以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明によるコンテンツ情報表示装置及び方法の一実施形態を示す構成図であって、1はTV(テレビ)受像機、2は装置本体、2aはリモコン受光部、2bはマイクロコンピュータ(マイコン)、2cは記憶装置、2dはコンテンツDB(データベース)、2eはメタデータDB、2fはチューナ、3は表示装置、4は表示画面、5はコンテンツ検索画面、6はカーソル、7はアンテナ、8はリモートコントローラ(リモコン)、8aは十字キー、8aUは上方向ボタン、8aDは下方向ボタン、8aRは右方向ボタン、8aLは左方向ボタン、8bは決定ボタン、9はメタデータ提供サーバ、10はネットワークである。
同図において、この実施形態は、TV受像機1からなるものであって、このTV受像機1は、装置本体2と表示装置3と装置本体2に操作信号を送信するリモコン7とから構成されている。
装置本体2は、リモコン8から送信される操作信号の赤外線を受光するリモコン受光部2aと、リモコン受光部2aで受光した赤外線の操作信号に応じて各部を制御するマイコン2bと、リモコン8の操作によって指定された放送番組や録画予約された放送番組(以下、これらをコンテンツという)を受信するためのアンテナ7及びチューナ2fと、受信されたコンテンツのデータベース(即ち、コンテンツDB)2dやコンテンツDB2dでの各コンテンツの属性データやサムネールデータからなるメタデータ(コンテンツの要約データ)のデータベース(メタデータDB)2eとを記憶する記憶装置2cなどを備えている。
表示装置3は、表示画面4やスピーカ(図示せず)などを備えており、リモコン8からの操作信号に伴う装置本体2でのマイコン2bの制御のもとに、その表示画面4にアンテナ7で受信されてチューナ2fで選局されたチャンネルの放送番組や、記憶装置2cのコンテンツDB2dから選択されたコンテンツ(録画済番組)や、この記憶装置2cのメタデータDB2eから選択された所定のメタデータによるGUI(グラフィク・ユーザ・インターフェイス)としてのコンテンツ検索画面5などが表示される。ここでは、かかるコンテンツ検索画面5が検索されている状態を示している。このコンテンツ検索画面5では、所望のメタデータを選択するための枠状のカーソル6が表示されており、リモコン8での十字キー8aでの上方向ボタン8aU,下方向ボタン8aD,右方向ボタン8aR,左方向ボタン8aLのいずれかを操作することにより、その操作信号が装置本体2に供給され、表示画面4でのコンテンツ検索画面5において、カーソル6がその操作に応じた方向に移動する。
なお、この実施形態では、アンテナ7を介して受信され、装置本体2の記憶装置2cにコンテンツDB2dとして記憶されるコンテンツに対しては、装置本体2において、そのメタデータが作成されて記憶装置2cにメタテータDB2eとして記憶されるが、各コンテンツのメタデータがメタデータ提供サーバ9に保存されており、リモコン8の操作により、受信されて記憶装置2cにコンテンツDB2dとして記憶されるコンテンツに対し、あるいは録画予約されていて予約時刻に受信されて記憶装置2cにコンテンツDB2dとして記憶されるコンテンツに対し、かかるコンテンツの記憶装置2cへの録画とともに、その該当するメタデータをメタデータ提供サーバ9からネットワーク10を介して取得し、記憶装置2cにメタテータDB2eとして記憶するようにしてもよい。
図2は図1における装置本体2の回路構成の一具体例を示すブロック構成図であって、11は番組情報抽出部、12は音声再生部、13は映像再生部、14は表示合成部、15はメモリ、16はHDD(ハードディスクドライブ)、17はDVD(デジタル多用途ディスク)、18は外部インターフェイス部、19はメモリ、20は画像生成部であり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、リモコン7(図1)からの操作信号の赤外線はリモコン受光部2aで受光され、その操作信号がマイコン2bに供給される。マイコン2bは、この操作信号を基に、リモコン8の操作に応じて各部を制御し、装置本体2をこの操作に応じた動作を行なわせる。
リモコン8の操作により、所望チャンネルのコンテンツ(放送番組の映像信号や音声信号)の受信が指示されると、マイコン2bはチューナ2fにこの指定されたチャンネルを設定し、このチャンネルのコンテンツを受信させる。アンテナ7で受信されてチューナ2fで選局されたこの指定チャンネルのコンテンツは、番組情報抽出部11を介して音声再生部12に供給されて増幅などの音声再生処理され、音声信号が再生されて表示装置3(図1)のスピーカに供給される。また、受信されたコンテンツは番組情報抽出部11を介して映像再生部13に供給され、映像信号が増幅などの再生処理される。この映像信号は、表示合成部14を介して表示装置3(図1)に供給され、その表示画面4にこの受信チャンネルの映像が表示される。
所望チャンネルの受信開始後、リモコン8からこのチャンネルのコンテンツの録画を指令する操作信号が送信すると、受信したこの指令信号に応じてマイコン2bが録画のための各部の制御を行なうが、これにより、番組情報抽出部11で抽出されて映像再生部13に供給されるこの受信チャンネルの映像信号と音声信号とがHDD16に供給される。このHDD16は、図1に示す記憶装置2cを形成するものであり、このHDD16に供給された映像信号と音声信号とが、コンテンツDB2dとして記憶される。
また、これとともに、番組情報抽出部11では、この受信チャンネルのコンテンツから、映像信号や音声信号を用いて、メタデータが生成され、HDD16に供給されて、メタデータDB2eとして、記憶される。
さらに、受信番組の映像信号には、EPG(電子番組表)情報が重畳されており、このEPG情報が番組情報抽出部11で抽出されてHDD16に記憶される。リモコン8から番組表の表示指示の操作信号が送信されると、これを取得したマイコン2bは、HDD16がEPG情報を取得して電子番組表を作成し、これを画像生成部20に供給して電子番組表の画像信号を生成させる。表示合成部14は、画像生成部20から電子番組表の画像信号を取得し、メモリ15に格納しながら映像再生部13からの映像信号と合成し、表示装置3(図1)に供給する。これにより、表示装置3の表示画面4(図1)に電子番組表が表示される。この電子番組を基に、リモコン8で所望チャンネルの受信のための操作をすると、上記のように、指定されたチャンネルの受信と表示装置3での表示が行なわれるし、また、この電子番組表を用いてリモコンの所定操作を行なうことにより、所望チャンネルの録画を予約することができる。
録画予約されたチャンネルのコンテンツは、その録画予約時刻になると、マイコン2bの制御により、上記のように受信され、受信されたコンテンツがHDD16にコンテンツDB2dとして記憶(録画)されるが、また、このコンテンツのメタデータが番組情報抽出部11で抽出され、HDD16にメタデータDB2eとして記憶される。
なお、リモコン8の所定の操作により、リモコン8によって指定されたチャンネルのコンテンツ、あるいは録画予約されているチャンネルのコンテンツを、装置本体2に着脱可能なDVD17(なお、ここでは、外部記憶装置として、DVDを用いているものとするが、他の大容量の外部記憶装置を用いるようにしてもよい)に、コンテンツDBとして、記憶するようにすることもできる。この場合には、このコンテンツが番組情報抽出部11で抽出されるメタデータも、DVD17に、メタデータDBとして、記憶される。
即ち、受信されたコンテンツがHDD16に記憶されるときには、そのメタデータもこのHDD16に記憶され、DVD17(即ち、外部記憶装置)に受信されたコンテンツが記憶されたときには、そのメタデータもこのDVD17(即ち、外部記憶装置)に記憶される。
