JP6575763B2 - 搬送装置 - Google Patents

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本発明は、搬送装置に関する。
びん等の容器を搬送する搬送システムとして、容器を途中で留めておくことが可能なアキュームコンベヤシステムが用いられる場合がある。アキュームコンベヤシステムでは、複数のアキュームコンベヤ上を上流側から下流側に向かって容器が搬送される。アキュームコンベヤシステムでは、下流側に配置されたアキュームコンベヤが停止または減速した状態で、上流側に隣接するアキュームコンベヤが動くことにより、アキュームコンベヤ同士の接続部分に容器がアキュームされる。
このようなアキュームコンベヤシステムでは、搬送する容器の種類に応じてコンベヤの配置が異なっている。例えば、コンベヤに対して一定の大きさを有する容器を搬送するアキュームコンベヤシステムでは、複数のコンベヤが搬送方向に直列に配置されており、隣接するコンベヤ同士の接続部分には渡し板が配置されている。このようなアキュームコンベヤシステムでは、コンベヤ上に容器を大量に載置して搬送してもアキュームすることができるために、コンベヤ上の搬送可能な面を効率的に使用することができる。その結果、搬送時の面積効率を高めて多くの容器をまとめて搬送することができる。
一方、コンベヤに対して一定の大きさよりも小さい容器を搬送するアキュームコンベヤシステムでは、搬送方向に対して交差する交差方向に複数のコンベヤが互い違いに配置されている。このようなアキュームコンベヤシステムでは、隣接するコンベヤ同士の接続部分に渡し板が不要となる。そのため、このアキュームコンベヤシステムでは、容器が渡し板上に残ってしまったり、渡し板に容器が引っ掛かって倒れてしまったりすることを防止できる。その結果、小さな容器を傷つけることなく効率的に搬送することができる。
ところで、上述したような複数のコンベヤが上記交差方向に互い違いに配置された構造のアキュームコンベヤシステムでは、容器の搬送される方向を変化させるために、容器を案内するガイドが設けられている。このようなガイドは、コンベヤを用いた搬送装置に適宜使用されている。例えば、特許文献1には、上流から複数列で供給されてきた容器を単列化して下流に排出する搬送装置において、コンベヤ上を斜めに横切って容器を誘導するサイドベルトが記載されている。
特開2005−022846号公報
しかしながら、ガイドを用いて容器の搬送される方向を変化させるアキュームコンベヤシステムでは、ガイドを設けるスペースがコンベヤ上に必要となる。その結果、アキュームコンベヤシステムにおいて、容器をアキュームするために使用可能な領域が狭くなってしまう。そのため、搬送対象である容器等のワークの搬送される方向を変化させつつ、ワークをアキュームするための領域を大きくしたいという要望がある。
本発明は、上記要望に応えるためになされたものであって、ワークの搬送される方向を変化させつつ、ワークをアキュームするための領域を増大させることが可能な搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様における搬送装置は、上流端から下流端に向かう搬送方向にワークを搬送可能な第一コンベヤと、前記搬送方向に前記ワークを搬送可能とされ、前記第一コンベヤの下流端を含む第一下流領域に対して、上流端を含む第二上流領域が前記搬送方向と交差する交差方向に隣接している第二コンベヤと、前記第一下流領域に設けられて、前記第二上流領域に向かって前記ワークを案内する第一下流案内位置と、前記第一下流案内位置よりも前記第二コンベヤから離れる方向に後退した第一下流後退位置とに移動可能な第一下流案内部と、前記第一下流案内部を前記第一下流案内位置及び前記第一下流後退位置の間で移動させる第一下流移動部と、を備える。
このような構成によれば、ワークをアキュームする場合に、第一下流案内部を第一下流案内位置から第一下流後退位置まで移動させることができる。そのため、第一下流領域において、ワークを溜めておくことが可能な空間を広げることができる。また、ワークを搬送する場合に、第一下流案内部を第一下流案内位置に移動させることができる。そのため、第一下流案内部によって第一コンベヤから第二コンベヤにワークを案内することができる。
また、本発明の第二の態様における搬送装置では、第一の態様において、前記第一下流案内部は、前記第一コンベヤの上流端から下流端に向かうにしたがって、前記第二コンベヤに近づくように傾斜している第一下流傾斜面を有していてもよい。
このような構成によれば、第一下流領域において、搬送されてくるワークを下流端に向かうにしたがって第二コンベヤに近づくように移動させることができる。そのため、第一コンベヤの上流端側から搬送されてくるワークを効率良く第二コンベヤに送ることができる。これにより、ワークの搬送効率を向上させることができる。
また、本発明の第三の態様における搬送装置では、第一又は第二の態様において、前記搬送方向にワークを搬送可能とされ、前記第一コンベヤの上流端を含む第一上流領域に対して、下流端を含む第三下流領域が前記交差方向に隣接している第三コンベヤと、前記第一上流領域に設けられて、前記第一下流領域に向かって前記ワークを案内する第一上流案内位置と、前記第一上流案内位置よりも前記第三コンベヤから離れる方向に後退した第一上流後退位置とに移動可能な第一上流案内部と、前記第一上流案内部を前記第一上流案内位置及び前記第一上流後退位置の間で移動させる第一上流移動部と、を備えていてもよい。
このような構成によれば、第一上流領域において、第一上流案内位置と第一上流後退位置との間に広がる空間を形成することができる。そのため、第一下流領域だけでなく、第一上流領域においても、ワークを溜めておくことが可能な空間を広げることができる。したがって、第一コンベヤにおいて、ワークをアキュームするための領域をより増大させることができる。
また、本発明の第四の態様における搬送装置では、第三の態様において、前記第一上流案内部は、前記第一コンベヤの上流端から下流端に向かうにしたがって、前記第三コンベヤから離れるように傾斜している第一上流傾斜面を有していてもよい。
このような構成によれば、第一上流領域において、溜まっていたワークが倒れてしまうことを防ぐことができる。つまり、第一上流案内部を第一上流後退位置から第一上流案内位置まで戻す際に、ワークに生じる力を搬送方向に分散させて押し戻すことができる。そのため、第一上流案内部を第一上流後退位置から第一上流案内位置まで戻す際に、第一上流領域と第三コンベヤとの間でワークが倒れてしまうことを抑えることができる。
また、本発明の第五の態様における搬送装置では、第一から第四のいずれか一つの態様において、前記第二上流領域に設けられて、前記第二コンベヤの下流端に向かって前記ワークを案内する第二上流案内位置と、前記第二上流案内位置よりも前記第一コンベヤから離れる方向に後退した第二上流後退位置とに移動可能な第二上流案内部と、前記第二上流案内部を前記第二上流案内位置及び前記第二上流後退位置の間で移動させる第二上流移動部と、を備えていてもよい。
このような構成によれば、第一下流領域と第二上流領域との間に広がる空間を新たに形成することができる。つまり、第一下流案内部によって第一下流領域だけに形成された空間よりも大きな空間を新たに形成することができる。そのため、第一コンベヤと第二コンベヤとの間において、ワークを溜めておくことが可能な空間を大きく広げることができる。したがって、ワークをアキュームするための領域をより増大させることができる。
