JP6568753B2 - 加工機及び加工機の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パイプ等の材料を加工する加工機及び加工機の制御方法に関する。
加工機の一例として、金属のパイプを加工するパイプ加工機がある。パイプ加工機は、パイプを移動させたり回転させたりして、パイプの所定箇所を加工する。パイプ加工機の一例として、レーザ加工機がある。
特開2002−35967号公報
パイプ加工機がパイプを移動させたり回転させたりすると、パイプが振動することがある。従来のパイプ加工機においては、パイプが振動していてもパイプを加工する。よって、切断面に加工不良が発生する等の加工精度の悪化を招くことがある。この問題は、パイプ以外の他の材料でも同様に発生することがある。
本発明は、材料の振動を起因とする加工精度の悪化を回避して、加工精度を向上させることができる加工機及び加工機の制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、加工される材料の揺れを検出する揺れ検出部と、前記揺れ検出部によって前記材料が所定の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、前記材料の揺れ量を前記所定の揺れ量未満とするよう、前記材料の揺れを制止させる揺れ制止機構と、前記揺れ検出部によって前記材料の揺れ量が前記所定の揺れ量未満であることが検出された状態で、前記材料を加工するよう制御する加工制御部とを備えることを特徴とする加工機を提供する。
上記の加工機において、前記揺れ制止機構は、前記材料を挟んで前記材料の揺れを制止させる一対の制止部材で構成することができる。このとき、前記一対の制止部材は、前記材料の加工中に前記材料が、前記材料の進行方向とは反対側に最大の距離だけ後退しても、前記材料が前記一対の制止部材から外れないような位置を挟むことが好ましい。
上記の加工機において、前記加工機は、レーザヘッドより射出されるレーザによって前記材料を加工するレーザ加工機であり、前記レーザ加工機は、加工時に前記レーザヘッドと前記材料との間の距離を検出するための倣いセンサを備え、前記揺れ検出部は、加工前に、前記倣いセンサを用いて検出される前記レーザヘッドと前記材料との間の距離の変化に基づいて前記材料の揺れを検出することが好ましい。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、加工機によって加工される材料が第1の揺れ量以上揺れているか否かを検出する揺れ検出工程と、前記揺れ検出工程で前記材料が前記第1の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、前記材料の揺れ量を前記第1の揺れ量未満に低減させる揺れ量低減工程と、前記揺れ量低減工程で前記材料の揺れ量を前記第1の揺れ量未満に低減させた後に、前記加工機によって前記材料を加工するよう制御する加工制御工程とを含むことを特徴とする加工機の制御方法を提供する。
上記の加工機の制御方法において、前記揺れ量低減工程は、前記揺れ検出工程で前記材料が前記第1の揺れ量よりも大きい第2の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、前記材料の揺れを、揺れ制止機構を用いて制止させる揺れ制止工程を含むことが好ましい。
上記の加工機の制御方法において、前記揺れ量低減工程は、前記揺れ検出工程で前記材料の揺れ量が前記第2の揺れ量未満であることが検出されたとき、前記材料の揺れ量が前記第1の揺れ量未満となるまで待機する待機工程を含むことが好ましい。
上記の加工機の制御方法において、前記加工機は、レーザヘッドより射出されるレーザによって前記材料を加工するレーザ加工機であり、前記レーザヘッドと前記材料との間の距離を検出するための倣いセンサによって検出される距離の変化に基づいて前記材料の揺れを検出することが好ましい。
本発明の加工機及び加工機の制御方法によれば、材料の振動を起因とする加工精度の悪化を回避して、加工精度を向上させることができる。
