JP6577670B2 - 回路保護素子 - Google Patents

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Description

本発明は、回路保護素子に係り、特に、一つの積層体内に少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタが設けられて少なくとも2以上の周波数帯域のノイズを抑えることのできる回路保護素子に関する。
近年、携帯用電子機器、例えば、スマートフォンなどの多機能化が進むことに伴い、様々な周波数帯域が用いられている。即ち、一つのスマートフォン内において無線LAN(wireless LAN)、ブルートゥース(bluetooth)(登録商標)、GPSなど他の周波数帯域を利用する複数の機能を採用するようになった。また、電子機器の高集積化が進むことに伴い、限られた空間における内部回路密度が高くなり、これにより、内部回路の間にノイズ干渉が必然的に発生することになる。例えば、750MHzのノイズはスマートフォンの通話品質を低下させ、1.5GHzのノイズはGPSの品質を低下させる。
このように携帯用電子機器の様々な周波数のノイズを抑えるとともに、内部回路間のノイズを抑えるために複数の回路保護素子が利用されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、それぞれ異なる周波数帯域のノイズを除去するコンデンサ、チップビード、共通モードフィルタなどが利用されている。ここで、共通モードフィルタは、二つのチョークコイルが一体となった構造を有し、差動モードの信号電流を通過させ、共通モードのノイズ電流のみを除去することができる。即ち、共通モードフィルタは、交流電流である差動モードの信号電流と共通モードのノイズ電流を分類及び除去することができる。
ところが、スマートフォンの通話品質を低下させるノイズとGPSの品質を低下させるノイズを両方とも抑えた方が好ましいが、従来の共通モードノイズフィルタは、いずれか一つの周波数のノイズのみを除去し、他のノイズは除去することができない。このため、いずれか一つの機能はノイズによって品質の低下を生じざるをえない。
大韓民国特許登録第10−0876206号公告
本発明は、一つの積層体内に少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタが設けられた回路保護素子を提供する。
本発明は、少なくとも2以上の周波数のノイズを抑えることのできる回路保護素子を提供する。
本発明の一態様に係る回路保護素子は、複数枚のシートが積み重ねられた積層体と、前記積層体内に所定の間隔だけ離間して設けられ、それぞれ複数のコイルパターンを備える2以上のノイズフィルタと、前記積層体の外部に設けられて前記2以上のノイズフィルタと接続された外部電極と、前記外部電極から離間し、2以上のコイルパターンを接続する接続電極と、を備える。
前記2以上のノイズフィルタは、前記シートの積み重ね方向に所定の間隔だけ離間して設けられる。
前記接続電極は、前記積層体の外部に設けられるか、又は前記積層体の内部に前記複数枚のシートを貫通して形成される。
前記2以上のノイズフィルタは、前記接続電極を共有して直列に接続されるか、又は前記接続電極をそれぞれ別々に備えて並設される。
前記外部電極は、前記回路の一端子及び他端子とそれぞれ接続され、前記接続電極は前記回路からフローティングされる。
前記ノイズフィルタは、複数枚の前記シートの上にそれぞれ形成された複数のコイルパターンと、選ばれたシートに形成され、少なくとも二つのコイルパターンを接続する複数の垂直接続配線と、前記複数のコイルパターンのそれぞれから外部に引き出されて形成されて前記外部電極及び前記接続電極と選択的に接続される複数の引出電極と、を備える。
第1のノイズフィルタは、前記シートの積み重ね方向に第1乃至第4のコイルパターンを備え、前記第1及び第2のコイルパターンが前記第3又は第4のコイルパターンのいずれか一方とそれぞれ接続されて第1及び第2のインダクタをそれぞれなし、第2のノイズフィルタは、前記第1のノイズフィルタから離間し、前記シートの積み重ね方向に第5乃至第8のコイルパターンを備え、前記第5及び第6のコイルパターンが前記第7又は第8のコイルパターンのいずれか一方とそれぞれ接続されて第3及び第4のインダクタをそれぞれなす。
前記第1乃至第4のコイルパターンのうちから選ばれた二つのコイルパターンが、前記第5乃至第8のコイルパターンのうちから選ばれた二つのコイルパターンと一方及び他方の接続電極を介してそれぞれ接続される。
前記2以上のノイズフィルタ間の間隔に応じて、前記接続電極の寄生インダクタンス及び挿入損失周波数が調節される。
前記ノイズフィルタ間の間隔に応じて、前記挿入損失周波数は、0.4GHz〜5GHzに調節される。
前記2以上のノイズフィルタは、前記コイルパターンの回転数が異なる。
前記回路保護素子は、前記2以上のノイズフィルタの少なくとも一つのコイルパターンの中心に形成された磁芯を更に備える。
前記回路保護素子は、前記2以上のノイズフィルタの下側又は上側に設けられて静電気放電(ESD)を防護する静電気放電(ESD)保護素子を更に備える。
前記静電気放電(ESD)保護素子は、静電気放電(ESD)保護物質が埋め込まれた複数の孔と、前記孔から外側に向かって引き出されて前記外部電極と接続される第2の引出電極と、を備える。
前記静電気放電(ESD)保護素子は、前記第2の引出電極と直交する方向に形成された第3の引出電極を更に備える。
前記第3の引出電極は、前記外部電極及び前記接続電極から離間し、接地端子と接続される第2の外部電極を更に備える。
本発明の実施形態に係る回路保護素子は、積層体の内部の少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタを積層体の外部の外部電極及び接続電極を用いて直列に接続することができる。また、共通モードノイズフィルタ間の間隔に応じて、接続電極の寄生インダクタンスが変化し、これにより、挿入損失周波数を調節することができる。
また、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタを直列に接続することにより、所望の周波数帯域において深い挿入損失特性を実現することができ、広い帯域幅を実現することができる。したがって、様々な周波数のノイズを除去することができるので、ノイズの除去特性を向上させることができる。
一方、2以上の共通モードノイズフィルタは、コイルパターンが異なる回転数を有するようにそれぞれ形成可能であり、これにより、2以上のインピーダンス特性を有することができる。
本発明の一実施形態に係る回路保護素子の組み立て状態の斜視図である。 図1のA−A’線に沿って切り取った状態の断面図である。 本発明の一実施形態に係る回路保護素子の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る回路保護素子の等価回路図である。 従来及び本発明の特性を比較したグラフである。 寄生インダクタンスに応じた周波数特性を示すグラフである。 寄生インダクタンスに応じた周波数特性を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る回路保護素子の組み立て状態の斜視図である。 図8のA−A’線に沿って切り取った状態の断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る回路保護素子の組み立て状態の斜視図である。 図10のA−A’線に沿って切り取った状態の断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る回路保護素子の分解斜視図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態を詳述する。しかしながら、本発明は、後述する実施形態に何ら限定されるものではなく、異なる種々の形態で実現される。単に、これらの実施形態は、本発明の開示を完全たるものにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものである。複数の層及び各領域を明確に表現するために厚さを拡大して示し、図中、同じ符号は同じ構成要素を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る回路保護素子の組み立て状態の斜視図であり、図2は、図1のA−A’線に沿って切り取った状態の断面図であり、図3は、同分解斜視図である。なお、図4は、本発明の一実施形態に係る回路保護素子の等価回路図である。
