JP6567602B2 - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法に関する。
従来から、道路の混雑度等の交通状況の把握や、路上駐車の発見のために、プローブ車両が取得した情報を分析する技術が知られている。例えば、プローブ車両に搭載された撮像装置が周囲を撮像した撮像画像から、道路上に位置する車両のうち、走行していない車両を検出する技術が知られている。
特表2000−504859号公報 特開2016−062443号公報 特開2015−076074号公報 特開2016−170708号公報 特開平3−252799号公報 特開2009−169527号公報 特開2017−045211号公報
しかしながら、従来技術においては、走行していない車両が、駐車している駐車車両であるのか、または信号待ち等のために一時的に停車している停車車両であるのか、を高精度に判別することが困難であった。
実施形態の情報処理装置は、車両検出部と、走行判断部と、停車評価部と、駐車評価部と判別部とを備える。車両検出部は、プローブ車両に搭載された撮像装置によって撮像された撮像画像から車両を検出する。走行判断部は、検出された車両が走行しているか否かを判断する。停車評価部は、車両が走行していない場合に、停止時間が閾値未満である停車車両の特徴を示す複数の停車車両条件の各々に対応付けられたポイントのうち検出された車両が満たす停車車両条件に対応付けられたポイントの合計値を、検出された車両が停車車両である可能性の高さを示す停車評価値として算出する。駐車評価部は、車両が走行していない場合に、停止時間が閾値以上である駐車車両の特徴を示す複数の駐車車両条件の各々に対応付けられたポイントのうち検出された車両が満たす駐車車両条件に対応付けられたポイントの合計値を、検出された車両が駐車車両である可能性の高さを示す駐車評価値として算出する。判別部は、停車評価値と駐車評価値とに基づいて、車両が停車車両であるか駐車車両であるか、を判別する。複数の停車車両条件または複数の駐車車両条件の各々に対応付けられたポイントの値は、複数の停車車両条件または複数の駐車車両条件の各々の重要度に応じて異なる。
図1は、実施形態1にかかる情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態1にかかるプローブ車両の車内のコックピット(運転席)周辺の構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態1にかかるプローブ車両の制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態1にかかるプローブ車両の制御装置が有する機能の一例を示すブロック図である。 図5は、実施形態1にかかる管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態1にかかる管理装置が有する機能の一例を示すブロック図である。 図7は、テーブル形式の情報として表現された本実施形態の履歴データベースの一例を示す図である。 図8は、実施形態1にかかる車間距離の計測について説明するための図である。 図9は、実施形態1にかかる条件の一例を一覧にした図である。 図10は、実施形態1にかかる車間距離の閾値の一例を示す図である。 図11は、実施形態1にかかる出力画面の一例を示す図である。 図12は、実施形態1にかかる制御装置で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、実施形態1にかかる管理装置で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14は、実施形態2にかかるプローブ車両の制御装置が有する機能の一例を示すブロック図である。 図15は、実施形態2にかかる管理装置が有する機能の一例を示すブロック図である。 図16は、実施形態2にかかる制御装置で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図17は、実施形態2にかかる管理装置で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(実施形態1)
本実施形態の情報処理システムでは、プローブ車両から撮像画像等を受信した管理装置が、撮像画像中の車両が停車車両か、駐車車両か、または、停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両か、を判別する。以下、本実施形態の詳細について説明する。
図1は、本実施形態にかかる情報処理システムSの全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システムSは、プローブ車両1と、管理装置8とを備える。
プローブ車両1は、撮像装置やGPSアンテナ等を搭載した車両であり、道路上を走行しながら撮像した撮像画像や、自車の位置等の情報を管理装置8に送信する。例えば、プローブ車両1は、車両2を撮像する。図1に示されるプローブ車両1は1台であるが、情報処理システムSは複数のプローブ車両1を含むものとする。
車両2は、プローブ車両1が位置する車線(以下、自車線という)に隣接する他の車線(以下、隣接車線と言う)に位置する車両であり、プローブ車両1の前方に位置する。また、プローブ車両1は、後方や側方に位置する車両を撮像する構成を採用しても良いし、自車線に位置する車両を撮像しても良い。
管理装置8は、プローブ車両1から、車両2を撮像した撮像画像や、GPS信号に基づくプローブ車両1の位置等の情報を受信する。管理装置8は、車両2が停止している場合に、プローブ車両1から受信した情報と後述する条件とに基づいて、車両2が停車車両であるか、駐車車両であるか、または、停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両か、を判別する。詳細な内容については後述する。管理装置8は、本実施形態における情報処理装置の一例である。
駐車車両は、停止時間が閾値以上の車両である。また、停車車両は、停止時間が閾値未満の車両である。例えば、停車車両には、信号待ちや渋滞によって一時的に停車している車両が含まれる。本実施形態における停止時間の閾値は、例えば5分とするが、これに限定されるものではない。また、停車車両を、一時停止車両、信号待ち車両、渋滞内車両等と呼ぶ場合もある。
また、管理装置8は、ネットワークを介して交通情報提供業者9へ車両2の判別結果、車両2の位置、撮像時刻、撮像画像等のデータを送信する。
また、図1に示すGPS(Global Positioning System)衛星4は、プローブ車両1に対して、GPS信号を発信する。
また、図1に示す基地局7は、無線で情報を送受信するための基地局である。プローブ車両1および管理装置8は、基地局7を介することで、無線通信を用いて情報の送受信を行うことができる。
また、図1に示す交通情報提供業者9は、道路の混雑状況や駐車車両の有無等の交通情報をドライバや企業に提供する事業者である。交通情報提供業者9は、管理装置8から停車車両および駐車車両の検出についての情報を受信する。
図2は、本実施形態にかかるプローブ車両1の車内のコックピット(運転席)周辺の構成の一例を示す図である。図2に示すように、プローブ車両1は、制御装置10と、第1撮像装置11と、第2撮像装置12と、GPSアンテナ13と、を備える。
制御装置10は、プローブ車両1全体を制御する。制御装置10は、本実施形態における車載装置の一例である。
第1撮像装置11は、プローブ車両1のバックミラーBMを基準として、運転席側から見て左側に設けられる。第2撮像装置12は、プローブ車両1のバックミラーBMを基準として、運転席側から見て右側に設けられる。第1撮像装置11および第2撮像装置12は、プローブ車両1の前方に位置する車両2を、互いに異なるアングルから撮像する。第1撮像装置11および第2撮像装置12は、ステレオカメラを構成する。
第1撮像装置11と第2撮像装置12とを区別しない場合は、撮像装置と称する。本実施形態の撮像装置はプローブ車両1の前方を撮像可能な位置に設置されるが、設置位置はこれに限定されるものではない。例えば、撮像装置は、プローブ車両1の斜め前方、左右の側方、斜め後方、後方等を撮像可能な位置に設置されても良い。また、撮像装置は、周囲360度を撮像可能なカメラであっても良い。設置される撮像装置の数は、2台に限定されるものではない。また、本実施形態において撮像装置は撮像画像として動画像を撮像するが、静止画を撮像する構成を採用しても良い。また、撮像装置はステレオカメラに限定されるものではなく、単眼カメラであっても良い。
GPSアンテナ13は、GPS衛星4から発信されるGPS信号を受信する。
図3は、本実施形態にかかるプローブ車両1の制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、メモリ102と、HDD(Hard Disk Drive)103と、ツールインタフェース(I/F)104と、GPSモジュール105と、計時回路106と、通信インタフェース(I/F)107とを備える。
CPU101は、制御装置10の全体を制御する。メモリ102は、プログラム等の各種のデータを記憶するメモリであり、例えばROMである。また、メモリ102は、CPU101のワークエリア(作業領域)として機能するRAM等をさらに備える構成であってもよいし、メモリ102とは別にRAM等が設けられてもよい。HDD103は、外部記憶装置(補助記憶装置)である。制御装置10は、HDD103の代わりに、フラッシュメモリ等の記憶媒体を備える構成を採用しても良い。
ツールインタフェース104は、プローブ車両1が備える各種のツールと接続するためのインタフェースである。例えば、ツールは、撮像装置、プローブ車両1のECU(Engine Control Unit)、車輪速センサ等の各種センサ、カーナビゲーションシステム、スマートフォン等である。例えばツールインタフェース104は、撮像装置と接続し、撮像画像を受信する。
GPSモジュール105は、GPSアンテナ13を介してGPS信号を受信する。また、GPSモジュール105は、複数の衛星4から受信したGPS信号(電波)に基づいて、プローブ車両1の現在位置(緯度、経度)を算出する。また、GPSモジュール105は、複数のGPS衛星4から受信したGPS信号に基づいて、現在時刻を算出しても良い。
また、計時回路106は、計時機能を有する回路である。計時回路106は、例えばRTC(Real Time Clock)であるが、これに限定されるものではない。
通信インタフェース107は、ネットワーク等を介して情報の送受信を行うためのインタフェースである。通信インタフェース107は、無線のネットワークを介して基地局7と接続し、管理装置8との間で情報の送受信を行う。例えば、通信インタフェース107は、モバイルルータやスマートフォンのネットワーク接続機能により、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等によって情報の送受信を行っても良い。
図4は、本実施形態にかかるプローブ車両1の制御装置10が有する機能の一例を示すブロック図である。図4に示すように、制御装置10は、取得部110と、送信部111と、記憶部150とを備える。
記憶部150は、制御装置10を搭載するプローブ車両1を識別するプローブ車両IDを記憶する。プローブ車両IDはプローブ車両1を特定することが可能な識別情報であれば良い。記憶部150は、例えばHDD103によって構成される。
取得部110は、ツールインタフェース104を介して各種の情報を取得する。より具体的には、取得部110は、撮像装置が撮像した撮像画像を、ツールインタフェース104を介して取得する。例えば、取得部110は、一定時間ごとに撮像装置から撮像画像を取得する。また、取得部110は、1度の取得にあたり、複数フレームを含む動画像を撮像画像として取得する。なお、取得部110は、1度の取得にあたり、1フレームの静止画像を取得しても良い。
また、取得部110は、ツールインタフェース104を介して撮像画像を撮像した時点におけるプローブ車両1の車速をECUから取得する。また、取得部110は、ツールインタフェース104を介してプローブ車両1の車輪速センサから車輪速を取得して、プローブ車両1の車速を算出しても良い。または、取得部110は、所定の時間単位における、GPSモジュール105が算出したプローブ車両1の位置の変化から、プローブ車両1の車速を算出しても良い。