一実施形態の加工機の全体的な構成例を示す概念図である。 図1における本体コンベア5の具体的な構成例を示す斜視図である。 本体コンベア5が備える揺れ制止機構の第1の構成例の具体的な構成を示す斜視図である。 材料の振動を検出する方法の一例を説明するための図である。 材料の振動を検出する方法の他の例を説明するための図である。 一実施形態の加工機の概略的な構成を示すブロック図である。 一実施形態の加工機の制御方法を説明するためのフローチャートである。 図7のステップS5の具体的な処理を示すフローチャートである。 揺れ制止機構の動作を説明するための図である。 揺れ制止機構が材料を挟む位置を説明するための側面図である。 材料を加工中の材料と揺れ制止機構との間の好ましい距離を説明するための図である。 揺れ制止機構の第2の構成例を示す概念図である。 揺れ制止機構の第3の構成例を示す概念図である。 揺れ制止機構の第4の構成例を示す概念図である。
以下、一実施形態の加工機及び加工機の制御方法について、添付図面を参照して説明する。ここでは、一実施形態の加工機がレーザ加工機である場合を例とする。
まず、図1を用いて、一実施形態の加工機の全体的な構成例を説明する。図1において、メインチャック1は、材料の一例としてパイプPpの端部を把持する。パイプPpは円筒状または角柱状であり、ここでは、角柱状のパイプPpを加工する場合を例とする。
制御装置10は、加工機の全体を制御する。制御装置10を複数の制御装置で構成して、加工機を複数の制御装置で制御してもよい。
メインチャック1は、制御装置10による制御に基づいて、パイプPpを、パイプPpの軸方向であるX方向に移動させたり、X方向の軸の回りに回転させたりする。X方向の図1の左側を前方、図1の右側を後方とする。パイプPpは、移動または回転によって振動することがある。
サポートチャック2は、パイプPpの加工時に、複数のガイドローラによって加工位置の近傍を把持する。サポートチャック2はパイプPpを把持した状態で回転するように構成され、サポートチャック2がパイプPpを把持した状態でパイプPpは前後方向にスライド自在となっている。パイプPpが切り欠きを有するとき、パイプPpがサポートチャック2を通過するときに振動することがある。
レーザ発振器11は、制御装置10による制御に基づいてレーザを発振し、レーザを図示していない光ファイバを介してレーザヘッド3に供給する。レーザヘッド3は、レーザを射出する。チラー12は、レーザ発振器11を冷却する。
レーザヘッド3は、制御装置10による制御に基づいて、X方向に移動するように構成されている。レーザヘッド3は、鉛直方向であるZ方向に移動自在に構成されている。レーザヘッド3は、パイプPpと所定距離離間した状態でパイプPpにレーザを照射してパイプPpを加工する。
レーザヘッド3によるパイプPpの加工とは、パイプPpに穴を開けたり、パイプPpを回転させながらパイプPpの全周にレーザを照射してパイプPpを切断したりすることである。
パイプPpを加工することによって発生する端材は、スクラップボックス4へと落下する。集塵機13は、図示していないダクトを介して、パイプPpを加工することによって発生する粉塵を吸引する。
本体コンベア5は、Z方向に昇降自在及びX方向に移動自在のテーブル51を備える。テーブル51は、制御装置10による制御によって、加工開始前に後方側へと水平移動し、その後パイプPpの下端を支える高さへと上昇する。その後、パイプPpを回転させたときにパイプPpの下端の位置が変化するので、テーブル51を昇降させて後述する搬送台56,58でパイプPpの下端を支えるように制御される。
パイプPpが角柱状であるとき、パイプPpを回転可能とするために、図1に示すように、テーブル51は、パイプPpと所定距離離間した下方に位置している。パイプPpが円筒状であれば、テーブル51をパイプPpと離間させる必要はなく、テーブル51をパイプPpと接触する位置としてもよい。
テーブル51が上昇してパイプPpと接触するとき、パイプPpが振動することがある。以上のように、パイプPpは種々の要因で振動する。パイプPpは長尺材であるため振動しやすい。
テーブル51は、パイプPpを切断した後に切断されたパイプPp(即ち、製品)をクランプする一対の製品クランパ52(図2参照)を備える。製品クランパ52は、制御装置10による制御に基づいて、パイプPpを切断した後に製品をクランプする。
さらに、テーブル51は、振動しているパイプPpを制止させる一対の制止部材53(図2参照)を備える。制止部材53は、パイプPpの揺れを制止させる揺れ制止機構の第1の構成例である。
パイプPpが振動している状態で加工すると、加工精度の悪化を招きやすい。そこで、パイプPpが振動している場合には、制止部材53は、制御装置10による制御に基づいて、パイプPpを加工する前にパイプPpを挟んでパイプPpの振動を抑える。
