JP6577809B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、モータ制御装置に関する。
従来、電気角センサによる検出結果と、絶対角センサによる検出結果とに基づいて、回転体の角度の検出結果の精度の向上を図る技術が知られている。
特開2008−148412
モータ制御装置では、センサに異常が生じた場合にあっても、モータをより好適に制御できれば、有意義である。
実施形態のモータ制御装置は、例えば、回転体を回転させる第一のモータの電気角を検出する第一の電気角センサと、上記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第一のモータを制御する第一のモータ制御部と、上記回転体を回転させる第二のモータの電気角を検出する第二の電気角センサと、上記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第二のモータを制御する第二のモータ制御部と、上記回転体の絶対角を検出する絶対角センサと、上記第一の電気角センサによる検出結果、上記第二の電気角センサによる検出結果、および上記絶対角センサによる検出結果を比較することにより、上記第一の電気角センサによる検出結果または上記第二の電気角センサによる検出結果の異常を判断する判断部と、を備え、上記第一のモータ制御部は、上記判断部によって上記第一の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、上記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第一のモータを制御し、上記第二のモータ制御部は、上記判断部によって上記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、上記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第二のモータを制御し、上記判断部によって上記第一の電気角センサによる検出結果が異常でありかつ上記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、上記第一のモータ制御部は、上記絶対角センサによる検出結果に基づいて上記第一のモータを制御し、上記第二のモータ制御部は、上記絶対角センサによる検出結果に基づいて上記第二のモータを制御する。よって、上記モータ制御装置は、例えば、モータに対応する電気角センサに異常が生じたような場合にあっても、他の電気角センサによる検出結果に基づいてモータを制御できる。また、上記モータ制御装置は、例えば、二つのモータに対応する電気角センサに異常が生じたような場合にあっても、絶対角センサによる検出結果に基づいてモータを制御できる。
また、上記モータ制御装置は、例えば、回転体を回転させる第一のモータの電気角を検出する第一の電気角センサと、上記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第一のモータを制御する第一のモータ制御部と、上記回転体を回転させる第二のモータの電気角を検出する第二の電気角センサと、上記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第二のモータを制御する第二のモータ制御部と、上記回転体の絶対角を検出する絶対角センサと、上記第一の電気角センサによる検出結果、上記第二の電気角センサによる検出結果、および上記絶対角センサによる検出結果を比較することにより、上記第一の電気角センサによる検出結果または上記第二の電気角センサによる検出結果の異常を判断する判断部と、上記絶対角センサによる検出結果と上記第一の電気角センサによる検出結果との第一の相関関係、または上記絶対角センサによる検出結果と上記第二の電気角センサによる検出結果との第二の相関関係に基づいて、上記絶対角センサによる検出結果を補正する補正部と、を備え、上記第一のモータ制御部は、上記判断部によって上記第一の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、上記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第一のモータを制御し、上記第二のモータ制御部は、上記判断部によって上記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、上記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第二のモータを制御する。よって、上記モータ制御装置は、例えば、モータに対応する電気角センサに異常が生じたような場合にあっても、他の電気角センサによる検出結果に基づいてモータを制御できる。また、上記モータ制御装置は、例えば、絶対角センサによる検出結果と電気角センサによる検出結果とをより精度良く比較したり、絶対角センサによる検出結果に基づいてモータをより精度良く制御したりできる。