また、取得部110は、計時回路106から現在時刻を取得する。取得部110は、撮像装置から撮像画像を取得したタイミングで現在時刻を取得するため、当該時刻は、撮像画像が撮像された時刻(撮像時刻)である。現在時刻の取得の手法はこれに限定されるものではなく、取得部110は、GPSモジュール105や、カーナビゲーションシステム、スマートフォン等から現在時刻を取得しても良い。
さらに、取得部110は、GPSモジュール105から、現在時刻におけるプローブ車両1の位置(緯度、経度)を取得する。本実施形態において、取得部110は、撮像装置から撮像画像を取得したタイミングでプローブ車両1の位置を取得するため、当該位置は、撮像時刻におけるプローブ車両1の位置(撮像位置)である。
送信部111は、取得部110が取得した撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、プローブ車両1の車速と、記憶部150に記憶されたプローブ車両1のプローブ車両IDと、を対応付けて、管理装置8へ送信する。
次に、管理装置8の詳細を説明する。
図5は、本実施形態にかかる管理装置8のハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示すように、管理装置8は、CPU81と、メモリ82と、HDD83と、表示装置84と、入力装置85と、通信インタフェース(I/F)86とを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。CPU81は、例えば、HDD83(外部記憶装置)に記憶されたプログラムをメモリ82上にロードする。
表示装置84は、液晶パネル等からなるディスプレイ等である。また、入力装置85は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザの操作を受け付ける装置である。なお、表示装置84および入力装置85は取り外し可能であっても良い。
通信インタフェース86は、ネットワーク等を介して管理装置8が送受信を行うためのインタフェースである。
図6は、本実施形態にかかる管理装置8が有する機能の一例を示すブロック図である。図6に示すように、管理装置8は、受信部801と、車線検出部802と、車両検出部803と、点灯状態検出部804と、信号機検出部805と、車間距離計測部806と、車速算出部807と、車列パターン検出部808と、位置補正部809と、停車評価部810と、駐車評価部811と、判別部812と、送信部813と、出力部814と、受付部815と、記憶部850とを備える。
記憶部850は、デジタルマップ851と、履歴データベース(DB)852と、停留所位置データベース(DB)853と、駐車可能区間データベース(DB)854と、信号機位置データベース(DB)855と、踏切位置データベース(DB)856とを記憶する。
デジタルマップ851は、デジタルデータ化された地図情報である。デジタルマップ851は、車両が走行可能な道路の位置(緯度、経度)を特定する情報を含む。
履歴データベース852は、後述する判別部812による過去の判別結果の履歴を記録するデータベースである。
図7は、テーブル形式の情報として表現された本実施形態の履歴データベース852の一例を示す図である。図7に示すように、履歴データベース852は、判別結果と、プローブ車両IDと、撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、車両が満たした条件IDと、車間距離と、深度マップとが対応付けられた情報である。
判別結果は、後述する判別部812が、車両2が停車車両か、駐車車両か、または、停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両か、を判別した結果を示す情報である。
また、撮像位置は、後述の位置補正部809によって補正された撮像位置(緯度、経度)を示す情報である。また、車両が満たした条件IDは、後述の停車評価部810および駐車評価部811によって車両2が満たすと判断された条件の条件IDである。条件についての詳細は後述する。
車間距離は、車両2と、車両2の前方に位置する他の車両との車間距離である。車間距離については、車間距離計測部806の説明で後述する。
深度マップ(depth map)は、被写体の奥行の情報をもつ画像であり、後述の車列パターン検出部808によって撮像画像から生成される。深度マップについては、車列パターン検出部808の説明で後述する。
図7に示す履歴データベース852の構成および登録されたデータの内容は一例であり、これに限定されるものではない。
図6に戻り、停留所位置データベース853は、バスの停留所の位置(緯度、経度)が登録されたデータベースである。
また、駐車可能区間データベース854は、路上で駐車可能な位置が登録されたデータベースである。例えば、駐車可能区間データベース854には、パーキングメータの位置が登録される。
信号機位置データベース855は、信号機の位置(緯度、経度)が登録されたデータベースである。また、踏切位置データベース856は、踏切の位置(緯度、経度)が登録されたデータベースである。
受信部801は、制御装置10から、撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、プローブ車両1の車速と、プローブ車両IDとを受信する。
車線検出部802は、受信部801が受信した撮像画像を構成するフレームに対して画像処理を行って、当該フレームに含まれる車線を検出する。例えば、車線検出部802は、エッジ検出によって複数の白線を検出することにより、白線と白線との間に位置する車線を検出する。検出対象は白線に限定されるものではなく、ガードレールや縁石等でも良い。また、車線検出の手法はこれに限定されるものではなく、パターン認識等の他の手法を採用しても良い。また、車線検出部802は、検出した車線のうち、プローブ車両1が位置する車線(以下、自車線という)と、自車線に隣接する他の車線(以下、隣接車線と言う)とを判別する。
車両検出部803は、受信部801が受信した撮像画像から、隣接車線に位置する車両2を検出する。具体的には、車両検出部803は、受信部801が受信した撮像画像を構成するフレームに対してパターン認識等の画像処理を行って、当該フレームに含まれる車両2を検出する。車両検出の手法はこれに限定されるものではなく、他の手法を採用しても良い。また、車両検出部803は、検出した車両2と、車線検出部802が検出した車線との撮像画像における位置から、検出した車両2が隣接車線に位置するか否かを判断する。
また、車両検出部803は、撮像画像から、車両2と同一の車線(隣接車線)において、車両2の前方に位置する他の車両を検出する。
また、車両検出部803は、隣接車線の幅方向(左右方向)における車両2の位置を判断する。例えば、車両検出部803は、隣接車線の路肩から車両2までの距離と、隣接車線の路肩と反対側の端から車両2までの距離と、を算出することにより、車両2の位置を判断する。隣接車線の路肩は、左側通行の場合、プローブ車両1から見て左側に位置するものとする。隣接車線の幅方向における車両2の位置の判断の手法はこれに限定されるものではない。例えば、車両検出部803は、隣接車線の幅方向の中間点を隣接車線の中央として検出し、車両2の車体の幅方向の中心と隣接車線の中央との距離を算出しても良い。
本実施形態においては、車両検出部803は隣接車線に位置する車両2を検出するが、検出対象の車両はこれに限定されるものではない。例えば、プローブ車両が1車線の道路を走行する場合、車両検出部803は、自車線に位置する車両2を検出しても良い。また、プローブ車両が3車線以上の道路を走行する場合、車両検出部803は、自車線や隣接車線以外のその他の車線に位置する車両2を検出しても良い。
点灯状態検出部804は、受信部801が受信した撮像画像から、車両2が搭載している照明の点灯状態を検出する。車両2が搭載している照明は、例えばブレーキランプ、テールランプ、ハザードランプ等である。また、点灯状態は、照明が消灯しているか、点灯しているか、点滅しているか、のいずれかの状態のことをいう。
具体的には、点灯状態検出部804は、撮像画像内において、車両検出部803が検出した車両2から撮像装置へ進行する光を放出している光源を、車両2が搭載している照明として検出する。そして、点灯状態検出部804は、検出した光源の車両2における位置から、当該光源が、車両2が搭載している照明のうち、いずれの種類(ブレーキランプ、テールランプ、ハザードランプ等)に該当するものであるかを判断する。点灯状態検出部804は、検出した光源がブレーキランプであると判断した場合、ブレーキランプが点灯していると判断する。また、点灯状態検出部804は、検出した光源がテールランプであると判断した場合、テールランプが点灯していると判断する。また、点灯状態検出部804は、撮像画像の複数のフレームに対して光源の検出を行い、ハザードランプが点灯と消灯とを一定時間以上繰り返していることを検出した場合に、ハザードランプが点滅していると判断する。点灯状態検出部804は、撮像画像内の車両2から光源を検出しない場合は、いずれの照明も消灯していると判断する。また、点灯状態検出部804は、検出した光源がいずれの照明によるものであるかが特定できない場合や、太陽光の逆光等の影響で光源の検出が困難である場合は、点灯状態が不明であると判断する。
点灯状態検出部804による照明の点灯状態の検出の手法はこれに限定されない。また、点灯状態検出部804は、撮像画像の撮像時刻が夜間である場合にのみ、車両2が搭載している照明の点灯状態の検出を行うものとしても良い。
信号機検出部805は、受信部801が受信した撮像画像から、パターン認識等の手法により、車両検出部803が検出した車両2の前方(進行方向)に位置する信号機を検出する。また、信号機検出部805は、検出した信号機が、赤色点灯表示をしているか否かをさらに判断する構成を採用しても良い。例えば、信号機検出部805は、撮像画像内の信号機の灯器の色を識別することにより、赤色点灯表示か否かを判断する。また、信号機検出部805は、さらに、踏切に設けられた遮断機や、バスの停留所等を撮像画像から検出しても良い。
車間距離計測部806は、撮像画像に含まれるフレームごとに、プローブ車両1と車両2との車間距離と、プローブ車両1と車両2の前方に位置する他の車両との車間距離と、車両2と車両2の前方に位置する他の車両との車間距離と、をそれぞれ計測する。
図8は、本実施形態にかかる車間距離の計測について説明するための図である。車間距離計測部806は、第1撮像装置11により得られた撮像画像と、第2撮像装置12により得られた撮像画像との視差に基づいて、図8に示すように、プローブ車両1と車両2との車間距離3と、プローブ車両1と他の車両36との車間距離37とを計測する。そして、車間距離計測部806は、車間距離37から車間距離3を減算し、他の車両36の後端から車両2の後端までの距離38を算出する。車間距離計測部806は、距離38から一般的な車長を減算することにより、車両2と他の車両36との車間距離39を算出する。
車両2と他の車両36との車間距離39を計測する手法はこれに限定されるものではない。例えば、車間距離計測部806は、撮像装置により得られた撮像画像の視差に基づいて撮像画像における被写体の深度を計測することにより、車両2と他の車両36との車間距離39を直接的に計測しても良い。
図6に戻り、車速算出部807は、車両2の車速を算出する。具体的には、車速算出部807は、車間距離計測部806が計測したプローブ車両1と車両2との車間距離3の一定時間内における変化量を、フレームごとの車間距離3から求める。車速算出部807は、車間距離3の一定時間内における変化量から、プローブ車両1に対する車両2の相対速度を算出する。そして、車速算出部807は、受信部801が受信したプローブ車両1の車速と、プローブ車両1に対する車両2の相対速度から、車両2の絶対速度を車速として算出する。
本実施形態においては、車速算出部807は、車両2の車速が時速0kmである場合に、車両2が走行していない(停止している)と判断する。また、車両2の車速が時速0kmではない場合に、車速算出部807は、車両2が走行している(停止していない)と判断する。車速算出部807は、本実施形態における走行判断部の一例である。判断基準となる時速は時速0kmに限らず、車速算出部807は、車速が閾値未満である場合に車両2が走行していないと判断してもよい。また、車両2が走行しているか否かを判断する手法はこれに限定されるものではない。例えば、車速算出部807は、撮像画像内の背景部分と車両2との位置の変化の有無等に基づいて車両2が走行しているか否かを判断しても良い。
