JP6471653B2 - 異常検知回路及び充電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続される充電コネクタをロックするためのロック回路の異常を検知する異常検知回路、及び該異常検知回路を備える充電装置に関する。
電動モータ及びエンジンを併用したプラグインハイブリッド自動車(PHEV: Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、エンジンを備えず、電動モータで駆動する電気自動車(EV: Electric Vehicle)が普及しつつある。プラグインハイブリッド自動車、電気自動車等の車両は、電動モータを駆動するバッテリを備えており、バッテリの充電は充電ステーション又は家屋に設置された充電装置を用いて行われる。
充電装置は、一端部が該充電装置に接続された充電ケーブルを備える。充電ケーブルの他端部には、充電ケーブルを車両に接続するための充電コネクタが設けられている。充電コネクタのインタフェース及び充電制御シーケンスは、チャデモ(CHAdeMO)規格等によって規格化されている。充電コネクタは、車両のインレットに係合する爪状のラッチと、インレットに係合したラッチの移動を規制することによって、充電コネクタをロックするロック回路とを備える。ロック回路は、例えば、ラッチの移動を規制するためのソレノイドを備える。また、充電中に充電コネクタがインレットから外れると危険であるため、ソレノイドの断線、過電流等を検知する異常検知回路が充電装置に設けられている。
特許文献1には、ソレノイドに分圧抵抗を直列接続し、ソレノイド及び分圧抵抗によって12Vの電源電圧を分圧し、分圧して得られた電圧と、基準電圧とをコンパレータによって比較することにより、ソレノイドの断線を検出する断線検出回路が開示されている。
特許文献2には、充電ケーブルを構成するアース線の断線を検出する断線検出回路が開示されている。断線検出回路は、アース線と、第1の電源線との線間電圧を検出する第1の検出回路と、アース線と、第2の電源線との線間電圧を検出する第2の検出回路とを備える。各検出回路は、分圧抵抗にて線間電圧を分圧し、該線間電圧を検出する。断線検出回路は、第1及び第2の検出回路にて検出される電圧がいずれもゼロになった場合、アース線が断線していると判定する。
一方、特許文献3には、ステッピングモータを構成するコイルの断線及び短絡を検出することが可能な回路が開示されている。断線の検出信号と、短絡の検出信号とは論理和回路に入力しており、各検出信号は一つの信号に取りまとめられて制御部に入力するように構成されている。
特許第5662390号公報 特許第5273787号公報 特開平7−99796号公報
しかしながら、従来技術においては、コンパレータ等の論理回路を使用しているため、別途制御電源を作成する必要があり、回路が高価になる。
一方、ソレノイドの断線のみならず、過電流を同時に検知することが求められている。充電コネクタのラッチに異物が挟まる等して、ソレノイドに過負荷が発生し、ソレノイドが焼損するおそれがあるためである。
ところで、ソレノイドの断線及び過電流をそれぞれ検知し、断線の検知信号と、過電流の検知信号とを充電装置の制御部に入力するように構成した場合、制御部の入力ポートの数が増大する。各検知信号を論理和回路にて取りまとめることによって、入力ポートの数を削減することが考えられるが、部品点数が増加し、また論理和回路を駆動するための制御電源を別途作成する必要がある。
本発明の目的は、論理回路が不要な安価な回路構成で、ロック回路の断線及び過電流を検知することができ、断線及び過電流の異常を示す単一の信号を出力することができる異常検知回路及び充電装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る異常検知回路は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続される充電コネクタをロックするためのロック回路の異常を検知する異常検知回路であって、直流の電源電圧にて駆動するロック回路に直列接続されており、通電によって電圧が降下する回路素子及びシャント抵抗と、前記シャント抵抗及び前記回路素子の電圧に応じてオンオフする第1スイッチ素子と、前記シャント抵抗の電圧に応じてオンオフする第2スイッチ素子と、前記第1スイッチ素子を流れる電流に応じた信号を出力する出力部とを備え、前記第2スイッチ素子は、オン状態になった場合、前記第1スイッチ素子が短絡するように前記第1スイッチ素子に接続されており、前記第1スイッチ素子のオン状態及びオフ状態が切り替わる閾値電圧は、前記ロック回路に所定最小電流が流れるときの前記シャント抵抗及び前記回路素子の電圧であり、前記第2スイッチ素子のオン状態及びオフ状態が切り替わる閾値電圧は、前記ロック回路に所定最大電流が流れるときの前記シャント抵抗の電圧である。