また、上記モータ制御装置は、例えば、回転体を回転させる第一のモータの電気角を検出する第一の電気角センサと、上記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第一のモータを制御する第一のモータ制御部と、上記回転体を回転させる第二のモータの電気角を検出する第二の電気角センサと、上記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第二のモータを制御する第二のモータ制御部と、上記回転体の絶対角を検出する絶対角センサと、上記第一の電気角センサによる検出結果、上記第二の電気角センサによる検出結果、および上記絶対角センサによる検出結果を比較することにより、上記第一の電気角センサによる検出結果または上記第二の電気角センサによる検出結果の異常を判断する判断部と、上記絶対角センサによる検出結果と上記第一の電気角センサによる検出結果との第一の相関関係、または上記絶対角センサによる検出結果と上記第二の電気角センサによる検出結果との第二の相関関係に基づいて、上記絶対角センサによる検出結果を補正する補正部と、を備え、上記第一のモータ制御部は、上記判断部によって上記第一の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、上記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第一のモータを制御し、上記第二のモータ制御部は、上記判断部によって上記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、上記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて上記第二のモータを制御し、上記判断部によって上記第一の電気角センサによる検出結果が異常でありかつ上記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、上記第一のモータ制御部は、上記絶対角センサによる検出結果に基づいて上記第一のモータを制御し、上記第二のモータ制御部は、上記絶対角センサによる検出結果に基づいて上記第二のモータを制御する。よって、上記モータ制御装置は、例えば、モータに対応する電気角センサに異常が生じたような場合にあっても、他の電気角センサによる検出結果に基づいてモータを制御できる。また、上記モータ制御装置は、例えば、二つのモータに対応する電気角センサに異常が生じたような場合にあっても、絶対角センサによる検出結果に基づいてモータを制御できる。さらに、上記モータ制御装置は、例えば、絶対角センサによる検出結果と電気角センサによる検出結果とをより精度良く比較したり、絶対角センサによる検出結果に基づいてモータをより精度良く制御したりできる。
また、上記モータ制御装置では、例えば、上記絶対角センサによる検出結果のアナログ値からアナログ−デジタル変換によりデジタル値を取得し、上記アナログ値が所定値より低い場合には、上記アナログ値を所定倍率で大きくした値からアナログ−デジタル変換によりデジタル値を取得するアナログ−デジタル変換部を備える。よって、上記モータ制御装置は、例えば、より少ないビット数でより精度良くアナログ−デジタル変換を実行することができる。
図1は、実施形態のモータ制御装置の例示的かつ模式的なブロック図である。 図2は、実施形態のモータ制御装置の補正部の精度向上のための演算処理を示す例示的かつ模式的なブロック図である。 図3は、実施形態のモータ制御装置の補正部で用いられる絶対角センサによる検出値と電気角センサによる検出値との相関関係を示す例示的なグラフである。 図4は、実施形態のモータ制御装置の判断部における判断の手順(ロジック)を示す例示的なフローチャートである。 図5は、実施形態の変形例のモータ制御装置の例示的かつ模式的なブロック図である。
以下、本発明の例示的な実施形態および変形例が開示される。以下に示される実施形態および変形例の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は一例である。本発明は、以下の実施形態および変形例に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果や派生的な効果のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
<全体構成>
モータ制御装置1は、二つのモータ40A,40Bを制御することにより、一つの回転体50を回転させる。回転体50は、対象物とも称されうる。二つのモータ40A,40Bは、一つのシャフト51を回転させ、ギヤボックス等の減速機52を介して回転体50を回転させる。モータ制御装置1は、互いにトルク差や回転速度差が生じないよう、二つのモータ40A,40Bを制御する。モータ40Aは、第一のモータの一例であり、モータ40Bは、第二のモータの一例である。