また、本発明の第六の態様における搬送装置では、第一から第五のいずれか一つの態様において、前記第一下流案内部が前記第一下流後退位置に配置されている場合に、前記第一下流案内位置と前記第一下流後退位置との間の空間に前記ワークが配置されていることを検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づいて、前記第一下流移動部に前記第一下流案内部を移動させる制御部と、を備えていてもよい。
このような構成によれば、第一下流案内部が第一下流後退位置に配置されている場合に、検出部によって第一下流領域にどの程度の量のワークが溜まっているかを把握することができる。また、検出部の検出結果に基づいて、制御部を介して第一下流案内部を移動させることができる。そのため、第一下流領域におけるワークの溜まり具合に応じて、効果的に第一下流移動部を移動させることができる。したがって、ワークの搬送効率をより低下させることなく、ワークをアキュームするための領域を効果的に増大させることができる。
また、本発明の第七の態様における搬送装置では、第一から第六のいずれか一つの態様において、前記第一下流案内部が前記第一下流後退位置に配置されている場合に、前記第一下流案内位置と前記第一下流後退位置との間の空間に配置されている前記ワークを前記第二コンベヤに向かって押し出す押出部を備え、前記第一下流移動部は、前記押出部が前記ワークを押し出した後に、前記第一下流案内部を前記第一下流案内位置に移動させてもよい。
このような構成によれば、第一下流案内部が第一下流案内位置に戻る前に、第一下流領域に配置されているワークを第二コンベヤに押し出して、第二コンベヤに受け渡すことができる。つまり、第一下流案内部によって、直接ワークを第二コンベヤに押し出す必要が無くなる。そのため、押出部を設けることで、第一下流案内部の形状に関わらず。ワークが倒れてしまうことを防いで、第一下流領域から第二コンベヤに高い精度で押し出すことができる。したがって、アキュームした後のワークを効率的に搬送することができる。
また、本発明の第八の態様における搬送装置では、第一から第七のいずれか一つの態様において、前記第一コンベヤは、前記第一下流案内部が前記第一下流案内位置に配置されている場合に、前記交差方向における前記第二コンベヤと隣接している側と反対側に前記ワークを配置可能な隙間を形成した状態で、前記ワークを搬送方向に搬送させてもよい。
このような構成によれば、第一コンベヤにおいて、交差方向における第二コンベヤと隣接している側と反対側に隙間を形成した状態でワークを搬送している。そのため、交差方向の全域に広がってワークを搬送する場合と比べて、ワークをアキュームする場合に、通常の搬送時に対するアキューム可能な領域の増加比率をより大きくすることができる。
本発明によれば、ワークの搬送される方向を変化させつつ、ワークをアキュームするための領域を増大させることができる。
本発明の第一実施形態に係る搬送装置を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態に係る搬送装置の制御部について説明するブロック図である。 本発明の第一実施形態に係る搬送装置において、第一下流案内部が第一下流後退位置に移動し、第一上流案内部が第一上流後退位置に移動した様子を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態に係る搬送装置において、第一下流領域及び第一上流領域にワークが溜まり始めた様子を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態に係る搬送装置において、第一コンベヤにワーク溜まりきった様子を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態に係る搬送装置において、第二コンベヤが動き出した様子を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態に係る搬送装置において、第一下流案内部が第一下流案内位置に移動した様子を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態に係る搬送装置において、第一上流案内部が第一上流案内位置に移動した様子を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態の変形例に係る搬送装置において、第一コンベヤが低速にならなかった場合を説明する模式図である。 本発明の第二実施形態に係る搬送装置を説明する模式図である。 本発明の第三実施形態に係る搬送装置を説明する模式図である。
《第一実施形態》
以下、本発明に係る第一実施形態の搬送装置について図1〜図8を参照して説明する。
本発明の第一実施形態に係る搬送装置1は、上流に配置されているラインから送られてきた多数のワークWを下流に配置されている別のラインに搬送する。第一実施形態の搬送装置1は、多列に搬送供給されたワークWをアキューム(一時的に滞留)させることが可能とされたアキュームコンベヤシステムである。搬送装置1は、下流のラインに配置された各機器によって、搬送されているワークWの流れが一時的に中断した際に、ワークWをアキュームさせる。搬送装置1は、搬送対象であるワークWとして、小径のびんのように、後述する第一コンベヤ10との接地面積の小さな容器を搬送する。搬送装置1は、図1に示すように、第一コンベヤ10と、第二コンベヤ20と、第三コンベヤ30と、第一下流案内部40と、第一下流移動部50と、第一上流案内部60と、第一上流移動部70と、検出部80と、制御部90とを備える。
第一コンベヤ10は、上流端から下流端に向かう搬送方向にワークWを搬送可能とされている。本実施形態では、第一コンベヤ10が延びている方向を第一方向Dfと称する。したがって、第一コンベヤ10における上流端から下流端に向かう搬送方向は、第一方向Dfのうちの一方に向かう方向である。第一コンベヤ10は、鉛直方向(本実施形態における図1の紙面奥行方向)の上方を向く面にワークWを載置されることで、ワークWを上流端から下流端に向かって搬送する。第一コンベヤ10は、ワークWを搬送する速度を段階的に変速可能とされている。本実施形態の第一コンベヤ10は、例えば、低速、中速、高速と三段階で変速可能とされている。第一コンベヤ10は、例えば、トップチェーンやマットトップチェーンやワイドトップチェーンが用いられる。第一コンベヤ10は、不図示のモータによって駆動される。このモータは、例えば、サーボモータやギヤドモータが用いられる。第一コンベヤ10は、下流端を含む第一下流領域11と、上流端を含む第一上流領域12と、第一下流領域11と第一上流領域12との間の領域である第一中間領域13とを区分けされている。第一コンベヤ10の第一下流領域11は、第二コンベヤ20と接続されている。第一コンベヤ10の第一上流領域12は、第三コンベヤ30と接続されている。
第二コンベヤ20は、搬送方向にワークWを搬送可能とされている。本実施形態の第二コンベヤ20は、上流端から下流端に向かって搬送方向にワークWを搬送する。第二コンベヤ20は、鉛直方向の上方を向く面に第一コンベヤ10からワークWが載り移ることで、ワークWを下流端に向かって搬送する。第二コンベヤ20は、第一コンベヤ10と同様に、ワークWを搬送する速度を段階的に変速可能とされている。つまり、本実施形態の第二コンベヤ20も、例えば、低速、中速、高速と三段階で変速可能とされている。第二コンベヤ20は、例えば、トップチェーンやマットトップチェーンやワイドトップチェーンが用いられる。第二コンベヤ20は、不図示のモータによって駆動される。このモータは、例えば、サーボモータやギヤドモータが用いられる。第二コンベヤ20は、下流端を含む第二下流領域(不図示)と、上流端を含む第二上流領域22と、第二下流領域と第二上流領域22との間の領域である第二中間領域23とを区分けされている。