図1から図3を参照すると、本発明の一実施形態に係る回路保護素子は、複数枚の絶縁シート100が積み重ねられた積層体1000からなり、積層体1000内に複数のコイルパターン200をそれぞれ備える少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000(2100、2200)が設けられる。ここで、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000は、シート100の積み重ね方向に所定の間隔だけ離間して設けられる。また、前記回路保護素子は、積層体1000の相対向する二つの側面に形成されて少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000と接続される外部電極3000(3100、3200)と、積層体1000の少なくとも一つの側面に形成されて少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000を接続する接続電極4000(4100、4200)を更に備えていてもよい。即ち、本発明の一実施形態に係る回路保護素子は、それぞれ複数のコイルパターン200を備える少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が接続電極4000によって図4に示すように直列に接続される。
積層体1000は、複数枚の絶縁シート100(110〜191)が積み重ねられて形成され、積層体1000の内部に少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が設けられる。少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000は、例えば、シート110〜191の積み重ね方向、即ち、垂直方向に所定の間隔だけ離間して設けられる。一方、積層体1000は、共通モードノイズフィルタ2000の上部及び下部にそれぞれ設けられた上部カバー層(図示せず)及び下部カバー層(図示せず)を更に備えていてもよい。上部及び下部カバー層は、磁性体シートが複数枚積み重ねられてそれぞれ設けられてもよい。なお、上部及び下部カバー層は、同じ厚さに設けられてもよく、これらの間に設けられる共通モードノイズフィルタ2000の厚さよりも薄肉に設けられてもよく、前記共通モードノイズフィルタ2000の厚さと同じ厚さに設けられてもよい。
共通モードノイズフィルタ2000は、複数枚のシート100に選択的に形成された複数のコイルパターン200と、コイルパターン200を上下に接続する垂直接続配線である、導電物質が埋め込まれた孔300と、コイルパターン200からシート100の外部に露出されるように引き出される引出電極400と、を備えていてもよい。即ち、複数枚のシート100の上部にはコイルパターン200(210〜280)がそれぞれ形成され、シート100の積み重ね方向、即ち、垂直方向の少なくとも2以上のコイルパターン200が、導電物質が埋め込まれた孔300(310〜360)、即ち、垂直接続配線を介して接続される。したがって、垂直方向に接続された複数、例えば、4つのコイルパターンが一つの共通モードノイズフィルタ2000をそれぞれ形成し、例えば、二つの共通モードノイズフィルタ2000(2100、2200)が垂直方向に離間して積み重ねられる。即ち、シート100の積み重ね方向に少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が所定の間隔だけ離間して形成される。なお、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000は、積層体1000の外部の接続電極4000によって接続される。即ち、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000のそれぞれの選ばれた少なくとも二つのコイルパターン200が積層体1000の外部において接続電極4000によって接続される。したがって、本発明は、一つの積層体1000内の少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が直列に接続される。
第1の共通モードノイズフィルタ2100は、第1乃至第4のシート110〜140の上に形成されたコイルパターン210〜240と、導電物質が埋め込まれた孔310、321、322、330と、引出電極410〜440と、を備える。第1のシート110の上には、コイルパターン210及び引出電極410が形成され、第2のシート120の上には、コイルパターン220と、導電物質が埋め込まれた孔310及び引出電極420が形成され、第3のシート130の上には、コイルパターン230と、導電物質が埋め込まれた孔321、322及び引出電極430が形成され、第4シート140の上には、コイルパターン240と、導電物質が埋め込まれた孔330及び引出電極440が形成される。第1のシート110のコイルパターン210及び第3のシート130のコイルパターン230は、第2のシート120の導電物質が埋め込まれた孔310及び第3のシート130の導電物質が埋め込まれた孔321を介して接続され、第2のシート120のコイルパターン220及び第4のシート140のコイルパターン240は、第3のシート130の導電物質が埋め込まれた孔322及び第4のシート140の導電物質が埋め込まれた孔330を介して接続される。即ち、一つのコイルパターンは、垂直方向にそれと隣り合うコイルパターンを飛び越えてその次のコイルパターンと接続されるため、コイルパターン210〜240は交差して接続される。ここで、コイルパターン210、230は第1のインダクタをなし、コイルパターン220、240は第2のインダクタをなす。いうまでもなく、第1のシート110のコイルパターン210及び第4のシート140のコイルパターン240は、これらの間に形成されて導電物質が埋め込まれた孔を介して接続されてもよく、第2のシート120のコイルパターン220及び第3のシート130のコイルパターン230が、これらの間に形成されて導電物質が埋め込まれた孔を介して接続されてもよい。このように、第1乃至第4のシート110〜140の上にそれぞれ形成されたコイルパターン210〜240と、導電物質が埋め込まれた孔310〜330と、によって第1及び第2のインダクタからなる第1の共通モードノイズフィルタ2100が形成される。即ち、第1の共通モードノイズフィルタ2100は、それぞれ二つのコイルパターン200を備える第1及び第2のインダクタからなる。
第2の共通モードノイズフィルタ2200は、所定の厚さのシート150を間に挟んで第1の共通モードノイズフィルタ2100の上部に形成され、複数枚のシート160〜190の上に形成されたコイルパターン250〜280と、導電物質が埋め込まれた孔340、351、352、360及び引出電極450〜480を備える。即ち、第6のシート160の上に形成されたコイルパターン250は、第7及び第8のシート170、180にそれぞれ形成されて導電物質が埋め込まれた孔340、352、即ち、垂直接続配線を介して第8のシート180の上に形成されたコイルパターン270と接続されて第3のインダクタが実現され、第7のシート170に形成されたコイルパターン260は、第8及び第9のシート180、190にそれぞれ形成されて導電物質が埋め込まれた孔351、360を介して第9のシート190に形成されたコイルパターン280と接続されて第4のインダクタが実現される。いうまでもなく、第6のシート160の上に形成されたコイルパターン250が垂直接続配線を介して第9のシート190の上に形成されたコイルパターン280と接続されてもよく、第7のシート170の上に形成されたコイルパターン260が垂直接続配線を介して第8のシート180の上に形成されたコイルパターン270と接続されてもよい。このように、第5乃至第9のシート160〜190の上にそれぞれ形成されたコイルパターン250〜280と、導電物質が埋め込まれた孔340〜360と、によって第3及び第4のインダクタからなる第2の共通モードノイズフィルタ2200が形成される。即ち、第2の共通モードノイズフィルタ2200は、それぞれ二つのコイルパターン200を備える第3及び第4のインダクタからなる。