車列パターン検出部808は、受信部801が受信した撮像画像から、車両2付近の画像領域の深度マップを生成することにより、車列パターンを検出する。本実施形態において、車列パターンは、車両2を含む車列全体の形状である。具体的には、車列パターン検出部808は、第1撮像装置11により得られた撮像画像と、第2撮像装置12により得られた撮像画像との視差に基づいて、撮像画像における被写体の深度(距離)を計測する。車列パターン検出部808は、計測した深度(距離)に基づいて、深度マップを生成する。例えば、深度マップは、被写体との距離が近いほど白く、距離が遠いほど黒くなるように色によって距離を表すモノクロの画像であっても良い。
車列パターン検出部808は、撮像画像から生成した深度マップのうち、車両検出部803により検出された車両2を含む所定の画像範囲を車列パターンとして検出する。所定の画像範囲は、車両2を含む車列が含まれると想定される範囲であり、予め定められる。あるいは、車列パターン検出部808は、深度マップ全体を車列パターンとして取り扱っても良い。また、車列パターンの検出の手法はこれに限定されるものではなく、深度マップ以外の手法を採用しても良い。
また、車列パターン検出部808は、車速算出部807が車両2が走行していないと判断した場合に、深度マップの生成を行うものとする。このように限定することにより、車列パターン検出部808の処理負荷が低減される。
位置補正部809は、車速算出部807が車両2が走行していないと判断した場合に、受信部801が受信した撮像位置を、デジタルマップ851を用いて道路上の位置に補正する。GPS信号に基づいて撮像位置が特定される際に誤差が生じることにより、受信部801が受信した撮像位置は、プローブ車両1が走行する道路上から外れる場合がある。位置補正部809は、デジタルマップ851に含まれる道路の位置を特定する情報に基づいて、受信部801が受信した撮像位置を道路上の位置(緯度、経度)に補正する。
また、位置補正部809は、補正後の撮像位置と、車間距離計測部806が計測したプローブ車両1と他の車両36との車間距離37とから、車両2の位置(緯度、経度)を特定する。
停車評価部810は、車両2が走行していない場合に、停止時間が閾値未満である停車車両の特徴を示す1以上の停車車両条件に基づいて、車両2が停車車両である可能性の高さを示す停車評価値を算出する。
図9は、本実施形態にかかる条件の一例を一覧にした図である。図9に示す区分が“停車車両”である条件は、停車車両条件である。また、区分が“駐車車両”である条件は、駐車車両条件である。停車車両条件は、車両2が停車車両であると判定するための判定条件とも称され得る。また、駐車車両条件は、車両2が駐車車両であると判定するための判定条件とも称され得る。以下、停車車両条件と駐車車両条件とを区別しない場合には、単に条件という。駐車車両条件については、駐車評価部811の説明で後述する。
図9に示すように、複数の停車車両条件のそれぞれは互いに異なる内容の条件であり、複数の駐車車両条件のそれぞれは互いに異なる内容の条件である。また、条件IDは、各条件を特定するための番号である。
また、図9に示すように、条件のそれぞれには、ポイントが対応付けられている。図9に示すように、各条件に対応付けられたポイントは、各条件の重要度(判定への寄与度)に応じてそれぞれ値が異なる。本実施形態においては、条件の重要度が高いほど、大きい値のポイントが対応付けられる。また、ポイントの値が決定される基準はこれに限定されるものではなく、重要度が高いほど、小さい値のポイントが対応付けられても良い。本実施形態においては、各条件に対応付けられたポイントの値は、予め定められているものとする。例えば、各条件IDとポイントの値とは、対応付けられて記憶部850に記憶されても良い。
具体的には、停車評価部810は、車両2が各停車車両条件を満たすか否かを判断する。換言すれば、停車評価部810は、車両2が停車車両の特徴に当てはまるか否か、を判断する。そして、停車評価部810は、車両2が満たした停車車両条件に対応付けられたポイントを加算(合計)して停車評価値を算出する。停車評価値は、車両2が停車車両である可能性の高さを示す。また、停車評価値は、停車車両らしさとも称され得る。
図9に示すように、複数の停車車両条件の中には、“車両同士の車間距離が、停車車両の車間距離の閾値以下である”(条件ID“001”)という停車車両条件が含まれる。具体的には、停車評価部810は、車間距離計測部806が計測した車両2と他の車両36との車間距離39が、停車車両の車間距離の閾値以下であるか否かを判断する。当該条件における停車車両の車間距離の閾値は、本実施形態における第3の閾値の一例である。
図10は、本実施形態にかかる車間距離の閾値の一例を示す図である。図10に示す平均停車車間距離40は、信号待ち等における一般的な停車車両同士の間の車間距離であり、例えば、複数の停車車両同士の間の車間距離を計測した結果の平均値である。また、停車車間距離マージン41は、平均停車車間距離40に対するマージンであり、平均停車車間距離40から増加しても許容され得る範囲を示す。本実施形態における停車車両の車間距離の閾値は、平均停車車間距離40と停車車間距離マージン41との合計値である。停車評価部810は、車両2と他の車両36との車間距離39が、停車車両の車間距離の閾値(平均停車車間距離40と停車車間距離マージン41との合計値)以下の場合に、車両2が当該条件を満たすと判断する。
また、図9に示すように、複数の停車車両条件の中には、“車両のブレーキランプまたはテールランプが点灯している”(条件ID“002”)という停車車両条件が含まれる。停車評価部810は、点灯状態検出部804が車両2のブレーキランプまたはテールランプが点灯していることを検出した場合に、車両2が当該条件を満たすと判断する。ブレーキランプが点灯している場合は、ドライバが運転席でブレーキペダルを踏む等の制動動作をしているので、ドライバに駐車意図はなく、一時的に停車している可能性が高い。また、テールランプはブレーキランプと兼用されることがあるため、当該条件に含まれる。
また、複数の停車車両条件の中には、“車両が車線の中央付近に位置する”(条件ID“003”)という停車車両条件が含まれる。停車評価部810は、車両検出部803が判断した隣接車線の幅方向における車両2の位置に基づいて、車両2が当該条件を満たすか否かを判断する。例えば、停車評価部810は、車両検出部803が算出した隣接車線の路肩から車両2までの距離と、隣接車線の路肩と反対側の端から車両2までの距離と、の差が閾値以下であれば、車両2が、隣接車線の中央付近に位置すると判断する。車両2が隣接車線の中央付近に位置するか否かの判断の手法はこれに限定されるものではない。また、停車評価部810は、車両2が、自車線やその他の車線の中央付近に位置するか否かを判断しても良い。
一般に、車線の中央付近に位置する車両2は、信号待ち等で一時的に停車している場合が多いため、条件ID“003”の重要度は上述の条件ID“001”,“002”等と比較して高い。このため、条件ID“003”には比較的大きい値のポイントが設定される。
また、複数の停車車両条件の中には、“車両の前方に信号機を検出した”(条件ID“004”)という停車車両条件が含まれる。停車評価部810は、信号機検出部805が撮像画像から車両2の前方に信号機を検出した場合に、車両2が当該条件を満たすと判断する。また、条件ID“004”は“車両の前方に赤色点灯表示中の信号機を検出した”という条件であっても良い。この場合は、停車評価部810は、信号機検出部805が撮像画像から車両2の前方に信号機を検出し、かつ、検出された信号機が赤色点灯表示中である場合に、車両2が当該条件を満たすと判断する。
また、複数の停車車両条件の中には、“停止していた(走行していなかった)車両の移動を検出した”(条件ID“005”)という停車車両条件が含まれる。停車評価部810は、受信部801が制御装置10から新たに受信した撮像画像から、車両2の移動の有無を判断する。例えば、車両検出部803が新たな撮像画像から車両2を検出し、車間距離計測部806がプローブ車両1と車両2との車間距離3を計測する。計測された車間距離3の変化量に基づいて、車速算出部807が車両2が走行している(移動している)と判断した場合に、停車評価部810は、車両2が当該条件を満たすと判断する。車両2の移動の有無を判断する手法はこれに限定されるものではない。また、前回受信した撮像画像から検出された車両2と、新たに受信した撮像画像から検出された車両2とが同一の車両であることを確認するために、停車評価部810は、パターンマッチング等の手法を用いても良い。
車両2が移動している場合、駐車車両ではなく停車車両である可能性が非常に高いため、条件ID“005”には、他の条件よりも大きい値のポイントが設定される。あるいは、停車評価部810は、車両2の移動を検出した時点で、車両2を停車車両と判別し、条件との比較を終了する構成を採用しても良い。
また、複数の停車車両条件の中には、“撮像位置がプローブ車両の進行方向にある信号機または踏切の付近である”(条件ID“051”)という停車車両条件が含まれる。停車評価部810は、位置補正部809によって補正された撮像位置を、信号機位置データベース855に登録された信号機の位置および踏切位置データベース856に登録された踏切の位置と比較する。また、停車評価部810は、デジタルマップ851に登録された道路の位置から、信号機および踏切が、プローブ車両1の進行方向に位置するか否かを判断する。
補正後の撮像位置から信号機または踏切までの距離が閾値以下であり、かつ、当該信号機または踏切がプローブ車両1の進行方向に存在する場合に、停車評価部810は、補正後の撮像位置がプローブ車両1の進行方向にある信号機または踏切の付近であると判断する。当該条件における補正後の撮像位置から信号機または踏切までの距離の閾値は、例えば“50m”とするが、これに限定されるものではない。また、停車評価部810は、プローブ車両1の進行方向にかかわらず、補正後の撮像位置が信号機または踏切の付近であるか否かを単に判断するものとしても良い。
また、複数の停車車両条件の中には、“過去の履歴において、当該撮像位置で検出された車両が停車車両であった割合が閾値以上である”(条件ID“052”)という停車車両条件が含まれる。停車評価部810は、図7に示した履歴データベース852を検索し、補正後の撮像位置と一致するレコードを取得する。また、補正後の撮像位置と完全に一致しない場合であっても、履歴データベース852に登録された撮像位置が補正後の撮像位置から所定の範囲内の位置に含まれる場合は、取得対象としても良い。そして、停車評価部810は、取得した全レコードの件数の内、判別結果が“停車車両”である件数の割合を算出し、当該割合が閾値以上である場合に、車両2が当該条件を満たすと判断する。当該条件における閾値は、例えば“7割”等としても良いが、これに限定されるものではない。
また、複数の停車車両条件の中には、“撮像位置がバスの停留所付近である”(条件ID“053”)という停車車両条件が含まれる。停車評価部810は、位置補正部809によって補正された撮像位置を、停留所位置データベース853に登録されたバスの停留所の位置と比較する。補正後の撮像位置からバスの停留所までの距離が閾値以下である場合は、停車評価部810は、補正後の撮像位置がバスの停留所付近であると判断する。当該条件における閾値は、例えば“30m”とするが、これに限定されるものではない。
また、複数の停車車両条件の中には、“撮像位置がパーキングメータから離れている”(条件ID“054”)という停車車両条件が含まれる。停車評価部810は、位置補正部809によって補正された撮像位置を、駐車可能区間データベース854に登録されたパーキングメータの位置と比較する。補正後の撮像位置からパーキングメータまでの距離が閾値以上である場合は、停車評価部810は、補正後の撮像位置がパーキングメータから離れていると判断する。当該条件における閾値は、例えば“20m”とするが、これに限定されるものではない。GPS信号により計測された撮像位置に誤差がある場合や、プローブ車両1の撮像位置から車両2までの車間距離3が長い場合もあるため、閾値はパーキングメータから駐車区画の端までの一般的な距離よりも大きな数値とする。
