以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
[本開示に至った経緯]
従来の録画再生装置には、録画された番組から、過去に再生したことがある番組と実質的に同じ番組名の番組(すなわち、ある番組シリーズを形成する複数の番組)を検索し、ユーザが見る可能性が高い番組としてメニューに表示するものがある。このとき、検索された番組は、前回に再生した実質的に同じ番組名の番組のジャンルに基づいて分類して表示されてもよい。分類されたジャンルのそれぞれにおいて、番組は、例えば、実質的に同じ番組名の番組を以前に再生した順に表示されてもよい。
なお、同じ番組名、同じチャンネル、及び同じ放送時間(開始時刻及び終了時刻)を有する番組であっても、放送回ごとに(例えば毎日又は毎週)変化するジャンルを有することがある。この場合、録画された番組をジャンルに基づいて分類して表示したとき、ユーザが見たい番組がユーザが予想したジャンルとは異なるジャンルに分類され、ユーザが当該番組を見落とすことがある。
また、録画された番組をジャンルに基づいて分類して表示したとき、あるジャンルの多数の番組をスクロールしてユーザが見たい番組を探し出すことは、ユーザにとって大きな手間になることがある。
本開示は、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる録画再生装置を提供する。
以下、図面を参照して、実施形態に係る録画再生装置を説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施形態に係る録画再生装置1を含むテレビジョンシステムのブロック図である。テレビジョンシステムは、アンテナANT、録画再生装置1、リモートコントローラ2、番組情報サーバ装置3、及びディスプレイ4を含む。録画再生装置1は、アンテナANTに接続され、放送された複数の番組を録画して再生する。録画再生装置1は、ユーザによって指示された放送中の番組又はユーザによって予約された番組を録画する通常録画機能と、1つ又は複数のチャンネルの番組を録画し続ける(従って、チャンネルの実質的にすべての番組を録画する)チャンネル録画機能とを有する。リモートコントローラ2は、ユーザによって入力された指示(ユーザコマンド)を取得し、無線(Bluetooth(登録商標)など)又は赤外線などを介して録画再生装置1と通信してユーザコマンドを録画再生装置1に送る。番組情報サーバ装置3は、インターネットなどを介して録画再生装置1と通信し、再生中の番組に関連する情報を提供する。ディスプレイ4は、例えばテレビジョン受像機であり、HDMI(登録商標)などのインターフェースを介して録画再生装置1に接続され、録画再生装置1で再生された番組を表示する。
録画再生装置1は、通常録画部10、チャンネル録画部20、制御回路31、リモートコントロール(RC)受信機32、通信回路33、番組データベース(DB)生成回路34、番組再生回路35、記憶装置36、ユーザインターフェース(UI)生成回路37、及び画面重畳回路38を備える。通常録画部10は、チューナ11〜13、通常録画回路14、及び記憶装置15を含む。チャンネル録画部20は、チューナ21〜26、チャンネル録画回路27、及び記憶装置28を含む。
通常録画部10は、ユーザによって指示された放送中の番組又はユーザによって予約された番組を録画する。チャンネル録画部20は、1つ又は複数のチャンネルの番組を録画し続ける(従って、チャンネルの実質的にすべての番組を録画する)。チューナ11〜13、21〜26は、アンテナANTに接続され、地上波又は衛星放送(BSもしくはCS)などの放送された複数の番組を受信する少なくとも1つの受信手段である。通常録画回路14は、チューナ11〜13により受信された複数の番組を記憶装置15に録画する録画手段である。チャンネル録画回路27は、チューナ21〜26により受信された複数の番組を記憶装置28に録画する録画手段である。記憶装置15,28は、1つ又は複数のハードディスクドライブなどの記憶手段である。
チャンネル録画部20は、録画再生装置1のメンテナンスのために、1日のうちで予め決められた長さの時間にわたって休止してもよい。
RC受信機32は、リモートコントローラ2と通信し、リモートコントローラ2からユーザコマンドを取得するユーザ入力手段である。通信回路33は、番組情報サーバ装置3と通信し、再生中の番組及び録画された番組に関連する情報を取得する。再生中の番組に関連する情報は、例えば、再生中の番組のシーン一覧、再生中の番組に類似した番組、番組のランキング、などを含む。録画された番組に関連する情報は、例えば、図12及び図13を参照して後述するキーワード生成処理で用いる条件などを含む。通信回路33は、番組情報サーバ装置3と通信し、ニュースなどの他の情報を取得してもよい。番組DB生成回路34は、記憶装置15,28に録画された番組の番組名、チャンネル、放送時間、ジャンルなどの属性情報を含む録画番組テーブル(詳細後述)を含む番組データベースを生成して内部に格納する。番組データベースは、記憶装置15,28における番組の記録位置に関する情報などをさらに含む。番組再生回路35は、記憶装置15,28に録画された複数の番組のうちの1つを再生する再生手段である。記憶装置36は、番組シリーズテーブル(詳細後述)を有する記憶手段である。UI生成回路37は、録画された複数の番組のうちの1つを選択するためのユーザインターフェースを生成するユーザインターフェース生成手段である。画面重畳回路38は、再生された番組の映像及びユーザインターフェース画像に基づいて出力映像を生成する画面重畳手段である。制御回路31は、ユーザコマンドに基づいて、通常録画回路14、チャンネル録画回路27、番組再生回路35、及びUI生成回路37を制御する制御手段である。
画面重畳回路38によって生成された出力映像は、ディスプレイ4の画面40に表示される。
図2は、図1のリモートコントローラ2の上面図である。本実施形態では、リモートコントローラ2の複数のキーのうち、特に、新着番組キー51、カーソルキー52、決定キー53、編集キー54、及び戻るキー55が使用される。カーソルキー52は、上キー、下キー、左キー、及び右キーを含む。
[1−2.動作]
[1−2−1.ユーザインターフェース]
本実施形態において、録画された複数の番組は、少なくとも1つの番組をそれぞれ含む複数の番組シリーズを形成する。番組シリーズは、例えば、続きもののドラマ又はアニメーションの番組、毎週同じ時間帯に映画を放送する番組、毎日同じ時間帯にニュースを放送する番組、などにより形成される。各番組シリーズは、対応する番組シリーズ条件によって特定される。ここで、番組シリーズ条件は、当該番組シリーズに含まれる番組の番組名、チャンネル、及び放送時間に関連する。
図3は、図1のディスプレイ4に表示される第1階層メニューの第1ページの例を示す図である。図4は、図1のディスプレイ4に表示される第1階層メニューの第2ページの例を示す図である。図3の画面は、録画再生装置1の電源をオンしたとき、又は、リモートコントローラ2の新着番組キー51を押下したときに表示される。図3及び図4において、「番組シリーズ1」〜「番組シリーズ36」は、各番組シリーズを識別する固有の名前を表す。図3において、録画された少なくとも1つの番組をそれぞれ含む複数の番組シリーズ1〜24は、異なるジャンル61〜64に分類されて表示される。ジャンル61の領域は、複数の番組シリーズ1〜6を含むリスト領域61aと、リスト領域61aの先頭の番組シリーズ1のサムネイル画像61bとを含む。リモートコントローラ2のカーソルキー52の上キー又は下キーを押下することによりカーソル60を移動させ、リスト領域61aをスクロールする。他のジャンル62〜64の領域もジャンル61の領域と同様に構成される。リモートコントローラ2のカーソルキー52の左キー又は右キーを押下することによりカーソル60を移動させ、ジャンル61〜64が選択される。カーソル60がジャンル61にあるときに左キーを押下することにより、又は、カーソル60がジャンル64にあるときに右キーを押下することにより、図4の画面に進む。図4の画面は、図3のジャンル61〜64の領域と同様に構成されたジャンル65〜68の領域を含む。ジャンル67の領域は、ジャンル及び番組シリーズにかかわらず、録画されたすべての番組101〜106…を含む。ジャンル68の領域は未登録である。カーソル60がジャンル65にあるときに左キーを押下することにより、又は、カーソル60がジャンル68にあるときに右キーを押下することにより、図3の画面に戻る。サムネイル画像61bは、リスト領域61aの番組シリーズのうち、カーソル60で選択される番組シリーズに含まれる1つの番組のサムネイル画像である。表示すべきサムネイル画像の選択方法については後述する。
