JP6569608B2 - 逆接保護回路および逆接保護回路における故障検出方法 - Google Patents

逆接保護回路および逆接保護回路における故障検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、直流電源の逆接保護回路および逆接保護回路における故障検出方法に関する。
従来から、2つの異なる電圧のバッテリ間で電圧を変換する電圧変換回路において、回路が故障した場合の対策を講ずる技術が知られている。例えば、特許文献1は、バッテリ電源が逆接続された場合でも、バッテリリレーが作動するのを防止し、主配線等に過電流が流れて各負荷が焼損するのを防止する車両用電気回路の保護装置を開示する。この車両用電気回路の保護装置は、副配線の他側配線途中に、アノードが正常状態において高電位となるキースイッチの他側の接点側となり、カソードが低電位となるバッテリリレーのコイル側となるようにして、ダイオードを設ける。従って、バッテリ電源の極性が逆に接続された状態で、キースイッチがオン操作されると、ダイオードは、バッテリ電源からの電流が副配線を介して逆方向に流れるのを阻止する。これにより、バッテリリレーのコイルは励磁されず、バッテリリレーは閉成しない。
また、特許文献2は、バッテリに充電用DC電圧を供給する出力装置に対して該バッテリの電極を逆接続した際に、該出力装置および該バッテリの損傷を防止することを目的として逆接続保護回路を開示する。この逆接保護回路は、出力装置にバッテリを逆接続した場合に、バッテリから特定のリレーコイルに流入する励磁電流を阻止するダイオードと、リレーコイルの励磁によって、出力装置の出力端とバッテリとを接続するリレースイッチとを具備する。この逆接続保護回路では、バッテリ接続部にバッテリが正常に接続されているときにのみリレーコイルが励磁され、これによりスイッチが閉成されるが、バッテリの逆接続時には、ダイオードの逆方向作用により励磁電流が阻止されるので、リレースイッチは開放され、短絡電流が流れなくなる。
また、特許文献3は、簡易な構成で低コストのバッテリ逆接続保護装置を開示する。このバッテリ逆接続保護装置は、励磁コイル及びリレー接点からなる電磁リレーとダイオードとを備え、励磁コイルの一端は第1端子に接続され、他端はダイオードのカソードに接続され、ダイオードのアノードは第2端子に接続されている。また、このバッテリ逆接続保護装置では、リレー接点は常閉接点で、その一方の接点が第1端子に接続され、他方の接点が負荷側の電源ラインに接続されている。バッテリが逆に接続された場合には、ダイオードに順バイアスが印加されるので、励磁コイルに励磁電流が流れて、リレー接点が開放される。
特開平05−030653号公報 特開平08−205411号公報 特開平10−336905号公報
本発明は、高電圧直流電源および低電圧直流電源の間で電圧を変換する電圧変換回路に対する逆接保護回路であって、高電圧直流電源が正接続されている場合には損失が小さく、かつ、高電圧直流電源が逆接続された場合には確実に電圧変換回路を保護すると共に、逆接保護回路の故障を検出する逆接保護回路を提供するものである。
上記課題を解決するために、高電圧直流電源および低電圧直流電源の間で電圧を変換する電圧変換回路に対する高電圧直流電源の逆接保護回路であって、高電圧直流電源の正極と電圧変換回路の間の電路に設けられた常開型コンタクタと、低電圧直流電源から電力の供給を受け、高電圧直流電源からの電流に基づいてコンタクタを開閉制御するコンタクタ制御装置と、高電圧直流電源が電圧変換回路に供給する電圧を検出する第1電圧検出部と、高電圧直流電源がコンタクタ制御装置に供給する電圧を検出する第2電圧検出部と、コンタクタ制御装置によるコンタクタの開閉制御状態、および、第1電圧検出部および/または第2電圧検出部が検出した電圧に基づいて、コンタクタの故障を検出する故障検出部と、を備える逆接保護回路が提供される。
