JP2018183833A - 工作機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】第一の主軸・第二主軸とワーク搬送機構との間のワークの受け渡しに要する時間が短く、ワークの表裏への加工を短時間で効率的に実施することが可能な工作機械を提供する。【解決手段】工作機械Mは、第一主軸2a、第二主軸2bが、それらの回転軸と直交する軸線方向(X軸方向)に移動可能であるとともに、第一刃物台3a、第二刃物台3bが、第一主軸2a、第二主軸2bの回転軸と平行な軸線方向(Z軸方向)に移動可能になっている。したがって、工作機械Mにおいては、ワーク搬送機構4におけるワークWの受け渡しに要するストロークSを小さく設計することが可能である。【選択図】図1
Description
本発明は、NC旋盤等の工作機械に関するものである。
NC旋盤等の工作機械の一種として、ワーク(被加工物)の表裏への加工を短時間で効率的に行うことを目的として、ワークの表側への加工用の第一主軸と、ワークの裏側への加工用の第二主軸とを平行に配置した2主軸旋盤が知られている。また、2主軸旋盤の中には、特許文献1の如く、第一主軸・第二主軸とワーク搬送機構との間のワークの受け渡しを行うためのワーク搬送機構を備えたものがある。かかる特許文献1のワーク搬送機構は、2主軸旋盤の上方に、主軸の方向に対して直交するようにレール(ガイド)が懸架されており、そのレールに、第一主軸・第二主軸とワークの受け渡しをするためのチャックが昇降可能に設けられている。
また、特許文献1の2主軸旋盤は、第一主軸・第二主軸に把持されたワークに、それぞれ加工を施すための第一刃物台・第二刃物台が、主軸の方向に対して直交する方向に移動して、第一主軸・第二主軸にアプローチするようになっている。さらに、特許文献1の2主軸旋盤は、第一主軸・第二主軸によるワークの加工中における切削屑の飛散を防止すべく、第一主軸・第二主軸および第一刃物台・第二刃物台の上部の全体が、開閉シャッターを備えた遮蔽機構によって覆われた状態になっている。
上記特許文献1の如き2主軸旋盤においては、ワークに多様な加工を施す必要がある場合には、他種類の工具を装着できるように第一刃物台・第二刃物台を大きく設計しなければならないが、そのように刃物台を大きくすると、遮蔽機構の天井が高くなってしまう。しかしながら、そのように遮蔽機構の天井が高くなると、ワーク搬送機構のチャックが、第一主軸・第二主軸から離れた高さ位置で待機しなければならなくなるため、第一主軸・第二主軸とワーク搬送機構のチャックとの間のワークの受け渡しに多くの時間を要する結果となり、作業効率が著しく低下してしまう。
本発明の目的は、上記特許文献1の如き2主軸旋盤が有する問題点を解消し、第一主軸・第二主軸とワーク搬送機構との間のワークの受け渡しに要する時間が短く、ワークの表裏への加工を短時間で効率的に実施することが可能な工作機械を提供することにある。
かかる本発明の内、請求項1に記載された発明は、ワークを保持して回転可能な主軸と、主軸に保持されたワークを加工するための刃物を装着した刃物台と、主軸の回転軸と直交する方向からアプローチして主軸との間でワークの受け渡しを行うワーク搬送機構とを備えた工作機械であって、前記主軸が、主軸の回転軸と直交する軸線方向に移動可能であるとともに、前記刃物台が、前記主軸の回転軸と平行な軸線方向に移動可能であることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、2個の主軸が、同一の方向に並進可能に設けられており、各主軸に保持されたワークを加工するための2個の刃物台が、主軸の並進方向と直交する同一の方向に並進可能に設けられているとともに、ワーク搬送機構が、前記2個の主軸と同一方向に並進可能に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、主軸とワーク搬送機構との間を仕切るように平板状のシャッターが設けられているとともに、ワーク搬送機構のアプローチ方向におけるシャッターの板面と主軸の回転軸との距離が、同一方向における刃物台の周縁あるいは刃物台に装着する工具の外端縁と主軸の回転軸との距離よりも短いことを特徴とするものである。
請求項1に記載の工作機械によれば、ワーク搬送機構によるワークの着脱位置に主軸も刃物台もワークも侵入しないように構成することが可能となり、ワーク搬送機構のワークの受け渡しをするアーム(ローダ)の待機位置を(主軸や刃物台(工具)と干渉させることなく)より下方に設定することができる。そのため、ワーク搬送機構におけるワークの受け渡しに要するストローク(主軸の直進方向と直交する方向のストローク)を小さくすることができるので、ワークに対して短時間の内に効率的に加工を施すことが可能となる。