また、第1のシート110のコイルパターン210及び第9のシート190のコイルパターン280は、それぞれの引出電極410、480を介して第1の接続電極4100と接続され、第2のシート120のコイルパターン220及び第8のシート180のコイルパターン270は、それぞれの引出電極420、470を介して第2の接続電極4200と接続される。いうまでもなく、第1のシート110のコイルパターン210及び第8のシート180のコイルパターン270がそれぞれの引出電極を介して第1の接続電極4100と接続されてもよく、第2のシート120のコイルパターン220及び第9のシート190のコイルパターン280がそれぞれの引出電極を介して第2の接続電極4200と接続されてもよい。即ち、第1の共通モードノイズフィルタ2100の二つのコイルパターンは、第2の共通モードノイズフィルタ2200の二つのコイルパターンと接続電極4000によってそれぞれ接続される。なお、第3のシート130のコイルパターン230及び第7のシート170のコイルパターン260は、それぞれの引出電極430、460によって第1の外部電極3100と接続され、第4シート140のコイルパターン240及び第6のシート160のコイルパターン250は、それぞれの引出電極440、450を介して第2の外部電極3200と接続される。したがって、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200は、外部電極3000及び接続電極4000によって直列に接続される。
一方、第1の共通モードノイズフィルタ2100をなすコイルパターン210〜240は回転数が等しくてもよく、第2の共通モードノイズフィルタ2200をなすコイルパターン250〜280もまた回転数が等しくてもよい。ところが、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2000(2100、2200)は、コイルパターン200の回転数が異なってもよい。即ち、コイルパターン210〜240の回転数及びコイルパターン250〜280の回転数が異なってもよい。例えば、第1の共通モードノイズフィルタ2100は、第2の共通モードノイズフィルタ2200のコイルパターンの回転数に等しいか又はそれよりも少なくてもよいが、コイルパターンの回転数の比が、例えば、1:1〜1:10であってもよい。第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200をそれぞれなすコイルパターン200の回転数がそれぞれ異なることにより、一つの回路保護素子が少なくとも2以上のインピーダンス特性を有することができる。
外部電極3000は、積層体1000の相対向する二つの側面にそれぞれ設けられてもよい。即ち、シート100の積み重ね方向を垂直方向としたとき、積層体1000の垂直方向の向かい合う水平方向の相対向する第1及び第3の側面に外部電極3000が形成されてもよい。また、外部電極3000は、第1及び第3の側面に二つずつ設けられてもよい。即ち、二つの共通モードノイズフィルタ2100、2200に対して、第1及び第3の側面にそれぞれ二つの外部電極3000が形成されてもよい。具体的に、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100と接続される第1の外部電極3110、3120が第1及び第3の側面に相対向するように形成され、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2200と接続される第2の外部電極3210、3220が第1の外部電極3110、3120から離間して第1及び第3の側面に相対向するように形成される。このような外部電極3000は、積層体1000の内部の第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200と接続されてもよく、積層体1000の外部において入力端子及び出力端子に接続されてもよい。例えば、回路保護素子の第1の側面に形成された外部電極3000、即ち、第1の外部電極3110、3210は信号入力端子に接続され、これと対応する第3の側面に形成された外部電極3000、即ち、第2の外部電極3120、3220は出力端子、例えば、システムに接続されてもよい。
接続電極4000は、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000を接続するために設けられてもよい。即ち、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000を直列に接続するために、異なる共通モードノイズフィルタ2000に備えられる少なくとも二つのコイルパターン200が接続電極4000によって接続される。このような接続電極4000は、積層体1000の外部に形成されてもよいが、外部電極3000が形成されていない積層体1000の少なくとも一つの側面に形成されてもよい。即ち、積層体1000の第1及び第3の側面に外部電極3000が形成され、外部電極3000が形成されていない積層体1000の第2及び第4の側面に接続電極4000が形成されてもよい。また、接続電極4000は、積層体1000の第3の側面に第1の接続電極4100が形成され、積層体1000の第4の側面に第2の接続電極4200が形成される。第1及び第2の接続電極4100、4200は、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200の互いに異なるコイルパターンをそれぞれ接続する。一方、接続電極4000は、回路上においてフローティング(floating)される。即ち、接続電極4000は、共通モードノイズフィルタ2000のそれぞれの少なくとも二つのコイルパターン200を接続する機能をし、外部において他の回路、例えば、入力端子、出力端子又は接地端子などと接続されることはない。一方、本発明の一実施形態の接続電極4000は積層体1000の外部に形成されているが、接続電極4000が積層体1000の内部に形成されてもよい。即ち、複数枚のシート100の選ばれた少なくとも2枚のシートのコイルパターン200の外側に貫通孔が形成され、貫通孔が導電物質によって埋め込まれて下側及び上側のコイルパターン200を接続する接続電極4000として機能してもよい。このような接続電極4000の寄生インダクタンスを用いて共通モードノイズフィルタ2000の特性を改善することができる。このとき、接続電極4000の寄生インダクタンスは、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200間の間隔に応じて変化するが、共通モードノイズフィルタ2000間の間隔が広ければ寄生インダクタンスが大きくなり、共通モードノイズフィルタ2000間の間隔が狭ければ寄生インダクタンスが小さくなる。共通モードノイズフィルタ2000は、例えば、5μm〜500μmの間隔を有する。また、接続電極4000の寄生インダクタンスが大きくなると挿入損失周波数が低くなり、寄生インダクタンスが小さくなると挿入損失周波数が高くなる。したがって、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000間の間隔を調節することにより、接続電極4000の寄生インダクタンスを調節することができ、これにより、挿入損失周波数を調節することができる。例えば、挿入損失周波数は、0.4GHz〜5GHzに調節されてもよい。更に、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000を接続電極4000を用いて直列に接続することにより、所望の周波数帯域において低い挿入損失特性を実現することができ、広い帯域幅を実現することができる。したがって、様々な周波数のノイズを除去することができるので、ノイズの除去特性を向上させることができる。
一方、前記実施形態においては、螺旋状の異なる層に形成された複数のコイルパターンが接続されて一つの共通モードノイズフィルタ2000を実現しているが、スパイラル状のコイルパターンが形成されず、少なくとも一つの層の上に形成された導電パターンが直線状、曲線状など様々な形状を呈してもよい。即ち、本発明の共通モードノイズフィルタ2000は、複数の導電パターンが上下に接続されてもよく、複数の導電パターンの少なくともいずれか一つがスパイラル状を呈し、少なくとも他の一つはスパイラル状ではなく、他の形状を呈してもよい。
このような本発明の一実施形態に係る回路保護素子の共通モードノイズフィルタについて図3の分解斜視図に基づいて更に詳細に説明すれば、下記の通りである。