また、コンテンツのメタデータとしては、番組情報抽出部11で抽出する代わりに、図1でのメタデータ提供サーバ9からネットワーク10を介して取得することができる。この場合には、録画予約している放送番組のコンテンツを受信して録画するとともに、マイコン2bが、外部インターフェイス部18からネットワーク10を介して、この録画する放送番組のコンテンツに対するメタデータをメタデータ提供サーバ9に要求すると、メタデータ提供サーバ9からは要求されたこのコンテンツのメタデータがネットワーク10を介して装置本体2に送信される。装置本体2では、このメタデータが外部インターフェイス部18で受信され、マイコン2bの制御のもとに、このコンテンツが記憶されたHDD16もしくはDVD17にメタデータDB2eとして記憶される。
リモコン8で所定のメタデータの表示を要求する操作をすると、その操作信号がリモコン受光部2aで受信されてマイコン2bに供給され、マイコン2bは要求されるメタデータをHDD16やDVD17から読み出し、画像生成部20に供給する。画像生成部20では、かかるメタデータを処理してメタデータからなるコンテンツ検索画面の画像信号が生成され、表示合成部14に供給される。表示合成部14では、メモリ15を用いて映像再生部13からの映像信号にコンテンツ検索画面の画像信号が合成され、表示装置3(図1)に供給される。これにより、この表示装置3の表示画面4にこのコンテンツ検索画面5が表示される。
図3は表示装置3の表示画面4に表示されるGUI(グラフィク・ユーザ・インターフェイス)としてのコンテンツ検索画面5の一具体例を示す図であって、21は項目欄、22はメタデータ一覧表示エリア、23は操作ガイダンス、23a〜23dはガイド、24はメタデータ保存場所選択欄、25はフォルダ/ジャンル(分類)選択欄、25a,25bはスクロールマーク、26はコンテンツ一覧表示/選択欄、27はサムネール画像表示/選択欄、28a〜28fはメタデータ保存場所タグ、29a〜29eはフォルダタグ、30a〜30hはメタデータ、31はコンテンツ属性データ、32はサムネール画像であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
リモコン8(図1)でコンテンツ検索画面5の表示を要求する操作をすると、表示装置3の表示画面4(図1)に、図3に示すように、コンテンツ検索画面5が表示される。
このコンテンツ検索画面5は、その上辺側に設けられた項目欄21の項目毎に横方向に区分されたメタデータ一覧表示エリア22や、リモコン8の操作のガイド23a〜23dを表わした操作ガイダンス23からなっている。メタデータ一覧表示エリア22での項目としては、コンテンツの保存場所を選択可能とするコンテンツ保存場所選択欄24と、保存場所でのコンテンツのフォルダやジャンルを選択できるようにしたフォルダ/ジャンル(分類)選択欄25と、メタデータ30a,30b,30c,……毎にコンテンツの属性の一覧が表示され、そのいずれかを選択可能としたコンテンツ一覧表示/選択欄26と、同じくコンテンツのサムネール画像の一覧が表示され、そのいずれかを選択可能としたサムネール画像表示/選択欄27とが設定されている。
コンテンツ保存場所選択欄24には、コンテンツを保存している保存場所を選択するためのタグ、即ち、「すべての場所」タグ28a,「HDD」タグ28b,DVDなどのリムーバブルな記録媒体としてのiVDR(Information Versatile Disk for Removable usage)に対する「iVDR」タグ28c,「SDカード」タグ28d,「AVネットワーク状の階層へ」タグ28e,「ライブラリ開く」タグ28fが設けられており、これらのうちのいずれかを選択すると、そのタグに該当する保存場所に保存されているコンテンツを検索するためのメタデータ30(メタデータ30a,30b,30c,……の総称)がこのコンテンツ検索画面5で表示の対象となる。また、フォルダ/ジャンル(分類)選択欄25は、このコンテンツ検索画面5で表示の対象となるメタデータ30をフォルダなどで区分するか、ジャンルで区分できるようにしたものである。ここでは、フォルダで区分した状態を示しており、この場合には、コンテンツがフォルダ内に格納されているか否かに関係なく、全ての保存されたコンテンツのメタデータを表示対象とする「全てのコンテンツ」タグ29aやフォルダでのコンテンツのメタデータを表示対象とする「フォルダのみ」タグ29b,ユーザ毎のフォルダタグ(例えば、「お父さんフォルダ」タグ24c,「お母さんフォルダ」タグ29d,「お姉さんフォルダ」タグ29eなど)などが設けられており、そのいずれかのタグを選択すると、そのタグに該当するコンテンツのメタデータがこのコンテンツ検索画面5で表示対象となる。ここでは、「すべての場所」タグ28aと「お父さんフォルダ」タグ29cとが選択された状態が示されており、このため、全ての場所に保存された「お父さん」フォルダのコンテンツのメタデータが表示対象となり、これらがメタデータ30a,30b,……として表示されている。
なお、このフォルダ/ジャンル選択欄25には、スクロールマーク25a,25bが設けられており、これらを操作することにより、フォルダタグ29(フォルダタグ29a,29b,29c,……の総称)の配列を上方向あるいは下方向スクロールさせることができ、表示されていないフォルダタグを表示させるようにすることができる。
コンテンツのメタデータ30は、コンテンツ一覧表示/選択欄26で表わされるコンテンツ属性データ31と、サムネール画像表示/選択欄27で表わされるサムネール画像32とからなり、1つのコンテンツに対し、1以上のサムネール画像32が作成されて表示される。ここで表示されるコンテンツ属性データ31は、例えば、コンテンツのタイトル(このタイトルは、例えば、「最大で全角22文字まで表示」というように、表示される文字数が制限される)や該当するコンテンツの録画日(例えば、[録画]00/00(水))、チャンネル名(例えば、BS000)、コンテンツの時間長(例えば、00h00m)、コンテンツの保存場所(例えば、iVDR TSE)、サムネール画像の抽出ルール(例えば、ルール1)である。
ここでは、全ての保存場所(タグ28a)での「お父さん」フォルダのコンテンツ(タグ29c)のメタデータがこのコンテンツ検索画面5の表示対象となっているので、保存場所は種々であるが、ここでは、便宜上、同じ保存場所「iVDR TSE」に保存されているメタデータ30を示している。
また、サムネール画像32は、所定のルールに従って作成するものであるが、そのルールとしては、複数個あり、コンテンツのメタデータ30では、そのうちの1つのルールで作成されたサムネール画像32が表示される。ここでは、メタデータ30a,30c,30e〜30hでは、ルール1によって作成されたサムネール画像32が表示され、メタデータ30bでは、ルール4によって作成されたサムネール画像32が表示され、メタデータ30dでは、ルール5によって作成されたサムネール画像32が表示されているものとしている。
サムネール画像の作成ルールの例としては、
ルール1:一定時間毎にコンテンツのフレームまたはフィールド画像を抽出
し、これをサムネール画像とする
ルール2:音声が盛り上がる(例えば、歓声がある)タイミングでのコンテ
ンツのフレームまたはフィールド画像を抽出し、これをサムネー
ル画像とする
ルール3:字幕の人名テキストが表示されるタイミングでのコンテンツのフ
レームまたはフィールド画像を抽出し、これをサムネール画像と
する
ルール4:コマーシャル(CM)直後のフレームまたはフィールド画像を抽
出し、これをサムネール画像とする
などがあり、各コンテンツでは、これらルール毎にサムネール画像が作成され、そのうちの1つのルールによるサムネール画像が図3に示すように表示される。
