JP6575112B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱処理装置に関し、より詳細には、装置本体の内部に載置された対象物に対して例えばろう付け等の熱処理を行う熱処理装置に関するものである。
従来、対象物に対して例えばろう付け等の熱処理を行う熱処理装置として、対象物である金属製品をいずれも略真空状態である第1加熱室、第2加熱室、第1冷却室及び第2冷却室に搬送手段で順次搬送するように構成されたものが知られている。
このような熱処理装置においては、第1加熱室で誘導加熱により対象物をろう材の融点近くまで加熱し、その後に第2加熱室に搬送してこの第2加熱室にてヒータ等が内部空気を加熱することで対象物をろう付け温度まで加熱している。そして、熱処理装置においては、このようにして加熱した対象物を第1冷却室及び第2冷却室の順に搬送させて、それぞれの室にて冷却するようにして所望のろう付け製品が製造されることとなる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−115413号公報
ところが、上述した熱処理装置では、対象物である金属製品を第1加熱室、第2加熱室、第1冷却室及び第2冷却室の複数の略真空状態となる室に搬送手段で搬送する必要があったので、複数の室が必要になるとともに搬送手段も必要となり、これにより装置全体の大型化を招来するものであった。また第2加熱室では、ヒータ等が内部空気を加熱することで対象物を加熱するようにしていたので、対象物が搬送される前から第2加熱室の内部空気を十分に加熱する必要があり、保温時の消費電力量も十分に大きいものであった。
尚、上記特許文献1においては、第1加熱室と第2加熱室とが一体化された熱処理装置も提案されているが、第1加熱室と第2加熱室とを一体化させてもこれら加熱室で加熱された対象物を第1冷却室及び第2冷却室に搬送手段で搬送することから装置全体の大型化を招来する問題は依然として残っている。また、第1加熱室と第2加熱室とが一体化されても、一体化された加熱室の前半部分で誘導加熱による加熱を行い、該加熱室の後半部分でヒータによる加熱を行うことから、依然として保温時の消費電力量も十分に大きいものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて、装置全体の小型化を図るとともに、消費電力量の低減化を図ることができる熱処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る熱処理装置は、装置本体を構成する断熱板に該装置本体を構成する箱体が該断熱板の上方域を覆う外方壁として載置され、前記断熱板及び前記箱体により囲繞される領域に載置された対象物に対して熱処理を行う熱処理装置であって、自身の内壁が前記対象物の周囲を覆う態様で前記断熱板に配設されることにより、該対象物を略密閉された第1空間域に位置させる二重壁構造のカバー体と、前記断熱板の下方域に配設されて前記対象物を誘導加熱により直接的に加熱、あるいは前記断熱板の下方域に配設されて前記対象物を載置する発熱体を誘導加熱により加熱して該対象物を間接的に加熱する加熱手段と、前記カバー体の内壁により形成される前記第1空間域に不活性ガスを供給して前記対象物の冷却を行う冷却手段と、駆動する場合に、前記カバー体の内壁と外壁との間における第2空間域の内部雰囲気を吸引する吸引手段と、駆動する場合に、前記第2空間域に空気を供給して通過させ、かつ前記第2空間域を通過した空気を排出させる空気供給手段と、前記加熱手段により前記対象物の加熱が行われる場合には、前記吸引手段を駆動させて前記空気供給手段を駆動停止にさせる一方、前記冷却手段により前記対象物の冷却が行われる場合には、前記空気供給手段を駆動させて前記吸引手段を駆動停止にさせる制御手段とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記熱処理装置において、前記空気供給手段は、冷却された空気を前記第2空間域に供給し、かつ該第2空間域を通過した空気を排出させることを特徴とする。
