JPH0727408A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH0727408A JPH0727408A JP5169943A JP16994393A JPH0727408A JP H0727408 A JPH0727408 A JP H0727408A JP 5169943 A JP5169943 A JP 5169943A JP 16994393 A JP16994393 A JP 16994393A JP H0727408 A JPH0727408 A JP H0727408A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heat exchanger
- inlet
- set value
- indoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和機の室内側送風機を低回転にして静
音運転する時、室内側熱交換器内で冷媒の突沸によって
不快な不定期騒音を発生することがある。冷媒音を打消
して、定常騒音で運転する空気調和機を提供することを
目的とする。 【構成】 空気調和機の制御装置は室内、室外側にセン
サー入力と送風機や圧縮機の駆動出力をそれぞれのマイ
コンで制御し、相互に電力線と信号線で結んで構成して
いる。室外側熱交換器の入口と出口にサーミスタを設
け、入口温度と入口と出口の温度差を検出する。冷媒が
安定な過冷却状態に保たれる入口温度と温度差を設定
し、入口温度が設定値より高く、温度差が設定値より小
さい場合室内側送風機の回転数を上げる(6)。室内側
送風機の回転数を静音運転の設定値以上に上げて定常騒
音を増すことにより不定期騒音を打消すことができる。
かつ、送風機の定常騒音は静音運転の騒音レベルの範囲
内に抑えることができる。
音運転する時、室内側熱交換器内で冷媒の突沸によって
不快な不定期騒音を発生することがある。冷媒音を打消
して、定常騒音で運転する空気調和機を提供することを
目的とする。 【構成】 空気調和機の制御装置は室内、室外側にセン
サー入力と送風機や圧縮機の駆動出力をそれぞれのマイ
コンで制御し、相互に電力線と信号線で結んで構成して
いる。室外側熱交換器の入口と出口にサーミスタを設
け、入口温度と入口と出口の温度差を検出する。冷媒が
安定な過冷却状態に保たれる入口温度と温度差を設定
し、入口温度が設定値より高く、温度差が設定値より小
さい場合室内側送風機の回転数を上げる(6)。室内側
送風機の回転数を静音運転の設定値以上に上げて定常騒
音を増すことにより不定期騒音を打消すことができる。
かつ、送風機の定常騒音は静音運転の騒音レベルの範囲
内に抑えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に係り、詳し
くは室内機内での冷媒音による騒音低減に関するもので
ある。
くは室内機内での冷媒音による騒音低減に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の制御装置は図2に示すよう
に、室内側のセンサー入力と送風機7等の駆動出力及び
室外側のセンサー入力と圧縮機8や送風機9等の駆動出
力をそれぞれのマイコン制御装置10、11で相互間を
電力線と信号線で結んで構成している。近年家庭用の空
気調和機はリビングルーム等の部屋から各個人の部屋へ
と据付場所が広がってきた。そのため寝室等では静かに
運転を行う“静音運転”等の機能が付加されてきた。静
音運転は周知の如く室内機では送風機の回転数を下げて
風量を減らすことにより、即ち、室外機では圧縮機の回
転数及び送風機の回転数を下げて静かな運転を行ってい
る。図3(A)に示すように、室内機の騒音は一定レベ
ルの定期騒音である送風機による風の音と、熱交換器を
流れる冷媒の沸騰音により構成されている。送風機の技
術進歩により風の音が低下して冷媒音の内特に気体と液
体の混合した冷媒の突沸音による不快音が目立ってき
た。冷媒による突沸音を抑えるため室外機の熱交換器で
冷媒を安定な過冷却状態に保っているが、室外機側の外
気温度や据付状態及び室内機側の室温や据付状態によっ
て過負荷状態になり、過冷却を保てない場合が起きる。
従って、(B)にに示すように、冷媒が過冷却を保てな
い状態で室内機に移送され熱交換器内で蒸発する際、突
沸を起こし不定レベルの不定期な不快騒音を発生するこ
とになる。
に、室内側のセンサー入力と送風機7等の駆動出力及び
室外側のセンサー入力と圧縮機8や送風機9等の駆動出
力をそれぞれのマイコン制御装置10、11で相互間を
電力線と信号線で結んで構成している。近年家庭用の空
気調和機はリビングルーム等の部屋から各個人の部屋へ
と据付場所が広がってきた。そのため寝室等では静かに
運転を行う“静音運転”等の機能が付加されてきた。静
音運転は周知の如く室内機では送風機の回転数を下げて
風量を減らすことにより、即ち、室外機では圧縮機の回
転数及び送風機の回転数を下げて静かな運転を行ってい
る。図3(A)に示すように、室内機の騒音は一定レベ
ルの定期騒音である送風機による風の音と、熱交換器を
流れる冷媒の沸騰音により構成されている。送風機の技
術進歩により風の音が低下して冷媒音の内特に気体と液
体の混合した冷媒の突沸音による不快音が目立ってき
た。冷媒による突沸音を抑えるため室外機の熱交換器で
冷媒を安定な過冷却状態に保っているが、室外機側の外
気温度や据付状態及び室内機側の室温や据付状態によっ
て過負荷状態になり、過冷却を保てない場合が起きる。
従って、(B)にに示すように、冷媒が過冷却を保てな
い状態で室内機に移送され熱交換器内で蒸発する際、突
