JP6568389B2 - グロメット - Google Patents

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本発明は、例えば、自動車の車室内側と車室外側とを仕切る車体パネル(ダッシュパネルやリアパネル等)を貫通するようにワイヤハーネス(電線)を配索する場合に、ワイヤハーネスのパネル貫通部の保護のために、あるいは、車室内の静粛性や気密性などを確保するために、パネルの貫通孔に嵌合させて用いられるグロメットに関する。
この種のグロメットは、自動車の車室内側と車室外側とを仕切る車体パネルに設けられた貫通孔と電線(ワイヤハーネス)の間に取り付けて、車室内の気密性や静粛性を確保するものである。最近では特に車室内の静粛性が強く求められるようになってきており、遮音性能を高めたグロメットが開発されている。
図4は、特許文献1に記載された、遮音性能を高めるために内部に空気室を確保した従来のグロメットの一例を示している。
このグロメット101は、ゴム等の弾性材料で一体に成形されており、ワイヤハーネスWHの外周に密着して装着固定される内筒113と、内筒113の一端を外向きに折り返して内筒113の外周に被せて内筒113との間に遮音用の空気室R10を形成する外筒116と、外筒116の一端側に設けられた厚肉のパネル固定部111と、を有する。パネル固定部111の外周にはパネル係合溝112が設けられている。外筒116と内筒113の他端の間の環状の隙間(開口部)118は、別部材の環状の充填材119で閉鎖され、充填材119の配置位置に当たる外筒116の外周面に粘着テープ120が巻き付けられることで、外筒116が充填材119を介して内筒113に隙間なく密着固定されている。それにより、遮音用の空気室R10が密閉空間とされている。
このグロメット101をパネルPの貫通孔Paに取り付ける場合には、内筒113にワイヤハーネスWHを通して内筒113とワイヤハーネスWHとをテープで巻き付け固定し、次にグロメット101をパネルPの貫通孔Paに挿入して、パネル固定部111の外周のパネル係合溝112を、パネルPの貫通孔Paの内周縁に係合させる。これにより取り付けが完了する。
このグロメット101では、内筒113と外筒116により空気室R10を画成しているので、この空気室R10の容量に応じて遮音性を発揮することができる。
特開2012−125002号公報
ところで、遮音性を高めるためには、空気室R10の容量を大きくする必要があるが、空気室R10を大きくすると、グロメット101全体が肥大化する課題がある。また、空気室R10の内部共鳴によって特定周波数の音が増幅されて透過しやすい課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、肥大化を避けながら、高い遮音性を実現し得るグロメットを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るグロメットは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) パネルの貫通孔の内周縁に係合するパネル係合部を備えた大径のパネル固定部と、
前記パネルの貫通孔に通されるワイヤハーネスの外周に装着固定される小径筒状のハーネス固定部と、
外周縁が前記パネル固定部に連結され内周縁が前記ハーネス固定部に連結される隔壁と、
前記パネル固定部に外周端が連結され、前記パネル固定部から離間する方向に窄まりながら延びて、内周端に形成された円筒部が、前記ハーネス固定部の外周に同心状に近接配置され、それにより、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に環状の連通口を確保した周壁と、
を有し、
前記ハーネス固定部と前記隔壁と前記パネル固定部と前記周壁とで囲まれるグロメット内部空間を共鳴消音室とし、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に確保された環状の連通口を前記共鳴消音室と外部との連通孔部とする共鳴式消音器が構成され
前記パネル固定部の軸線方向の両側に、各内周端に前記円筒部を有する前記周壁が設けられ、グロメットの軸線方向の中央に前記隔壁が設けられ、前記ハーネス固定部が、軸線方向の中央部外周に前記隔壁の内周縁が連結された長筒状に形成され、前記軸線方向の中央の防音隔壁に対して左右に、前記共鳴消音室と前記連通孔部とで構成される前記共鳴式消音器が設けられていること。
(2) パネルの貫通孔の内周縁に係合するパネル係合部を備えた大径のパネル固定部と、
前記パネルの貫通孔に通されるワイヤハーネスの外周に装着固定される小径筒状のハーネス固定部と、
外周縁が前記パネル固定部に連結され内周縁が前記ハーネス固定部に連結される隔壁と、
前記パネル固定部に外周端が連結され、前記パネル固定部から離間する方向に窄まりながら延びて、内周端に形成された円筒部が、前記ハーネス固定部の外周に同心状に近接配置され、それにより、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に環状の連通口を確保した周壁と、
を有し、
