JP6578482B2 - 車両のガラス接続構造 - Google Patents
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Description
上記課題を解決する車両のガラス接続構造では、カウルルーバーの後端部とウインドシールドガラスの前端部とを、車両の幅方向に伸びるモールによって繋いでいる。このモールには、カウルルーバーにおける後端部の裏面側に係合されている係合部、及び、その係合部に繋がるとともにウインドシールドガラスの前端部の裏面側に貼り付けられている貼付部が設けられている。モールの内部には上記係合部及び上記貼付部に亘って延びるように板状の芯金が埋め込まれている。この芯金における上記係合部及び上記貼付部に亘って延びる部分のうち、上記貼付部に対応する部分以外の部分には、他の部分よりも破断しやすい脆弱部が設けられている。
図1に示すように、車両1のウインドシールドガラス2とエンジンフード3との間には、その間の部分を塞ぐための樹脂製のカウルルーバー4が設けられている。車両1において、ウインドシールドガラス2の表面(図1の上面)に付着した水は、ワイパー5の回動によって拭き払われる。また、ワイパー5の回動中心である軸部5aは、カウルルーバー4を貫通しており、同カウルルーバー4の裏面側(図2の下面側)に設けられたモーター6に接続されている。このモーター6の駆動を通じてワイパー5が軸部5aの中心線周りに回動する。
図3に示すように、モール7は、板状の芯金12を埋め込んだ弾性材料によって形成されている。モール7には、カウルルーバー4における後端部の裏面側(図3の下面側)に係合される係合部13が設けられている。カウルルーバー4における後端部の裏面側には、下方に突出して車両1の幅方向(図3の紙面と直交する方向)に延びる板状の突起14が形成されている。一方、係合部13には車両1の幅方向に延びる溝状の凹部15が形成されている。そして、凹部15内に上記突起14を挟み込むことにより、係合部13が突起14に対し下方から覆うように係合されている。
芯金12におけるモール7の係合部13及び貼付部16に亘って延びる部分のうち、貼付部16に対応する部分以外の部分には、他の部分よりも破断しやすい脆弱部21が設けられている。そして、脆弱部21には芯金12を厚さ方向に貫通する孔22が形成されている。この孔22を形成することによって脆弱部21が芯金12の他の部分よりも破断しやすくされている。また、上記孔22は、芯金12におけるモール7の係合部13に対応する部分におけるほぼ最下端の位置に形成されている。更に、上記孔22は、モール7の係合部13を上下に貫通する排水孔24の一部となっている。
車両1の前突時には、同車両1におけるカウルルーバー4及びウインドシールドガラス2の周りに対し、図5の矢印Y1で示すように前方から下方への衝撃が加わる。ここで、カウルルーバー4の後端部とウインドシールドガラス2の前端部とを接続するモール7には、同モール7の剛性を高めるために芯金12を埋め込むようにしてことから、上記衝撃が加わったときにモール7を破断させてカウルルーバー4の後端部とウインドシールドガラス2の前端部とを切り離すことができない可能性がある。この場合、モール7によって接続されたカウルルーバー4の後端部とウインドシールドガラス2の前端部とがモール7によって繋がったままとなるため、上記衝撃が加わったときのカウルルーバー4及びウインドシールドガラス2の変位の量を大きくとることが難しくなる。その結果、上記衝撃が加わったとき、カウルルーバー4及びウインドシールドガラス2が矢印Y2で示す程度しか変位しなくなる。
(1)歩行者に対する車両1の前突時、カウルルーバー4及びウインドシールドガラス2の周りに対し衝撃が加わると、モール7によって繋がれたカウルルーバー4の後端部とウインドシールドガラス2の前端部とが切り離される。このように、上記衝撃が加わったとき、カウルルーバー4の後端部とウインドシールドガラス2の前端部とを切り離すことにより、カウルルーバー4及びウインドシールドガラス2の変位の量を大きくとることができ、そうした変位によって十分な歩行者保護性能を確保することができる。
・芯金12の脆弱部21に、孔22を形成する代わりに、同脆弱部21を他の部分よりも薄肉に形成することによって破断しやすくするようにしてもよい。
・孔22は、必ずしも車両1の幅方向に長いスリット形状である必要はなく、円形状であったり車両1の前後方向に長いスリット形状であったりしてもよい。
・カウルルーバー4の後端部におけるモール7よりも前側に、同カウルルーバー4の肉厚が他の部分よりも薄い薄肉部を形成してもよい。この場合、歩行者に対する車両1の前突時にカウルルーバー4及びウインドシールドガラス2の周りに対し衝撃が加わったとき、仮にモール7を脆弱部21で破断させることができなくても、カウルルーバー4の上記薄肉部での破断が生じやすくなる。そして、カウルルーバー4の上記薄肉部の破断を通じて、上記衝撃が加わったときのカウルルーバー4及びウインドシールドガラス2の変位の量を大きくすることができる。
Claims (4)
- 車両の幅方向に伸びてカウルルーバーの後端部とウインドシールドガラスの前端部とを繋ぐモールを備えており、前記モールには、前記カウルルーバーにおける後端部の裏面側に係合されている係合部、及び、その係合部に繋がるとともに前記ウインドシールドガラスの前端部の裏面側に貼り付けられている貼付部が設けられている車両のガラス接続構造において、
前記モールの内部には前記係合部及び前記貼付部に亘って延びるように板状の芯金が埋め込まれており、
前記芯金における前記係合部及び前記貼付部に亘って延びる部分のうち、前記貼付部に対応する部分以外の部分には、他の部分よりも破断しやすい脆弱部が設けられており、
前記脆弱部には前記芯金を厚さ方向に貫通する孔が形成されており、前記孔は前記モールを上下に貫通する排水孔の一部となっている
ことを特徴とする車両のガラス接続構造。 - 前記係合部は、前記カウルルーバーにおける後端部の裏面側から下方に突出する突起に対し、下方から覆うように係合されているものであり、
前記孔は、前記芯金における前記係合部に対応する部分における最下端の位置に形成されている請求項1に記載の車両のガラス接続構造。 - 前記孔は、車両の幅方向に長いスリット形状を有している請求項1又は2に記載の車両のガラス接続構造。
- 前記脆弱部は、前記芯金における他の部分よりも薄肉に形成されている請求項1に記載の車両のガラス接続構造。
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