コンテンツ検索画面5では、カーソル6が表示される。このカーソル6は、リモコン8の操作により、メタデータ保存場所選択欄24でのタグ28a〜28f,フォルダ/ジャンル選択欄25のタグ29a〜29e,コンテンツ一覧表示/選択欄26のコンテンツ属性データ31,サムネール画像表示/選択欄27のサムネール画像32のいずれか1つを選択した状態に表示されるが、初期状態では(メタデータ保存場所選択欄24でのタグ28a〜28f、あるいはフォルダ/ジャンル選択欄25のタグ29a〜29eのいずれかが選択されたときには)、先頭(最上)に表示されるメタデータ30aでのコンテンツ一覧表示/選択欄26のコンテンツ属性データ31を選択した状態にあるものとする(但し、これに限るものではない)。
図4は図1における番組情報抽出部1の一具体例の要部を示すブロック構成図であって、33は入力端子、34は時刻情報付加部、35はタイマ、361は時間計測部、362〜364は時刻検出部、371〜374はサムネール抽出部、38は音声盛り上がり検出部、39はテキスト検出部、40はCM(コマーシャルデータ)終了検出部、411〜414は時刻情報付加部、421〜424はメモリであり、図2に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
この番組情報抽出部11の具体例は、コンテンツの録画とそのメタデータの作成のための構成部分のみを示している。また、メタデータの作成には、複数のルールが設定されており、夫々のルール毎に、そのルールに従って、メタデータが作成されるが、ここでは、そのルールを、上記の
ルール1:一定時間毎にコンテンツのフレームまたはフィールド画像を抽出
し、これをサムネール画像とする
ルール2:音声が盛り上がる(例えば、歓声がある)タイミングでのコンテ
ンツのフレームまたはフィールド画像を抽出し、これをサムネー
ル画像とする
ルール3:字幕の人名テキストが表示されるタイミングでのコンテンツのフ
レームまたはフィールド画像を抽出し、これをサムネール画像と
する
ルール4:コマーシャル(CM)直後のフレームまたはフィールド画像を抽
出し、これをサムネール画像とする
4種のルールとする。
図4において、リモコン8(図1)から録画開始の操作信号が送信されると、あるいは録画予約されたコンテンツの録画開始時刻になると、マイコン2b(図1,図2)からの制御信号により、番組情報抽出部11やコンテンツDB2dが動作を開始する。
番組情報抽出部11が動作を開始すると、入力端子33から受信されたチャンネルのコンテンツCntが入力されるが、これとともに、タイマ35がクリアされて計時動作を開始する。これにより、タイマ35から時刻情報Tifが出力され、時間計測部361や時刻検出部362〜364に供給される。入力端子33から入力された受信コンテンツCntは、時刻情報付加部34に供給され、タイマ35からの時刻情報Tifが付加されてコンテンツDB2dに記憶(録画)されるとともに、サムネール抽出部371〜374や音声盛り上がり検出部38,テキスト検出部39,CM終了検出部40に供給される。
時間計測部361,サムネール抽出部371及び時刻情報付加部411は上記のルール1に従ってメタデータ、特に、サムネール画像を生成するものであって、時間計測部361がタイマ35からの時刻情報Tifを用いて時間計測しており、所定時間(例えば、5分間)毎にサムネール抽出信号Ss1をサムネール抽出部371に送る。サムネール抽出部371は、このサムネール抽出信号Ss1が供給されると、入力されるコンテンツCntからその時点での1フレームまたはフィールドの画像信号をサムネール画像信号SV1として抽出する。このサムネール画像信号SV1は時刻情報付加部411に供給され、時間計測部361からのサムネール抽出信号Ss1を出力した時点での時刻情報が付加されてメモリ421に記憶される。以下同様にして、時間計測部361が所定時間の経過を計測する毎に、サムネール抽出部371と時刻情報付加部411とによって時刻情報が付加されたルール1によるサムネール画像信号SV1が作成されて、順次メモリ421に格納される。
また、音声盛り上がり検出部38は、入力されるコンテンツCntを常時監視しており、その音声情報から、例えば、サッカーや野球の番組などで盛り上がったときの観客の音声の高まりなどを検出し、サムネール抽出信号Ss2をサムネール抽出部372に供給する。サムネール抽出部372では、このサムネール抽出信号Ss2が供給されると、入力されるコンテンツCntからその時点での1フレームまたはフィールドの画像信号がサムネール画像信号SV2として抽出され、時刻情報付加部412に供給される。これとともに、音声盛り上がり検出部38は音声の盛り上がりを検出したことを時刻検出部362に通知する。時刻検出部362は、この通知を受けると、そのタイミングでの時刻情報を抽出し、時刻情報付加部412に供給する。これにより、時刻情報付加部412では、サムネール抽出部372からのサムネール画像信号SV2にこの時刻情報が付加されてメモリ422に格納される。以下同様にして、音声盛り上がり検出部38によって入力されるコンテンツCntでの音声の盛り上がりが検出される毎に、サムネール抽出部372と時刻情報付加部412とによって時刻情報が付加されたルール2によるサムネール画像信号SV2が得られて、順次メモリ422に順次格納される。
さらに、テキスト検出部39は、入力されるコンテンツCntを常時監視しており、その各フレームもしくはフィールド毎に字幕の人名などのテキストデータの有無を判定しており、これを検出すると、サムネール抽出信号Ss3をサムネール抽出部373に供給する。サムネール抽出部373では、このサムネール抽出信号Ss3が供給されると、入力されるコンテンツCntからその時点での1フレームまたはフィールドの画像信号がサムネール画像信号SV3として抽出され、時刻情報付加部413に供給される。これとともに、テキスト検出部39はテキストデータを検出したことを時刻検出部363に通知する。時刻検出部363は、この通知を受けると、そのタイミングでの時刻情報を抽出し、時刻情報付加部413に供給する。これにより、時刻情報付加部413では、サムネール抽出部373からのサムネール画像信号SV3にこの時刻情報が付加されてメモリ423に格納される。以下同様にして、テキスト検出部39によって入力されるコンテンツCntでのテキストデータが検出される毎に、サムネール抽出部373と時刻情報付加部413とによって時刻情報が付加されたルール3によるサムネール画像信号SV3が得られて、順次メモリ423に順次格納される。
さらに、CM終了検出部40は、入力されるコンテンツCntを常時監視しており、その各フレームもしくはフィールド毎にCMの有無を判定し、CMの終了を検出すると、サムネール抽出信号Ss4をサムネール抽出部374に供給する。サムネール抽出部474では、このサムネール抽出信号Ss4が供給されると、入力されるコンテンツCntからその時点での1フレームまたはフィールドの画像信号がサムネール画像信号SV4として抽出され、時刻情報付加部414に供給される。これとともに、CM終了検出部40はCMの終了を検出したことを時刻検出部364に通知する。時刻検出部364は、この通知を受けると、そのタイミングでの時刻情報を抽出し、時刻情報付加部414に供給する。これにより、時刻情報付加部414では、サムネール抽出部374からのサムネール画像信号SV4にこの時刻情報が付加されてメモリ424に格納される。以下同様にして、CM終了検出部40によって入力されるコンテンツCntでのCM終了が検出される毎に、サムネール抽出部374と時刻情報付加部414とによって時刻情報が付加されたルール4によるサムネール画像信号SV4が得られて、順次メモリ424に順次格納される。