図3を参照すると、本発明の一実施形態に係る回路保護素子は、複数枚のシート110〜190と、複数枚のシート100の上にそれぞれ形成された複数のコイルパターン210〜280と、複数枚のシート100に選択的に形成されて導電物質が埋め込まれた孔310〜360と、複数枚のシート100の上に選択的に形成され、複数のコイルパターン200と接続されて外部に引き出される引出電極400(410〜480)と、を備えていてもよい。
第1のシート110には、コイルパターン210及び引出電極410が形成される。シート110は、所定の厚さを有する略矩形板状に設けられてもよく、一つの辺及びこれと直交する他の辺が、例えば、1:1の長さ比を有するように設けられてもよい。即ち、シート110は正方形を呈してもよい。しかしながら、第1のシート110は、一つの辺がこれと直交する他の辺よりも長い長方形を呈してもよい。例えば、相対向する二つの辺がこれとそれぞれ直交する二つの辺よりも長い形状を呈してもよい。即ち、外部電極3000が形成される第1及び第3の辺が、接続電極4000が形成される第2及び第4の辺よりも長く設けられてもよい。コイルパターン210は、第1のシート110の一領域から一方向に回転する螺旋状に形成されてもよい。例えば、第1のシート110の中心部から一側に向かって所定の距離だけ離間した領域から一方向、例えば、反時計回り方向に回転して所定の回転数で形成されてもよい。ここで、中心部は、第1のシート110の対角線がなす交点であると定義可能であり、ここから一側に向かって離間した領域は、一つの辺の中央に向かって直線状に移動した領域であってもよい。このようなコイルパターン210は、導電物質、例えば、金属物質を印刷、メッキ、蒸着などの方法を用いて形成してもよい。また、コイルパターン210は、線幅および間隔が等しくても互いに異なってもよい。例えば、コイルパターン210は、線幅が間隔よりも広くてもよい。引出電極410は、コイルパターン210の先端と接続されて第1のシート110の第2の辺に露出されるように直線状に形成されて第1の接続電極4100と接続されてもよい。引出電極410は、第1のシート110の第2の辺の中心に露出されるように形成されてもよい。即ち、引出電極410は、第2の辺の終端から第2の辺の長さの約1/2の領域に露出されるように形成されてもよい。なお、引出電極410は、コイルパターン210の線幅よりも広く、第1の接続電極4100の幅よりも狭いか又はそれに等しい幅に形成されてもよく、これにより、第1の接続電極4100との接触面積を拡げてこれらの間の面抵抗を低減することができる。
第2のシート120には、コイルパターン220と、導電物質が埋め込まれた孔310及び引出電極420が形成される。第2のシート120は、第1のシート110と同じ厚さ及び同じ形状を有する矩形板状に設けられてもよい。孔310は、第2のシート120の中心部から一側に向かって所定の距離だけ離間した領域に第2のシート120を貫通するように形成される。このとき、孔310は、第1のシート110のコイルパターン210の始点に対応する領域に形成され、例えば、金属ペーストなどの導電物質が埋め込まれてもよい。孔310は、導電物質が埋め込まれて第1のシート110に形成されたコイルパターン210と接続されてもよい。コイルパターン220は、孔310と所定の間隔だけ離間した領域から孔310と接触されないように一方向に回転して所定の回転数で形成されてもよい。例えば、コイルパターン220は、孔310と所定の間隔だけ離間した領域から反時計回り方向に回転して形成されてもよい。このとき、コイルパターン220は、第1のシート110のコイルパターン210と重なり合うように形成されてもよい。即ち、コイルパターン220の線幅及び間隔は、コイルパターン210の線幅及び間隔に等しくてもよく、コイルパターン220は、コイルパターン210に等しい回転数で形成されてもよい。いうまでもなく、コイルパターン220は、コイルパターン210が形成されていない領域と重なり合うように形成されてもよい。即ち、コイルパターン220は、コイルパターン210間の間隔に対応する領域に形成されてもよい。引出電極420は、コイルパターン220の先端と接続される。引出電極420は、第2のシート120の第4の辺に露出されるように直線状に形成されてもよい。即ち、引出電極420は、第1のシート110の引出電極410が露出される第2の辺と向かい合う第4の辺に露出されるように形成される。ここで、引出電極420は、第2のシート120の第4の辺の中心領域に形成されてもよい。即ち、引出電極420は、第2の辺の長さの約1/2の領域に露出されるように形成されてもよい。このような引出電極420は第2の接続電極4200と接続される。なお、引出電極420は、コイルパターン220の線幅よりも広く、第2の接続電極4100の幅よりも狭いか又はそれに等しい幅に形成される。
第3のシート130には、コイルパターン230と、導電物質が埋め込まれた孔321、322及び引出電極430が形成される。第3のシート130は、第1及び第2のシート110、120と同じ厚さ及び同じ形状を有する矩形板状に設けられてもよい。コイルパターン230は、第3のシート130の中心部から一側に向かって所定の距離だけ離間した領域から一方向に回転する螺旋状に形成されてもよい。このとき、コイルパターン230の始点は、第2のシート120に形成された孔310と対応する領域に形成されてもよい。即ち、コイルパターン230は、第2のシート120に形成された孔310と対応する領域から、例えば、時計回り方向に回転して所定の回転数で形成されてもよい。また、コイルパターン230の始点には、導電物質が埋め込まれた孔321が形成される。したがって、コイルパターン230は、導電物質が埋め込まれた孔321及び第2のシート120に形成されて導電物質が埋め込まれた孔310を介して第1のシート110のコイルパターン210と接続され、これにより、第1のインダクタが実現される。このとき、コイルパターン230は、第2のシート120のコイルパターン220と重なり合うように形成されてもよく、コイルパターン220が形成されていない領域と重なり合うように形成されてもよい。一方、コイルパターン230の先端は、引出電極430と接続される。引出電極430は、コイルパターン230の先端と接続されて第3のシート130の第3の辺に露出されるように直線状に形成されてもよい。即ち、引出電極430は、第2のシート120に形成された引出電極420と直交する方向に引き出されるように形成される。ここで、引出電極430は、第3のシート130の第3の辺の中心から一方向に所定の距離だけ偏った領域に形成されてもよい。例えば、引出電極430は、第2の辺側と隣り合う第3の辺の終端から第3の辺の長さの約2/3の領域に露出されるように形成されてもよく、第1の外部電極3110と接続される。なお、引出電極430は、コイルパターン230の線幅よりも広く、第1の接続電極4100の幅よりも狭いかまたはそれに等しい幅に形成される。
第4のシート140には、コイルパターン240と、導電物質が埋め込まれた孔330及び引出電極440が形成される。第4のシート140は、その下側に形成されたシート110、120、130と同じ厚さ及び同じ形状を有する矩形板状に設けられてもよい。コイルパターン240は、第4のシート140の中心部から一側に向かって所定の距離だけ離間した領域から一方向に回転する螺旋状に形成されてもよい。このとき、コイルパターン240の始点は、第3のシート130に形成された孔322と対応する領域に形成されてもよい。即ち、コイルパターン240は、第3のシート130に形成された孔322と対応する領域から、例えば、時計回り方向に回転して所定の回転数で形成されてもよい。また、コイルパターン240の始点には、導電物質が埋め込まれた孔330が形成される。したがって、コイルパターン240は、導電物質が埋め込まれた孔330及び第3のシート130に形成されて導電物質が埋め込まれた孔322を介して第2のシート120のコイルパターン220と接続され、これにより、第2のインダクタが実現される。このとき、コイルパターン240は、第3のシート130に形成されたコイルパターン230と重なり合うように、且つ、等しい回転数で形成されてもよい。即ち、シート110〜140にそれぞれ形成されたコイルパターン210〜240は、同じ線幅及び間隔を有し、且つ、等しい回転数で形成されてもよい。一方、コイルパターン240の先端は、引出電極440と接続される。引出電極440は、コイルパターン240の先端から第4のシート140の第3の辺に露出されるように直線状に形成されてもよい。即ち、引出電極440は、引出電極430の引出方向と同じ方向に互いに所定の間隔だけ離間して形成されてもよい。このような引出電極440は、第2の外部電極3220と接続される。