また本発明は、上記熱処理装置において、前記第2空間域を臨む前記カバー体の内壁の外表面に該内壁に熱的に接続された状態で配設され、かつ伝熱面積を増大させるための伝熱部材を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記熱処理装置において、前記カバー体の第2空間域において前記内壁より輻射される熱を反射させる反射部材を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、熱処理指令が与えられた場合に、誘導加熱手段を駆動させて対象物を加熱処理し、この加熱処理の終了後に誘導加熱手段を駆動停止にさせてカバー体により形成された第1空間域に対して不活性ガスを供給して対象物を冷却処理するようにしているので、従来のように加熱室から冷却室へ対象物を搬送する搬送手段を必要とせず、装置全体を小型化させることができる。しかも、誘導加熱により対象物を加熱しているので、従来のようにヒータ等で内部空気を予備的に加熱することを必要とせず、結果的に保温時における消費電力量を低減させることができる。従って、装置全体の小型化を図るとともに、消費電力量の低減化を図ることができるという効果を奏する。
また本発明によれば、制御手段が、対象物の加熱が行われる場合には、吸引手段を駆動させて空気供給手段を駆動停止にさせる一方、対象物の冷却が行われる場合には、空気供給手段を駆動させて吸引手段を駆動停止にさせるので、対象物の加熱が行われる場合には第2空間域を減圧させ、対象物の冷却が行われる場合には空気供給手段から供給された空気が内壁の外表面に衝突する衝突噴流となって該外表面に沿って第2空間域を通過させることができる。これにより、対象物の加熱が行われる場合には、カバー体の内壁が第1空間域での対流や輻射によって加熱されても、第2空間域での対流を低減させることができ、断熱効果を向上させることができる。また対象物の冷却が行われる場合には、加熱処理で昇温した内壁の熱を排出させることができ、排熱効果を向上させることができる。従って、断熱効果の向上により省電力化を図りつつ、排熱効果の向上により冷却時間の短縮化を図ることができ、生産性の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である熱処理装置を模式的に示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態である熱処理装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態である熱処理装置を構成する制御部が実施する処理内容を示すフローチャートである。 図4は、図3に示した雰囲気調整処理の処理内容を示すフローチャートである。 図5は、図3に示した加熱処理の処理内容を示すフローチャートである。 図6は、図3に示した冷却処理の処理内容を示すフローチャートである。 図7は、図2に示した制御部が実施する加熱補助処理の処理内容を示すフローチャートである。 図8は、図2に示した制御部が実施する冷却補助処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る熱処理装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である熱処理装置を模式的に示す模式図であり、図2は、本発明の実施の形態である熱処理装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。ここで例示する熱処理装置は、装置本体10、発熱体20、カバー体30、誘導加熱コイル40及びファン50を備えて構成されている。
装置本体10は、断熱板11、脚部12及び箱体13を備えて構成されている。断熱板11(11a及び11b)は、複数(図示の例では2つ)あり、それぞれセラミックス等から形成されて矩形状の板状体である。これら断熱板11は、スペーサ11cを介在させた状態で互いが離隔した状態で積層されている。つまり、2つの断熱板11の間には、間隙11dが形成されている。
脚部12は、複数(例えば4つ)設けられており、それぞれが下側の断熱板11bの4つの頂部の下面より下方に延在する態様で設けられている。
箱体13は、下面が開口した直方状を成すものである。このような箱体13は、前面、後面、左側面及び右側面の各下端部が上側の断熱板11aの各縁端部の上面に載置されることで、上側の断熱板11aの上方域を覆う外方壁を構成している。