回転体50の回転は、回転中心の回りに1回転以上回転するような回転であってもよいし、回転中心の回りの特定の角度範囲内における回転(揺動)であってもよい。回転体50は、例えば、車両等の移動体の、姿勢制御機構や、姿勢変更機構、操舵機構等の可動部であってもよい。
回転体50の回転角度は、絶対角センサ62によって検出される。絶対角センサ62は、回転体50の絶対角を検出する。絶対角センサ62の検出結果は、第一の制御部10Aに送られる。
モータ40A,40Bは、DCブラシレスモータ等の、永久磁石同期モータであり、例えば、IPM(interior permanent magnet)同期モータや、SPM(surface permanent magnet)同期モータである。また、モータ40A,40Bは、例えば、突極型の同期モータである。
モータ40Aの回転角度は、電気角センサ61Aによって検出される。モータ40Bの回転角度は、電気角センサ61Bによって検出される。電気角センサ61A,61Bは、モータ40A,40Bの電気角を検出する。電気角センサ61Aの検出結果は、第一の制御部10Aに送られ、電気角センサ61Bの検出結果は、第二の制御部10Bに送られる。電気角センサ61Aは、第一の電気角センサの一例であり、電気角センサ61Bは、第二の電気角センサの一例である。
第一の制御部10A中の第一のモータ制御部11Aは、インバータ等を含む第一の駆動回路30Aを制御することにより、モータ40Aを制御する。第二の制御部10B中の第二のモータ制御部11Bは、インバータ等を含む第二の駆動回路30Bを制御することにより、モータ40Bを制御する。
第一のモータ制御部11Aは、例えば、電流指令値出力部や、電流電圧変換部、相変換部、PWM処理部、角速度出力部等を含む。電流指令値出力部は、受け取ったトルク指令値および現在の角速度(検出値または推定値)に対応する電流指令値を出力する。この場合の電流指令値は、d軸およびq軸の二相の電流指令値I,Iである。電流電圧変換部は、電流指令値I,Iに対応するd軸およびq軸の二相の電圧指令値V,Vを出力する。相変換部は、二相の電圧指令値V,Vに対応するU相、V相、およびW相の三相の電圧指令値V,V,Vを出力する。PWM処理部は、包絡線中心シフト変調等により、PWMにより第一の駆動回路30Aのスイッチング素子を駆動するための信号S,S,Sを出力する。角速度出力部は、電気角センサ61A,61Bや絶対角センサ62による検出結果に対応する角速度の検出値を出力する。第一のモータ制御部11Aは、電気角センサ61A,61Bや絶対角センサ62による検出結果を利用して第一の駆動回路30A、ひいてはモータ40Aを制御するものであればよく、ここに開示した例には限定されない。第二のモータ制御部11Bも、第一のモータ制御部11Aと同様の構成を有している。
第一の統合制御部20Aおよび第二の統合制御部20Bは、回転体50の回転の制御系のうち図1に示される範囲では最上位の制御部であり、第一の制御部10Aおよび第二の制御部10Bの動作を監視し、制御することができる。例えば、第一の統合制御部20Aは、第一の制御部10Aおよび第二の制御部10Bのうち一方に異常が生じたような場合にあっては、当該一方の動作を停止し、他方を動作させることができる。また、第二の統合制御部20Bも、第一の制御部10Aおよび第二の制御部10Bのうち一方に異常が生じたような場合にあっては、当該一方の動作を停止し、他方を動作させることができる。
図1から明らかとなるように、本実施形態では、回転体50を駆動する二重系(冗長系)を備えている。すなわち、モータ40Aならびに当該モータ40Aの制御系としての第一の制御部10Aおよび第一の駆動回路30Aを含む第一の系と、モータ40Bならびに当該モータ40Bの制御系としての第二の制御部10Bおよび第二の駆動回路30Bを含む第二の系とが、並列に設けられている。すなわち、本実施形態では、回転体50の回転に対して、フェイルセーフ性や、損傷許容性が与えられている。また、第一の制御部10Aと第二の制御部10Bとの間では、例えば、コントローラ間高速通信や、CAN(controller area network)等によって、検出結果や、演算処理結果等の各種データが授受されている。各種データは、相互チェックに用いられうる。また、第一の統合制御部20Aと第二の統合制御部20Bとの間でも、例えばCANによって、検出結果や、演算処理結果等の各種データが授受されている。ここでも、各種データは、相互チェックに用いられうる。
第一の制御部10Aは、第一のモータ制御部11Aの他、判断部12Aや、補正部13、相関関係取得部14A、記憶部15A等を有する。これらのうち、第一のモータ制御部11Aや、判断部12A、補正部13、相関関係取得部14A等は、例えば、CPU(central processing unit)や、コントローラ、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)、PLD(programmable logic device)等によって構成されうる。また、第二のモータ制御部11Bも、例えば、CPUや、コントローラ、ASIC、FPGA、PLD等によって構成されうる。
