以下、本発明の一実施形態にかかる画像形成システムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体を示す図である。
図1に示す画像形成システム100は、情報処理装置1と、画像形成装置2とを備える。また、画像形成システム100では、情報処理装置1と画像形成装置2とは、例えばイントラネットやインターネット等のネットワークNを通じて、印刷ジョブやメッセージ等のデータを送受信する。
ここで、図2を参照して、上記情報処理装置1について具体的に説明する。図2は、情報処理装置の要部構成を示す機能ブロック図である。
情報処理装置1は、例えばスマートフォンやタブレットPCなどの携帯情報端末やパーソナルコンピューター等である。情報処理装置1は、制御ユニット10と、操作部20と、表示部21と、タッチパネル22と、通信部23と、HDD24とを有する。これら各部は、互いにCPUバスによりデータ又は信号の送受信が可能とされている。制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU、ASICである。この制御ユニット10は、上記HDD24等に記憶された印刷要求プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部11、及び通信制御部12として機能する。なお、制御ユニット10の制御部11、及び通信制御部12は、上記印刷要求プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。また、上記プロセッサーが、HDD24に記憶されたプリンタードライバーPDを実行することにより、プリンタードライバー部13として機能する。
制御部11は、情報処理装置1の全体的な動作制御を司る。
通信制御部12は、通信部23による通信動作を制御する機能を有する。また、通信制御部12は、プリンタードライバー部13が作成した印刷ジョブを、通信部23からネットワークNを通じて画像形成装置2に向けて送信させる。
また、制御部11は、操作部20やタッチパネル22に対するユーザーからの操作に応
じて、HDD24に記憶されているドキュメントデータや、情報処理装置1の外部、例えば通信部23にネットワークNを通じて接続された図略のサーバー等からドキュメントデータを読み出す。
ドキュメントデータは、例えば情報処理装置1で実行されるワードプロセッサーや表計算ソフト、図面ソフト等のアプリケーションで作成されたファイル等である。但し、このドキュメントデータは、画像形成装置2及びその印刷に適したフォーマットとされておらず、当該画像形成装置2での印刷処理に直接的に用いることはできないデータである。
プリンタードライバー部13は、後述の操作受付部が受け付けたユーザーの操作指示に従って、ユーザーによって指定されたドキュメントデータを、画像形成装置2に適したプリンター言語からなるデータに変換し、変換したプリンター言語からなるデータを用いて、ユーザーによって指定された印刷条件に従って作成した印刷対象データを含んだ印刷ジョブ(例えば、PRNファイル)を作成する。
また、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が印刷条件を受け付ける場合に、記録紙(記録媒体)の色の指定を促す表示を表示部21に行わせる。また、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が記録紙の色の指定を受け付けた場合に、指定された記録紙の色を示す色情報に対応付けられた画像形成装置2の後述の給紙カセットの位置情報をHDD24から取得して、取得した給紙カセットの位置情報により示される当該給紙カセットに収容されている記録紙を印刷処理に用いることを指示する第1コマンドを印刷条件の一部として含める。
また、プリンタードライバー部13は、色の指定が行われた記録紙に対し、印刷処理されるドキュメントデータに含まれた文字の色の指定と、色の指定が行われた当該記録紙に対し、印刷処理される当該ドキュメントデータに含まれた文字に対する予め定められたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定との少なくとも一方を促す表示を表示部21に行わせる。また、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が文字の色の指定と、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定との少なくとも一方を受け付けた場合に、指定された文字の色と指定されたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含める。例えば、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が文字の色の指定を受け付けた場合、ドキュメントデータで指定されている文字の色を、指定された文字の色に変更した後、上記プリンター言語からなるデータに変換することにより、上記第2コマンドを印刷条件の一部として含めている。尚、上記操作受付部は、文字の色の指定及びエフェクトに使用される色の指定として、予め定められた単色の色の指定又は予め定められたグラデーションの色の指定を受け付ける。また、上記操作受付部は、エフェクトの指定として、当該エフェクトの対象となる文字に対して影(Shadow)を付けること又は当該エフェクトの対象となる文字に対して輪郭(Outline)を付けることの少なくとも一方を受け付ける
。
また、プリンタードライバー部13は、文字の色の指定と、予め定められたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定との少なくとも一方を促す表示を表示部21に行わせる前に、色の指定が行われた記録紙に対し印刷処理されるドキュメントデータにおいて、上記指定の対象となる文字の範囲指定を促す表示を表示部21に行わせる。
また、プリンタードライバー部13は、操作受付部が文字の色の指定と、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定との少なくとも一方を受け付けた場合に、色の指定が行われた記録紙での当該指定された色で表示した当該記録紙の画像上において、見本の文字の画像を表示させるとともに、当該見本の文字の画像に対して指定された文字の色と指定されたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色とを適用した画像のプレビュー表示を表示部21に行わせる。
また、プリンタードライバー部13は、操作受付部が記録紙の色の指定と、文字の色の指定及びエフェクトに使用される色の指定の少なくとも一方を受け付けた場合に、HDD24に記憶されている禁則テーブルを参照して、指定された記録紙の色と、指定された文字の色又は指定されたエフェクトに使用される色とが当該禁則テーブルに示されていることを判別したときは、指定された記録紙の色、及び指定された文字の色と指定されたエフェクトに使用される色を拒否する旨の表示を表示部21に行わせる。
操作部20は、ハードキーを備えたキーボード、マウス、ポインティングデバイス等を有し、この操作部20には、ユーザーにより、印刷対象となるドキュメントデータや印刷条件を指定する指示等が入力される。
表示部21は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等から構成される。表示部21は、制御部11による制御のもと、画像形成装置2での印刷処理の印刷条件等の指示入力画面等を表示する。
表示部21の前面には、タッチパネル22が配置されている。タッチパネル22は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルであって、タッチパネル22上におけるユーザーによる接触(タッチ)をその接触位置とともに検知する。タッチパネル22は、ユーザーによる接触を検知すると、その接触点の座標位置を示す検知信号を制御部11などに出力する。なお、操作部20とタッチパネル22とは、特許請求の範囲における操作受付部の一例である。
通信部23は、LANボード等の通信モジュールを有しており、通信制御部12等の制御のもと、当該通信部23に接続されたネットワークNを通じて、画像形成装置2等との間で種々のデータを送受信する。
HDD(ハードディスクドライブ)24は、上記アプリケーション及びこのアプリケーションで作成されたドキュメントデータ等を記憶する大容量の記憶装置である。また、HDD24には、プリンタードライバーPDが予め記憶されている。また、HDD24には、画像形成装置2の後述の給紙カセットの位置情報と当該給紙カセットに収容されている記録紙の色を示す色情報とが対応付けられて予め記憶されている。更に、HDD24には、記録紙の色と、文字の色及びエフェクトに使用される色との予め禁止と定められた組合せの関係を示した禁則テーブルT1が予め記憶されている。なお、HDD24は、特許請求の範囲における記憶部の一例である。
次に、図3を参照して、本実施形態の画像形成装置3について具体的に説明する。図3は、画像形成装置の要部構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置2は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置2は、制御ユニット30を備える。制御ユニット30は、CPU、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置2の全体的な動作制御を司る。
また、画像形成装置2は、原稿読取部40、原稿給送部41、印刷部42、画像メモリー43、画像処理部44、表示部50、タッチパネル51、操作部52、送受信部53、記憶部54、及び複数、例えば4個の給紙カセット9a、9b、9c、9dを備えて構成されている。
画像形成装置2が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部41により給送されてくる原稿の画像等を原稿読取部40が光学的に読み取り、画像データを生成する。
画像形成装置2が画像形成動作(すなわち、印刷動作)を行う場合は、上記原稿読取動作により生成された画像データ、情報処理装置1からの印刷ジョブ等に基づいて、制御ユニット30の後述の制御部が、給紙カセット9a〜9d等から給紙される記録媒体としての記録紙に対する印刷処理を印刷部42に実行させて、当該記録紙上に画像を形成する。
原稿読取部40は、制御ユニット30による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構を備える(図示せず)。原稿読取部40は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取り、画像データを生成する。
画像メモリー43は、原稿読取部40による読取で得られた原稿画像の画像データを一時的に記憶したり、印刷部42のプリント対象となる印刷処理用のデータを一時的に保存したりする領域である。
画像処理部44は、画像メモリー43から原稿読取部40で読み取られた画像を読み出して画像処理する。例えば、画像処理部44は、原稿読取部40により読み取られた画像が印刷部42により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
