JP6565664B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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本発明は、レンタカー用の車両の盗難を防止する車両盗難防止装置に関する。
レンタカーシステムやカーシェアリングシステム等に使用される車両は、盗難に対して有効な対策を実施することができなかった。例えばレンタカーの盗難としては、レンタルした本人が車両を盗む場合と、レンタル中の車両を本人以外の第三者が盗む場合とがある。本人が盗む場合に、レンタル時に必要な免許証等の情報が偽であったときには、犯人を追跡することが困難であった。また、第三者が盗む場合も、犯人を追跡することが困難であった。更に、第三者が盗む場合には、レンタルした利用者が責任を負わなければならないことがあり、その場合、賠償金の支払いなどで利用者の負担が大きいことがあった。
特開2002−234420号公報
車両の盗難対策の一例として、モバイル型の位置情報発信機、例えばGPS発信機を車両に搭載させる構成が実現されている。しかし、この構成の場合、ある程度の時間が経過すると、位置情報発信機の電池が切れてしまうため、車両の追跡ができなくなったり、犯人によってGPS発信機が破棄されてしまうおそれもあった。また、位置情報発信機からの電波が届かないところに逃げられると、車両の追跡が困難であった。
また、特許文献1には、イグニッションスイッチに、レンタル利用期間が終了したらエンジン始動を不能とするハードウエア回路を組み込む構成が記載されている。この構成によれば、レンタル利用期間が終了すると、エンジン始動が不能になるから、車両は逃走できなくなり、車両の追跡容易になる。しかし、特許文献1の構成では、特別なハードウエア回路を組み込む必要があるので、製造コストが高くなると共に、仕様変更等を実施したくても、変更が困難且つ面倒であるという課題があった。
本発明の目的は、車両が盗難されたときに、犯人による車両の逃走を極力防止できて、車両を容易に追跡することができる車両盗難防止装置を提供することにある。
請求項1の発明は、レンタカーシステム(1)またはカーシェアリングシステムで使用される車両に設けられる車両盗難防止装置(3)であって、レンタル利用期間が過ぎたか否かを判断する判断部(14)と、エンジンまたはモータをオフ状態にロックする、あるいは、変速装置のシフト位置をパーキング位置にロックするロック部(12)と、前記レンタル利用期間が過ぎたときに、ロック部(12)を動作させて車両をロック状態にする制御部(14)とを備え、前記制御部は、車両が盗難されたときにセンター(2)から送信されたレンタルを強制的に終了させるための情報を受信したときに、前記レンタル利用期間をゼロに書き換えるように構成されたものである。
本発明の第1実施形態を示すもので、レンタカーシステムの全体概略構成を示すブロック図 イグニッションスイッチのオフ時の制御のフローチャート イグニッションスイッチのオン時の制御のフローチャート レンタル開始時の制御のフローチャート レンタル終了時の制御のフローチャート 車両盗難時の制御のフローチャート
以下、本発明をレンタカーシステムに適用した第1実施形態について、図1ないし図6を参照して説明する。本実施形態のレンタカーシステム1は、図1に示すように、レンタカーシステム1のセンターに配置された管理装置2と、レンタカーシステム1で使用される複数の車両にそれぞれ搭載された車載装置3とから構成されている。
管理装置2は、管理部4と、通信部5と、入力部6と、出力部7と、記憶部8とを備えている。管理部4は、レンタカーシステム1で使用される複数の車両の貸出状況や運行状況等をそれぞれ管理する機能を有する。通信部5は、例えば携帯電話網等の無線通信網9を介して車両に搭載された車載装置3と通信する機能を有し、管理部4からの送信情報を車載装置3へ送信し、車載装置3から送信された情報を受信し、受信情報を管理部4へ送信する。入力部6は、キーボードやマウス等で構成されており、入力情報を管理部4へ送信する。出力部7は、表示装置やプリンタ等で構成されており、管理部4からの出力情報を表示したり印刷したりする。