第二コンベヤ20の第二上流領域22は、第一コンベヤ10の第一下流領域11と接続されている。第二コンベヤ20は、第一下流領域11に対して、第二上流領域22が第一方向Dfと交差する交差方向Dcに隣接している。第二上流領域22は、第一中間領域13とは接触していない。つまり、第二コンベヤ20は、交差方向Dcである幅方向の側面が、第一コンベヤ10の幅方向の側面と第二上流領域22のみで接触している。したがって、第一コンベヤ10と第二コンベヤ20とは、第一方向Dfに直列に配置されているわけではない。第一コンベヤ10と第二コンベヤ20とは、第一方向Dfで一部が重なるように交差方向Dcにずれて配置されている。
ここで、第一コンベヤ10において、交差方向Dcを向く側面のうち、第二コンベヤ20と隣接している側の側面を第一A側面101、第一A側面101と反対側の側面を第一B側面102と称する。また、第一コンベヤ10において、交差方向Dcを向く側面のうち、第一A側面101と隣接する側面を第二B側面202、反対側の側面を第二A側面201と称する。また、第三コンベヤ30において、交差方向Dcを向く側面のうち、第一A側面101と隣接する側面を第三B側面302、反対側の側面を第三A側面301と称する。
第一コンベヤ10と第二コンベヤ20との間には、渡し板のような他の部材は存在していない。本実施形態の第二コンベヤ20は、第二上流領域22に、第一コンベヤ10から受け渡されたワークWを下流端に向かって案内する第二固定案内部24が設けられている。第二固定案内部24は、第二コンベヤ20に固定されている。
第三コンベヤ30は、搬送方向にワークWを搬送可能とされている。本実施形態の第三コンベヤ30は、上流端から下流端に向かって搬送方向にワークWを搬送する。第三コンベヤ30は、鉛直方向の上方を向く面に載置されたワークWを下流端に向かって搬送し、第一コンベヤ10に受け渡す。第三コンベヤ30は、第一コンベヤ10及び第二コンベヤ20と同様に、ワークWを搬送する速度を段階的に変速可能とされている。つまり、本実施形態の第三コンベヤ30も、例えば、低速、中速、高速と三段階で変速可能とされている。第三コンベヤ30は、例えば、トップチェーンやマットトップチェーンやワイドトップチェーンが用いられる。第三コンベヤ30は、不図示のモータによって駆動される。このモータは、例えば、サーボモータやギヤドモータが用いられる。第三コンベヤ30は、下流端を含む第三下流領域31と、上流端を含む第三上流領域(不図示)と、第三下流領域31と第三上流領域との間の領域である第三中間領域33とを区分けされている。
第三コンベヤ30の第三下流領域31は、第一コンベヤ10の第一上流領域12と接続されている。第三コンベヤ30は、第一上流領域12に対して、第三下流領域31が第一方向Dfと交差する交差方向Dcに隣接している。第一コンベヤ10に対する第三コンベヤ30の配置位置は、交差方向Dcにおいて第一コンベヤ10に対する第二コンベヤ20が配置位置と同じ側である。第三下流領域31は、第一中間領域13とは接触していない。つまり、第三コンベヤ30は、第三B側面302が、第一A側面101と第三下流領域31のみで接触している。したがって、第一コンベヤ10と第三コンベヤ30とは、第一方向Dfに直列に配置されているわけではない。つまり、第三コンベヤ30は、第二コンベヤ20と第一方向Dfに離れた位置で、第一コンベヤ10と第一方向Dfで一部が重なるように交差方向Dcにずれて配置されている。
第一コンベヤ10と第三コンベヤ30との間には、渡し板のような他の部材は存在していない。本実施形態の第三コンベヤ30は、第三下流領域31に、上流から搬送されてきたワークWを第一コンベヤ10に向かって案内する第三固定案内部34が設けられている。第三固定案内部34は、第三コンベヤ30に固定されている。
第一下流案内部40は、第一下流領域11に設けられている。第一下流案内部40は、第一コンベヤ10において、上流から搬送されてきた第二コンベヤ20に向かってワークWを案内可能とされている。第一下流案内部40は、第一コンベヤ10の上流端から下流端に向かうにしたがって、第二コンベヤ20に近づくように傾斜している第一下流傾斜面401を有している。第一下流傾斜面401は、鉛直方向の上方から見た場合に、直線状をなして第二コンベヤ20に近づく平面である。なお、第一下流傾斜面401は、鉛直方向の上方から見た場合に、ワークWと接触する面がS字状に湾曲していてもよい。
第一下流案内部40は、第二上流領域22に向かってワークWを案内する第一下流案内位置41と、第一下流案内位置41よりも第二コンベヤ20から離れる方向に後退した第一下流後退位置42とに移動可能とされている。第一下流案内位置41は、第一下流案内部40が第二コンベヤ20に最も近づいて配置される位置である。つまり、第一下流案内位置41において、第一下流傾斜面401は第二上流領域22に最も近づく。第一下流後退位置42は、第一下流案内部40が第二コンベヤ20から最も離れて配置される位置である。つまり、第一下流後退位置42において、第一下流傾斜面401は第二上流領域22から最も離れる。本実施形態の第一下流案内部40は、第一下流案内位置41に移動されることで、第一B側面102から突出している。第一下流案内部40は、第一下流後退位置42に移動されることで、第一下流傾斜面401が第一B側面102上に配置される。
第一下流移動部50は、第一下流案内部40を第一下流案内位置41及び第一下流後退位置42の間で移動させる。第一下流移動部50は、制御部90から信号が入力されることで、第一下流案内部40を移動させる。本実施形態の第一下流移動部50は、第一コンベヤ10の外部に配置されている。第一下流移動部50は、例えば、エアシリンダや油圧シリンダが用いられる。
第一上流案内部60は、第一上流領域12に設けられている。第一上流案内部60は、第一コンベヤ10において、第三コンベヤ30から受け渡されたワークWを第一下流領域11に向かってワークWを案内可能とされている。第一上流案内部60は、第一コンベヤ10の上流端から下流端に向かうにしたがって、第三コンベヤ30から離れるように傾斜している第一上流傾斜面601を有している。第一上流傾斜面601は、鉛直方向の上方から見た場合に、直線状をなして第三コンベヤ30から離れる平面である。したがって、本実施形態の第一上流案内部60は、鉛直方向の上方から見た場合に、上流端側に直角部分が配置された直角三角形状をなしている。第一上流案内部60は、第一中間領域13を挟んで第一下流案内部40と対称な形状をなしている。
第一上流案内部60は、第一下流領域11に向かってワークWを案内する第一上流案内位置61と、第一上流案内位置61よりも第三コンベヤ30から離れる方向に後退した第一上流後退位置62とに移動可能とされている。第一上流案内位置61は、第一上流案内部60が第三コンベヤ30に最も近づいて配置される位置である。つまり、第一上流案内位置61において、第一上流傾斜面601は第三下流領域31に最も近づく。第一上流後退位置62は、第一上流案内部60が第三コンベヤ30から最も離れて配置される位置である。つまり、第一上流後退位置62において、第一上流傾斜面601は第三下流領域31から最も離れる。本実施形態の第一上流案内部60は、第一上流案内位置61に移動されることで、第一B側面102から突出している。第一上流案内部60は、第一上流後退位置62に移動されることで、第一上流傾斜面601が第一B側面102上に配置される。
第一上流移動部70は、第一上流案内部60を第一上流案内位置61及び第一上流後退位置62の間で移動させる。第一上流移動部70は、制御部90から信号が入力されることで、第一上流案内部60を移動させる。本実施形態の第一上流移動部70は、第一コンベヤ10の外部に配置されている。第一上流移動部70は、例えば、エアシリンダや油圧シリンダが用いられる。