これによれば、コンタクタの開閉制御状態および検出した電圧に基づいて、高電圧直流電源と電圧変換回路を接続するコンタクタの故障を検出する逆接保護回路を提供することができる。
また、故障検出部は、コンタクタ制御部によるコンタクタの開閉制御状態が開状態であり、かつ、第1電圧検出部がゼロ以外の正電圧を検出する場合、コンタクタは短絡故障であり、コンタクタ制御部によるコンタクタの開閉制御状態が閉状態であり、かつ、第1電圧検出部がゼロの電圧を検出し、第2電圧検出部がゼロ以外の正電圧を検出する場合、コンタクタは開放故障であり、コンタクタ制御部によるコンタクタの開閉制御状態が閉状態であり、かつ、第1電圧検出部がゼロの電圧を検出し、第2電圧検出部がゼロの電圧を検出する場合、高電圧直流電源の負極がコンタクタに接続されていることを検出することを特徴としてもよい。
これによれば、コンタクタの開閉制御状態および検出した電圧に基づいて、コンタクタの開放故障または短絡故障、および高電圧直流電源の接続状態を検出することができる。
上記課題を解決するために、高電圧直流電源および低電圧直流電源の間で電圧を変換する電圧変換回路に対する高電圧直流電源の逆接保護回路における故障検出方法であって、低電圧直流電源から電力の供給を受け、高電圧直流電源の正極と電圧変換回路の間の電路に設けられたコンタクタを開閉制御し、高電圧直流電源が電圧変換回路に供給する電圧を検出し、高電圧直流電源がコンタクタ制御装置に供給する電圧を検出し、コンタクタの開閉制御状態、および、高電圧直流電源が電圧変換回路に供給する電圧および/または高電圧直流電源がコンタクタ制御装置に供給する電圧に基づいて、コンタクタの故障を検出する故障検出方法が提供される。
これによれば、コンタクタの開閉制御状態および検出した電圧に基づいて、高電圧直流電源と電圧変換回路を接続するコンタクタの故障を検出する逆接保護回路における故障検出方法を提供することができる。
本発明によれば、高電圧直流電源および低電圧直流電源の間で電圧を変換する電圧変換回路に対する逆接保護回路であって、高電圧直流電源が正接続されている場合には損失が小さく、かつ、高電圧直流電源が逆接続された場合には確実に電圧変換回路を保護すると共に、逆接保護回路の故障を検出する逆接保護回路を提供することができる。
本発明に係る第一実施例の逆接保護回路の回路図。 本発明に係る第一実施例の逆接保護回路における、コンタクタは異常がなく、開状態である場合の説明回路図。 本発明に係る第一実施例の逆接保護回路における、コンタクタは異常がなく、閉状態である場合の説明回路図。 本発明に係る第一実施例の逆接保護回路における、コンタクタが開放故障である場合の説明回路図。 本発明に係る第一実施例の逆接保護回路における、コンタクタが短絡故障である場合の説明回路図。 本発明に係る第一実施例の逆接保護回路における、高電圧直流電源が逆接続された場合の説明回路図。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る実施例について説明する。
<第一実施例>
図1を参照し、本実施例における逆接保護回路100を説明する。逆接保護回路100は、車両に搭載される高電圧直流電源HBおよび低電圧直流電源LBの間で電圧を変換する電圧変換回路である昇降圧型DCDCコンバータCVに対して、高電圧直流電源HVの逆接から保護するための回路である。低電圧直流電源LBは、たとえば車両のエンジンを始動させるスタータに電源を供給するための12Vバッテリである。また、高電圧直流電源HBは、車両の走行時に、たとえば発電機などの高電圧(たとえば48V)の負荷LD(本図では点線で囲んで、本発明の構成要素でないことを示す)や、昇降圧型DCDCコンバータCVにより降圧した電圧を供給する低電圧の負荷(車両のアクセサリやエンジンのスタータ等)や、12Vバッテリなどに電源を供給する。なお、本明細書では、高電圧直流電源HBは、48Vの高圧バッテリであり、低電圧直流電源LBは、昇降圧型DCDCコンバータCVに接続された12Vバッテリとして記載するが、これに限定されるものではない。