このコンテンツCntが終了すると、メモリ421では、ルール1によって作成された一連のサムネール画像信号Sv1が格納された状態にあり、メモリ422では、ルール2によって作成された一連のサムネール画像信号Sv2が、メモリ423では、ルール3によって作成された一連のサムネール画像信号Sv3が、メモリ424では、ルール4によって作成された一連のサムネール画像信号Sv4が夫々格納された状態にある。このコンテンツCntの終了とともに、マイコン2bからメタデータDB2eに書込指令信号が供給され、これにより、メモリ421〜424からサムネール画像信号Sv1〜Sv4が読み出され、メタデータDB2eに記憶される。
このようにして、メタデータとしてのサムネール画像信号がメタデータDB2eに記憶されることになるが、これとともに、説明は省略するが、このコンテンツCntの属性データ(図3でのコンテンツ属性データ31)も、例えば、電子番組表(EPG)などから取得し、かかるサムネール画像信号Sv1〜Sv4と関連付けてメタデータDB2eに記憶される。
なお、かかるコンテンツCntのサムネール画像信号Sv1〜Sv4は、TV受像機1を使用するユーザ毎にも、作成することができ、夫々毎にその該当するユーザやこのコンテンツCntの属性データなどが関連付けられる。
また、ここでは、1つルールによるサムネール画像を4個としたが、これに限るものではない。
図5は図4に示す番組情報抽出部11での各ルールによるサムネール画像の抽出動作を模式的に示すタイミング図であって、「×」印はルール1によるサムネール画像を、「□」印はルール2によるサムネール画像を、「▽」印はルール3によるサムネール画像を、「」印はルール4によるサムネール画像を夫々示しており、時間軸は1つのコンテンツCutの流れを示している。
同図において、「×」印で示すルール1によるサムネール画像は入力動画コンテンツCutから一定時間毎に抽出されるものであり、歓声などの音声の盛り上がりがある「□」印の時点では、入力動画コンテンツCutからルール2によるサムネール画像が抽出される。また、「▽」印で示す字幕の人名テキストが表示される時点では、入力動画コンテンツCutからルール3によるサムネール画像が抽出され、「○」印で示すCMの終了時点では、入力動画コンテンツCutからルール4によるサムネール画像が抽出される。
図6は上記のサムネール画像信号によるルール毎のサムネール画像群を模式的に示すものであって、各サムネール画像群は1以上のサムネール画像からなり、同じルールによって得られたサムネール画像がまとまってメタデータDB2eに記憶される。
図7は各ルール毎の各サムネール画像のメタデータDB2eでの記憶位置を模式的に示す図である。
同図において、横軸にルールを示し、縦軸に抽出順の各サムネール画像のメタデータDB2eでの記憶位置「位置#」を示すものであって、各ルール毎にメタデータDB2eでのサムネール画像の記憶領域が予め決められており、最初に提出されたサムネール画像から順にこの記憶領域の最初の記憶位置から記憶される。「位置#」欄での「位置1」,「位置2」,……,「位置n1」,「位置n2」,「位置nx」は最初に抽出されたサムネール画像の記憶位置を示すものであり、ルール毎にこれらは異なるものである。
また、各ルールでの「位置(秒)」は、サムネール画像が抽出されたもとの録画コンテンツでの抽出したサムネール画像の抽出位置を示すものであって、この録画コンテンツの開始からの時間でもって表わされるものであり、図4における時刻情報付加部411〜414で付加される時刻情報で表わされるものである。
図8は各ユーザのフォルダを概略的に示す図であって、43aは「お父さん」フォルダ、43bは「お母さん」フォルダ、43kは「フォルダの外」フォルダある。
同図において、メタデータDB2eには、例えば、「お父さん」フォルダ43aや「お母さん」フォルダ43bなどのユーザ用のフォルダや、ユーザに特製されないフォルダ、即ち、「フォルダの外」フォルダ43kが設定されており、録画される動画コンテンツの番組情報抽出部11(図4)で作成されたメタデータが該当するフォルダに格納される。例えば、TV受像機1が「お父さん」モードで録画予約した動画コンテンツCutが録画されるときには、そのメタデータはメタデータDB2eの「お父さん」フォルダ43aに記憶される。
各フォルダでは、「お父さん」フォルダ43aを例にとると、図示するように、各録画コンテンツ1,2,3,……について、ルール1,2,3,……夫々に従って得られたメタデータが、図6に示すように、夫々のルール毎に区分して記憶される。そして、コンテンツのジャンル毎にルールの優先順位が決められており、各録画コンテンツ毎にその優先順位が最上位のルールによるメタデータが、図3に示すコンテンツ検索画面5の表示が始まるときに、デフォルトのメタデータ30として表示される。
図8に示す例では、ジャンル1のコンテンツに対しては、ルール1が最上位の優先順位であり、ジャンル2のコンテンツに対しては、ルール4が最上位の優先順位であり、ジャンル3のコンテンツに対しては、ルール1が最上位の優先順位であり、ジャンル4のコンテンツに対しては、ルール5が最上位の優先順位であり、……、ジャンルmのコンテンツに対しては、ルール1が最上位の優先順位であるとしている。
従って、図3に示すコンテンツ検索画面5の表示開始時では、コンテンツ1,3,5,6,7,8がジャンル1のコンテンツとすると、これらに対するメタデータ30a,3c,30e〜30hでは、ルール1によるサムネール画像32がその抽出タイミング順に配列して表示され、コンテンツ2がジャンル4のコンテンツとすると、これに対するメタデータ30bでは、ルール4によるサムネール画像32がその抽出タイミング順に配列して表示され、コンテンツ4がジャンル5のコンテンツとすると、これに対するメタデータ30dでは、ルール5によるサムネール画像32がその抽出タイミング順に配列して表示されることになる。
図9は図1におけるリモコン8の操作面の一具体例を示す外観図であって、8cは電源ボタン、8dは青色ボタン、8eは赤色ボタン、8fは緑色ボタン、8gは黄色ボタン、8hはコンテンツ検索画面(GUI)呼出ボタン、8iは戻るボタン、8jはメタデータON/OFFボタン、8kは録画関連ボタンであり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、リモコン8の操作面には、TV受像機1(図1)の電源をON,OFFする電源ボタン8cを始め、各種の操作ボタンが設けられているが、以下では、主として、この実施形態にとって代表的な操作ボタンについて説明し、他の操作ボタンの説明は省略する。
電源ボタン8cの下側には、図4に示すコンテンツ検索画面5のための青色ボタン8d,赤色ボタン8e,緑色ボタン8f,黄色ボタン8gと、このコンテンツ検索画面をON,OFFのためのコンテンツ検索画面(GUI)呼出ボタン8hと、表示画面4での表示状態を1つ前の表示状態に戻すための戻るボタン8iと、録画されたコンテンツの再生中にこれに該当する後述するメタデータを表示するためのメタデータON/OFFボタン8jと、録画や再生や停止のための録画関連ボタン8kとともに、上記の上方向ボタン8aU,下方向ボタン8aD,右方向ボタン8aR及び左方向ボタン8aLからなる十字キー8aと、決定ボタン8bとが設けられている。
いま、表示装置4の表示画面4でコンテンツ検索画面5以外の画面、例えば、受信チャンネルの動画コンテンツの表示状態でコンテンツ検索画面(GUI)呼出ボタン8hが操作されると、図3に示されるコンテンツ検索画面5が表示される。このコンテンツ検索画面5の初期表示状態では、コンテンツ保存場所選択欄24で第1番目(最上位置)の「すべての場所」タグ28aが選択され、フォルダ/ジャンル選択欄25で「全てのコンテンツ」タグ29aが選択された状態にあり、これらタグ28a,29aに応じたメタデータ30a,30b,30c,……の一覧が表示される。そして、第1番目(最上位置)でのメタデータ30aのコンテンツ一覧表示欄26でのコンテンツ属性データ31にカーソル6が位置付けられている。