また、駐車評価部811は、車両2が走行していない場合に、停止時間が閾値以上である駐車車両の特徴を示す1以上の駐車車両条件に基づいて、車両2が駐車車両である可能性の高さを示す駐車評価値を算出する。
具体的には、駐車評価部811は、車両2が各駐車車両条件を満たすか否かを判断する。換言すれば、駐車評価部811は、車両2が駐車車両の特徴に当てはまるか否か、を判断する。そして、駐車評価部811は、車両2が満たした駐車車両条件に対応付けられたポイントを加算(合計)して駐車評価値を算出する。駐車評価値は、車両2が駐車車両である可能性の高さを示す。また、駐車評価値は、駐車車両らしさとも称され得る。
図9に示すように、複数の駐車車両条件の中には、“車両同士の車間距離が、駐車車両の車間距離の閾値以上である”(条件ID“101”)という駐車車両条件が含まれる。一般に、駐車車両同士の間の車間距離は、停車車両同士の間の車間距離と比べて大きい。図10に示す駐車車間距離マージン42は、車両2が駐車車両であると仮定した場合に平均停車車間距離40から増加する距離の下限値である。平均停車車間距離40と駐車車間距離マージン42との合計値は、本実施形態における駐車車両の車間距離の閾値の一例であり、本実施形態における第4の閾値の一例である。
駐車評価部811は、車両2と他の車両36との車間距離39が、駐車車両の車間距離の閾値(平均停車車間距離40と駐車車間距離マージン42との合計値)以上の場合に、車両2が当該条件を満たすと判断する。また、車両検出部803が車両2の前方に他の車両を検出しなかった場合は、他の車両36が撮像画像の画角内に収まる距離よりも離れて位置するともいえる。この場合、駐車評価部811は、車両2と他の車両36との車間距離39が駐車車両の車間距離の閾値以上であるとして、車両2が当該条件を満たすと判断しても良い。あるいは、この場合は、駐車評価部811は、条件ID“001”,“101”のいずれにも加点をしないものとしても良い。
また、本実施形態においては、図10に示すように、停車車間距離マージン41が駐車車間距離マージン42よりも小さいため、停車車両の車間距離と、駐車車両の車間距離との間に、停車車両であるか駐車車両であるかが不明な範囲が存在する。車両2と他の車両36との車間距離39が当該範囲に含まれる場合、駐車評価部811は、ポイントを加算しない。
また、停車車間距離マージン41および駐車車間距離マージン42の大きさは図10に示す例に限定されるものではない。例えば、停車車間距離マージン41は、駐車車間距離マージン42よりも大きくても良い。この場合、停車車両の車間距離と、駐車車両の車間距離とが重複する範囲が発生する。このような場合においては、上述の条件ID“001”の条件は“車両同士の車間距離が、停車車両の車間距離の閾値以下であり、かつ、駐車車両の車間距離の閾値未満である”であっても良い。また、この場合、条件ID“101”の条件は“車両同士の車間距離が、停車車両の車間距離の閾値より大きい”であっても良い。
また、図9に示すように、複数の駐車車両条件の中には、“車両のハザードランプが点滅している”(条件ID“102”)という駐車車両条件が含まれる。車両2のハザードランプが点灯している場合は、ドライバが意図的な操作により駐車の意思表示をしている可能性が高い。駐車評価部811は、点灯状態検出部804が車両2のハザードランプが点滅していることを検出した場合に、車両2が当該条件を満たすと判断する。
また、複数の駐車車両条件の中には、“撮像時刻が夜間であり、かつ、ブレーキランプおよびテールランプが消灯している”(条件ID“103”)という駐車車両条件が含まれる。車両2が走行していないにもかかわらず、ブレーキランプおよびテールランプが消灯している場合は、エンジンが停止し、停止時間が閾値以上である可能性が高い。駐車評価部811は、受信部801が受信した撮像時刻が夜間の時間帯に含まれ、かつ、点灯状態検出部804が車両2のブレーキランプおよびテールランプが消灯していることを検出した場合に、車両2が当該条件を満たすと判断する。また、点灯状態検出部804が昼間にブレーキランプおよびテールランプが消灯していることを高精度に検出することは夜間と比較して難しいため、当該条件は夜間に限定される。本実施形態における夜間は、季節によって変動する日没から日の出までの時間帯であっても良いし、固定した時間帯が定められても良い。
また、複数の駐車車両条件の中には、“車両が車線の路肩寄りに位置する”(条件ID“104”)という駐車車両条件が含まれる。条件ID“003”と同様に、駐車評価部811は、車両検出部803が判断した隣接車線の幅方向における車両2の位置に基づいて、車両2が当該条件を満たすか否かを判断する。例えば、駐車評価部811は、車両検出部803が算出した隣接車線の路肩から車両2までの距離が閾値以下であれば、車両2が隣接車線の路肩寄りに位置すると判断する。あるいは、駐車評価部811は、撮像画像において、車両2の車体が隣接車線の左側(路肩側)の白線を隠す場合に、車両2が路肩寄りに位置すると判断しても良い。一般に、信号待ち等で一時的に停車している車両であっても、左折をするために路肩寄りに位置する場合があるため、当該条件には、上述の条件ID“003”よりも小さい値のポイントが対応付けられる。
また、複数の駐車車両条件の中には、“撮像位置が信号機および踏切から離れている”(条件ID“151”)という駐車車両条件が含まれる。駐車評価部811は、位置補正部809によって補正された撮像位置を、信号機位置データベース855に登録された信号機の位置および踏切位置データベース856に登録された踏切の位置と比較する。補正後の撮像位置から信号機および踏切までの距離が閾値以上である場合に、駐車評価部811は、車両2が当該条件を満たすと判断する。当該条件における閾値は、上述の条件ID“051”の停車車両条件における閾値よりも大きい値とし、例えば“100m”とするが、これに限定されるものではない。補正後の撮像位置から信号機および踏切までの距離が、これら2つの閾値の間の距離(50mより長く、100mより短い距離)である場合、停車評価部810および駐車評価部811はポイントの加算を行わない。また、当該条件においても、上述の条件ID“051”と同様に、プローブ車両1の進行方向に位置する信号機および踏切に限定しても良い。
また、複数の駐車車両条件の中には、“撮像位置がバスの停留所から離れている”(条件ID“152”)という駐車車両条件が含まれる。駐車評価部811は、位置補正部809によって補正された撮像位置を、停留所位置データベース853に登録されたバスの停留所の位置と比較する。補正後の撮像位置からバスの停留所までの距離が閾値以上である場合は、駐車評価部811は、補正後の撮像位置がバスの停留所から離れていると判断する。当該条件における閾値は、条件ID“053”の停車車両条件における閾値よりも大きい値とし、例えば“80m”とするが、これに限定されるものではない。補正後の撮像位置からバスの停留所までの距離が、これら2つの閾値の間の距離(30mより長く、80mより短い距離)である場合、停車評価部810および駐車評価部811は、ポイントの加算を行わない。
また、複数の駐車車両条件の中には、“検出された車両の形状と、当該撮像位置において他のプローブ車両に撮像された車両の形状と、の一致度が閾値以上である”(条件ID“153”)という駐車車両条件が含まれる。他のプローブ車両1の撮像画像から車両2と類似する車両が検出された場合、車両2が同じ位置で停止時間の閾値以上停止している可能性がより高くなる。具体的には、駐車評価部811は、図7に示した履歴データベース852を検索し、補正後の撮像位置と一致し、かつ、プローブ車両1と異なるプローブ車両IDのレコードを取得する。そして、駐車評価部811は、取得したレコードに登録された撮像画像に対して、受信部801が取得した撮像画像から検出した車両2の形状とのパターンマッチングを行い、一致度(類似度)を求める。当該条件における閾値は、本実施形態における第1の閾値の一例である。
当該条件においては、車両2が同じ位置で継続的に停止していることを判断できれば良いため、履歴データベース852から取得するレコードの撮像時刻の範囲を限定しても良い。例えば、駐車評価部811は、過去10分以内の撮像時刻の撮像画像のみをパターンマッチングの対象としても良い。撮像時刻の範囲はこれに限定されるものではない。または、他のプローブ車両が、プローブ車両1と同じ撮像位置で撮像した過去の撮像画像の内、最新の撮像時刻のものをパターンマッチングの対象としても良い。また、履歴データベース852から取得する撮像画像は、他のプローブ車両のものに限定しなくとも良い。例えば、プローブ車両1が同じ道路を何度も走行する場合、プローブ車両1が前回撮像した撮像画像を対象としても良い。また、車両2の形状と、他のプローブ車両に撮像された車両の形状とを比較する手法は限定されるものではなく、駐車評価部811は、既知の画像検索の技術等を用いても良い。
また、複数の駐車車両条件の中には、“撮像位置がパーキングメータ付近である”(条件ID“154”)という駐車車両条件が含まれる。撮像位置がパーキングメータ付近である場合は、車両2は当該パーキングメータが設置された駐車区間に駐車している駐車車両である可能性が高い。具体的には、駐車評価部811は、位置補正部809によって補正された撮像位置を、駐車可能区間データベース854に登録されたパーキングメータの位置と比較する。補正後の撮像位置からパーキングメータまでの距離が閾値以下である場合は、駐車評価部811は、補正後の撮像位置がパーキングメータ付近であると判断する。当該条件における閾値は、例えば“10m”とするが、これに限定されるものではない。停車車両と駐車車両とをより明確に分けるために、当該条件における閾値は、条件ID“054”の条件における閾値よりも小さな値とする。
また、複数の駐車車両条件の中には、“過去の履歴において、当該撮像位置で検出された車両が駐車車両であった割合が閾値以上である”(条件ID“155”)という駐車車両条件が含まれる。駐車評価部811は、図7に示した履歴データベース852を検索し、補正後の撮像位置と一致するレコードを取得する。そして、駐車評価部811は、取得した全レコードの件数の内、判別結果が“駐車車両”である件数の割合を算出し、当該割合が閾値以上である場合に車両2が当該条件を満たすと判断する。当該条件における閾値は、条件ID“052”における閾値と同じ値でも良いし、異なる値でも良い。
また、複数の駐車車両条件の中には、“検出された車列パターンと、当該撮像位置において他のプローブ車両に撮像された撮像画像から検出された車列パターンと、の一致度が閾値以上である”(条件ID“156”)という駐車車両条件が含まれる。駐車評価部811は、図7に示した履歴データベース852を検索し、補正後の撮像位置と一致し、かつ、プローブ車両1と異なるプローブ車両IDのレコードを取得する。駐車評価部811は、取得したレコードに登録された深度マップから、車列パターン検出部808によって検出された車列パターンに相当する画像範囲を、車列パターンとして検出する。駐車評価部811は、履歴データベース852に登録された深度マップから検出した過去の車列パターンと、車列パターン検出部808によって検出された車列パターンとをマッチングし、一致度(類似度)を求める。または、駐車評価部811は、履歴データベース852に登録された深度マップの全体と、車列パターン検出部808によって生成された深度マップの全体とをマッチングしても良い。当該条件における閾値は、本実施形態における第2の閾値の一例である。
履歴データベース852に登録された深度マップから検出された過去の車列パターンと、車列パターン検出部808によって検出された車列パターンと、が類似する場合、車両2を含む車列が同じ位置で停止時間の閾値以上停止している可能性が高い。また、当該条件においては、条件ID“153”と同様に、履歴データベース852から取得するレコードの撮像時刻の範囲を限定しても良い。また、履歴データベース852から取得する深度マップは、他のプローブ車両のものに限定しなくとも良い。
停車評価部810および駐車評価部811は、条件IDの順に車両2が各条件を満たすか否かの判断を行う。また、判断を行う順番はこれに限定されるものではない。例えば、停車評価部810および駐車評価部811は、判断のために使用する情報(車間距離、照明の点灯状態等)が共通する条件ごとに、図9に示す条件の判断を行っても良い。例えば、停車評価部810および駐車評価部811は、条件ID“001”の次に条件ID“101”の判断を行い、条件ID“002”の次に条件ID“102”の判断を行っても良い。