本発明の一態様に係る充電装置は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続される充電コネクタと、車両に接続した該充電コネクタをロックするロック回路とを有し、前記バッテリへ給電する充電装置であって、上述に記載の異常検知回路を備え、該異常検知回路にて前記ロック回路の異常を検知する。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備える異常検知回路として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする異常検知方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、異常検知回路の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、異常検知回路を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、論理回路が不要な安価な回路構成で、ロック回路の断線及び過電流を検知することができ、断線及び過電流の異常を示す単一の信号を出力することができる異常検知回路及び充電装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る充電システムの一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る異常検知回路の一構成例を示す回路図である。 正常動作時の電流の流れを示す回路図である。 ロック回路が断線した場合の電流の流れを示す回路図である。 ロック回路に過電流が流れた場合の電流の流れを示す回路図である。 本発明の実施形態2に係る異常検知回路の一構成例を示す回路図である。 正常動作時の電流の流れを示す回路図である。 ロック回路が断線した場合の電流の流れを示す回路図である。 ロック回路に過電流が流れた場合の電流の流れを示す回路図である。 本発明の実施形態3に係る異常検知回路の一構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態4に係る異常検知回路の一構成例を示す回路図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る異常検知回路は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続される充電コネクタをロックするためのロック回路の異常を検知する異常検知回路であって、直流の電源電圧にて駆動するロック回路に直列接続されており、通電によって電圧が降下する回路素子及びシャント抵抗と、前記シャント抵抗及び前記回路素子の電圧に応じてオンオフする第1スイッチ素子と、前記シャント抵抗の電圧に応じてオンオフする第2スイッチ素子と、前記第1スイッチ素子を流れる電流に応じた信号を出力する出力部とを備え、前記第2スイッチ素子は、オン状態になった場合、前記第1スイッチ素子が短絡するように前記第1スイッチ素子に接続されており、前記第1スイッチ素子のオン状態及びオフ状態が切り替わる閾値電圧は、前記ロック回路に所定最小電流が流れるときの前記シャント抵抗及び前記回路素子の電圧であり、前記第2スイッチ素子のオン状態及びオフ状態が切り替わる閾値電圧は、前記ロック回路に所定最大電流が流れるときの前記シャント抵抗の電圧である。
本態様にあっては、ロック回路に所定最小電流以上、所定最大電流未満の電流が流れている場合、第1スイッチ素子がオン状態、第2スイッチ素子がオフ状態となり、例えば出力部からオン信号が出力される。
ロック回路が断線している場合、第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子がオフ状態となり、例えば出力部からオフ信号が出力される。
ロック回路に所定最大電流以上の電流が流れている場合、第2スイッチ素子がオン状態になるため第1スイッチ素子は短絡し、例えば出力部からオフ信号が出力される。
なお、通電によって電圧が降下する回路素子は、抵抗素子、ダイオード等の素子であるが、その構成は特に限定されるものでは無い。また、スイッチ素子は、バイポーラトランジスタ、FET(Field effect transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等であるが、スイッチの種類も特に限定されるものでは無い。
(2)前記ロック回路の負極端子に前記回路素子の一端部が接続され、該回路素子の他端部は前記シャント抵抗の一端部に接続され、該シャント抵抗の他端部は接地されており、更に、前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子の正極端子は接続されており、前記第1スイッチ素子の負極端子は電気抵抗を介して接地され、かつ前記第2スイッチ素子の負極端子は接地されている構成が好ましい。
本態様にあっては、NPN型のバイポーラトランジスタ、Nチャンネル型のFET、IGBT等の第1及び第2スイッチ素子にて、異常検知回路を構成することができる。
(3)前記ロック回路の正極端子に前記回路素子の一端部が接続され、該回路素子の他端部は前記シャント抵抗の一端部に接続され、該シャント抵抗の他端部は直流電源に接続されており、更に前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子の正極端子は接続されており、前記第1スイッチ素子の負極端子は電気抵抗を介して接地され、かつ前記第2スイッチ素子の負極端子は接地されている構成が好ましい。