検出部80は、第一下流案内部40が第一下流後退位置42に配置されている場合に、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間にワークWが配置されていることを検出する。本実施形態の検出部80は、第一検出部81と第二検出部82とを有する。
第一検出部81は、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間よりも上流端側にワークWが配置されていることを検出する。これにより、第一検出部81は、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間から上流端側にワークWがあふれていることを検出する。第一検出部81は、検出結果の情報を制御部90に出力する。本実施形態の第一検出部81は、第一中間領域13において、第一下流領域11に近い位置に配置されている。第一検出部81は、第一下流領域11よりも上流端側の第一中間領域13にワークWが配置されていることを検出する。第一検出部81は、例えば、接触式のセンサや非接触のセンサが用いられる。第一検出部81は、ワークWを検出した場合には、ワークWを検出したとの情報を制御部90に出力する。第一検出部81は、ワークWを検出していない場合には、ワークWを検出していないとの情報を制御部90に出力する。
第二検出部82は、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間よりも第二コンベヤ20側にワークWが配置されていることを検出する。第二検出部82は、払出し確認用に用いられるセンサである。これにより、第二検出部82は、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間から下流端側にワークWがあふれていることを検出する。第二検出部82は、検出結果の情報を制御部90に出力する。本実施形態の第二検出部82は、第二中間領域23において、第二上流領域22に近い位置に配置されている。第二検出部82は、第二中間領域23にワークWが配置されていることを検出する。第二検出部82は、第一検出部81と同様に、例えば、接触式のセンサや非接触のセンサが用いられる。第二検出部82は、ワークWを検出した場合には、ワークWを検出したとの情報を制御部90に出力する。第二検出部82は、ワークWを検出していない場合には、ワークWを検出していないとの情報を制御部90に出力する。
制御部90は、検出部80の検出結果に基づいて、第一下流移動部50に第一下流案内部40を移動させる。制御部90は、検出部80の検出結果に基づいて、第一上流移動部70に第一上流案内部60を移動させる。本実施形態の制御部90は、第一コンベヤ10の停止、起動、及び速度を制御する。制御部90は、図2に示すように、第一入力部91と、第二入力部92と、第一判定部93と、第二判定部94と、出力部95とを有する。
第一入力部91は、第一検出部81からの検出結果の情報が入力される。第一入力部91は、第一検出部81から入力された情報を第一判定部93に出力する。
第二入力部92は、第二検出部82からの検出結果の情報が入力される。第二入力部92は、第二検出部82から入力された情報を第二判定部94に出力する。
第一判定部93は、第一検出部81が検出した検出結果に基づいて、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間に配置されているワークWの量が第一閾値を超えたか否かを判定する。本実施形態の第一判定部93は、第一検出部81からワークWを検出したとの情報が入力される。第一判定部93は、入力値が第一閾値を超えているか否かを判定する。本実施形態における第一閾値は、第一下流領域11に対してワークWが十分にアキュームされているとみなせる値である。具体的には、第一閾値は、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間がワークWで埋まっており、第一中間領域13までワークWがあふれている状態を示す値である。本実施形態の第一判定部93は、第一検出部81からワークWを検出したとの情報が入力されることで、ワークWの量が第一閾値を超えたと判定する。第一判定部93は、第一検出部81からワークWを検出していないとの情報が入力されることで、ワークWの量が第一閾値を超えていないと判定する。
第一判定部93は、第一閾値を超えたと判定した場合には、第一コンベヤ10を低速で駆動させるように、出力部95に信号を送る。第一判定部93は、ワークWの量が第一閾値以下であると判定した場合には、第一上流案内部60を第一上流案内位置61に移動させるよう出力部95に信号を送る。
第二判定部94は、第二検出部82が検出した検出結果に基づいて、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間に配置されているワークWの量が第二閾値を超えたか否かを判定する。本実施形態の第二判定部94は、第二検出部82からワークWを検出したとの情報が入力される。第二判定部94は、入力値が第二閾値を超えているか否かを判定する。本実施形態における第二閾値は、第一閾値と同様に、第一下流領域11に対してワークWが十分にアキュームされているとみなせる値である。具体的には、第二閾値は、第二検出部82の手前にワークWが存在していることを示す値である。したがって、第二閾値を超えている場合には、ワークWが第二中間領域23に溜まっている状態となっている。本実施形態の第二判定部94は、第二検出部82からワークWを検出したとの情報が入力されることで、ワークWの量が第二閾値を超えたと判定する。第二判定部94は、第二検出部82からワークWを検出していないとの情報が入力されることで、ワークWの量が第二閾値を超えていないと判定する。
第二判定部94は、ワークWの量が第二閾値を超えたと判定した場合には、第一下流案内部40を第一下流後退位置42に移動させるよう出力部95に信号を送る。また、第二判定部94は、ワークWの量が第二閾値を超えたと判定した場合には、第一上流案内部60を第一上流後退位置62に移動させるよう出力部95に信号を送る。第二判定部94は、ワークWの量が第二閾値を超えたと判定した場合には、第一コンベヤ10を低速で駆動させるように、出力部95に信号を送る。第二判定部94は、ワークWの量が第二閾値を超えていないと判定した場合には、第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動させた後に、第一コンベヤ10を低速で駆動させるように、出力部95に信号を送る。
出力部95は、第一判定部93及び第二判定部94からの信号に基づいて、第一コンベヤ10や第一下流移動部50や第一上流移動部70の駆動状況を変化させる。本実施形態の出力部95は、第一判定部93から第一コンベヤ10を低速で駆動させるように信号が入力されることで、第一コンベヤ10のサーボモータに信号を出力して第一コンベヤ10を停止させる。出力部95は、第二判定部94から第一コンベヤ10を低速で駆動させるように信号が入力されることで、第一コンベヤ10のサーボモータに信号を出力して第一コンベヤ10を低速で駆動させる。出力部95は、第一判定部93から第一上流案内位置61に移動させるように信号が入力されると、第一上流移動部70に信号を出力して第一上流案内部60を第一上流案内位置61に移動させる。出力部95は、第二判定部94から第一上流後退位置62に移動させるように信号が入力されると、第一上流移動部70に信号を出力して第一上流案内部60を第一上流後退位置62に移動させる。出力部95は、第二判定部94から第一下流後退位置42を移動させるように信号が入力されると、第一下流移動部50に信号を出力して第一下流案内部40を第一下流後退位置42に移動させる。出力部95は、第二判定部94から第一下流案内位置41に移動させるように信号が入力されると、第一下流移動部50に信号を出力して第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動させる。