請求項2に記載の工作機械によれば、ワーク搬送機構において、第一主軸で加工後のワークを受け取り、第二主軸に受け渡す時間を短縮することができるので、ワークに対して非常に短時間の内にきわめて効率的に加工を施すことが可能となる。
請求項3に記載の工作機械によれば、切削屑を周囲に飛散させることなく、ワークに対して非常に短時間の内にきわめて効率的に加工を施すことが可能となる。さらに、全体をコンパクトに設計することも可能となる。
<工作機械の構造>
以下、本発明に係る工作機械の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る工作機械(並行2主軸NC旋盤)を示したものである。工作機械Mは、基台1、ワークWを把持して回転させることが可能な2台の主軸(第一主軸2a、第二主軸2b)、ワークを加工するための工具T,T・・を装着した2台の刃物台(第一刃物台3a、第二刃物台3b)、第一主軸2a、第二主軸2bとワークWの受け渡しをするためのワーク搬送機構4、ワークWの加工空間を外部から遮蔽するための遮蔽機構5等によって構成されている。なお、以下の説明においては、工作機械Mの左右方向をX軸方向(図1における左右方向)、工作機械Mの前後方向をZ軸方向(図1における紙面と垂直な方向)、工作機械Mの上下方向をY軸方向(図1における上下方向)とする。
以下、本発明に係る工作機械の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る工作機械(並行2主軸NC旋盤)を示したものである。工作機械Mは、基台1、ワークWを把持して回転させることが可能な2台の主軸(第一主軸2a、第二主軸2b)、ワークを加工するための工具T,T・・を装着した2台の刃物台(第一刃物台3a、第二刃物台3b)、第一主軸2a、第二主軸2bとワークWの受け渡しをするためのワーク搬送機構4、ワークWの加工空間を外部から遮蔽するための遮蔽機構5等によって構成されている。なお、以下の説明においては、工作機械Mの左右方向をX軸方向(図1における左右方向)、工作機械Mの前後方向をZ軸方向(図1における紙面と垂直な方向)、工作機械Mの上下方向をY軸方向(図1における上下方向)とする。
第一主軸2a、第二主軸2bは、駆動装置(図示せず)によって、Z軸に沿った回転軸を中心として回転可能に設けられている。また、先端に設けられたチャック(図示せず)によって、ワークWを把持することができるようになっている。一方、第一刃物台3a、第二刃物台3bは、内側に、複数の工具T,T・・を装着可能に構成された略円板状のタレット8,8が、X軸に沿った回転軸を中心として回転可能に設けられており、各タレット8,8に装着された工具T,T・・を、所定の位置に割り出すことができるようになっている。なお、工作機械Mにおいては、ワーク搬送機構4のアプローチ方向(Y軸方向)における第一刃物台3a、第二刃物台3bの周縁と第一主軸2a、第二主軸2bの回転軸との距離が、第一刃物台3a、第二刃物台3bに装着される工具T,T・・の外端縁と第一主軸2a、第二主軸2bの回転軸との距離よりも長くなっている(すなわち、第一刃物台3a、第二刃物台3bに装着される工具T,T・・の最大旋回径が、第一刃物台3a、第二刃物台3bの直径よりも小さくなっている)。
また、基台1は、平面視が略矩形になるように構成されており、上面に、第一主軸2a、第二主軸2bをスライドさせるための長尺状の主軸用ガイド6a,6bが、X軸方向に沿って付設されている。そして、それらの各主軸用ガイド6a,6bの上方に、それぞれ、第一主軸2a、第二主軸2bが載置されており、駆動装置(図示しない)によって、主軸用ガイド6a,6bに沿ってX軸方向にスライドさせることができるようになっている。
一方、各主軸用ガイド6,6の外側の端縁際には、第一刃物台3a、第二刃物台3bをスライドさせるための長尺状の刃物台用ガイド7a,7bが、Z軸方向に沿って付設されている。そして、それらの各刃物台用ガイド7a,7bの上方に、それぞれ、第一刃物台3a、第二刃物台3bが載置されており、駆動装置(図示しない)によって、刃物台用ガイド7a,7bに沿ってZ軸方向にスライドさせることができるようになっている。