記憶部8は、ROM、RAM、フラッシュメモリやハードディスク等で構成されており、制御プログラムや種々のデータが記憶されている。また、記憶部8には、車両データベース9が記憶されている。車両データベース9には、貸し出す車両の情報(即ち、貸出車両情報)として、車両ナンバー、貸出時間(即ち、レンタル利用期間)、車両の現在位置等の各情報と、車両を借り出すユーザの本人情報(即ち、貸出者情報)として、氏名、生年月日、銀行の口座番号、クレジットカードの番号、自動車運転免許証の番号等の各情報とが格納されている。管理部4は、記憶部8内のデータを読み出したり、データを記憶部8内へ書き込んだりすることが可能な構成となっている。
一方、車載装置3は、通信モジュール10と、GPS情報取得モジュール11と、動力制御ユニット12と、表示入力ECU13と、利用継続判定ユニット14とを備えている。各モジュール10、11、各ユニット12、14は、それぞれ例えばECU(Electronic Control Unit)で構成されている。
通信モジュール10は、例えば携帯電話網等の無線通信網9を介してセンターの管理装置2と通信する機能を有し、利用継続判定ユニット14からの送信情報を管理装置2へ送信し、管理装置2から送信された情報を受信し、受信情報を利用継続判定ユニット14へ送信する。
GPS情報取得モジュール11は、例えばGPS受信機で構成されており、車両の現在位置を検出し、検出した車両の現在位置の情報を利用継続判定ユニット14へ送信する。動力制御ユニット12は、利用継続判定ユニット14からのエンジン駆動停止信号を受信すると、車両のエンジンの駆動を停止する機能を有する。動力制御ユニット12によりエンジンの駆動が停止されると、車両のイグニッションスイッチをオン操作しても、エンジンを始動することができない構成となっている。動力制御ユニット12は、ロック部としての機能を有する。
表示入力ECU13は、表示装置と、表示装置の画面に設けられたタッチパネルと、表示装置の外周部に設けられた種々のスイッチとから構成されている。この表示入力ECU13は、利用継続判定ユニット14からの出力情報を表示装置に表示したり、タッチパネルや種々のスイッチにより入力された情報を利用継続判定ユニット14へ送信したりする。
利用継続判定ユニット14は、車両のレンタル利用期間(即ち、貸出時間)が過ぎたか否かを判断し、レンタル利用期間が過ぎた状態であるときに、イグニッションスイッチをオフする操作が行われた場合、レンタル利用期間が更新されるまで、エンジン駆動停止信号(即ち、車両ロック指示信号)を動力制御ユニット12へ送信し、エンジンの駆動を停止する機能を有する。これにより、車両のレンタル利用期間が過ぎると、車両を動かすことができなくなるように構成されている。利用継続判定ユニット14は、判断部及び制御部としての機能を有する。尚、利用継続判定ユニット14と、通信モジュール10、GPS情報取得モジュール11、動力制御ユニット12または表示入力ECU13との各間の通信は、例えば車載LAN等を介して実行されるように構成されている。また、利用継続判定ユニット14は、イグニッションスイッチ信号を直接入力する、または、車載LAN等を介して入力するように構成されている。
次に、上記した構成の車載装置3の動作について、図2、図3の各フローチャートを参照して説明する。尚、図2のフローチャートは、利用継続判定ユニット14の制御のうちの、イグニッションスイッチがオフされたときに実行される制御、即ち、IGOFF制御の内容を示す。また、図3のフローチャートは、利用継続判定ユニット14の制御のうちの、イグニッションスイッチがオンされたときに実行される制御、即ち、IGON制御の内容を示す。
まず、図2のステップS10においては、利用継続判定ユニット14は、イグニッションスイッチ信号に基づいてイグニッションスイッチ(即ち、IGスイッチ)のオフを検出する。続いて、ステップS20へ進み、利用継続判定ユニット14は、レンタル利用期間が過ぎているか否かを判断する。尚、レンタル利用期間等の貸出車両情報や貸出者情報等のデータは、車両のレンタルを開始するときにセンターの管理装置2から車載装置3へ送信しておくと共に、利用継続判定ユニット14内のメモリに記憶しておくように構成されている。
上記ステップS20において、レンタル利用期間が過ぎていないときには、「NO」へ進み、このIGOFF制御を終了する。上記ステップS20において、レンタル利用期間が過ぎているときには、ステップS30へ進み、利用継続判定ユニット14は、車両のレンタル利用期間を延長するか否かをユーザに問い合せる。この場合、表示入力ECU13の表示装置に「車両の利用を延長しますか?」のメッセージを表示し、ユーザの応答を待つ。
