JP6576233B2 - 導電部の保護構造 - Google Patents

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Description

本発明は、配電機器における導電部の保護構造に関するものである。
太陽光発電システム等における直流回路では、高電圧に対応するために3極または4極のブレーカを設けるものとし、さらに2極のうち一方の電源側端子と他方の負荷側端子とをケーブルにより直列に接続することで(所謂たすき掛け配線)、ブレーカの開閉操作時における1極あたりの負荷を低減させるものとしている。
ここで、高電圧に対応するためには前記ケーブルの径を大きくする必要があり、これによりたすき掛け配線時のケーブル曲げ作業が煩雑であったり、またケーブルが径大なることでブレーカの設置スペースが大きくなってしまう問題があった。
そこで、従来はケーブルの代わりに銅バーを用いていたが、この銅バーに人の手が触れることがないよう導電部を保護するために、配電機器の正面側にはシールド板が設けられている(特許文献1)。そのため、ブレーカの施工時や保守点検時等には前記シールド板を都度取外す必要があり、作業性が悪いという問題があった。
特開平8−182124号公報
本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、銅バーによる接続を行う場合でも、施工時や保守点検時等に都度シールド板を取外す必要がない導電部の保護構造を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、少なくとも3極により構成される配電機器と、この配電機器が載置される基台と、この基台の側方に沿って配置され、前記配電機器の2極のうち一方の電源側端子と他方の負荷側端子とを接続する銅バーとを備え、この銅バーの正面側を覆う絶縁板を前記基台に固定したことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の導電部の保護構造において、前記配電機器と基台との間に前記絶縁板を設けるとともに、この絶縁板の端部を配電機器の外側方向に拡張させた延設部により、前記銅バーの正面側を覆うことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の導電部の保護構造において、前記銅バーは配電機器の左右方向に延びる左右片を有するものとし、前記絶縁板には、この左右片の正面側を覆う張出部を形成したことを特徴とするものである。
本発明に係る導電部の保護構造は、基台の側方に沿って配置された銅バーの正面側を覆う絶縁板を基台に固定したものである。これにより、銅バーによるたすき掛け配線を行う場合でも、絶縁板で銅バーが設けられる導電部を保護することができるものとなるため、従来のように配電機器の正面側にシールド板を設ける必要がなくなり、施工時や保守点検時等における作業性が格段に向上する。
請求項2に係る発明によれば、配電機器と基台との間に絶縁板を設けるものとし、さらにこの絶縁板の端部を配電機器の外側方向に拡張させた延設部により銅バーの正面側を覆うものとしている。ここで、特に高電圧が入力される場合には、配電機器と基台との間で短絡アークが発生する恐れがあることから、従来より両者の間には絶縁板が設けられている。したがって、請求項2のようにこの絶縁板の端部を拡張させた延設部により銅バーを保護する構造とすることで、従来から設けられていた絶縁板を拡張するという簡単な構成及び形状で導電部を保護することができるものとなる。
請求項3に係る発明によれば、絶縁板に形成した張出部によって銅バーの左右片の正面側を保護することで、端子カバーでは保護できない箇所を保護できるものとなり、かつ配電機器に接続されるケーブルと銅バーの左右片との間を絶縁することができるものとなる。
本実施形態を示す全体斜視図である。 図1を別角度からみた斜視図である。 接続箱を示す全体図である。 銅バーを示す斜視図である。 出力用ブレーカの下面図である。 絶縁板を示す斜視図である。 端子カバーを設けた斜視図である。 出力用ブレーカの正面図である。 実施形態2を示す断面図である。 実施形態3を示す断面図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。なお、本明細書において上下、左右、前後とは図1に示す方向を指すものとする。
(実施形態1)
図1及び図2は、基台2に載置される配電機器である出力用ブレーカ1を示しており、この出力用ブレーカ1は、基台2に形成された固定孔3により、図3のように太陽光発電システムにおける接続箱4内に設けられた機器取付板5上に取付けられる。なお、6は太陽電池から入力される入力用開閉器である。本実施形態では、基台2を配置することで、高電圧が入力される出力用ブレーカ1の電源側端子7、負荷側端子8及び後述する銅バー9と、機器取付板5との間の絶縁距離を確保するものとしている。なお、配電機器として開閉器を用いることも可能である。
図1及び図2のように、本実施形態に示す出力用ブレーカ1は4極により構成されており、高電圧に対応するために、右側2極のうち一方の電源側端子7aと他方の負荷側端子8aとを銅バー9により接続して(所謂たすき掛け配線)、出力用ブレーカ1の開閉操作時における1極あたりの負荷を低減させるものとしている。なお、同様に左側2極のうち一方の電源側端子7bと他方の負荷側端子8bとを銅バー9により接続している。
銅バー9は図4に示すように、電源側端子7及び負荷側端子8から各々水平に延びる端子片10と、端子片10の端部から各々略垂直後方に延びる奥行片11と、奥行片11の端部から各々左右外側方向に略90°折れ曲がる左右片12と、さらに各々の左右片12同士を上下方向に亘ってつなぐ側方片13とにより構成される。なお、この銅バー9は、金属板を同一面内で折り曲げて形成された一体構造である。そして図1及び図2のように、側方片13は基台2の側方に沿って配置されている。
