JP6568363B2 - ほ乳期子豚用発育成績改善剤およびほ乳期子豚育成用配合飼料 - Google Patents

ほ乳期子豚用発育成績改善剤およびほ乳期子豚育成用配合飼料 Download PDF

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Description

本発明は、ほ乳期子豚用発育成績改善剤、ほ乳期子豚育成用配合飼料、ほ乳期子豚の飼育方法、およびほ乳期子豚の発育成績改善方法に関するものである。
養豚において、子豚ははじめほぼ母乳のみを給与して育成されるが、出生後おおむね3〜4週間で離乳させ、人工乳等の人工飼料のみを給与するようになる。これは、子豚の発育に伴い母乳のみでは栄養が不十分となること、また母豚にとっては母乳を与え続けることが負担にもなるためである。ところが、子豚にとって離乳は大きなストレスであるため、飼料の摂取量が大きく低下し、子豚の体重が減少してしまうことがある。また、発育の過程に伴い、液体飼料(代用初乳,餌つけ飼料,人工乳等)から固体飼料(一部の餌つけ飼料、人工乳,子豚育成飼料等)へ、また乳たん白質等の動物質性飼料を主とする飼料から穀類等を主とする飼料へ、徐々に切り替えていくことが望ましいが、この過程においても飼料摂取量の減少がみられ、結果として子豚の発育成績を低下させる原因となる。
このように、ほ乳期、すなわち離乳前後から体重30kgに達するまでの期間(ほ乳期子豚育成用配合飼料が給与される期間)における子豚の飼料摂取量を安定化させることは、子豚の発育成績を改善させ、ひいては養豚経営において生産性を向上させるために、極めて重要な課題となっている。
ほ乳期の子豚の発育成績を改善させるべく、ほ乳期子豚育成用配合飼料に配合させる成分として、例えば、糖化度が10〜20のマルトデキストリン(特許文献1参照)や、羅漢果抽出物(特許文献2参照)等が提案されている。
特開2004−357559号公報 特開2008−253190号公報
本発明は、ほ乳期の子豚に対して発育成績改善作用を有する物質を見いだし、それを有効成分とするほ乳期子豚用発育成績改善剤、およびこれを配合したほ乳期子豚育成用配合飼料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1に本発明は、たん白質分解酵素により酵素処理された魚たん白質を有効成分として含有することを特徴とするほ乳期子豚用発育成績改善剤を提供する(発明1)。
上記発明(発明1)に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤は、ほ乳期子豚での消化吸収効率が良好であり、また嗜好性に優れるため、ほ乳期の子豚に投与または給与することで、その発育成績を改善することができる。
上記発明(発明1)においては、前記たん白質分解酵素はアルカリ性プロテアーゼであることが好ましい(発明2)。
上記発明(発明1または2)においては、前記魚たん白質の原料は、イワシ、マグロ、カツオ、サケ、マス、タラからなる群より選択される1種または2種以上であることが好ましい(発明3)。
第2に本発明は、たん白質分解酵素により酵素処理された魚たん白質を配合したことを特徴とするほ乳期子豚育成用配合飼料を提供する(発明4)。
上記発明(発明4)においては、さらに抗菌性飼料添加物を配合することが好ましく(発明5)、前記抗菌性飼料添加物がクエン酸モランテルであることが特に好ましい(発明6)。
上記発明(発明4〜6)においては、さらに血漿タンパク質を配合することが好ましく(発明7)、また、さらに特定動物性油脂を配合することが好ましい(発明8)。
第3に本発明は、上記発明に係るほ乳期子豚育成用配合飼料(発明4〜8)をほ乳期子豚に給与することを特徴とするほ乳期子豚の飼育方法を提供する(発明9)。かかる発明(発明9)においては、前記ほ乳期子豚用発育成績改善剤を、少なくとも離乳10日前から離乳10日後までにかけてほ乳期子豚に給与することが好ましい(発明10)。
第4に本発明は、上記発明に係るほ乳期子豚育成用配合飼料(発明4〜8)をほ乳期子豚に給与することを特徴とするほ乳期子豚の発育成績改善方法を提供する(発明11)。
本発明に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤およびほ乳期子豚育成用配合飼料は、ほ乳期の子豚に投与または給与することで、その発育成績を改善することができる。