上記のような搬送装置1の動作を、ワークWの搬送状況に合わせて説明する。
搬送装置1では、図1に示すように、上流のラインからワークWが送られてきた場合、第三コンベヤ30、第一コンベヤ10、第二コンベヤ20の順にワークWが搬送されていく。ワークWをアキュームする必要が無い場合、第三コンベヤ30、第一コンベヤ10、及び第二コンベヤ20はそれぞれ最も速い速度(高速)で設定されて駆動している。また、ワークWをアキュームする必要が無い場合には、第一下流案内部40は第一下流案内位置41に配置され、第一上流案内部60は第一上流案内位置61に配置されている。つまり、第一コンベヤ10は、第一下流案内部40が第一下流案内位置41に配置されて高速で駆動されている場合に、ワークWをアキュームしない。この場合に、第一コンベヤ10は、交差方向Dcに複数のワークWを配置可能な隙間を第一B側面102側に形成した状態で、ワークWを第一方向Dfに搬送させる。同様に、第二コンベヤ20では、第二A側面201にワークWを配置可能な隙間を形成した状態で、ワークWを搬送方向に搬送させる。また、第三コンベヤ30では、交差方向Dcに複数のワークWを配置可能な隙間を第三A側面301側に形成した状態で、ワークWを搬送方向に搬送させる。
具体的には、上流のラインから送られてきたワークWは、第三A側面301側にワークWを配置可能な隙間を形成しながら、第三B側面302側に偏った状態で第三コンベヤ30上を搬送方向に搬送される。第三コンベヤ30上を搬送方向に搬送されてきたワークWは、一部が第三固定案内部34と接触することで第一上流領域12に向かって案内される。第一上流領域12に向かって案内されることで、ワークWは第三コンベヤ30から第一コンベヤ10に載り移る。第一コンベヤ10では、第一B側面102側にワークWを配置可能な隙間を形成しながら、第一A側面101側に偏った状態で第一上流領域12から第一中間領域13に向かってワークWが搬送方向に搬送される。第一A側面101側に偏った状態で第一中間領域13を搬送されたワークWは、第一A側面101側に偏ったまま第一下流領域11に搬送される。第一下流領域11では、第一下流案内部40が第一下流案内位置41に配置されているために、ワークWの一部が第一下流案内部40の第一下流傾斜面401と接触する。これにより、ワークWは第二上流領域22に向かって案内される。第二上流領域22に向かって案内されることで、ワークWは第一コンベヤ10から第二コンベヤ20に載り移る。第二コンベヤ20では、第二A側面201側にワークWを配置可能な隙間を形成しながら、第二B側面202側に偏った状態で第二上流領域22から第二中間領域23に向かってワークWが搬送方向に搬送される。このように、ワークWは、大きく曲がることなく、第三コンベヤ30と第一コンベヤ10の接続部分及び第一コンベヤ10と第二コンベヤ20の接続部分に寄った状態で第三コンベヤ30、第一コンベヤ10、第二コンベヤ20の順に高速で搬送されていく。
次に、下流に配置された機器が停止した場合のように、搬送装置1にワークWをアキュームする場合を説明する。
下流に配置された機器が停止した場合、下流に配置された第二コンベヤ20が停止する。図3に示すように、第二コンベヤ20が停止することで、第二コンベヤ20上にワークWが滞留する。ワークWが第二中間領域23に溜まることで、隙間が形成されていた第二A側面201側にもワークWが配置され、第二検出部82がワークWを検出する。つまり、第二検出部82は、第二中間領域23からワークWが払い出されていないことを検出する。第二検出部82は、検出結果の情報を第二入力部92に出力する。第二入力部92は、第二検出部82から入力された情報を第二判定部94に出力する。第二判定部94は、ワークWを検出したとの情報が入力されることで、第二閾値を超えたと判定する。その結果、第二判定部94は、第一コンベヤ10を低速で駆動させるように、出力部95に信号を出力する。第二判定部94は、第一上流案内部60を第一上流後退位置62に移動させるよう出力部95に信号を出力する。第二判定部94は、第一下流案内部40を第一下流後退位置42に移動させるよう出力部95に信号を出力する。出力部95は、第二判定部94から信号が入力されることで、第一コンベヤ10を低速で駆動させる。出力部95は、第二判定部94から信号が入力されることで、第一上流移動部70に第一上流案内部60を第一上流後退位置62に移動させる。出力部95は、第二判定部94から信号が入力されることで、第一下流移動部50に第一下流案内部40を第一下流後退位置42に移動させる。
第一下流案内部40を第一下流後退位置42に移動することで、第一下流領域11にワークWをアキュームするための空間が広がる。同様に、第一上流案内部60を第一上流後退位置62に移動することで、第一上流領域12にワークWをアキュームするための空間が広がる。この状態で第一コンベヤ10が低速で駆動し続けることで、図4に示すように、第一コンベヤ10の第一下流領域11及び第一上流領域12から順にワークWが溜まり続ける。
その後、図5に示すように、第一中間領域13にもワークWが溜まることで、隙間が形成されていた第一B側面102側にもワークWが配置され、第一検出部81がワークWを検出する。第一検出部81は、検出結果の情報を第一入力部91に出力する。第一入力部91は、第一検出部81から入力された情報を第一判定部93に出力する。第一判定部93は、ワークWを検出したとの情報が入力されることで、第一閾値を超えたと判定する。その結果、第一判定部93は、第一コンベヤ10を停止させるように、出力部95に信号を出力する。出力部95は、第一判定部93から信号が入力されることで、第一コンベヤ10を停止させる。これにより、第一コンベヤ10へのワークWのアキュームが完了する。
下流に配置された機器が運転を再開した場合、下流に配置された第二コンベヤ20が低速で再起動され、ワークWの払出しが終わることで、通常運転に戻る。図6に示すように、第二コンベヤ20が再起動されることで、第二コンベヤ20上のワークWが下流に払い出されていく。第二中間領域23に配置されているワークWの量が減少することで、第二A側面201側に隙間が形成され、第二検出部82がワークWを検出しなくなる。つまり、第二検出部82は、第二中間領域23からワークWが払い出されたことを検出する。第二判定部94は、ワークWを検出していないとの情報が入力されることで、第二閾値を超えていないと判定する。その結果、第二判定部94は、第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動させた後に、第一コンベヤ10を低速で駆動させるように、出力部95に信号を出力する。出力部95は、第二判定部94から信号が入力されることで、第一下流移動部50に第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動させる。その後、出力部95は、第一コンベヤ10を低速で駆動させる。
これにより、図7に示すように、第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動することで、第一下流領域11に配置されているワークWが第一下流案内部40の第一下流傾斜面401によって押し出されて、第二上流領域22に案内される。つまり、第一コンベヤ10上のワークWが第二コンベヤ20に載り移る。その後、第一コンベヤ10が低速で駆動されることで、第一コンベヤ10上のワークWが第一下流傾斜面401に沿って第二コンベヤ20に順次に受け渡される。