記憶部15Aには、主記憶部や、補助記憶部が含まれうる。記憶部15Aには、例えば、RAM(random access memory)や、ROM(read only memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等の記憶部品や記憶装置が含まれうる。第一の制御部10Aにおける演算処理がプログラムに基づいて実行される場合、当該プログラムは、ROMや、HDD、SSD、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部品や記憶装置(不図示)に記憶される。この場合のプログラムには、第一の制御部10A内の各部(記憶部15Aを除く)に対応するモジュールが含まれる。
また、第一の制御部10Aや、第二の制御部10B、第一の統合制御部20A、第二の統合制御部20B等は、例えば、ECU(electronic control unit)等として構成されうる。第一の制御部10Aや、第二の制御部10B、第一の統合制御部20A、第二の統合制御部20B等は、それぞれ独立したECUであってもよいし、これらの一部または全部が、一つまたは複数のECUに統合されてもよい。
<検出結果の異常判断>
第一の制御部10Aにおいて、判断部12Aは、第一の電気角センサ61Aによる検出結果、第二の電気角センサ61Bによる検出結果、および絶対角センサ62による検出結果を取得し、これらの検出結果が正常であるか異常であるかを判断する。本実施形態では、第一の制御部10Aは、第一の電気角センサ61Aによる検出結果を第一の電気角センサ61Aから取得し、絶対角センサ62による検出結果を絶対角センサ62から取得し、第二の電気角センサ61Bによる検出結果を第二の制御部10Bから取得する。ただし、これは一例であって、第二の電気角センサ61Bの検出結果による検出結果を第二の電気角センサ61Bから取得してもよい。
判断部12Aは、例えば、三つの検出結果が、所定の大きさの範囲内にある場合、すなわち、三つの検出結果の相互間の三つの差分値が、所定の閾値以内である場合、三つの検出結果とも正常であると判断することができる。
また、判断部12Aは、三つの検出結果のうち、二つの検出結果が所定の大きさの範囲内にあり、一つの検出結果が所定の大きさの範囲から外れている場合、すなわち、二つの検出結果の差分値が所定の閾値以内であり、一つの検出結果と他の二つの検出結果との差分値がいずれも所定の閾値を超えている場合、二つの検出結果が正常であると判断し、一つの検出結果が異常であると判断することができる。
また、判断部12Aは、第一の電気角センサ61Aによる検出結果と第二の電気角センサ61Bによる検出結果とを比較し、これらの差分値が所定の閾値を超えている場合、それらのうち絶対角センサ62による検出結果との差分値が所定の閾値以内である方が正常であると判断し、絶対角センサ62による検出結果との差分値が所定の閾値を超えている方が異常であると判断することができる。
また、判断部12Aは、検出結果の参照値を取得できる状況にあっては、検出結果と参照値との差分値が所定の閾値以内である場合には、当該検出結果を正常であると判断し、検出結果と参照値との差分値が所定の閾値を超えている場合には、当該検出結果を異常であると判断することができる。
なお、判断部12Aでの判断において用いられる所定の閾値は、複数の判断について異なってもよいし、同じでもよい。判断部12Aによる判断ロジックは、上記のものには限定されない。
<アナログ−デジタル変換における精度向上>
判断部12Aによる比較、および第一のモータ制御部11Aまたは第二のモータ制御部11Bによるモータ40A,40Bの制御においては、絶対角センサ62による検出結果(デジタル値)はより精度が高いのが好ましい。しかしながら、小さい値から大きい値までデジタル値の精度を確保するため、例えば、アナログ−デジタル変換におけるデジタル値のビット数(桁数)を増やすと、例えば、より高価な構成が必要となったり、演算処理の速度が遅くなったりといった、不都合が生じやすい。そこで、本実施形態では、補正部13は、アナログ値の大きさが所定値より小さい場合にあっては、取得したアナログ値を所定倍率で大きくした値に対して、アナログ−デジタル変換を実行する。具体的には、図2に例示されるように、補正部13は、二つのデジタル値θd1s,θd2sを算出する。デジタル値θd1sは、検出結果のアナログ値θをアナログ−デジタル変換して得られたデジタル値θd1を、2のk乗倍して、すなわち値が0(ゼロ)のk個の下位ビットを付加して得られる。デジタル値θd2sは、検出結果のアナログ値θを2のk乗倍した後にアナログ−デジタル変換したデジタル値θd2に、値が0(ゼロ)のk個の上位ビットを付加して得られる。アナログ−デジタル変換処理におけるデジタル値θd1,θd2のビット数は、nであり、補正部13で出力され後段の演算で用いられるデジタル値θd1s,θd2sのビット数は、n+kである。図2には、k=2、n=12の場合が例示されている。補正部13は、アナログ値θが閾値θth1よりも大きい状態では、出力値θdfをデジタル値θd1sとし、アナログ値θが閾値θth2よりも小さい状態では、出力値θdfをデジタル値θd2sとする。また、補正部13は、アナログ値θが、閾値θth2以上であり、かつ閾値θth1以下である場合には、次の式(1)により、出力値θdfを算出する。