本態様にあっては、PNP型のバイポーラトランジスタ、Pチャンネル型のFET、IGBT等の第1及び第2スイッチ素子にて、異常検知回路を構成することができる。
(4)前記回路素子はダイオードである構成が好ましい。
本態様にあっては、通電によって電圧を降下させる回路素子を、消費電力が少ないダイオードによって構成することができる。従って、ロック回路に所定最小電流以上の電流が流れていることを検知するためのシャント抵抗及び回路素子によって消費される電力を抑えることができる。また、分圧抵抗を用いて断線を検知する構成に比べて、シャント抵抗の抵抗値を小さくすることができる。
また、車両の電源電圧は変動することがあるため、8V〜16Vの範囲で電圧変動することを考慮した設計が求められている。さらに、公差によるソレノイドの抵抗値の変動も考慮する必要がある。電源電圧をソレノイド及び分圧抵抗にて分圧する構成においては、電源電圧が低下し、ソレノイドの抵抗値が大きい場合、分圧によって得られる電圧が低下する。該電圧が低下すると、基準電圧との電位差が小さくなるため、誤検出の原因となる。しかしダイオードであれば、ソレノイドの抵抗値によらずほぼ一定の分圧が得られるため、誤検出を防ぐことができる。
(5)前記ロック回路は、前記充電コネクタをロックするためのソレノイドを備える構成が好ましい。
本態様によれば、ソレノイドの断線及びソレノイドに流れる過電流を検知することができる。
(6)前記出力部は、前記第1スイッチ素子を流れる電流によってオンオフするフォトカプラを備える構成が好ましい。
本態様によれば、異常検知回路と、ロック回路の異常を示す信号の出力先の回路とをフォトカプラによって絶縁することができる。
(7)本発明の一態様に係る充電装置は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続される充電コネクタと、車両に接続した該充電コネクタをロックするロック回路とを有し、前記バッテリへ給電する充電装置であって、態様(1)〜態様(6)のいずれか一つに記載の異常検知回路を備え、該異常検知回路にて前記ロック回路の異常を検知する。
本態様にあっては、態様(1)と同様、充電コネクタに設けられたロック回路の断線及び過電流を検知することができる。充電装置は、ロック回路の断線及び過電流のいずれかが生じた場合に異常検知回路から出力される信号にて、ロック回路の異常を検知することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る異常検知回路の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る充電システムの一構成例を示すブロック図である。充電システムは、バッテリ11を搭載したプラグインハイブリッド車及び電気自動車等の車両1と、充電ケーブル20を介して該車両1に接続され、バッテリ11の充電を行う充電装置2とを備える。
充電ケーブル20は一端部が充電装置2に接続され、充電ケーブル20の他端部には、車両1のインレット13に着脱可能に接続される充電コネクタ24が設けられている。充電コネクタ24は、該充電コネクタ24がインレット13に接続された状態を保持するロック機構25と、ロック機構25を駆動するためのロック回路26とを備える。充電ケーブル20は、バッテリ11へ電力を供給するための給電線20a、バッテリ11の充電制御に係る各種信号を伝送するための通信線20b、ロック回路26の動作を制御すると共に、ロック回路26の異常を検知するための2本のロック制御線20c等を含む。
ロック機構25は、車両1のインレット13に係脱可能に係合する係合部材と、インレット13に係合した該係合部材の移動を規制する規制部材とを備える。規制部材は、係合部材に当接して係合部材の移動を規制する規制位置と、係合部材から離隔して係合部材の移動を可能にする解除位置との間を移動できるように、充電コネクタ24内部に支持されている。規制部材は、解除位置に位置するように付勢されている。ロック回路26は、規制部材を規制位置へ移動させるためのソレノイド26aを備える。ソレノイド26aの一端部には、第1のロック制御線20cの一端と、ダイオード26bのアノードとが接続され、ダイオード26bのカソードには電気抵抗26cの一端部が接続されている。電気抵抗26cの他端部はソレノイド26aの他端部に接続されている。またソレノイド26aの他端部には、ロック機構25と連動してオンオフする連動スイッチSW2の一端部が接続され、連動スイッチSW2の他端部は、第2のロック制御線20cの一端に接続されている。連動スイッチSW2は、充電コネクタ24がインレット13に嵌合した場合、オン状態になり、充電コネクタ24がインレット13から外れた場合、オフ状態になる。