第5のシート150は、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200の間に設けられる。シート150は、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200間の干渉を防ぐためにこれらの間に設けられて分離層の役割を果たす。このようなシート150は、その下側のシート110〜140及びその上側のシート160〜190よりも厚く形成されてもよい。このとき、第5のシート150は、シート110〜140、160〜190と同じ厚さのシートが複数枚積み重ねられて形成されてもよい。また、第5のシート150の厚さに応じて第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200間の間隔が決定され、これにより、接続電極4000の寄生インダクタンスが調節されてもよい。即ち、接続電極4000の寄生インダクタンスは、二つの共通モードノイズフィルタ2100、2200間の間隔が広くなるにつれて大きくなり、二つの共通モードノイズフィルタ2100、2200間の間隔が狭くなるにつれて小さくなる。寄生インダクタンスが大きくなるにつれて最大の挿入損失周波数が低くなり、寄生インダクタンスが小さくなるにつれて最大の挿入損失周波数が高くなる。したがって、第5のシート150の厚さを調節して共通モードノイズフィルタ2100、2200間の間隔を調節することができ、これにより、最大の挿入損失周波数を調節することができ、その結果、様々な周波数のノイズを除去することができる。
第6のシート160には、コイルパターン250及び引出電極450が形成される。第1乃至第4のシート110〜140と同じ厚さ及び同じ形状を有し、且つ、所定の厚さを有する略矩形板状に設けられてもよい。コイルパターン250は、第4のシート140の第3の孔330と対応する領域から一方向、例えば、反時計回り方向に回転する螺旋状に形成されてもよい。ここで、コイルパターン250は、その下側のコイルパターン210〜240と回転数が異なってもよい。例えば、コイルパターン250の回転数は、コイルパターン210〜240の回転数よりも多くてもよい。引出電極450は、コイルパターン250の先端と接続されて第6のシート160の第1の辺に露出されるように直線状に形成されてもよい。ここで、引出電極450は、第4シート140の上に形成された引出電極440と重なり合うように形成されてもよく、第2の外部電極3210と接続される。
第7のシート170には、コイルパターン260と、導電物質が埋め込まれた孔340及び引出電極460が形成される。第7のシート170は、第6のシート160と同じ厚さ及び同じ形状を有する矩形板状に設けられてもよい。孔340は、第6のシート160のコイルパターン250の始点に対応する領域に第7のシート170を貫通するように形成され、例えば、金属ペーストによって埋め込まれてもよい。コイルパターン260は、孔340から所定の間隔だけ離間した領域、例えば、第3のシート130の導電物質が埋め込まれた孔311と対応する領域から一方向、例えば、反時計回り方向に回転する螺旋状に形成されてもよい。このとき、コイルパターン260は、第6のシート160のコイルパターン250と重なり合うように形成されてもよく、コイルパターン250が形成されていない領域と重なり合うように形成されてもよい。また、コイルパターン260は、コイルパターン250と同じ線幅及び間隔を有し、且つ、コイルパターン250に等しい回転数で形成されてもよい。引出電極460は、コイルパターン260の先端と接続される。引出電極460は、第6のシート160の引出電極450と所定の間隔だけ離間して第7のシート170の第1の辺に露出されるように直線状に形成されて第1の外部電極3110と接続される。
第8のシート180には、コイルパターン270と、導電物質が埋め込まれた孔351、352及び引出電極470が形成される。孔351は、第7のシート170に形成されたコイルパターン260の始点と重なり合う領域に形成されて導電物質が埋め込まれる。コイルパターン270は、第7のシート170に形成された孔340と重なり合う領域から一方向、例えば、反時計回り方向に回転する螺旋状に形成されてもよい。また、コイルパターン270の始点には、導電物質が埋め込まれた孔352が形成される。したがって、コイルパターン270は、導電物質が埋め込まれた孔352及び第7のシート170に形成されて導電物質が埋め込まれた孔340を介して第6のシート160のコイルパターン250と接続され、これにより、第3のインダクタが実現される。一方、コイルパターン270の先端は、引出電極470と接続される。引出電極470は、コイルパターン270の先端と接続されて第8のシート180の第4の辺の中央に露出されるように直線状に形成されてもよい。即ち、引出電極470は、第2のシート120に形成された引出電極420と重なり合うように形成され、第2の接続電極4200と接続される。このように、第8のシート180の引出電極470及び第2のシート120の引出電極420が同じ方向に引き出されるように形成されて第2の接続電極4200と接続されることにより、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200が積層体1000の外側において接続されてもよい。
第9のシート190には、コイルパターン280と、導電物質が埋め込まれた孔360及び引出電極480が形成される。第9のシート190は、その下側に形成されたシート160、170、180と同じ厚さ及び同じ形状を有する矩形板状に設けられてもよい。孔340は、第8のシート180に形成された孔351と同じ領域に形成されてもよい。また、孔340から一方向、例えば、時計回り方向に回転するように螺旋状のコイルパターン280が形成されてもよい。コイルパターン280は、孔351及び第8のシート180に形成された孔351を介して第7のシート170に形成されたコイルパターン260と接続され、これにより、第4のインダクタが実現される。一方、コイルパターン280の先端は、引出電極480と接続される。引出電極480は、コイルパターン280の先端から第9のシート190の第2の辺に露出されるように直線状に形成されてもよい。即ち、引出電極480は、第1のシート110の引出電極410と重なり合うように形成されて第1の接続電極3100と接続される。
上述したように、第1のシート110のコイルパターン210及び第9のシート190のコイルパターン280は、それぞれの引出電極410、480を介して第1の接続電極4100と接続され、第2のシート120のコイルパターン220及び第8のシート180のコイルパターン270は、それぞれの引出電極420、470を介して第2の接続電極4200と接続される。また、第3のシート130のコイルパターン230は、引出電極430を介して第1の外部電極4120と接続され、第7のシート170のコイルパターン260は、引出電極460を介して第1の外部電極4112と接続される。更に、第4シート140のコイルパターン240は、引出電極440を介して第2の外部電極4220と接続され、第6のシート160のコイルパターン250は、引出電極450を介して第2の外部電極4210と接続される。一方、コイルパターン210は、導電物質が埋め込まれた孔310、321を介してコイルパターン230と接続されて第1のインダクタをなし、コイルパターン220は、導電物質が埋め込まれた孔322、330を介してコイルパターン240と接続されて第2のインダクタをなす。更にまた、コイルパターン250は、導電物質が埋め込まれた孔340、352を介してコイルパターン270と接続されて第3のインダクタをなし、コイルパターン260は、導電物質が埋め込まれた孔351、360を介してコイルパターン280と接続されて第4のインダクタをなす。
したがって、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000は、それぞれのコイルパターン200がシート100内の垂直接続配線、即ち、導電物質が埋め込まれた孔300を介して選択的に接続され、引出電極400を介して外部に引き出されて外部電極3000及び接続電極4000によって直列に接続されてもよい。また、2以上の共通モードノイズフィルタ2000は、コイルパターンが異なる回転数でそれぞれ形成されてもよく、これにより、2以上のインピーダンス特性を有することができる。更に、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000間の間隔に応じて接続電極4000の寄生インダクタンスが変化し、これにより、最大の挿入損失周波数を調節することができるなど、共通モードノイズフィルタ2000の特性を変化させることができる。