θdf=b・θd1s+(1−b)θd2s
b=(θd1s−θth2)/(θth1−θth2
・・・(1)
ここに、bは、加重平均の重み付け係数である。本実施形態によれば、補正部13は、より少ないビット数でより精度良くアナログ−デジタル変換を実行することができる。閾値θth1は、所定値の一例である。2kは、所定倍率の一例である。補正部13は、アナログ−デジタル変換部の一例である。
<絶対角センサによる検出結果の補正>
絶対角センサ62による検出結果と、電気角センサ61A,61Bによる検出結果との誤差は、判断部12Aにおける誤判断の一因となりうる。また、絶対角センサ62による検出結果と、電気角センサ61A,61Bによる検出結果との誤差は、第一のモータ制御部11Aや第二のモータ制御部11Bが絶対角センサ62による検出結果を用いてモータ40A,40Bを制御する際に、制御精度の低下の一因となりうる。そこで、補正部13は、絶対角センサ62による検出結果と電気角センサ61A,61Bによる検出結果との相関関係に基づいて、絶対角センサ62による検出結果を、電気角センサ61A,61Bによる検出結果のスケールに適合するように、補正する。
本実施形態では、絶対角センサ62による検出結果と、電気角センサ61A,61Bによる検出結果との相関関係は、データのマップ(テーブル)によって定義される。マップには、複数の絶対角の参照値θ(i)と、複数の電気角の参照値θ(i)とが含まれる。ここに、iは、マップにおけるデータの順番あるいは補正演算の区分を示すパラメータであって、iが大きいほど角度が大きい。補正部13は、絶対角の検出値θ(s)に対応した補正値θ(s)を、以下の式(2)によって算出する(図3参照)。
θ(s)=θ(i)+K(i)・(θ(s)−θ(i))
K(i)=(θ(i+1)−θ(i))/(θ(i+1)−θ(i))
・・・(2)
ここに、K(i)は、補正演算における係数(傾き)である。式(2)では、絶対角の参照値θ(i)には電気角の参照値θ(i)が対応し、絶対角の参照値θ(i+1)には、電気角の参照値θ(i+1)が対応している。なお、比較や制御には、絶対角センサ62のギヤ比や、モータ極数、取り付け位置のオフセット等を反映した絶対角の補正値θ(s)が、用いられる。
記憶部15Aに含まれる書き換え可能な不揮発性の記憶装置には、所定の角度範囲内での複数の絶対角の参照値θ(i)と、それぞれの絶対角の参照値θ(i)に対応する電気角の参照値θ(i)とが、それらの対応付けがわかるように、保存されている。絶対角の参照値θ(i)は、記憶部15Aに、例えば、所定の角度間隔で記憶されている。角度間隔は、所定の角度範囲内で一定であってもよいし、角度によって異なってもよい。また、角度間隔には、ばらつきがあってもよい。
まず、補正部13は、記憶部15Aから、絶対角の検出値θ(s)に対応した絶対角の参照値、すなわち、以下の式(3)
θ(i)≦θ(s)≦θ(i+1) ・・・(3)
を満たす絶対角の参照値θ(i),θ(i+1)、およびこれらに対応する電気角の参照値θ(i),θ(i+1)を取得する。次に、補正部13は、式(2)によって、絶対角の検出値θ(s)に対応する絶対角の補正値θ(s)を算出する。
絶対角センサ62による検出結果と電気角センサ61Aによる検出結果との第一の相関関係と、絶対角センサ62による検出結果と電気角センサ61Bによる検出結果との第二の相関関係とは、別個に設定されうる。補正部13は、第一の相関関係に基づいて取得した絶対角の検出値θ(s)に対応した絶対角の補正値θeA(s)と、第二の相関関係に基づいて取得した絶対角の検出値θ(s)に対応した絶対角の補正値θeB(s)との平均値、すなわち、以下の式(4)
θ(s)=(θeA(s)+θeB(s))/2 ・・・(4)
によって、絶対角の補正値θ(s)を算出してもよい。
相関関係取得部14Aは、補正部13の補正で用いられる絶対角センサ62による検出結果と電気角センサ61A,61Bによる検出結果との相関関係を取得し、記憶部15Aに記憶する。具体的に、相関関係取得部14Aは、モータ40A,40Bが所定の回転角となるよう、第一のモータ制御部11Aや第二のモータ制御部11Bに指令値を出力する。この場合の角度間隔は、一定であってもよいし、角度によって異なってもよい。相関関係取得部14Aは、モータ40A,40Bが指令値に応じた角度となった状態で、絶対角センサ62による検出結果および電気角センサ61A,61Bによる検出結果を取得する。相関関係取得部14Aは、絶対角センサ62による検出結果を、絶対角の参照値θ(i)として記憶部15Aに記憶するとともに、電気角センサ61A,61Bによる検出結果を、電気角の参照値θ(i)として記憶部15Aに記憶する。対応付けがわかるように記憶された参照値θ(i),θ(i)は、相関関係を示すデータの一例である。