図3及び図4において、番組シリーズに付与された「新」のアイコン(新着アイコン)は、新たに録画された番組、すなわち、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が予め決められたしきい値以下である番組を含むことを示す。
図5は、図1のディスプレイ4に表示される第2階層メニューの例を示す図である。図5の画面は、図3及び図4に示す番組シリーズのうちの1つを選択するユーザコマンドが入力されたとき、例えば図3の番組シリーズ1にカーソル60があるときにリモートコントローラ2の決定キー53が押下されたときに表示される。図5の画面は、録画された複数の番組のうち、選択された番組シリーズ1に含まれる番組1−1〜1−3を配列したリスト領域71と、リスト領域71においてカーソル70が位置している番組1−2のサムネイル画像72とを含む。リモートコントローラ2のカーソルキー52の上キー又は下キーを押下することによりカーソル70を移動させ、リスト領域71をスクロールする。
図5において、番組に付与された「未」のアイコン(未視聴アイコン)は、未視聴の番組、すなわち、記憶装置15,28に録画されてから再生されていないことを示す。
図5に示す番組のうちの1つを選択するユーザコマンドが入力されたとき、例えば番組1−2にカーソル70があるときにリモートコントローラ2の決定キー53が押下されたとき、当該番組が再生される。
[1−2−2.録画番組テーブル]
図6は、図1の番組DB生成回路34に格納される録画番組テーブルの例を示す表である。録画番組テーブルは、記憶装置15,28に録画された各番組の番組名、チャンネル、開始時刻、終了時刻、ジャンル、及び未視聴フラグを格納する。録画番組テーブルにおいて、各ジャンルは、例えば、予め決められた1ビットで表される。未視聴フラグは、図5の未視聴アイコンに対応し、記憶装置15,28に録画されてから再生されていないことを示す。番組が記憶装置15,28に録画されると、固有の番組番号が付与される。記憶装置15,28に録画された番組を消去すると、録画番組テーブルにおける対応する番組の項目は削除される。
図6の例では、番組番号1の番組は、「ドラマ1」というタイトルのドラマを含む番組シリーズを形成する。番組番号2〜3の番組は、「朝ドラ」というタイトルのドラマを含む番組シリーズを形成する。番組番号4の番組は、「朝ドラ」というタイトルのドラマを含む番組シリーズであって、番組番号2〜3の番組シリーズとは異なる放送時間における異なる番組シリーズを形成する。番組番号4の番組は番組番号3の番組の再放送である。番組番号5〜7の番組は、「映画1」及び「映画2」というタイトルの映画と、「アニメ映画1」というタイトルのアニメーションとを含む1つの番組シリーズを形成する。番組番号8〜9の番組は、「○○ドラマ2」というタイトルのドラマを含む番組シリーズを形成する。番組番号10〜11の番組は、「アニメ1」というタイトルのアニメーションを含む番組シリーズを形成する。番組番号12の番組は、「ドラマ3」というタイトルのドラマを含む番組シリーズを形成する。番組番号13〜15の番組は、「ドラマ4」というタイトルのドラマと、「映画3」というタイトルの映画と、「バラエティー1」というタイトルのバラエティー番組とを含む1つの番組シリーズを形成する。
[1−2−3.番組シリーズテーブル]
図7は、図1の記憶装置36に格納される番組シリーズテーブルの例を示す表である。番組シリーズテーブルは、少なくとも1つの番組をそれぞれ含む複数の番組シリーズを特定する複数の番組シリーズ条件と、各番組のジャンルとを格納する。番組シリーズテーブルにおいて、各ジャンルは、例えば、予め決められた1ビットで表される。制御回路31は、録画された複数の番組のうちの1つを再生したとき、当該番組を含む番組シリーズの番組シリーズ条件と当該番組のジャンルとを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに格納する。番組シリーズテーブルは、複数の番組シリーズのそれぞれについて、当該番組シリーズの番組シリーズ条件と、当該番組シリーズに含まれるすべての番組のすべてのジャンルとを互いに関連付けて格納する。各番組シリーズ条件は、番組の番組名から生成された当該番組のキーワード、チャンネル、及び放送時間(開始時刻及び終了時刻)を含む。毎日放送される番組を含む番組シリーズが存在する可能性があるので、放送時間の条件は曜日の情報を含まない。
番組シリーズテーブルはさらに、複数の番組シリーズのそれぞれについて、当該番組シリーズの番組シリーズ条件に関連付けて、新着フラグと代表番組番号とを格納する。新着フラグは、図3及び図4の新着アイコンに対応し、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が予め決められたしきい値以下である番組が番組シリーズに含まれることを示す。代表番組番号は、各番組シリーズに含まれる番組のうち、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が最も短い番組の番組番号である。従って、新着フラグは、代表番組番号によって特定される番組を記憶装置15,28に録画してからの経過時間が予め決められたしきい値以下であることを示す。また、図3及び図4の各ジャンルのサムネイル画像として、代表番組番号によって特定される1つの番組のサムネイル画像が表示される。
1つの番組シリーズにおいて、放送回ごとに番組名が変化することがある。例えば、図6の番組番号5〜7の番組シリーズでは、先頭の「金曜映画シアター」という文字列は共通であるが、その後に、放送回ごとに異なる映画又はアニメーションのタイトルが続く。また、図6の番組番号8〜9の番組シリーズでは、放送回ごとに、その放送回数を示す回数文字列(#2、#3)が付与されている。従って、制御回路31は、図12及び図13を参照して後述するキーワード生成処理を実行することにより、1つの番組シリーズに含まれる個別の放送回の番組名から、放送回ごとの差異を吸収した、当該番組シリーズを示すキーワードを生成する。図6の番組番号1の番組シリーズには、キーワード「ドラマ1」が生成される。図6の番組番号2〜3の番組シリーズに対して、キーワード「朝ドラ」が生成される。図6の番組番号4の番組シリーズに対して、キーワード「朝ドラ」が生成される。図6の番組番号5〜7の番組シリーズに対して、キーワード「金曜映画シアター」が生成される。図6の番組番号8〜9の番組シリーズに対して、キーワード「○○ドラマ2」が生成される。図6の番組番号10〜11の番組シリーズに対して、キーワード「アニメ1」が生成される。図6の番組番号12の番組シリーズに対して、キーワード「ドラマ3」が生成される。図6の番組番号13〜15の番組シリーズに対して、キーワード「月曜バラエティー」が生成される。キーワードは、番組シリーズを識別する固有の名前(図3及び図4の「番組シリーズ1」〜「番組シリーズ36」)として使用される。
1つの番組シリーズにおいて、放送回ごとに放送時間が変化することがある。例えば、図6の番組番号8〜9の番組シリーズでは、番組番号9の放送回の放送時間は、番組番号8の放送回の放送時間よりも30分遅れている。このように放送時間が変化していても、その変化が予め決められた範囲内(例えば±3時間15分)にあるうちは、番組は同じ番組シリーズに含まれると判断される。
制御回路31は、上述のように、ある番組シリーズにおいて、以前の放送回の放送時間とは異なる放送時間を有する番組を当該番組シリーズに含まれるものとと判断したとき、当該番組の放送時間により番組シリーズ条件を補正してもよい。番組シリーズ条件は、例えば、新たな放送時間を追加することによって補正される。
1つの番組シリーズにおいて、複数の放送回が1日のうちに連続して放送されることがある。例えば、図6の番組番号10〜11の番組シリーズでは、第13話及び第14話が同日に連続して放送されている。この場合、放送回ごとに番組シリーズ条件を補正する(すなわち、新たな放送時間を追加する)ことにより、連続して放送されるすべての番組が同じ番組シリーズに含まれると判断される。