酵素処理魚たん白質の可消化粗たん白質の値を他の魚由来飼料添加物での値と比較したグラフである。 試験例3における開始時・終了時体重、および平均1日増体重の結果を表すグラフである。 試験例4における開始時・終了時体重、平均1日増体重、および飼料要求率の結果を表すグラフである。 試験例5における開始時・終了時体重、平均1日増体重、および飼料要求率の結果を表すグラフである。 試験例6における開始時・終了時体重、平均1日増体重、子豚1頭あたりの飼料摂取量、および飼料要求率の結果を表すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
〔ほ乳期子豚用発育成績改善剤〕
本実施形態に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤は、酵素処理された魚たん白質を有効成分として含有するものである。
本明細書にて「ほ乳期子豚」とは、飼料安全法に基づく公定規格にて定められた「ほ乳期子豚育成用配合飼料」が給与される子豚をいう。「ほ乳期子豚」には、出生直後から体重がおおむね30kgに達している子豚まで、すなわち「子豚育成用配合飼料」に切り替わる前の子豚が全て包含される。
本実施形態において用いられる、酵素処理された魚たん白質(以下「酵素処理魚たん白質」ということがある。)は、後述する酵素処理により、たん白質が低分子化されてペプチドまたはアミノ酸となっているため、ほ乳期子豚において消化吸収効率が良好なものとなる。また、酵素処理魚たん白質は、その良好なアミノ酸組成により、ほ乳期子豚の嗜好性に優れるため、ほ乳期子豚用の飼料に配合して給与したときに飼料の食いつきを良好なものとすることができ、ほ乳期における子豚の飼料摂取量を安定化させることができる。ここで、たん白質(ペプチドおよびアミノ酸を含む。)の摂取量および吸収効率は、ほ乳期子豚の発育成績に特に重要である。そのため、酵素処理魚たん白質を有効成分として含有する本実施形態のほ乳期子豚用発育成績改善剤は、ほ乳期子豚の発育成績を改善することができる。
ここで、本実施形態におけるほ乳期子豚の「発育成績の改善」は、特に限定されないが、生存率の向上、平均1日増体重の増加および飼料要求率の低減のうち少なくとも1つが満たされることが好ましく、平均1日増体重の増加および飼料要求率の低減が満たされることが特に好ましい。
本実施形態で用いる魚たん白質の原料としては、魚体を使用する。魚体の種類としては、イワシ、マグロ、カツオ、サケ、マス、タラ、サバ、ニシン、ナマズなどの多獲性魚類の魚体を使用することが経済的な観点から有利である。さらに、得られる魚たん白質の栄養成分の観点、特に豚にとっての旨味成分であるグルタミン酸、プロリン、アスパラギン酸、アルギニン等が豊富であることなどから、上記多獲性魚類の中でもイワシ、マグロ、カツオ、サケ、マスおよびタラが好ましく、特にイワシ、マグロおよびカツオが好ましい。これらは1種を単独で使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。魚体は、全魚体をそのまま用いてもよく、これらから内臓部分および/または表皮部分を除去したもの;これらから採肉して得られる魚肉;魚肉加工品や缶詰等に使用する食肉部分を除いた加工残滓;などを用いてもよい。これらは、粉砕または粉末化等を行うと、続く酵素処理により効率的に加水分解が行われるため、好ましい。
上記魚体は、必要に応じて粉砕または粉末化された後、たん白質分解酵素による酵素処理に付される。これにより、上記魚体に含まれるたん白質が加水分解されて低分子量となり、得られた酵素処理魚たん白質をほ乳期子豚に給与したときに、ほ乳期子豚による消化吸収が良好なものとなり、ほ乳期子豚の発育成績を改善することができる。
上記酵素処理に用いるたん白質分解酵素は特に制限されない。たん白質分解酵素は、至適pHによりアルカリ性プロテアーゼ、中性プロテアーゼ、酸性プロテアーゼ等に分類され、また由来が微生物、植物、動物のもの等があるが、いずれも本実施形態において使用することができ、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。これらの中でも、基質のpHにおいて優れた酵素活性を示すことから、アルカリ性プロテアーゼが好ましく、中でも微生物由来のアルカリ性プロテアーゼが特に好ましい。