また、基台1の上方には、基台1の上面全体を覆うように、扁平な直方体状の遮蔽機構5が設置されている。当該遮蔽機構5は、左右両側の部分が、各主軸用ガイド6a,6bに沿って外側の退避位置までスライドした第一主軸2a、第二主軸2bのそれぞれの全体を覆うように、カバー15,15が中空の直方体状に形成されている。また、左右のカバー15,15の中央(X軸方向における中央)には、仕切り板10が設けられており、第一主軸2aおよび第一刃物台3aによる加工空間R1と、第二主軸2bおよび第二刃物台3bによる加工空間R2とが区分された状態になっている。そして、それらの加工空間R1,加工空間R2の上面には、それぞれ、金属製で平板状のシャッター16a,16bが、両端をカバー15の内側に形成された溝状部分および仕切り板10に形成された溝状部分に嵌め込んだ状態で、駆動装置(図示しない)によって、Z軸方向にスライド可能に設けられている。なお、工作機械Mにおいては、ワーク搬送機構4のアプローチ方向(Y軸方向)におけるシャッター16の板面と第一主軸2a、第二主軸2bとの距離(図1におけるS)が、同一方向における第一刃物台3a、第二刃物台3bの周縁と第一主軸2a、第二主軸2bの回転軸との距離よりも短くなっている。
一方、ワーク搬送機構4は、X軸方向に沿って懸架された搬送ガイド11、その搬送ガイド11に垂下するように設けられたアーム12、当該アーム12の先端に設けられた把持部材13等によって構成されている。そして、把持部材13によってワークWを把持したアーム12が、ラックピニオン機構によって上下動するとともに、ワークWを把持した把持部材13がアーム12の長手方向に沿って回転可能になっている。
<工作機械の作動内容>
以下、上記の如く構成された工作機械Mにおいて、ワークWの表裏に加工を行う際の作動内容について説明する。ワークWへの加工を開始する前の工作機械Mにおいては、第一主軸2a、第二主軸2bとも、各主軸用ガイド6a,6bの内側の待機位置に待機した状態になっている。
以下、上記の如く構成された工作機械Mにおいて、ワークWの表裏に加工を行う際の作動内容について説明する。ワークWへの加工を開始する前の工作機械Mにおいては、第一主軸2a、第二主軸2bとも、各主軸用ガイド6a,6bの内側の待機位置に待機した状態になっている。
ワークWを加工する際には、まず、ワーク搬送機構4によって、系外にストックされているワークWを、退避位置にある第一主軸2aの上方まで搬送する。そして、ワーク搬送機構4がワークWを第一主軸2aの上方に搬送した後には、遮断機構5のシャッター16aを開放するとともに、ワークWを搬送したアーム12が下降する。そして、アーム12先端の把持部材13から、第一主軸2aへとワークWが受け渡され、第一主軸2aのチャックによってワークWが把持されるとともに、ワークWを第一主軸2aへ手渡したアーム12が上昇する。しかる後、遮断機構5のシャッター16aが閉じられる。
そのように第一主軸2aがワークWを把持すると、第一主軸2aが、主軸用ガイド6aに沿って加工位置(左端のカバー15の内部)へとスライドするとともに、第一刃物台3aが、刃物台用ガイド7aに沿ってZ軸方向にスライドすることによって第一主軸2aにアプローチする。さらに、駆動装置(図示せず)によってタレット8に装着された所定の工具Tが割り出され、当該工具TによってワークWの表面側への加工が実行される。
そして、ワークWの表面側への加工が終了すると、第一刃物台3aが、刃物台用ガイド7aに沿って退避位置へとスライドすることによって、タレット8の工具Tが第一主軸2aに装着されたワークWから離され、それと同時に、第一主軸2aが、主軸用ガイド6aに沿って退避位置へとスライドする。さらに、その第一主軸2aの退避位置へのスライドと同時に、遮断機構5のシャッター16aを開放する。しかる後、ワークWを搬送したアーム12が下降して、第一主軸2aの先端のチャックから、アーム12の先端の把持部材13へとワークWが受け渡される。
さらに、第一主軸2aからワークWを受け取ったアーム12が、上昇しながら、退避位置にある第二主軸2bの上方へ移動するとともに、遮断機構5のシャッター16aが閉じられる。しかる後、第一主軸2aからワークWを受け取ったアーム12が、ワークWを把持部材17aに渡す。ワークWを受け取った把持部材17aは、内向きに90°旋回し、同様に内向きに90°旋回している把持部材17bに渡す。ワークWを受けた把持部材17bは、正面方向に向くように90°旋回し、アーム12に受け渡す。この動作によってワークWを反転させ、アーム12は再び下降する。それと同時に、遮断機構5のシャッター16bを開放する。しかる後、アーム12の先端の把持部材13から、第二主軸2bへとワークWが受け渡され、第二主軸2bのチャックによってワークWが把持された後に(第一主軸2aによって加工された場合とは表裏逆向きに把持された後に)、アーム12が再び上昇する。それと同時に、遮断機構5のシャッター16bが閉じられる。