ここで、図5に示すように、出力用ブレーカ1と基台2との間には樹脂製の絶縁板14が設けられる。この絶縁板14には、図6のように基台2に固定するための固定孔15が形成されており、図1中の出力用ブレーカ1に形成された固定孔16と絶縁板14の固定孔15とにネジを挿通して共締めすることで、出力用ブレーカ1と絶縁板14とが基台2に固定されることとなる。この絶縁板14は、特に高電圧が入力される場合に、出力用ブレーカ1と基台2との間で短絡アークが発生する恐れがあることから、従来より両者の間に配置されるものである。
図1、図2及び図6のように、絶縁板14はその端部を出力用ブレーカ1の外側方向に拡張させた延設部17と、銅バー9に形成された左右片12の前方を被覆可能に形成された張出部18とを有している。ここで、絶縁板14の延設部17によって銅バー9を構成する側方片13の前方、即ち正面側を覆うものとし、さらに、絶縁板14に形成した張出部18によって銅バー9の左右片12の正面側を保護するものとした。なお、電源側端子7及び負荷側端子8には、図7のようにそれぞれ端子カバー19を被せて、銅バー9の端子片10及び奥行片11の正面側を覆うものとしている。このように、本実施形態では絶縁板14により左右片12及び側方片13の正面側を覆い、端子カバー19により端子片10及び奥行片11の正面側を覆う構造とし、銅バー9の正面側を完全に保護するものとしている。
以上のように、銅バー9の正面側を覆う絶縁板14を基台2に固定することで、銅バー9によるたすき掛け配線を行う場合でも、絶縁板14で銅バー9が設けられる導電部を保護することができるものとなるため、従来のように配電機器の正面側にシールド板を設ける必要がなくなり、施工時や保守点検時等における作業性が格段に向上する。すなわち、出力用ブレーカ1をオフにした状態で、銅バー9を電源側端子7及び負荷側端子8に固定するネジの増し締めを行う場合、これまであったシールド板を取外す必要がないため、作業性が良いものとなる。
また、延設部17により銅バー9の側方片13の正面側を保護する構成とすることで、従来から出力用ブレーカ1と基台2との間に設けられていた絶縁板14の端部を拡張させるという簡単な構成及び形状で導電部を保護することができるものとなる。さらに、張出部18により左右片12の正面側を覆うことで、端子カバー19では保護できない箇所(即ち、左右片12の正面側)を保護できるものとなり、かつ出力用ブレーカ1に接続されるケーブルと銅バー9の左右片12との間を絶縁することができるものとなる。
図6のように、絶縁板14は上下方向に2分割される構造としている。これにより、既に銅バー9が取付けられた状態の出力用ブレーカ1を基台2に設置する場合、絶縁板14が一枚から構成されるものと比較して銅バー9による干渉がないため、絶縁板14の取付作業性が高いものとなる。なお、絶縁板14の分割方向は左右方向であっても差し支えない。
また本実施形態では、右側2極を例とすれば、出力用ブレーカ1の中央側の電源側端子7aと、出力用ブレーカの外側の負荷側端子8aとを銅バー9によりたすき掛け配線しているため、銅バー9の左右片12の長さが上下で異なる。そのため、左右片12の正面側を覆う張出部18の左右幅も、これに対応して図8のように上下で異なるものとして、外側の電源側端子7a’に接続されるケーブルの圧着端子と銅バー9の左右片12との間を絶縁している。しかしながら、例えば外側の電源側端子7a’に接続されるケーブルの圧着端子と左右片12との間に充分な絶縁距離を確保することができる場合には、上下に2分割された絶縁板14を電源側と負荷側とで同一形状のものを用いるものとし、部品点数を削減するものとしても差し支えない。
以上のように、本実施形態は4極から構成される出力用ブレーカ1を用いて説明したが、その他にも3極から構成される出力用ブレーカ1であっても良く、この場合も同様に、2極のうち一方の電源側端子7と他方の負荷側端子8とを銅バー9により接続して、1極あたりの負荷を低減させるものとすれば良い。
(実施形態2)
図9に示すように、絶縁板14の延設部17の外側端部を、さらに奥行方向に折り曲げるものとしても良い。このような構造とすれば、銅バー9の正面側に加え、銅バー9の側方も保護することができるものとなる。
(実施形態3)
実施形態1及び2では、絶縁板14を基台2との間に固定するものとしているが、その他にも図10に示す実施形態3のように、断面略L字形状の絶縁板20を基台2に固定することにより、銅バー9の正面側を覆う構造とすることもできる。この場合、従来と同様に、出力用ブレーカ1と基台2との間に別途絶縁板14を設ければ良い。このような構造とすれば、銅バー9と基台2との間にも絶縁板20が介在することとなり、両者の絶縁を図ることができるものとなる。
1 出力用ブレーカ
2 基台
3 固定孔
4 接続箱
5 機器取付板
6 入力用開閉器
7 電源側端子
8 負荷側端子
9 銅バー
10 端子片
11 奥行片
12 左右片
13 側方片
14 絶縁板
15 固定孔
16 固定孔
17 延設部
18 張出部
19 端子カバー
20 絶縁板

Claims (3)

  1. 少なくとも3極により構成される配電機器と、
    この配電機器が載置される基台と、
    この基台の側方に沿って配置され、前記配電機器の2極のうち一方の電源側端子と他方の負荷側端子とを接続する銅バーとを備え、
    この銅バーの正面側を覆う絶縁板を前記基台に固定したことを特徴とする導電部の保護構造。
  2. 前記配電機器と基台との間に前記絶縁板を設けるとともに、
    この絶縁板の端部を配電機器の外側方向に拡張させた延設部により、前記銅バーの正面側を覆うことを特徴とする請求項1記載の導電部の保護構造。
  3. 前記銅バーは配電機器の左右方向に延びる左右片を有するものとし、
    前記絶縁板には、この左右片の正面側を覆う張出部を形成したことを特徴とする請求項2記載の導電部の保護構造。
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