このようなたん白質分解酵素による酵素処理にて得られた生成物は、そのままほ乳期子豚用発育成績改善剤の有効成分として用いてもよいが、魚骨や魚油を多く含む場合は、遠心分離や濾過等によりこれらを除去することが好ましい。さらに、得られた生成物について、濃縮処理、スプレー乾燥等の乾燥処理を行うことにより、取扱い性を高めることが好ましい。
このようにして得られる酵素処理魚たん白質において、公定規格に準じて測定される粗たん白質は、70質量%以上であることが好ましく、74質量%以上であることが特に好ましい。かかる範囲で粗たん白質を豊富に含有する酵素処理魚たん白質は、酵素処理による良好な消化吸収効率と相俟って、アミノ酸またはペプチドをほ乳期子豚に効率よく摂取させることができる。
また、上記酵素処理魚たん白質において、公定規格に準じて測定される粗脂肪は、5質量%であることが好ましく、さらには1質量%以下であることが特に好ましい。ここで、上記酵素処理魚たん白質における粗脂肪は魚油に由来するものであるところ、粗脂肪の含有量が上記範囲のように少ない場合、魚油の酸化劣化による魚臭が抑制され、ほ乳期子豚の嗜好性に悪影響が少ないことから、飼料摂取量のさらなる増加に寄与し、ほ乳期子豚の発育成績改善効果がより優れたものとなる。
上記酵素処理魚たん白質において、構成アミノ酸としてのトレオニン、プロリン、アラニン、アルギニン、アスパラギン酸およびグルタミン酸の合計含有量は、粗たん白質に対する質量割合に換算して40〜50質量%であることが好ましく、特に42〜48質量%であることが好ましい。また、構成アミノ酸としてのトリプトファンの含有量は、粗たん白質に対する質量割合に換算して0.95質量%以下であることが好ましく、特に0.85質量%以下であることが好ましい。ここで、アルギニン、アラニン、プロリン、グルタミン酸、トレオニンおよびアスパラギン酸の6種は、豚において旨味成分として作用するアミノ酸であり、一方トリプトファンは、豚において苦味成分として作用するアミノ酸である。本実施形態に係る酵素処理魚たん白質は、かかるアミノ酸組成を有すると、ほ乳期子豚の嗜好性に特に優れるため、特にほ乳期子豚に給与したときに食いつきがよく、その結果飼料摂取量を安定化させることができ、ほ乳期子豚の発育成績の改善にさらに効果的に寄与することができる。
上記酵素処理魚たん白質において、構成アミノ酸としてのリジンの含有量は、5.5質量%以上であることが好ましく、7質量%以上であることが特に好ましい。また、粗たん白質に対するリジン(構成アミノ酸として)の質量割合に換算した場合、7質量%以上であることが好ましく、9質量%以上であることが特に好ましい。リジンは豚の必須アミノ酸であるうえ、さらには多くのほ乳期子豚育成用配合飼料において第一制限アミノ酸となっており、すなわちほ乳期子豚にとって最も不足しやすい必須アミノ酸である。そのため、上記のような高含有量でリジンを含む酵素処理魚たん白質を飼料に配合すると、その飼料はほ乳期子豚のリジン要求量を満たしやすくなり、ほ乳期子豚の発育成績を効果的に改善することができる。
なお、アルギニン、アラニン、プロリン、グルタミン酸、トレオニン、アスパラギン酸およびリジンの酵素処理魚たん白質における含有量は、アミノ酸自動分析計法にて測定した値であり、またトリプトファンの酵素処理魚たん白質における含有量は高速液体クロマトグラフ法にて測定した値であり、いずれも具体的な測定方法は後述する実施例にて示す。
以上のようにして得られる酵素処理魚たん白質は、ほ乳期子豚に対して優れた発育生成期改善作用を奏するため、ほ乳期子豚用発育成績改善剤の有効成分として使用することができる。ここで、本実施形態に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤は、酵素処理魚たん白質のみからなるものでもよいし、酵素処理魚たん白質を製剤化したものでもよい。