その結果、第一中間領域13に配置されているワークWの量が減少することで、図8に示すように、第一B側面102側に隙間が形成され、第一検出部81がワークWを検出しなくなる。第一判定部93は、ワークWを検出していないとの情報が入力されることで、第一閾値を超えていないと判定する。その結果、第一判定部93は、第一上流案内部60を第一上流案内位置61に移動させるように、出力部95に信号を出力する。出力部95は、第一判定部93から信号が入力されることで、第一上流移動部70に第一上流案内部60を第一上流案内位置61に移動させる。その後、出力部95は、第二判定部94から信号が入力されることで、第一コンベヤ10を低速で駆動させる。つまり、出力部95は、第二コンベヤ20が復帰して、第二中間領域23からワークWが払い出されることで、第一コンベヤ10を駆動させる。これにより、第一コンベヤ10上にアキュームされていたワークWが払い出される。
上記のような第一実施形態の搬送装置1によれば、ワークWをアキュームする場合に、第一下流領域11で第二上流領域22に向かってワークWを案内する第一下流案内部40を第一下流案内位置41から第一下流後退位置42まで移動させることができる。つまり、第一下流領域11において、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間に広がる空間を新たに形成することができる。そのため、第一下流領域11において、ワークWを溜めておくことが可能な空間を広げることができる。また、アキュームを行わない通常のワークWの搬送時に、第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動させることができる。そのため、第一下流案内部40によって第一コンベヤ10から第二コンベヤ20にワークWを案内することができる。つまり、ワークWの搬送される方向を変化させて、ワークWを効率良く搬送することができる。したがって、ワークWの搬送される方向を変化させつつ、ワークWをアキュームするための領域を増大させることができる。
また、第一下流案内部40に第一下流傾斜面401が形成されていることで、第一下流領域11において、搬送されてくるワークWを下流端に向かうにしたがって第二コンベヤ20に近づくように移動させることができる。そのため、第一下流傾斜面401によって、第一コンベヤ10の上流端側から搬送されてくるワークWを効率良く第二コンベヤ20に送ることができる。これにより、ワークWの搬送効率を向上させることができる。
また、ワークWをアキュームする場合に、第一上流領域12で第一下流領域11に向かってワークWを案内する第一上流案内部60を第一上流案内位置61から第一上流後退位置62まで移動させることができる。つまり、第一上流領域12において、第一上流案内位置61と第一上流後退位置62との間に広がる空間を新たに形成することができる。そのため、第一下流領域11だけでなく、第一上流領域12においても、ワークWを溜めておくことが可能な空間を広げることができる。したがって、第一コンベヤ10において、ワークWをアキュームするための領域をより増大させることができる。
また、第一上流案内部60に第一上流傾斜面601が形成されていることで、第一上流領域12において、溜まっていたワークWが倒れてしまうことを防ぐことができる。つまり、第一上流案内部60を第一上流後退位置62から第一上流案内位置61まで戻す際に、ワークWに生じる力を搬送方向に分散させて押し戻すことができる。さらに、第一上流領域12にワークWが溜まっていたとしても、ワークWを第三A側面301に沿って払い出すことができる。そのため、第一上流案内部60を第一上流後退位置62から第一上流案内位置61まで戻す際に、第一上流領域12と第三下流領域31との間でワークWが倒れてしまうことを抑えることができる。
また、第一検出部81及び第二検出部82によって、第一下流案内部40が第一下流後退位置42に配置されている場合に、第一下流領域11にどの程度の量のワークWが溜まっているかを把握することができる。つまり、第一下流領域11からあふれて第一中間領域13や第二コンベヤ20の第二中間領域23までワークWが溜まっていることを検出することができる。加えて、第一判定部93や第二判定部94で第一検出部81及び第二検出部82の検出結果を判定している。これにより、第一検出部81及び第二検出部82の検出結果に基づいて、制御部90を介して第一下流案内部40及び第一上流案内部60を移動させることができる。そのため、第一下流領域11におけるワークWの溜まり具合に応じて、効果的に第一下流移動部50及び第一上流移動部70を移動させることができる。したがって、ワークWの搬送効率をより低下させることなく、ワークWをアキュームするための領域を効果的に増大させることができる。
また、第一コンベヤ10は、第一下流案内部40が第一下流案内位置41に配置されている場合に、交差方向Dcにおける第一B側面102側にワークWを配置可能な隙間を形成した状態で、ワークWを搬送している。つまり、第一コンベヤ10において、第一B側面102側にワークWをアキュームするための空間を予め設けるように、ワークWを交差方向Dcの第一A側面101側に寄せて搬送している。したがって、交差方向Dcの第一A側面101側から第一B側面102側に広がってワークWを搬送する場合と比べて、ワークWをアキュームする場合に、通常の搬送時に対するアキューム可能な領域の増加比率をより大きくすることができる。
なお、第一実施形態では、第一コンベヤ10にワークWをアキュームする場合に、第一コンベヤ10を低速で駆動したがこれに限定されるものではない。例えば、ガラスびんのように変形しづらいワークWを前詰めで搬送する場合には、第一コンベヤ10を第二コンベヤ20よりも高速で駆動させて、第一コンベヤ10の下流端にワークWを詰めてアキュームしてもよい。この場合、図9に示すように、ワークWは第一下流領域11から順に溜まっていく。このような構成とした場合には、第一検出部81をより上流端側に設けることが好ましい。これにより、第一検出部81によって第一コンベヤ10により多くのワークWが溜まっていることを検出させることができる。
《第二実施形態》
次に、図10を参照して第二実施形態の搬送装置について説明する。
第二実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第二実施形態の搬送装置1Aは、第二上流案内部60Aと、第二上流移動部70Aとを有する点について、第一実施形態と相違する。
即ち、第二実施形態の搬送装置1Aでは、第二上流案内部60Aが第二上流領域22に設けられている。第二上流案内部60Aは、第二コンベヤ20において、第一コンベヤ10から受け渡されたワークWを第二中間領域23に向かってワークWを案内可能とされている。つまり、本実施形態の第二上流案内部60Aは、第二固定案内部24の代わりに、第二上流案内部60Aに設けられている。第二上流案内部60Aは、第二コンベヤ20の上流端から下流端に向かうにしたがって、第一コンベヤ10から離れるように傾斜している第二上流傾斜面601Aを有している。第二上流傾斜面601Aは、鉛直方向の上方から見た場合に、直線状をなして第一コンベヤ10から離れる平面である。したがって、本実施形態の第二上流案内部60Aは、鉛直方向の上方から見た場合に、上流端側に直角部分が配置された直角三角形状をなしている。第二上流案内部60Aは、第一コンベヤ10と第二コンベヤ20との接続部分を挟んで第一下流案内部40と対称な形状をなしている。