かかる表示状態で、リモコン8の十字キー8aのいずれかを操作すると、その操作に応じた方向にカーソル6が移動する。例えば、図示する状態で下方向ボタン8aDが操作されると、その操作がなされる毎に、カーソル6がメタデータ30の下方向配列順に1つずつ移動し、そのコンテンツ属性データ31が1つずつ選択されていく。また、上方向ボタン8aUが操作されると、その操作がなされる毎に、カーソル6がメタデータ30の上方向配列順に1つずつ移動し、そのコンテンツ属性データ31が1つずつ選択されていく。図示する状態で右方向ボタン8aRが操作されると、カーソル6は右方向にサムネール画像表示/選択欄27での最初のサムネール画像32に移動し、さらに、右方向ボタン8aRが操作されると、同じメタデータ30でのサムネール画像32の配列順に1つずつ右方向に移動し、サムネール画像32が1つずつ選択されていく。また、サムネール画像32が選択された状態で左方向ボタン8aLが操作されると、その操作がなされる毎に、カーソル6が同じメタデータ30でのサムネール画像32の配列順に1つずつ左方向に移動し、サムネール画像32が1つずつ選択されていく。そして、そのサムネールデータ30の最初に配列されたサムネール画像32にカーソル6があるときに、さらに、左方向ボタン8aLが操作されると、カーソル6は左方向に移動して、この同じメタデータ30のコンテンツ一覧表示/選択欄26でのコンテンツ属性データ31に移り、これが選択された状態になる。
また、図3で図示するように、カーソル6がいずれかのメタデータ30のコンテンツ一覧表示/選択欄26でのコンテンツ属性データ31を選択した状態にあるとき、十字キー8aの左方向ボタン8aLが操作されると、カーソル6は左方向に移動し、フォルダ/ジャンル選択欄25でのデフォルトのフォルダタグ29(フォルダタグ29a〜29eの総称。この場合には、「お父さん」タグ29c)に移動する。なお、これに限らず、他のフォルダタグ29(例えば、現在選択されているフォルダタグ29(この場合には、「お父さん」タグ29c))に移動するようにしてもよい)。かかる状態で、上方向ボタン8aU,下方向ボタン8aDのいずれかが操作されると、カーソル6はフォルダタグ29の配列方向上下に1つずつ移動し、これらフォルダタグ29のいずれかを選択することができる。図10は「お母さん」タグ28dが選択された状態を示す(なお、図10では、その説明に必要な部分のみ、符号を付している。後述する図面についても、同様であり、前出図面に対応する部分には、同一符号をつけている)。
また、上記の状態で右方向ボタン8aRが操作されると、カーソル6は、このときのフォルダタグ29の右隣のコンテンツ属性データ31に移り、それを選択した状態にする。
また、一部のフォルダタグ29が表示されていない状態にあって、カーソル6が最上の「全てのコンテンツ」タグ29aを選択した状態で、リモコン8の十字キー8aの上方向ボタン8aUを操作すると、カーソル6はさらに上方向に移動し、スクロールマーク25aを選択した状態となる。かかる状態でリモコン8の決定ボタン8b(図8)が操作されると、フォルダタグ29の配列の上方向のスクロールが行なわれる。同様にして、一部のフォルダタグ29が表示されていない状態にあって、カーソル6が最下のフォルダタグ29を選択した状態で、リモコン8の十字キー8aの下方向ボタン8aDを操作すると、カーソル6はさらに下方向に移動し、スクロールマーク25bを選択した状態となる。かかる状態でリモコン8の決定ボタン8b(図8)が操作されると、フォルダタグ29の配列の下方向のスクロールが行なわれる。
さらにまた、カーソル6がフォルダタグ29のいずれかを選択している状態で左方向ボタン8aLが操作されると、フォルダ/ジャンル選択欄25の左隣のメタデータ保存場所選択欄24のコンテンツ保存場所タグ28(コンテンツ保存場所タグ28a〜28fの総称)のデフォルトのコンテンツ保存場所タグ28(この場合、「すべての場所」フォルダ28a)に移動し、これを選択した状態にする。なお、現在選択状態にあるコンテンツ保存場所タグ28(この場合、「すべての場所」フォルダ28a)など他のコンテンツ保存場所タグ28に移動するようにしてもよい。かかる状態で、上方向ボタン8aU,下方向ボタン8aDのいずれかが操作されると、カーソル6はコンテンツ保存場所タグ28の配列方向上下に1つずつ移動し、これらコンテンツ保存場所タグ28のいずれかを選択することができる。また、右方向ボタン8aRが操作されると、カーソル6は、メタデータ保存場所選択欄24の右隣のフォルダ/ジャンル選択欄25のいずれかのフォルダタグ29(例えば、デフォルトのフォルダタグ29、あるいは現在選択されているフォルダタグ29)に移る。
このように、カーソル6の移動のための操作が十字キー8aによって行なうことができることを、図3,図10に示すように、コンテンツ検索画面5の操作ガイダンス23において、十字キー8aのアイコンと「選択」との表示からなるガイダンス23aによって示されている。これにより、ユーザは十字キー8aを操作することによってカーソル6を移動させることができることを認識できる。また、選択されたコンテンツ属性データ31やサムネール画像32の決定、また、フォルダ/ジャンル選択欄25での選択されているフォルダの決定は、カーソル6が該当するフォルダタグ29を選択した状態で、リモコン8の決定ボタン8b(図8)の操作によって行なわれ、これにより、この選択決定されたフォルダのメタデータ30がコンテンツ属性データ31やサムネール画像32に表示される。
このことは、メタデータ保存場所選択欄24でのコンテンツ保存場所タグ28についても、同様である。この決定操作をユーザに知らせるために、操作ガイダンス23において、決定ボタン8bのアイコンと「決定」との表示からなるガイダンス23bが設けられている。これにより、ユーザは決定ボタン8bを操作することによって選択された対象の決定を行なうことができることを認識できる。さらに、このことは、コンテンツ一覧表示/選択欄26でのコンテンツ属性データ31やサムネール画像表示/選択欄27でのサムネール画像32においても、同様である。
図3に示すコンテンツ検索画面5の項目欄21には、フォルダ/ジャンル選択欄25において、「(緑)分類:フォルダ」と記載されており、リモコン8の緑色ボタン8fを操作することにより、項目をジャンルとフォルダとに切り替え可能であることを示している。図3に示すフォルダ/ジャンル選択欄25の表示状態でリモコン8の緑色ボタン8fが操作されると、ジャンルが設定されたコンテンツ検索画面5が表示される。
図11はかかるジャンルが設定されたコンテンツ検索画面5の一具体例を示す図であって、5aはコンテンツ検索画面、44aは「映画」タグ、44bは「スポーツ」タグ、44cは「趣味教養」タグ、44dは「プレイリスト」タグ、44eは「ダウンロード」タグ、44fは「レンタル」タグ、44gは「写真」タグ、44hは「動画」タグ、44iは「音楽」タグ、44jは「ビデオメール」タグであり、図3に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
このコンテンツ検索画面5aでは、フォルダ/ジャンル選択欄25でジャンルのタグが表示される。ここでは、ジャンルのタグとして、「映画」タグ44a,「スポーツ」タグ44b,「趣味教養」タグ44c,「プレイリスト」タグ44d,「ダウンロード」タグ44e,「レンタル」タグ44f,「写真」タグ44g,「動画」タグ44h,「音楽」タグ44i,「ビデオメール」タグ44jを例として示している。