前記ハーネス固定部と前記隔壁と前記パネル固定部と前記周壁とで囲まれるグロメット内部空間を共鳴消音室とし、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に確保された環状の連通口を前記共鳴消音室と外部との連通孔部とする共鳴式消音器が構成され、
前記パネル固定部の軸線方向の両側に、各内周端に前記円筒部を有する前記周壁が設けられ、グロメットの軸線方向の中央に前記隔壁が設けられ、前記ハーネス固定部が、軸線方向の中央部外周に前記隔壁の内周縁が連結された長筒状に形成され、前記軸線方向の中央の防音隔壁に対して左右対称に、前記共鳴消音室と前記連通孔部とで構成される前記共鳴式消音器が設けられていること。
(3) パネルの貫通孔の内周縁に係合するパネル係合部を備えた大径のパネル固定部と、
前記パネルの貫通孔に通されるワイヤハーネスの外周に装着固定される小径筒状のハーネス固定部と、
外周縁が前記パネル固定部に連結され内周縁が前記ハーネス固定部に連結される隔壁と、
前記パネル固定部に外周端が連結され、前記パネル固定部から離間する方向に窄まりながら延びて、内周端に形成された円筒部が、前記ハーネス固定部の外周に同心状に近接配置され、それにより、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に環状の連通口を確保した周壁と、
を有し、
前記ハーネス固定部と前記隔壁と前記パネル固定部と前記周壁とで囲まれるグロメット内部空間を共鳴消音室とし、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に確保された環状の連通口を前記共鳴消音室と外部との連通孔部とする共鳴式消音器が構成され、
前記隔壁が、環状の波形壁として構成されていること。
上記(1)の構成のグロメットによれば、グロメット自体に共鳴式消音器が設けられているので、小型化を維持しながら、透過音に対する遮音性の向上が図れる。また、共鳴消音室の大きさを変化させることにより、ターゲット周波数を変えることができるので、所望の周波数の防音に対してより効果を発揮することができる。
上記(2)の構成のグロメットによれば、グロメット中央の防音隔壁に対して左右対称に共鳴式消音器が設けられているので、パネルの両側からの透過音に対する遮音性の向上が図れる。
上記(3)の構成のグロメットによれば、防音隔壁を環状の波形壁として形成しているので、波形壁に当たった入射音が拡散されながら反射することなり、したがって、入射音と反射音の波の打ち消し合いが活発になって、遮音性が高まる。また、防音隔壁の肉厚を特別に大きくしなくても、防音隔壁による減音効果を高めることができる。
本発明によれば、肥大化を避けながら、高い遮音性を実現することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態のグロメットの側断面図である。 図2は、同グロメットの斜視断面図である。 図3は、共鳴式消音器の消音原理の説明図である。 図4は、従来のグロメットの一構成例を示す側断面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は実施形態のグロメットの側断面図、図2はグロメットの斜視断面図である。
図1及び図2に示すように、このグロメット10は、自動車の車室側と室外側とを仕切るダッシュパネルやリヤパネル等の車体パネルPに設けた貫通孔Paに通す電線(ワイヤハーネス)WHとパネルPの貫通孔Paとの間に取り付けられるものであり、ゴムまたはエラストマー等の弾性材料で一体に成形されている。
このグロメット10は、パネルPの貫通孔Paに通されるワイヤハーネスWHの外周に装着固定される小径長筒状のハーネス固定部20と、ハーネス固定部20の外周側に同心状に配置され、外周にパネルPの貫通孔Paの内周縁に係合する環状のパネル係合部17aを有する大径環状のパネル固定部17と、外周縁25aがパネル固定部17の内周に連結され、内周縁25bがハーネス固定部20の外周に連結されることでグロメットの軸線方向と交差するように配された防音隔壁25と、パネル固定部17の両側に配された漏斗状の一対の周壁13、14と、を備えている。
ハーネス固定部20は、防音隔壁25の両側に直線状に左右対称に延びている。周壁13、14は、外周端がパネル固定部17に連結され、パネル固定部17から離間する方向に窄まりながら延びて、内周端に形成された円筒部11、12が、長筒状のハーネス固定部20の外周に同心状に近接配置されている。それにより、円筒部11、12とハーネス固定部20との間に、環状の連通口21、22が確保されている。
そして、ハーネス固定部20と防音隔壁25とパネル固定部17と周壁13、14とで囲まれるグロメット内部空間R1、R2を共鳴消音室Rとし、円筒部11、12とハーネス固定部20との間に確保された環状の連通口21、22を共鳴消音室R(R1、R2)と外部との連通孔部とすることで、連通口の開口方向(パネルPの両側)からの外部音の透過を減じる共鳴式消音器50A、50Bが構成されている。
つまり、左右一対の共鳴式消音器50A、50Bの連通孔部(環状の連通口21、22)は、それぞれにパネルPの両側方向を向いて開いている。また、防音隔壁25は、環状の波形壁として構成されている。環状の波形壁は、環状の壁板を同心円状の波形に成形したものであり、波形の中には蛇腹状も含まれる。