図9に示す条件は一例であり、これに限定されるものではない。また、条件ID“051”〜“054”,“151”〜“156”では、停車評価部810および駐車評価部811は、判別の精度を向上するために位置補正部809によって補正された撮像位置を使用しているが、これに限定されるものではない。例えば、停車評価部810および駐車評価部811は、受信部801が受信した撮像位置を用いて判別を行うことも可能である。また、停車評価部810および駐車評価部811は、撮像位置の代わりに、位置補正部809によって特定された車両2の位置を用いても良い。
停車評価部810および駐車評価部811は、複数の停車車両条件と複数の駐車車両条件とに基づいて、車両2の停車評価値と駐車評価値とを総合的に求めるため、個々の条件の結果における誤差や誤判定の影響を受けにくい。このため、停車評価部810および駐車評価部811は、車両2の停車評価値と駐車評価値とをより高精度に求めることができる。
図6に戻り、判別部812は、停車評価部810および駐車評価部811が算出した車両2の停車評価値と駐車評価値とに基づいて、車両2が停車車両であるか、駐車車両であるか、停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両かを判別する。
具体的には、判別部812は、車両2の停車評価値と、車両2の駐車評価値との差分を求める。そして、当該差分が“10”以上であり、かつ、車両2の停車評価値の方が大きい場合に、判別部812は、車両2は停車車両であると判別する。また、当該差分が“10”以上であり、かつ、車両2の駐車評価値の方が大きい場合に、判別部812は、車両2は駐車車両であると判別する。当該差分が“10”未満である場合に、判別部812は、車両2が停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両であると判別する。“10”は本実施形態における所定の値の一例であり、これに限定されるものではない。
そして、判別部812は、判別結果と、受信部801が受信したプローブ車両IDと、受信部801が受信した撮像画像と、位置補正部809が補正した撮像位置と、受信部801が受信した撮像時刻と、車両2が満たした条件IDと、車間距離計測部806が計測した車両2と他の車両36との車間距離39と、車列パターン検出部808が生成した深度マップと、を対応付けて履歴データベース852に登録する。履歴データベース852に登録される内容は一例であり、これに限定されるものではない。
本実施形態における停車評価部810と駐車評価部811とは、1つの機能部として構成されても良い。また、本実施形態における停車評価部810と駐車評価部811と判別部812とが、1つの機能部として構成されても良い。
送信部813は、判別部812による判別結果に応じて、交通情報提供業者9へ情報を送信する。具体的には、送信部813は、判別部812が車両2を停車車両と判別した場合は、判別結果(車両2が停車車両であること)と、位置補正部809が特定した車両2の位置と、受信部801が受信した撮像時刻と、車両2が満たした条件IDと、補正後の撮像位置から信号機、踏切、バスの停留所までのそれぞれの距離と、を交通情報提供業者9へ送信する。送信部813が補正後の撮像位置から信号機、踏切、バスの停留所までのそれぞれの距離を送信することにより、交通情報提供業者9は、信号待ち等による車列の長さを推定することができる。
また、送信部813は、判別部812が車両2を駐車車両と判別した場合は、判別結果(車両2が駐車車両であること)と、受信部801が受信した撮像画像と、位置補正部809が特定した車両2の位置と、受信部801が受信した撮像時刻と、車両2が満たした条件IDと、を交通情報提供業者9へ送信する。送信部813が撮像画像を送信することにより、車両2が違法駐車であった場合等に、交通情報提供業者9は、撮像画像から車両2を特定することができる。
また、送信部813は、判別部812が車両2を停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両と判別した場合は、交通情報提供業者9への情報の送信を行わない。送信部813が送信する情報は、これに限定されるものではない。
出力部814は、判別部812による判別結果と、当該判別結果に対応付けられた撮像画像と、撮像時刻と、撮像位置とを対応付けて表示装置84に出力する。出力部814は、出力する情報を判別部812から取得しても良いし、これらの情報が履歴データベース852に登録された後に、履歴データベース852から読み出して出力しても良い。本実施形態においては出力部814が出力する撮像位置は、位置補正部809による補正後の撮像位置であるが、補正前の撮像位置であっても良い。
図11は、本実施形態にかかる出力画面の一例を示す図である。図11に示すように、出力部814は、撮像画像900と、撮像時刻と、撮像位置と、判別結果とを表示装置84に出力する。また、出力部814は、車両2が駐車禁止区域に駐車している駐車車両である可能性が高い場合に、図11に示すように、警告等を表示してユーザに報知をしても良い。具体的には、判別部812が車両2を駐車車両と判別した場合であって、撮像位置と、駐車禁止区域との距離が閾値以下である場合に、出力部814は、当該報知を行う。駐車禁止区域は、信号機、踏切、バスの停留所の付近であるが、これらに限定されるものではない。閾値の値は、駐車禁止区域の種類によって異なっても良い。当該閾値は、本実施形態における第5の閾値の一例である。また、出力部814は、判別部812が車両2を駐車車両と判別した場合であって、車両2が条件ID“051”または条件ID“053”を満たしている場合、車両2が駐車禁止区域に駐車された可能性が高いと判断しても良い。
また、出力部814は、図11に示す変更ボタン901や保存ボタン902のように、ユーザによる判別結果の変更操作を受け付け可能な構成を表示装置84に表示しても良い。図11に示す画面構成や機能は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、出力部814は、さらに、車両2が満たした条件ID等を表示しても良い。また、出力部814は、複数の撮像画像をそれぞれの判別結果と対応付けて一覧形式で表示しても良い。また、出力部814は、履歴データベース852に登録された過去の情報を、ユーザが撮像時刻や撮像位置で検索する検索画面を表示しても良い。
図6に戻り、受付部815は、ユーザによる変更ボタン901や保存ボタン902の操作を受け付ける。例えば、受付部815は、ユーザが図11に示す変更ボタン901を押下したことを受け付けた場合に、画面上に表示された判別結果を編集可能にする。また、受付部815は、ユーザが保存ボタン902を押下したことを受け付けた場合に、変更された判別結果を履歴データベース852に上書き保存する。受付部815が、ユーザによる判別結果の変更を受け付けることにより、履歴データベース852に登録された過去の判別結果の精度を向上させることができる。
次に、以上のように構成された本実施形態における処理の流れについて説明する。
図12は、本実施形態にかかる制御装置10で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、取得部110は、撮像装置から撮像画像を取得する(S1)。そして、取得部110は、GPSモジュール105から現在のプローブ車両1(自車)の位置を、撮像位置として取得する(S2)。また、取得部110は、計時回路106から現在時刻を、撮像時刻として取得する(S3)。また、取得部110は、プローブ車両1の現在の車速をECUから取得する(S4)。取得部110は、取得した撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、車速とを送信部111に送出する。
送信部111は、取得部110が取得した撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、プローブ車両1の車速と、プローブ車両1のプローブ車両IDと、を対応付けて管理装置8へ送信する(S5)。
図13は、本実施形態にかかる管理装置8で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
受信部801は、制御装置10から、撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、プローブ車両1の車速と、プローブ車両1のプローブ車両IDとを受信する(S11)。
車線検出部802は、受信部801が受信した撮像画像を構成するフレームに対して画像処理を行って、当該フレームに含まれる車線を検出する(S12)。また、車線検出部802は、検出した車線のうち、プローブ車両1が位置する自車線と、隣接車線とを判別する。
車両検出部803は、受信部801が受信した撮像画像から、車両2を検出する(S13)。また、車両検出部803は、検出した車両2と、車線検出部802が検出した車線との撮像画像における位置から、検出した車両2が隣接車線に位置するか否かを判断する。そして、車両検出部803は、受信部801が受信した撮像画像から、車両2の前方に位置する他の車両36を検出する。
また、車両検出部803は、隣接車線の幅方向における車両2の位置を判断する(S14)。
点灯状態検出部804は、受信部801が受信した撮像画像から、車両検出部803が検出した車両2が搭載しているブレーキランプ、テールランプ、ハザードランプ等の照明の点灯状態を検出する(S15)。
信号機検出部805は、受信部801が受信した撮像画像から、車両検出部803が検出した車両2の進行方向に位置する信号機を検出する(S16)。
次に、車間距離計測部806は、撮像画像に含まれるフレームごとに、プローブ車両1と車両2との車間距離3と、プローブ車両1と他の車両36との車間距離37と、車両2と他の車両36との車間距離39とをそれぞれ計測する(S17)。
次に、車速算出部807は、車間距離計測部806が計測したプローブ車両1と車両2との車間距離3の一定時間内における変化量から、プローブ車両1に対する車両2の相対速度を算出する。そして、車速算出部807は、受信部801が受信したプローブ車両1の車速と、プローブ車両1に対する車両2の相対速度から、車両2の車速を算出する(S18)。
車速算出部807は、車両2の車速が時速0kmであるか否かを判断する(S19)。車速算出部807は、車両2の車速が時速0kmではない場合に(S19“No”)、車両2が走行していると判断する。この場合、このフローチャートの処理は終了する。
一方、車両2の車速が時速0kmである場合に(S19“Yes”)、車速算出部807は、車両2が走行していないと判断する。
車列パターン検出部808は、車速算出部807が車両2が走行していないと判断した場合に、受信部801が受信した撮像画像から、深度マップを生成する(S20)。車列パターン検出部808は、撮像画像から生成した深度マップのうち、車両検出部803により検出された車両2を含む所定の画像範囲を車列パターンとして検出する。
位置補正部809は、受信部801が受信した撮像位置を、デジタルマップ851を用いて道路上の位置に補正する(S21)。また、位置補正部809は、補正後の撮像位置と、車間距離計測部806が計測したプローブ車両1と他の車両36との車間距離37とから、車両2の位置を特定する(S22)。
停車評価部810は、車両検出部803が検出した車両2が、複数の停車車両条件のそれぞれを満たすか否かを判断する。また、停車評価部810は、車両2が満たした停車車両条件に対応付けられたポイントの合計値(停車評価値)を算出する(S23)。
また、駐車評価部811は、車両検出部803が検出した車両2が、複数の駐車車両条件のそれぞれを満たすか否かを判断する。また、駐車評価部811は、車両2が満たした駐車車両条件に対応付けられたポイントの合計値(駐車評価値)を算出する(S24)。
判別部812は、停車評価値から駐車評価値を減算し、停車評価値と駐車評価値との差分を求める(S25)。
判別部812は、停車評価値と駐車評価値との差分が“10”以上か否かを判断する(S26)。差分が“10”以上の場合に(S26“Yes”)、判別部812は、車両2が停車車両であると判断する(S27)。この場合、送信部813は、判別結果と、停車車両である車両2の位置と、撮像時刻と、車両2が満たした条件IDと、補正後の撮像位置から信号機、踏切、バスの停留所までのそれぞれの距離と、を交通情報提供業者9へ送信する(S28)。