本実施形態に係る酵素処理魚たん白質を製剤化する場合、例えば、デキストリン、デンプン等の糖類;ゼラチン、大豆タンパク、トウモロコシタンパク等のたん白質;アラニン、グルタミン、イソロイシン等のアミノ酸類;セルロース、アラビアゴム等の多糖類;大豆油、ヒマワリ油、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の油脂類;など、任意の助剤を用いて、常法に従い、粉末状、顆粒状、錠剤状、液状等の任意の剤形に製剤化することができる。さらに、助剤として、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味・矯臭剤等の、動物医薬において通常使用し得るものを用いてもよい。
本実施形態に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤を製剤化した場合、酵素処理魚たん白質の含有量は、特に限定されるものではなく、目的に応じて適宜設定することができる。
なお、本実施形態に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤は、必要に応じて、ほ乳期子豚に対して発育成績改善作用を有する他の成分を、酵素処理魚たん白質とともに配合して有効成分として用いることができる。かかる他の成分としては、後述するほ乳期子豚育成用配合飼料で挙げるものと同様の成分を例示することができる。
本実施形態に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤は、通常は、ほ乳期子豚育成用配合飼料をはじめとする飼料に添加して、ほ乳期子豚に経口投与される。
〔ほ乳期子豚育成用配合飼料〕
本実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料は、酵素処理魚たん白質を配合したものである。本実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料は、前述した酵素処理魚たん白質の作用により、給与したほ乳期子豚の発育成績を改善することができる。
ここで、ほ乳期子豚育成用配合飼料に配合するにあたり、酵素処理魚たん白質をそのまま配合してもよく、酵素処理魚たん白質から製剤化したほ乳期子豚用発育成績改善剤を配合してもよい。
本実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料は、酵素処理魚たん白質を配合するほかは特に制限されず、一般的なほ乳期子豚育成用配合飼料と同様に、脱脂粉乳、ホエー等の動物質飼料;小麦、大麦、ライ麦、トウモロコシ、大豆等の穀類;ブドウ糖、砂糖等の糖類;油脂;ミネラル;ビタミンなどを適宜組み合わせ、ほ乳期子豚育成用配合飼料について飼料安全法に基づく公定規格に定められた成分および成分量を満たすように製造すればよい。
ここで、子豚に必要な栄養素は発育の過程により変遷するため、ほ乳期子豚育成用配合飼料は、子豚の発育の過程に合わせ、液体飼料(代用初乳,餌つけ飼料,人工乳等)から固体飼料(一部の餌つけ飼料、人工乳,子豚育成飼料等)へ、また乳たん白質等の動物質性飼料を主とする飼料から穀類等を主とする飼料へ、徐々に切り替えていくことが望ましいとされている。本実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料は、これらのいずれにも酵素処理魚たん白質または上記実施形態に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤が配合されていればよい。
本実施形態における酵素処理魚たん白質またはほ乳期子豚用発育成績改善剤の配合量は、ほ乳期子豚育成用配合飼料全体に対し、固形分換算で1〜20質量%であることが好ましく、特に1〜5質量%であることが好ましく、さらには1.5〜4.5質量%であることが好ましい。酵素処理魚たん白質の配合量をかかる範囲とすることで、酵素処理魚たん白質によるほ乳期子豚への発育成績改善作用を特に効果的に発揮させることができる。
本実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料は、必要に応じて、ほ乳期子豚に対して発育成績改善作用を有する他の成分を、酵素処理魚たん白質とともに配合してもよい。かかる他の成分として、特定動物性油脂、抗菌性飼料添加物、および血漿たん白質が特に好ましい成分として例示される。これらの成分は、1種を単独で配合してもよく、また2種以上を併せて配合してもよい。