パイプPpの加工が完了してパイプPpが切断されると、製品を載せたテーブル51は下降する。テーブル51の上面は、搬送用ベルトコンベア6の上面と一致する高さとなる。
製品搬出装置7は、制御装置10による制御に基づいて、製品の後方側(図1の右側)の端部方向へと移動した後、製品に向かって下降する。製品搬出装置7の下方への突出部71は、製品の端部近傍に位置する。制御装置10は、製品搬出装置7を前方に移動させて、製品を搬送用ベルトコンベア6へと移動させる。製品は、搬送用ベルトコンベア6によって、製品搬出位置へと搬送される。
図2を用いて、本体コンベア5の具体的な構成を説明する。図2は、テーブル51が図1の後方(図1の右側)へと移動した状態を示している。テーブル51の幅方向をY方向とする。
一対の製品クランパ52は、テーブル51の端部近傍に、Y方向に所定距離離れた状態で設けられている。製品クランパ52は、図示していない移動機構によって、互いの間隔が近付く方向及び広がる方向に移動するように構成されている。図2に示す状態が、一対の製品クランパ52の間隔が最も広がった状態である。
一対の制止部材53は、製品クランパ52とX方向に所定距離離れた位置に、Y方向に所定距離離れた状態で設けられている。制止部材53は、後述する移動機構によって、互いの間隔が近付く方向及び広がる方向に移動するように構成されている。図2に示す状態が、一対の制止部材53の間隔が最も広がった状態である。
製品クランパ52と制止部材53との間には、一対の側壁54が設けられており、制止部材53よりも前方側には、一対の側壁55が設けられている。一対の製品クランパ52と、一対の制止部材53と、一対の側壁54及び55の間には、複数のローラを有する搬送台56が設けられている。
本体コンベア5の前方側の端部には、搬送用ベルトコンベア6と同じ高さに設定された搬送台58が設けられている。搬送台58は、複数のローラを有する。
テーブル51は、スライド機構によってX方向にスライドする。本体コンベア5の内部には、昇降台57を昇降させる昇降機構が設けられている。テーブル51及び搬送台58は、昇降台57の昇降によって昇降する。
図3は、一対の制止部材53の詳細な構成及び移動機構の一例を示している。各制止部材53は、ローラ531を有する。サーボモータ532の回転力は、減速機構533を介してラック・アンド・ピニオン534に伝達される。サーボモータ532と減速機構533とラック・アンド・ピニオン534は、移動機構を構成する。場合によっては、減速機構533は省略可能である。
ラック・アンド・ピニオン534は、サーボモータ532の回転力を、制止部材53を開閉させる矢印にて示す方向の直線の動きに変換する。サーボモータ532を回転させる方向を切り替えることによって、制止部材53を図3の状態から互いの間隔が近付く方向に移動させ、互いの間隔が近付いた状態から図3の広がった状態へと移動させることができる。
図4を用いて、パイプPpが振動しているか否かを検出する方法の一例を説明する。図4に示すように、レーザヘッド3は、内部に、倣いセンサ31を備える。倣いセンサ31は、レーザヘッド3とパイプPpとの間の距離に応じた静電容量値を出力する。倣いセンサ31より出力された静電容量値は、ケーブル32を介して制御装置10に供給される。
倣いセンサ31は、パイプPpの加工時に、レーザヘッド3とパイプPpとの間の図4に示す距離Z3を適切な距離に保つために設けられている。制御装置10は、静電容量値に基づいて距離Z3を計測する。
制御装置10は、パイプPpの加工前に、レーザヘッド3のZ方向の位置を固定させて、レーザヘッド3とパイプPpとの間の距離を所定時間計測する。制御装置10は、距離の最大値と最小値の差分を計算することによって、パイプPpの揺れ量を検出することができる。
このように、レーザ加工機は倣いセンサ31を備えているから、パイプPpの揺れ量を検出のための新たな構成を追加することなく、パイプPpの揺れ量を検出することができる。
図5を用いて、パイプPpが振動しているか否かを検出する方法の他の例を説明する。図5において、テーブル51には、ギャップセンサ33が取り付けられている。ギャップセンサ33は、倣いセンサ31と同様に、テーブル51の表面とパイプPpの下面との距離に応じた静電容量値を出力する。
制御装置10は、静電容量値に基づいて、テーブル51の表面とパイプPpの下面との距離を計測することができる。制御装置10は、距離の最大値と最小値の差分を計算することによって、パイプPpの揺れ量を検出することができる。