また、停車評価値と駐車評価値との差分が“10”未満の場合に(S26“No”)、判別部812は、差分が“−10”以下か否かを判断する(S29)。差分が“−10”以下の場合に(S29“Yes”)、判別部812は、車両2が駐車車両であると判断する(S30)。この場合、送信部813は、判別結果と、撮像画像と、駐車車両である車両2の位置と、撮像時刻と、車両2が満たした条件IDと、を交通情報提供業者9へ送信する(S31)。
また、停車評価値と駐車評価値との差分が“10”未満かつ“−10”より大きい場合に(S26“No”,S29“No”)、判別部812は、車両2が停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両であると判断する(S32)。
次に、判別部812は、判別結果と、プローブ車両IDと、撮像画像と、補正後の撮像位置と、撮像時刻と、車両2が満たした条件IDと、車両2と他の車両36との車間距離39と、深度マップと、を対応付けて履歴データベース852に保存する(S33)。また、出力部814は、判別結果と、撮像画像と、撮像時刻と、撮像位置とを対応付けて表示装置84に出力する(S34)。
このように、本実施形態の管理装置8は、車両2が走行していない場合に、1以上の停車車両条件に基づいて算出された停車評価値と、1以上の駐車車両条件に基づいて算出された駐車評価値と、に基づく上述の判別処理を行うことで、車両2が駐車車両であるか、停車車両であるか、を高精度に判別することができる。
より具体的には、本実施形態の管理装置8は、停車評価値と駐車評価値との差分に基づいて、車両2が、停車車両および駐車車両の何れであるかを判別する。このため、本実施形態の管理装置8によれば、車両2が停車車両と駐車車両の両方の条件に当てはまる場合であっても、停車車両または駐車車両である可能性のどちらの方がより高いかを相対的に評価することによって、より高精度に判別することができる。
さらに詳細には、本実施形態の管理装置8は、停車評価値と駐車評価値との差分が所定の値以上である場合に、停車評価値の方が大きければ停車車両と判別し、駐車評価値の方が大きければ駐車車両と判別する。また、本実施形態の管理装置8は、停車評価値と駐車評価値との差分が所定の値未満である場合に、車両2が停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両であると判別する。このため、本実施形態の管理装置8によれば、停車車両または駐車車両である可能性がより高い車両2のみを停車車両または駐車車両と判別し、不明な車両を切り分けるため、誤判定を低減することができる。
また、本実施形態の管理装置8では、停車評価部810は、複数の停車車両条件のうち車両2が満たす停車車両条件に対応付けられたポイントを合計して停車評価値を算出する。また、駐車評価部811は、複数の駐車車両条件のうち車両2が満たす駐車車両条件に対応付けられたポイントを合計して駐車評価値を算出する。このため、本実施形態の管理装置8によれば、個々の条件における誤差や誤判定の影響を低減し、車両2が駐車車両であるか停車車両であるかをより高精度に判別することができる。
また、本実施形態の管理装置8では、複数の駐車車両条件の中には、撮像画像から検出された車両2の形状と、撮像位置において撮像時刻よりも前の時刻に他のプローブ車両で検出された過去の車両の形状と、の一致度が第1の閾値以上であることを示す駐車車両条件が含まれる。このため、本実施形態の管理装置8によれば、定点カメラ等を用いて観察しなくとも、車両2が継続的に同じ位置に存在していることを判断することができ、車両2が駐車車両である可能性をより高精度に求めることができる。
また、本実施形態の管理装置8では、複数の駐車車両条件の中には、車列パターンと、撮像位置において撮像時刻よりも前の時刻に他のプローブ車両で検出された過去の車列パターンと、の一致度が第2の閾値以上であることを示す駐車車両条件が含まれる。このため、本実施形態の管理装置8によれば、車両2を含む車列が継続的に同じ位置に存在することを確認でき、車両2が駐車車両である可能性をより高精度に求めることができる。
また、本実施形態の管理装置8では、複数の停車車両条件の中には、車両2と他の車両36との間の車間距離39が第3の閾値以下であることを示す停車車両条件が含まれる。また、本実施形態の管理装置8では、複数の駐車車両条件の中には、車両2と他の車両36との間の車間距離39が第3の閾値より大きい第4の閾値以上であることを示す駐車車両条件が含まれる。このため、本実施形態の管理装置8によれば、異なる閾値によって停車車両と駐車車両の車間距離を切り分けることにより、駐車車両と停車車両を互いに誤判定することを低減することができる。
また、本実施形態の管理装置8では、複数の停車車両条件の中には、車両2が車線の中央付近に位置することを示す停車車両条件が含まれる。また、複数の駐車車両条件の中には、車両2が車線の路肩寄りに位置することを示す駐車車両条件が含まれる。このため、本実施形態の管理装置8によれば、車両2の車線の幅方向の位置から推定可能な車両2のドライバによる停車または駐車の意図に基づいて、車両2が駐車車両であるか停車車両であるかをより高精度に判別することができる。
また、本実施形態の管理装置8では、複数の停車車両条件の中には、車両2のブレーキランプまたはテールランプが点灯していることを示す停車車両条件が含まれる。また、本実施形態の管理装置8では、複数の駐車車両条件の中には、車両2のハザードランプが点滅していることを示す駐車車両条件が含まれる。このため、本実施形態の管理装置8によれば、照明の点灯状態から推定可能な車両2のドライバによる停車または駐車の意図に基づいて、車両2が駐車車両であるか停車車両であるかをより高精度に判別することができる。
また、本実施形態の管理装置8では、複数の停車車両条件の中には、撮像位置が信号機または踏切付近であることを示す停車車両条件が含まれる。また、複数の駐車車両条件の中には、撮像位置がパーキングメータ付近であることを示す駐車車両条件が含まれる。このため、本実施形態の管理装置8によれば、車両2の位置が一般的に車両が停車する可能性が高い場所であるか、または駐車する可能性が高い場所であるかに応じて、車両2が駐車車両であるか停車車両であるかをより高精度に判別することができる。
また、本実施形態の管理装置8では、記憶部850が、判別結果と、撮像画像と、撮像画像の撮像時刻と、撮像位置とを対応付けて記憶する。このため、本実施形態の管理装置8によれば、蓄積した過去の情報を判別の精度の向上に利用することができる。また、本実施形態の管理装置8では、出力部814が、記憶部850に記憶された撮像画像と、判別結果とを対応付けて出力する。このため、本実施形態の管理装置8によれば、ユーザが撮像画像と判別結果とを容易に確認することができる。
また、本実施形態の管理装置8では、出力部814は、判別部812が車両2を駐車車両と判別した場合であって、撮像位置と、駐車禁止区域との距離が第5の閾値以下である場合に、駐車禁止区域における駐車車両である可能性が高いことを報知する。このため、本実施形態の管理装置8によれば、駐車車両のうち、特に注意を要する車両2をユーザが容易に特定することができる。
(実施形態2)
実施形態1では、管理装置8が、全ての条件について、車両2が各条件を満たすか否かの判断を行っていた。本実施形態では、一部の条件については、プローブ車両1の制御装置10が、車両2が各条件を満たすか否かの判断を行う。
本実施形態にかかる情報処理システムSの全体構成と、プローブ車両1のコックピット周辺の構成と、制御装置10および管理装置8のハードウェア構成とは図1〜3,5で説明した実施形態1の構成と同様である。
図14は、本実施形態にかかるプローブ車両1の制御装置10が有する機能の一例を示すブロック図である。図14に示すように、本実施形態の制御装置10は、図4で説明した実施形態1の機能的構成に加えて、図6で説明した実施形態1の管理装置8の機能の一部を備える。具体的には、制御装置10は、取得部110と、送信部1111と、記憶部150とに加えて、車線検出部1802と、車両検出部1803と、点灯状態検出部1804と、信号機検出部1805と、車間距離計測部1806と、車速算出部1807と、車列パターン検出部1808と、第1の停車評価部1810と、第1の駐車評価部1811と、を備える。
取得部110と、記憶部150と、車線検出部1802と、車両検出部1803と、点灯状態検出部1804と、信号機検出部1805と、車間距離計測部1806と、車速算出部1807と、車列パターン検出部1808とは、実施形態1と同様の機能を備える。
第1の停車評価部1810は、車両2が、図9に示した条件ID“001”〜“005”の停車車両条件を満たすか否かを判断する。また、第1の駐車評価部1811は、車両2が、図9に示した条件ID“101”〜“104”の駐車車両条件を満たすか否かを判断する。第1の停車評価部1810および第1の駐車評価部1811による判断の手法は、実施形態1の停車評価部810および駐車評価部811と同様である。
条件ID“001”〜“005”,“101”〜“104”の条件は、デジタルマップ851、履歴データベース852、停留所位置データベース853、駐車可能区間データベース854、信号機位置データベース855、および踏切位置データベース856に保存された情報を利用しないため、制御装置10側で大量のデータを保存しなくとも良い。当該切り分けは一例であり、第1の停車評価部1810および第1の駐車評価部1811は、さらに他の条件についての判断を行う構成を採用しても良い。また、第1の停車評価部1810と第1の駐車評価部1811とは、1つの機能部として構成されても良い。
また、本実施形態の送信部1111は、撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、記憶部150に記憶されたプローブ車両1のプローブ車両IDと、に加えて、車両2が満たした条件IDと、深度マップと、プローブ車両1と車両2との車間距離3と、車両2と他の車両36との車間距離39と、を対応付けて管理装置8へ送信する。本実施形態においては、プローブ車両1の車速を使用する車速算出部1807が制御装置10に含まれるため、送信部1111は、プローブ車両1の車速を管理装置8へ送信しなくとも良い。また、送信部1111は、車両2が満たした条件IDの代わりに、車両2が満たした停車車両条件に対応付けられたポイントを加算した値と、車両2が満たした駐車車両条件に対応付けられたポイントを加算した値と、を送信しても良い。
また、送信部1111は、車両2の現在の撮像位置(最新の撮像位置)に加えて、数回前までの撮像位置の履歴を併せて送信しても良い。例えば、3回前までの撮像位置を最新の撮像位置と併せて送信することにより、管理装置8側で車両2の移動方向を特定することができ、車両2の位置をより高精度に補正することができる。
図15は、本実施形態にかかる管理装置8が有する機能の一例を示すブロック図である。図15に示すように、本実施形態の管理装置8は、受信部1801と、位置補正部809と、第2の停車評価部2810と、第2の駐車評価部2811と、判別部812と、送信部813と、出力部814と、受付部815と、記憶部850とを備える。
位置補正部809と、送信部813と、出力部814と、判別部812と、受付部815と、記憶部850とは、図6で説明した実施形態1と同様の機能を備える。
また、本実施形態の受信部1801は、撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、プローブ車両IDと、に加えて、車両2が満たした条件IDと、深度マップと、プローブ車両1と車両2との車間距離3と、車両2と他の車両36との車間距離39と、を受信する。
第2の停車評価部2810は、車両2が、図9に示した条件ID“051”〜“054”の停車車両条件を満たすか否かを判断し、車両2が満たした停車車両条件に対応付けられたポイントを加算(合計)する。また、第2の停車評価部2810は、制御装置10の第1の停車評価部1810が車両2が満たすと判断した停車車両条件に対応付けられたポイントを加算(合計)する。第2の停車評価部2810は、これらのポイントの加算結果を合計し、車両2の停車評価値を算出する。