充電装置2は、交流の電力を直流の電力に変換する電力変換部21を備える。電力変換部21は、交流の電力が入力する図示しない交流入力端子を有し、該交流入力端子には、商用の外部系統Gに繋がるケーブルが接続されている。また、電力変換部21は、直流の電力を出力する図示しない直流出力端子を有し、該直流出力端子には、給電線20aが接続されている。充電コネクタ24が車両1のインレット13に接続されることによって、車両1のバッテリ11と、電力変換部21の直流出力端子とが接続される。
電力変換部21は、交流入力端子に接続されたAC/DCコンバータ21aと、直流出力端子に接続されたDC/DCコンバータ21bとを備える。バッテリ11の充電動作時においては、AC/DCコンバータ21aは、交流入力端子に入力した交流の電力を直流の電力に変換し、変換された直流の電力をDC/DCコンバータ21bへ出力する。DC/DCコンバータ21bは、AC/DCコンバータ21aから出力された直流の電力を、バッテリ11充電用の電力に変換し、電圧変換された電力を、給電線20aを介してバッテリ11へ出力する。
電力変換部21には制御部22が接続されており、該電力変換部21の動作は制御部22によって制御される。制御部22は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース等を有するマイクロコンピュータである。制御部22の入出力インタフェースには、電力変換部21及び異常検知回路23が接続されている。
ROMはコンピュータの動作に必要な制御プログラムを記憶している。RAMは、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等のメモリであり、制御部22の演算処理を実行する際にROMから読み出された制御プログラム、又は制御部22の演算処理によって生ずる各種データを一時記憶する。CPUは制御プログラムを実行することにより、AC/DCコンバータ21a及びDC/DCコンバータ21bの動作を制御し、バッテリ11の充電を制御する。また、異常検知回路23から出力され、前記入手出インタフェースに入力された信号によって、ロック回路26の異常を検知した場合、バッテリ11の充電制御を停止する処理を実行する。
また、制御部22は、図示しない通信部を有する。通信部には、通信線20bの一端部が接続され、通信線20bの他端部は充電コネクタ24に接続されている。充電コネクタ24が車両1のインレット13に接続されることによって、車両1に搭載された充電ECU12と、充電装置2の通信部とが接続される。通信部は、充電ECU12との間で、バッテリ11の充電に必要な各種情報を送受信する回路である。通信部は、例えば、チャデモ(CHAdeMO)規格等に従って通信を行う。通信部の動作は制御部22によって制御される。充電装置2は、充電ECU12との間で通信を行うことにより、充電コネクタ24の接続確認、充電に必要な各種パラメータの交換、安全確認、充電の開始及び停止制御等の処理を実行し、バッテリ11の充電を制御する。
図2は、本発明の実施形態1に係る異常検知回路23の一構成例を示す回路図である。但し、ロック回路を構成するダイオード26b、電気抵抗26c及び連動スイッチSW2を省略し、異常検知回路23及びソレノイド26aを図示している。ソレノイド26aの一端部にはコネクタロックスイッチ素子SW1を介して直流電源3に接続されている。直流電源3は、車両1から充電装置2へ供給される12V電源である。
ソレノイド26aの他端部にはダイオードDのアノードが接続され、ダイオードDのカソードにはシャント抵抗R1の一端部が接続されている。シャント抵抗R1の他端部は接地されている。
また、ソレノイド26aの前記一端部には、電気抵抗R2の一端部が接続され、電気抵抗R2の他端部には、NPN型トランジスタにて構成された第2スイッチ素子23bのコレクタが接続されている。第2スイッチ素子23bのエミッタは接地されている。第2スイッチ素子23bのベースには、制限抵抗R5を介してダイオードDのカソード及びシャント抵抗R1の前記一端部に接続されている。
更に、電気抵抗R2の前記他端部には、NPN型トランジスタにて構成された第1スイッチ素子23aのコレクタが接続されている。第1スイッチ素子23aのエミッタには電気抵抗R3の一端部が接続され、電気抵抗R3の他端部は接地されている。電気抵抗R3の抵抗値は、第1スイッチ素子23aのコレクタ及びエミッタ間の抵抗値に比べて十分に大きいものとする。
また、第1スイッチ素子23aのベースには、制限抵抗R4を介してソレノイド26aの前記他端部及びダイオードDのアノードに接続されている。更に、第1スイッチ素子23aのベースには、一端部が接地された電気抵抗R6の他端部が接続されている。
更にまた、異常検知回路23は、第1スイッチ素子23aのエミッタ及び電気抵抗R3の前記一端部が接続された出力部23cを備える。出力部23cは、第1スイッチ素子23aのオンオフ状態に応じた検知信号を出力する。出力部23cから出力された検知信号は制御部22に入力される。