いま、この場合のデフォルトとして、「映画」タグ44aが選択されているものとすると、このジャンル「映画」に対するメタデータのコンテンツ属性データ31がコンテンツ一覧表示/選択欄26に表示され、これに対する1以上の優先順位が最上位のサムネール画像32がサムネール画像表示/選択欄27に表示される。
かかるコンテンツ検索画面5aに対するカーソル6のリモコン8(図8)での移動操作は、図8での説明と同様である。
図12(a),(b)はコンテンツ検索画面の他の具体例を示す図であって、5b1,5b2はコンテンツ検索画面、32a,32bはサムネール画像であり、要部にのみ符号を付し、図11に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図11に示すコンテンツ検索画面50aでリモコン8の十字キー8aの右方向ボタン8aRが操作されると、図12(a)に示すコンテンツ検索画面5b1となる。このコンテンツ検索画面5b1では、メタデータ30aの最初のサムネール画像32aにカーソル6が位置付けられており、このサムネール画像32aが選択された状態にある。
かかる状態で、リモコン8の右方向ボタン8aRが操作されると、その操作毎にカーソル6が右方向にサムネール画像32の1つずつ移動していくが、カーソル6がメタデータ一覧表示エリア22の右端部での表示される右端のサムネール画像32bに達すると、図12(b)に示すように、このメタデータ30aが左方向にスクロールし、右端から新たなサムネール画像32が順次現われて表示されるようになる。また、このメタデータ30aのコンテンツ属性データ31やそれに続くサムネール画像32は表示されなくなる。
このようにして、サムネール画像32の個数の多く、一部のサムネール画像32しか表示されないメタデータ30に対しては、かかるメタデータ30のコンテンツ属性データ31やそれに続くサムネール画像32の配列がスクロールし、これまで表示されていなかったサムネール画像32が表示されるようになり、これにより、全てのサムネール画像32を選択できることになる。
なお、コンテンツ属性データ31やそれに続くサムネール画像32の配列が左方向にスクロールし、左側に配列されるサムネール画像32が表示されない状態にあるときには、カーソル6を表示されるサムネール画像の配列の左端に移動させ、さらにリモコン8の左方向ボタン8aLを操作することにより、このコンテンツ属性データ31やそれに続くサムネール画像32の配列を右方向にスクロールさせることができ、これにより、これまで表示されていなかった左側のサムネール画像32を左側から表示させることができる。
前出のコンテンツ検索画面5の操作ガイダンス23には、「〔黄〕サムネール切り替え」の表示からなるガイダンス23dがあり、リモコン8の黄色ボタン8g(図9)を操作することにより、異なるルールのサムネール画像への切り替えを行なうことができることが示されている。例えば、図11に示すコンテンツ検索画面5aでリモコン8の黄色ボタン8gを操作したときのコンテンツ検索画面5を図13(a),(b)に示す。なお、図13(a),(b)において、5cはコンテンツ検索画面、6aはカーソル、45はメニュー画面であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図11に示すコンテンツ検索画面5aが表示されている状態で、その操作ガイダンス23での「〔黄〕サムネール切り替え」のガイダンス23dに従って、リモコン8の黄色ボタン8gを操作すると、図13(a)に示すコンテンツ検索画面5c1となり、サムネール画像の抽出ルールの一覧(即ち、ルール1〜4)が表示されるメニュー画面45が表示され、また、カーソル6aが表示されてこれらルールのいずれかが選択された状態となる。この場合には、メタデータ30などを選択するためのカーソル6はリモコン8の操作に対して非稼働状態にあり、メニュー画面45内でのカーソル6aがリモコン8の操作に応じて移動する。
そこで、リモコン8の十字キー8aでの上方向ボタン8aUまたは下方向ボタン8aDを操作することにより、カーソル6aを上または下方向に移動させ、メニュー画面45での所望とするルール、例えば、「ルール2」を選択し、リモコン8の決定ボタン8bを操作すると、このカーソル6aで選択された「ルール2」が決定されることになり、図13(b)に示すコンテンツ検索画面5c2のように、カーソル6によって選択されているメタデータ30aのサムネール画像32が、これまでのルール1のサムネール画像からルール2のサムネール画像32に変更される。そして、これとともに、このメタデータ30aのコンテンツ属性データ31でのサムネール画像の抽出ルールの表示が、「サムネール:ルール1」から「サムネール:ルール2」に変更され、サムネール画像32がルール2によるものであることが表示される。
上記とは異なる他のコンテンツ(例えば、メタデータ30b)に対して、コンテンツ検索画面5に表示するサムネール画像32を異なるルールによるものに変更する場合には、例えば、図11に示すコンテンツ検索画面5aの表示状態において、リモコン8の十字キー8aの下方向ボタン8aDを1回操作することにより、カーソル6を下方向に移動させてメタデータ30bを選択した状態とし、しかる後、図13(a),(b)で説明したリモコン8の操作をすればよい。
このように、コンテンツ検索画面5で最初に表示されるコンテンツのデフォルトのサムネール画像32は、決められた優先順位で最上位のルールによるサムネール画像32となり、これが表示されるが、リモコン8の黄色ボタン8gを操作することにより、任意のルールによるサムネール画像32が表示された状態とすることができる。そして、このように、別のルールによるサムネール画像32に変更されてコンテンツ検索画面5の表示が終了した場合、次にこのコンテンツ検索画面5が表示されるときには、前回のコンテンツ検索画面5で最後に表示されたサムネール画像32のルールが優先度が最上位のルールとなりこのルールによるサムネール画像32がデフォルトとして表示される。
図13(a),(b)に示すリモコン8の操作では、選択された1つのメタデータ30について、サムネール画像32を異なるルールのサムネール画像32に変更するものであったが、リモコン8の黄色ボタン8g(図9)の操作により、メタデータ一覧表示エリア22に表示される全てのメタデータ30について、サムネール画像32を同時に異なるルールによるサムネール画像32に変更することができる。これを、図14(a),(b)によって説明する。なお、図14(a),(b)において、5d1,5d2はコンテンツ検索画面、6bはカーソル、45aはメニュー画面であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
例えば、図11に示すコンテンツ検索画面5aが表示されている状態で、リモコン8の十字キー8aの左方向ボタン8aLを操作することにより、カーソル6をフォルダ/ジャンル選択欄25の現在選択決定されているジャンルのタグ(ここでは、「映画」タグ44a)に移し、かかる状態で、操作ガイダンス23での「〔黄〕サムネール切り替え」のガイダンス23dに従って、リモコン8の黄色ボタン8gを操作すると、図14(a)に示すコンテンツ検索画面5d1となり、サムネール画像の抽出ルールの一覧(ここでは、ルール1〜4)が表示されるメニュー画面45aが表示され、また、カーソル6aが表示されてこれらルールのいずれかが選択された状態となる。このときには、カーソル6はリモコン8の操作に対して非稼働状態にあって、「映画」タグ44aを選択した状態に固定され、メニュー画面45a内でのカーソル6aがリモコン8の操作に応じて移動する。