1つの番組シリーズにおいて、放送回ごとに番組のジャンルが変化することがある。図6の番組番号5〜7の番組シリーズは、ジャンル「映画」の放送回と、ジャンル「アニメーション」の放送回とを含む。図6の番組番号13〜15の番組シリーズは、ジャンル「ドラマ」の放送回と、ジャンル「映画」の放送回と、ジャンル「バラエティー」の放送回とを含む。前述のように、番組シリーズテーブルは、複数の番組シリーズのそれぞれについて、当該番組シリーズの番組シリーズ条件と、当該番組シリーズに含まれるすべての番組のすべてのジャンルとを互いに関連付けて格納する。
[1−2−4.番組シリーズテーブルの生成]
次に、図8〜図11のフローチャートを参照して、制御回路31によって実行される番組シリーズテーブル生成処理について説明する。
図8は、図1の制御回路31によって実行される番組シリーズテーブル生成処理を示すフローチャートである。
図8のステップS1〜S5では、録画された複数の番組のうちの1つを再生したとき、再生の停止後に、当該番組を含む番組シリーズの番組シリーズ条件と当該番組のジャンルとを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに自動的に格納する。ステップS1において、制御回路31は、予め決められた時間長より長い時間にわたって再生中である番組があるか否かを判断し、YESのときはステップS2に進み、NOのときはステップS6に進む。予め決められた時間長は、例えば、30秒、10分、又は番組の長さの半分、などである。再生を開始してからすぐに(例えば30秒経過する前に)停止した番組については、当該番組を含む番組シリーズの番組シリーズ条件と当該番組のジャンルとを番組シリーズテーブルに格納しない。ステップS2において、制御回路31は、番組の再生を停止したか否かを判断し、YESのときはステップS3に進み、NOのときはステップS2を繰り返す。ステップS3において、制御回路31は、録画番組テーブルにおいて当該番組の未視聴フラグが1であるか否かを判断し、YESのときはステップS4に進み、NOのときはステップS6に進む。ステップS4において、制御回路31は、再生後のテーブル生成処理を実行し、当該番組を含む番組シリーズの番組シリーズ条件と当該番組のジャンルとを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに格納する。再生後のテーブル生成処理については、図9を参照して後述する。ステップS5において、制御回路31は、録画番組テーブルにおいて当該番組の未視聴フラグを0にセットする。
図8のステップS6〜S7では、番組の再生後に自動的に登録するのではなく、ユーザから入力された番組シリーズ条件及びジャンルを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに格納する。ステップS6において、制御回路31は、番組シリーズテーブルのユーザ登録コマンドが入力されたか否かを判断し、YESのときはステップS7に進み、NOのときはステップS8に進む。番組シリーズテーブルのユーザ登録コマンドは、例えば、図4の画面においてカーソル60がいずれかの番組シリーズの領域にあるときに、リモートコントローラ2の編集キー54を押下することによって入力される。カーソル60がある番組シリーズの領域にあるときにリモートコントローラ2の編集キー54を押下することに応じて、制御回路31は、その番組シリーズの番組シリーズ条件及びジャンルを編集するか、新たな番組シリーズ条件及びジャンルを登録するかをユーザに選択させてもよい。ステップS7において、制御回路31は、ユーザ登録処理を実行し、ユーザからリモートコントローラ2及びRC受信機32を介して入力された番組シリーズ条件及びジャンルを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに格納する。ユーザ登録処理については、図10を参照して後述する。
図8のステップS8〜S10では、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれる番組であって、当該番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルとは異なるジャンルを有する番組を録画したとき、当該番組シリーズ条件に関連付けて当該番組のジャンルを番組シリーズテーブルに自動的に追加する。ステップS8において、制御回路31は、録画中の番組があるか否かを判断し、YESのときはステップS9に進み、NOのときはステップS1に戻る。ステップS9において、制御回路31は、録画中のテーブル生成処理を実行し、番組シリーズテーブルに格納された番組シリーズ条件に関連付けて当該番組のジャンルを番組シリーズテーブルに追加する。録画中のテーブル生成処理については、図11を参照して後述する。ステップS10において、制御回路31は、録画番組テーブルにおいて当該番組の未視聴フラグを1にセットする。
ステップS9〜S10は、番組の録画の開始時又は終了後に実行してもよい。
図9は、図8のフローチャートにおける、再生後のテーブル生成処理(ステップS4)の詳細を示すフローチャートである。
ステップS21において、制御回路31は、再生を停止した番組の番組名、チャンネル、放送時間、及びジャンルを、録画番組テーブルから抽出する。ステップS22において、制御回路31は、番組の番組名を正規化する。番組名の少なくとも一部の文字列が、全角文字で表されることも、半角文字で表されることもあり、また、大文字で表されることも、小文字で表されることもある。従って、制御回路31は、番組名に含まれる英数字を例えば半角大文字に統一することで番組名を正規化する。ステップS23において、制御回路31は、番組シリーズテーブルからキーワードを読み出して正規化する。
ステップS24において、制御回路31は、番組の番組名、チャンネル、及び放送時間が、番組シリーズテーブルにおけるいずれかの番組シリーズ条件を満たすか否かを判断し、YESのときはステップS25に進み、NOのときはステップS29に進む。ステップS24において、制御回路31は、番組の番組名が番組シリーズ条件のキーワードを含むか否かを判断する。さらに、ステップS24において、制御回路31は、番組のチャンネルが番組シリーズ条件のチャンネルに一致するか否かを判断する。さらに、ステップS24において、制御回路31は、番組の開始時刻が番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内(例えば±3時間15分)にあるか否かを判断する。上述した番組名、チャンネル、及び放送時間の条件をすべて満たすとき、制御回路31は、番組の番組名、チャンネル、及び放送時間が、番組シリーズテーブルにおける番組シリーズ条件を満たすと判断する。
ステップS25において、制御回路31は、番組のジャンルが、ステップS24で比較した番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルに一致するか否かを判断し、YESのときはステップS27に進み、NOのときはステップS26に進む。ステップS26において、制御回路31は、番組のジャンルを番組シリーズテーブルに追加する。これにより、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれる番組であって、当該番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルとは異なるジャンルを有する番組を再生したとき、当該番組シリーズ条件に関連付けて当該番組のジャンルを番組シリーズテーブルに追加する。
ステップS27において、制御回路31は、番組の放送時間が、ステップS24で比較した番組シリーズ条件の放送時間に一致するか否かを判断し、YESのときは図8のステップS4に進み、NOのときはステップS28に進む。ステップS28において、制御回路31は、番組の開始時刻(又は、開始時刻及び終了時刻)を番組シリーズ条件に追加することにより、番組シリーズテーブルを補正する。これにより、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件のキーワード及びチャンネルに係る条件を満たし、かつ、当該1つの番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内に開始時刻を有する番組を再生したとき、当該番組の開始時刻を当該番組シリーズ条件に追加する。