シャント抵抗R1の抵抗値は、第2スイッチ素子23bのベースに印加される電圧が、ソレノイド26aに所定最大電流以上の電流が流れた場合に、第2スイッチ素子23bがオン状態になる閾値電圧以上になり、ソレノイド26aに所定最大電流未満の電流が流れた場合に、前記閾値電圧未満になるように設定されている。また、シャント抵抗R1の抵抗値は、第1スイッチ素子23aのベースに印加される電圧が、ソレノイド26aに所定最小電流以上の電流が流れた場合に、第1スイッチ素子23aがオン状態になる閾値電圧以上になり、ソレノイド26aに所定最小電流未満の電流が流れた場合に、前記閾値電圧未満になるように設定されている。更に、直流電源3の電圧は変動することがあるため、直流電源3の電圧が変動しても、かかる条件を満たすようにシャント抵抗R1の抵抗値を設定することが望ましい。
図3は、正常動作時の電流の流れを示す回路図である。太線矢印は電流の流れを示している。ロック回路26が正常に動作している場合、ソレノイド26aには所定最小電流以上、所定最大電流未満の電流が流れる。この場合、第1スイッチ素子23aはオン状態、第2スイッチ素子23bはオフ状態になる。直流電源3からの電流は、電気抵抗R2、第1スイッチ素子23aを流れ、オン信号が出力部23cから制御部22へ出力される。
図4は、ロック回路26が断線した場合の電流の流れを示す回路図である。ソレノイド26aが断線した場合、ソレノイド26aに流れる電流は所定最小電流未満になる。この場合、第1スイッチ素子23a及び第2スイッチ素子23bの双方がオフ状態になり、オフ信号が出力部23cから制御部22へ出力される。
図5は、ロック回路26に過電流が流れた場合の電流の流れを示す回路図である。ソレノイド26aに過電流が流れた場合、つまり、ソレノイド26aに所定最大電流以上の電流が流れた場合、第2スイッチ素子23bがオン状態になる。この場合、電流は直流電源3から電気抵抗R2及び第2スイッチ素子23bへ流れ、第1スイッチ素子23a側へ流れない。言い換えると、オン状態になった第2スイッチ素子23bによって、第1スイッチ素子23aが短絡している。従って、第1スイッチ素子23aのオンオフ状態に拘わらず、オフ信号が出力部23cから制御部22へ出力される。
このように構成された異常検知回路23によれば、直流電源3の電圧が8〜16Vの範囲で大きく変動し、しかもソレノイド26aの抵抗値の公差が大きい場合であっても、ロック回路26の断線及び過電流を確実に検知することができる。
シャント抵抗R1は、直流電源3の電圧、ソレノイド26aの公差に拘わらず、ソレノイド26a及びシャント抵抗R1に所定の過電流が流れた場合に第2スイッチ素子23bがオンになるように設定すれば十分であるため、シャント抵抗R1の抵抗値を小さく設定することができる。つまり、所定の過電流が流れたときのシャント抵抗R1の両端電圧が、第2スイッチ素子23bの閾値電圧以上になるように設定すれば十分である。
また、直流電源3の電圧が低く、ソレノイド26aの抵抗値が大きい場合であっても、ソレノイド26aに最小限の電流が流れていれば、第1スイッチ素子23aがオン状態となるように、シャント抵抗R1にダイオードDを接続してある。従って、ソレノイド26aの断線を検出するために、シャント抵抗R1の抵抗値を大きく設定する必要は無い。
また、以上のことから、従来技術の分圧抵抗を用いる場合に比べて、より小さな抵抗値を有するシャント抵抗を用いて、ソレノイド26aの断線及び過電流を検知することができることが分かる。また、シャント抵抗R1の抵抗値が小さくても、ソレノイド26aの断線及び過電流を確実に検知することが可能である。
更に、シャント抵抗R1の抵抗値を小さくすることによって、無駄な消費電力を削減することができ、冷却機構は不要になる。シャント抵抗R1を構成する抵抗素子の数を抑えることができる。
具体的には、直流電源3の電圧が8〜16V、ソレノイド26aの抵抗値が40〜60Ωで変動する場合、次のように抵抗値を設定すると良い。例えば、シャント抵抗R1の抵抗値を560mΩ、電気抵抗R2及びR3の抵抗値をそれぞれ680Ω及び10kΩ、制限抵抗R4及びR5の抵抗値を1kΩ、電気抵抗R6の抵抗値を100kΩに設定すると良い。第1及び第2スイッチ素子23a,23bは、ベースエミッタ間の電圧が約0.7Vでオンするものとする。
正常動作時においては、直流電源3の電圧が8〜16V、ソレノイド26aの抵抗値が40〜60Ωの範囲で変動したとしても、第2スイッチ素子23bのベース電圧に印加される最大電圧で約0.2V程度であり、第2スイッチ素子23bはオフ状態にある。
一方、直流電源3の電圧が8〜16V、ソレノイド26aの抵抗値が40〜60Ωの範囲で変動したとしても、第1スイッチ素子23aのベース電圧に印加される最小電圧は約1.2V程度であり、第1スイッチ素子23aはオン状態にある。
このように、ソレノイド26aの断線及び過電流が発生していない状況であれば、直流電源3の電圧が大きく変動し、しかもソレノイド26aの抵抗値の公差が大きい場合であっても、図3に示すように、出力部23cからオン信号が出力される。
ソレノイド26aが断線した場合、第1及び第2スイッチ素子23a,23bのベースには0.7V未満の電圧が印加されることになる。
従って、ソレノイド26aが断線した場合、図4に示すように、出力部23cからオフ信号が出力される。