発熱体20は、円板状の形態を成すものである。この発熱体20は、例えば黒鉛、グラファイト等の電気抵抗率が10−5オーダーの材料から形成されるものである。このような発熱体20は、上側の断熱板11aにおける中央域の上面に載置されている。かかる発熱体20は、自身の上面に熱処理の対象となる対象物(例えば銅や銀等)1を載置させるものである。
カバー体30は、断熱性材料から形成されるもので、例えば半球状の形態を成す二重壁構造を有している。このようなカバー体30は、内壁31及び外壁32の開口部が上側の断熱板11aに閉塞される態様で、該上側の断熱板11aに載置されることにより、内壁31が発熱体20及び対象物1の周囲を覆う態様で配設されている。これにより、対象物1及び発熱体20は、カバー体30の内壁31により略密閉された第1空間域33に位置することとなる。かかる内壁31の内面は、反射面を構成している。
かかるカバー体30においては、内壁31と外壁32との間には略密閉空間である第2空間域34が形成されている。この内壁31の外表面、すなわち第2空間域34を臨む外表面には、フィン35が設けられている。フィン35は、内壁31に熱的に接続されており、伝熱面積を増大させるための伝熱部材である。
また、外壁32の内表面、すなわち第2空間域34を臨む内表面は、鏡面加工が施されて反射部36が形成されている。
上記カバー体30の内壁31には、図示せぬ給気口及び排気口が形成されている。給気口は、給気ライン21に連通している。給気ライン21は、カバー体30の外壁32に設けられた第1連通孔(図示せず)及び箱体13に設けられた第1貫通孔(図示せず)を通過する態様で設けられており、図示せぬボンベ等に封入された窒素ガス等の不活性ガスを第1空間域33に供給するためのものである。この給気ライン21の途中には給気バルブ22が設けられている。
給気バルブ22は、後述する制御部90からの指令により開度が調整されるもので、閉成する場合には、不活性ガスの通過を規制する一方、開成する場合には、不活性ガスの通過を許容するものである。
排気口は、排気ライン23に連通している。排気ライン23は、カバー体30の外壁32に設けられた第2連通孔(図示せず)及び箱体13に設けられた第2貫通孔(図示せず)を通過する態様で設けられている。この排気ライン23は、排気口から流入したガスを外部に排出するためのものである。
誘導加熱コイル40は、下側の断熱板11bよりも下方側に配設されている。より詳細に説明すると次のようになる。装置本体10を構成する脚部12のうち前後一対の関係となる脚部12間には、左右一対となる支持部材41が架設されている。これら支持部材41は、それぞれ上方に向けて突出する態様で延在する上延部42を有している。誘導加熱コイル40は、渦巻形状に巻かれており、これら上延部42の先端部に支持される態様で配設されている。
このような誘導加熱コイル40は、電気的に接続される電力変換装置43より特定の周波数の電圧が印加される場合に、発熱体20を誘導加熱により加熱する加熱手段である。ここで、電力変換装置43は、いわゆるインバータ回路を内蔵するものであり、商用電源44から与えられる交流を特定の周波数の交流として誘導加熱コイル40に与えるものである。
ファン50は、誘導加熱コイル40の下方側において、上記左右一対の支持部材41を跨る態様で配設されている。このファン50は、制御部90からの指令により駆動するものであり、駆動する場合に、誘導加熱コイル40に対して空気を送出する送風手段である。
このような熱処理装置は、上記構成の他、入力手段61、酸素濃度検出センサ62、温度検出センサ63、吸引ユニット(吸引手段)70、空気供給ユニット(空気供給手段)80及び制御部(制御手段)90を備えている。
入力手段61は、例えばリモコンのテンキーやキーボード、あるいはタッチパネル式画面等のようなもので、熱処理装置を利用する作業者が各種指令等を入力するための操作入力部である。
酸素濃度検出センサ62は、カバー体30の内壁31における内面の所定箇所に配設されている。この酸素濃度検出センサ62は、カバー体30が配設される場合に、該カバー体30の内壁31により形成される第1空間域33の酸素濃度を検出するものである。この酸素濃度検出センサ62で検出した酸素濃度は、酸素濃度信号として制御部90に出力されることとなる。
温度検出センサ63は、発熱体20の表面の所定箇所に配設されている。この温度検出センサ63は、発熱体20の温度を検出するものである。この温度検出センサ63で検出した温度は、温度信号として制御部90に出力されることとなる。