ステップS29において、制御回路31は、キーワード生成処理を実行し、番組の番組名からキーワードを生成する。キーワード生成処理については、図12及び図13を参照して後述する。ステップS30において、制御回路31は、番組のキーワード、チャンネル、放送時間、及びジャンルを、新たな番組シリーズ条件及びジャンルとして番組シリーズテーブルに格納する。ステップS31において、制御回路31は、番組の番組番号を代表番組番号として番組シリーズテーブルに格納する。ステップS32において、制御回路31は、代表番組番号によって特定される番組のサムネイル画像を生成し、番組シリーズのサムネイル画像として設定する。
ステップS24でNOのとき、すなわち、番組の番組名、チャンネル、及び放送時間が、番組シリーズテーブルにおけるどの番組シリーズ条件も満たさないとき、ステップS30〜S32において、新たな番組シリーズを番組シリーズテーブルに作成し、この番組のサムネイル画像を番組シリーズのサムネイル画像として設定する。
図10は、図8のフローチャートにおける、ユーザ登録処理(ステップS7)の詳細を示すフローチャートである。
制御回路31は、ユーザ登録コマンドが入力されたとき、ディスプレイ4の画面40にオンスクリーンキーボードなどを含むユーザインターフェースを表示し、ユーザから番組シリーズ条件及びジャンルを含むユーザ入力を取得する。ステップS41において、制御回路31は、ユーザ入力からキーワード、チャンネル、放送時間、及びジャンルを抽出する。ステップS42において、制御回路31は、ユーザ入力のキーワードを正規化する。ステップS43において、制御回路31は、番組シリーズテーブルからキーワードを読み出して正規化する。
ステップS44において、制御回路31は、ユーザ入力のキーワード、チャンネル、放送時間が、番組シリーズテーブルにおけるいずれかの番組シリーズ条件を満たすか否かを判断し、YESのときは図8のステップS8に進み、NOのときはステップS45に進む。ステップS44において、制御回路31は、ユーザ入力のキーワードが番組シリーズ条件のキーワードに一致するか否かを判断する。さらに、ステップS44において、制御回路31は、ユーザ入力のチャンネルが番組シリーズ条件のチャンネルに一致するか否かを判断する。さらに、ステップS44において、制御回路31は、ユーザ入力の開始時刻が番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内(例えば±3時間15分)にあるか否かを判断する。上述したキーワード、チャンネル、及び放送時間の条件をすべて満たすとき、制御回路31は、ユーザ入力のキーワード、チャンネル、及び放送時間が、番組シリーズテーブルにおける番組シリーズ条件を満たすと判断する。ここで、ユーザ入力のキーワードが番組シリーズ条件のキーワードに一致するか否かを判断することに代えて、ユーザ入力のキーワードが番組シリーズ条件のキーワードを含むか否かを判断してもよい。
ステップS45において、制御回路31は、ユーザ入力のキーワード、チャンネル、放送時間、及びジャンルを、新たな番組シリーズ条件及びジャンルとして番組シリーズテーブルに格納する。
図11は、図8のフローチャートにおける、録画中のテーブル生成処理(ステップS9)の詳細を示すフローチャートである。
ステップS51において、制御回路31は、録画中の番組の番組名、チャンネル、放送時間、及びジャンルを抽出する。ステップS52において、制御回路31は、番組の番組名を正規化する。ステップS53において、制御回路31は、番組シリーズテーブルからキーワードを読み出して正規化する。
ステップS54において、制御回路31は、番組の番組名、チャンネル、放送時間が、番組シリーズテーブルにおけるいずれかの番組シリーズ条件を満たすか否かを判断し、YESのときはステップS55に進み、NOのときは図8のステップS10に進む。ステップS54は、図9のステップS24と同様である。
ステップS55において、制御回路31は、番組のジャンルが、ステップS54で比較した番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルに一致するか否かを判断し、YESのときはステップS57に進み、NOのときはステップS56に進む。ステップS56において、制御回路31は、番組のジャンルを番組シリーズテーブルに追加する。これにより、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれる番組であって、当該番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルとは異なるジャンルを有する番組を録画したとき、当該番組シリーズ条件に関連付けて当該番組のジャンルを番組シリーズテーブルに追加する。
ステップS57において、制御回路31は、番組の放送時間が、ステップS54で比較した番組シリーズ条件の放送時間に一致するか否かを判断し、YESのときは図8のステップS10に進み、NOのときはステップS58に進む。ステップS58において、制御回路31は、番組の開始時刻(又は、開始時刻及び終了時刻)を番組シリーズ条件に追加することにより、番組シリーズテーブルを補正する。これにより、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件のキーワード及びチャンネルに係る条件を満たし、かつ、当該1つの番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内に開始時刻を有する番組を録画したとき、当該番組の開始時刻を当該番組シリーズ条件に追加する。
ステップS59において、制御回路31は、番組シリーズテーブルにおいて、ステップS54で比較した番組シリーズ条件に関連付けられた新着フラグを1にセットする。ステップS60において、制御回路31は、番組シリーズテーブルにおいて、番組の番組番号により、ステップS54で比較した番組シリーズ条件に関連付けられた代表番組番号を更新する。ステップS61において、制御回路31は、代表番組番号によって特定される番組のサムネイル画像を生成し、番組シリーズのサムネイル画像として設定する。
図11の録画中のテーブル生成処理では、番組シリーズテーブルにすでに番組シリーズ条件及びジャンルが格納されている番組シリーズについてのみ、番組シリーズテーブルが更新される。番組が記憶装置15,28に録画されていても、当該番組を含む番組シリーズのどの番組も再生されたことがない場合には、ステップS55〜S61は実行されず、この番組シリーズの番組シリーズ条件及びジャンルが番組シリーズテーブルに新たに格納されることもない。図9の再生後のテーブル生成処理で説明したように、番組を再生したとき、当該番組を含む番組シリーズの番組シリーズ条件と当該番組のジャンルとを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに格納する。
以上説明した図8〜図11の番組シリーズテーブル生成処理を行うことにより、図7の番組シリーズテーブルが生成される。
制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれる番組を記憶装置15,28から消去したとき、当該番組シリーズ条件と、当該番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルとを変更せずに、番組シリーズテーブルの内容を維持する。制御回路31は、ある番組を記憶装置15,28から消去してから例えば数ヶ月後に、当該番組と同じ番組シリーズに含まれる新たな番組を録画したとき、当該番組がこの番組シリーズに含まれると判断することができる。
[1−2−5.キーワード生成処理]
図12は、図9のフローチャートにおける、キーワード生成処理(ステップS29)の詳細を示すフローチャートである。図12のキーワード生成処理では、番組名の文字列から、番組シリーズ条件の一部となるキーワードを生成する。番組名の文字列は正規化されているものとする。制御回路31は、番組名の文字列を図13の条件に対して比較し、文字列における不要な文字を以下のように削除する。