昇降圧型DCDCコンバータCVは、内部に、電流モニタCM、双方向変換部TR、貫通および逆接を保護する貫通逆接保護部PPを有し、逆接保護回路100は、双方向変換部TRなどを保護する。本図は、高電圧直流電源HBの極性を誤らずに正しく接続されている状態(正接続)を示している。
逆接保護回路100は、高電圧直流電源HBの正極と昇降圧型DCDCコンバータCVの正極側を接続するハイサイド電路LHと、高電圧直流電源HBの負極と昇降圧型DCDCコンバータCVの負極側を接続するローサイド電路LLを有する。なお、ハイサイド電路LHと接続される昇降圧型DCDCコンバータCVの正極側には電流モニタCMが設けられている。
逆接保護回路100は、ハイサイド電路LH上に設けられたコンタクタCOと、コンタクタCOと高電圧直流電源HBの間のハイサイド電路LH上に正極端子PTと、高電圧直流電源HBの負極と昇降圧型DCDCコンバータCVの間のローサイド電路LL上に負極端子NTとを備える。すなわち、昇降圧型DCDCコンバータCVの正極側は、正極端子PTおよびコンタクタCOを介して高電圧直流電源HBの正極と接続され、負極側は、負極端子NTを介して、高電圧直流電源HBの負極と接続される。これは、高電圧直流電源HBが逆接保護回路100に正接続された場合の接続であり、逆接続された場合は、昇降圧型DCDCコンバータCVの正極側は、正極端子PTおよびコンタクタCOを介して高電圧直流電源HBの負極と接続され、負極側は、負極端子NTを介して高電圧直流電源HBの正極と接続される。
逆接保護回路100は、コンタクタCOを開閉制御するコンタクタ制御装置CCと、コンタクタCOを駆動するコンタクタ駆動器CDとを備える。コンタクタ制御装置CCは、高電圧直流電源HBが正接続されている場合には、外部からの指令によってトランジスタのベース電圧を変化させることで、コンタクタCOの開閉を制御する。高電圧直流電源HBが逆接続された場合には、後述するように、コンタクタCOは開状態となり電路を遮断するので、高電圧直流電源HBから昇降圧型DCDCコンバータCVに電流が流れることがない。したがって、正接続時の接続制御用コンタクタと逆接続時の遮断用コンタクタの2つを備える必要がない。なお、コンタクタ制御装置CCは、低電圧直流電源LBから電力の供給をうけるので、高電圧直流電源HBの正接続/逆接続に拘わらず、常に電源の供給があるものである。
コンタクタCOは、常開型のコンタクタであり、コンタクタ駆動器CDは、電流が流れた時にコンタクタCOを閉状態とするように駆動する所謂電磁石である。コンタクタ駆動器CDの一端は、正極端子PTとコンタクタCOの間に接続され、他端は、コンタクタ制御装置CCに接続される。したがって、高電圧直流電源HBが正接続された場合、コンタクタ駆動器CDは、コンタクタCOの開閉状態に拘わらず正の電位を受け、コンタクタ制御装置CCが外部からの指令によってトランジスタのベース電圧を変化させてトランジスタを導通させることで、エミッタからコレクタに電流が流れ、すなわち、コンタクタ駆動器CDには電流が流れてコンタクタCOを閉状態とすることができる。逆に、高電圧直流電源HBが逆接続された場合、コンタクタ駆動器CDは、コンタクタCOの開閉制御状態に拘わらず正の電位を受けることができず、コンタクタ制御装置CCへのオンオフ制御指令の如何に拘わらずコンタクタ駆動器CDには電流が流れないのでコンタクタCOは開状態となり、閉状態になることはない。
