合が大きくなるほど、複数の電極板40の間における電気抵抗が小さくなる。すなわち、電流は、電気抵抗の小さいオイルを介することで流れやすくなる。
図5に一点鎖線にて示すように、内燃機関の総運転時間が長くなるほど、フィルタ50の目詰まり度合が大きくなり、フィルタ50の圧力損失が大きくなる。これとは反対に、図5に実線にて示すように、内燃機関の総運転時間が長くなるほど、フィルタ50の電気抵抗値が小さくなる。
複数の電極板40の間を流れる電流が大きくなるほど、二次コイル68を流れる電流が大きくなる。そして、二次コイル68を流れる電流が大きくなるほど、一次コイル63を流れる電流が大きくなり、検出抵抗66を流れる電流が大きくなり、検出抵抗66の電圧Vが大きくなる。すなわち、フィルタ50の目詰まり度合が大きくなり、フィルタ50の電気抵抗値が小さくなるほど、検出抵抗66の電圧Vが大きくなる。したがって、フィルタ50の電気抵抗の大きさと、検出抵抗66の電圧Vとの間には相関関係がある。
そこで、本実施形態によれば、前述したように、電子制御装置80の判定部81により、検出抵抗66の電圧Vが所定の閾値Vth以上である場合には、フィルタ50の目詰まり度合が所定の度合以上である旨判定される。所定の閾値Vthは、フィルタ50の目詰まり度合がフィルタ50を交換すべき度合であるときの検出抵抗66の電圧Vに対応して設定されている。このため、フィルタ50の目詰まりを把握することができる。
また、上記検出抵抗66は過電流を検出するために電圧発生装置60に設けられているものであるため、フィルタ50の目詰まり度合を判定するためだけに複数の電極板40の間における電気抵抗の大きさを検出する構成を追加しなくて済む。したがって、電圧発生装置60全体の電気的構成が複雑化することを抑制できる。
また、判定部81によりフィルタ50の目詰まり度合が所定の度合以上である旨判定された場合に、その旨を報知すべく、電子制御装置80の報知ランプ制御部82により報知ランプ90に対して駆動信号が出力される。これにより、報知ランプ90が点灯される。したがって、フィルタ50の交換時期であることをドライバーに対して適切に報知することができる。
<第2実施形態>
以下、図6を参照して、第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態は、検知回路67に代えて、検出抵抗66の電圧Vを検出するとともに電子制御装置80に対して検出結果を出力する検出回路71が設けられている。
電子制御装置80は、検出抵抗66の電圧Vに基づいてフィルタ50の目詰まり度合を推定する推定部83を備えている。すなわち、推定部83は、例えば予め実験により求められたフィルタ50の目詰まり度合と検出抵抗66の電圧Vとの関係を規定したマップを参照することにより、フィルタ50の目詰まり度合を推定する。また、電子制御装置80は、推定部83により推定されるフィルタ50の目詰まり度合と、フィルタ50が当該目詰まり度合に至るまでの車載内燃機関の運転履歴とに基づいてフィルタ50の交換時期までの走行可能距離Dを予測する予測部84を備えている。また、電子制御装置80は、予測部84により予測された走行可能距離Dをインストルメントパネルのディスプレイ91に文字情報として表示させるべくディスプレイ91に対して駆動信号を出力するディスプレイ制御部85を備えている。
フィルタ50の目詰まりの進行速度は内燃機関の運転態様によって異なる。また、内燃機関の運転態様の履歴である運転履歴から、今後の内燃機関の運転態様の傾向を予測することができる。
これらのことから、推定部83により推定されるフィルタ50の目詰まり度合と、フィルタ50が当該目詰まり度合に至るまでの内燃機関の運転履歴とに基づいてフィルタ50の交換時期までの走行可能距離Dを予測することができる。
本実施形態によれば、電子制御装置80の予測部84により予測された走行可能距離Dがインストルメントパネルのディスプレイ91に文字情報として表示されることから、運転手はフィルタ50の交換時期までの走行可能距離Dを具体的に把握することができる。
<第3実施形態>
以下、図7を参照して、第3実施形態について説明する。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
図7に示すように、本実施形態のオイルミストセパレータ10のケース11には、振動を付与する加振装置12が取り付けられている。加振装置12は例えば偏心モータによって構成されている。
電子制御装置80は、推定部83により推定されるフィルタ50の目詰まり度合に応じて加振装置12を駆動すべく加振装置12に対して駆動信号を出力する加振装置制御部86を備えている。本実施形態では、推定部83により推定されるフィルタ50の目詰まり度合が大きくなるほど大きな振動を付与するように加振装置12が駆動される。
本実施形態によれば、フィルタ50に対して振動が付与されることにより、フィルタ50の繊維51に捕捉されたオイルミストMの落下を促進することができる。したがって、フィルタ50の目詰まりの進行を遅らせることができ、フィルタ50の交換時期を延ばすことができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第1実施形態において、フィルタ50の目詰まり度合が所定の度合以上である旨判定された場合に、第3実施形態において例示した加振装置12を駆動するようにしてもよい。
・第1実施形態の報知ランプ90に代えて、車載スピーカを駆動することによりフィルタ50の交換時期である旨を音声により報知してもよい。
・例えばフィルタ50に流入するブローバイガスの流量が一時的に多くなった場合に、フィルタ50に多くのオイルミストMが付着して電極板40の間における電気抵抗が一時的に小さくなることが考えられる。この場合、その後に電気抵抗が回復するにもかかわらずフィルタ50の目詰まり度合が所定の度合以上である旨の誤判定がなされるおそれがある。そこで、検出抵抗66の電圧Vの所定期間における平均値を算出するとともに、同平均値に基づいてフィルタ50の目詰まり度合の判定や推定を行うようにすれば、上述したような不都合を回避することができる。また、ブローバイガスの流量が少なくなる機関運転状態や、ブローバイガスの影響の少ない機関停止中のときに限って判定や推定を行うようにしてもよい。