ステップS101〜S103では、番組名の文字列の先頭から順に不要な文字及び文字列を削除する。ステップS101において、制御回路31は、番組名の文字列の先頭における不要な記号文字及び外字を削除する。ステップS102において、制御回路31は、番組名の文字列の先頭における、カッコ()、「」、[]などで囲まれた文字列と、第○回、第○話、#○などの回数文字列を削除する。ステップS103において、制御回路31は、番組名の文字列の先頭における削除対象である特定ジャンル名及び除外ワードを削除する。なお、除外ワードは、同時期の複数の番組シリーズを検索する場合に不要な番組シリーズを除外することを目的とし、普遍的かつ定番である任意の文字列を含むワードが指定される。このような除外ワードの例として、「水曜時代劇」、「木曜劇場」、「韓国ドラマ」などがある。また、除外ワードの設定内容によって、番組名のうち、番組の内容に関連付けられた文字列(例えば、ドラマ又は映画のタイトル)を優先してもよく、番組の時間枠に関連付けられた文字列(例えば、「水曜時代劇」)を優先してもよい。優先しないほうの文字列を除外ワードとして設定し、削除する。
ステップS104〜S106では、ステップS101〜S103で不要な文字及び文字列を削除した文字列の先頭よりも後における不要な文字及び文字列をさらに削除する。ステップS104において、制御回路31は、番組名の文字列の先頭よりも後におけるカッコ、記号文字、及び回数文字列を削除する。ステップS105において、制御回路31は、番組名の文字列の先頭よりも後における区切り文字以降の文字を削除する。ステップS106において、制御回路31は、番組名の文字列の先頭よりも後における終端文字以降の文字を削除とする。区切り文字及び終端文字よりも後の文字数が予め決められたしきい値(例えば3文字)よりも少ない場合、区切り文字及び終端文字以降の文字を削除しなくてもよい。制御回路31は、残った文字列をキーワードとして生成し、処理を終了する。
キーワードは、数文字、例えば8文字程度の長さを有する。この長さでも、チャンネル及び放送時間の条件と組み合わせることにより、異なる番組シリーズを有効に区別することができる。
図13は、図12のキーワード生成処理において使用される条件の例を示す表である。回数文字列において、{数字}は任意の数字を示し、{漢数字}は任意の漢数字を示す。除外ワードにおいて、{?}は任意の文字列を示す。図13の条件を含むテーブルは、例えば記憶装置36又は他の記憶手段に格納される。
図13の条件を含むテーブルをジャンル毎に用意することで、ジャンルに応じてキーワードとして抽出する文字列を変更することができる。
以下に、キーワード生成処理によって生成されるキーワードの例を示す。
例えばドラマのジャンルでは、番組名は、すべての放送回で、ドラマのタイトルを示す同じ文字列を含む。例えば、図6の番組番号1の番組の番組名は以下のように変更される。
(変更前) 水曜ドラマ「ドラマ1」
→(変更後) ドラマ1
また、例えば映画のジャンルでは、番組名は、すべての放送回で、番組の時間枠に関連付けられた毎回同じ文字列と、映画のタイトルを示す毎回異なる文字列とを含む。例えば、図6の番組番号5の番組の番組名は以下のように変更される。
(変更前) 金曜映画シアター[映画1]
→(変更後) 金曜映画シアター
このように、ジャンル毎に異なるキーワード生成処理が実現される。
番組名の文字列の先頭に回数文字列が存在する場合、例えば、図6の番組番号8の番組の番組名は以下のように変更される。
(変更前) #2 木曜ドラマ「○○ドラマ2」
→(変更後1) 木曜ドラマ「○○ドラマ2」
→(変更後2) ○○ドラマ2
また、番組名の文字列の先頭よりも後に回数文字列が存在する場合、例えば、図6の番組番号10の番組の番組名は以下のように変更される。
(変更前) アニメ アニメ1 第13話
→(変更後1) アニメ1 第13話
→(変更後2) アニメ1
番組名の文字列にカッコで囲まれた文字列及び記号が存在する場合、例えば、図6の番組番号12の番組の番組名は以下のように変更される。
(変更前) ▽[50周年記念]特別ドラマ[ドラマ4]
→(変更後1) [50周年記念]特別ドラマ[ドラマ4]
→(変更後2) 特別ドラマ[ドラマ4]
→(変更後3) ドラマ4
図12のステップのうちの少なくとも1つを省略してもよい。また、図13の条件は例示であり、一部の条件を省略してもよく、他の条件を含んでもよい。
図13の条件は、通信回路33を介して番組情報サーバ装置3からデータを取得することにより更新されてもよく、放送信号に重畳されて放送局から送信されてもよい。
[1−2−6.番組選択メニューの表示]
制御回路31は、録画番組テーブル及び番組シリーズテーブルに基づいて、図3〜図5のユーザインターフェースをUI生成回路37により生成する。制御回路31は、1つ又は複数の番組シリーズのそれぞれを、当該番組シリーズの番組シリーズ条件に関連付けられたすべてのジャンルに対応させて表示するように、番組シリーズテーブルに格納されたジャンルに基づいて1つ又は複数の番組シリーズを分類して配列した第1のメニュー(図3〜図4)をUI生成回路37により生成する。制御回路31は、第1のメニューにおける複数の番組シリーズのうちの1つを選択するユーザコマンドが入力されたとき、番組シリーズテーブルに格納された選択された番組シリーズの番組シリーズ条件に基づいて、録画された複数の番組のうち、選択された番組シリーズに含まれる番組を配列した第2のメニュー(図5)をUI生成回路37により生成する。
次に、図14及び図15を参照して、制御回路31によって実行される新着番組表示処理について説明する。
図14は、図1の制御回路31によって実行される新着番組表示処理を示すフローチャートの第1の部分である。図15は、図1の制御回路31によって実行される新着番組表示処理を示すフローチャートの第2の部分である。
図14のステップS71において、制御回路31は、新着番組キー51が押されたか否かを判断し、YESのときはステップS72に進み、NOのときはステップS79に進む。制御回路31は、録画再生装置1の電源をオンしたときにも、ステップS72に進んでもよい。
ステップS72において、制御回路31は、記憶装置36から番組シリーズテーブルを読み出し、各番組シリーズ条件のキーワードを正規化する。
ステップS73において、制御回路31は、番組シリーズテーブルの各番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルに基づいて、各番組シリーズを関連付けられたすべてのジャンルに対応させるように、番組シリーズをジャンルにより分類する。
ステップS74において、制御回路31は、各ジャンルの番組シリーズを、代表番組番号により特定される番組が記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が短い番組を含む順に配列する。ステップS75において、制御回路31は、番組シリーズテーブルにおいて新着フラグが1である番組シリーズ、すなわち、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が予め決められたしきい値以下である番組を含む番組シリーズに新着アイコンを付与する。これにより、新たに録画された番組があることをユーザに視覚的に通知することができる。ステップS76において、制御回路31は、各ジャンルの先頭の番組シリーズに含まれる番組のサムネイル画像を選択する。従って、制御回路31は、番組シリーズを分類したジャンルごとに、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が最も短い番組のサムネイル画像を当該ジャンルのサムネイル画像として設定する。これにより、新たに録画された番組の情報をユーザに通知することができる。
ステップS77において、制御回路31は、ステップS73〜S76の結果に基づいて、新着番組の第1階層メニュー(図3〜図4)を生成してUI生成回路37により表示する。各番組シリーズは、その番組シリーズ条件に関連付けられたすべてのジャンルで表示される。
ステップS78において、制御回路31は、第1階層メニューのいずれかの番組シリーズが選択されたか否かを判断し、YESのときは図15のステップS80に進み、NOのときはステップS79に進む。
ステップS79において、制御回路31は、戻るキー55が押されたか否かを判断し、YESのときは処理を終了し、NOのときはステップS71に戻る。新着番組表示処理を終了したとき、制御回路31は、チューナ11〜13,21〜26のいずれかによって受信された番組をそのまま表示させるか、他のメニュー画面をUI生成回路37により表示させる。