ここで、「抗菌性飼料添加物」は、飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令(昭和51年7月24日農林省令第35号)別表第1における1の(2)のウに定められた飼料添加物であり、具体的には以下のとおりである。
Figure 0006568363
抗菌性飼料添加物は、抵抗力のまだ十分でないほ乳期の子豚が下痢などの疾病に罹患することを防ぐことができ、これによりほ乳期子豚の発育成績を向上させることができるため、本実施形態において酵素処理魚たん白質との併用成分として好ましい。ここで、表1に示した抗菌性飼料添加物は、本願の出願時点で指定されているものであり、本願の出願後に指定された抗菌性飼料添加物についても本実施形態に使用可能となることはいうまでもない。なお、表1の抗菌性飼料添加物を用いるにあたって、同一欄内の2以上の飼料添加物は、同一飼料に用いてはならないとされていることに留意が必要である。
表1に示した抗菌性飼料添加物の中では、特にクエン酸モランテルを用いることが好ましい。クエン酸モランテルは、駆虫剤として特に豚回虫症の予防に有効であり、下痢や発育不良を予防するため、ほ乳期子豚の発育成績をより効果的に改善することができる。
血漿たん白質は、ほ乳期子豚の嗜好性に優れ、ほ乳期子豚の飼料摂取量を安定化させることができるため、酵素処理魚たん白質との併用成分として好ましい。本実施形態において血漿たん白質を酵素処理魚たん白質と併用する場合は、酵素処理魚たん白質と血漿たん白質との合計質量に対する酵素処理魚たん白質の質量割合を、固形分換算で40質量%以上とすることが好ましく、特に65質量%以上とすることが好ましい。かかる割合で酵素処理魚たん白質と血漿たん白質とを併用することにより、酵素処理魚たん白質および血漿たん白質のほ乳期子豚に対する発育成績改善効果、特に平均1日増体重および飼料要求率を顕著に改善することができるため、特に好ましい。
「特定動物性油脂」は、前述した飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令の別表第1における5の(1)のイにおいて、「食用の肉から採取した脂肪のみを原料とするものであつて、不溶性不純物の含有量が0.02%以下であるもの」と定められている。特定動物性油脂は、脂肪の利用率が高く、ほ乳期子豚の体重増加に効果的であるため、本実施形態において酵素処理魚たん白質との併用成分として好ましい。
なお、発育成績改善作用を有し、ほ乳期子豚育成用配合飼料に配合し得る酵素処理魚たん白質以外の成分として例示したこれらの成分は、前述したほ乳期子豚用発育成績改善剤において、酵素処理魚たん白質と併用し得る有効成分として使用することもできる。
〔ほ乳期子豚の飼育方法および発育成績改善方法〕
本実施形態に係るほ乳期子豚の飼育方法は、上記の実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料をほ乳期子豚に給与するものである。
本実施形態において、上記実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料を給与する期間は、子豚がほ乳期である限り特に限定されないが、発育成績を効果的に改善する観点から、離乳10日前から上記ほ乳期子豚育成用配合飼料を給与することが好ましく、離乳20日前から給与することがさらに好ましく、出生直後(初生)から給与することが特に好ましい。
ここで、ほ乳期の子豚にとって、離乳は母豚と切り離され、また母乳を吸飲できなくなり人工乳等に移行するため、大きなストレスの原因となる。これに対し、上記の期間から前述したほ乳期子豚育成用配合飼料を給与すると、子豚を配合飼料に慣らすことで子豚に与えるストレスを低減することができ、特に好ましい。これにより、離乳後においても配合飼料への食いつきを良好なものとし、飼料摂取量を安定化させ、ほ乳期の子豚の発育成績をさらに改善することができる。
また、上記実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料を、離乳10日後までにかけてほ乳期子豚に給与することが好ましく、離乳20日後までにかけて給与することがさらに好ましく、ほ乳期が終了するまで(およそ70日齢,体重が概ね30kgまで)給与することが特に好ましい。かかる期間までほ乳期子豚育成用配合飼料をほ乳期子豚に給与することで、酵素処理魚たん白質の良好な消化吸収効率および高い嗜好性により、ほ乳期子豚の発育成績を改善させることができる。