・例えば整備工場での定期点検の際などに電子制御装置80の判定部81や推定部83に対してアクセス可能とすれば、判定結果や推定結果を把握することができる。この場合、報知ランプ90の点灯やディスプレイ91への表示を省略することもできる。
・検出抵抗66を流れる電流を検出するとともに、同電流に基づいてフィルタ50の目詰まり度合の判定や推定を行なうようにしてもよい。
・二次コイル68に対して検出抵抗を直列にて接続するとともに、同検出抵抗の電圧や同検出抵抗を流れる電流に基づいてフィルタ50の目詰まり度合の判定や推定を行なうようにしてもよい。要するに、複数の電極板40の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて上記判定や推定を行うものであればよい。
・第1実施形態において、所定の閾値Vthとして大きさの異なる複数の閾値を設定することもできる。この場合、判定部81により、検出抵抗66の電圧Vが複数の閾値以上であるか否かがそれぞれ判定される。また、フィルタ50の目詰まり度合に応じて報知ランプ90による報知態様を変更するようにすれば、フィルタ50の目詰まり度合を段階的に把握することができる。
・本発明を、内燃機関のブローバイガスに含まれるオイルミストを分離するオイルミストセパレータ以外のミストセパレータに対して適用することもできる。
10…オイルミストセパレータ、11…ケース、12…加振装置、20…ケース本体、21…側壁、22…底壁、23…ガス流入口、24…ガス流出口、25…オイル排出口、30…リッド、40…電極板(電極)、50…フィルタ、51…繊維、60…電圧発生装置、61…電源、62…トランス、63…一次コイル、64…FET、65…駆動回路、66…検出抵抗、67…検知回路、68…二次コイル、69…ダイオード、70…コンデンサ、71…検出回路、80…電子制御装置(制御装置)、81…判定部、82…報知ランプ制御部(制御部)、83…推定部、84…予測部、85…ディスプレイ制御部(制御部)、86…加振装置制御部(制御部)、90…報知ランプ(報知手段)、91…ディスプレイ(表示手段)。

Claims (6)

  1. 複数の電極と、電気絶縁材料により形成され、複数の前記電極の間に配置されたフィルタとを有し、複数の前記電極の間に電位差が付与されている状態において前記フィルタにガスを通過させることにより、ガスに含まれるミストを静電吸着力により分離するミストセパレータに適用される制御装置であって、
    複数の前記電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて前記フィルタの目詰まり度合が所定の度合以上であるか否かを判定する判定部を備え、
    前記所定の度合として大きさの異なる複数の度合が設定されており、
    前記判定部は、前記フィルタの目詰まり度合が前記複数の度合以上であるか否かをそれぞれ判定する、
    ミストセパレータの制御装置。
  2. 複数の電極と、電気絶縁材料により形成され、複数の前記電極の間に配置されたフィルタとを有し、複数の前記電極の間に電位差が付与されている状態において前記フィルタにガスを通過させることにより、ガスに含まれるミストを静電吸着力により分離するミストセパレータに適用される制御装置であって、
    複数の前記電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて前記フィルタの目詰まり度合が所定の度合以上であるか否かを判定する判定部を備え、
    複数の前記電極の間に電位差を付与可能な電圧発生装置には、過電流検出用の検出抵抗が設けられており、
    前記判定部は、前記検出抵抗の電圧が所定の閾値以上である場合に、前記フィルタの目詰まり度合が前記所定の度合以上である旨判定する、
    ミストセパレータの制御装置。
  3. 複数の電極と、電気絶縁材料により形成され、複数の前記電極の間に配置されたフィルタとを有し、複数の前記電極の間に電位差が付与されている状態において前記フィルタにガスを通過させることにより、ガスに含まれるミストを静電吸着力により分離するミストセパレータに適用される制御装置であって、
    複数の前記電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて前記フィルタの目詰まり度合が所定の度合以上であるか否かを判定する判定部を備え、
    前記判定部により前記フィルタの目詰まり度合が前記所定の度合以上である旨判定された場合に、その旨を報知すべく報知手段に対して駆動信号を出力する制御部を備える、
    ミストセパレータの制御装置。
  4. 複数の電極と、電気絶縁材料により形成され、複数の前記電極の間に配置されたフィルタとを有し、複数の前記電極の間に電位差が付与されている状態において前記フィルタにガスを通過させることにより、ガスに含まれるミストを静電吸着力により分離するミストセパレータに適用される制御装置であって、
    複数の前記電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて前記フィルタの目詰まり度合を推定する推定部を備え、
    複数の前記電極の間に電位差を付与可能な電圧発生装置には、過電流検出用の検出抵抗が設けられており、
    前記推定部は、前記検出抵抗の電圧に基づいて前記フィルタの目詰まり度合を推定する、
    ミストセパレータの制御装置。
  5. 複数の電極と、電気絶縁材料により形成され、複数の前記電極の間に配置されたフィルタとを有し、複数の前記電極の間に電位差が付与されている状態において前記フィルタにガスを通過させることにより、ガスに含まれるミストを静電吸着力により分離するミストセパレータに適用される制御装置であって、
    複数の前記電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて前記フィルタの目詰まり度合を推定する推定部を備え、