上記ステップS30において、ユーザにより車両の利用を延長する旨の応答がなされなかったときには、ステップS60へ進み、利用継続判定ユニット14は、エンジン駆動停止信号を動力制御ユニット12へ送信し、エンジンの駆動を停止させて始動できないようにロックする、即ち、車両をロック状態にする。この場合、利用継続判定ユニット14は、車両ロック状態にしたことを示す情報を内部のメモリに記憶する。
そして、ステップS70へ進み、利用継続判定ユニット14は、車両の現在位置情報と、車両ロック状態にしたことを示す情報とを、通信モジュール10を介してセンターの管理装置2へ送信し、このIGOFF制御を終了する。尚、利用継続判定ユニット14は、車両の現在位置情報をGPS情報取得モジュール11から設定時間毎(例えば数秒毎)に、または、イグニッションスイッチのオフを検出したときに受信するように構成されている。
一方、上記ステップS30において、ユーザにより車両の利用を延長する旨の応答がなされたときには、ステップS40へ進み、利用延長手続きを実行する。この場合、利用継続判定ユニット14は、表示入力ECU13を介してユーザに本人確認情報(例えば氏名、生年月日、運転免許証の番号等の情報)を入力させ、入力した情報と前記貸出者情報を照合し、両者が一致したときに、利用延長時間または利用延長期間を入力させる構成としている。尚、入力した情報と前記貸出者情報とが一致しなかったときには、本人確認情報を再入力させることが好ましい。そして、本人確認情報を再入力させても、一致しないときには、ステップS60へ進み、車両をロック状態にするように構成されている。
上記ステップS40の利用延長手続きが完了したら、ステップS50へ進み、入力した利用延長時間だけレンタル利用期間を延長(即ち、利用延長時間で更新)する。これにより、このIGOFF制御を終了する。
次に、図3を参照して、イグニッションスイッチがオンされたときに実行されるIGON制御について説明する。図3のステップS110においては、利用継続判定ユニット14は、イグニッションスイッチ信号に基づいてイグニッションスイッチ(即ち、IGスイッチ)のオンを検出する。続いて、ステップS120へ進み、利用継続判定ユニット14は、内部のメモリに記憶している情報に基づいて車両がロック状態であるか否かを判断する。
ここで、車両がロック状態で無いときには、ステップS160へ進み、利用継続判定ユニット14は、ロック解除指示信号、即ち、エンジンオン信号を動力制御ユニット12へ送信し、動力制御ユニット12はエンジンの始動を受付可能な状態にする。この場合、ユーザによりイグニッションスイッチがオンされているので、エンジンが始動される。これにより、このIGON制御を終了する。
また、上記ステップS120において、車両がロック状態であるときには、ステップS130へ進み、利用継続判定ユニット14は、車両の利用を延長するか否かをユーザに問い合せる。この場合、表示入力ECU13の表示装置に「車両の利用を延長しますか?」のメッセージを表示し、ユーザの応答を待つ。
上記ステップS130において、ユーザにより車両の利用を延長する旨の応答がなされなかったときには、「NO」へ進み、車両ロック状態のままで、このIGON制御を終了する。この場合は、ユーザがイグニッションスイッチをオン操作しても、エンジンを始動することができない。
一方、上記ステップS130において、ユーザにより車両の利用を延長する旨の応答がなされたときには、ステップS140へ進み、利用延長手続きを実行する。この場合、利用継続判定ユニット14は、表示入力ECU13を介してユーザに本人確認情報(例えば氏名、生年月日、運転免許証の番号等の情報)を入力させ、入力した情報と前記貸出者情報を照合し、両者が一致したときに、利用延長時間または利用延長期間を入力させる。尚、入力した情報と前記貸出者情報とが一致しなかったときには、本人確認情報を再入力させることが好ましい。そして、本人確認情報を再入力させても、一致しないときには、車両ロック状態のままで、このIGON制御を終了する。この場合は、ユーザがイグニッションスイッチをオン操作しても、エンジンを始動することができない。