図15のステップS80において、制御回路31は、番組DB生成回路34から録画番組テーブルを読み出し、各番組の番組名を正規化する。
ステップS81において、制御回路31は、選択された番組シリーズの番組シリーズ条件(キーワード、チャンネル、及び放送時間)に基づいて、録画番組テーブルにリストされた番組のうち、選択された番組シリーズに含まれる番組を配列する。ステップS81において、制御回路31は、番組の番組名が番組シリーズ条件のキーワードを含むか否かを判断する。さらに、ステップS81において、制御回路31は、番組のチャンネルが番組シリーズ条件のチャンネルに一致するか否かを判断する。さらに、ステップS81において、制御回路31は、番組の開始時刻が番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内(例えば±3時間15分)にあるか否かを判断する。上述した番組名、チャンネル、及び放送時間の条件をすべて満たすとき、制御回路31は、番組が番組シリーズ条件を満たしたと判断し、番組シリーズ条件を満たすすべての番組を配列する。
ステップS82において、制御回路31は、ステップS81で配列された番組のうち、未視聴の番組があるか否かを判断し、YESのときはステップS83に進み、NOのときはステップS85に進む。S83において、制御回路31は、未視聴フラグが1である番組、すなわち、選択された番組シリーズに含まれる番組のうち、録画してから再生されていない番組に未視聴アイコンを付与する。ステップS84において、制御回路31は、未視聴かつ最古の番組、すなわち、録画してから再生されていない番組のうち、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が最も長い番組を強調表示するように設定する。これは、ある番組シリーズにおいて、未視聴かつ最古の番組がユーザにとって次の視聴対象となる場合が多いからである。ステップS85において、制御回路31は、最新の番組を強調表示するように設定する。番組の強調表示は、例えば、画面上の番組の領域にカーソルを配置すること、番組の領域の色を変えること、もしくは点滅させること、などを含む。ステップS86において、制御回路31は、強調表示するように設定している番組のサムネイル画像を選択する。
ステップS87において、制御回路31は、ステップS81〜S86の結果に基づいて、新着番組の第2階層メニュー(図5)を生成してUI生成回路37により表示する。このとき、ステップS78で番組シリーズを選択したときの当該番組シリーズのジャンルの分類にかかわらず、当該番組シリーズの番組シリーズ条件を満たすすべての番組が表示される。
ステップS88において、制御回路31は、第2階層メニューのいずれかの番組が選択されたか否かを判断し、YESのときはステップS90に進み、NOのときはステップS89に進む。ステップS89において、制御回路31は、戻るキー55が押されたか否かを判断し、YESのときは図14のステップS71に戻り、NOのときはステップS88に戻る。
ステップS90において、制御回路31は、選択された番組を再生する。
ステップS91において、制御回路31は、番組の再生を停止したか否かを判断し、YESのときはステップS92に進み、NOのときはステップS91を繰り返す。ステップS92において、制御回路31は、録画番組テーブルにおいて当該番組の未視聴フラグが1であるか否かを判断し、YESのときはステップS93に進み、NOのときはステップS95に進む。ステップS93において、制御回路31は、図9の再生後のテーブル生成処理を実行する。ステップS94において、制御回路31は、録画番組テーブルにおいて当該番組の未視聴フラグを0にセットする。
ステップS95において、制御回路31は、戻るキー55が押されたか否かを判断し、YESのときは図14のステップS71に戻り、NOのときはステップS80に戻る。
図16は、図15のステップS81において、番組の放送時間が一致していると判断するための第1の条件を説明する図である。図17は、図15のステップS81において、番組の放送時間が一致していると判断するための第2の条件を説明する図である。図16では、ある番組シリーズ条件が1つの開始時刻に係る条件を含んでいる場合を示す。この場合、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内(例えば、±3時間15分)に開始時刻を有する番組を、当該番組シリーズ条件の開始時刻に係る条件を満たすと判断する。制御回路31は、この番組が同じ番組シリーズ条件のキーワード及びチャンネルに係る条件をさらに満たす場合、この番組が当該番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれると判断する。制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件のキーワード及びチャンネルに係る条件を満たし、かつ、当該1つの番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内(例えば、±3時間15分)に開始時刻を有する番組を録画したとき又は再生したとき、当該番組の開始時刻を当該番組シリーズ条件に追加する。これにより、図17に示すように、番組シリーズ条件は、2つの開始時刻(同じ番組シリーズに含まれる番組1−1及び1−2の開始時刻)に係る条件を含む。制御回路31は、2つの開始時刻に係る条件の論理和を用いる。この場合、制御回路31は、番組1−1の開始時刻又は番組1−2の開始時刻に対して予め決められた範囲内(例えば、±3時間15分)に開始時刻を有する番組を、当該番組シリーズ条件の開始時刻に係る条件を満たすと判断する。
前述のように、1つの番組シリーズにおいて、複数の放送回が1日のうちに連続して放送されることがある。この場合、各放送回の長さが予め決められた範囲内(例えば、±3時間15分)であれば、放送回ごとに開始時刻を番組シリーズ条件に追加することにより、連続して放送されるすべての番組が同じ番組シリーズに含まれると判断することができる。
図14〜図15の新着番組表示処理によれば、録画された番組をジャンルに基づいて分類して表示したとき、各番組シリーズは、当該番組シリーズに含まれるすべての番組のすべてのジャンル(記憶装置15,28から消去された番組のジャンルを含む)に分類されて表示される。従って、ユーザが見たい番組がユーザが予想したジャンルとは異なるジャンルのみに分類され、ユーザが当該番組を見落とすことを防止することができる。
図14〜図15の新着番組表示処理によれば、録画された番組をジャンルに基づいて分類して表示したとき、新着アイコン及び未視聴アイコンを表示し、さらに、未視聴かつ最古の番組又は最新の番組を強調表示することにより、ユーザが見たい番組を探し出すことを簡単化することができる。
実施形態の録画再生装置1によれば、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
[1−3.効果等]
本発明の第1の態様によれば、録画再生装置は以下のように構成される。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、放送された複数の番組を録画して再生する録画再生装置1であって、記憶装置15,28と、放送された複数の番組を受信する少なくとも1つのチューナ11〜13,21〜26と、受信された複数の番組を記憶装置15,28に録画する通常録画回路14及びチャンネル録画回路27と、録画された複数の番組のうちの1つを再生する番組再生回路35と、録画された複数の番組のうちの1つを選択するためのユーザインターフェースを生成するUI生成回路37と、ユーザコマンドを取得するRC受信機32と、ユーザコマンドに基づいて、通常録画回路14及びチャンネル録画回路27、番組再生回路35、及びUI生成回路37を制御する制御回路31とを備える。録画再生装置1は、少なくとも1つの番組を含む番組シリーズを特定する番組シリーズ条件と、各番組のジャンルとを格納する番組シリーズテーブルを有する第2の記憶手段をさらに備える。番組シリーズテーブルは、前記番組シリーズの番組シリーズ条件と、前記番組シリーズに含まれるすべての番組のすべてのジャンルとを互いに関連付けて格納する。制御回路31は、録画された番組を再生したとき、前記番組を含む番組シリーズの番組シリーズ条件と前記番組のジャンルとを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに格納する。制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれる番組であって、前記番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルとは異なるジャンルを有する番組を録画したとき又は再生したとき、前記番組シリーズ条件に関連付けて前記番組のジャンルを番組シリーズテーブルに追加する。制御回路31は、前記番組シリーズの番組シリーズ条件に関連付けられたすべてのジャンルに対応させて表示するように、番組シリーズテーブルに格納されたジャンルに基づいて番組シリーズを分類して配列した第1のメニューをUI生成回路37により生成する。