図5は、本発明の実施形態及び従来例に係る回路保護素子の特性を比較するためのグラフである。即ち、従来例は、一つの共通モードノイズフィルタのみによって構成され、本発明の実施形態は、二つの共通モードノイズフィルタが接続電極によって直列に接続される。従来例の場合(A)、挿入損失が約−33dBであり、このときの周波数が約0.75GHzである。しかしながら、本発明の場合(B)、挿入損失が約−50dBであり、このときの周波数が約2GHzである。挿入損失が深くなるにつれて、ノイズの除去特性が次第に良好になるので、本発明の場合には従来よりも深い挿入損失特性を有し、これにより、ノイズの除去特性に優れていることが分かる。また、従来の場合(A)よりも本発明の場合(B)の方の帯域幅が更に広い。例えば、挿入損失が約−30dBである場合、従来(A)の帯域幅よりも本発明(B)の帯域幅の方が更に広い。要するに、本発明は、挿入損失が低いので、ノイズの除去特性を向上させることができ、帯域幅が広いので、様々な周波数のノイズを除去することができる。
図6及び図7は、本発明の一実施形態に係る回路保護素子の共通モードノイズフィルタ間の間隔に応じた周波数特性を示すグラフである。図6に示すように、二つの共通モードノイズフィルタ間の距離が遠い場合、接続電極の寄生インダクタンスが大きくなり、これにより、挿入損失周波数が低くなる。図6から明らかなように、二つの共通モードノイズフィルタ間の距離が160μmであり、そのときの挿入損失周波数が約0.6GHzである。これに対し、図7に示すように、二つの共通モードノイズフィルタ間の距離が近い場合、接続電極の寄生インダクタンスが小さくなり、これにより、挿入損失周波数が高くなる。図7から明らかなように、二つの共通モードノイズフィルタ間の距離が160μmであり、そのときの挿入損失周波数が約1.6GHzである。
一方、本発明に係る回路保護素子は、複数の共通モードノイズフィルタ2000と、静電気放電(ESD)保護素子とが結合された構造を有するように設けられてもよい。即ち、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000と、静電気放電(ESD)保護素子とが結合されて回路保護素子が実現されてもよい。このような本発明の他の実施形態に係る回路保護素子を図8及び図9に基づいて説明すれば、下記の通りである。図8は、本発明の他の実施形態に係る回路保護素子の組み立て状態の斜視図であり、図9は、同分解斜視図である。
図8及び図9を参照すると、本発明の一実施形態に係る回路保護素子は、複数枚の絶縁シート100が積み重ねられた積層体1000からなり、積層体1000内に複数のコイルパターン200をそれぞれ備える少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000(2100、2200)及び静電気放電(ESD)保護素子5000が設けられる。また、本発明の一実施形態に係る回路保護素子は、積層体1000の相対向する二つの側面に形成されて少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000と接続される外部電極3000(3100、3200)と、積層体1000の少なくとも一つの側面に形成されて少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000を接続する接続電極4000(4100、4200)と、積層体1000の相対向する二つの側面に形成されて静電気放電(ESD)保護素子5000と接続される外部電極6000と、を更に備えていてもよい。ここで、外部電極6000は、接続電極4000から離間して接続電極4000と同じ側面に形成されてもよい。即ち、本発明の一実施形態に係る回路保護素子は、それぞれ複数のコイルパターン200を備える少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が外部電極3000及び接続電極4000によって直列に接続され、共通モードノイズフィルタ2000から離間して静電気放電(ESD)保護素子5000が設けられる。
本発明の他の実施形態に係る共通モードノイズフィルタ2000は、前記本発明の一実施形態に係る共通モードノイズフィルタ2000と同様であるため、それについての説明は省略する。但し、接続電極4000と接続される引出電極410、420、470、480がシート110、120、180、190の第2及び第4の辺の中央部に引き出されることなく、一方向に偏って引き出されるように形成される。これは、静電気放電(ESD)保護素子5000と接続される外部電極6000及び接続電極4000が互いに離間して形成されるようにするためである。即ち、接続電極4000と接続される引出電極410、420、470、480は、例えば、第3及び第4の辺の約1/3の領域に露出されるように形成される。
静電気放電(ESD)保護素子5000は、引出電極491〜494及び孔371〜374がそれぞれ選択的に形成された複数枚のシート195、196が積み重ねられて形成される。シート195、196は、共通モードノイズフィルタ2000をなすシート100と同じ厚さ及び同じ形状を有する矩形板状に設けられてもよい。
シート195の上面には、複数の引出電極490(491、492、493、494)が形成される。複数の引出電極490は、外部電極3000と接続される複数の共通モードノイズフィルタ2000の引出電極430、440、450、460と同じ個所に形成されてもよい。即ち、引出電極491は、引出電極430と重なり合うように形成され、引出電極492は、引出電極440と重なり合うように形成され、引出電極493は、引出電極450と重なり合うように形成され、引出電極494は、引出電極460と重なり合うように形成される。したがって、引出電極491は第1の外部電極3120と接続され、引出電極492は第2の外部電極3220と接続され、引出電極493は第2の外部電極3210と接続され、引出電極494は第1の外部電極3110と接続される。また、シート195の上には複数の孔371、372、373、374が形成されるが、複数の孔371〜374は、複数の引出電極491〜494の一方の端部にそれぞれ形成されてもよい。更に、複数の孔371〜374は、それぞれ静電気放電(ESD)保護物質によって埋め込まれる。静電気放電(ESD)保護物質は、ポリビニールアルコール(PVA:PolyvinylAlcohol)又はポリビニールブチラル(PVB:Polyvinyl Butyral)などの有機物にRuO、Pt、Pd、Ag、Au、Ni、Cr、Wなどよりなる群から選ばれた少なくとも一つの導電性物質を混合した物質から形成することができる。なお、静電気放電(ESD)保護物質は、前記混合物質にZnOなどのバリスタ物質又はAlなどの絶縁性セラミック物質を更に混合して形成してもよい。
シート196のシート195の下側に設けられ、その上部には引出電極195が形成される。引出電極195は、シート196の一つの辺からこれと向かい合う他の辺にそれぞれ露出されるように形成されてもよい。即ち、引出電極495は、シート195の上に形成された引出電極191〜194が露出される辺と直交する辺にそれぞれ露出されるように形成される。このような引出電極495は、積層体1000の相対向する二つの側面に形成された外部電極6000と接続される。また、引出電極495の所定の領域は、シート195の孔371〜374と接続されるが、このために、孔371〜374と接続される部分は、他の領域に比べて幅が広くなるように形成されてもよい。
また、シート195の上には、シート197が設けられてもよい。シート197は、共通モードノイズフィルタ2000及び静電気放電(ESD)保護素子5000を分離するために設けられ、これらの間の干渉を抑えるような厚さに形成されてもよい。シート197は、シート195、196と同じ厚さを有する複数枚のシートが積み重ねられて形成されてもよい。
前記静電気放電(ESD)保護素子5000は、孔371〜374内に埋め込まれた静電気放電(ESD)保護物質が伝導性物質と絶縁性物質が所定の割合にて混合された状態で存在する。即ち、絶縁性物質の間に伝導性粒子が存在し、引出電極491〜494に所定の電圧以下の電圧が印加される場合には絶縁状態を維持し、引出電極491〜494に所定の電圧以上の電圧が印加される場合には伝導性粒子の間に放電が起きて当該引出電極491〜494間の電圧差を減らすことになる。