第二上流案内部60Aは、第二コンベヤ20の下流端に向かってワークWを案内する第二上流案内位置61Aと、第二上流案内位置61Aよりも第一コンベヤ10から離れる方向に後退した第二上流後退位置62Aとに移動可能とされている。第二上流案内位置61Aは、第二上流案内部60Aが第一コンベヤ10に最も近づいて配置される位置である。つまり、第二上流案内位置61Aにおいて、第二上流傾斜面601Aは第一下流領域11に最も近づく。第二上流後退位置62Aは、第二上流案内部60Aが第一コンベヤ10から最も離れて配置される位置である。つまり、第二上流後退位置62Aにおいて、第二上流傾斜面601Aは第一下流領域11から最も離れる。本実施形態の第二上流案内部60Aは、第二上流案内位置61Aに移動されることで、第二A側面201から突出している。第二上流案内部60Aは、第二上流後退位置62Aに移動されることで、第二上流傾斜面601Aが第二A側面201上に配置される。
第二上流移動部70Aは、第二上流案内部60Aを第二上流案内位置61A及び第二上流後退位置62Aの間で移動させる。第二上流移動部70Aは、制御部90から信号が入力されることで、第二上流案内部60Aを移動させる。本実施形態の第二上流移動部70Aは、第二コンベヤ20の外部に配置されている。第二上流移動部70Aは、例えば、エアシリンダや油圧シリンダが用いられる。
第二実施形態の制御部90Aは、検出部80の検出結果に基づいて、第二上流移動部70Aを第一下流移動部50と同期させて制御する。つまり、制御部90Aは、第一下流案内部40を第一下流後退位置42に移動させる場合に、第二上流移動部70Aに第二上流案内部60Aを第二上流後退位置62Aに移動させる。制御部90Aは、第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動させる場合に、第二上流移動部70Aに第二上流案内部60Aを第二上流案内位置61Aに移動させる。
上記のような第二実施形態の搬送装置1Aによれば、ワークWをアキュームする場合に、第一下流移動部50が第一下流案内部40を第一下流後退位置42に移動させるとともに、第二上流移動部70Aが第二上流案内部60Aを第二上流後退位置62Aに移動させる。これにより、第一下流領域11と第二上流領域22との間に広がる空間を新たに形成することができる。つまり、第一下流案内部40によって第一下流領域11だけに形成された空間よりも大きな空間を新たに形成することができる。そのため、第一コンベヤ10と第二コンベヤ20と間において、ワークWを溜めておくことが可能な空間を大きく広げることができる。したがって、ワークWをアキュームするための領域をより増大させることができる。
《第三実施形態》
次に、図11を参照して第三実施形態の搬送装置について説明する。
第二実施形態においては第一実施形態及び第二実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第三実施形態の搬送装置1Bは、押出部45を有する点について、第一実施形態と相違する。
即ち、第三実施形態の搬送装置1Bでは、第一下流領域11に押出部45が設けられている。押出部45は、第一下流案内部40が第一下流後退位置42に配置されている場合に、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間に配置されているワークWを第二コンベヤ20に向かって押し出す。つまり、押出部45は、第一下流案内部40が第一下流後退位置42に配置されている場合に、第一下流領域11に配置されているワークWを第二上流領域22に押し出す。押出部45は、制御部90Bからの信号を受けて押し出し動作を行う。
第三実施形態の第一下流移動部50は、押出部45がワークWを第二上流領域22に押し出した後に、第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動させる。第一下流移動部50は、制御部90Bによって駆動が制御されている。
第三実施形態の制御部90Bは、第一下流移動部50に第一下流案内部40を第一下流案内位置41に移動させる前に、押出部45に押し出し動作を行わせる。具体的には、第二判定部94が、ワークWの量が第二閾値を超えたと判定した場合に、押出部45に押し出し動作を行わせた後に、第一下流案内部40を第一下流後退位置42に移動させるよう出力部95に信号を送る。
上記のような第三実施形態の搬送装置1Bによれば、第一下流案内部40が第一下流案内位置41に戻る前に、押出部45によって第一下流領域11に配置されているワークWを第二上流領域22に押し出して、第二コンベヤ20に受け渡すことができる。つまり、第一下流案内部40によって、直接ワークWを第二上流領域22に押し出す必要が無くなる。第一下流傾斜面401が形成されている場合のように、第一下流案内部40の形状によっては、第一下流案内部40が第一下流案内位置41に戻る際に、一部のワークWが第二上流領域22ではなく第一中間領域13に押し出されてしまうおそれがある。この場合、ワークWを上流端側に向かって戻した後に再び下流端側に送ることとなり、搬送効率が悪い。また、第一中間領域13にワークWが詰まっている場合には、ワークWが第一中間領域13で倒れてしまうおそれがある。ところが、押出部45を設けることで、第一下流案内部40の形状に関わらず、第一下流領域11から第二上流領域22に安定して押し出すことができる。したがって、アキュームした後のワークWを効率的に搬送することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、本実施形態ではワークWは、小径のびんのよう第一コンベヤ10との接地面積の小さな容器としたが、これに限定されるものではない。例えば、ワークWは、コンベヤとの接地面積の大きな容器であっても良い。また、ワークWは、PETボトルのような凹みやすい容器や、傷つきやすいビンや、食材等が詰められた缶詰のような硬い製品や、段ボール等箱上の部材であってもよい。
また、本実施形態では、制御部90は、検出部80の検出結果に基づいて、第一下流移動部50や第一上流移動部70や第二上流移動部70Aの駆動を制御したが、このような構成に限定されるものではない。制御部90は、時間によって第一下流移動部50や第一上流移動部70や第二上流移動部70Aの駆動を制御してもよい。この場合、制御部90は、例えば、第一コンベヤ10の速度が変化してから予め定めた時間が経過した場合に第一下流移動部50や第一上流移動部70や第二上流移動部70Aを移動させてもよい。
また、本実施形態では、検出部80として第一検出部81及び第二検出部82を用いたがこれに限定されるものではない。検出部80は、ワークWが配置されていることを検出できればよく、第三の検出部のようにさらに多くの検出部80を有していてもよい。また、第一検出部81及び第二検出部82の配置される位置も搬送するワークWに応じて適宜設定すればよい。
また、第二閾値は、ワークWが第二中間領域23を満たされていることを示す値であればよい。したがって、第二閾値は、ワークWが第二中間領域23に溜まった上で、第一下流案内位置41と第一下流後退位置42との間の空間でワークWが満杯(例えば、ワーク積載率100%)になっている状態を示す値であってもよい。例えば、第二閾値は、第二中間領域23上のワークWの積載率であってもよい。