吸引ユニット70は、吸引ライン71を備えている。この吸引ライン71は、一端がカバー体30の外壁32に形成された吸引口(図示せず)を通過して第2空間域34に連通しており、他端が真空ポンプ72に連通している。かかる吸引ライン71は、真空ポンプ72が駆動することにより、第2空間域34の内部空気(内部雰囲気)を吸引するためのものである。このような吸引ライン71の途中には、吸引バルブ73が設けられている。
吸引バルブ73は、制御部90からの指令により開閉するもので、閉成する場合には、給気ライン21を空気が通過することを規制する一方、開成する場合には、給気ライン21を空気が通過することを許容するものである。
空気供給ユニット80は、供給ライン81と排出ライン84とを備えている。供給ライン81は、一端がカバー体30の外壁32に形成された供給口(図示せず)を通過して第2空間域34に連通しており、他端が冷却装置82に接続されている。冷却装置82は、例えば蒸発器等を内蔵するものであり、駆動する場合に、冷却した空気(以下、冷気ともいう)を供給ライン81に送出するものである。この供給ライン81の途中には、供給バルブ83が設けられている。
供給バルブ83は、制御部90からの指令により開閉するもので、閉成する場合には、供給ライン81を冷気が通過することを規制する一方、開成する場合には、供給ライン81を冷気が通過することを許容するものである。
排出ライン84は、一端がカバー体30の外壁32に形成された排出口(図示せず)を通過して第2空間域34に連通しており、排出口より流入した空気を外部に排出するためのものである。この排出ライン84の途中には、排出バルブ85が設けられている。
排出バルブ85は、制御部90からの指令により開閉するもので、閉成する場合には、排出ライン84を空気が通過することを規制する一方、開成する場合には、排出ライン84を空気が通過することを許容するものである。
制御部90は、メモリ91に記憶されたプログラムやデータに従って熱処理装置の動作、すなわち熱処理を統括的に制御するもので、入力処理部901、比較部902、バルブ駆動処理部903、インバータ駆動処理部904、ファン駆動処理部905、ポンプ駆動処理部906及び冷却装置駆動処理部907を備えている。
ここでメモリ91には、種々の情報が記憶されており、本実施の形態において特徴的なものとして基準濃度情報、目標温度情報が記憶されている。基準濃度情報は、後述する熱処理において閾値となる基準濃度(例えば100ppm)が含まれる情報である。目標温度情報は、後述する熱処理において目標値となる目標温度が含まれる情報である。
入力処理部901は、入力手段61や各種センサ等からの指令や信号等を入力処理するものである。比較部902は、入力処理部901を通じて入力処理した検出濃度とメモリ91から読み出した基準濃度とを比較、並びに入力処理部901を通じて入力処理した検出温度とメモリ91から読み出した目標温度とを比較処理するものである
バルブ駆動処理部903は、給気バルブ22に対して指令を与えて、給気バルブ22を開成、閉成、並びに開度の増減を行うものである。また、バルブ駆動処理部903は、吸引バルブ73、供給バルブ83、排出バルブ85に対して指令を与えて、これら吸引バルブ73等を開成及び閉成させるものである。
インバータ駆動処理部904は、電力変換装置43に対して指令を与えて、電力変換装置43を駆動、あるいは駆動停止にさせるものである。また、インバータ駆動処理部904は、電力変換装置43に対して指令を与えることにより、電力変換装置43の出力を増減させて誘導加熱コイル40に印加する電圧の周波数を増減させるものである。
ファン駆動処理部905は、ファン50に対して指令を与えることにより、ファン50を駆動及び駆動停止にさせるものである。ポンプ駆動処理部906は、真空ポンプ72に対して指令を与えることにより、真空ポンプ72を駆動及び駆動停止にさせるものである。冷却装置駆動処理部907は、冷却装置82に対して指令を与えることにより、冷却装置82を駆動及び駆動停止にさせるものである。
以上のような構成を有する熱処理装置では、発熱体20の上に対象物1が載置された後にカバー体30が配設されることにより略密閉された空間が形成され、そして、給気ライン21、排気ライン23、吸引ライン71、供給ライン81及び排出ライン84が配設された後に箱体13が配置されることで、次のような熱処理を行うことができる。