逆接保護回路100は、高電圧直流電源HBが昇降圧型DCDCコンバータCVに供給する電圧を検出する第1電圧検出部VD1と、高電圧直流電源HBがコンタクタ制御装置CCに供給する電圧を検出する第2電圧検出部VD2と、コンタクタ制御装置CCによるコンタクタCOの開閉制御状態、および、第1電圧検出部VD1および/または第2電圧検出部VD2が検出した電圧に基づいて、コンタクタCOの故障を検出する故障検出部FDと、を備える。第1電圧検出部VD1は、一端を、昇降圧型DCDCコンバータCVとの接続点直前のハイサイド電路LHに、他端を、当該接続点直前のローサイド電路LLに接続され、高電圧直流電源HBが昇降圧型DCDCコンバータCVに供給する電圧を検出する。第2電圧検出部VD2は、一端を、コンタクタ駆動器CDとコンタクタ制御装置CCの間に、他端を、ローサイド電路LLに接続され、高電圧直流電源HBがコンタクタ制御装置CCに供給する電圧を検出する。
また、故障検出部FDは、たとえば、コンタクタ制御装置CCと接続され、コンタクタ制御装置CCがコンタクタCOを制御している開閉制御状態の伝達を受けることができると共に、第1電圧検出部VD1および第2電圧検出部VD2のアナログ値をデジタル値に変換するADポートを備えるマイクロコンピュータであってもよい。なお、コンタクタ制御装置CCによるコンタクタCOの開閉制御状態とは、コンタクタCOの実際の開閉状態ではなく、コンタクタ制御装置CCが導通(オン)してコンタクタCOを閉状態としようとした、または、遮断してコンタクタCOを開状態にしようとした状態をいう。コンタクタ制御装置CCが導通してコンタクタCOを閉状態としようとしても、コンタクタCOが開放故障を起こした場合には、コンタクタCOは実際には開状態のままである。また、コンタクタ制御装置CCが遮断してコンタクタCOを開状態としようとしても、コンタクタCOが短絡故障を起こした場合には、コンタクタCOは実際には閉状態のままである。
第1電圧検出部VD1は、高電圧直流電源HBが正接続され、コンタクタCOが閉状態であれば正の電位を検知し、コンタクタCOが開状態であれば正の電位(たとえば、48V)は検知しない。また、第1電圧検出部VD1は、高電圧直流電源HBが逆接続された場合は、コンタクタCOが開閉状態に拘わらず、正の電位は検知しない。また、第2電圧検出部VD2は、高電圧直流電源HBが正接続されれば、コンタクタCOの開閉状態に拘わらず正の電位を検知し、高電圧直流電源HBが逆接続されれば、コンタクタCOの開閉状態に拘わらず正の電位を検知しない。
逆接保護回路100は、上述したように、高電圧直流電源HBが正接続されている場合には、コンタクタ駆動器CDやコンタクタ制御装置CCにはほとんど電流が流れない(たとえば、300mA程度)ので損失が小さく、高電圧直流電源HBが逆接続された場合には、コンタクタ駆動器CDには電流が流れることがなくコンタクタCOが閉状態となることがないので確実に電圧変換回路を保護することができる。また、上述したように、コンタクタCOの開閉制御状態および第1電圧検出部VD1や第2電圧検出部VD2が検出した電圧に基づいて、逆接保護回路100の一部である、高電圧直流電源HBと昇降圧型DCDCコンバータCVを接続するコンタクタCOの故障を検出することができる。