共鳴式消音器50A、50Bの消音原理は、図3に示すように、空洞部(共鳴消音室R)に音波が入射すると、空洞部の空気がバネ(k)として働き反射波を生じる。連通孔部(環状の連通口21、22)では、入射波と反射波とにより空気(孔部空気m)が激しく振動することで、特定周波数において摩擦損失(μ)による大きな吸音効果が生じるというものである。
因みに、共鳴式消音器のサイズは、ターゲット周波数fを求める次式を用いて算出することができる。
f=(c/2π)√(S/VL)
c … 音速
S … 連通孔部(連通口)の断面積
L … 連通孔部の長さ
V … 共鳴消音室Rの容積
以上の構成のグロメット10によれば、グロメット自体に共鳴式消音器50A、50Bが設けられているので、小型化を維持しながら、透過音に対する遮音性の向上が図れる。また、共鳴消音室Rの大きさを変化させることにより、ターゲット周波数を変えることができるので、所望の周波数の防音に対してより効果を発揮することができる。特に、グロメット中央の防音隔壁25に対して左右対称に共鳴式消音器50A、50Bが設けられているので、パネルPの両側からの透過音A、Bに対する遮音性の向上が図れる。
また、防音隔壁25を環状の波形壁として形成しているので、波形壁に当たった入射音が拡散されながら反射することなり、したがって、入射音と反射音の波の打ち消し合いが活発になって、遮音性が高まる。また、防音隔壁25の肉厚を特別に大きくしなくても、防音隔壁25による減音効果を高めることができる。
このグロメット10は、溶融した材料を金型内のキャビティに注入し、材料の固化後に金型を離型させることにより、成形品として得られる。金型としては、グロメット10の外周面の形状を成形する外部金型と、内周面の形状を成形する内部金型と、を利用する。
内部金型について述べると、具体的には、グロメット10の内部形状を成形する3つの内部金型を使用する。即ち、内部空間R1、R2を形成する内部金型を、防音隔壁25を境にして軸方向に二分割し、軸方向一方側の内部金型と、軸方向他方側の内部金型を使用する。さらに長筒状のハーネス固定部20の内周を成形する内部金型も使用する。
これら3つの内部金型を使用してグロメット10を成形した後、型抜きする際には、二分割した内部金型のうち一方側の内部金型を、成形済みのグロメット10に対して相対的に軸方向一方側に型抜きする。また二分割した内部金型のうち他方側の内部金型を、成形済みのグロメット10に対して相対的に軸方向の他方側に型抜きする。また、ハーネス固定部20用の内部金型を軸方向の一方側または他方側に型抜きする。以上により、成形品としてのグロメット10を得ることができる。
このようにグロメット10を製造した場合、成形済みの防音隔壁25が邪魔になることなく、分割された内部金型をグロメット10から相対的に抜くことができる。したがって、防音隔壁25を含めて一体構造のグロメット10を容易に成形することができる。
この内部金型の離型の際に、グロメット10と内部金型の間にエアを吹き込んでグロメット10を膨張させると、より容易にグロメット10から内部金型を引き抜くことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態において、共鳴消音室Rに吸音材を充填すれば、更に遮音性能を高めることができる。
また、上記実施形態においては、防音隔壁25の両側に共鳴式消音器50A、50Bを設けた構成としていたが、防音隔壁25の片側だけに共鳴式消音器50A(または50B)を設けてもよい。
ここで、上述した本発明に係るグロメットの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] パネル(P)の貫通孔(Pa)の内周縁に係合するパネル係合部(17a)を備えた大径のパネル固定部(17)と、
前記パネル(P)の貫通孔(Pa)に通されるワイヤハーネス(WH)の外周に装着固定される小径筒状のハーネス固定部(20)と、
外周縁(25a)が前記パネル固定部(17)に連結され内周縁(25b)が前記ハーネス固定部(20)に連結される隔壁(防音隔壁25)と、
前記パネル固定部(17)に外周端が連結され、前記パネル固定部(17)から離間する方向に窄まりながら延びて、内周端に形成された円筒部(11、12)が、前記ハーネス固定部(20)の外周に同心状に近接配置され、それにより、前記円筒部(11、12)と前記ハーネス固定部(20)との間に環状の連通口(21、22)を確保した周壁(13、14)と、
を有し、
前記ハーネス固定部(20)と前記隔壁(防音隔壁25)と前記パネル固定部(17)と前記周壁(13、14)とで囲まれるグロメット内部空間(R1、R2)を共鳴消音室(R)とし、前記円筒部(11、12)と前記ハーネス固定部(20)との間に確保された環状の連通口(21、22)を前記共鳴消音室(R)と外部との連通孔部とする共鳴式消音器(50A、50B)が構成されていることを特徴とするグロメット(10)。