ソレノイド26aに過電流が流れた場合、例えば1.3Aの電流が流れた場合、第2スイッチ素子23bのベースには0.7V程度の電圧が印加され、オン状態になる。第1スイッチ素子23aもオン状態にある。この場合、第2スイッチ素子23bのベース電流は、約1.3mAである。電流増幅率が200倍であるとすると、第2スイッチ素子23bのコレクタ許容電流は約26mAである。一方、直流電源3から電気抵抗R2及び第2スイッチ素子23bを流れる電流は約17.6mAであり、第2スイッチ素子23bの飽和電流に比べて非常に小さい。従って、第2スイッチ素子23bのコレクタ及びエミッタ間の電圧は非常に小さく、第1スイッチ素子23aは短絡した状態になる。つまり、図5に示すように、電流は直流電源3から第1スイッチ素子23aに流れず、第2スイッチ素子23bに流れる。
このように、ソレノイド26aに過電流が流れた場合、図5に示すように、出力部23cからオフ信号が出力される。
以上の通り、直流電源3の電圧が大きく変動し、しかもソレノイド26aの抵抗値の公差が大きい場合であっても、シャント抵抗R1の抵抗値を560mΩ程度の小さな値に設定し、かつ過電流及びソレノイド26aの断線を検知することができる。
更にまた、異常検知回路23は、シャント抵抗R1及びダイオードD、電気抵抗R2,R3、制限抵抗R4,R5、並びに第1及び第2スイッチ素子23a,23bによって異常検知回路を構成することができる。従って、コンパレータ、論理回路等が不要な安価な回路構成で、ロック回路26のソレノイド26aの断線及び過電流を検出することができる。
更にまた、断線及び過電流の異常が発生した場合、出力部23cから単一のオフ信号が制御部22へ出力される。従って、制御部22の入出力インタフェースに係る一つのポートに入力される検知信号を用いて、ソレノイドを26aの断線及び過電流の双方を検出することができる。また、ソレノイド26aの断線及び過電流を示す信号を取りまとめる論理回路は不要であり、論理回路を動作させるための電源電圧も不要である。従って、簡単な回路構成、最小のポート数で、ソレノイド26aの断線及び過電流を検知することができる。
更にまた、実施形態1では、NPN型のバイポーラトランジスタによって構成された第1及び第2スイッチ素子23a,23bにて異常検知回路23を構成することができる。
更にまた、充電装置2の制御部22に異常検知回路23から出力されたオフ信号が入力された場合、制御部22はバッテリ11の充電を停止させることができ、充電中に充電コネクタ24がインレット13から外れることを防止することができる。
更にまた、本実施形態1の異常検知回路23は、充電コネクタのロック機構25及びロック回路26の内、特にソレノイド26aの断線及び過電流を検知することができる。
なお、本実施形態1では、バッテリ11の充電を行う充電装置2を例に説明したが、バッテリの充放電を行う充放電装置に本発明を提供しても良い。
また、本発明は、家屋に設置される充電装置及び充放電装置のみならず、任意の建物、充電ステーションに設置される充電装置等にも本発明を適用することができる。
また、本実施形態1では、ソレノイド26aに流れる電流によって電圧が降下する回路素子の一例としてダイオードDを説明したが、ダイオードDに代えて電気抵抗を用いても良い。
(実施形態2)
実施形態2に係る充電装置2は、第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子がPNP型トランジスタにて構成されている点が実施形態1と異なる。異常検知回路の回路構成のみが実施形態1と異なるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、本発明の実施形態2に係る異常検知回路223の一構成例を示す回路図である。ソレノイド26aの一端部は接地されている。ソレノイド26aの他端部にはダイオードDのカソードが接続され、ダイオードDのアノードにはシャント抵抗R1の一端部が接続されている。シャント抵抗R1の他端部はコネクタロックスイッチ素子SW1を介して直流電源3に接続されている。
シャント抵抗R1の他端部には、電気抵抗R2の一端部が接続され、電気抵抗R2の他端部には、PNP型トランジスタにて構成された第2スイッチ素子223bのエミッタが接続されている。第2スイッチ素子223bのコレクタは接地されている。第2スイッチ素子223bのベースには、制限抵抗R5を介してダイオードDのカソード及びシャント抵抗R1の前記一端部に接続されている。更に、第2スイッチ素子223bのベースには、一端部がコネクタロックスイッチ素子SW1を介して直流電源3に接続された電気抵抗R7の他端部が接続されている。電気抵抗R7の抵抗値は、電気抵抗R1及び電気抵抗R5に比べて十分に大きい。
更に、電気抵抗R2の前記他端部には、PNP型トランジスタにて構成された第1スイッチ素子223aのエミッタが接続されている。第1スイッチ素子223aのコレクタには電気抵抗R3の一端部が接続され、電気抵抗R3の他端部は接地されている。また、第1スイッチ素子223aのベースには、制限抵抗R4を介してソレノイド26aの前記他端部及びダイオードDのアノードに接続されている。更に、第1スイッチ素子223aのベースには、一端部が電気抵抗R2の他端部に接続された電気抵抗R8の他端部が接続されている。