図3は、本発明の実施の形態である熱処理装置を構成する制御部90が実施する処理内容を示すフローチャートである。
制御部90は、利用者である作業者が入力手段61を通じて熱処理指令を入力する入力待ちとなっている(ステップS100)。そして、作業者が入力手段61を通じて熱処理指令を入力することで、入力処理部901を通じて熱処理指令を入力した場合(ステップS100:Yes)、制御部90は、雰囲気調整処理を実施する(ステップS200)。
図4は、図3に示した雰囲気調整処理の処理内容を示すフローチャートである。
この雰囲気調整処理において制御部90は、バルブ駆動処理部903を通じて給気バルブ22に対して開指令を与えて給気バルブ22を開成させる(ステップS201)。このように給気バルブ22を開成させた制御部90は、入力処理部901を通じての酸素濃度信号の入力待ち(ステップS202)、すなわち酸素濃度検出センサ62による酸素濃度検出待ちとなる。
入力処理部901を通じて酸素濃度信号を入力した場合(ステップS202:Yes)、制御部90は、比較部902を通じてメモリ91より基準濃度情報を読み出し、酸素濃度信号に含まれる検出濃度が基準濃度情報に含まれる基準濃度(100ppm)以下であるか否かを比較する(ステップS203)。
検出濃度が基準濃度以下の場合(ステップS203:Yes)、制御部90は、バルブ駆動処理部903を通じて給気バルブ22に対して開度を減少させる旨の指令を与えることで給気バルブ22の開度を減少させ(ステップS204)、その後に手順をリターンさせて今回の雰囲気調整処理を終了する。
ここで、ステップS204での給気バルブ22に対する開度の減少であるが、開度は減少させても依然として給気バルブ22が開成した状態となるようにしている。
このような雰囲気調整処理によれば、カバー体30により略密閉される第1空間域33の酸素濃度を100ppm以下に調整することができる。
一方、検出濃度が基準濃度を上回る場合(ステップS203:No)、制御部90は、バルブ駆動処理部903を通じて給気バルブ22に対して開度を増大させる旨の指令を与えることで給気バルブ22の開度を増大させ(ステップS205)、その後に上記ステップS202に戻る。つまり、検出濃度が基準濃度以下となるまでステップS202、ステップS203及びステップS205の処理を繰り返す。
このようにして雰囲気調整処理を実施した制御部90は、加熱処理を実施する(ステップS300)。
図5は、図3に示した加熱処理の処理内容を示すフローチャートである。
この加熱処理において制御部90は、インバータ駆動処理部904を通じて電力変換装置43に対して駆動指令を与えて電力変換装置43を駆動させるとともに、ファン駆動処理部905を通じてファン50に対して駆動指令を与えてファン50を駆動させる(ステップS301,ステップS302)。
これによれば、特定の周波数の電圧が誘導加熱コイル40に印加されることとなり、発熱体20が誘導加熱コイル40により誘導加熱される。このように発熱体20が加熱されると、発熱体20に載置された対象物1を発熱体20より直接、カバー体30により形成される第1空間域33の内部雰囲気を通じて、あるいはカバー体30の内壁31の内面に反射して熱が伝わることで対象物1が加熱されることとなる。そして、ファン50を駆動させることにより、空気を誘導加熱コイル40に送出することができ、誘導加熱コイル40が必要以上に高温となってしまうことを抑制することができる。
このように電力変換装置43及びファン50を駆動させた制御部90は、内蔵する時計により予め設定された所定時間が経過するまで温調制御処理を行う(ステップS303〜ステップS307)。
この温調制御処理において制御部90は、入力処理部901を通じて温度信号を入力した場合(ステップS303:Yes)、比較部902を通じてメモリ91より目標温度情報を読み出し、温度信号に含まれる検出温度が目標温度情報に含まれる目標温度以上であるか否かを比較する(ステップS304)。
制御部90は、検出温度が目標温度以上の場合(ステップS304:Yes)には、インバータ駆動処理部904を通じて電力変換装置43に対して出力を減少させる旨の指令を与えることで誘導加熱コイル40に印加する周波数を減少させる(ステップS305)一方、検出温度が目標温度未満の場合(ステップS304:No)には、インバータ駆動処理部904を通じて電力変換装置43に対して出力を増大させる旨の指令を与えることで誘導加熱コイル40に印加する周波数を増大させる(ステップS306)。