さらに、遮断機構5のシャッター16bが閉じられた後に、第二主軸2bが、主軸用ガイド6bに沿って加工位置へとスライドする(右側への移動する)。そして、ワークWを把持した第二主軸2bが加工位置(右端のカバー15の内部)へとスライドするとともに、第二刃物台3bが、刃物台用ガイド7bに沿ってZ軸方向にスライドすることによって第二主軸2bにアプローチする。さらに、駆動装置(図示せず)によってタレット8に装着された所定の工具Tが割り出され、当該工具TによってワークWの裏面側への加工が実行される。
そして、ワークWの裏面側への加工が終了すると、第二刃物台3bが、刃物台用ガイド7bに沿って退避位置へとスライドすることによって、タレット8の工具Tが第二主軸2bに装着されたワークWから離される。また、かかる第二刃物台3bの退避と同時に、第二主軸2bは、主軸用ガイド6bに沿って退避位置へとスライドする。さらに、遮断機構5のシャッター16bが開放された後に、ワークWを搬送したアーム12が下降して、第二主軸2bの先端のチャックから、アーム12の先端の把持部材13へとワークWが受け渡される。それと同時に、遮断機構5のシャッター16bが閉じられる。さらに、第二主軸2bの先端のチャックからワークWを受け取ったアーム12が、上昇しながら系外までスライドし、把持している表裏加工済みのワークWを、所定の位置にストックさせる。
さらに、表裏加工済みのワークWを所定の位置にストックさせたアーム12は、搬送ガイド11に沿って系外までスライドしてから下降し、ストックされている新たなワークWを把持した後に上昇して、退避位置にある第一主軸2aの上方に搬送する。以下、工作機械Mは、同様の作動を繰り返し実行することができる。
<工作機械の効果>
工作機械Mは、上記の如く、第一主軸2a、第二主軸2bが、それらの回転軸と直交する軸線方向(X軸方向)に移動可能であるとともに、第一刃物台3a、第二刃物台3bが、第一主軸2a、第二主軸2bの回転軸と平行な軸線方向(Z軸方向)に移動可能であるため、ワーク搬送機構4におけるワークWの受け渡しに要するストローク(第一主軸2a、第二主軸2bの移動面(並進面)と直交する方向のストローク、図1におけるS)を小さく設計することができるので、ワークWに対して短時間の内に効率的に加工を施すことが可能である。
工作機械Mは、上記の如く、第一主軸2a、第二主軸2bが、それらの回転軸と直交する軸線方向(X軸方向)に移動可能であるとともに、第一刃物台3a、第二刃物台3bが、第一主軸2a、第二主軸2bの回転軸と平行な軸線方向(Z軸方向)に移動可能であるため、ワーク搬送機構4におけるワークWの受け渡しに要するストローク(第一主軸2a、第二主軸2bの移動面(並進面)と直交する方向のストローク、図1におけるS)を小さく設計することができるので、ワークWに対して短時間の内に効率的に加工を施すことが可能である。
また、工作機械Mは、2個の第一主軸2a、第二主軸2bが同一の方向に並進可能に設けられており、第一主軸2a、第二主軸2bに保持されたワークWを加工するための2個の第一刃物台3a、第二刃物台3bが、第一主軸2a、第二主軸2bの並進方向と直交する同一の方向(Z軸方向)に並進可能に設けられているとともに、ワーク搬送機構4が、第一主軸2a、第二主軸2bと同一方向(X軸方向)に並進可能に設けられているため、ワーク搬送機構4において、第一主軸2aで加工後のワークWを受け取り、第二主軸2bに受け渡す時間を短縮することができるので、ワークWに対して非常に短時間の内にきわめて効率的に加工を施すことができる。
さらに、工作機械Mは、第一主軸2a、第二主軸2bとワーク搬送機構4との間を仕切るように平板状のシャッター16が設けられているとともに、ワーク搬送機構4のアプローチ方向(Y軸方向)におけるシャッター16の板面と第一主軸2a、第二主軸2bとの距離(図1におけるS)が、同一方向における第一刃物台3a、第二刃物台3bの周縁と第一主軸2a、第二主軸2bとの距離よりも短いため、切削屑を周囲に飛散させることなく、ワークWに対して非常に短時間の内にきわめて効率的に加工を施すことができる上、コンパクトに設計されており、大きな設置スペースを要さない。
<工作機械の変更例>
本発明に係る工作機械の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、基台、主軸、刃物台、ワーク搬送機構、遮蔽機構等の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