本実施形態に係るほ乳期子豚の飼育方法は、上記実施形態に係るほ乳期子豚育成用配合飼料(酵素処理魚たん白質を配合したほ乳期子豚育成用配合飼料)をほ乳期子豚に給与する以外は、特に制限されない。例えば、ほ乳期、すなわち離乳前後から体重30kgに達するまでの期間における子豚の発育の過程に伴い、ほ乳期子豚育成用配合飼料は、液体飼料(代用初乳,餌つけ飼料,人工乳等)から固体飼料(一部の餌つけ飼料、人工乳,子豚育成飼料等)へ、また乳たん白質等の動物質性飼料を主とする飼料から穀類等を主とする飼料へ、徐々に切り替えていくことが望ましいが、これらのいずれにも酵素処理魚たん白質または上記実施形態に係るほ乳期子豚用発育成績改善剤が配合されていればよい。
以上述べたように、本実施形態によれば、酵素処理魚たん白質を配合したほ乳期子豚育成用配合飼料をほ乳期子豚に給与することで、子豚の発育成績を改善することができる(本発明に係るほ乳期子豚の発育成績改善方法に該当)。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
以下、製造例および試験例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の各例に何ら制限されるものではない。
〔製造例〕酵素処理魚たん白質の製造
新鮮なイワシの全魚体1000kgを粉砕し、アルカリ性プロテアーゼ(Bacillus licheniformis由来)で6時間処理することにより加水分解した。得られた処理物を遠心分離して魚油や未消化の魚骨等を除去し、さらに膜ろ過することにより塩分、脂肪分等を除去した後、得られたろ過物を濃縮し、スプレー乾燥することにより、酵素処理魚たん白質を得た(250kg)。以下の試験例では、本製造例で得られた酵素処理魚たん白質を使用した。
〔試験例1〕酵素処理魚たん白質の成分分析
上記製造例にて得られた酵素処理魚たん白質について、「飼料分析基準」(平成20年4月1日付け19消安第14729号)に準じ、粗たん白質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分および可溶性無窒素物を分析した。結果を表2に示す。
また、酵素処理魚たん白質を過ギ酸により酸化処理に付し、減圧濃縮乾固してさらに塩酸により加水分解した後、アミノ酸自動分析計法により、表2に示すアミノ酸(トリプトファンを除く)の含有量を測定した。一方、酵素処理魚たん白質に水酸化バリウム、水およびチオジエチレングリコールを加えて加熱溶解し加水分解した後微アルカリ性に調整し、高速液体クロマトグラフ法により、トリプトファンの含有量を測定した。さらに、得られた各アミノ酸の含有量を、前述した粗たん白質(質量%)に乗じることにより、粗たん白質に対する各構成アミノ酸の質量割合を算出した。結果を表3に示す。
Figure 0006568363
Figure 0006568363
上記製造例で得られた酵素処理魚たん白質は、粗たん白質が多く、一方粗脂肪が少なかった。また、酵素処理魚たん白質は、豚において旨味成分として作用するアルギニン、アラニン、プロリン、グルタミン酸、トレオニンおよびアスパラギン酸を豊富に含み、一方苦味成分として作用するトリプトファンの量が少なく、豚の嗜好性の観点から優れたアミノ酸組成を有することが明らかとなった。
〔試験例2〕酵素処理魚たん白質の消化率および栄養価の測定
「飼料のアミノ酸又は可消化養分総量若しくは代謝エネルギーの取扱い」(昭和56年7月27日付け56畜B第1594号)に定める消化試験法に準じ、粗たん白質の消化率、および可消化養分総量を測定した。具体的には、LW・D種去勢子豚10頭に基本飼料(粗蛋白質:12.7質量%,粗脂肪:2.8質量%,粗繊維:2.5質量%,粗灰分:4.4質量%)を5日間給与して試験環境に馴致させた後、基本飼料または試験飼料(基本飼料と酵素処理魚たん白質とを85:15で混合したもの,粗蛋白質:11.7質量%,粗脂肪:2.4質量%,粗繊維:2.1質量%,粗灰分:5.2質量%)を5頭ずつに割り付け、各飼料を10日間定量給与した。各飼料給与開始後6日目より5日間に排泄された新鮮糞を個体毎に採取し、分析試験に供した。結果を表4に示す。