制御部90は、このような温調制御処理を所定時間が経過するまで行い、所定時間が経過した場合(ステップS307:Yes)、インバータ駆動処理部904を通じて電力変換装置43に対して駆動停止指令を与えて電力変換装置43を駆動停止にさせ(ステップS308)、その後に手順をリターンさせて今回の加熱処理を終了する。
このような加熱処理によれば、発熱体20を目標温度に一致するよう誘導加熱することで対象物1を加熱処理することができる。また、この加熱処理中は、次の冷却処理に比べて不活性ガスの供給量を減少させることで、カバー体30により形成される空間の温度が必要以上に低下することを防止する。
このようにして加熱処理を実施した制御部90は、冷却処理を実施する(ステップS400)。
図6は、図3に示した冷却処理の処理内容を示すフローチャートである。
この冷却処理において制御部90は、バルブ駆動処理部903を通じて給気バルブ22に対して開度を増大する旨の指令を与えて給気バルブ22の開度を増大させる(ステップS401)。
これによれば、第1空間域33に供給される不活性ガスの量を増大させることができ、かかる不活性ガスにより対象物1を徐々に冷却することができる。また、対象物1を冷却している際にもファン50の駆動を継続させているので、空気を誘導加熱コイル40に送出することを継続し、対象物1の熱が誘導加熱コイル40に伝達して必要以上に高温となってしまうことを抑制することができる。
このようにして給気バルブ22の開度を増大させた制御部90は、内蔵する時計を通じて予め設定された所定時間が経過するか否かを確認する(ステップS402)。このステップS402における所定時間は、対象物1を不活性ガスにより常温にまで冷却するのに必要十分な時間であり、予め実験的に求められて設定されている。
所定時間が経過した場合(ステップS402:Yes)、制御部90は、バルブ駆動処理部903を通じて給気バルブ22に対して閉指令を与えて給気バルブ22を閉成させるとともに(ステップS403)、ファン駆動処理部905を通じてファン50に対して駆動停止指令を与えてファン50を駆動停止にさせ(ステップS404)、その後に手順をリターンさせて今回の冷却処理を終了する。
このような冷却処理によれば、不活性ガスを供給することで対象物1を常温まで冷却することができる。
そして、このような冷却処理を実施した制御部90は、今回の熱処理指令に基づく処理を終了する。これにより、作業者は、箱体13を上側の断熱板11aから離脱させるとともに、カバー体30を取り外すことにより、対象物1が熱処理されて製造された所望のろう付け製品を取り出すことができる。
ところで、制御部90は、上記加熱処理に並行して後述する加熱補助処理、並びに上記冷却処理に並行して後述する冷却補助処理を行う。
図7は、図2に示した制御部90が実施する加熱補助処理の処理内容を示すフローチャートである。この加熱補助処理について説明することで熱処理装置の動作についても説明する。尚、説明の前提として吸引バルブ73、供給バルブ83及び排出バルブ85は閉成しているものとする。
この加熱補助処理において制御部90は、上記加熱処理を開始した場合(ステップS311:Yes)、バルブ駆動処理部903を通じて吸引バルブ73に対して開指令を与えて吸引バルブ73を開成させるとともに(ステップS312)、ポンプ駆動処理部906を通じて真空ポンプ72に駆動指令を与えて真空ポンプ72を駆動させる(ステップS313)。
これにより第2空間域34の内部空気が吸引ライン71を通じて真空ポンプ72に吸引され、第2空間域34は減圧される。
そして、上記加熱処理が終了した場合(ステップS314:Yes)、制御部90は、ポンプ駆動処理部906を通じて真空ポンプ72に駆動停止指令を与えて真空ポンプ72を駆動停止にさせるとともに(ステップS315)、バルブ駆動処理部903を通じて吸引バルブ73に対して閉指令を与えて吸引バルブ73を閉成させ(ステップS316)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
図8は、図2に示した制御部90が実施する冷却補助処理の処理内容を示すフローチャートである。この冷却補助処理について説明することで熱処理装置の動作についても説明する。尚、説明の前提として吸引バルブ73、供給バルブ83及び排出バルブ85は閉成しているものとする。