沸を起こし不定レベルの不定期な不快騒音を発生するこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、室内機での冷媒の突沸音による不快音を打ち消
して総合的に定常騒音で運転する空気調和機を提供する
ことを目的とする。
に鑑み、室内機での冷媒の突沸音による不快音を打ち消
して総合的に定常騒音で運転する空気調和機を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、リモコンや温
度センサーの入力に基づいて室内側送風機の回転数を制
御するものにおいて、室外側熱交換器の入口と出口に温
度センサーを設けて、静穏運転時に室外側熱交換器の入
口温度及び入口と出口の温度差を所定の間隔で検出し、
入口温度が設定値より高く、温度差が設定値より小さい
時、室内側送風機の回転数を設定値以上に上げるように
制御する。
度センサーの入力に基づいて室内側送風機の回転数を制
御するものにおいて、室外側熱交換器の入口と出口に温
度センサーを設けて、静穏運転時に室外側熱交換器の入
口温度及び入口と出口の温度差を所定の間隔で検出し、
入口温度が設定値より高く、温度差が設定値より小さい
時、室内側送風機の回転数を設定値以上に上げるように
制御する。
【0005】
【作用】本発明によれば、空気調和機を“静音運転”で
運転する時、室外側熱交換器の入口温度及び入口温度と
出口温度の差を検出して冷媒の過冷却状態を検知する。
入口温度及び温度差の範囲を超えて冷媒が気体と液体の
混合状態であれば、室内側送風機の回転数を増すことに
より静音運転を維持するに可能な騒音レベルで運転す
る。一時的に送風機の騒音レベルを上げ、定常騒音であ
る風の音により不快音を打ち消すことができる。
運転する時、室外側熱交換器の入口温度及び入口温度と
出口温度の差を検出して冷媒の過冷却状態を検知する。
入口温度及び温度差の範囲を超えて冷媒が気体と液体の
混合状態であれば、室内側送風機の回転数を増すことに
より静音運転を維持するに可能な騒音レベルで運転す
る。一時的に送風機の騒音レベルを上げ、定常騒音であ
る風の音により不快音を打ち消すことができる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。本
実施例の制御装置は図2に示した従来例と同じであるの
で、全体構成についての説明は省略する。図1は空気調
和機の冷房運転時の制御の流れにおいて、静音運転を行
う際の本発明の詳細を示すフローチャートである。通常
空気調和機の制御装置は入力待機のON状態に保持され
ており、運転の開始にはリモコン入力によるか又は自動
スタートのセンサー入力による二つの方法があるが、い
ずれの場合も静音運転にはリモコン入力が必要である。
運転スイッチON(1)の状態で静音運転であることを
判断し(2)、室内側送風機7の回転数や温度等の設定
制御条件による静音運転を開始している。ここで室外機
の熱交換器の入口温度データを入力し、予め冷媒が室内
機の熱交換器内で突沸を起こさない過冷却であるための
一方の条件となる設定温度と比較し(3)、設定温度よ
り低ければ室内側送風機7の回転数を静音運転のための
設定値で運転を継続する(4)。熱交換器の入口温度が
高ければ、別に室外機の熱交換器の出口温度データを入
力して入口温度との温度差をとり、過冷却であるための
他方の条件となる設定温度差と比較し(5)、設定温度
差より大きければ室内側送風機7の回転数を静音運転の
ための設定値で運転を継続する(4)。
実施例の制御装置は図2に示した従来例と同じであるの
で、全体構成についての説明は省略する。図1は空気調
和機の冷房運転時の制御の流れにおいて、静音運転を行
う際の本発明の詳細を示すフローチャートである。通常
空気調和機の制御装置は入力待機のON状態に保持され
ており、運転の開始にはリモコン入力によるか又は自動
スタートのセンサー入力による二つの方法があるが、い
ずれの場合も静音運転にはリモコン入力が必要である。
運転スイッチON(1)の状態で静音運転であることを
判断し(2)、室内側送風機7の回転数や温度等の設定
制御条件による静音運転を開始している。ここで室外機
の熱交換器の入口温度データを入力し、予め冷媒が室内
機の熱交換器内で突沸を起こさない過冷却であるための
一方の条件となる設定温度と比較し(3)、設定温度よ
り低ければ室内側送風機7の回転数を静音運転のための
設定値で運転を継続する(4)。熱交換器の入口温度が
高ければ、別に室外機の熱交換器の出口温度データを入
力して入口温度との温度差をとり、過冷却であるための
他方の条件となる設定温度差と比較し(5)、設定温度
差より大きければ室内側送風機7の回転数を静音運転の
ための設定値で運転を継続する(4)。
【0007】室外側熱交換器の入口温度が高く、入口と
出口の温度差が小さい場合には冷媒の過冷却状態が不安
定となり、冷媒が気体と液体の混合状態で室内機に運ば
れ、室内側の熱交換器内で突沸して起こす不定期騒音の
レベルまで送風機の回転数を静音運転の設定値以上に上
げて運転する(6)。
出口の温度差が小さい場合には冷媒の過冷却状態が不安
定となり、冷媒が気体と液体の混合状態で室内機に運ば
れ、室内側の熱交換器内で突沸して起こす不定期騒音の
レベルまで送風機の回転数を静音運転の設定値以上に上
げて運転する(6)。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、空気調和機の室内機で
静音運転時に、冷媒が気体と液体の混合状態で室内側の
熱交換器内で突沸して発生する不快な不定期騒音は、送
風機の回転数を静音運転の設定値以上に上げて定常騒音
を増すことにより打ち消すことができ、かつ、送風機の
定常騒音は静音運転としての騒音レベルの範囲内で抑え
ることができる。
静音運転時に、冷媒が気体と液体の混合状態で室内側の