更にまた、異常検知回路223は、第2スイッチ素子223bのコレクタ及び電気抵抗R3の前記一端部が接続された出力部23cを備える。出力部23cは、第1スイッチ素子223aのオンオフ状態に応じた検知信号を出力する。出力部23cから出力された検知信号は制御部22に入力する。
シャント抵抗R1の抵抗値は、第2スイッチ素子223bのベースに印加される電圧が、ソレノイド26aに所定最大電流以上の電流が流れた場合に、第2スイッチ素子223bがオン状態になる閾値電圧以上になり、ソレノイド26aに所定最大電流未満の電流が流れた場合に、前記閾値電圧未満になるように設定されている。また、シャント抵抗R1の抵抗値は、第1スイッチ素子223aのベースに印加される電圧が、ソレノイド26aに所定最小電流以上の電流が流れた場合に、第1スイッチ素子223aがオン状態になる閾値電圧以上になり、ソレノイド26aに所定最小電流未満の電流が流れた場合に、前記閾値電圧未満になるように設定されている。更に、直流電源3の電圧は変動することがあるため、直流電源3の電圧が変動しても、かかる条件を満たすようにシャント抵抗R1の抵抗値を設定することが望ましい。
図7は、正常動作時の電流の流れを示す回路図である。ロック回路26が正常に動作している場合、ソレノイド26aには所定最小電流以上、所定最大電流未満の電流が流れる。この場合、第1スイッチ素子223aはオン状態、第2スイッチ素子223bはオフ状態になる。電流は、直流電源3から電気抵抗R2、第1スイッチ素子223aを流れ、オン信号が出力部23cから制御部22へ出力される。
図8は、ロック回路26が断線した場合の電流の流れを示す回路図である。ソレノイド26aが断線した場合、ソレノイド26aに流れる電流は所定最小電流未満になる。この場合、第1スイッチ素子223a及び第2スイッチ素子223bの双方がオフ状態になり、オフ信号が出力部23cから制御部22へ出力される。
図9は、ロック回路26に過電流が流れた場合の電流の流れを示す回路図である。ソレノイド26aに過電流が流れた場合、つまり、ソレノイド26aに所定最大電流以上の電流が流れた場合、第2スイッチ素子223bがオン状態になる。この場合、電流は直流電源3からの電気抵抗R2及び第2スイッチ素子223bを流れ、第1スイッチ素子223a側へ流れない。従って、オフ信号が出力部23cから制御部22へ出力される。
このように構成された異常検知回路223によれば、実施形態1と同様、論理回路が不要な安価な回路構成で、ロック回路26を動作させる電源電圧が変動しても、ロック回路26の断線及び過電流を検知することができ、断線及び過電流の異常を示す単一の検知信号を出力することができる。充電装置2は、異常検知回路223からオフ信号が出力された場合、つまり充電コネクタ24のロック回路26に異常がある場合、バッテリ11の充電を停止させることができる。
特に、実施形態2では、PNP型のバイポーラトランジスタによって構成された第1及び第2スイッチ素子223a,223bにて異常検知回路23を構成することができる。
(実施形態3)
実施形態3に係る充電装置2は、第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子がNチャンネル型のFETにて構成されている点が実施形態2と異なるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図10は、本発明の実施形態3に係る異常検知回路323の一構成例を示す回路図である。実施形態3に係る異常検知回路323は、Nチャンネル型のFETにて構成された第1スイッチ素子323a及び第2スイッチ素子323b、並びにソレノイド26a、シャント抵抗R1、ダイオード、電気抵抗R2,R3,R6及び制限抵抗R4,R5及び出力部23cを備える。各素子の接続関係は実施形態2と同様である。
このように構成された異常検知回路323及び充電装置2によれば、実施形態2と同様、論理回路が不要な安価な回路構成で、ロック回路26を動作させる電源電圧が変動しても、ロック回路26の断線及び過電流を検知することができ、断線及び過電流の異常を示す単一の検知信号を出力することができる。
また、充電装置2は、異常検知回路323からオフ信号が出力された場合、つまり充電コネクタ24のロック回路26に異常がある場合、バッテリ11の充電を停止させることができる。
なお、実施形態3では第1スイッチ及び第2スイッチ素子をFETにて構成する例を説明したが、他のスイッチング素子、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)にて、第1及び第2スイッチ素子を構成しても良い。
また、実施形態2の第1及び第2スイッチ素子をPチャンネル型のFET、又はIGBTにて構成しても良い。
(実施形態4)
実施形態4に係る充電装置は、出力部の構成が実施形態1と異なるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図11は、本発明の実施形態4に係る異常検知回路423の一構成例を示す回路図である。実施形態4に係る出力部423cはフォトカプラ423dを備える。フォトカプラ423dを構成する発光素子のアノードは、第1スイッチ素子23aのエミッタに接続され、該発光素子のカソードは電気抵抗R3の一端部に接続されている。