この冷却補助処理において制御部90は、上記冷却処理を開始した場合(ステップS411:Yes)、冷却装置駆動処理部907を通じて冷却装置82に駆動指令を与えて冷却装置82を駆動させるとともに(ステップS412)、バルブ駆動処理部903を通じて供給バルブ83及び排出バルブ85に対して開指令を与えて供給バルブ83及び排出バルブ85を開成させる(ステップS413,ステップS414)。
これにより、冷却装置82で冷却された空気(冷気)が供給ライン81を通じて第2空間域34に進入する。第2空間域34に進入した冷気は、内壁31の外表面やフィン35に衝突する衝突噴流となり、コアンダ効果により該フィン35を含む内壁31の外表面に沿って第2空間域34を通過する。そして、第2空間域34を通過した冷気は、排出ライン84を通じて外部に排出される。
そして、上記冷却処理が終了した場合(ステップS415:Yes)、制御部90は、冷却装置駆動処理部907を通じて冷却装置82に駆動停止指令を与えて冷却装置82を駆動停止にさせるとともに(ステップS416)、バルブ駆動処理部903を通じて供給バルブ83及び排出バルブ85に対して閉指令を与えて供給バルブ83及び排出バルブ85を閉成させ(ステップS417,ステップS418)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
以上説明したような本実施の形態である熱処理装置においては、給気ライン21及び給気バルブ22が、第1空間域33に不活性ガスを供給して対象物1の冷却を行う冷却手段を構成している。
以上説明したように、本発明の実施の形態である熱処理装置によれば、熱処理指令が与えられた場合に、カバー体30の内壁31により形成される第1空間域33に不活性ガスを供給して該第1空間域33の雰囲気を調整した後に誘導加熱コイル40に特定の周波数の電圧を印加させて発熱体20を誘導加熱により加熱して対象物1を間接的に加熱処理し、この加熱処理の終了後に誘導加熱コイル40への電圧の印加を停止して上記第1空間域33に対する不活性ガスの供給量を増大させて対象物1を冷却処理するようにしているので、従来のように加熱室から冷却室へ対象物を搬送する搬送手段を必要とせず、装置全体を小型化させることができる。しかも、誘導加熱により発熱体20を加熱して対象物1を間接的に加熱しているので、従来のようにヒータ等で内部空気を予備的に加熱することを必要とせず、結果的に保温時における消費電力量を低減させることができる。従って、装置全体の小型化を図るとともに、消費電力量の低減化を図ることができる。
上記熱処理装置によれば、制御部90が、加熱処理と並行して加熱補助処理を行うので、すなわち第2空間域34を減圧させるので、カバー体30の内壁31が第1空間域33での対流や輻射によって加熱されても、第2空間域34での対流を低減させることができ、断熱効果を向上させることができる。また、制御部90が、冷却処理と並行して冷却補助処理を行うので、すなわち冷気が内壁31の外表面やフィン35に衝突する衝突噴流となって該フィン35を含む内壁31の外表面に沿って第2空間域34を通過するので、加熱処理で昇温した内壁31の熱を排出させることができ、排熱効果を向上させることができる。従って、断熱効果の向上により省電力化を図りつつ、排熱効果の向上により冷却時間の短縮化を図ることができ、生産性の向上を図ることができる。
特に、第2空間域34を臨む内壁31の外表面にフィン35が設けられているので、冷却補助処理において第2空間域34を通過する冷気への伝熱量を増大させることができ、排熱効果の更なる向上を図ることができる。
また、カバー体30の外壁32の内表面には反射部36が形成されているので、加熱補助処理において内壁31からの輻射熱を反射させることができ、これにより外壁32への直接の放熱を抑制し、断熱効果を更に向上させることができる。
上記熱処理装置によれば、対象物1の加熱処理及び冷却処理が行われている場合に、ファン50が駆動して誘導加熱コイル40に対して空気を送出するので、誘導加熱コイル40が必要以上に高温になってしまうことを抑制することができる。