    前記ミストセパレータは、車載内燃機関に設けられてブローバイガスに含まれるオイルミストを分離するオイルミストセパレータであり、
    前記推定部により推定される前記フィルタの目詰まり度合と、前記フィルタが当該目詰まり度合に至るまでの車載内燃機関の運転履歴とに基づいて前記フィルタの交換時期までの走行可能距離を予測する予測部を備えており、
    前記予測部により予測された前記走行可能距離を表示手段に表示させるべく前記表示手段に対して駆動信号を出力する制御部を備える、
    ミストセパレータの制御装置。
  6. 複数の電極と、電気絶縁材料により形成され、複数の前記電極の間に配置されたフィルタとを有し、複数の前記電極の間に電位差が付与されている状態において前記フィルタにガスを通過させることにより、ガスに含まれるミストを静電吸着力により分離するミストセパレータに適用される制御装置であって、
    複数の前記電極の間における電気抵抗の大きさと相関関係を有するパラメータに基づいて前記フィルタの目詰まり度合を推定する推定部を備え、
    前記ミストセパレータのケースには振動を付与する加振装置が設けられており、
    前記推定部により推定された前記フィルタの目詰まり度合に応じて前記加振装置を駆動すべく前記加振装置に対して駆動信号を出力する制御部を備える、
    ミストセパレータの制御装置。
JP2015251452A 2015-12-24 2015-12-24 ミストセパレータの制御装置 Expired - Fee Related JP6578936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015251452A JP6578936B2 (ja) 2015-12-24 2015-12-24 ミストセパレータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015251452A JP6578936B2 (ja) 2015-12-24 2015-12-24 ミストセパレータの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017115674A JP2017115674A (ja) 2017-06-29
JP6578936B2 true JP6578936B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=59233762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015251452A Expired - Fee Related JP6578936B2 (ja) 2015-12-24 2015-12-24 ミストセパレータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6578936B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918222A (ja) * 1982-07-22 1984-01-30 Mazda Motor Corp デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置
JP6264169B2 (ja) * 2014-04-15 2018-01-24 トヨタ自動車株式会社 オイル除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017115674A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4848216B2 (ja) 昇圧回路、モータ駆動回路及び電動パワーステアリング制御装置
CN106353692B (zh) 用于在电气系统中检测存在漏电和/或继电器短路情况的监视系统
JP6649509B2 (ja) 車載制御装置
JP6794050B2 (ja) Pm堆積検出装置
JP5642146B2 (ja) 漏電検知装置
JP6578936B2 (ja) ミストセパレータの制御装置
US9903243B2 (en) Oil separator
WO2016194271A1 (ja) 補機用バッテリの状態判定装置、及び、補機用バッテリの状態判定方法
JP2017152341A (ja) プラズマリアクタ用制御装置
JP6717388B2 (ja) リレー装置
JP6565749B2 (ja) 静電捕集式オイルミストセパレータ及び静電捕集式オイルミストセパレータの制御装置
JP2018018777A (ja) プラズマリアクタの異常検出装置および制御装置
WO2012124088A1 (ja) 粒子状物質処理装置
JP2018156859A (ja) コンタクタ溶着判定装置
JP2018119489A (ja) 内燃機関の静電式オイルミストセパレータ及び静電式オイルミストセパレータの制御装置
JP5655652B2 (ja) 粒子状物質処理装置
JP6607095B2 (ja) 静電捕集式オイルミストセパレータの制御装置
JP5796314B2 (ja) 粒子状物質処理装置
JP5760547B2 (ja) 粒子状物質処理装置
JP5590217B2 (ja) 粒子状物質処理装置
JP6713199B2 (ja) プラズマリアクタ用制御装置
JP2018131951A (ja) 内燃機関の静電式オイルミストセパレータ
JP7168511B2 (ja) 放電制御装置および方法
JP6957125B2 (ja) プラズマリアクタの制御装置
JP2007038129A (ja) 集塵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190812

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6578936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees