JP6578695B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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本発明は空気調和装置に係り、特に、室外機低騒音運転に関するものである。
空気調和装置の運転音の騒音対策として、運転能力を抑制した室外機低騒音運転を行うようにするものがある(例えば、特開2005−147504号公報)。
室外機低騒音運転とは、室外機の主な騒音源である圧縮機や室外ファンの回転数を通常運転時よりも低い回転数に抑制した運転である。室外機低騒音運転を行うことで、室外機から発生する騒音を低減することができる。
しかしながら、室外機低騒音運転時は圧縮機や室外ファンの回転数が通常運転時よりも低い回転数となるように空気調和装置を運転させるため、室内機が発揮する能力が通常時よりも低下してしまうという問題があった。
特開2005−147504号公報
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、室外機低騒音運転時に室内機の能力低下を軽減する空気調和装置を提供することを目的とするものである。
本発明の空気調和装置は、内部に圧縮機と室外ファンを有する室外機と、内部に室内ファンを有する室内機と、前記圧縮機と前記室外ファンと前記室内ファンを制御する制御手段からなる空気調和装置において、前記制御手段は、前記空気調和装置の運転モードを通常運転と室外機低騒音運転に切換可能であって、通常運転時、前記圧縮機の回転数Nが前記室内機の要求する要求圧縮機回転数Nrとなるように制御され、室外機低騒音運転時、前記要求圧縮機回転数Nrが予め定められた制限値Nsを超えている場合は、前記圧縮機回転数Nが制限値Nsとなるように制御するとともに、前記室内ファンの回転数Aを増加させることを特徴としている。
また、好ましくは、前記室外機低騒音運転時、前記要求圧縮機回転数Nrが前記制限値Nsを超えている場合は、前記要求圧縮機回転数Nrと前記制限値Nsとの差ΔN(=Nr−Ns)に応じて前記室内ファン回転数Aの増加率A0を変更する。
また、好ましくは、前記増加率A0は、冷房運転と暖房運転とで異なる値が設定される。
また、好ましくは、前記増加率A0は、前記差ΔNが大きい程大きい値が設定される。
本発明によれば、室外機低騒音運転時に室内機の能力低下を軽減させることができる。
本実施形態の空気調和装置の冷凍サイクル全体を示す概略図である。 本発明の空気調和装置の室温と圧縮機回転数の変化を示す図である。(A)は、室外機低騒音モードに設定されていない場合を示している。(B)は、室外機低騒音モードに設定されている場合を示している。 本発明の空気調和装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の空気調和装置の記憶部に記憶された室内ファン回転数増加量A0のテーブルを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1(A)に示すように、第1実施例における空気調和装置1は、屋外に設置される室外機2と、室外機2に液管4およびガス管5で接続された室内機3とを備えている。詳細には、液管4は、一端が室外機2の閉鎖弁25に、他端が室内機3の液管接続部34に接続されている。また、ガス管5は、一端が室外機2の閉鎖弁26に、他端が室内機3のガス管接続部35に接続されている。以上により、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機20と、四方弁22と、室外熱交換器23と、液管4の一端が接続された閉鎖弁25と、ガス管5の一端が接続された閉鎖弁26と、アキュムレータ21と、室外ファン24とを備えている。そして、室外ファン24を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路10aを構成している。
圧縮機20は、図示しないインバータにより回転数が制御されるモータ201によって駆動されることで、運転能力を可変できる能力可変型圧縮機である。圧縮機20の冷媒吐出側は、四方弁22のポートaに吐出管61で接続されており、また、圧縮機20の冷媒吸入側は、アキュムレータ21の冷媒流出側に吸入管66で接続されている。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機20の冷媒吐出側に吐出管61で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管62で接続されている。ポートcは、アキュムレータ21の冷媒流入側と冷媒配管65で接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁26と室外機ガス管64で接続されている。
室外熱交換器23は、冷媒と、後述する室外ファン24の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気とを熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22のポートbに冷媒配管62で接続され、他方の冷媒出入口は室外機液管63で閉鎖弁25に接続されている。
膨張弁27は、室外機液管63に設けられている。膨張弁27は電子膨張弁である。膨張弁27の開度制御の詳細な説明は、後述する。
室外ファン24は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン24は、図示しないファンモータによって回転することで図示しない吸込口から室外機2の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を図示しない吹出口から室外機2の外部へ放出する。
アキュムレータ21は、上述したように、冷媒流入側が四方弁22のポートcと冷媒配管65で接続され、冷媒流出側が圧縮機20の冷媒吸入側と吸入管66で接続されている。アキュムレータ21は、冷媒配管65からアキュムレータ21内部に流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離してガス冷媒のみを圧縮機20に吸入させる。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管61には、圧縮機20から吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ73が設けられている。
室外熱交換器23には、室外熱交換器23から流出、または、室外熱交換器23に流入する冷媒の温度を検知するための室外熱交換器温度センサ75が設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ76が備えられている。
また、室外機2には、室外機制御手段100が備えられている。室外機制御手段100は、室外機2の図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載されている。図1(B)に示すように、室外機制御手段100は、CPU110と、記憶部120と、通信部130と、検出値入力部140と、圧縮機制御部150とを備えている。
記憶部120は、ROMやRAMで構成されており、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機20や室外ファン24の制御状態等を記憶している。通信部130は、室内機3との通信を行うためのインターフェイスである。検出値入力部140は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU110に出力する。圧縮機制御部150は、圧縮機20に対してユーザに要求された能力を発揮するために必要な回転数で運転するように制御を行う。
CPU110は、前述した室外機2の各種センサでの検出結果を検出値入力部140を介して取り込む。また、CPU110は、室内機3から送信される制御信号を通信部130を介して取り込む。また、CPU110は、取り込んだ制御信号に基づいて、圧縮機20や室外ファン24の駆動制御を行う。さらには、CPU110は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、四方弁22の切り換え制御を行う。
次に、図1(A)を用いて、室内機3について説明する。室内機3は、室内熱交換器31と、液管4の他端が接続された液管接続部34と、ガス管5の他端が接続されたガス管接続部35と、室内ファン33とを備えている。そして、室内ファン33を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路10bを構成している。
室内熱交換器31は、冷媒と後述する室内ファン33により図示しない吸込口から室内機3の内部に取り込まれた室内空気とを熱交換させるものであり、一方の冷媒出入口が液管接続部34に室内機液管68で接続され、他方の冷媒出入口がガス管接続部35に室内機ガス管69で接続されている。室内熱交換器31は、室内機3が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機3が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。尚、液管接続部34やガス管接続部35では、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
室内ファン33は、室内熱交換器31の近傍に配置され、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から室内機3の内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器31において冷媒と熱交換した室内空気を図示しない吹出口から室内へ吹き出す。
以上説明した構成の他に、室内機3には各種のセンサが設けられている。室内熱交換器31には、室内熱交換器31を通過する冷媒の温度を検出する室内熱交換器温度センサ78が設けられている。そして、室内機3には室内空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度センサ79が備えられている。室内温度センサ79の取付位置は、室内機3内部に備える室内熱交換器31や制御基板(室内機制御手段200)等の発熱部品から離して配置することが好ましい。また、室内機3に取付ける替わりに図示しないリモコンに取付けてもよい。
また、室内機3には、室内機制御手段200が備えられている。室内機制御手段200は、室内機3の図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載されている。図1(B)に示すように、室内機制御手段200は、CPU210と、記憶部220と、通信部230と、検出値入力部240と、室内ファン制御部250とを備えている。
記憶部220は、ROMやRAMで構成されており、室内機3の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、室内ファン33の制御状態等を記憶している。通信部230は、室外機2との通信を行うためのインターフェイスである。検出値入力部240は、室内機3の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210に出力する。室内ファン制御部250は、室内ファン33に対してユーザに要求された能力を発揮するために必要な回転数で運転するように制御を行う。
CPU210は、前述した室内機3の各種センサでの検出結果を検出値入力部240を介して取り込む。また、CPU210は、室外機2から送信される制御信号を通信部230を介して取り込む。また、CPU210は、取り込んだ制御信号に基づいて、室内ファン33の駆動制御を行う。
次に、本実施形態における空気調和装置1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。尚、以下の説明では、室内機3が暖房運転を行う場合について説明し、冷房運転を行う場合については詳細な説明を省略する。また、図1(A)における矢印は暖房運転時の冷媒の流れを示している。
図1(A)に示すように、室内機3が暖房運転を行う場合、室外機制御手段100は、四方弁22を実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するよう、また、ポートbとポートcとが連通するよう、切り換える。これにより、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器31が凝縮器として機能する。
圧縮機20から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から室外機ガス管64を流れて閉鎖弁26を介してガス管5に流入する。ガス管5を流れた冷媒はガス管接続部35を介して室内機3の室内機ガス管69に流入する。室内機ガス管69を流れる冷媒は、室内熱交換器31に流入し、室内ファン33の回転により室内機3の内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。このように、室内熱交換器31が凝縮器として機能し、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行い加熱された室内空気が図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機3が設置された室内の暖房が行われる。室内熱交換器31から流出した冷媒は室内機液管68を流れ、液管接続部34を介して液管4に流入する。
液管4を流れて閉鎖弁25を介して室外機2に流入した冷媒は、室外機液管63に設けられた膨張弁27に流入する。膨張弁27を通過した冷媒は、減圧されて低圧の冷媒となる。膨張弁27を通過した冷媒はその後、室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン24の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から流出した冷媒は、順に冷媒配管62、四方弁22、冷媒配管65、アキュムレータ21、吸入管66を流れ、圧縮機20に吸入されて再び圧縮される。以上説明したように冷媒回路10を冷媒が循環することで、空気調和装置1の暖房運転が行われる。
なお、室内機3が冷房運転を行う場合、室外機制御手段100は、四方弁22が破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り換える。これにより、室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに、室内熱交換器31が蒸発器として機能する。
次に、空気調和装置1の従来の室外機低騒音運転時の制御方法について図2を用いて詳細に説明する。
空気調和装置1は、使用者のリモコン操作等によって室外機低騒音モードに設定されると、室外機の主な騒音源である圧縮機20や室外ファン24の回転数が所定の回転数以下となるように制御して、室外機2から発生する騒音を低減する。図2は、空気調和装置1の冷房運転時における圧縮機20の回転数Nと空気調和装置1が設置されている室内空間の温度(室温と呼ぶ)Tの変化を示したグラフである。図2(A)は室外機低騒音モードに設定されていない場合であり、図2(B)は室外機低騒音モードに設定されている場合の回転数Nと室温Tの変化を示している。
室外機低騒音モードに設定されていない場合、図1(A)に示すように、室温Tが設定温度Tsよりも高く、室温Tと設定温度Tsの温度差が大きい時は室内機3から要求される圧縮機20の回転数Nr(以下、室内機要求圧縮機回転数Nrと呼ぶ)は高い(室内機要求圧縮機回転数Nrは一点鎖線で示している)。圧縮機制御部150は、圧縮機20の回転数Nを室内機要求圧縮機回転数Nrと同じ回転数で駆動する(圧縮機回転数はハッチングで示している)。その後、室温Tが設定温度Tsを下回り室温Tと設定温度Tsの温度差が所定の温度差となったら圧縮機20を停止する(これをサーモオフと呼ぶ)。圧縮機20を停止してから時間が経過すると、室内空間の空調負荷によって室温Tは上昇していき設定温度Tsを上回る。室温Tが設定温度Tsを上回ったら、室内機3から要求される室内機要求圧縮機回転数Nrが高くなり、それに応じて圧縮機回転数Nが上昇する。これを繰り返すことで、室内空間の室温Tは設定温度Ts付近で維持される。
一方、従来の室外機低騒音モードに設定されている場合、図2(B)に示すように、室温Tが設定温度Tsよりも高く、温度差が大きい時は図2(A)と同様に室内機要求圧縮機回転数Nrは高い回転数となる。しかし、この室内機要求圧縮機回転数Nrが制限値Nsよりも高い場合、圧縮機制御部150は圧縮機20の回転数をNrとすると室外機2から発生する騒音が大きくなると判定し、圧縮機回転数Nが制限値Nsを超えない回転数となるように制御する。
このように、室外機低騒音モードに設定することで、室外機から発生する騒音を低減できるが、室温Tが設定温度Tsよりも高く温度差が大きい場合などでは、圧縮機20の回転数Nが室内機要求圧縮機回転数Nrよりも低くなるため、室内機3が必要な能力を発揮できなかった。これにより、室温Tが設定温度Tsに到達するまでの時間が長くなったり、設定温度Tsに到達できなくなるという問題が生じるおそれがある。
したがって、空気調和装置1の室外機低騒音モードにおいて室内機3の能力低下を抑える必要がある。以下に本発明の特徴となる室外機低騒音モードにおける制御について詳細に説明する。
図3は、本発明による冷房運転時の空気調和装置1の室外機低騒音モードを示すフローチャートである。Sの後の数字はステップの番号を表す。