そこで、リモコン8の十字キー8aでの上方向ボタン8aUまたは下方向ボタン8aDを操作することにより、カーソル6aを上または下方向に移動させ、メニュー画面45での所望とするルール、例えば、「ルール3」を選択し、リモコン8の決定ボタン8bを操作すると、このカーソル6aで選択された「ルール3」が決定されることになり、図14(b)に示すコンテンツ検索画面5d2のように、表示される全てのメタデータ30のサムネール画像32が、これまでのルール1のサムネール画像からルール3のサムネール画像32に変更される。そして、これとともに、これらメタデータ30のコンテンツ属性データ31でのサムネール画像の抽出ルールの表示が、「サムネール:ルール1」から「サムネール:ルール3」に変更され、サムネール画像32がルール3によるものであることが表示される。
なお、図14(a),(b)に示す操作によると、メタデータ30の中でルールが異なるサムネール画像32のメタデータ30があっても、かかるルールの変更操作をすることにより、表示される全てのメタデータで指定された同じルールのサムネール画像32が表示されることになる。
このように、コンテンツ検索画面5のデフォルトでは、各メタデータ30に予め決められた優先順位のサムネール画像32が表示されるが、リモコン8の黄色ボタン8gを操作することにより、任意のルールによるサムネール画像32が表示された状態とすることができる。
そして、このように、これまでとは異なるルールによるサムネール画像32に表示が変更された場合、この変更されたルールによるサムネール画像32が表示された状態でコンテンツ検索画面5の表示が終了すると、次にこのコンテンツ検索画面5が表示されるときには、この変更されたルールによるサムネール画像32がデフォルトのサムネール画像32となる。即ち、前回最終的に表示されたルールによるサムネール画像32が、次回表示されるコンテンツ検索画面5でのデフォルトのサムネール画像32となる。
なお、図13(a),(b)及び図14(a),(b)は、フォルダ/ジャンル選択欄25で「ジャンル」が選択されているコンテンツ検索画面5に関するものであったが、図3や図10に示す「フォルダ」が選択されているコンテンツ検索画面5の場合も、同様である。
各コンテンツ検索画面5では、操作ガイダンス23において、「〔赤〕削除」とのガイダンス23cが表示されており、リモコン8の赤色ボタン8eの操作により、カーソル6によって選択されたメタデータ30やサムネール画像32を削除できることが示されている。これを、図15を用いて説明する。
例えば、図12(a)に示すように、所望とするメタデータ、例えば、メタデータ30aの最初のサムネール画像32がカーソル6で選択された状態にあるコンテンツ検索画面5b1に対し、リモコン8の赤色ボタン8eが操作されると、図15(a)に示すように、図12(a)に示すコンテンツ検索画面5b1でのメタデータ30aの最初のサムネール画像30が削除され、このメタデータ30aで次からのサムネール画像が1つずつ繰り上がって配列されるコンテンツ検索画面5eが表示される。
なお、これは、コンテンツ検索画面5eでこの指定されたサムネール画像32が削除されるものであって、メタデータDB2e(図1,図4)では、削除されていない。この場合、メタデータ30aでのサムネール画像の抽出ルールはルール1となっているが、図13で説明したように、このメタデータ30aに対し、再度ルール1を指定することにより、ルール1によるサムネール画像32がメタデータDB2eから全て読み出され、もとの図12(a)に示す表示状態となる。従って、先に削除されたサムネール画像32は、復帰して表示されることになる。
また、例えば、図11に示すように、所望とするメタデータ、例えば、メタデータ30aのコンテンツ属性データ31がカーソル6で選択された状態にあるときに、リモコン8の赤色ボタン8eが操作されると、このメタデータ30a全体が削除され、図15(b)に示すように、メタデータ30b以下のメタデータ30が繰り上がり、メタデータ30bが最上に表示されてそのコンテンツ属性データ31がカーソル6で選択された状態にあるコンテンツ検索画面5fが表示される。かかる状態で、カーソル6をフォルダ/ジャンル選択欄25での現在選択されているタグ(ここでは、「映画」タグ44a)に移し、リモコン8の決定ボタン8bを操作することにより、このタグに該当するジャンルのメタデータ30が再度メタデータDB2eから読み出されて表示されることになり、これにより、上記の削除されたメタデータ30aも再び表示されることになる。
このようにして、不要とするコンテンツのメタデータ30や、メタデータ30の中の不要とするサムネール画像32を削除して、必要なメタデータ30のみを必要なサムネール画像32だけ表示させることもできる。
なお、ここでは、フォルダ/ジャンル選択欄25で「ジャンル」が選択されているコンテンツ検索画面5に関するものであったが、図3や図10に示す「フォルダ」が選択されているコンテンツ検索画面5の場合も、同様である。
図11に示すように、コンテンツ検索画面5aでいずれかのメタデータ、例えば、メタデータ30aのコンテンツ属性データ31がカーソル6で選択されている状態にあるとき、リモコン8の決定ボタン8bが操作されると、コンテンツDB2d(図1,図4)に記憶されているこのメタデータ30aに対するコンテンツがその開始から読み出され、表示装置3(図1)に供給されて、図16(a)に示すように、表示画面4にコンテンツ映像46として表示される。
また、図12(a)に示すように、コンテンツ検索画面5aでいずれかのメタデータ30のいずれかのサムネール画像32、例えば、メタデータ30aのサムネール32aがカーソル6で選択されている状態にあるとき、リモコン8の決定ボタン8bが操作されると、コンテンツDB2d(図1,図4)に記憶されているこのメタデータ30aに対するコンテンツが、このカーソル6で選択されているサムネール画像32aに該当する時刻から読み出され、表示装置3(図1)に供給されて、図16(a)に示すように、表示画面4にコンテンツ映像46として表示される。
ここで、このサムネール画像32aに該当する時刻とは、図4で説明した時刻情報付加部411〜414でサムネール画像に付加された時刻情報であり、また、該当するコンテンツCutには、時刻情報付加部34により、該当するサムネール画像が抽出した時点にこのサムネール画像と同じ時刻情報が付加されている。そこで、マイコン2b(図2)の制御のもとに、サムネール画像32が、上記のように、決定ボタン8bの操作によって選択決定されると、このサムネール画像32に付加されている時刻情報の時刻と等しい時刻の時刻情報が付加されている位置から該当するコンテンツのコンテンツDB2dからの読み出しを行ない、表示装置3に供給する。これにより、選択決定されたサムネール画像32に応じて位置からのコンテンツの読み出し再生が行なわれることになる。
図16(a)に示す状態でリモコン8のメタデータON/OFFボタン8j(図9)を操作すると、図16(b)に示すように、表示画面4の辺部、例えば、下辺部にこの表示されるコンテンツに該当するコンテンツ検索画面5に表示されていたメタデータ30を表示され、そのいずれかのサムネール32上にカーソル6が表示される。そして、リモコン8の十字キー8aの右方向ボタン8aRまたは左方向ボタン8aLを操作する毎に、カーソル6が右方向にあるいは左方向に隣りのサムネール画像32に順次移動する。これにより、いずれかのサムネール画像32を選択することができるが、いずれかのサムネール画像を選択している状態でリモコン8の決定ボタン8bが操作されると、コンテンツが再生されてその映像46が表示されているが、その選択されているサムネール画像32に付加されている時刻情報に該当するコンテンツでの位置から再生表示が開始されることになる。
なお、図16(b)に示す状態で、リモコン8のメタデータON/OFFボタン8jが再度操作されると、メタデータ30とカーソル6との表示が終了し、図16(a)に示す表示状態となる。