ギャップセンサ33の代わりに圧力センサを設け、圧力センサが計測する圧力の変化に基づいて、テーブル51の表面とパイプPpの下面との距離の変化を推定して、パイプPpの揺れ量を検出することも可能である。
図6を用いて、一実施形態の加工機の概略的な構成を説明する。図6において、センサ30は、倣いセンサ31、ギャップセンサ33、圧力センサ等のパイプPpの揺れを検出するためのセンサである。センサ30は、パイプPpの揺れを検出するため専用に設けられたセンサであってもよく、倣いセンサ31のように他の目的で設けられているセンサであってもよい。
制御装置10は、機能的な内部構成として、揺れ検出部101と加工制御部102とを有する。揺れ検出部101は、センサ30からの検出値に基づいて、パイプPpの揺れを検出する。
揺れ制止機構50は、揺れ検出部101によってパイプPpが所定の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、パイプPpの揺れ量を所定の揺れ量未満とするよう、パイプPpの揺れを制止させる。制止部材53は、揺れ制止機構50の第1の構成例である。
加工制御部102は、揺れ検出部101によってパイプPpの揺れ量が所定の揺れ量未満であることが検出された状態で、材料加工部20によってパイプPpを加工するよう制御する。材料加工部20は、図1においてパイプPpを加工するために動作する部分である。メインチャック1,サポートチャック2,レーザヘッド3,本体コンベア5等が材料加工部20を構成する。
図7及び図8を用いて、一実施形態の加工機の制御方法を説明する。図7では、パイプPpは既にX方向の適切な位置に位置決めされているとする。センサ30は倣いセンサ31であり、揺れ制止機構50は制止部材53である場合を例とする。
図7において、制御装置10は、ステップS1にて、レーザヘッド3を位置決めする。制御装置10(揺れ検出部101)は、ステップS2にて、倣いセンサ31による倣い変位量を一定期間計測する。制御装置10(揺れ検出部101)は、ステップS3にて、計測した倣い変位量に基づいて、パイプPpの揺れ量を検出する。
制御装置10(揺れ検出部101)は、ステップS4にて、パイプPpの揺れ量が所定の閾値Th1以上であるか否かを判定する。ステップS4は、加工機によって加工される材料が第1の揺れ量以上揺れているか否かを検出する揺れ検出工程である。
パイプPpの揺れ量が閾値Th1未満であれば(NO)、パイプPpはほとんど振動していないということである。制御装置10(加工制御部102)は、ステップS6にて、パイプPpのレーザ加工を実行させて、処理を終了させる。
ステップS4でパイプPpの揺れ量が閾値Th1以上であれば(YES)、パイプPpは比較的大きく振動しているということである。そこで、制御装置10(揺れ検出部101)は、ステップS5にて、揺れ量低減処理を実行させる。
ステップS5は、揺れ検出工程で材料が第1の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、材料の揺れ量を第1の揺れ量未満に低減させる揺れ量低減工程である。図8は、ステップS5の揺れ量低減処理の具体的な処理を示している。
図8において、制御装置10は、ステップS51にて、パイプPpの揺れ量が所定の閾値Th2以上であるか否かを判定する。閾値Th2は、閾値Th1よりも大きな値である。即ち、制御装置10は、ステップS51にて、ステップS4で振動している状態であると検出される揺れ量よりも大きな揺れ量でパイプPpが振動しているか否かを判定する。
パイプPpの揺れ量が閾値Th2未満であれば(NO)、制御装置10は処理をステップS54に移行させる。制御装置10は、ステップS54にて、パイプPpの揺れ量が閾値Th1以上であるか否かを判定する。閾値Th1未満であれば(NO)、制御装置10は処理をステップS6に移行させ、閾値Th1以上であれば(YES)、ステップS54の処理を繰り返す。
パイプPpの揺れ量が閾値Th2以上であれば(YES)、制御装置10は、ステップS52にて、パイプPpを制止部材53で挟んでパイプPpの揺れを低減させる。
図9(a)は、パイプPpを制止部材53で挟む前の状態を示している。制御装置10は、制止部材53を矢印で示すように内側に移動させ、図9(b)に示すように、パイプPpを制止部材53で挟む。