なお、比較のため、魚粉CP50%(粗たん白質50%のもの,以下同様に表記)、魚粉CP55%、魚粉CP60%、魚粉CP65%、およびホワイトフィッシュミールについて、日本標準試料成分表(2009年版)の記載に基づき、粗たん白質、粗たん白質の消化率および可消化養分総量の値を表4に示し、さらに、粗たん白質に粗たん白質消化率を乗じた可消化粗たん白質について、表4および図1に示す。
Figure 0006568363
表4および図1に示すように、酵素処理魚たん白質は、他の魚由来の動物性飼料と比較して、粗たん白質量およびその消化率がいずれも高いため、結果として、可消化粗たん白質が非常に高い値となった。可消化粗たん白質は、可消化養分総量の大半を占めていた。かかる結果は、酵素処理魚たん白質が、ほ乳期の子豚の発育に対し特に好適に作用し得ることを示す。
〔試験例3〕給与試験−1
離乳前の子豚(5日齢,平均体重:1.82kg)10頭ずつを3区に分け、対照区には対照区飼料(粗蛋白質:21.0質量%,粗脂肪:3.0質量%,粗繊維:3.0質量%,粗灰分:9.0質量%,カルシウム:0.6質量%,リン:0.5質量%,可消化養分総量:80.0質量%,アビラマイシン:40g力価/t,硫酸コリスチン:40g力価/t,特定動物性油脂を配合,血漿たん白質およびクエン酸モランテル無配合)を19日間給与した。一方、試験区1および試験区2には、表5に示すようにクエン酸モランテルおよび/または酵素処理魚たん白質を対照区飼料に配合し、同期間給与した。給与期間の開始時および終了時に各子豚の体重を測定して各区での平均を求め、平均1日増体重を算出した。結果を表5および図2に示す。
Figure 0006568363
表5および図2に示されるとおり、酵素処理魚たん白質を配合した試験区1では対照区に比べて発育成績が改善し、さらにクエン酸モランテルを配合した試験区2では更なる改善がみられた。
〔試験例4〕給与試験−2
離乳後の子豚(25日齢,平均体重:7.03kg)25頭ずつを4区に分け、基本飼料(粗蛋白質:20.5質量%,粗脂肪:3.5質量%,粗繊維:3.0質量%,粗灰分:10.0質量%,カルシウム:0.7質量%,リン:0.5質量%,可消化養分総量:85.0質量%,クエン酸モランテル:30g/t,エンラマイシン:20g力価/t,硫酸コリスチン:40g力価/t,特定動物性油脂を配合)に対し、酵素処理魚たん白質および/または血漿たん白質(粗蛋白質:80.3質量%,粗脂肪:0.0質量%,可溶無窒素物:4.4質量%,粗灰分:7.4質量%,可消化養分総量:76.4質量%)を表6に示すように配合し、それぞれ13日間給与した。給与期間の開始時および終了時に各子豚の体重を測定して各区での平均を求め、平均1日増体重を算出した。また、給与期間における対照区および試験区の飼料摂取量を測定し、飼料要求率を算出した。結果を表6および図3に示す。
Figure 0006568363
表6および図3に示されるとおり、酵素処理魚たん白質を配合した試験区1は、血漿たん白質を配合した対照区と比較しても遜色ない発育成績を示した。また、血漿たん白質の一部を酵素処理魚たん白質で置換した試験区2および3は、対照区と同等以上の発育成績を示し、特に半分以上を置換した試験区3では極めて優れていた。試験区3での優れた発育成績は、飼料要求率が顕著に低下したことに起因すると考えられる。
〔試験例5〕給与試験−3
離乳後の子豚(25日齢,平均体重:7.4kg)を対照区および試験区にそれぞれ12頭ずつ分け、対照区には市販のほ乳期子豚育成用配合飼料(子豚用人工乳,粗たん白質:20.5質量%,粗脂肪:4.0質量%,粗繊維:4.0質量%,粗灰分:7.0質量%,カルシウム:0.7質量%,リン:0.55質量%,可消化養分総量:82.5質量%,クエン酸モランテル:30g/t,エンラマイシン:20g力価/t,硫酸コリスチン:40g力価/t,血漿たん白質および特定動物性油脂を配合)を45日間給与した。一方、試験区には、当該ほ乳期子豚育成用配合飼料に酵素処理魚たん白質3質量%を配合した飼料を同期間給与した。給与期間の開始時および終了時に各子豚の体重を測定して各区での平均を求め、平均1日増体重を算出した。また、給与期間における対照区および試験区の飼料摂取量を測定し、飼料要求率を算出した。結果を表7および図4に示す。
Figure 0006568363
表7および図4に示すとおり、飼料に酵素処理魚たん白質を配合することにより、平均1日増体重が増加し、また飼料要求率が低減した。