これにより、番組シリーズテーブルを生成することにより、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルとは異なるジャンルを有する番組を録画したとき又は再生したとき、番組シリーズ条件に関連付けて番組のジャンルを番組シリーズテーブルに追加するので、ユーザが録画された番組をジャンルで検索するときに、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、第1のメニューにおける番組シリーズを選択するユーザコマンドが入力されたとき、番組シリーズテーブルに格納された選択された番組シリーズの番組シリーズ条件に基づいて、選択された番組シリーズに含まれる番組を配列した第2のメニューをUI生成回路37により生成する。
これにより、番組シリーズテーブルを生成することにより、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、各番組シリーズ条件は、番組の番組名から生成された当該番組のキーワード、チャンネル、及び開始時刻を含む。
これにより、異なる番組シリーズを有効に区別することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、番組のキーワードは、番組の番組名の文字列において、先頭における記号文字及び外字を削除すること、先頭におけるカッコで囲まれた文字列及び回数文字列を削除すること、先頭における特定ジャンル名及び除外ワードを削除すること、先頭よりも後におけるカッコ、記号文字、及び回数文字列を削除すること、先頭よりも後における区切り文字以降の文字を削除すること、及び先頭よりも後における終端文字以降の文字を削除とすることのうちの少なくとも1つを行うことにより生成される。
これにより、番組名の文字列から、番組シリーズを表すキーワードを適切に抽出することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件のキーワード及びチャンネルに係る条件を満たし、かつ、当該1つの番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内に開始時刻を有する番組を、当該番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれると判断する。
これにより、番組の放送時間が臨時に変更された場合であっても、番組を対応する番組シリーズに正しく分類することができる。また、番組の再放送など、番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲よりも離れた開始時刻を有する番組は、同じ番組シリーズには分類されない。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件のキーワード及びチャンネルに係る条件を満たし、かつ、当該1つの番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内に開始時刻を有する番組を録画したとき又は再生したとき、当該番組の開始時刻を当該番組シリーズ条件に追加する。
これにより、1つの番組シリーズにおいて、複数の放送回が1日のうちに連続して放送される場合であっても、連続して放送されるすべての番組が同じ番組シリーズに含まれると判断することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、録画された複数の番組のうちの1つを予め決められた時間長より長い時間にわたって再生して停止したとき、当該番組を含む番組シリーズの番組シリーズ条件と当該番組のジャンルとを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに格納する。
これにより、再生を開始してからすぐに停止した番組、すなわち、ユーザが見たいと考えていない番組については、番組シリーズ条件が追加されない。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、RC受信機32を介して入力された番組シリーズ条件及びジャンルを互いに関連付けて番組シリーズテーブルに格納する。
これにより、ユーザ入力に応じて番組シリーズ条件及びジャンルを番組シリーズテーブルに格納することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれる番組を記憶装置15,28から消去したとき、当該番組シリーズ条件と、当該番組シリーズ条件に関連付けられたジャンルとを変更せずに、番組シリーズテーブルの内容を維持する。
これにより、例えば1年前に放送された番組と同じ番組名、チャンネル、及び放送時間を有する番組は、図3〜図4の画面において、1年前に放送された番組と同じジャンルに分類されて表示される。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、通常録画回路14及びチャンネル録画回路27は、予め決められた少なくとも1つのチャンネルの複数の番組を複数日にわたって録画する。
これにより、チャンネル録画機能を有する録画再生装置など、録画再生装置に非常に多くの番組が録画されている場合にも、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
本発明の第2の態様によれば、録画再生装置は以下のように構成される。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、放送された複数の番組を録画して再生する録画再生装置1であって、記憶装置15,28と、放送された複数の番組を受信する少なくとも1つのチューナ11〜13,21〜26と、受信された複数の番組を記憶装置15,28に録画する通常録画回路14及びチャンネル録画回路27と、録画された複数の番組のうちの1つを再生する番組再生回路35と、録画された複数の番組のうちの1つを選択するためのユーザインターフェースを生成するUI生成回路37と、ユーザコマンドを取得するRC受信機32と、ユーザコマンドに基づいて、通常録画回路14及びチャンネル録画回路27、番組再生回路35、及びUI生成回路37を制御する制御回路31とを備える。録画再生装置1は、少なくとも1つの番組をそれぞれ含む複数の番組シリーズを特定する複数の番組シリーズ条件と、各番組のジャンルとを格納する番組シリーズテーブルを有する第2の記憶手段をさらに備える。番組シリーズテーブルは、複数の番組シリーズのそれぞれについて、当該番組シリーズの番組シリーズ条件と、当該番組シリーズに含まれるすべての番組のすべてのジャンルとを互いに関連付けて格納する。制御回路31は、1つ又は複数の番組シリーズのそれぞれを、当該番組シリーズの番組シリーズ条件に関連付けられたすべてのジャンルに対応させて表示するように、番組シリーズテーブルに格納されたジャンルに基づいて1つ又は複数の番組シリーズを分類して配列した第1のメニューをUI生成回路37により生成する。制御回路31は、第1のメニューをUI生成回路37により生成するとき、番組シリーズを分類したジャンルごとに、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が短い番組を含む順に番組シリーズを配列する。