相関関係取得部14Aは、絶対角センサ62による検出結果(絶対角の参照値θ(i))と電気角センサ61Aによる検出結果(電気角の参照値θeA(i))との第一の相関関係と、絶対角センサ62による検出結果(絶対角の参照値θ(i))と電気角センサ61Bによる検出結果(電気角の参照値θeB(i))との第二の相関関係とを、別個に記憶してもよい。この場合、補正部13は、例えば、上記式(4)によって、絶対角の補正値θ(s)を算出する。
相関関係取得部14Aは、絶対角センサ62による検出結果(絶対角の参照値θ(i))に対応した、電気角センサ61Aによる検出結果(電気角の参照値θeA(i))および電気角センサ61Bによる検出結果(電気角の参照値θeB(i))に基づいて、次の式(5)
θ(i)=(θeA(i)+θeB(i))/2 ・・・(5)
で算出される電気角の参照値θ(i)を、記憶部15Aに記憶してもよい。この場合、対応付けがわかるように記憶された参照値θ(i),θ(i)は、第一の相関関係および第二の相関関係の双方に基づく統合された相関関係(第三の相関関係)を示すデータの一例である。
相関関係取得部14Aは、随時、相関関係を示すデータを取得し、記憶部15Aに記憶された相関関係を示すデータを更新してもよい。なお、相関関係は、マップ(テーブル)によらず、関数等であってもよい。また、相関関係を示すデータや関数は、プログラム中に記述されてもよい。
<判断結果に基づく制御形態の切り替え>
図4には、判断部12Aによる判断結果に基づく制御形態の切り替えの手順(場合分け、ロジック)が例示されている。まず、判断部12Aは、絶対角センサ62による検出結果、電気角センサ61Aによる検出結果、および電気角センサ61Bによる検出結果を比較する(S1)。なお、以下では、便宜上、検出結果の異常を、センサの異常と表記している。実際にセンサに異常が生じているか否かは、S1の判断のみではわからない場合がある。
[1]S1で、電気角センサ61Aおよび電気角センサ61Bの双方が正常であると判断された場合(S2でYes)、通常制御が実行される(S3)。
[2]S1で、電気角センサ61Aおよび電気角センサ61Bのうち一方が正常で、他方が異常であると判断された場合(S2でNoかつS4でYes)、一方の正常な電気角センサの検出結果に基づいて、モータ40A,40Bの制御が実行される(S5)。
[3]S1で、電気角センサ61Aおよび電気角センサ61Bの双方が異常で、絶対角センサ62が正常であると判断された場合(S2でNo、S4でNo、かつS6でYes)、絶対角センサ62による検出結果に基づいて、モータ40A,40Bの制御が実行される(S7)。
[4]S1で、電気角センサ61A,61Bおよび絶対角センサ62が全て異常であると判断された場合(S2でNo、S4でNo、かつS6でNo)、判断部12Aは、表示出力部や音声出力部等(不図示)によって異常が報知されるよう、表示制御部や音声出力制御部(不図示)を制御する。また、判断部12Aは、センサによる検出結果が全て異常であることを示す信号またはデータを第一の統合制御部20Aに送信してもよい。この場合、第一の統合制御部20Aは、第一の制御部10Aによるモータ40Aの制御、および第二の制御部10Bによるモータ40Bの制御を、停止させることができる(S8)。なお、図4のフローにおける各ステップの順序は、適宜入れ替え可能である。
<変形例>
図5には、変形例にかかるモータ制御装置1anが例示されている。上記実施形態では、図1に示されるように、判断部12A、補正部13、相関関係取得部14A、および記憶部15Aが、第一の制御部10Aのみに含まれている。これに対し、本変形例では、判断部12A,12B、補正部13A,13B、相関関係取得部14A,14B、および記憶部15A,15Bは、第一の制御部10Aおよび第二の制御部10Bのそれぞれに含まれている。このような構成においても、上記実施形態と同様の演算処理や制御を実行でき、同様の演算処理や制御による同様の作用や効果が得られる。判断部12A,12Bは、上記実施形態の判断部12Aと同様の演算処理を行うことができる。補正部13A,13Bは、上記実施形態の補正部13と同様の演算処理を行うことができる。相関関係取得部14Bは、上記実施形態の相関関係取得部14Aと同様の演算処理を行うことができる。記憶部15A,15Bは、上記実施形態の記憶部15Aと同様のデータを記憶することができる。判断部12Aおよび判断部12Bのうちどちらが判断を行うか、すなわち、二つの判断部12A,12Bのうち、一方が判断を行うか、双方が判断を行うかは、第一の統合制御部20Aまたは第二の統合制御部20Bが決定することができる。制御形態は、双方の判断結果に基づいて決定されうるし、通常は一方の判断結果に基づいて制御が行われ、一方の判断で異常があることがわかった場合に他方の判断結果が参照されてもよい。