上記ステップS140の利用延長手続きが完了したら、ステップS150へ進み、入力した利用延長時間だけレンタル利用期間を延長(即ち、利用延長時間で更新)する。続いて、ステップS160へ進み、利用継続判定ユニット14は、ロック解除指示信号、即ち、エンジンオン信号を動力制御ユニット12へ送信し、動力制御ユニット12はエンジンを始動受付可能な状態にする。この場合、ユーザによりイグニッションスイッチがオンされているので、エンジンが始動される。これにより、このIGON制御を終了する。
また、利用継続判定ユニット14は、GPS情報取得モジュール11から設定時間毎(例えば数秒毎)に受信した車両の現在位置情報を内部のメモリに記憶すると共に、所定時間毎(例えば10分が経過する毎)に、または、イグニッションスイッチがオフされたときに、または、レンタル利用期間が過ぎたときに、車両の現在位置情報を通信モジュール10を介してセンターの管理装置2へ送信するように構成されている。管理装置2の管理部4は、車載装置3からの車両の現在位置情報を受信すると、受信した車両の現在位置情報を記憶部8の車両データベース9内の該当する車両の貸出車両情報の最新の現在位置情報として記憶して蓄積するように構成されている。この場合、車両の現在位置情報は、最新のものからある程度古い情報まで蓄積して記憶するように構成されている。この構成によれば、車両がセンターの管理装置2と通信できない領域に入って行ったとしても、通信可能であった最後の地点の位置がわかる。従って、逃走した車両の追跡が容易になる。
また、利用継続判定ユニット14は、レンタル利用期間の終了の設定時間前例えば1時間前になったときに、表示入力ECU13に「レンタル終了の1時間前です」の警告メッセージを表示するように構成されている。これにより、ユーザは、レンタル利用期間の終了時刻等を速やかに認識することができる。
次に、センターの管理装置2にて実行されるレンタル開始時の処理、レンタル終了時の処理及び車両盗難時の処理について、図4、図5及び図6を参照して説明する。図4のフローチャートは、管理装置2の制御の中のレンタル開始時の処理の制御内容を示す。図5のフローチャートは、管理装置2の制御の中のレンタル終了時の処理の制御内容を示す。図6のフローチャートは、管理装置2の制御の中の車両盗難時の処理の制御内容を示す。
まず、レンタル開始する場合、図4のステップS210において、車両をレンタルするユーザのユーザ情報(即ち、レンタル者情報)が車両データベース9に未登録であるか否かを判断する。ここで、未登録である場合、ステップS220へ進み、ユーザ情報、例えば氏名、生年月日、銀行の口座番号、クレジットカードの番号、自動車運転免許証の番号等の各情報を車両データベース9に登録する。この場合、ユーザ情報は、センターの管理装置2で一元管理するので、ユーザがレンタカーの店舗で車両を借りる場合には、ユーザ情報を店舗の端末からセンターの管理装置2へ送信して車両データベース9に登録するように構成されている。尚、レンタカーの複数の店舗の各端末と、センターの管理装置2との間は、インターネット等の通信網を介して通信可能な構成となっている。
続いて、ステップS230へ進み、ユーザの認証を行なう。この場合、ユーザがレンタカーを借りられる人物であるか否かの判定をレンタカーの店舗にて、係員が実施し、認証できた(即ち、ユーザがレンタカーを借りられる人物であった)場合、認証結果を店舗の端末からセンターの管理装置2へ送信して車両データベース9に登録するように構成されている。尚、認証できなかった(即ち、ユーザがレンタカーを借りられる人物でなかった)場合には、ユーザへの貸し出しを止め、本制御を終了する。また、カーシェアリングシステムの場合には、ユーザ認証は、予めユーザに配布しておいた認証用のICカードに基づいて自動的に実施することができる。
そして、上記ユーザ認証ができた場合、ステップS240へ進み、レンタル開始処理を実行する。この場合、店舗では、ユーザに車両を貸し出すと共に、貸し出した車両の情報(即ち、貸出車両情報、例えば車両ナンバー、貸出時間(即ち、レンタル利用期間)、車両の現在位置等の各情報)と、利用開始を示す情報とを、店舗の端末からセンターの管理装置2へ送信して車両データベース9に登録するように構成されている。尚、ユーザの携帯端末において、ユーザが利用開始操作(例えば利用開始ボタンの操作)を行なうように構成しても良く、この構成の場合には、利用開始を示す情報を、ユーザの携帯端末からセンターの管理装置2へ送信するように構成することが好ましい。そして、センターの管理装置2は、前記利用開始を示す情報と前記貸出車両情報と前記ユーザ情報を、貸し出した車両の車載装置3へ送信するように構成されている。これにより、本制御を終了する。