これにより、第1のメニューではジャンルにより分類し、第2のメニューではジャンルにより分類せず、同じ番組シリーズのすべての番組を表示する。ジャンルが毎週変わるような番組でも、ユーザが見たい番組にたどり着きやすくなる。同じ番組シリーズの番組がジャンルで絞り込まれることなく一連の番組シリーズとして表示されるので、ジャンル分類が不正なことによる見逃しが生じにくくなる。また、第1のメニューをユーザインターフェース生成手段により生成するとき、番組シリーズを分類したジャンルごとに、第1の記憶手段に録画されてからの経過時間が短い番組を含む順に番組シリーズを配列するので、番組シリーズの最新の録画番組を容易に選択することができる。従って、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、第1のメニューをUI生成回路37により生成するとき、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が予め決められたしきい値以下である番組を含む番組シリーズに、新たに録画されたことを示す第1のアイコンを付与する。
これにより、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、第1のメニューをUI生成回路37により生成するとき、番組シリーズを分類したジャンルごとに、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が最も短い番組のサムネイル画像を当該ジャンルのサムネイル画像として設定する。
これにより、第1のメニューをユーザインターフェース生成手段により生成するとき、番組シリーズを分類したジャンルごとに、第1の記憶手段に録画されてからの経過時間が短い番組を含む順に番組シリーズを配列するので、番組シリーズの最新の録画番組を容易に選択することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、
制御回路31は、第1のメニューにおける1つ又は複数の番組シリーズのうちの1つを選択するユーザコマンドが入力されたとき、番組シリーズテーブルに格納された選択された番組シリーズの番組シリーズ条件に基づいて、録画された複数の番組のうち、選択された番組シリーズに含まれる番組を配列した第2のメニューをUI生成回路37により生成する。
これにより、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、第2のメニューをUI生成回路37により生成するとき、選択された番組シリーズに含まれる番組のうち、録画してから再生されていない番組に、録画してから再生されていないことを示す第2のアイコンを付与する。
これにより、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、第2のメニューをUI生成回路37により生成するとき、録画してから再生されていない番組のうち、記憶装置15,28に録画されてからの経過時間が最も長い番組を強調表示する。
これにより、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、第2のメニューをUI生成回路37により生成するとき、強調表示する番組のサムネイル画像を表示する。
これにより、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、各番組シリーズ条件は、番組の番組名から生成された当該番組のキーワード、チャンネル、開始時刻、及び終了時刻を含む。
これにより、異なる番組シリーズを有効に区別することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、第1のメニューをUI生成回路37により生成するとき、1つ又は複数の番組シリーズのそれぞれを識別するために当該番組シリーズのキーワードを表示する信号を出力する。
これにより、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、制御回路31は、番組シリーズテーブルに格納された1つの番組シリーズ条件のキーワード及びチャンネルに係る条件を満たし、かつ、当該1つの番組シリーズ条件の開始時刻に対して予め決められた範囲内に開始時刻を有する番組を、当該1つの番組シリーズ条件に係る番組シリーズに含まれると判断する。
これにより、番組の放送時間が臨時に変更された場合であっても、番組を対応する番組シリーズに正しく分類することができる。
実施形態に係る録画再生装置1によれば、通常録画回路14及びチャンネル録画回路27は、予め決められた少なくとも1つのチャンネルの複数の番組を複数日にわたって録画する。
これにより、チャンネル録画機能を有する録画再生装置など、録画再生装置に非常に多くの番組が録画されている場合にも、録画された番組から所望の番組を見落とす可能性を低減し、かつ、録画された番組から所望の番組を少ない手間で選択して再生することができる。
(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態に係る録画再生装置を説明した。しかしながら、本開示の技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
図3〜図4の第1階層メニューは、2ページよりも多くのページを有してもよい。他のページは、例えば、録画再生装置1のユーザが見た番組の履歴を示す履歴エリア、番組のランキングを示すランキングエリア、話題のニュース一覧を示すニュースエリアなどを含んでもよい。番組のランキング及び話題のニュース一覧は、番組情報サーバ装置3から取得される。
リスト領域61aは、画面上に表示されない番組を含む、6つよりも多くの番組シリーズを含んでもよい。リモートコントローラ2のカーソルキー52の上キー又は下キーを押下することにより、リスト領域61aをスクロールすることができる。リスト領域71は、画面上に表示されない番組を含む、3つよりも多くの番組シリーズを含んでもよい。リモートコントローラ2のカーソルキー52の上キー又は下キーを押下することにより、リスト領域71をスクロールすることができる。
図3〜図4では、画面上の各番組シリーズの領域に、番組シリーズの番組シリーズ条件のキーワード(「番組シリーズ1」〜「番組シリーズ36」)のみを示しているが、これらの領域に、番組シリーズ条件のチャンネル及び放送時間をさらに示してもよい。
図9のステップS23、図10のステップS43、図11のステップS53、及び図14のステップS72では、番組シリーズテーブルから読み出したキーワードを正規化している。正規化する前のキーワード及び正規化したキーワードの両方を番組シリーズテーブルに格納すれば、これらのステップにおける正規化を省略することができる。ユーザには正規化する前のキーワードが表示される。
図9のステップS28及び図11のステップS58では、番組の開始時刻を番組シリーズテーブルに追加することにより番組シリーズテーブルを補正したが、他の補正方法を用いてもよい。例えば、新たな番組の開始時刻により番組シリーズテーブルを更新してもよい。また、新たな番組の開始時刻と、既存の番組シリーズ条件の開始時刻との平均値により、番組シリーズテーブルを更新してもよい。
以上の説明では、ある番組が番組シリーズ条件を満たすか否かを判断する際に、放送時間の条件として番組の開始時刻のみを用いたが、番組の終了時刻をさらに用いてもよい。一般的には、異なる番組を区別するためには、番組の開始時刻を用いることが便利であるので、番組シリーズ条件から番組の終了時刻を削除してもよい。
記憶装置15,28に録画された各番組を参照するために、録画番組テーブルを用いることに代えて、記憶装置15,28に録画されたデータを直接に参照してもよい。
説明した実施形態は、チャンネル録画機能により録画された番組を選択して再生する場合に有益であるが、通常録画機能により録画された番組を選択して再生する場合にも適用可能である。
実施形態では、通常録画回路14、チャンネル録画回路27、制御回路31、番組DB生成回路34、番組再生回路35、UI生成回路37、及び画面重畳回路38を別個のブロックとして示したが、これらの一部又は全部が単一のブロックとして構成されてもよい。また、これらのブロックはハードウェアによって実現されてもよく、プロセッサ上で実行されるソフトウェアによって実現されてもよい。
以上のように、本開示の技術の例示として、実施形態に係る録画再生装置を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
従って、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。