[2] 前記パネル固定部(17)の軸線方向の両側に、各内周端に前記円筒部(11、12)を有する前記周壁(13、14)が設けられ、グロメットの軸線方向の中央に前記隔壁(防音隔壁25)が設けられ、前記ハーネス固定部(20)が、軸線方向の中央部外周に前記隔壁(防音隔壁25)の内周縁が連結された長筒状に形成され、前記軸線方向の中央の防音隔壁(防音隔壁25)に対して左右対称に、前記共鳴消音室(R)と前記連通孔部とで構成される前記共鳴式消音器(50A、50B)が設けられていることを特徴とする上記[1]に記載のグロメット(10)。
[3] 前記隔壁(防音隔壁25)が、環状の波形壁として構成されていることを特徴とする上記[1]または[2]に記載のグロメット(10)。
10 グロメット
11、12 円筒部
13、14 周壁
17 パネル固定部
17a パネル係合部
20 ハーネス固定部
21、22 連通口(連通孔部)
25 防音隔壁
25a 外周縁
25b 内周縁
50A、50B 共鳴式消音器
P パネル
Pa 貫通孔
WH ワイヤハーネス
R 共鳴消音室
R1、R2 グロメット内部空間

Claims (3)

  1. パネルの貫通孔の内周縁に係合するパネル係合部を備えた大径のパネル固定部と、
    前記パネルの貫通孔に通されるワイヤハーネスの外周に装着固定される小径筒状のハーネス固定部と、
    外周縁が前記パネル固定部に連結され内周縁が前記ハーネス固定部に連結される隔壁と、
    前記パネル固定部に外周端が連結され、前記パネル固定部から離間する方向に窄まりながら延びて、内周端に形成された円筒部が、前記ハーネス固定部の外周に同心状に近接配置され、それにより、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に環状の連通口を確保した周壁と、
    を有し、
    前記ハーネス固定部と前記隔壁と前記パネル固定部と前記周壁とで囲まれるグロメット内部空間を共鳴消音室とし、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に確保された環状の連通口を前記共鳴消音室と外部との連通孔部とする共鳴式消音器が構成され
    前記パネル固定部の軸線方向の両側に、各内周端に前記円筒部を有する前記周壁が設けられ、グロメットの軸線方向の中央に前記隔壁が設けられ、前記ハーネス固定部が、軸線方向の中央部外周に前記隔壁の内周縁が連結された長筒状に形成され、前記軸線方向の中央の防音隔壁に対して左右に、前記共鳴消音室と前記連通孔部とで構成される前記共鳴式消音器が設けられていることを特徴とするグロメット。
  2. パネルの貫通孔の内周縁に係合するパネル係合部を備えた大径のパネル固定部と、
    前記パネルの貫通孔に通されるワイヤハーネスの外周に装着固定される小径筒状のハーネス固定部と、
    外周縁が前記パネル固定部に連結され内周縁が前記ハーネス固定部に連結される隔壁と、
    前記パネル固定部に外周端が連結され、前記パネル固定部から離間する方向に窄まりながら延びて、内周端に形成された円筒部が、前記ハーネス固定部の外周に同心状に近接配置され、それにより、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に環状の連通口を確保した周壁と、
    を有し、
    前記ハーネス固定部と前記隔壁と前記パネル固定部と前記周壁とで囲まれるグロメット内部空間を共鳴消音室とし、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に確保された環状の連通口を前記共鳴消音室と外部との連通孔部とする共鳴式消音器が構成され、
    前記パネル固定部の軸線方向の両側に、各内周端に前記円筒部を有する前記周壁が設けられ、グロメットの軸線方向の中央に前記隔壁が設けられ、前記ハーネス固定部が、軸線方向の中央部外周に前記隔壁の内周縁が連結された長筒状に形成され、前記軸線方向の中央の防音隔壁に対して左右対称に、前記共鳴消音室と前記連通孔部とで構成される前記共鳴式消音器が設けられていることを特徴とするロメット。
  3. パネルの貫通孔の内周縁に係合するパネル係合部を備えた大径のパネル固定部と、
    前記パネルの貫通孔に通されるワイヤハーネスの外周に装着固定される小径筒状のハーネス固定部と、
    外周縁が前記パネル固定部に連結され内周縁が前記ハーネス固定部に連結される隔壁と、
    前記パネル固定部に外周端が連結され、前記パネル固定部から離間する方向に窄まりながら延びて、内周端に形成された円筒部が、前記ハーネス固定部の外周に同心状に近接配置され、それにより、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に環状の連通口を確保した周壁と、
    を有し、
    前記ハーネス固定部と前記隔壁と前記パネル固定部と前記周壁とで囲まれるグロメット内部空間を共鳴消音室とし、前記円筒部と前記ハーネス固定部との間に確保された環状の連通口を前記共鳴消音室と外部との連通孔部とする共鳴式消音器が構成され、
    前記隔壁が、環状の波形壁として構成されていることを特徴とするロメット。
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