上述した本発明の他の実施形態に係る、それぞれ二つのインダクタからなる複数の共通モードノイズフィルタ2000と静電気放電(ESD)保護素子5000が結合された回路保護素子は、電子機器に用いられる信号入力端子とシステムとの間に第1及び第2の外部電極3000が接続され、接地端子に第3の外部電極6000が接続されて共通モードノイズを除去するだけではなく、入出力端子に流れ込む静電気を接地端子に流すことができる。なお、静電気放電(ESD)保護素子5000が入力端子と出力端子との間において接地端子と接続されて回路保護素子の両端の間に不所望の所定の電圧以上の電圧が印加されれば、静電気放電(ESD)保護物質の伝導性粒子の間に放電が起きて接地端子に電流を流し、当該回路保護素子の両端間の電圧差を減らすことになる。このとき、回路保護素子の両端は導通状態になるわけではないため、入力信号は歪み無しにそのまま入出力端子に伝わる。即ち、回路保護素子は、静電気の発生時にも当該静電気は当該回路保護素子を介して接地に抜け出て回路を保護するとともに、システムが授受する信号はそのまま維持される。
一方、前記本発明の実施形態においては、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000を外部電極3000及び接続電極4000を用いて直列に接続した場合を例にとって説明した。しかしながら、本発明は、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が並設されてもよい。即ち、共通モードノイズフィルタ2000のそれぞれの少なくとも二つのコイルパターン200を接続電極4000を用いて接続し、共通モードノイズフィルタ2000が異なる外部電極3000に接続されることにより、複数の共通モードノイズフィルタ2000が並設されてもよい。このような本発明の更に他の実施形態に係る回路保護素子を添付図面に基づいて説明すれば、下記の通りである。
図10は、本発明の一実施形態に係る回路保護素子の組み立て状態の斜視図であり、図11は、図10のA−A’線に沿って切り取った状態の断面図であり、図12は、同分解斜視図である。
図10から図12を参照すると、本発明の更に他の実施形態に係る回路保護素子は、複数枚の絶縁シートが積み重ねられた積層体1000からなり、積層体1000内に少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000(2100、2200)が設けられる。また、前記回路保護素子は、積層体1000の相対向する二つの側面に形成されて少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000とそれぞれ接続される外部電極3000(3100、3200)と、積層体1000の一つの側面に形成されて共通モードノイズフィルタ2000のそれぞれのコイルパターンを接続する接続電極4000(4100、4200)と、を更に備えていてもよい。即ち、前記本発明の一実施形態及び他の実施形態においては、外部電極3000及び接続電極4000が異なる共通モードノイズフィルタ2000のコイルパターン200と引出電極400を介して接続されるが、本発明の更に他の実施形態においては、外部電極3000及び接続電極4000が同じ共通モードノイズフィルタ2000のコイルパターン200を引出電極400を介して接続する。
積層体1000は、複数枚の絶縁シート110〜190が積み重ねられて形成され、積層体1000の内部に少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が設けられる。少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000は、例えば、シート110〜190の積み重ね方向、即ち、垂直方向に設けられ、所定の間隔だけ離間して設けられる。
共通モードノイズフィルタ2000は、複数枚のシート100(110〜190)に選択的に形成された複数のコイルパターン200と、導電物質が埋め込まれた孔300及び引出電極400を備えていてもよい。即ち、複数枚のシート110〜190の上部にはコイルパターン200(210〜280)がそれぞれ形成され、シート100の積み重ね方向、即ち、垂直方向の少なくとも2以上のコイルパターン200が導電物質が埋め込まれた孔300(310〜340)、即ち、垂直接続配線を介して接続される。また、一つの共通モードノイズフィルタ2000をなす複数のコイルパターン200のうちの少なくとも2以上のコイルパターン200が積層体1000の外部の接続電極4000を介して接続される。したがって、垂直方向に接続された複数、例えば、4つのコイルパターンが一つの共通モードノイズフィルタ2000をそれぞれ形成し、例えば、二つの共通モードノイズフィルタ2000(2100、2200)が所定の厚さのシート150を間に挟んで垂直方向に離間して積み重ねられる。
第1のシート110の上にはコイルパターン210が形成され、第2のシート120の上にはコイルパターン220及び導電物質が埋め込まれた孔310が形成され、第3のシート130の上にはコイルパターン230が形成され、第4シート140の上にはコイルパターン240及び導電物質が埋め込まれた孔320が形成される。第1のシート110のコイルパターン210及び第2のシート120のコイルパターン220は、第2のシート120に形成されて導電物質が埋め込まれた孔310を介して接続され、第3のシート130のコイルパターン230及び第4シート140のコイルパターン240は、第4シート140に形成されて導電物質が埋め込まれた孔320を介して接続される。また、第2のシート120に形成されたコイルパターン220及び第3のシート130に形成されたコイルパターン230は、接続電極4100によって接続される。したがって、コイルパターン210は、導電物質が埋め込まれた孔310、即ち、垂直接続配線を介してコイルパターン220と接続され、コイルパターン220は、外部の接続電極4100を介してコイルパターン230と接続され、コイルパターン230は、導電物質が埋め込まれた孔320、即ち、垂直接続配線を介してコイルパターン240と接続されて第1の共通モードノイズフィルタ2100が実現される。即ち、コイルパターン210、220、230、240は、導電物質が埋め込まれた孔310と、接続電極4100及び導電物質が埋め込まれた孔320を介して接続されて第1の共通モードノイズフィルタ2100を形成する。
また、第2の共通モードノイズフィルタ2200は、所定の厚さのシート150を間に挟んで第1の共通モードノイズフィルタ2100の上部に形成され、第1の共通モードノイズフィルタ2100と同様に形成される。即ち、シート160の上に形成されたコイルパターン250は、シート170に形成されて導電物質が埋め込まれた孔330、即ち、垂直接続配線を介してシート170の上に形成されたコイルパターン260と接続され、コイルパターン260は、接続電極4200を介してシート180の上に形成されたコイルパターン270と接続され、コイルパターン270は、シート190に形成されて導電物質が埋め込まれた孔340、即ち、垂直接続配線を介してシート190の上に形成されたコイルパターン280と接続される。したがって、コイルパターン250、260、270、280は、導電物質が埋め込まれた孔330と、接続電極4200及び導電物質が埋め込まれた孔340を介して接続されて第2の共通モードノイズフィルタ2200を形成する。一方、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200のそれぞれのコイルパターンの回転数は等しくてもよく、第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2000(2100、2200)は、コイルパターンの回転数が互いに異なってもよい。第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200をなすコイルパターンの回転数がそれぞれ互いに異なることにより、一つの回路保護素子が少なくとも2以上のインピーダンス特性を有することができる。