本発明に係る工作機械の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、基台、主軸、刃物台、ワーク搬送機構、遮蔽機構等の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、本発明に係る工作機械は、上記実施形態の如く、2個の主軸を有するものに限定されず、1個のみの主軸を有するものでも良い。また、主軸、刃物台、ワーク搬送機構が、それぞれ、X軸(左右方向)、Z軸(前後方向)、X軸(左右方向)に沿って移動するものに限定されず、主軸、刃物台、ワーク搬送機構が、それぞれ、X軸、Y軸、X軸に沿って移動するもの等に変更することも可能である。
2a・・主軸(第一主軸)
2b・・主軸(第二主軸)
3a・・第一刃物台
3b・・第二刃物台
4・・ワーク搬送機構
5・・遮蔽機構
M・・工作機械
T・・工具
W・・ワーク
2b・・主軸(第二主軸)
3a・・第一刃物台
3b・・第二刃物台
4・・ワーク搬送機構
5・・遮蔽機構
M・・工作機械
T・・工具
W・・ワーク
Claims (3)
- ワークを保持して回転可能な主軸と、主軸に保持されたワークを加工するための刃物を装着した刃物台と、主軸の回転軸と直交する方向からアプローチして主軸との間でワークの受け渡しを行うワーク搬送機構とを備えた工作機械であって、
前記主軸が、主軸の回転軸と直交する軸線方向に移動可能であるとともに、
前記刃物台が、前記主軸の回転軸と平行な軸線方向に移動可能であることを特徴とする工作機械。 - 2個の主軸が、同一の方向に並進可能に設けられており、
各主軸に保持されたワークを加工するための2個の刃物台が、主軸の並進方向と直交する同一の方向に並進可能に設けられているとともに、
ワーク搬送機構が、前記2個の主軸と同一方向に並進可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 主軸とワーク搬送機構との間を仕切るように平板状のシャッターが設けられているとともに、
ワーク搬送機構のアプローチ方向におけるシャッターの板面と主軸の回転軸との距離が、同一方向における刃物台の周縁あるいは刃物台に装着する工具の外端縁と主軸の回転軸との距離よりも短いことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の工作機械。
Priority Applications (1)
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JP2017086392A JP2018183833A (ja) | 2017-04-25 | 2017-04-25 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2017086392A JP2018183833A (ja) | 2017-04-25 | 2017-04-25 | 工作機械 |
Publications (1)
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---|---|
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Family Applications (1)
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JP2017086392A Pending JP2018183833A (ja) | 2017-04-25 | 2017-04-25 | 工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06134602A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-17 | Okuma Mach Works Ltd | 2主軸nc工作機械 |
JP2002370136A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-24 | Murata Mach Ltd | ローダ付き工作機械 |
DE202011103226U1 (de) * | 2011-07-15 | 2011-11-09 | Iecon Gmbh | Werkzeugmaschine |
JP2014065133A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Murata Mach Ltd | 平行2軸複合工作機械 |
-
2017
- 2017-04-25 JP JP2017086392A patent/JP2018183833A/ja active Pending
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