なお、上記では、高電圧直流電源HBおよび低電圧直流電源LBの間で電圧を変換する電圧変換回路に対する高電圧直流電源HBの逆接保護回路100における故障検出方法も述べていると言うことができる。すなわち、この故障検出方法は、低電圧直流電源LBから電力の供給を受け、高電圧直流電源HBの正極と昇降圧型DCDCコンバータCVの間のハイサイド電路LHに設けられたコンタクタCOを開閉制御し、高電圧直流電源HBが昇降圧型DCDCコンバータCVに供給する電圧を検出し、高電圧直流電源HBがコンタクタ制御装置CCに供給する電圧を検出し、コンタクタCOの開閉制御状態、および、高電圧直流電源HBが昇降圧型DCDCコンバータCVに供給する電圧および/または高電圧直流電源HBがコンタクタ制御装置CCに供給する電圧に基づいてコンタクタCOの故障を検出するものである。
図2乃至図6を参照し、より詳細に説明する。図2は、逆接保護回路100において、高電圧直流電源HBが正接続されており、コンタクタCOは、異常がなく、開状態である場合の電流の流れ(点線の矢印)を示す。この場合、コンタクタ制御装置CCはオフされているので、高電圧直流電源HBの正極からコンタクタ駆動器CDを経由して流れようとする電流は実際には流れない。その結果、コンタクタCOは、開状態が維持される。この場合の、第1電圧検出部VD1は、正の電位を検出しない。
図3は、逆接保護回路100において、高電圧直流電源HBが正接続されており、コンタクタCOは、異常がなく、閉状態である場合の電流の流れ(点線の矢印)を示す。この場合、コンタクタ制御装置CCはオンされているので、電流は、高電圧直流電源HBの正極からコンタクタ駆動器CDを経由して流れて、コンタクタCOは閉状態となり、高電圧直流電源HBの正極から昇降圧型DCDCコンバータCVに電力が供給される。そうすると、第1電圧検出部VD1は、正の電位(たとえば48V)を検出する。
図4は、逆接保護回路100において、高電圧直流電源HBが正接続されており、コンタクタCOが開放故障である場合の電流の流れ(点線の矢印)を示す。この場合、コンタクタ制御装置CCはオンされているので、電流は、高電圧直流電源HBの正極からコンタクタ駆動器CDを経由して流れて、コンタクタCOを閉状態にしようとするが、コンタクタCOは開放故障しているので、高電圧直流電源HBの正極から昇降圧型DCDCコンバータCVに電力が供給されない。この場合、第1電圧検出部VD1は、正の電位を検出しないが、第2電圧検出部VD2は、正の電位を検出する。
図5は、逆接保護回路100において、高電圧直流電源HBが正接続されており、コンタクタCOが短絡故障である場合の電流の流れ(点線の矢印)を示す。この場合、コンタクタ制御装置CCはオフされているので、高電圧直流電源HBの正極からコンタクタ駆動器CDを経由して流れようとする電流は実際には流れない。その結果、コンタクタCOは、開状態を維持しようとするが、コンタクタCOは短絡故障しているので、高電圧直流電源HBの正極から昇降圧型DCDCコンバータCVに電力が供給される。そうすると、第1電圧検出部VD1は、正の電位を検出する。
図6は、逆接保護回路100において、高電圧直流電源HBが逆接続された場合の電流の流れを示す。この場合、正極端子PTには、高電圧直流電源HBの負極が接続されており、コンタクタ制御装置CCがオンされても、コンタクタ駆動器CDに電流が流れることはなく、したがってコンタクタCOは開状態である。そうすると、第1電圧検出部VD1および第2電圧検出部VD2の両方とも、正の電位を検出しない。