印刷部42は、原稿読取部40で読み取られた画像データや情報処理装置1からの印刷ジョブ等の画像形成を行う。具体的には、印刷部42が例えばカラー印刷を行う場合、印刷部42のマゼンタ用の画像形成ユニット、シアン用の画像形成ユニット、イエロー用の画像形成ユニット、及びブラック用の画像形成ユニットは、それぞれに、上記印刷用データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光、及び現像の工程により感光体ドラム上にトナー像を形成し、当該トナー像を一次転写ローラーにより中間転写ベルト上に転写させる(図示せず)。
上記の中間転写ベルト上に転写される上記各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。2次転写ローラーは、中間転写ベルトの表面に形成された当該カラーのトナー像を、中間転写ベルトを挟んで駆動ローラーとのニップ部において、上記の給紙部から搬送路を搬送されてきた記録紙に転写させる(図示せず)。この後、定着部が、記録紙上のトナー像を、熱圧着により記録紙に定着させる(図示せず)。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙は、図略の排出トレイに排出される。
表示部50は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等から構成される。
表示部50の前面には、タッチパネル51が配置されている。タッチパネル51は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルであって、タッチパネ51上におけるユーザーによる接触(タッチ)をその接触位置とともに検知する。タッチパネル51は、ユーザーによる接触を検知すると、その接触点の座標位置を示す検知信号を後述の制御部31などに出力する。
操作部52は、例えば、メニューを呼び出すメニューキー、メニューを構成するGUIのフォーカスを移動させる矢印キー、メニューを構成するGUIに対して確定操作を行う決定キー等を備えるハードキーである。
送受信部53は、LANボード等の通信モジュールを有しており、後述の送受信制御部32等の制御のもと、当該送受信部53に接続されたネットワークNを通じて、情報処理装置1等との間で種々のデータ通信を行う。尚、送受信部53は、特許請求の範囲における受信部の一例である。
記憶部54は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量の記憶装置である。
給紙カセット9a〜9dには、当該画像形成装置2での印刷処理に用いられる記録紙が収容されている。また、これらの各給紙カセット9a〜9dには、互いに異なる色の記録紙が収容されている。更に、各給紙カセット9a〜9dに収容されている記録紙の色を示す色情報は、当該記録紙を収容した給紙カセット9a〜9dの位置を示す位置情報と対応付けられて、情報処理装置1のHDD24に予め記憶されている。なお、給紙カセット9a〜9dは、特許請求の範囲における給紙カセットに相当する。
制御ユニット30は、CPU、ROM及びRAM等からなり、画像形成装置3の全体的な動作を司る。制御ユニット30は、制御部31、及び送受信制御部32を備えている。
制御ユニット30は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU、ASICである。この制御ユニット30は、上記記憶部54等に記憶された印刷実行プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部31、及び送受信制御部32として機能する。なお、制御部31、及び送受信制御部32は、上記印刷実行プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部31は、画像形成装置2の全体的な動作を司るものであり、原稿読取部40、原稿給送部41、印刷部42、画像メモリー43、画像処理部44、表示部50、タッチパネル51、操作部52、送受信部53、記憶部54、及び給紙カセット9a〜9d等と接続され、これら各部の駆動制御を行う。
送受信制御部32は、送受信部53による通信動作を制御する機能を有する。
次に、図4乃至図22を参照して本実施形態の画像形成システム100での動作について具体的に説明する。
まず図4乃至図6を参照して、本実施形態の情報処理装置1での動作について具体的に説明する。図4は、情報処理装置での処理の流れを示すフローチャートである。図5は、図4に示した(1)からの処理を示すフローチャートである。図6は、図4に示した(2)からの処理及び図5に示した(3)からの処理を示すフローチャートである。
制御部11は、ユーザーにより、印刷ジョブの作成を指示する要求を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S1)。例えば、制御部11は、印刷ジョブ作成キーを表示部21に表示させたときに(図示せず)、制御部11は、上記印刷ジョブ作成キーがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、印刷ジョブの作成を指示する要求が行われたかどうかを判別する。制御部11は、上記印刷ジョブ作成キーが指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S1でNO)、S2には進まずに、情報処理装置1を待機状態とする。
一方、制御部11は、ユーザーにより上記印刷ジョブ作成キーが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S1でYES)、ユーザーにより、印刷処理の対象となるドキュメントデータが指定されたかどうかを判別する(S2)。例えば、制御部11は、図7に示すように、印刷処理の対象となるドキュメントデータの指定を促す表示、例えば印刷処理の対象となるドキュメントデータを指定する指定欄22Aを表示部21に表示させる。そして、制御部11は、指定欄22Aが指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S2でNO)、S3には進まずに、情報処理装置1を待機状態とする。
一方、制御部11は、ユーザーにより指定欄22Aが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S2でYES)、上記ドキュメントデータの指定処理が要求されたと判断する。そして、制御部11は、HDD24に予め記憶されているドキュメントデータのファイル名、例えば「文書1.doc」、「文書2.doc」、及び「文書3.doc」を表示部21に表示させる(図示せず)。そして、例えば、制御部11は、ユーザーにより「文書1.doc」が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、指定されたドキュメントデータとして当該「文書1.doc」のドキュメントデータを設定する(S3)。そして、制御部11は、図7に示すように、指定欄22A内に指定されたドキュメントデータのファイル名「文書1.doc」を表示させる。
そして、制御部11は、ユーザーにより、印刷処理での印刷条件の指定が要求されたかどうかを判別する(S4)。例えば、制御部11は、図7に示すように、印刷条件を設定する条件設定キー22B、例えば記録紙色指定キー22B1、印刷文字変更キー22B2、両面印刷キー22B3、頁集約キー22B4、及び印刷部数キー22B5を表示部21に表示させる。そして、制御部11は、条件設定キー22Bが指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S4でNO)、S5には進まずに、情報処理装置1を待機状態とする。
一方、制御部11は,ユーザーにより条件設定キー22Bが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S4でYES)、上記印刷条件の指定が要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、記録紙の色の指定が要求されたかどうかを判別する(S5)。例えば、プリンタードライバー部13は、図8に示すように、記録紙の色の指定を促す表示を表示部21に行わせる。そして、プリンタードライバー部13は、指定される記録紙の色のボタンが指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S5でNO)、S6には進まずに、情報処理装置1を待機状態とする。
一方、プリンタードライバー部13は、指定される記録紙の色のボタン、例えば、図8に示す紫色のボタンが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、印刷条件として、紫色の記録紙を使用することを設定する(S6)。すなわち、プリンタードライバー部13は、指定された記録紙の紫色を示す色情報に対応付けられた給紙カセット、例えば給紙カセット9cの位置情報をHDD24から取得して、取得した給紙カセット9cの位置情報により示される当該給紙カセット9cに収容されている紫色の記録紙を印刷処理に用いることを指示する第1コマンドを上記印刷条件の一部として含める。そして、プリンタードライバー部13は、図7に示すように、記録紙色指定キー22B1の表示箇所に指定された「紫色」を表示させる。尚、プリンタードライバー部13は、指定された色が給紙カセット9a〜9dになかった場合は、例えば、色の再指定を促す表示、又は当該指定された色の記録紙をいずれかの上記給紙カセットにセットすることを促す表示を表示部21に行わせてもよい。
そして、プリンタードライバー部13は、S3で設定されたファイル名「文書1.doc」のドキュメントデータに含まれた文字の印刷文字を変更する指定が要求されたかどうかを判別する(S7)。すなわち、プリンタードライバー部13は、画像形成装置2で印刷処理される上記印刷文字を、ドキュメントデータで指定されている印刷条件、例えば黒色の色で、かつ、エフェクト(影又は輪郭)を付与しない状態から変更するか否かを判別する。例えば、プリンタードライバー部13は、図7に示した印刷文字変更キー22B2がユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、印刷文字を変更する指定が要求されたかどうかを判別する。プリンタードライバー部13は、印刷文字変更キー22B2が指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S7でNO)、黒色の色で、かつ、エフェクト(影又は輪郭)を付与しない状態での印刷処理を行わせると判断して、処理は後述のS18に進む。
一方、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより印刷文字変更キー22B2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S7でYES)、上記ファイル名「文書1.doc」のドキュメントデータに含まれた文字の印刷文字を変更することが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、上記ドキュメントデータにおいて、印刷文字を変更する範囲として当該ドキュメントデータの全文字を指定されるかどうかについて判別する(S8)。例えば、プリンタードライバー部13は、図9に示すように、印刷文字の変更範囲、つまり文字の色の指定と予め定められたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定との対象となる文字の範囲指定を促す表示を表示部21に行わせる。そして、プリンタードライバー部13は、図9に示した全文字変更ボタンがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、上記ドキュメントデータに含まれた全文字について、印刷文字を変更する指定が要求されたかどうかを判別する。プリンタードライバー部13は、ユーザーにより全文字変更ボタンが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S8でYES)、上記ドキュメントデータに含まれた全ての文字について印刷文字が変更されると設定する(S9)。そして、処理は後述のS12に進む。
一方、プリンタードライバー部13は、図9に示した表示画面において、ユーザーにより変更文字指定ボタンが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S8でNO)、上記ドキュメントデータに含まれた一部の文字(特定の文字)について印刷文字が変更されると判別する。そして、プリンタードライバー部13は、例えば図10に示すように、上記ドキュメントデータの印刷物Dを表示部21に表示させ、ユーザーに対し、印刷文字を変更する文字(の範囲)についての指定を促して、当該印刷文字を変更する文字(の範囲)が指定されたか否かについて判別する(S10)。そして、プリンタードライバー部13は、表示部21に表示させた印刷物Dの文字が指定されなければ(S10でNO)、S11には進まず、情報処理装置1を待機状態とする。
一方、プリンタードライバー部13は、図10に示した表示画面において、印刷文字を変更する文字、例えば「C」、「E」、及び「E」の文字がユーザーにより指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S10でYES)、印刷文字を変更する文字として、当該「C」、「E」、及び「E」の文字が指定されたと設定して(S11)、処理はS12に進む。このように、本実施形態では、図9に示した表示画面を表示部21に表示させることにより、印刷文字を変更する文字の範囲指定を促しているので、ユーザーは、印刷文字を変更する文字を容易に選択することができ、所望の印刷文字で印刷された印刷物を簡便に得ることができる。
また、プリンタードライバー部13は、印刷文字を変更する文字について、文字の色の指定が要求されたかどうかを判別する(S12)。例えば、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面に示すように、上記印刷文字の色として予め定められた単色をユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄22E1を表示部21に表示させる。同様に、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面に示すように、上記印刷文字の色として予め定められたグラデーションの色をユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄22E2を表示部21に表示させる。同様に、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面に示すように、上記印刷文字でのエフェクト、つまり当該エフェクトの対象となる文字に対して影を付けることをユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄22E3を表示部21に表示させる。同様に、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面に示すように、上記印刷文字でのエフェクト、つまり当該エフェクトの対象となる文字に対して輪郭を付けることをユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄22E4を表示部21に表示させる。
尚、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより、単色のチェック欄22E1とグラデーションの色のチェック欄22E2とが同時に指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に実行キー22Fが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、印刷文字の色について、単色及びグラデーションの色に同時に変更することは不可能であることから単色のチェック欄22E1及びグラデーションの色のチェック欄22E2への指定は無効であるとして、文字色の指定を再度行うこと指示する旨の表示を表示部21に行わせる(図示せず)。また、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより、影のチェック欄22E3と輪郭のチェック欄22E4とが同時に指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に実行キー22Fが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、印刷文字において、影を付けることと輪郭を付けることとの双方を同時に行わせる。
そして、プリンタードライバー部13は、図11に示した表示画面において、単色のチェック欄22E1又はグラデーションの色のチェック欄22E2がユーザーに指定され、更に実行キー22Fがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、印刷文字に対する文字色の変更を指定する要求が行われたかどうかを判別する。プリンタードライバー部13は、単色のチェック欄22E1又はグラデーションの色のチェック欄22E2が指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ、つまり影のチェック欄22E3又は輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に実行キー22Fが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S12でNO)、印刷文字において、エフェクトを付与する要求が行われたと判断して、処理は後述のS35に進む。
一方、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより単色のチェック欄22E1又はグラデーションの色のチェック欄22E2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に実行キー22Fが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S12でYES)、印刷文字を変更する文字について、文字の色の指定が要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、図5に示すように、印刷文字の色として予め定められた単色の指定が要求されたかどうかを判別する(S13)。つまり、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより単色のチェック欄22E1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S13でYES)、単色の色の指定が要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、単色の色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S14)。例えば、プリンタードライバー部13は、図12に示すように、文字の色を指定するための文字の色キー22Gと、エフェクトの色を指定するためのエフェクトの色キー22Hと、予め定められた単色の色として8種類の単色の色のボタン22I1、22I2、22I3、22I4、22I5、22I6、22I7、及び22I8を表示部21に表示させる。また、プリンタードライバー部13は、図12に示すように、8種類の各単色の色のボタン22I1〜22I8において、例えば5段階の濃淡を指定することが可能な5個のボタンを表示部21に表示させる。
続いて、プリンタードライバー部13は、図12の表示画面において、ユーザーにより文字の色キー22Gが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I3が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I3に対応付けられた単色の色(例えば、肌色)が指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S15)。例えば、プリンタードライバー部13は、HDD24に記憶されている禁則テーブルT1(図13)を参照して、指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S15でYES)、指定された単色の色(最も濃いボタン22I3に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に用いられる文字の色として設定する(S16)。
そして、プリンタードライバー部13は、印刷文字において、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定が要求されたかどうかを判別する(S17)。例えば、プリンタードライバー部13は、図11に示した表示画面において、影のチェック欄22E3又は輪郭のチェック欄22E4の少なくとも一方がユーザーに指定され、更に実行キー22Fがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、印刷文字に対してエフェクトを付加する要求が行われたかどうかを判別する。プリンタードライバー部13は、影のチェック欄22E3又は輪郭のチェック欄22E4の少なくとも一方が指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S17でNO)、上記S6で設定された記録紙の色と上記S16で設定された単色の色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図14(A)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像SをS16で設定された単色の色SC1で表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図14(A)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図14(A)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、S16で設定された単色の色を印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。また、プリンタードライバー部13は、図7に示すように、印刷文字変更キー22B2の表示箇所に指定された「肌色」及び「エフェクトなし」を表示させる。
また、上記S7で印刷文字が変更されなかった場合には、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、黒色の色で、かつ、エフェクト(影又は輪郭)を付与しない状態の文字の画像がプレビュー表示される(図示せず)。すなわち、情報処理装置1では、ユーザーにより印刷文字の変更を指示する要求が行われない場合には、プリンタードライバー部13にデフォルトとして予め設定されている、ドキュメントデータでの指定の印刷条件、例えば黒色の色で、かつ、エフェクト(影又は輪郭)を付与しない状態で、文字の印刷処理を行うように、印刷条件が予め定められている。なお、上記の説明以外に、予め定められた見本の文字、例えば「あ」を用いて、プレビュー表示を行う構成でもよい。
また、プリンタードライバー部13は、指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S15でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S20)。例えば、プリンタードライバー部13は、図20に示すように、記録紙と文字の色とを同系色の色に指定することができない旨の表示を表示部21に行わせて、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。このように、本実施形態では、HDD24に予め記憶された禁則テーブルT1を用いて、当該禁則テーブルT1で禁止されている記録紙の色と文字の色との組合せがユーザーにより指定されたときに、当該組合せを適用した印刷処理の実行を拒否する。このため、本実施形態では、画像形成装置2において、ユーザーにより色が指定された記録紙に対して、判読し難い文字の色で印刷文字が印刷処理されるのを未然に防ぐことができ、当該画像形成装置2での印刷処理を適切に行うことができる。
また、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより単色のチェック欄22E1が指定されていないことを検出した場合には(S13でNO)、印刷文字の色として予め定められたグラデーションの色の指定が要求されたかどうかを判別する(S21)。つまり、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーによりグラデーションの色のチェック欄22E2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S21でYES)、グラデーションの色の指定が要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、グラデーションの色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S22)。例えば、プリンタードライバー部13は、図21に示すように、上記文字の色キー22Gと、上記エフェクトの色キー22Hと、予め定められたグラデーションの色として8種類のグラデーションの色のボタン22L1、22L2、22L3、22L4、22L5、22L6、22L7、及び22L8を表示部21に表示させる。また、プリンタードライバー部13は、図21に示すように、8種類の各グラデーションの色のボタン22L1〜22L8において、例えば5段階の濃淡を指定することが可能な5個のボタンを表示部21に表示させる。
続いて、プリンタードライバー部13は、図21の表示画面において、ユーザーにより文字のキー22Gが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つのグラデーションの色のボタン、例えば、最も薄い(図21での最も上の)ボタン22L7が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22L7に対応付けられたグラデーションの色が指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この指定されたグラデーションの色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S23)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、指定されたグラデーションの色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S23でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S20)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S23でYES)、指定されたグラデーションの色(最も薄いボタン22L7に対応付けられたグラデーションの色)を、印刷文字に用いられる文字の色として設定する(S24)。
そして、プリンタードライバー部13は、上記S17の処理を行い、S24で設定した印刷文字において、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定が要求されていないことを判別したときは(S17でNO)、上記S6で設定された記録紙の色と上記S24で設定されたグラデーションの色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図14(B)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC2で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像SをS24で設定されたグラデーションの色SC2で表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図14(B)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図14(B)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、S24で設定されたグラデーションの色を印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーによりグラデーションの色のチェック欄22E2が指定されなければ(S21でNO)、上記S12で図11の表示画面を表示部21に表示させた時点から予め定められた所定時間が経過したかどうかを判別する(S25)。プリンタードライバー部13は、予め定められた所定時間が経過していないことを判別したときは(S25でNO)、情報処理装置1を待機状態とする。一方、プリンタードライバー部13は、予め定められた所定時間が経過したことを判別すれば(S25でYES)、文字色の変更が中止されたと判断して、処理は、後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S16で単色の色が設定された後、上記S17において、影のチェック欄22E3又は輪郭のチェック欄22E4の少なくとも一方が指定され、タッチパネル22が受け付けたことを検出した場合には(S17でYES)、印刷文字について、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定が要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、影の指定が要求されたかどうかを判別する(S26)。すなわち、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより影のチェック欄22E3が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S26でYES)、エフェクトとして影を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該影に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S27)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I4が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I4に対応付けられた単色の色(例えば、赤色)が影に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この影に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S28)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、影に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S28でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S31)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S28でYES)、影に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I4に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される影に使用される文字の色として設定する(S29)。続いて、プリンタードライバー部13は、輪郭の指定が要求されたかどうかを判別する(S30)。すなわち、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S30でYES)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されたと判断して、処理は、後述のS32に進む。
一方、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより輪郭のチェック欄22E4が指定されていなければ(S30でNO)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されていないと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S16で設定された印刷文字での文字の色と上記S29で設定された影に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図15(A)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S29で設定された影に使用される色SE1を使用したエフェクトとしての影の画像を付与するとともに、S16で設定された文字の色SC1で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図15(A)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図15(A)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、S16で設定された単色の色とS29で設定された影及び当該影に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S16で単色の色が設定された後、上記S26において、影のチェック欄22E3が指定されずに、輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22が受け付けたことを検出した場合には(S26でNO)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該輪郭に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S32)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I5が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I5に対応付けられた単色の色(例えば、オレンジ色)が輪郭に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この輪郭に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S33)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、輪郭に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S33でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S31)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S33でYES)、輪郭に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I5に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される輪郭に使用される文字の色として設定する(S34)。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S16で設定された印刷文字での文字の色と上記S34で設定された輪郭に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図15(B)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S34で設定された輪郭に使用される色SE2を使用したエフェクトとしての輪郭の画像を付与するとともに、S16で設定された文字の色SC1で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図15(B)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図15(B)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、S16で設定された単色の色とS34で設定された輪郭及び当該輪郭に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S24でグラデーションの色が設定された後、上記S26において、影のチェック欄22E3が指定され、タッチパネル22が受け付けたことを検出した場合には(S26でYES)、エフェクトとして影を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該影に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S27)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I4が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I4に対応付けられた単色の色(例えば、赤色)が影に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この影に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S28)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、影に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S28でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S31)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを検出したときは(S28でYES)、影に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I4に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される影に使用される文字の色として設定する(S29)。続いて、プリンタードライバー部13は、輪郭の指定が要求されたかどうかを判別する(S30)。すなわち、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S30でYES)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されたと判断して、処理は、後述のS32に進む。
一方、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより輪郭のチェック欄22E4が指定されていなければ(S30でNO)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されていないと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S24で設定された印刷文字での文字の色と上記S29で設定された影に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図16(A)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S29で設定された影に使用される色SE1を使用したエフェクトとしての影の画像を付与するとともに、S24で設定された文字の色SC2で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図16(A)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図16(A)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、S24で設定されたグラデーションの色とS29で設定された影及び当該影に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S24で単色の色が設定された後、上記S26において、影のチェック欄22E3が指定されずに、輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22が受け付けたことを検出した場合には(S26でNO)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該輪郭に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S32)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I5が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I5に対応付けられた単色の色(例えば、オレンジ色)が輪郭に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この輪郭に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S33)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、影に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S33でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S31)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを検出したときは(S33でYES)、輪郭に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I5に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される輪郭に使用される文字の色として設定する(S34)。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S24で設定された印刷文字での文字の色と上記S34で設定された輪郭に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図16(B)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S34で設定された輪郭に使用される色SE2を使用したエフェクトとしての輪郭の画像を付与するとともに、S24で設定された文字の色SC2で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図16(B)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図16(B)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、S24で設定されたグラデーションの色とS34で設定された輪郭及び当該輪郭に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S16で単色の色が設定された後、上記S26において、影のチェック欄22E3が指定され、上記S30において、輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22が受け付けたことを検出した場合には(S30でYES)、エフェクトとして、影を付けることに加えて、輪郭を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該輪郭に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S32)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I5が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I5に対応付けられた単色の色(例えば、オレンジ色)が輪郭に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この輪郭に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S33)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、輪郭に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S33でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S31)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S33でYES)、輪郭に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I5に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される輪郭に使用される文字の色として設定する(S34)。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S16で設定された印刷文字での文字の色と上記S29で設定された影に使用される色と上記S34で設定された輪郭に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図17(A)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S29で設定された影に使用される色SE1及びS34で設定された輪郭に使用される色SE2を使用したエフェクトとしての影及び輪郭の画像を付与するとともに、S16で設定された文字の色SC1で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図17(A)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図17(A)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、S16で設定された単色の色とS29で設定された影及び当該影に使用される色とS34で設定された輪郭及び当該輪郭に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S24でグラデーションの色が設定された後、上記S26において、影のチェック欄22E3が指定され、上記S30において、輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22が受け付けたことを検出した場合には(S30でYES)、エフェクトとして、影を付けることに加えて、輪郭を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該輪郭に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S32)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I5が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I5に対応付けられた単色の色(例えば、オレンジ色)が輪郭に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この輪郭に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S33)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、輪郭に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S33でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S31)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S33でYES)、輪郭に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I5に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される輪郭に使用される文字の色として設定する(S34)。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S24で設定された印刷文字での文字の色と上記S29で設定された影に使用される色と上記S34で設定された輪郭に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図17(B)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S29で設定された影に使用される色SE1及びS34で設定された輪郭に使用される色SE2を使用したエフェクトとしての影及び輪郭の画像を付与するとともに、S24で設定された文字の色SC2で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図17(B)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図17(B)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、S24で設定されたグラデーションの色とS29で設定された影及び当該影に使用される色とS34で設定された輪郭及び当該輪郭に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S12を処理したときに印刷文字において、エフェクトを付与する要求が行われたと判断した場合には、図6に示すように、当該印刷文字において、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定が要求されたかどうかを判別する(S35)。例えば、プリンタードライバー部13は、図11に示した表示画面において、影のチェック欄22E3又は輪郭のチェック欄22E4の少なくとも一方がユーザーに指定され、更に実行キー22Fがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、印刷文字に対してエフェクトとして影を付けることの要求又は輪郭を付けることの要求の少なくとも一方が行われたかどうかを判別する。プリンタードライバー部13は、影のチェック欄22E3又は輪郭のチェック欄22E4の少なくとも一方が指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S35でNO)、上記S12で図11の表示画面を表示部21に表示させた時点から予め定められた所定時間が経過したかどうかを判別する(S36)。プリンタードライバー部13は、予め定められた所定時間が経過していないことを判別したときは(S36でNO)、情報処理装置1を待機状態とする。一方、プリンタードライバー部13は、予め定められた所定時間が経過したことを判別すれば(S36でYES)、エフェクトの付加が中止されたと判断して、処理は、後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、影の指定が要求されたかどうかを判別する(S37)。すなわち、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより影のチェック欄22E3が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S37でYES)、エフェクトとして影を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該影に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S38)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I4が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I4に対応付けられた単色の色(例えば、赤色)が影に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この影に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S39)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、影に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S39でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S42)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S39でYES)、影に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I4に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される影に使用される文字の色として設定する(S40)。続いて、プリンタードライバー部13は、輪郭の指定が要求されたかどうかを判別する(S41)。すなわち、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には(S41でYES)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されたと判断して、処理は、後述のS43に進む。
一方、プリンタードライバー部13は、図11の表示画面において、ユーザーにより輪郭のチェック欄22E4が指定されていなければ(S41でNO)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されていないと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S40で設定された影に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図18(A)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S40で設定された影に使用される色SE1を使用したエフェクトとしての影の画像を付与するとともに、当該プリンタードライバー部13に上記デフォルトとして予め設定されている、黒色の色SC0で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図18(A)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図18(A)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、上記デフォルトで設定されている黒色の色とS29で設定された影及び当該影に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S37において、影のチェック欄22E3が指定されずに、輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22が受け付けたことを検出した場合には(S37でNO)、エフェクトとして輪郭を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該輪郭に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S43)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I5が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I5に対応付けられた単色の色(例えば、オレンジ色)が輪郭に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この輪郭に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S44)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、この輪郭に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S44でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S42)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S44でYES)、輪郭に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I5に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される輪郭に使用される文字の色として設定する(S45)。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S45で設定された輪郭に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図18(B)に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S44で設定された輪郭に使用される色SE2を使用したエフェクトとしての輪郭の画像を付与するとともに、当該プリンタードライバー部13に上記デフォルトとして予め設定されている、黒色の色SC0で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図18(B)の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図18(B)の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、上記デフォルトで設定されている黒色の色とS45で設定された輪郭及び当該輪郭に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
また、プリンタードライバー部13は、上記S37において、影のチェック欄22E3が指定された後、上記S41において、輪郭のチェック欄22E4が指定され、タッチパネル22が受け付けたことを検出した場合には(S41でYES)、エフェクトとして、影を付けることに加えて、輪郭を付けることが要求されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、当該輪郭に使用される色の選択を促す表示を表示部21に行わせる(S43)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーの操作に従って、図12に示した単色の色を指定する表示画面又は図21に示したグラデーションの色を指定する表示画面を表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、例えば、図12の表示画面において、ユーザーによりエフェクトの色キー22Hが指定され、タッチパネル22により受け付けられたこと、更に5段階のいずれかの濃淡でいずれかの一つの単色の色のボタン、例えば、最も濃い(図12での最も下の)ボタン22I5が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合には、当該ボタン22I5に対応付けられた単色の色(例えば、オレンジ色)が輪郭に使用される色に指定されたと判断する。そして、プリンタードライバー部13は、この輪郭に使用される色に指定された単色の色と、上記S6で設定された記録紙の色との組合せがOKかどうかを判定する(S44)。例えば、プリンタードライバー部13は、上記禁則テーブルT1(図13)を参照して、輪郭に使用される色に指定された単色の色と設定された記録紙の色との組合せが禁則テーブルT1で禁止されているかを判別することにより、当該組合せがOKかどうかを判定する。そして、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていることを判別したときは(S44でNO)、これらの組合せを拒否する旨の表示を表示部21に行わせる(S42)。
一方、プリンタードライバー部13は、禁則テーブルT1で禁止されていないことを判別したときは(S44でYES)、輪郭に使用される色に指定された単色の色(最も濃いボタン22I5に対応付けられた単色の色)を、印刷文字に付与される輪郭に使用される文字の色として設定する(S45)。そして、プリンタードライバー部13は、上記S6で設定された記録紙の色と上記S40で設定された影に使用される色と上記S45で設定された輪郭に使用される色とを用いたプレビュー表示を表示部21に行わせる(S18)。例えば、プリンタードライバー部13は、図19に示すように、上記プレビュー表示として、S6で設定された色PC1で表示した記録紙の画像P上において、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の指定文字の各画像Sについて、S40で設定された影に使用される色SE1及びS45で設定された輪郭に使用される色SE2を使用したエフェクトとしての影及び輪郭の画像を付与するとともに、当該プリンタードライバー部13に上記デフォルトとして予め設定されている、黒色の色SC0で各画像Sを表示部21に表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、プレビュー表示した設定の内容が許可されたか否かを判別する(S19)。例えば、プリンタードライバー部13は、図19の表示画面において、ユーザーにより戻るキー22J2が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でNO)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されなかったと判断して、処理は上記S5に戻って処理をやり直す。一方、プリンタードライバー部13は、図19の表示画面において、ユーザーによりOKキー22J1が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S19でYES)、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断して、上記デフォルトで設定されている黒色の色とS40で設定された影及び当該影に使用される色とS45で設定された輪郭及び当該輪郭に使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含め、処理は後述のS50に進む。
尚、上記の説明では、上記S11で設定された「C」、「E」、及び「E」の全ての指定文字について、同一の文字色の適用及び/又は同一のエフェクトの付与を行う構成につ
いて説明したが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば設定された「C」、「E」、及び「E」の各指定文字について、上記S12〜S19の処理を行うことにより、これらの各指定文字について、互いに異なる文字色の適用及び/又は互いに異なる
エフェクトの付与を行う構成でもよい。
また、上記S9において、上記ドキュメントデータに含まれた全ての文字について印刷文字が変更されると設定された場合では、例えば図10に示した印刷物Dに含まれる全ての文字について、同一の文字色の適用及び/又は同一のエフェクトの付与が行われる。
また、プリンタードライバー部13は、上記S19において、プレビュー表示した設定の内容がユーザーに許可されたと判断した場合には、他の印刷条件を設定する(S50)。例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、図7に示す表示画面において、両面印刷キー22B3が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、両面印刷を行うか否かの指定を促す表示を表示部21に行わせる(図示せず)。そして、プリンタードライバー部13は、例えば、ユーザーにより、両面印刷を行うこと(オン)が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、印刷条件として、両面印刷を行うことを設定する。一方、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、両面印刷を行わないこと(オフ)が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、印刷条件として、両面印刷を行わないこと、つまり片面印刷を行うことを設定する。そして、プリンタードライバー部13は、図7に示すように、両面印刷キー22B3の表示箇所に指定された「オフ」を表示させる。なお、プリンタードライバー部13が、両面印刷を行うことを設定した場合には、両面印刷キー22B3の表示箇所に指定された「オン」を表示させる(図示せず)。
また、例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、図7に示す表示画面において、頁集約キー22B4が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、頁集約を行うか否かの指定を促す表示を表示部21に行わせる(図示せず)。そして、プリンタードライバー部13は、例えば、ユーザーにより、頁集約を行うこと(オン)が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、「2in1」や「4in1」等の具体的な頁集約の指定を促す表示を表示部21に行わせる(図示せず)。そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、例えば「2in1」の頁集約が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、印刷条件として、「2in1」の頁集約を設定する。そして、プリンタードライバー部13は、頁集約キー22B4の箇所に設定された「2in1」を表示させる(図示せず)。一方、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、頁集約を行わないこと(オフ)が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、印刷条件として、頁集約を行わないことを設定する。そして、プリンタードライバー部13は、図7に示すように、頁集約キー22B4の表示箇所に指定された「オフ」を表示させる。
また、例えば、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、図7に示す表示画面において、印刷部数キー22B5が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、印刷部数の指定を促す表示を表示部21に行わせる(図示せず)。例えば、プリンタードライバー部13は、印刷部数の数字を入力させるために、テンキーを表示部21に表示させる(図示せず)。そして、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより、例えば「1」が指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は、印刷部数として1部が指定されたと判断し、印刷条件として、1部の印刷部数を設定する。また、プリンタードライバー部13は、図7に示すように、印刷部数キーの表示箇所に指定された印刷部数「1部」を表示させる。
そして、プリンタードライバー部13は、印刷ジョブの作成の指示を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S51)。例えば、プリンタードライバー部13は、図7に示した表示画面において、設定キー22Cがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、印刷ジョブの作成の指示が行われたかどうかを判別する。プリンタードライバー部13は、設定キー22Cが指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S51でNO)、S52には進まずに、情報処理装置1を待機状態とする。
一方、プリンタードライバー部13は、ユーザーにより設定キー22Cが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S51でYES)、上記S3で設定されたドキュメントデータ(例えば、ファイル名「文書1.doc」のドキュメントデータ)を、画像形成装置2に適したプリンター言語からなるデータに変換し、変換したプリンター言語からなるデータを用いて、上記S19及びS50で設定された印刷条件(例えば、「記録紙の色;紫色」、「印刷文字変更;肌色、エフェクトなし」、「両面印刷;オフ」、「頁集約;オフ」、「印刷部数;1部」)に従って作成した印刷対象データを含んだ印刷ジョブを作成する(S52)。また、このようにプリンタードライバー部13が印刷ジョブを作成した場合、当該プリンタードライバー部13は、作成した印刷ジョブをHDD24に記憶させる。
そして、制御部11は、印刷ジョブの送信の指示を上記操作受付部が受け付けたかどうかを判別する(S53)。例えば、制御部11は、図7に示した表示画面において、送信キー22Dがユーザーに指定されたかどうかを検出することにより、印刷ジョブの送信の指示が行われたかどうかを判別する。制御部11は、送信キー22Dが指定されたことをタッチパネル22が検出していなければ(S53でNO)、S54には進まずに、情報処理装置1を待機状態とする。
一方、制御部11は、ユーザーにより送信キー22Dが指定され、タッチパネル22により受け付けられたことを検出した場合は(S53でYES)、印刷ジョブの送信の指示が要求されたと判断する。そして、通信制御部12は、上記S52で作成された印刷ジョブを、通信部23からネットワークNを通じて画像形成装置2に向けて送信させる(S54)。
次に、図22を参照して本実施形態の画像形成装置2の動作について具体的に説明する。図22は、画像形成装置での処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、情報処理装置1から印刷ジョブが送信されてきた場合での動作について主に説明する。
制御部31は、送受信部53が情報処理装置1からの印刷ジョブを受信したかどうかを判別する(S71)。制御部31は、情報処理装置1からの印刷ジョブを受信していないことを判別すれば(S71でNO)、S72には進めずに、画像形成装置2を待機状態とする。
一方、制御部31は、送受信部53が情報処理装置1からの印刷ジョブを受信したことを判別すれば、受信した印刷ジョブに基づく印刷処理を印刷部42に行わせる(S72)。これにより、情報処理装置1から送信されてきた印刷ジョブが、画像形成装置2で印刷処理されて、印刷物としてユーザーに提供される。
以上のように本実施形態では、情報処理装置1において、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が記録紙の色の指定を受け付けた場合に、指定された記録紙の色を示す色情報に対応付けられた画像形成装置2の給紙カセット9a〜9dの位置情報をHDD24から取得して、取得した給紙カセット9a〜9dの位置情報により示される当該給紙カセット9a〜9dに収容されている記録紙を印刷処理に用いることを指示する第1コマンドを印刷条件の一部として含める。また、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が文字の色の指定と、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定との少なくとも一方を受け付けた場合に、指定された文字の色と指定されたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色とを印刷処理に用いることを指示する第2コマンドを印刷条件の一部として含める。これにより、本実施形態では、上記従来例と異なり、情報処理装置1側の操作により、画像形成装置2において、ユーザーが所望する色の記録紙に対してユーザーが所望の色やエフェクトで文字の印刷処理を可能にすることができる。
また、本実施形態の情報処理装置1では、記録紙の色の指定が受け付けられ、更に文字の色の指定とエフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定との少なくとも一方が受け付けられた場合に、プレビュー表示を表示部21に行わせているので、ユーザーは画像形成装置2で実際に印刷処理する前に当該印刷処理での印刷物の記録紙の色や印刷文字の色等を視認することができ、当該ユーザーは所望の印刷物を容易に得ることができる。
尚、上記実施形態の説明では、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が記録紙の色の指定を受け付けた場合に、当該記録紙に対し印刷処理されるドキュメントデータに含まれた文字の色の指定と、当該ドキュメントデータに含まれた文字に対する予め定められたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定とを促す表示を表示部21に行わせる構成について説明した。しかしながら、本実施形態はこれに限定されるものではなく、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が記録紙の色の指定を受け付けた場合に、当該記録紙に対し印刷処理されるドキュメントデータに含まれた文字の色の指定と、当該ドキュメントデータに含まれた文字に対する予め定められたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定との少なくとも一方を促す表示を表示部21に行わせる構成であればよい。
次に、図23を参照して、第2実施形態に係る情報処理装置1について具体的に説明する。図23は、第2実施形態に係る情報処理装置の要部構成を示す機能ブロック図である。尚、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図23に示すように、本実施形態の情報処理装置1のHDD24には、指定された文字の色と、当該指定された文字の色に対応付けられたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色との組合せの関係を示した適用テーブルT2が予め記憶されている。
例えば、適用テーブルT2には、図24に示すように、カラーAの文字の色と、当該カラーAの文字の色に対応付けられた影及び当該影に使用される色としてのカラーB2との組合せの関係が記載されている。
また、本実施形態の情報処理装置1では、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が記録紙の色の指定を受け付けた場合に、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定を促す表示を表示部21に行わせずに、文字の色の指定を促す表示のみを表示部21に行わせる。
また、本実施形態の情報処理装置1では、プリンタードライバー部13は、上記操作受付部が文字の色の指定を受け付けた場合に、適用テーブルT2を参照して、指定された文字の色に対応付けられたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色を取得して、指定された文字の色と取得したエフェクト及び当該エフェクトに使用される色を指定された文字に適用することとを指示するコマンドを第2コマンドとして印刷条件の一部として含める。
次に、図25を参照して、第2実施形態に係る情報処理装置1での処理動作について具体的に説明する。図25は、第2実施形態に係る情報処理装置での処理の流れを示すフローチャートである。
プリンタードライバー部13は、上記S12において、印刷文字を変更する文字について、文字の色の指定が要求されたかどうかを判別する際に、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色の指定を促す表示を表示部21に行わせずに、文字の色の指定を促す表示のみを表示部21に行わせる。例えば、プリンタードライバー部13は、図26に示すように、上記印刷文字の色として予め定められた単色をユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄22E1と、上記印刷文字の色として予め定められたグラデーションの色をユーザーが指定可能とするために、ユーザーに操作されたことを示すための画像を表示するチェック欄22E2とを表示部21に表示させる。
また、プリンタードライバー部13は、上記S16において、印刷文字に用いられる文字の色として単色の色が設定された場合、又は上記S24において、印刷文字に用いられる文字の色としてグラデーションの色が設定された場合に、適用テーブルT2を参照して、設定された単色の色又はグラデーションの色に基づき、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色を設定する(S60)。例えば、プリンタードライバー部13は、S24において、最も薄い(図21での最も上の)ボタン22L7が上記印刷文字に用いられる文字の色として設定された場合に、適用テーブルT2から、当該最も薄いボタン22L7で示されるカラーに対応付けられたエフェクト(例えば、輪郭を付けること)及び当該エフェクトに使用される色(例えば、カラーA1)を取得する。そして、プリンタードライバー部13は、取得した輪郭及びその輪郭に使用されるカラーA1の色を、上記印刷文字に対するエフェクト及び当該エフェクトに使用される色として設定する。そして、表示部21では、例えば図16(B)に示したプレビュー表示が行われて、このプレビュー表示により、ユーザーに対して、当該ユーザーが指定した記録紙の色と、ユーザーが指定した印刷文字の色と、適用テーブルT2を用いて指定されたエフェクト及び当該エフェクトに使用される色との組合せが視覚的に供される。
以上のように本実施形態では、情報処理装置1において、記録紙の色と印刷文字に用いられる文字の色が指定された場合に、プリンタードライバー部13が適用テーブルT2を参照して、指定された文字の色に応じて、エフェクト及び当該エフェクトに使用される色が設定される。このため、本実施形態では、ユーザーが所望する色の記録紙に対してユーザーが所望の色及び所望のエフェクトに変更して文字の印刷処理を簡便に行うことができる。
なお、上記実施形態において、図1乃至図26を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。