この制御は、空気調和装置1の運転中に使用者のリモコン操作等によって室外機低騒音モードが設定されることによって開始される。室外機低騒音モードが設定されたら、室外機制御手段100のCPU110は通信部130を介して室内機制御手段200から取り込んだ室内機要求圧縮機回転数Nrが制限値Nsを上回っているか否かを判定する(ステップS101)。室内機要求圧縮機回転数Nrは、室内機制御手段200の記憶部220に記憶されており、検出値入力部240を介して読み込んだ室内温度センサ79の検出値と、記憶部220から読み込んだ(若しくは、使用者のリモコン操作等によって設定された)設定温度Tsの差に応じた値が室内機要求圧縮機回転数NrとしてCPU210に出力される。室温Tが設定温度Tsより高く、室温Tと設定温度Tsの差が大きい時は室内機要求圧縮機回転数Nrには大きい値が出力され、差が小さい時には小さい値が出力される。
制限値Nsは、室外機制御手段100の記憶部120に予め記憶されており、圧縮機20が制限値Nsを超える回転数で運転すると室外機2から発生する騒音が大きくなるとみなされる値である。
室内機要求回転数Nrが制限値Nsを上回っている場合(S101−YES)、CPU110は圧縮機制御部150を介し圧縮機20に対して圧縮機回転数Nが制限値Nsと同じ回転数となるように制御する(ステップS102)。これによって、室外機2から発生する騒音を低減することができる。
次に、CPU110は室内機要求圧縮機回転数Nrと制限値Nsの差ΔN(=Nr−Ns)を算出し(ステップS103)、ΔNに基づいて室内ファン回転数増加率A0を記憶部120から読み出す(ステップS104)。室内ファン回転数増加率A0は、記憶部120に記憶され、図4のようにΔNに応じた値が予め定められている。図4に示すとおり、ΔNが大きい程A0は大きい値がCPU110に出力される。また、室内ファン回転数増加率A0は冷房運転時と暖房運転時とで異なる値を設定してもよい。これは、暖房運転時において単に室内ファン33の風量を増加させると冷風感が増し、かえって快適性が損なわれる場合があるためである。したがって、暖房運転時の室内ファン回転数増加率A0は冷房運転時に比べ低い値が設定されることが好ましい。
その後、CPU110は通信部130を介して室内ファン回転数増加率A0を室内機制御手段200に出力する。室内機制御手段200のCPU210は、検出値入力部240から現在の室内ファン33の回転数Arを読込んで、現在の室内ファン回転数Arに室内ファン回転数増加率A0を乗じた値を現在の室内ファン回転数Arに加算した回転数A(=Ar+Ar*A0)で室内ファン33が運転するように室内ファン制御部250を介して制御する(ステップS105)。これによって、室内機3が要求している圧縮機20の回転数Nrに対し圧縮機回転数Nが不足しており、室内機3が必要な能力を発揮できない状態であっても、室内ファン33の回転数Aを上昇させることで室内機3の能力低下を低減することができる。
その後、使用者のリモコン操作等によって室外機低騒音モードが解除されたか否かを判定する(ステップS106)。解除されたら(S106−YES)、CPU110は圧縮機制御部150を介し圧縮機20に対して圧縮機回転数Nが室内機要求圧縮機回転数Nrと同じ回転数となるように制御し、通信部130を介し室内制御手段200に対してステップS105で実行した室内ファン回転数Aを増加前の回転数Arに戻すように制御する(ステップS107)。その後、室外機低騒音モードを終了させ、通常の運転へ移行する。室外機低騒音モードが解除されていない場合(S106−NO)、ステップS101へ戻る。
なお、室内機要求回転数Nrが制限値Ns以下の場合(S101−NO)、CPU110は圧縮機制御部150を介し圧縮機20に対して圧縮機回転数Nが室内機要求圧縮機回転数Nrと同じ回転数となるように制御する(ステップS108)。この時、室内ファン33の回転数Aはユーザに要求された能力を発揮するために必要な回転数Arで運転している。その後、前述のステップS106へ移行する。
以上のように、室内機要求圧縮機回転数Nrが制限値Nsを超えたら圧縮機回転数Nが制限値Nsとなるように制御し、室内機要求圧縮機回転数Nrと制限値N2の差が大きく、
室内機3が必要な能力を発揮できない状態であっても、室内ファン33の回転数が上昇することで室内機3の能力低下を低減させることができる。
なお、本実施形態では、室外機低騒音モードによって圧縮機20の回転数が制限される例を挙げたが、室外ファン24の回転数が制限されるものや、圧縮機20と室外ファン24の両方の回転数を制限するものであってもよい。また、空気調和装置1の運転中に使用者のリモコン操作等によって室外機低騒音モードに設定されることによって開始される例を挙げたが、スケジュール等によって(例えば、夜間に)自動で室外機低騒音モードに設定されるものであってもよい。
1 空気調和装置
2 室外機
3 室内機
20 圧縮機
33 室内ファン

Claims (3)

  1. 内部に圧縮機と室外ファンを有する室外機と、内部に室内ファンを有する室内機と、前記圧縮機と前記室外ファンと前記室内ファンを制御する制御手段からなる空気調和装置において、
    前記制御手段は、前記空気調和装置の運転モードを通常運転と室外機低騒音運転に切換可能であって、
    通常運転時、前記圧縮機の回転数Nが前記室内機の要求する要求圧縮機回転数Nrとなるように制御
    室外機低騒音運転時、前記要求圧縮機回転数Nrが予め定められた制限値Nsを超えている場合は、前記圧縮機回転数Nが制限値Nsとなるように制御するとともに、前記室内ファンの回転数Aを増加率A0に応じて増加させるように制御するものであり、
    前記増加率A0は、
    前記要求圧縮機回転数Nrと前記制限値Nsとの差ΔN(=Nr−Ns)に応じて変更されることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記増加率A0は、冷房運転と暖房運転とで異なる値が設定されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記増加率A0は、前記差ΔNが大きい程大きい値が設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
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