また、第2の駐車評価部2811は、車両2が、条件ID“151”〜“156”の駐車車両条件を満たすか否かを判断し、車両2が満たした駐車車両条件に対応付けられたポイントを加算(合計)する。また、第2の駐車評価部2811は、第1の駐車評価部1811が車両2が満たすと判断した駐車車両条件に対応付けられたポイントを加算(合計)する。第2の駐車評価部2811は、これらの加算結果を合計し、車両2の駐車評価値を算出する。第2の停車評価部2810および第2の駐車評価部2811による判断の手法は、実施形態1と同様である。
本実施形態の第2の停車評価部2810と第2の駐車評価部2811とは、1つの機能部として構成されても良い。また、第2の停車評価部2810と第2の駐車評価部2811と判別部812とが、1つの機能部として構成されても良い。
次に、以上のように構成された本実施形態における処理の流れについて説明する。
図16は、本実施形態にかかる制御装置10で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
S41の撮像画像の取得から、S44の現在の車速の取得までの処理は、図12に示すS1〜S4の処理と同様である。また、S45の車線の検出から、S52の車両2の車速が時速0kmであるか否かの判断までの処理は、図13に示すS12〜S19の処理と同様である。
第1の停車評価部1810は、車両2が、条件ID“001”〜“005”の停車車両条件のそれぞれを満たすか否かを判断する(S53)。また、第1の駐車評価部1811は、車両2が、条件ID“101”〜“104”の駐車車両条件を満たすか否かを判断する(S54)。
S55の深度マップの生成の処理は、図13に示すS20の処理と同様である。
送信部1111は、撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、車両2が満たした条件IDと、深度マップと、プローブ車両1と車両2との車間距離3と、車両2と他の車両36との車間距離39と、プローブ車両1のプローブ車両IDと、を対応付けて管理装置8へ送信する(S56)。
図17は、本実施形態にかかる管理装置8で実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
受信部1801は、制御装置10から、撮像画像と、撮像位置と、撮像時刻と、車両2が満たした条件IDと、深度マップと、プローブ車両1と車両2との車間距離3と、車両2と他の車両36との車間距離39と、プローブ車両IDとを受信する(S61)。
S62の撮像位置の補正と、S63の車両の位置の特定の処理は、図13に示すS21,S22の処理と同様である。
次に、第2の停車評価部2810は、車両2が、条件ID“051”〜“054”の停車車両条件を満たすか否かを判断し、車両2が満たした停車車両条件に対応付けられたポイントを加算する。また、第2の停車評価部2810は、制御装置10の第1の停車評価部1810が車両2が満たすと判断した停車車両条件に対応付けられたポイントを加算する。第2の停車評価部2810は、これらのポイントの加算結果の合計値(車両2の停車評価値)を算出する(S64)。
また、第2の駐車評価部2811は、車両2が、条件ID“151”〜“156”の駐車車両条件を満たすか否かを判断し、車両2が満たした駐車車両条件に対応付けられたポイントを加算する。また、第2の駐車評価部2811は、第1の駐車評価部1811が車両2が満たすと判断した駐車車両条件に対応付けられたポイントを加算する。第2の駐車評価部2811は、これらのポイントの加算結果の合計値(車両2の駐車評価値)を算出する(S65)。
S66の停車評価値と駐車評価値との差分の算出から、S75の表示装置84への出力までの処理は、図13に示すS25〜S34の処理と同様である。
このように、本実施形態にかかる情報処理システムSでは、一部の条件についての判断の処理およびそれに伴う車両検出等の処理をプローブ車両1の制御装置10が行うため、実施形態1の効果に加えて、管理装置8の処理負荷を低減することができる。また、本実施形態にかかる情報処理システムSでは、車両2が走行しているか否かの判断を制御装置10が行うため、制御装置10から管理装置8へ送信する撮像画像の量を削減し、通信量を大幅に削減することができる。
以上説明したとおり、実施形態1,2によれば、車両2が、駐車車両であるか、停車車両であるか、を高精度に判別することができる。
(変形例1)
実施形態1では、管理装置8が全ての条件についての判断を行い、実施形態2では制御装置10と管理装置8とがそれぞれ一部の条件についての判断を行っていた。これに対して、本変形例では、制御装置10が全ての条件について判断を行う構成を採用しても良い。
(変形例2)
また、実施形態1,2では、送信部813は交通情報提供業者9へ情報を送信しているが、送信する情報の内容は上述の例に限定されるものではない。例えば、送信部813は、判別部812が車両2を駐車車両と判別した場合であって、車両2が条件ID“051”または条件ID“053”を満たしている場合、車両2が駐車禁止区域に駐車された可能性が高いという情報を交通情報提供業者9に通知しても良い。
(変形例3)
また、実施形態1,2の判別部812が車両2が停車車両であるか、駐車車両であるか、停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両か、を判別するために使用する停車評価値と駐車評価値の差分の所定の値は、固定した値でなくとも良い。例えば、所定の値は、時刻や、曜日(平日、土曜日、日曜日、祝祭日等)、月、季節等に応じて変更されても良い。また、所定の値は、情報処理システムSの用途に応じて異なる値がユーザ等により設定される構成を採用しても良い。所定の値が大きいほど、車両2が停車車両または駐車車両と判別する場合の精度は向上し、誤判定を抑制することができる。また、所定の値が小さいほど、車両2が停車車両であるか駐車車両であるかが不明な車両と判断される割合が減少するため、判別結果の用途によってはより便宜である。
(変形例4)
また、実施形態1,2の条件で用いられる各閾値は、固定した値でなくとも良い。例えば、車両2が急カーブ付近に位置する場合等の地理的条件によって、車両2が通常よりも車線の路肩側、または中央側に位置する場合がある。また、車両2の車線の幅方向における位置も、急カーブ等の地理的条件によって通常とは異なる場合がある。このような場合に誤判定が生じることを抑制するために、条件ID“001”,“003”,“101”,“104”で用いられる閾値は、撮像位置または車両2の位置に応じて、異なる値が採用されても良い。
(変形例5)
また、実施形態1,2の条件に対応付けられたポイントは、図9に示す値に限定されるものではない。例えば、条件によっては、太陽光等の影響により判定の精度が低下する場合があるものがある。このため、各条件に対応付けられたポイントは、時刻等に応じて変更されても良い。具体的には、条件ID“002”,“102”のように照明の点灯状態に基づく判断は、撮像時刻が昼間の時間帯の場合にポイントを小さく、夜間の時間帯の場合にポイントを大きくしても良い。また、月や季節によって日没や日の出時間は異なるので、月や季節に応じて「昼間の時間帯」と「夜間の時間帯」との開始終了時刻を変化させても良い。
また、条件によっては、車両2が急カーブ付近に位置する場合や、車線を示す白線等が存在しない等の地理的条件によって判定の精度が低下する場合があるものがある。この場合、撮像位置または車両2の位置に応じて、ポイントが変更されても良い。
また、各条件に対応付けられたポイントは、情報処理システムSの運用開始後に変更可能な構成を採用しても良い。例えば、受付部815は、ユーザが変更したポイントを受け付ける構成を採用しても良い。または、ユーザによる判別結果の変更に応じて、各条件に対応付けられたポイントの値を、管理装置8が学習によって変更しても良い。
(変形例6)
また、実施形態1,2の条件の内容は一例であり、これらに限定されるものではない。例えば、図9に示した以外の条件がさらに追加されても良いし、一部の条件が除かれても良い。例えば、プローブ車両1は赤外線カメラをさらに備え、車両2を撮像することによって車両2のマフラーの温度を計測しても良い。この場合、停車車両条件の中には、マフラーの温度が閾値以上であることを示す条件が含まれても良い。また、駐車車両条件の中には、マフラーの温度が閾値未満であることを示す条件が含まれても良い。また、車両検出部803,1803は、車両2の運転席におけるドライバの有無を検出しても良い。この場合、停車車両条件の中には、車両2の運転席におけるドライバが存在することを示す条件が含まれても良い。または、駐車車両条件の中には、車両2の運転席におけるドライバが存在しないことを示す条件が含まれても良い。
(変形例7)
また、実施形態1,2では、制御装置10はGPS信号からプローブ車両1の位置を取得しているが、他の公知の技術を採用しても良い。例えば、取得部110または車両検出部803,1803は、撮像装置が撮像した撮像画像からマーカを検出することによりプローブ車両1の位置を特定しても良い。または、取得部110は、Bluetooth(登録商標)を用いてプローブ車両1の位置を特定しても良い。取得部110は、トンネル等のGPS信号の受信が困難な場所や、ガード下等の詳細な位置の特定が困難な場所をプローブ車両1が走行する場合に、これらの位置特定技術をGPS信号による位置特定と併用、または切り替えて使用しても良い。
(変形例8)
また、実施形態1,2では、位置補正部809は、デジタルマップ851を用いて撮像位置を補正しているが、他の手法を採用しても良い。例えば、取得部110は、プローブ車両1のカーナビゲーションシステムから、補正済みのプローブ車両1の位置を取得しても良い。
また、位置補正部809は、制御装置10から数秒間隔ごとにプローブ車両1の位置を取得して、プローブ車両1の位置の履歴をデジタルマップ851とマッチングした結果に基づいて、撮像位置を補正しても良い。当該構成を採用する場合、位置補正部809は、デジタルマップ851上の道路の位置と、撮像位置とをより正確にマッチングすることができる。また、当該構成を採用する場合、位置補正部809は、プローブ車両1の進行方向を明確に特定することができる。
(変形例9)
また、実施形態1,2では、条件ID“052”,“155”において、停車評価部810等が履歴データベース852を検索し、過去の履歴における停車車両の割合と、駐車車両の割合とを算出しているが、これらの割合は予め算出されていても良い。例えば、判別部812は、新規な判別結果を履歴データベース852に登録する度に、過去の履歴における停車車両の割合と、駐車車両の割合とを算出して、記憶部850に保存しても良い。または、判別部812は、夜間や、処理の負荷が低い時間帯等にバックグラウンド処理としてこれらの割合を算出する構成を採用しても良い。また、判別部812は、履歴データベース852に登録された情報から、これらの割合以外の各種の統計情報を算出しても良い。また、これらの割合や、統計情報は、外部のクラウド環境等で算出されても良い。
(変形例10)
また、実施形態1,2では、車間距離計測部806,1806は、車間距離3,37,39を撮像画像から計測していたが、プローブ車両1に搭載されたレーダーやソナー等の測距装置による検出結果を取得することにより、車間距離3,37,39を計測しても良い。
(変形例11)
また、実施形態1,2では記憶部850に記憶された各種の情報(デジタルマップ851と、履歴データベース852と、停留所位置データベース853と、駐車可能区間データベース854と、信号機位置データベース855と、踏切位置データベース856)は予め保存されたものであるとしたが、情報処理システムSの運用開始後も定期的に外部システム等からデータの更新を受ける構成を採用しても良い。また、記憶部850に記憶された各種の情報は、管理装置8ではなく、外部のクラウド環境に記憶される構成を採用しても良い。
(変形例12)
また、実施形態1,2では、プローブ車両1と、車両2とは、図1に示すように共に自動車であるが、これに限定されるものではない。例えば、プローブ車両1は、道路上を走行するトラム車両、自動二輪車、自動運転車両等であっても良い。また、判別対象である車両2も同様に、トラム車両等であっても良い。
上述の各変形例は、単体で実施形態1または実施形態2に適用されても良いし、複数の変形例が組み合わされて適用されても良い。
なお、実施形態1,2の制御装置10で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。実施形態1,2の制御装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、実施形態1,2の制御装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、制御装置10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
実施形態1,2の制御装置10で実行されるプログラムは、上述した各部(取得部、送信部、車線検出部、車両検出部、点灯状態検出部、信号機検出部、車間距離計測部、車速算出部、車列パターン検出部、第1の停車評価部、第1の駐車評価部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから当該プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、取得部、送信部、車線検出部、車両検出部、点灯状態検出部、信号機検出部、車間距離計測部、車速算出部、車列パターン検出部、第1の停車評価部、第1の駐車評価部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
実施形態1,2の管理装置8で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態1,2の管理装置8で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態1,2の管理装置8で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、実施形態1,2の管理装置8で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
実施形態1,2の管理装置8で実行されるプログラムは、上述した各部(受信部、車線検出部、車両検出部、点灯状態検出部、信号機検出部、車間距離計測部、車速算出部、車列パターン検出部、位置補正部、停車評価部、駐車評価部、第2の停車評価部、第2の駐車評価部、判別部、送信部、出力部、受付部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、受信部、車線検出部、車両検出部、点灯状態検出部、信号機検出部、車間距離計測部、車速算出部、車列パターン検出部、位置補正部、停車評価部、駐車評価部、第2の停車評価部、第2の駐車評価部、判別部、送信部、出力部、受付部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 プローブ車両
2 車両
3,37,39 車間距離
8 管理装置
9 交通情報提供業者
10 制御装置
11 第1撮像装置
12 第2撮像装置
110 取得部
111,1111 送信部
150 記憶部
801,1801 受信部
802,1802 車線検出部
803,1803 車両検出部
804,1804 点灯状態検出部
805,1805 信号機検出部
806,1806 車間距離計測部
807,1807 車速算出部
808,1808 車列パターン検出部
809 位置補正部
810 停車評価部
811 駐車評価部
812 判別部
813 送信部
814 出力部
815 受付部
850 記憶部
1810 第1の停車評価部
1811 第1の駐車評価部
2810 第2の停車評価部
2811 第2の駐車評価部
S 情報処理システム

Claims (13)

  1. プローブ車両に搭載された撮像装置によって撮像された撮像画像から車両を検出する車両検出部と、
    検出された前記車両が走行しているか否かを判断する走行判断部と、
    前記車両が走行していない場合に、停止時間が閾値未満である停車車両の特徴を示す複数の停車車両条件の各々に対応付けられたポイントのうち検出された前記車両が満たす停車車両条件に対応付けられたポイントの合計値を、検出された前記車両が前記停車車両である可能性の高さを示す停車評価値として算出する停車評価部と、
    前記車両が走行していない場合に、停止時間が閾値以上である駐車車両の特徴を示す複数の駐車車両条件の各々に対応付けられたポイントのうち検出された前記車両が満たす駐車車両条件に対応付けられたポイントの合計値を、検出された前記車両が前記駐車車両である可能性の高さを示す駐車評価値として算出する駐車評価部と、
    前記停車評価値と前記駐車評価値とに基づいて、前記車両が停車車両であるか前記駐車車両であるか、を判別する判別部と、
    を備え
    前記複数の停車車両条件または前記複数の駐車車両条件の各々に対応付けられたポイントの値は、前記複数の停車車両条件または前記複数の駐車車両条件の各々の重要度に応じて異なる、
    情報処理装置。
  2. 前記判別部は、前記停車評価値と前記駐車評価値との差分に基づいて、前記車両が、前記停車車両および前記駐車車両の何れであるかを判別する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判別部は、前記差分が所定の値以上であり、かつ、前記停車評価値が前記駐車評価値よりも大きい場合に、前記車両が停車車両であると判別し、前記差分が前記所定の値以上であり、かつ、前記駐車評価値が前記停車評価値よりも大きい場合に、前記車両が駐車車両であると判別し、前記差分が前記所定の値未満である場合に、前記車両が前記停車車両であるか前記駐車車両であるかが不明な車両であると判別する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 複数の前記駐車車両条件の中には、前記撮像画像から検出された前記車両の形状と、前記撮像画像の撮像時刻における前記プローブ車両の位置において、前記撮像時刻よりも前の時刻に他のプローブ車両で検出された過去の車両の形状と、の一致度が第1の閾値以上であることを示す前記駐車車両条件が含まれる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記撮像画像から前記車両を含む車列全体の形状である車列パターンを検出する車列パターン検出部をさらに備え、
    複数の前記駐車車両条件の中には、前記車列パターンと、前記撮像画像の撮像時刻における前記プローブ車両の位置において、前記撮像時刻よりも前の時刻に他のプローブ車両で検出された過去の車列パターンと、の一致度が第2の閾値以上であることを示す前記駐車車両条件が含まれる、
    請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記車両と、前記車両の前方に位置する他の車両との間の車間距離を計測する車間距離計測部をさらに備え、
    複数の前記停車車両条件の中には、前記車間距離が第3の閾値以下であることを示す前記停車車両条件が含まれ、
    複数の前記駐車車両条件の中には、前記車間距離が前記第3の閾値より大きい第4の閾値以上であることを示す前記駐車車両条件が含まれる、
    請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記撮像画像から車線を検出する車線検出部をさらに備え、
    前記車両検出部は、前記車線における前記車両の位置を判断し、
    複数の前記停車車両条件の中には、前記車両が前記車線の中央付近に位置することを示す前記停車車両条件が含まれ、
    複数の前記駐車車両条件の中には、前記車両が前記車線の路肩寄りに位置することを示す前記駐車車両条件が含まれる、
    請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記車両が搭載している照明の点灯状態を検出する点灯状態検出部をさらに備え、
    複数の前記停車車両条件の中には、前記照明のうちブレーキランプまたはテールランプが点灯していることを示す前記停車車両条件が含まれ、
    複数の前記駐車車両条件の中には、前記照明のうちハザードランプが点滅していることを示す前記駐車車両条件が含まれる、
    請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 複数の前記停車車両条件の中には、前記撮像画像の撮像時刻における前記プローブ車両の位置が信号機または踏切付近であることを示す前記停車車両条件が含まれ、
    複数の前記駐車車両条件の中には、前記撮像時刻における前記プローブ車両の位置がパーキングメータ付近であることを示す前記駐車車両条件が含まれる、
    請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記判別部による判別結果と、前記撮像画像と、前記撮像画像の撮像時刻と、前記撮像時刻における前記プローブ車両の位置とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記撮像画像と、前記判別結果とを対応付けて出力する出力部と、
    をさらに備える、請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記出力部は、前記判別部が前記車両を前記駐車車両と判別した場合であって、前記撮像装置が前記車両を撮像した撮像時刻における前記プローブ車両の位置と、駐車禁止区域との距離が第5の閾値以下である場合に、前記駐車禁止区域における前記駐車車両である可能性が高いことを報知する、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. プローブ車両に搭載された車載装置と、前記車載装置とネットワークを介して相互に接続された情報処理装置と、を備えた情報処理システムであって、
    前記プローブ車両に搭載された撮像装置によって撮像された撮像画像から車両を検出する車両検出部と、
    検出された前記車両が走行しているか否かを判断する走行判断部と、
    前記車両が走行していない場合に、停止時間が閾値未満である停車車両の特徴を示す複数の停車車両条件の各々に対応付けられたポイントのうち検出された前記車両が満たす停車車両条件に対応付けられたポイントの合計値を、検出された前記車両が前記停車車両である可能性の高さを示す停車評価値として算出する停車評価部と、
    前記車両が走行していない場合に、停止時間が閾値以上である駐車車両の特徴を示す複数の駐車車両条件の各々に対応付けられたポイントのうち検出された前記車両が満たす駐車車両条件に対応付けられたポイントの合計値を、検出された前記車両が前記駐車車両である可能性の高さを示す駐車評価値として算出する駐車評価部と、
    前記停車評価値と前記駐車評価値とに基づいて、前記車両が停車車両であるか前記駐車車両であるか、を判別する判別部と、
    を備え
    前記複数の停車車両条件または前記複数の駐車車両条件の各々に対応付けられたポイントの値は、前記複数の停車車両条件または前記複数の駐車車両条件の各々の重要度に応じて異なる、
    情報処理システム。
  13. プローブ車両に搭載された撮像装置によって撮像された撮像画像から車両を検出する車両検出ステップと、
    検出された前記車両が走行しているか否かを判断する走行判断ステップと、
    前記車両が走行していない場合に、停止時間が閾値未満である停車車両の特徴を示す複数の停車車両条件の各々に対応付けられたポイントのうち検出された前記車両が満たす停車車両条件に対応付けられたポイントの合計値を、検出された前記車両が前記停車車両である可能性の高さを示す停車評価値として算出する停車評価ステップと、
    前記車両が走行していない場合に、停止時間が閾値以上である駐車車両の特徴を示す複数の駐車車両条件の各々に対応付けられたポイントのうち検出された前記車両が満たす駐車車両条件に対応付けられたポイントの合計値を、検出された前記車両が前記駐車車両である可能性の高さを示す駐車評価値として算出する駐車評価ステップと、
    前記停車評価値と前記駐車評価値とに基づいて、前記車両が停車車両であるか前記駐車車両であるか、を判別する判別ステップと、
    を含み、
    前記複数の停車車両条件または前記複数の駐車車両条件の各々に対応付けられたポイントの値は、前記複数の停車車両条件または前記複数の駐車車両条件の各々の重要度に応じて異なる、
    情報処理方法。
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