外部電極3000は、積層体1000の相対向する二つの側面にそれぞれ設けられてもよい。また、外部電極3000は、共通モードノイズフィルタ2100、2200のそれぞれに対して第1及び第3の側面にそれぞれ一つずつ設けられてもよい。したがって、二つの共通モードノイズフィルタ2100、2200に対して第1及び第3の側面にそれぞれ二つの外部電極3000が形成可能である。即ち、外部電極3000は、第1の共通モードノイズフィルタ2100と接続される第1の外部電極3110、3120が第1及び第3の側面に相対向するように形成され、第2の共通モードノイズフィルタ2200と接続される第2の外部電極3210、3220が第1の外部電極3110、3120から離間して第1及び第3の側面に相対向するように形成される。このような外部電極3000は、積層体1000の内部の第1及び第2の共通モードノイズフィルタ2100、2200とそれぞれ接続されてもよく、積層体1000の外部において入力端子及び出力端子に接続されてもよい。例えば、回路保護素子の第1の側面に形成された外部電極3110、3210は信号入力端子に接続され、これと対応する第3の側面に形成された外部電極3120、3220は出力端子、例えば、システムに接続されてもよい。
接続電極4000は、共通モードノイズフィルタ2000のそれぞれの少なくとも二つのコイルパターン200を接続するために設けられる。即ち、共通モードノイズフィルタ2000は、異なる層の上に形成された複数のコイルパターン200を備え、少なくとも二つのコイルパターン200は、積層体1000の内部の垂直接続配線を介して接続され、垂直接続配線によって接続されていない少なくとも二つのコイルパターン200は接続電極4000によって接続される。例えば、第1の共通モードノイズフィルタ2100は、第1のシート110のコイルパターン210及び第2のシート120のコイルパターン220が導電物質が埋め込まれた孔310によって接続され、第3のシート130のコイルパターン230及び第4シート140のコイルパターン240が導電物質が埋め込まれた孔320によって接続され、第2のシート120のコイルパターン220及び第3のシート130のコイルパターン230が接続電極4100によって接続される。このような接続電極4000は、積層体1000の外部に形成されてもよいが、外部電極3000が形成されていない積層体1000の少なくとも一つの側面に形成されてもよい。また、接続電極4000は、積層体1000の第2の側面に第1の共通モードノイズフィルタ2100と接続された第1の接続電極4100が形成され、積層体1000の第4の側面に第2の共通モードノイズフィルタ2200と接続される第2の接続電極4200が形成される。ここで、接続電極4000は、共通モードノイズフィルタ2000のそれぞれの少なくとも二つのコイルパターン200を接続する機能をし、外部において他の回路、例えば、入力端子、出力端子又は接地端子などと接続されることはない。
上述したように、本発明の更に他の実施形態に係る回路保護素子は、垂直方向に所定の間隔だけ離間して少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が設けられ、共通モードノイズフィルタ2000のそれぞれは、複数のコイルパターン200と、導電物質が埋め込まれた孔300及び引出電極400を備え、一つの共通モードノイズフィルタ2000をなす複数のコイルパターン200が導電物質が埋め込まれた孔300及び接続電極4000によって接続される。したがって、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が垂直方向に積み重ねられて異なる外部電極3000によって接続されるので、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が一つの積層体1000内に並設されてもよい。
一方、本発明の更に他の実施形態においては、少なくとも2以上の共通モードノイズフィルタ2000が垂直方向に積み重ねられているが、水平方向に配列されてもよい。
また、前記本発明の実施形態に係る回路保護素子は、複数の共通モードノイズフィルタ2000が上側及び下側に形成されたコイルパターンがそれぞれ接続されてインダクタを構成する場合を例にとって説明した。しかしながら、コイルパターンが磁芯を囲むように共通モードノイズフィルタ2000が構成されてもよい。即ち、シート110〜190の真ん中領域に孔が形成され、孔に磁性体物質が埋め込まれて上下方向に磁芯が設けられ、このような磁芯を上下方向に囲むようにインダクタが実現されてもよい。
本発明の技術的思想は、前記実施形態に従って具体的に記述されたが、前記実施形態はその説明のためのものであり、その制限のためのものではないということに留意すべきである。なお、本発明の技術分野における当業者であれば、本発明の技術思想の範囲内において多種多様な実施形態に具体化可能であるということが理解できる筈である。

Claims (15)

  1. 複数枚のシートが積み重ねられた積層体と、
    前記積層体内に所定の間隔だけ離間して設けられ、それぞれ複数のコイルパターンを備える2以上のノイズフィルタと、
    前記積層体の外部に設けられて前記2以上のノイズフィルタと接続された外部電極と、
    前記外部電極から離間し、2以上のコイルパターンを接続する接続電極とを備え、
    前記ノイズフィルタは、複数枚の前記シートの上にそれぞれ形成された複数のコイルパターンと、
    選ばれたシートに形成され、少なくとも二つのコイルパターンを接続する複数の垂直接続配線と、
    前記複数のコイルパターンのそれぞれから外部に引き出されて形成されて前記外部電極及び前記接続電極と選択的に接続される複数の引出電極と、
    を備える回路保護素子。
  2. 前記2以上のノイズフィルタは、前記シートの積み重ね方向に所定の間隔だけ離間して設けられた請求項1に記載の回路保護素子。
  3. 前記接続電極は、前記積層体の外部に設けられるか、又は前記積層体の内部に前記複数枚のシートを貫通して形成される請求項2に記載の回路保護素子。
  4. 前記2以上のノイズフィルタは、前記接続電極を共有して直列に接続されるか、又は前記接続電極をそれぞれ別々に備えて並設される請求項3に記載の回路保護素子。
  5. 前記外部電極は、前記回路の一端子及び他端子とそれぞれ接続され、前記接続電極は前記回路からフローティングされる請求項4に記載の回路保護素子。
  6. 第1のノイズフィルタは、前記シートの積み重ね方向に第1乃至第4のコイルパターンを備え、前記第1及び第2のコイルパターンが前記第3又は第4のコイルパターンのいずれか一方とそれぞれ接続されて第1及び第2のインダクタをそれぞれなし、
    第2のノイズフィルタは、前記第1のノイズフィルタから離間し、前記シートの積み重ね方向に第5乃至第8のコイルパターンを備え、前記第5及び第6のコイルパターンが前記第7又は第8のコイルパターンのいずれか一方とそれぞれ接続されて第3及び第4のインダクタをそれぞれなす請求項に記載の回路保護素子。
  7. 前記第1乃至第4のコイルパターンのうちから選ばれた二つのコイルパターンが、前記第5乃至第8のコイルパターンのうちから選ばれた二つのコイルパターンと一方及び他方の接続電極を介してそれぞれ接続される請求項に記載の回路保護素子。
  8. 前記2以上のノイズフィルタ間の間隔に応じて、前記接続電極の寄生インダクタンス及び挿入損失周波数が調節される請求項5に記載の回路保護素子。
  9. 前記ノイズフィルタ間の間隔に応じて、前記挿入損失周波数は0.4GHz〜5GHzに調節される請求項に記載の回路保護素子。
  10. 前記2以上のノイズフィルタは、前記コイルパターンの回転数が異なる請求項5に記載の回路保護素子。
  11. 前記2以上のノイズフィルタの少なくとも一つのコイルパターンの中心に形成された磁芯を更に備える請求項5に記載の回路保護素子。
  12. 前記2以上のノイズフィルタの下側又は上側に設けられて静電気放電(ESD)を防護する静電気放電(ESD)保護素子を更に備える請求項5に記載の回路保護素子。
  13. 前記静電気放電(ESD)保護素子は、静電気放電(ESD)保護物質が埋め込まれた複数の孔と、前記孔から外側に向かって引き出されて前記外部電極と接続される第2の引出電極と、を備える請求項12に記載の回路保護素子。
  14. 前記静電気放電(ESD)保護素子は、前記第2の引出電極と直交する方向に形成された第3の引出電極を更に備える請求項13に記載の回路保護素子。
  15. 前記第3の引出電極は、前記外部電極及び前記接続電極から離間し、接地端子と接続される第2の外部電極を更に備える請求項14に記載の回路保護素子。
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