制御装置10は、ステップS53にて、制止部材53を開いてパイプPpを開放する。制御装置10は、図9(c)に示すように、制止部材53を矢印で示すように外側に移動させて、制止部材53を図9(a)の状態に戻す。
ステップS52及びS53は、揺れ検出工程で材料が第1の揺れ量よりも大きい第2の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、材料の揺れを、揺れ制止機構を用いて制止させる揺れ制止工程である。
引き続き、制御装置10は、ステップS54にて、パイプPpの揺れ量が閾値Th1以上であるか否かを判定する。閾値Th1未満であれば(NO)、制御装置10は処理をステップS6に移行させ、閾値Th1以上であれば(YES)、ステップS54の処理を繰り返す。
ステップS54の処理の繰り返しは、揺れ検出工程で材料の揺れ量が第2の揺れ量未満であることが検出されたとき、材料の揺れ量が第1の揺れ量未満となるまで待機する待機工程である。
ステップS5から移行したステップS6は、揺れ量低減工程で材料の揺れ量を第1の揺れ量未満に低減させた後に、加工機によって材料を加工するよう制御する加工制御工程である。
図10を用いて、制止部材53がパイプPpを挟む好適な位置を説明する。パイプPpにX方向の切り欠きを形成するよう加工する場合を考える。パイプPpを加工したときに発生する抜きカスが、サポートチャック2の構成部品のうち、最初に干渉する可能性があるのは、最もレーザヘッド3側に位置しているガイドローラである。
通常の加工では、ガイドローラの位置をレーザヘッド3の先端から80mm後方に戻した位置をパイプPpへのレーザの照射位置とする。
パイプPpにX方向の大きな切り欠きを形成するよう加工する場合、サポートチャック2を後方に145mm後退させる。即ち、レーザヘッド3の先端からガイドローラまでの距離は225mmとなる。このように、パイプPpは加工時に後退することがある。
制止部材53は、パイプPpの加工中にパイプPpが、パイプPpの進行方向(前方方向)とは反対側に最大の距離だけ後退しても、パイプPpが制止部材53から外れないような位置を挟むことが必要である。仮に、パイプPpが後退して制止部材53から外れると、パイプPpが前進したときに制止部材53と干渉してしまう可能性がある。
上記の後退距離の場合には、余裕量を例えば20mmとして、図10に示すように、パイプPpの先端Pp0が制止部材53を通過して245mm前進した位置で制止部材53を挟むように構成すればよい。余裕量は20mmに限定されず適宜設定すればよい。
なお、図10では、便宜上、テーブル51が下降した状態を示しているが、実際には、テーブル51を上昇させた状態で、パイプPpは制止部材53によって挟まれる。
図7のステップS6のレーザ加工の最中には、パイプPpと制止部材53との距離は例えば次のようにすればよい。図11に示すように、制御装置10は、制止部材53を、パイプPpの外接円Ppccとローラ531との距離を例えば5mmとした位置に位置決めさせる。外接円Ppccとローラ531との距離は5mmに限定されず適宜設定すればよい。
揺れ制止機構50は一対の制止部材53に限定されず、図12〜図14に示す第2〜第4の構成例であってもよい。第2の構成例を示す図12において、テーブル51には穴510が形成されている。穴510には、ダクト61を介してコンプレッサ60が接続されている。コンプレッサ60は、パイプPpを吸引して揺れを低減させる。
コンプレッサ60は、集塵機13が備えるコンプレッサであってもよい。集塵機13が備えるコンプレッサをコンプレッサ60として用いると、パイプPpの加工時に発生するヒュームを吸い込むこともできる。
図12に示す揺れ制止機構50の第2の構成例は、パイプPpが平坦面を有する形状であるときに用いることができ、円筒状のパイプPpでは用いることはできない。
第3の構成例を示す図13において、パイプPpの上方には、押し当て装置70が設けられている。押し当て装置70は、ばね71及び突き当て72を介してパイプPpを押圧して、パイプPpの揺れを低減させる。押し当て装置70は、レーザヘッド3に近い適当な位置に設ければよい。
第4の構成例を示す図14において、レーザヘッド3には、押し当て装置73が設けられている。押し当て装置73は、ばね71及び突き当て72を介してパイプPpを押圧して、パイプPpの揺れを低減させる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 メインチャック
2 サポートチャック