以上をまとめると、表1のようになる。故障検出部FDは、コンタクタ制御装置CCによるコンタクタCOの開閉制御状態が開状態(オフ)であり、かつ、第1電圧検出部VD1がゼロ以外の正電圧を検出する場合、コンタクタCOは短絡故障であると検出する。また、故障検出部FDは、コンタクタ制御装置CCによるコンタクタCOの開閉制御状態が閉状態(オン)であり、かつ、第1電圧検出部VD1がゼロの電圧を検出し、第2電圧検出部VD2がゼロ以外の正電圧を検出する場合、コンタクタCOは開放故障であると検出する。また、故障検出部FDは、コンタクタ制御装置CCによるコンタクタCOの開閉制御状態が閉状態(オン)であり、かつ、第1電圧検出部VD1がゼロの電圧を検出し、第2電圧検出部VD2がゼロの電圧を検出する場合、高電圧直流電源HBの負極がコンタクタに接続、すなわち逆接続されていることを検出する。これによれば、コンタクタCOの開閉制御状態および検出した電圧に基づいて、コンタクタCOの開放故障または短絡故障、および高電圧直流電源HBの接続状態を検出することができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
100 逆接保護回路
LH 電路(ハイサイド)
LL 電路(ローサイド)
CO コンタクタ
CC コンタクタ制御装置
CD コンタクタ駆動器
VD1 第1電圧検出部
VD2 第2電圧検出部
FD 故障検出部
PT 正極端子
NT 負極端子
HB 高電圧直流電源
LB 低電圧直流電源
CV 昇降圧型DCDCコンバータ
TR 双方向変換部
PP 貫通逆接保護部
CM 電流モニタ
LD 負荷

Claims (3)

  1. 高電圧直流電源および低電圧直流電源の間で電圧を変換する電圧変換回路に対する前記高電圧直流電源の逆接保護回路であって、
    前記高電圧直流電源の正極と前記電圧変換回路の間の電路に設けられた常開型コンタクタと、
    前記低電圧直流電源から電力の供給を受け、前記高電圧直流電源からの電流に基づいて前記常開型コンタクタを開閉制御するコンタクタ制御装置と、
    前記高電圧直流電源が前記電圧変換回路に供給する電圧を検出する第1電圧検出部と、
    前記高電圧直流電源が前記コンタクタ制御装置に供給する電圧を検出する第2電圧検出部と、
    前記コンタクタ制御装置による前記常開型コンタクタの開閉制御状態、および、前記第1電圧検出部および/または前記第2電圧検出部が検出した電圧に基づいて、前記常開型コンタクタの故障を検出する故障検出部と、
    を備える逆接保護回路。
  2. 前記故障検出部は、
    前記コンタクタ制御装置による前記常開型コンタクタの開閉制御状態が開状態であり、かつ、前記第1電圧検出部がゼロ以外の正電圧を検出する場合、前記常開型コンタクタは短絡故障であり、
    前記コンタクタ制御装置による前記常開型コンタクタの開閉制御状態が閉状態であり、かつ、前記第1電圧検出部がゼロの電圧を検出し、前記第2電圧検出部がゼロ以外の正電圧を検出する場合、前記常開型コンタクタは開放故障であり、
    前記コンタクタ制御装置による前記常開型コンタクタの開閉制御状態が閉状態であり、かつ、前記第1電圧検出部がゼロの電圧を検出し、前記第2電圧検出部がゼロの電圧を検出する場合、前記高電圧直流電源の負極が前記常開型コンタクタに接続されている、
    ことを検出することを特徴とする請求項1に記載の逆接保護回路。
  3. 高電圧直流電源および低電圧直流電源の間で電圧を変換する電圧変換回路に対する前記高電圧直流電源の逆接保護回路における故障検出方法であって、
    前記低電圧直流電源から電力の供給を受け、前記高電圧直流電源の正極と前記電圧変換回路の間の電路に設けられたコンタクタを開閉制御し、
    前記高電圧直流電源が前記電圧変換回路に供給する電圧を検出し、
    前記高電圧直流電源がンタクタ制御装置に供給する電圧を検出し、
    前記コンタクタの開閉制御状態、および、前記高電圧直流電源が前記電圧変換回路に供給する電圧および/または前記高電圧直流電源が前記コンタクタ制御装置に供給する電圧に基づいて、前記コンタクタの故障を検出する、
    故障検出方法。
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