次に、レンタル終了時の処理について、図5に従って説明する。図5のステップS310において、ユーザによる車両の返還を店舗にて受付ける。続いて、ステップS320へ進み、レンタル終了処理を実行する。この場合、ユーザが車両を店舗に返還したこと、即ち、レンタルが終了したことを示す旨の連絡の情報を、店舗の端末からセンターの管理装置2へ送信する。また、店舗においては、ユーザと係員との間で、車両の利用料金等の精算を現金またはクレジットカード等で実施する。尚、ユーザの精算情報も、店舗の端末からセンターの管理装置2へ送信されるように構成されている。また、カーシェアリングシステムの場合には、予め登録されているユーザのクレジットカードによる決済が自動的に実施されるように構成することが好ましい。これにより、本制御を終了する。
次に、車両盗難時の処理について、図6に従って説明する。図6のステップS410において、ユーザから電話等により、センターまたは店舗の係員が、車両が盗難された旨の連絡を受け付ける。この場合、上記連絡を受け付けたセンターの係員は、管理装置2の入力部6を操作して、盗難された車両の貸出車両情報に対して、盗難された旨の情報を書き込む。また、上記連絡を受け付けた店舗の係員は、盗難された車両の情報を、店舗の端末からセンターの管理装置2へ送信する。これにより、管理装置2は、盗難された車両の貸出車両情報に対して、盗難された旨の情報を書き込む。
続いて、ステップS420へ進み、管理装置2の管理部4は、盗難された車両のレンタル(即ち、貸し出し)を強制的に終了させる処理を実行する。この場合、例えば、管理部4は、盗難された車両の貸出車両情報の中のレンタル利用時間(即ち、貸出時間)をゼロに書き換えると共に、ゼロに書き換えたレンタル利用時間を車載装置3へ送信するように構成されている。そして、ゼロに書き換えられたレンタル利用時間を受信した車載装置3は、利用継続判定ユニット14の内部のメモリに記憶されている貸出情報の中のレンタル利用時間をゼロに書き換える。これにより、本制御を終了する。尚、ゼロに書き換えられたレンタル利用時間を受信した車載装置3は、図2または図3の制御を実行することにより、車両をロック状態にし、犯人による車両の継続使用を阻止するように構成されている。この場合、犯人は、本人確認情報を入力できないので、レンタル利用期間を延長することができない。
上記した構成の本実施形態によれば、車載装置3の利用継続判定ユニット14によって、レンタル利用期間が過ぎたか否かを判断し、レンタル利用期間が過ぎたときに、車両をロック状態にするように構成したので、車両が盗難されたときに、犯人による車両の逃走を極力防止できて、車両を容易に追跡することができる。従って、盗まれた車両を発見し易くなる。
また、本実施形態においては、利用継続判定ユニット14によって、レンタル利用期間が過ぎた状態であるときに、イグニッションスイッチをオフする操作が行われた場合に、車両をロック状態にするように構成したので、車両を安全な状態、安全な位置(例えば駐車場や路肩等)で停止させることができる。これは、イグニッションスイッチをオフする操作は、車両が安全な状態になったり、車両の位置が安全な位置になったりしたときに、行われるためである。
また、上記実施形態では、レンタル利用期間を延長可能なように構成したので、正規のユーザであれば、レンタル利用期間終了後も、車両を動かすことができ、使い勝手が良くなる。
また、上記実施形態では、利用継続判定ユニット14によって、レンタル利用期間の終了の設定時間前例えば1時間前になったときに、表示入力ECU13に「レンタル終了の1時間前です」の警告メッセージを表示するように構成した。これにより、ユーザは、レンタル利用期間の終了時刻等を速やかに認識することができるから、車両の返却や、レンタル利用期間の延長等を行なうことができる。
また、上記実施形態では、利用継続判定ユニット14によって、車両の現在位置情報を、所定時間毎(例えば10分が経過する毎)に、または、イグニッションスイッチがオフされたときに、または、レンタル利用期間が過ぎたときに、車両の現在位置情報を通信モジュール10を介してセンターの管理装置2へ送信するように構成したので、車両がロックされたときの車両の位置がわかることから、盗難された車両の発見に役立てることができる。
また、上記実施形態では、利用継続判定ユニット14の制御機能を、プログラム、即ち、ソフトウエアによって実現しているので、製造コストが安くなると共に、仕様変更等に簡単且つ速やかに対応することができる。また、上記実施形態では、車両盗難防止装置を車載装置3で構成したので、従来構成の位置情報発信機とはことなり、電池切れの心配がなくなる。また、電波の届かない場所へ逃げられた場合でもレンタル利用期間が終了すれば、車両がロックされて、車両を動かせない状態になるので、車両の追跡を実行し易くなる。
尚、上記した実施形態では、本発明をレンタカーシステム1に適用したが、これに限られるものではなく、カーシェアリングシステムに適用しても良い。また、上記実施形態では、動力制御ユニット12によって、イグニッションスイッチがオン操作されても、エンジンを始動することができないように構成することにより、車両をロック状態にする構成としたが、これに限られるものではなく、例えば車両の変速装置のシフトレバーの位置を制御するシフトレバーECUを備えた車両の場合には、シフトレバーECUによって車両のロック状態を実現するように構成しても良い。この場合、利用継続判定ユニット14から車両ロック指示信号がシフトレバーECUへ送信された場合、シフトレバーECUは、変速装置のシフトレバーの位置をパーキング位置にロックするように構成することが好ましい。シフトレバーECUにより、変速装置のシフトレバーの位置がパーキング位置にロックされると、犯人がシフトレバーを操作しても、シフトレバーの位置がパーキング位置から他の位置へ変わることがないようになっている。
また、上記実施形態では、本発明をエンジン車両に適用したが、電気自動車やハイブリッド自動車等に適用しても良い。このように構成した場合、動力制御ユニット12として、車両のモータを制御するもの、または、車両のモータ及びエンジンを制御するものを用いるように構成すれば良い。
図面中、1はレンタカーシステム、2は管理装置、3は車載装置、4は管理部、5は通信部、8は記憶部、9は車両データベース、10は通信モジュール、11はGPS情報取得モジュール、12は動力制御ユニット(ロック部)、14は利用継続判定ユニット(判断部、制御部)である。

Claims (5)

  1. レンタカーシステム(1)またはカーシェアリングシステムで使用される車両に設けられる車両盗難防止装置(3)であって、
    レンタル利用期間が過ぎたか否かを判断する判断部(14)と、
    エンジンまたはモータをオフ状態にロックする、あるいは、変速装置のシフト位置をパーキング位置にロックするロック部(12)と、
    前記レンタル利用期間が過ぎたときに、前記ロック部(12)を動作させて車両をロック状態にする制御部(14)とを備え、
    前記制御部は、車両が盗難されたときにセンター(2)から送信されたレンタルを強制的に終了させるための情報を受信したときに、前記レンタル利用期間をゼロに書き換えるように構成された車両盗難防止装置。
  2. 前記制御部(14)は、イグニッションスイッチがオフされたとき、且つ、前記レンタル利用期間が過ぎたときに、前記ロック部(12)を動作させて車両をロック状態にするように構成されている請求項1記載の車両盗難防止装置。
  3. 前記制御部(14)は、前記レンタル利用期間が過ぎたときに、前記レンタル利用期間を延長することが可能なように構成されている請求項1または2記載の車両盗難防止装置。
  4. 前記制御部(14)は、前記レンタル利用期間の終了時点から設定時間前に、前記レンタル利用期間の終了が近づいていることを報知するように構成されている請求項1から3のいずれか一項記載の車両盗難防止装置。
  5. 前記制御部(14)は、所定時間経過する毎に、または、前記レンタル利用期間が過ぎたときに、車両の現在位置の情報をセンター(2)へ送信するように構成されている請求項1から4のいずれか一項記載の車両盗難防止装置。
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