〔試験例6〕給与試験−4
離乳前の子豚(4日齢)を試験区と対照区とに20頭ずつ分け、対照区には市販のほ乳期子豚育成用配合飼料(子豚用人工乳,粗たん白質:20.5質量%,粗脂肪:3.5質量%,粗繊維:2.0質量%,粗灰分:10.0質量%,カルシウム:0.7質量%,リン:0.5質量%,可消化養分総量:85.0質量%,クエン酸モランテル:30g/t,エンラマイシン:20g力価/t,硫酸コリスチン:40g力価/t,血漿たん白質および特定動物性油脂を配合)を36日間給与した。一方、試験区には、当該ほ乳期子豚育成用配合飼料に酵素処理魚たん白質3質量%を配合した飼料を同期間給与した。なお、対照区および試験区の子豚は、いずれも給与開始後22日目に離乳させた。離乳時および給与期間の終了時に各子豚の体重を測定して各区での平均を求め、平均1日増体重を算出した。また、給与期間における対照区および試験区の飼料摂取量を測定し、飼料要求率を算出した。結果を表8および図5に示す。
Figure 0006568363
表8および図5に示すとおり、酵素処理魚たん白質を配合した飼料を離乳前から離乳後にかけて給与することにより、給与開始時にほとんど認められなかった体重差が、離乳時において約0.9kg、給与期間終了時には約2kgにもなっていた。さらに離乳時から給与期間終了時までの平均1日増体重についても、試験区の結果が対照区の1.4倍にもなるという顕著な増加を示した。これは、酵素処理魚たん白質を配合したことによる飼料要求率の低減に加え、かかる飼料を離乳前から離乳後にかけて給与したことにより、飼料摂取量について1.3倍もの顕著な増加がみられたことが寄与していると考えられる。
本発明によれば、酵素処理魚たん白質の作用によりほ乳期における子豚の発育成績を改善することができ、発育が早く、活力のある子豚に育成することができる。その結果、子豚はその後も順調に発育が進み、肉豚として出荷するまでの期間を短縮することができ、養豚成績全体を改善することができるため、養豚産業にとって非常に有用である。

Claims (11)

  1. たん白質分解酵素により酵素処理された魚たん白質を有効成分とし、少なくとも離乳10日前から離乳10日後までにかけてほ乳期子豚に給与する用途に用いられることを特徴とするほ乳期子豚用発育成績改善剤。
  2. 前記たん白質分解酵素はアルカリ性プロテアーゼであることを特徴とする請求項1に記載のほ乳期子豚用発育成績改善剤。
  3. 前記魚たん白質の原料は、イワシ、マグロ、カツオ、サケ、マス、タラからなる群より選択される1種または2種以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のほ乳期子豚用発育成績改善剤。
  4. 前記酵素処理された魚たん白質において、粗たん白質に対するリジンの質量割合が9質量%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のほ乳期子豚用発育成績改善剤。
  5. たん白質分解酵素により酵素処理された魚たん白質を配合したほ乳期子豚育成用配合飼料であって、少なくとも離乳10日前から離乳10日後までにかけてほ乳期子豚に給与する用途に用いられることを特徴とするほ乳期子豚育成用配合飼料。
  6. さらに抗菌性飼料添加物を配合したことを特徴とする請求項に記載のほ乳期子豚育成用配合飼料。
  7. 前記抗菌性飼料添加物がクエン酸モランテルであることを特徴とする請求項に記載のほ乳期子豚育成用配合飼料。
  8. さらに血漿タンパク質を配合したことを特徴とする請求項のいずれか一項に記載のほ乳期子豚育成用配合飼料。
  9. さらに特定動物性油脂を配合したことを特徴とする請求項のいずれか一項に記載のほ乳期子豚育成用配合飼料。
  10. 請求項のいずれか一項に記載のほ乳期子豚育成用配合飼料を、少なくとも離乳10日前から離乳10日後までにかけてほ乳期子豚に給与することを特徴とするほ乳期子豚の飼育方法。
  11. 請求項のいずれか一項に記載のほ乳期子豚育成用配合飼料を、少なくとも離乳10日前から離乳10日後までにかけてほ乳期子豚に給与することを特徴とするほ乳期子豚の発育成績改善方法。
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