1、1A、1B…搬送装置 W…ワーク Df…第一方向 Dc…交差方向 10…第一コンベヤ 11…第一下流領域 12…第一上流領域 13…第一中間領域 101…第一A側面 102…第一B側面 20…第二コンベヤ 22…第二上流領域 23…第二中間領域 24…第二固定案内部 201…第二A側面 202…第二B側面 30…第三コンベヤ 31…第三下流領域 33…第三中間領域 34…第三固定案内部 301…第三A側面 302…第三B側面 40…第一下流案内部 401…第一下流傾斜面 41…第一下流案内位置 42…第一下流後退位置 50…第一下流移動部 60…第一上流案内部 601…第一上流傾斜面 61…第一上流案内位置 62…第一上流後退位置 70…第一上流移動部 80…検出部 81…第一検出部 82…第二検出部 90、90A、90B…制御部 91…第一入力部 92…第二入力部 93…第一判定部 94…第二判定部 95…出力部 60A…第二上流案内部 601A…第二上流傾斜面 61A…第二上流案内位置 62A…第二上流後退位置 70A…第二上流移動部 45…押出部

Claims (10)

  1. 上流端から下流端に向かう搬送方向にワークを搬送可能な第一コンベヤと、
    前記搬送方向に前記ワークを搬送可能とされ、前記第一コンベヤの下流端を含む第一下流領域に対して、上流端を含む第二上流領域が前記搬送方向と交差する交差方向に隣接している第二コンベヤと、
    前記第一下流領域に設けられて、前記第二上流領域に向かって前記ワークを案内する第一下流案内位置と、前記第一下流案内位置よりも前記第二コンベヤから離れる方向に後退た第一下流後退位置とに移動可能な第一下流案内部と、
    前記第一下流案内部を前記第一下流案内位置及び前記第一下流後退位置の間で移動させる第一下流移動部と、
    前記第二上流領域に設けられて、前記第二コンベヤの下流端に向かって前記ワークを案内する第二上流案内位置と、前記第二上流案内位置よりも前記第一コンベヤから離れる方向に後退した第二上流後退位置とに移動可能な第二上流案内部と、
    前記第二上流案内部を前記第二上流案内位置及び前記第二上流後退位置の間で移動させる第二上流移動部と、を備える搬送装置。
  2. 前記第一下流案内部が前記第一下流後退位置に配置されている場合に、前記第一下流案内位置と前記第一下流後退位置との間の空間に前記ワークが配置されていることを検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記第一下流移動部に前記第一下流案内部を移動させる制御部と、を備える請求項1に記載の搬送装置。
  3. 上流端から下流端に向かう搬送方向にワークを搬送可能な第一コンベヤと、
    前記搬送方向に前記ワークを搬送可能とされ、前記第一コンベヤの下流端を含む第一下流領域に対して、上流端を含む第二上流領域が前記搬送方向と交差する交差方向に隣接している第二コンベヤと、
    前記第一下流領域に設けられて、前記第二上流領域に向かって前記ワークを案内する第一下流案内位置と、前記第一下流案内位置よりも前記第二コンベヤから離れる方向に後退た第一下流後退位置とに移動可能な第一下流案内部と、
    前記第一下流案内部を前記第一下流案内位置及び前記第一下流後退位置の間で移動させる第一下流移動部と、
    前記第一下流案内部が前記第一下流後退位置に配置されている場合に、前記第一下流案内位置と前記第一下流後退位置との間の空間に前記ワークが配置されていることを検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記第一下流移動部に前記第一下流案内部を移動させる制御部と、を備える搬送装置。
  4. 前記第一下流案内部が前記第一下流後退位置に配置されている場合に、前記第一下流案内位置と前記第一下流後退位置との間の空間に配置されている前記ワークを前記第二コンベヤに向かって押し出す押出部を備え、
    前記第一下流移動部は、前記押出部が前記ワークを押し出した後に、前記第一下流案内部を前記第一下流案内位置に移動させる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の搬送装置。
  5. 上流端から下流端に向かう搬送方向にワークを搬送可能な第一コンベヤと、
    前記搬送方向に前記ワークを搬送可能とされ、前記第一コンベヤの下流端を含む第一下流領域に対して、上流端を含む第二上流領域が前記搬送方向と交差する交差方向に隣接している第二コンベヤと、
    前記第一下流領域に設けられて、前記第二上流領域に向かって前記ワークを案内する第一下流案内位置と、前記第一下流案内位置よりも前記第二コンベヤから離れる方向に後退た第一下流後退位置とに移動可能な第一下流案内部と、
    前記第一下流案内部を前記第一下流案内位置及び前記第一下流後退位置の間で移動させる第一下流移動部と、
    前記第一下流案内部が前記第一下流後退位置に配置されている場合に、前記第一下流案内位置と前記第一下流後退位置との間の空間に配置されている前記ワークを前記第二コンベヤに向かって押し出す押出部と、を備え、
    前記第一下流移動部は、前記押出部が前記ワークを押し出した後に、前記第一下流案内部を前記第一下流案内位置に移動させる搬送装置。
  6. 前記搬送方向にワークを搬送可能とされ、前記第一コンベヤの上流端を含む第一上流領域に対して、下流端を含む第三下流領域が前記交差方向に隣接している第三コンベヤと、
    前記第一上流領域に設けられて、前記第一下流領域に向かって前記ワークを案内する第一上流案内位置と、前記第一上流案内位置よりも前記第三コンベヤから離れる方向に後退した第一上流後退位置とに移動可能な第一上流案内部と、
    前記第一上流案内部を前記第一上流案内位置及び前記第一上流後退位置の間で移動させる第一上流移動部と、を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の搬送装置。
  7. 上流端から下流端に向かう搬送方向にワークを搬送可能な第一コンベヤと、
    前記搬送方向に前記ワークを搬送可能とされ、前記第一コンベヤの下流端を含む第一下流領域に対して、上流端を含む第二上流領域が前記搬送方向と交差する交差方向に隣接している第二コンベヤと、
    前記第一下流領域に設けられて、前記第二上流領域に向かって前記ワークを案内する第一下流案内位置と、前記第一下流案内位置よりも前記第二コンベヤから離れる方向に後退た第一下流後退位置とに移動可能な第一下流案内部と、
    前記第一下流案内部を前記第一下流案内位置及び前記第一下流後退位置の間で移動させる第一下流移動部と、
    前記搬送方向にワークを搬送可能とされ、前記第一コンベヤの上流端を含む第一上流領域に対して、下流端を含む第三下流領域が前記交差方向に隣接している第三コンベヤと、
    前記第一上流領域に設けられて、前記第一下流領域に向かって前記ワークを案内する第一上流案内位置と、前記第一上流案内位置よりも前記第三コンベヤから離れる方向に後退した第一上流後退位置とに移動可能な第一上流案内部と、
    前記第一上流案内部を前記第一上流案内位置及び前記第一上流後退位置の間で移動させる第一上流移動部と、を備える搬送装置。
  8. 前記第一上流案内部は、前記第一コンベヤの上流端から下流端に向かうにしたがって、前記第三コンベヤから離れるように傾斜している第一上流傾斜面を有する請求項6又は7に記載の搬送装置。
  9. 前記第一下流案内部は、前記第一コンベヤの上流端から下流端に向かうにしたがって、前記第二コンベヤに近づくように傾斜している第一下流傾斜面を有する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の搬送装置。
  10. 前記第一コンベヤは、前記第一下流案内部が前記第一下流案内位置に配置されている場合に、前記交差方向における前記第二コンベヤと隣接している側と反対側に前記ワークを配置可能な隙間を形成した状態で、前記ワークを搬送方向に搬送させる請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の搬送装置。
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