JP6566597B1 - モルタル充填式継手 - Google Patents
モルタル充填式継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6566597B1 JP6566597B1 JP2019043550A JP2019043550A JP6566597B1 JP 6566597 B1 JP6566597 B1 JP 6566597B1 JP 2019043550 A JP2019043550 A JP 2019043550A JP 2019043550 A JP2019043550 A JP 2019043550A JP 6566597 B1 JP6566597 B1 JP 6566597B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve joint
- sheath tube
- joint
- sleeve
- precast concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
Description
以下、モルタル充填式継手を本明細書においては、スリーブ継手と表記する。
(2)は、柱脚部のヒンジ領域を現場打ちコンクリートとし、ヒンジ領域をはずれた位置にスリーブ継手1を設けることによって、スリーブ継手1の能力がSA級より低いA級の継手を使用できるようにしたものである。
更に、スリーブ継手の筒体の一端にモルタル注入口、他端に空気排出口が設けてあることを特徴とするスリーブ継手である。
更に、ガイド突起は、スリーブ内壁に等間隔で少なくとも3個設けてあるスリーブ継手である。
前記スリーブ継手の一端、または両端に表面に螺旋溝が形成してあるシース管がスリーブ継手の両端開口部に設けたガイド突起に挿入固定してあり、シース管の先端にはシール用テープが巻き付けてあるスリーブ継手である。
従って、スリーブ継手をプレキャストコンクリート部材の任意の位置に設置することができ、柱のヒンジ領域から外れた位置にスリーブ継手を設置することができる。
また、スリーブ継手を任意の位置に配置することが可能であるので、プレキャストコンクリート部材の単位部材を任意の位置で分割してユニットとすることができるので、運搬車両の能力や、交通法規による大きさの制限に抵触しないようにプレキャストコンクリート部材の分割をすることが可能である。
図1(1)の縦断面図、及び(2)の横断面図に示すように、本発明のスリーブ継手1は、鋳鉄製の筒体10であって、外面はフラット、または突起が形成してある。突起は、長手方向、若しくは周方向またはそれらを組み合わせたものでよい。外径は接続する鉄筋に応じて直径が定められるものであり、長手方向に一定である。
筒体10の肉厚は中央部10aが他の部分より厚くしてあり、従って中央部10aの内径は4〜6mm程度両側の側端部よりも小さなものとなる。
中央部10aを除いた筒体10の内壁には20〜30mmおきに適宜の幅のリング突起8が形成してある。このリング突起8は、筒体10を鋳造するときに一体的に鋳造される。
ストッパー4の横断面図は、図1(2)C−C断面に示すとおりである。
更に、シース管13の先端側にシールテープ(図示しない)を巻き付けて挿入することによって十分なシール性能を得ることができる。
シース管13が挿入固定される筒体10の両端部のリング状突起8aは、筒体10の内方に設けたリング状突起8よりも幅を1.5〜2mm、突出高さを3.5〜4.5mm大きくしてあり、シース管13の挿入によって増加する負荷に耐えられるようにしてあると共にシース管13を筒体に差し込んだときのストッパーとして作用するものである。
図1(2)に示すB−B断面は注入口6の横断面を示すものであり、排出口7も同様の構造である。
筒体10の両端部には軸方向の長さが15mm程度の接続部が設けてあり、この部分の肉厚を他の部分より僅かに厚くしてあり、リング状突起8aの幅を他の部分の突起8よりも2〜3mm厚くして筒体端部の強度を高め、この部分に差し込んだシース管13に接続によって増加する負荷に対応できるようにしてある。
更に、この接続部にはシース管13の表面の螺旋溝に嵌合する突起9が接続部の内壁の周方向に間隔を開けて少なくとも3個設けてある。この場合、筒体10の端部開口側から見ると、固定用の突起9は筒体内壁の周方向に120度の等間隔に配置されている。
シース管13にはダブルの螺旋溝を有するものもあり、使用するシース管の螺旋溝の本数及び螺旋溝の断面形状に合わせて突起9の断面形状が溝の断面に合致するように形成する。
プレキャストコンクリート柱部材Cの上側にプレキャストコンクリート仕口部材Dが設置され、プレキャストコンクリート仕口部材Dの両側にプレキャストコンクリート梁部材B、Bが接続されるようにした構造である。
シース管13がスリーブ継手1の両端部に挿入されて接続固定され、シース管13の端部はプレキャストコンクリート仕口部材Dの端面に位置させてあり、スリーブ継手1は、プレキャストコンクリート柱部材Cの断面の概略中央に位置させてある。プレキャストコンクリート柱部材Cの両側のプレキャストコンクリート梁部材B、Bの鉄筋(図示しない)をプレキャストコンクリート仕口部材Dの端面に位置させたシース管13の開口から挿入してスリーブ継手1の中央に到達させる。グラウトがスリーブ継手1の注入口から注入され、内部の空気をホース12によって外部に排出させ、スリーブ継手1及びシース管13の内部にグラウトで充填する。注入されたグラウトの固化によって鉄筋は強固に接続されることになる。
10 筒体
2、3 鉄筋挿入口
4 ストッパー
6 注入口
7 排出口
8 リング状突起
8a 端部リング状突起
9 ガイド突起
11 突出壁
12 ホース
13 シース管
13a 螺旋溝
B プレキャストコンクリート梁部材
C プレキャストコンクリート柱部材
D プレキャストコンクリート仕口部材
Claims (6)