熱交換器内で突沸して発生する不快な不定期騒音は、送
風機の回転数を静音運転の設定値以上に上げて定常騒音
を増すことにより打ち消すことができ、かつ、送風機の
定常騒音は静音運転としての騒音レベルの範囲内で抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の過冷却状態の検知による送
風機の動作を示すフローチャートである。
風機の動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例のマイコン制御装置による主
要な入力と出力を示すブロック図である。
要な入力と出力を示すブロック図である。
【図3】空気調和機の室内機の冷媒音を特定条件で測定
した騒音レベルを示したもので(A)は過冷却状態の冷
媒騒音レベル、(B)は過冷却が充分でない状態の冷媒
騒音レベルである。
した騒音レベルを示したもので(A)は過冷却状態の冷
媒騒音レベル、(B)は過冷却が充分でない状態の冷媒
騒音レベルである。
1 運転スイッチON動作 2 静音運転確認 3 室外側熱交換器の入口温度と設定温度との比較 4 室内側送風機の静音運転設定回転数による運転 5 入口温度と出口温度の温度差の設定値との比較 6 室内側送風機の設定回転数を超える回転数による運
転 7 室内側送風機の駆動出力 8 圧縮機の駆動出力 9 室外側送風機の駆動出力 10 室内側のマイコン制御装置 11 室外側のマイコン制御装置
転 7 室内側送風機の駆動出力 8 圧縮機の駆動出力 9 室外側送風機の駆動出力 10 室内側のマイコン制御装置 11 室外側のマイコン制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 リモコンや温度センサーの入力に基づい
て室内側送風機の回転数を制御するものにおいて、室外
側熱交換器の入口と出口に温度センサーを設けて、静音
運転時に室外側熱交換器の入口温度及び入口と出口の温
度差を所定の間隔で検出し、入口温度が設定値より高
く、温度差が設定値より小さい時、室内側送風機の回転
数を設定値以上に上げるように制御することを特徴とす
る空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5169943A JPH0727408A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5169943A JPH0727408A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727408A true JPH0727408A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15895774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5169943A Pending JPH0727408A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727408A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1120746A2 (en) | 2000-01-27 | 2001-08-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Calibration system, target apparatus and calibration method |
JP2016180572A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-13 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
CN117366696A (zh) * | 2023-12-06 | 2024-01-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 冷凝水处理装置及其控制方法、空调制冷系统 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5169943A patent/JPH0727408A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1120746A2 (en) | 2000-01-27 | 2001-08-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Calibration system, target apparatus and calibration method |
US6542840B2 (en) | 2000-01-27 | 2003-04-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Calibration system, target apparatus and calibration method |
JP2016180572A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-13 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
CN117366696A (zh) * | 2023-12-06 | 2024-01-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 冷凝水处理装置及其控制方法、空调制冷系统 |
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