以上、説明したように、実施形態のモータ制御装置1,1anでは、第一のモータ制御部11Aは、判断部12A,12Bによって電気角センサ61A(第一の電気角センサ)による検出結果が異常であると判断された場合には、電気角センサ61B(第二の電気角センサ)による検出結果に基づいてモータ40A(第一のモータ)を制御する。第二のモータ制御部11Bは、判断部12A,12Bによって電気角センサ61B(第二の電気角センサ)による検出結果が異常であると判断された場合には、電気角センサ61Aによる検出結果に基づいてモータ40B(第二のモータ)を制御する。よって、モータ制御装置1,1anは、例えば、モータ40A,40Bに対応する電気角センサ61A,61Bに異常が生じたような場合にあっても、他の電気角センサ61B,61Aによる検出結果に基づいてモータ40A,40Bを制御できる。
また、実施形態のモータ制御装置1,1anでは、判断部12A,12Bにおいて、電気角センサ61A,61Bの検出結果が異常であると判断された場合には、第一のモータ制御部11Aは、絶対角センサ62による検出結果に基づいてモータ40Aを制御する。第二のモータ制御部11Bは、絶対角センサ62による検出結果に基づいてモータ40Bを制御する。よって、モータ制御装置1,1anは、例えば、二つのモータ40A,40Bに対応する電気角センサ61A,61Bに異常が生じたような場合にあっても、絶対角センサ62による検出結果に基づいてモータ40A,40Bを制御できる。
また、実施形態のモータ制御装置1,1anでは、補正部13,13A,13Bは、絶対角センサ62による検出結果と電気角センサ61Aによる検出結果との第一の相関関係、または絶対角センサ62による検出結果と電気角センサ61Bによる検出結果との第二の相関関係に基づいて、絶対角センサ62による検出結果を補正する。よって、モータ制御装置1は、例えば、絶対角センサ62による検出結果と電気角センサ61A,61Bによる検出結果とをより精度良く比較したり、絶対角センサ62による検出結果に基づいてモータ40A,40Bをより精度良く制御したりできる。
また、実施形態のモータ制御装置1,1anでは、補正部13,13A,13B(アナログ−デジタル変換部)は、絶対角センサ62による検出結果のアナログ値からアナログ−デジタル変換によりデジタル値を取得し、アナログ値が所定値より低い場合には、アナログ値を所定倍率で大きくした値からアナログ−デジタル変換によりデジタル値を取得する。よって、モータ制御装置1,1anは、例えば、より少ないビット数でより精度良くアナログ−デジタル変換を実行することができる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペックは、適宜に変更して実施することができる。
1,1an…モータ制御装置、11A…第一のモータ制御部、11B…第二のモータ制御部、12A,12B…判断部、13,13A,13B…補正部(アナログ−デジタル変換部)、40A…(第一の)モータ、40B…(第二の)モータ、50…回転体、61A…(第一の)電気角センサ、61B…(第二の)電気角センサ、62…絶対角センサ。

Claims (4)

  1. 回転体を回転させる第一のモータの電気角を検出する第一の電気角センサと、
    前記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第一のモータを制御する第一のモータ制御部と、
    前記回転体を回転させる第二のモータの電気角を検出する第二の電気角センサと、
    前記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第二のモータを制御する第二のモータ制御部と、
    前記回転体の絶対角を検出する絶対角センサと、
    前記第一の電気角センサによる検出結果、前記第二の電気角センサによる検出結果、および前記絶対角センサによる検出結果を比較することにより、前記第一の電気角センサによる検出結果または前記第二の電気角センサによる検出結果の異常を判断する判断部と、
    を備え、
    前記第一のモータ制御部は、前記判断部によって前記第一の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、前記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第一のモータを制御し、
    前記第二のモータ制御部は、前記判断部によって前記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、前記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第二のモータを制御し、