- 鉄筋接続用のスリーブ継手であって、スリーブ継手の一方の端部、または両端部の開口付近の内壁面に表面に螺旋溝が形成してあるシース管を固定する複数の突起が内周方向に間隔をあけて配設してあるスリーブ継手。
- 請求項1において、ガイド突起は内壁面に螺旋に沿って間隔をあけて配設してあるスリーブ継手。
- 請求項1または2において、ガイド突起は、スリーブ継手の内壁面に少なくとも3個が周方向に等間隔に設けてあるスリーブ継手。
- 請求項1〜3のいずれかにおいて、スリーブ継手の端部近傍にグラウト注入口または排出口が設けてあるスリーブ継手。
- 請求項1〜4のいずれかのスリーブ継手の一端または両端の鉄筋挿入口に、表面に螺旋溝が形成されたシース管がスリーブ継手の内壁面に設けた突起に嵌合するように挿入されて相互に移動しないように固定してあるシース管を連結したスリーブ継手。
- 請求項5において、シース管の先端部表面にはシール用テープが巻き付けて挿入してあるシース管を連結したスリーブ継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019043550A JP6566597B1 (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | モルタル充填式継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019043550A JP6566597B1 (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | モルタル充填式継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6566597B1 true JP6566597B1 (ja) | 2019-08-28 |
JP2020147904A JP2020147904A (ja) | 2020-09-17 |
Family
ID=67766645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019043550A Active JP6566597B1 (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | モルタル充填式継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6566597B1 (ja) |
-
2019
- 2019-03-11 JP JP2019043550A patent/JP6566597B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020147904A (ja) | 2020-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101104212B1 (ko) | 프리스트레스 강선 정착 장치 | |
US6851245B1 (en) | Mortar-filled type reinforcing bar joint | |
JP6566597B1 (ja) | モルタル充填式継手 | |
JP6590571B2 (ja) | プレキャストコンクリート梁端部の接合構造及びプレキャストコンクリート梁柱架構 | |
JP2010037828A (ja) | グラウト充填式鉄筋継手 | |
JP6894303B2 (ja) | 鉄筋の接合構造および鉄筋の接合方法 | |
JP7178210B2 (ja) | コンクリート部材の接合構造及びコンクリート構造体 | |
JP5495962B2 (ja) | せん断補強筋支持機能付きの機械式鉄筋継手および配筋構造 | |
CN219067798U (zh) | 一种线盒、组件、预制墙体 | |
JP7254289B2 (ja) | コンクリート製プレキャスト床版の継手構造及びコンクリート製プレキャスト部材の継手構造 | |
JPS5817918A (ja) | 連続地中壁と躯体壁との接合工法 | |
JP7005877B2 (ja) | 柱梁接合部構造 | |
JP4329628B2 (ja) | 一対の鋼管のコンクリート接合構造 | |
KR102106107B1 (ko) | 갱폼용 간격유지장치 | |
JPS637452A (ja) | モルタル充填式鉄筋継手スリ−ブ | |
JPH07259255A (ja) | 鉄筋およびそれを用いたrc・src構造物 | |
JP2007009609A (ja) | 鉄筋コンクリート造の柱梁接合部における配筋構造 | |
JP2023134818A (ja) | 柱の接合構造及び柱の構築方法 | |
JP2023170197A (ja) | プレキャスト梁接合構造 | |
JP2023028791A (ja) | 柱接合構造 | |
JPH08120831A (ja) | 鉄筋用継手 | |
JP4352947B2 (ja) | プレキャストコンクリート柱梁の接合構造 | |
JP4010552B2 (ja) | 鉄筋継手部の構造 | |
JP2023110856A (ja) | 建造物の基礎構造 | |
KR101172368B1 (ko) | 소켓식 콘크리트관용 보강재 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190422 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190425 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190425 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190507 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6566597 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |