JP6570632B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、工具の折損検知や自動工具長補正のための工具検知を行うタッチセンサが設けられた工作機械に関する。
工作機械は、工具に刃こぼれ等の折損が生じていた場合、例えば加工寸法に狂いが生じてしまうため、工具の折損を検知するための構成がとられている。下記特許文献1には、サイクルタイムの短縮を目的とした折損検知構造の工作機械が開示されている。この従来例では、折損検知装置がツールマガジン内に設置され、工作機械の架台であるベッド部ユニットの側壁に折損検知装置が固定されている。その折損検知装置は、ツールマガジンの開閉扉の下端部近傍に検知プローブが水平に延び、工具交換によって工具がツールホルダに戻る際、検知プローブに工具先端が接触するようになっている。従って、接触によって装置本体内のリミットスイッチが作動し、工具の正常な状態が検知できるようになっている。一方で、工具が通過したにも関わらず接触がない場合には、異常ランプが点灯して工作機械が駆動停止になる。
特開2002−283163号公報 特開平8−323591号公報 特開2002−120129号公報
しかし、前記従来例では、折損検知装置をベッド部ユニットの側壁に固定するためのスペースを確保しなければならず、しかも検知プローブの状態変化を検知するためには広い検知スペースが必要となり、工作機械の小型化が困難になってしまう。また、他の従来例としては、上記特許文献2に、NC旋盤の主軸台に対して揺動可能なアームにタッチセンサが取り付けられたものが開示されている。この従来例は、揺動するアームの可動範囲が折損検知装置の取り付けスペースになり、やはり工作機械の小型化の妨げになってしまう。更に、他の従来例としては、上記特許文献3に、工具を検知用部材へ接触させて刃先の折損を検知する工作機械が開示されている。この検知用部材は、ワークの加工品と実質的に等しい寸法の部材であり、ワークの代わりにチャックに取り付けられるものである。従って、折損検知装置を必要としないため工作機械の小型化には有効であるが、チャックに対する検知用部材の取り付けはサイクルタイムを大幅に遅延させてしまう別の問題が生じることになる。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、工具検知の省スペース化を図った工作機械を提供することを目的とする。
本発明の一態様における工作機械は、ワークを把持するチャック装置を備え、前記チャック装置によって回転するワークに対して、複数の工具から選択した所定の工具を保持したヘッド部材をヘッド駆動装置の駆動により移動させ、所定の加工を実行するものであり、前記チャック装置のうちワークと一体になって回転する回転体の円周側面上に工具先端の接触により当該工具を検知するタッチセンサが取り付けられたものである。
本発明によれば、チャック装置の円周側面上に取り付けられたタッチセンサに対して工具先端を接触させることにより当該工具の検知により、折損検知や自動工具長補正を行うことができる。よって、工作機械内部にタッチセンサを取り付けるための特別な構造やスペースを設ける必要がないため、工具検知の省スペース化が可能である。
複数の工作機械により構成された加工機械ラインを示した斜視図である。 マシニングセンタを構成する加工モジュールを示した斜視図である。 マシニングセンタを構成する加工モジュールを示した斜視図である。 開閉扉が閉じた状態のツールマガジンを上方から示した斜視図である。 開閉扉が開いた状態のツールマガジンを上方から示した斜視図である。 開閉扉が閉じた状態のツールマガジンを下方から示した斜視図である。 開閉扉が開いた状態のツールマガジンを下方から示した斜視図である。 工具検知部材を取り付けたチャック装置を示した斜視図である。 チャック装置、ツールマガジン及び主軸ヘッドの位置関係を示した概略図である。
次に、本発明に係る工作機械の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の工作機械を含む加工機械ラインを示した斜視図である。加工機械ライン1は、ワーク搬入側である図面左側にワーク投入モジュール6が設置され、基礎となるベースの上に7台の工作機械5とワーク排出側である図面右側にはワークストックモジュール7が搭載されている。工作機械5やワーク投入モジュール6およびワークストックモジュール7は、全て外観に統一性があり、外形形状や寸法が揃えられている。そして、加工機械ライン1は、幅方向に並べられた各々の工作機械5やワーク投入モジュール6及びワークストックモジュール7との間でワークの受渡しを行うワーク搬送装置が設けられ、ワークに対する一連の加工が行われる。
工作機械5は、全体が外装カバー3によって覆われており、図面手前側である前部には前カバー4があり、外装カバー3と前カバー4とが一体になっている。外装カバー3の内部には、ワークに対して切削や穴あけ等の加工を行う各種加工モジュールが搭載され、工作機械5毎に閉じた加工室が構成されている。一方、前カバー4は、加工機械ライン1の幅方向に一つの搬送空間を構成し、その内部には各工作機械5の加工室に対してワークを搬送するための搬送装置が設置されている。
加工機械ライン1を構成する7台の工作機械5は旋盤やマシニングセンタなどであり、図2及び図3は、そのうちのマシニングセンタ5xについて、加工モジュール10を示した斜視図である。マシニングセンタ5xは、この加工モジュール10が機体カバーによって覆われ、その内部に加工室が構成されている。加工モジュール10は、ベース3上を前後方向に移動可能なものであり、車輪を備える可動ベッド11上に組み付けられている。なお、本実施形態では、マシニングセンタ5x(加工モジュール10)の機体前後方向がY軸方向、機体幅方向がX軸方向、そして機体上下方向がZ軸方向である。
加工モジュール10は、ワークに対して加工を行う工具を保持する主軸ヘッド12が前部に設けられている。主軸ヘッド12は、ドリルやリーマ、ボーリング等の工具の着脱可能な主軸チャック13を有し、その主軸チャック13に保持された工具を回転させる主軸用モータ14が設けられている。そして、主軸ヘッド12の下方には、ワークを回転可能に把持するチャック装置15が配置されている。工具を回転させる主軸ヘッド12の回転軸は鉛直のZ軸方向であり、チャック装置15の回転軸は水平のY軸方向であり、両回転軸は直交している。
チャック装置15は、可動ベッド11上の架台17に対し、機体前方側に突き出すようにして取り付けられたコレットチャックであり、搬送装置との間でワークの受渡しが行われる。そして、チャック装置15に把持されたワークに対して主軸ヘッド12の工具により所定の加工が行われる。そのチャック装置15と主軸ヘッド12との間には、複数の工具を収納したツールマガジン18が設けられている。また、加工モジュール10には、可動ベッド11の後方に、主軸用モータ14やチャック装置15の駆動モータのほか、主軸ヘッド12の加工駆動装置及びツールマガジン18の各駆動部を駆動制御するための制御盤19が搭載されている。
主軸ヘッド12の加工駆動装置には、主軸ヘッド12に保持した工具をZ軸方向に移動させるためのZ軸駆動機構、X軸方向に移動させるためのX軸駆動機構、そしてY軸方向に移動させるためのY軸駆動機構が設けられている。加工モジュール10では、3軸方向の各駆動機構が機体前後方向に並べられ、機体の幅寸法が小さくなるように設計されている。具体的にY軸駆動機構は、Y軸スライダ21が可動ベッド11と一体のマガジン本体24上にY軸方向に移動自在に搭載され、X軸駆動機構は、Y軸スライダ21に対してX軸スライダ22がX軸方向に移動自在に搭載されている。更に、Z軸駆動機構は、X軸スライダ22に対してZ軸スライダ23がZ軸方向に移動自在に搭載され、そのZ軸スライダ23に主軸ヘッド12が搭載されている。
Y軸スライダ21、X軸スライダ22及びZ軸スライダ23は、いずれもガイドレールとガイドブロックとが摺動可能に嵌め合され、各方向に摺動自在に搭載されている。そして、各駆動機構は、サーボモータの回転軸に連結されたネジ軸に、各スライダに固定されたナットが螺合している。従って、各サーボモータの駆動制御により、回転が直線運動に変換され、Y軸スライダ21、X軸スライダ22及びZ軸スライダ23が各方向に所定量移動することなる。これにより、主軸ヘッド12に保持された工具に対して、チャック装置15に把持されたワークに対する位置制御が行われることになる。
ところで、図1に示す加工機械ライン1は、このマシニングセンタ5xを含む複数台の工作機械5が幅方向に近接して配置され、全体が非常にコンパクトな設計となっている。このマシニングセンタ5xもそのコンパクト化を達成するため、Y軸スライダ21、X軸スライダ22及びZ軸スライダ23がY軸方向に重なった配置になっており、X軸方向である幅方向の寸法が小さく設計されている。そして、加工駆動装置の下に配置されたツールマガジン18もコンパクトな設計となっている。
ツールマガジン18は、箱型のマガジン本体24の内部に取り外し可能な状態で収容されており、そのマガジン本体24には、主軸チャック13側の開口部に一対の開閉扉31が設けられている。通常、開閉扉31は図2に示すように閉じられ、ワークの加工によって飛び散るクーラントや切削屑などがマガジン本体24内の工具に付着しないようになっている。そして、工具の交換の際、開閉扉31は図3に示すように開けられ、ツールマガジン18は、開閉扉31の開閉に連動して送り出されるよう構成されている。すなわち、主軸ヘッド12によって工具の交換がマガジン本体24の外側で行われるように、ツールマガジン18の前端部が開口部から飛び出すようになっている。
ここで、図4乃至図7は、開閉扉31とツールマガジン18との関係を示した斜視図である。図4及び図5は、ツールマガジン18を上方から見た斜視図であり、図4は、マガジン本体24内に収納された状態が示され、図5は開いた開閉扉31からツールマガジン18の前端部が飛び出した状態が示されている。一方、図6及び図7は、ツールマガジン18を下方から見た斜視図であり、図4及び図5にそれぞれ対応した状態が示されている。なお、ツールマガジン18には様々な種類の工具Tが収納されるが、図面上、具体的な形状は省略して全て円筒形状で表現している。すなわち、単に複数の工具Tについて配置が分かるようになっている図である。
ツールマガジン18には、工具Tの着脱が可能なツールホルダ32が複数設けられている。そのツールホルダ32は、一対の把持爪によって工具Tの首部を挟み込むようにしたものであり、ツールマガジン18内に収納された工具Tは、その回転軸が鉛直方向を向くように吊下げ姿勢で保持される。ツールマガジン18は、一対のスプロケット33に無端のローラチェーン34が掛け渡されている。よって、ローラチェーン34は長円形をなし、複数のツールホルダ32がそのローラチェーン34に対して一定の間隔で固定されている。複数の工具Tは互いに近接して配置され、長円形の周方向に順番に並んでいる。
また、ツールマガジン18は、一対のスプロケット33のうち、開閉扉31側のスプロケット33に工具変位用モータ35が連結されている。すなわち、工具変位用モータ35は、その回転軸がY軸方向を向くように水平横置きに配置され、その回転軸とスプロケット33の回転軸とが直交し、各回転軸に固定された傘歯車36が噛合している。よって、工具変位用モータ35の駆動によりスプロケット33からローラチェーン34に回転が伝達され、複数の工具Tがローラチェーン34に従って長円形の進路を周回移動することになる。
ツールマガジン18は、前述した工具変位用モータ35、ローラチェーン34、スプロケット33及びツールホルダ32などからなる工具変位装置が可動テーブル38対して組み付けられ、マガジン本体24内を前後方向に移動できるよう構成されている。可動テーブル38は、工具Tの周回移動に対応した長円形で、その内周と外周には低い側壁が形成された受け皿形状になっており、工具Tから落ちるクーラントや切削屑を受け取れるようになっている。そうした形状の可動テーブル38の周内部には、工具変位用モータ35やスプロケット33が配置されている。
可動テーブル38には下面側にガイドブロック41が固定され、マガジン本体24の内部底面にはガイドレール42が敷設されている。そして、ガイドレール42に対してガイドブロック41が摺動可能に嵌め合わされ、可動テーブル38が前後方向(Y軸方向)に移動自在に構成されている。その可動テーブル38にはボールネジを構成するナット43が固定され、そのナット43に移動用モータ46の回転軸に連結されたネジ軸45が螺合している。よって、ツールマガジン18の移動装置は、移動用モータ46がマガジン本体24側に固定され、その移動用モータ46が駆動してネジ軸45が回転することにより、ナット43を介してツールマガジン18が直線移動すなわち前進及び後退するようになっている。
また、マガジン本体24の開閉扉31は、ツールマガジン18の前進及び後退と連動して開閉するように構成されている。マガジン本体24の前方開口部には左右一対の開閉扉31が設けられ、左右両開きになるようにヒンジ部材51によってマガジン本体24に取り付けられている。そして、左右一対の開閉扉31には、対称的な構成によって開閉機構が組み付けられている。開閉機構は、開閉扉31に固定された扉側ブラケット52と、可動テーブル38側に取り付けられた駆動側ブラケット53が、互いにピン結合したリンクバー55を介して連結されている。
次に、このマシニングセンタ5xには、刃こぼれ等の工具の折損検知や自動工具長補正を行うための工具検知部材が設けられている。ここで図8は、工具検知部材の取付位置を示した斜視図である。本実施形態では、工具検知部材としてタッチセンサ60が使用される。このタッチセンサ60では、ドリルなどの工具Tが図示するように下降しながら接触することにより、内部のb接点であるスイッチが切れてOFF信号が制御装置19へと送られるようになっている。制御装置では、このOFF信号とドリルの下降位置との比較により工具の刃先位置を判定することが可能になる。なお、タッチセンサのスイッチはa接点であってもよい。
タッチセンサ60が設置されたチャック装置15は、架台17に対してチャック装置本体25が固定され、そのチャック装置本体25に対して回転テーブル26が回転自在に取り付けられている。そして、その回転テーブル26には、サーボモータの回転が減速機を介して伝えられる。また、回転テーブル26には円筒形状の回転体27が固定され、その内部には、シリンダの作動によってコレットスリーブ28の先端部が開閉するチャック機構が構成されている。こうしたチャック装置15の回転体27に対してタッチセンサ60が固定されている。
ところで、タッチセンサ60は、チャック装置15と一体になって回転するため、周方向に変位するものであるが、図8に示すように、チャック装置15の回転軸に直交する鉛直上方が工具検知を可能とする工具検知位置601である。このとき、タッチセンサ60の検知面が工具Tの下降に対して直交するからである。そして、本実施形態では特に、主軸ヘッド12がツールマガジン18との間で工具交換を行う際、その工具交換が行われる位置が工具検知位置601と鉛直方向に重なっている。
複数の工具を収容するツールマガジン18は、ローラチェーン34の回転により工具Tが周回移動するが、その移動進路のうち長円形の長手方向端部が工具についての交換準備位置610である(図4参照)。その交換準備位置610が、図5に示すように、ツールマガジン18の送り出しによって最も前方に飛び出す位置だからである。そして、この交換準備位置610にある交換対象の工具Txが飛び出した位置、すなわち主軸チャック13によって工具Tの掴み換えが行われるマガジン本体24外側の位置が工具交換位置620である。よって、この工具交換位置620がチャック装置15の回転軸上に位置し、チャック装置15の回転角制御によりタッチセンサ60が鉛直上方に位置した場合、図9に示すように、その工具検知位置601と工具交換位置620とが鉛直線上に重なることになる。
次に、図9は、チャック装置15、ツールマガジン18及び主軸ヘッド12の位置関係を示した概略図である。回転体27に取り付けられたタッチセンサ60には、いわゆるワイヤレス給電システムが用いられている。タッチセンサ60は、工具Tの接触によりOFF信号を発信するようにb接点回路が形成され、そのb接点回路には可動側コイル61が接続されている。そして、その可動側コイル61は、回転するチャック装置15の端部であって、且つ回転中心に設置されている。
一方、このチャック装置15が組み付けられている架台17側には、可動側コイル61に対して中心位置を合わせた固定側コイル62が隣接して設置されている。その固定側コイル62は、電源に接続されるとともに、アンプを介して制御装置19に接続されている。このように、本実施形態では、回転するタッチセンサ60に対して電力と検知信号とがワイヤレスで伝送できるように、可動側コイル61及び固定側コイル62の磁誘導作用により電力搬送が行われる無接点電力搬送方式が採用されている。
続いて、本実施形態のマシニングセンタ5xによるワーク加工では、チャック装置15に把持されたワークWに対して、主軸ヘッド12に装着された工具による加工が行われる。主軸ヘッド12の工具には主軸用モータ14の駆動によって回転が与えられ、回転する工具が、加工駆動装置に対する3軸方向の移動制御によりワークWに対して移動して加工が行われる。一方、ワークWに対して直接加工を実行する工具は、加工内容に応じて適宜交換が行われる。
工具交換では先ず、マガジン本体24内で割出しが行われる。すなわち、主軸ヘッド12との間で工具Tの掴み換えを行うため、工具Tを保持していない空のホルダ32がツールマガジン18の交換準備位置610へと送られる。具体的には、工具変位用モータ35の駆動制御によりスプロケット33を介してローラチェーン34に回転が与えられ、空のツールホルダ32が交換準備位置610へと移される。そして、移動用モータ46の駆動制御により、ボールネジを介して可動テーブル38が摺動してツールマガジン18が前進し、同時に可動テーブル38の移動に連動する開閉扉31が開けられ、空のツールホルダ32が開口部から工具交換位置620へと飛び出す。
そこで、空のツールホルダ32に対して主軸ヘッド12から工具Tが受け渡される。そして、ツールマガジン18では、工具変位用モータ35の駆動制御により、交換対象の工具Txが周回移動し、交換準備位置610(工具交換位置620)への割出しが行われる。その工具Txは主軸チャック13との掴み換えにより主軸ヘッド12側へ受け渡される。その後、移動用モータ46の駆動制御によりツールマガジン18が後退し、同時に開閉扉31が閉じられる。
ツールマガジン18の後退により主軸ヘッド12に把持された工具Txの真下にタッチセンサ60が現れる。このとき、チャック装置15では、回転体27に対する回転角の調整により、タッチセンサ60が鉛直上方に位置決めされ、工具交換位置620の直下に位置している。従って、主軸ヘッド12が真っ直ぐ下降することにより、工具Txの先端がタッチセンサ60の検知面に接触し、工具検知が実行される。
このとき、主軸ヘッド12が下降して工具Txの工具検知が実行されるタイミングに合わせて通電が行われ、固定側コイル62から可動側コイル61へ電力が供給される。b接点のタッチセンサ60からはON信号が可動側コイル61から固定側コイル62に伝送され、その検知信号が制御装置19に出力される。そして、工具Txの先端がタッチセンサ60の検知面に接触することにより、b接点のスイッチが切れてOFF信号が可動側コイル61から固定側コイル62に伝送され、その検知信号が制御装置19に出力される。制御装置19では、このOFF信号とドリルの下降位置との比較により工具先端位置が確認され自動工具長補正が行われる。
そして、工具長補正後の工具は、その工具検知位置601からチャック装置15に把持されたワークWへと移動し、当該工具によるワーク加工が実行される。一方、加工後に同じようにして行われる工具検知では、OFF信号とドリルの下降位置との比較により工具の折損検知が行われる。そこで、工具の折損が確認された場合には、マシニングセンタ5xは、ワーク加工に移ることなく駆動停止になり、作業者に対してシグナルタワーの点灯などにより工具折損の情報が報知される。
よって、本実施形態によれば、タッチセンサ60がチャック装置15の回転体27に固定され、そこで工具検知が行われるよう構成されているため、マシニングセンタ5xの内部に工具検知部材を取り付けるための特別な構造やスペースを設けることがなく、工作機械の設計に当たり機体の大型化を防ぎ小型化を可能にするものである。また、ワークWを保持するチャック装置15上にタッチセンサ60が存在することにより、工具交換、工具検知そしてワーク加工の間で工具の移動距離を短くすることができ、サイクルタイムを短縮させることに寄与する。特に、工具交換位置620の真下にタッチセンサ60が位置しているため、工具の交換と工具検知とを行う距離が極めて短い点でより高い効果が得られる。また、回転体であるチャック装置15上にタッチセンサ60が取り付けられていてもワイヤレス給電システムにより工具検知装置を構成することにより、安定した工具検知を維持できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、マシニングセンタを例に挙げて説明したが、本発明はタレット旋盤などの工作機械であってもよい。
1…加工機械ライン 5…工作機械 5x…マシニングセンタ 10…加工モジュール 12…主軸ヘッド 15…チャック装置 18…ツールマガジン 19…制御装置 24…マガジン本体 31…開閉扉 32…ツールホルダ 33…スプロケット 34…ローラチェーン 35…工具変位用モータ 36…傘歯車 38…可動テーブル 41…ガイドブロック 42…ガイドレール 43…ナット 45…ネジ軸 46…移動用モータ 60…タッチセンサ 61…可動側コイル 62…固定側コイル 610…交換準備位置 610…工具交換位置




Claims (3)

  1. ワークを把持するチャック装置を備え、前記チャック装置によって回転するワークに対して、複数の工具から選択した所定の工具を保持したヘッド部材をヘッド駆動装置の駆動により移動させ、所定の加工を実行する工作機械において、
    前記チャック装置のうちワークと一体になって回転する回転体の円周側面上に工具先端の接触により当該工具を検知するタッチセンサが取り付けられたものであることを特徴とする工作機械。
  2. 複数の工具を収納するツールマガジンを備え、前記ヘッド部材が前記ツールマガジンとの間で工具の交換を行うものであり、その交換位置と前記タッチセンサにおける検知位置とが、前記チャック装置の回転軸に直交する鉛直上方に重なっていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記タッチセンサは、固定側コイルから可動側コイルに電磁誘導作用で電力搬送を行う無接点電力搬送方式を採用するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の工作機械。
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