    前記判断部によって前記第一の電気角センサによる検出結果が異常でありかつ前記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、前記第一のモータ制御部は、前記絶対角センサによる検出結果に基づいて前記第一のモータを制御し、前記第二のモータ制御部は、前記絶対角センサによる検出結果に基づいて前記第二のモータを制御する、モータ制御装置。
  2. 回転体を回転させる第一のモータの電気角を検出する第一の電気角センサと、
    前記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第一のモータを制御する第一のモータ制御部と、
    前記回転体を回転させる第二のモータの電気角を検出する第二の電気角センサと、
    前記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第二のモータを制御する第二のモータ制御部と、
    前記回転体の絶対角を検出する絶対角センサと、
    前記第一の電気角センサによる検出結果、前記第二の電気角センサによる検出結果、および前記絶対角センサによる検出結果を比較することにより、前記第一の電気角センサによる検出結果または前記第二の電気角センサによる検出結果の異常を判断する判断部と、
    前記絶対角センサによる検出結果と前記第一の電気角センサによる検出結果との第一の相関関係、または前記絶対角センサによる検出結果と前記第二の電気角センサによる検出結果との第二の相関関係に基づいて、前記絶対角センサによる検出結果を補正する補正部と、
    を備え
    前記第一のモータ制御部は、前記判断部によって前記第一の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、前記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第一のモータを制御し、
    前記第二のモータ制御部は、前記判断部によって前記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、前記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第二のモータを制御する、モータ制御装置。
  3. 回転体を回転させる第一のモータの電気角を検出する第一の電気角センサと、
    前記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第一のモータを制御する第一のモータ制御部と、
    前記回転体を回転させる第二のモータの電気角を検出する第二の電気角センサと、
    前記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第二のモータを制御する第二のモータ制御部と、
    前記回転体の絶対角を検出する絶対角センサと、
    前記第一の電気角センサによる検出結果、前記第二の電気角センサによる検出結果、および前記絶対角センサによる検出結果を比較することにより、前記第一の電気角センサによる検出結果または前記第二の電気角センサによる検出結果の異常を判断する判断部と、
    前記絶対角センサによる検出結果と前記第一の電気角センサによる検出結果との第一の相関関係、または前記絶対角センサによる検出結果と前記第二の電気角センサによる検出結果との第二の相関関係に基づいて、前記絶対角センサによる検出結果を補正する補正部と、
    を備え、
    前記第一のモータ制御部は、前記判断部によって前記第一の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、前記第二の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第一のモータを制御し、
    前記第二のモータ制御部は、前記判断部によって前記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、前記第一の電気角センサによる検出結果に基づいて前記第二のモータを制御し、
    前記判断部によって前記第一の電気角センサによる検出結果が異常でありかつ前記第二の電気角センサによる検出結果が異常であると判断された場合には、前記第一のモータ制御部は、前記絶対角センサによる検出結果に基づいて前記第一のモータを制御し、前記第二のモータ制御部は、前記絶対角センサによる検出結果に基づいて前記第二のモータを制御する、モータ制御装置。
  4. 前記絶対角センサによる検出結果のアナログ値からアナログ−デジタル変換によりデジタル値を取得し、前記アナログ値が所定値より低い場合には、前記アナログ値を所定倍率で大きくした値からアナログ−デジタル変換によりデジタル値を取得するアナログ−デジタル変換部を備えた、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のモータ制御装置。
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