上記熱処理装置によれば、カバー体30が断熱性材料から形成されているので、カバー体30を配設することにより形成される空間内の熱がカバー体30を通じて外部に放出されてしまう割合を低減させることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、誘導加熱コイル40により発熱体20を誘導加熱により加熱して対象物1を間接的に加熱していたが、これは熱処理の対象物1として例えば銅を銀ろう付けする場合等のように誘導加熱しづらい材質の場合に特に有効である。本発明においては、対象物が鉄等のように誘導加熱により加熱されやすい材質のものであれば、発熱体を用いずに加熱手段により対象物を誘導加熱により直接加熱するようにしてもよい。
上述した実施の形態では、外壁32の内表面に鏡面加工を施して反射部36を形成していたが、本発明においては、外壁の内表面に反射部材が形成されている必要はなく、第2空間域において内壁より輻射される熱を反射させることができれば、反射部材の配設個所は特に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、空気供給ユニット80は、冷却装置82で冷却された空気を第2空間域34に供給していたが、本発明においては、空気供給手段が冷却されていない空気を第2空間域に供給してもよい。
1 対象物
10 装置本体
11 断熱板
20 発熱体
21 給気ライン
22 給気バルブ
23 排気ライン
30 カバー体
31 内壁
32 外壁
33 第1空間域
34 第2空間域
35 フィン
36 反射部
40 誘導加熱コイル
43 電力変換装置
50 ファン
62 酸素濃度検出センサ
63 温度検出センサ
70 吸引ユニット
71 吸引ライン
72 真空ポンプ
73 吸引バルブ
80 空気供給ユニット
81 供給ライン
82 冷却装置
83 供給バルブ
84 排出ライン
85 排出バルブ
90 制御部
901 入力処理部
902 比較部
903 バルブ駆動処理部
904 インバータ駆動処理部
905 ファン駆動処理部
906 ポンプ駆動処理部
907 冷却装置駆動処理部
91 メモリ

Claims (4)

  1. 装置本体を構成する断熱板に該装置本体を構成する箱体が該断熱板の上方域を覆う外方壁として載置され、前記断熱板及び前記箱体により囲繞される領域に載置された対象物に対して熱処理を行う熱処理装置であって、
    自身の内壁が前記対象物の周囲を覆う態様で前記断熱板に配設されることにより、該対象物を略密閉された第1空間域に位置させる二重壁構造のカバー体と、
    前記断熱板の下方域に配設されて前記対象物を誘導加熱により直接的に加熱、あるいは前記断熱板の下方域に配設されて前記対象物を載置する発熱体を誘導加熱により加熱して該対象物を間接的に加熱する加熱手段と、
    前記カバー体の内壁により形成される前記第1空間域に不活性ガスを供給して前記対象物の冷却を行う冷却手段と、
    駆動する場合に、前記カバー体の内壁と外壁との間における第2空間域の内部雰囲気を吸引する吸引手段と、
    駆動する場合に、前記第2空間域に空気を供給して通過させ、かつ前記第2空間域を通過した空気を排出させる空気供給手段と、
    前記加熱手段により前記対象物の加熱が行われる場合には、前記吸引手段を駆動させて前記空気供給手段を駆動停止にさせる一方、前記冷却手段により前記対象物の冷却が行われる場合には、前記空気供給手段を駆動させて前記吸引手段を駆動停止にさせる制御手段と
    を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記空気供給手段は、冷却された空気を前記第2空間域に供給し、かつ該第2空間域を通過した空気を排出させることを特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 前記第2空間域を臨む前記カバー体の内壁の外表面に該内壁に熱的に接続された状態で配設され、かつ伝熱面積を増大させるための伝熱部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱処理装置。
  4. 前記カバー体の第2空間域において前記内壁より輻射される熱を反射させる反射部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の熱処理装置。
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