フォトカプラ423dを構成する受光素子の一端部は電気抵抗R9を介して直流電源3に接続され、他端部は接地されている。また、前記受光素子の一端部は電気抵抗R10を介して制御部22に接続されている。
このように構成された異常検知回路423及び充電装置2によれば、異常検知回路423と、制御部22とをフォトカプラ423dによって絶縁し、かつ異常検知回路423はソレノイド26aの異常の有無を示す検知信号を制御部22に与えることができる。
1 車両
2 充電装置
3 直流電源
11 バッテリ
12 充電ECU
13 インレット
20 充電ケーブル
20a 給電線
20b 通信線
20c ロック制御線
21 電力変換部
21a AC/DCコンバータ
21b DC/DCコンバータ
22 制御部
23,223,323,423 異常検知回路
24 充電コネクタ
25 ロック機構
26 ロック回路
26a ソレノイド
26b ダイオード
26c 電気抵抗
23a,223a,323a 第1スイッチ素子
23b,223ba,323b 第2スイッチ素子
23c,423c 出力部
423d フォトカプラ
SW1 コネクタロックスイッチ素子
SW2 連動スイッチ
R1 シャント抵抗
R2,R3,R6,R7,R8,R9,R10 電気抵抗
R4,R5 制限抵抗

Claims (7)

  1. バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続される充電コネクタをロックするためのロック回路の異常を検知する異常検知回路であって、
    直流の電源電圧にて駆動するロック回路に直列接続されており、通電によって電圧が降下する回路素子及びシャント抵抗と、
    前記シャント抵抗及び前記回路素子の電圧に応じてオンオフする第1スイッチ素子と、
    前記シャント抵抗の電圧に応じてオンオフする第2スイッチ素子と、
    前記第1スイッチ素子を流れる電流に応じた信号を出力する出力部と
    を備え、
    前記第2スイッチ素子は、オン状態になった場合、前記第1スイッチ素子が短絡するように前記第1スイッチ素子に接続されており、
    前記第1スイッチ素子のオン状態及びオフ状態が切り替わる閾値電圧は、前記ロック回路に所定最小電流が流れるときの前記シャント抵抗及び前記回路素子の電圧であり、
    前記第2スイッチ素子のオン状態及びオフ状態が切り替わる閾値電圧は、前記ロック回路に所定最大電流が流れるときの前記シャント抵抗の電圧である
    異常検知回路。
  2. 前記ロック回路の負極端子に前記回路素子の一端部が接続され、該回路素子の他端部は前記シャント抵抗の一端部に接続され、該シャント抵抗の他端部は接地されており、
    更に、前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子の正極端子は接続されており、前記第1スイッチ素子の負極端子は電気抵抗を介して接地され、かつ前記第2スイッチ素子の負極端子は接地されている
    請求項1に記載の異常検知回路。
  3. 前記ロック回路の正極端子に前記回路素子の一端部が接続され、該回路素子の他端部は前記シャント抵抗の一端部に接続され、該シャント抵抗の他端部は直流電源に接続されており、
    更に前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子の正極端子は接続されており、前記第1スイッチ素子の負極端子は電気抵抗を介して接地され、かつ前記第2スイッチ素子の負極端子は接地されている
    請求項1に記載の異常検知回路。
  4. 前記回路素子はダイオードである
    請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の異常検知回路。
  5. 前記ロック回路は、
    前記充電コネクタをロックするためのソレノイドを備える
    請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の異常検知回路。
  6. 前記出力部は、
    前記第1スイッチ素子を流れる電流によってオンオフするフォトカプラを備える
    請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の異常検知回路。
  7. バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続される充電コネクタと、車両に接続した該充電コネクタをロックするロック回路とを有し、前記バッテリへ給電する充電装置であって、
    請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の異常検知回路を備え、該異常検知回路にて前記ロック回路の異常を検知する
    充電装置。
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