このようにして、選択された録画コンテンツの再生が行なわれていても、リモコン8でのメタデータON/OFFボタン8jと十字キー8aと決定ボタン8bとの操作により、このコンテンツの所望の位置からの再生を行なわせることができる。
図17はコンテンツ検索画面5でのメタデータ30の表示形態の他の具体例を示す図であって、47はサムネール画像隠し部であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図17(a)は図12(a)に示すコンテンツ検索画面5b1と同じ内容のコンテンツ検索画面5であり、例えば、先頭のメタデータ30aの先頭のサムネール画像32がカーソル6によって選択された状態にある。サムネール画像32は、指定されたルールに従って、コンテンツの全体から抽出されたものであるが、この具体例では、コンテンツの最後の部分では、このコンテンツの内容(例えば、ドラマやスポーツなど)のクライマックスとなるものであって、このような場面はユーザに知らせないようにするものであり、このような部分のサムネール画像32をコンテンツ検索画面5に表示しないようにするものである。
そこで、図17(a)に示すコンテンツ検索画面5において、ユーザがこのコンテンツをどの位置から見るかを決めるために、リモコン8の十字キー8aの右方向ボタン8aRを操作することにより、カーソル6をサムネール画像32の配列に沿って右方向に移動させ、サムネール画像32を1つずつ確認していく場合もあるが、このコンテンツの終わり頃の場面に対するサムネール画像32に対しては、図17(b)に示すように、サムネール画像隠し部47として、サムネール画像32を表示しないようにする。これにより、ユーザはこのコンテンツの結末などの場面を知ることができず、コンテンツを見る前から予め結末を知ってしまうということを防止することができる。
図18は以上のリモコン8の操作によるこの実施形態の動作を示すフローチャートである。
リモコン8の電源ボタン8c(図9)の操作によってTV受像機1(図1)に電源が投入されると、その表示装置3の表示画面4に受信チャンネルのコンテンツの映像が表示される。
かかる状態で、リモコン8のコンテンツ検索画面(GUI)呼出ボタン8hが操作されると(ステップ100)、例えば、図11に示すコンテンツ検索画面5aが表示される(ステップ101)。
このコンテンツ検索画面5aにおいて、リモコン8の十字キー8aの右方向ボタン8aRを操作してカーソル6を右方向に移動させると(ステップ102)、図12(a)に示すように、カーソル6をサムネール画像32に移動し、このリモコン8の操作を続けると(ステップ104)、図12(b)に示すように、サムネール画像32の配列が左方向にスクロールする状態となり、これまで表示されなかったサムネール画像32が表示されるようになる。
また、図12(b)に示す状態でリモコン8の十字キー8aの左方向ボタン8aLを操作してカーソル6を左方向に移動させて図12(a)に示す状態とし(ステップ105)、さらに、カーソル6を左方向に移動させて(ステップ102)、カーソル6がコンテンツ属性データ31と一致させ、かかる状態でリモコン8の黄色ボタン8gが操作されると(ステップ106)、図13(a)に示すように、サムネール画像のルール変更メニュー画面45が表示され(ステップ107)、カーソル6aを移動させて1つのルールを選択し、リモコン8の決定ボタン8bが操作されると、図13(b)に示すように、カーソル6でコンテンツ属性データ31が選択されているコンテンツのサムネール画像がこのカーソル6aによって選択されたルールのサムネール画像32に変更される(ステップ108)。
さらに、例えば、図11に示すコンテンツ検索画面5や図13(b)に示すコンテンツ検索画面5c2などにおいて(ステップ101)、リモコン8の十字キー8aの左方向ボタン8aLを操作してカーソル6を左方向に移動させ(ステップ102)、カーソル6をフォルダ/ジャンル選択欄25に移動させて現在選択されているタグに一致させ、かかる状態でリモコン8の黄色ボタン8gが操作されると(ステップ109)、図14(a)に示すように、サムネール画像のルール変更メニュー画面45aが表示され(ステップ110)、カーソル6bを移動させて1つのルールを選択し、リモコン8の決定ボタン8bが操作されると、図14(a)に示すように、このときのコンテンツ検索画面5に表示されている全てのコンテンツのサムネール画像がこのカーソル6aによって選択されたルールのサムネール画像32に変更される(ステップ111)。
また、例えば、カーソル6がコンテンツのコンテンツ属性データ31に一致した、例えば、図11に示すコンテンツ検索画面5aにおいて、リモコン8の十字キー8aの右方向ボタン8aRを操作することにより、図12(a)や図12(b)に示すように、カーソル6を所定のサムネール画像32に一致した状態とし(ステップ112)、かかる状態でリモコン8の決定ボタン8bが操作されると(ステップ113)、このサムネール画像32に付加されている時刻情報に応じて位置からコンテンツが再生され、図16(a)に示すように、表示画面4にその映像が表示される(ステップ114)。そして、かかる状態で、リモコン8のメタデータON/OFFボタン8jが操作されると(ステップ116)、図16(b)に示すように、コンテンツの映像が表示された状態で、このコンテンツに関するメタデータ30がカーソル6とともに表示される(ステップ116)。リモコン8の十字キー8aでの右方向ボタン8aRや左方向ボタン8aLを操作することにより、カーソル6をサムネール画像の配列に沿って移動させることができ、所望のサムネール画像32を選択してリモコン8の決定ボタン8bを操作することにより、この選択決定されたサムネール画像32に付加された時刻情報に該当するコンテンツの位置からの再生が設定され、この位置からのコンテンツの表示が開始される。
図16(b)に示すコンテンツの映像46の表示状態でリモコン8のメタデータON/OFFボタン8jが操作されると(ステップ117)、メタデータ30の表示が終了して、図16(a)に示すコンテンツの映像46だけが表示された状態に戻る(ステップ114)。そして、この状態でリモコン8のコンテンツ検索画面(GUI)呼出ボタン8hが操作されると(ステップ118)、例えば、図11に示すコンテンツ検索画面5aが表示される状態となる(ステップ101)。
なお、コンテンツ検索画面5が表示されている状態でリモコン8のコンテンツ検索画面(GUI)呼出ボタン8hが操作されると、コンテンツ検索画面5の表示が終了し、受信チャンネルの映像の表示状態となる(ステップ119)。
このようにして、この実施形態では、録画するコンテンツの受信時、このコンテンツから異なる複数のルールに従って、複数の異なるサムネール画像群が抽出され、そのいずれかがサムネール画像の配列として表示されることになり、かかるサムネール画像の配列からこのコンテンツの内容を概略的に把握することが可能となる。
また、かかるコンテンツ画像の配列の中から希望するサムネール画像をリモコン8の操作によって選択決定することにより、これに対するコンテンツをこのサムネール画像の映像が存在する位置から再生して表示させることができ、再生表示を希望するコンテンツの希望する位置からの再生表示を行なわせることができる。従って、途中まで見ていたり、見る時間があまりないなどの理由から、ユーザが希望するコンテンツを途中の興味のあるところから見たい場合などでは、その見始める位置を容易に決めることができる。
さらに、複数のルール毎にサムネール画像群が得られるものであるから、そのうちのユーザが好むルールによって得られたサムネール画像群を選択して表示させることができ、興味のある場面を容易に見つけ出すことができる。