3 レーザヘッド
10 制御装置
11 レーザ発振器
12 チラー
13 集塵機
30 センサ
31 倣いセンサ
50 揺れ制止機構
53 制止部材
101 揺れ検出部
102 加工制御部
Pp パイプ(材料)

Claims (8)

  1. レーザヘッドより射出されるレーザによって材料を加工するレーザ加工機であり、
    前記材料の加工時に、前記レーザヘッドと前記材料との間の距離を検出する倣いセンサと、
    前記材料の加工前に、前記倣いセンサを用いて検出される前記レーザヘッドと前記材料との間の距離の変化に基づいて前記材料の揺れを検出する揺れ検出部と、
    前記揺れ検出部によって前記材料が所定の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、前記材料の揺れ量を前記所定の揺れ量未満とするよう、前記材料の揺れを制止させる揺れ制止機構と、
    前記揺れ検出部によって前記材料の揺れ量が前記所定の揺れ量未満であることが検出された状態で、前記材料を加工するよう制御する加工制御部と、
    を備える加工機。
  2. 前記揺れ制止機構は、前記材料を挟んで前記材料の揺れを制止させる一対の制止部材である請求項1記載の加工機。
  3. 前記一対の制止部材は、前記材料の加工中に前記材料が、前記材料の進行方向とは反対側に最大の距離だけ後退しても、前記材料が前記一対の制止部材から外れないような位置を挟むように構成されている請求項2記載の加工機。
  4. 加工機によって加工される材料が第1の揺れ量以上揺れているか否かを検出する揺れ検出工程と、
    前記揺れ検出工程で前記材料が前記第1の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、前記材料の揺れ量を前記第1の揺れ量未満に低減させる揺れ量低減工程と、
    前記揺れ量低減工程で前記材料の揺れ量を前記第1の揺れ量未満に低減させた後に、前記加工機によって前記材料を加工するよう制御する加工制御工程と、
    を含み、
    前記揺れ量低減工程は、前記揺れ検出工程で前記材料が前記第1の揺れ量よりも大きい第2の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、前記材料の揺れを、揺れ制止機構を用いて制止させる揺れ制止工程を含む
    工機の制御方法。
  5. 前記揺れ量低減工程は、前記揺れ検出工程で前記材料の揺れ量が前記第2の揺れ量未満であることが検出されたとき、前記材料の揺れ量が前記第1の揺れ量未満となるまで待機する待機工程を含む請求項4に記載の加工機の制御方法。
  6. レーザヘッドと材料との間の距離を検出する倣いセンサを備え、前記レーザヘッドより射出されるレーザによって前記材料を加工するレーザ加工機の制御方法であり、
    前記倣いセンサによって検出される距離の変化に基づいて、前記材料が第1の揺れ量以上揺れているか否かを検出する揺れ検出工程と、
    前記揺れ検出工程で前記材料が前記第1の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、前記材料の揺れ量を前記第1の揺れ量未満に低減させる揺れ量低減工程と、
    前記揺れ量低減工程で前記材料の揺れ量を前記第1の揺れ量未満に低減させた後に、前記レーザ加工機によって前記材料を加工するよう制御する加工制御工程と、
    を含む加工機の制御方法。
  7. 前記揺れ量低減工程は、前記揺れ検出工程で前記材料が前記第1の揺れ量よりも大きい第2の揺れ量以上揺れていることが検出されたとき、前記材料の揺れを、揺れ制止機構を用いて制止させる揺れ制止工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の加工機の制御方法。
  8. 前記揺れ量低減工程は、前記揺れ検出工程で前記材料の揺れ量が前記第2の揺れ量未満であることが検出されたとき、前記材料の揺れ量が前記第1の揺れ量未満となるまで待機する待機工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の加工機の制御方法。
JP2015170053A 2015-08-31 2015-08-31 加工機及び加工機の制御方法 Active JP6568753B2 (ja)

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